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クリスマス前なので、ケストナーの『飛ぶ教室』を読む。すごく好きだった作品なのだけど、すっかりストーリーは忘れてしまっていて、その忘れっぷりにわれながらびっくり。一昨日は今年最後の同行録音の日で、往復の電車の中で読んだ。ストーリーを忘れていたわりには、全体の雰囲気はとても懐かしくて、読み始めた直後からうるうるしてしまって、電車の中でちょっと変な人。『飛ぶ教室』は幾つか訳が出ているが、読んだのは岩波のケストナー全集の高橋健二のもの。懐かしい。そこに「ふしん場」という単語が出てくる。これはわからなかった。普請、ですな。「普請」は、「建設」とか「公共工事」に取って代わられてしまって、かなり廃れている言葉。言葉というか、昔の普請というスタイルの工事と今の公共工事は違うものだろう。普(あまね)く 請(こ)う ね。こっちの訓読みもピンと来ないものね。そういえば、「請」はふつうセイと読む。「請求」「請願」。シンと読む熟語はほかにあるかな。一個だけ見つかった。「朝参暮請(ちょうさんぼしん)」。ネットでわかる範囲では、高橋健二訳の初版は実業之日本社から昭和25年に出ているものらしい。終戦直後には、工事現場のことを普請場と呼ぶのが普通だった、のかも。いまや「安普請」という言葉でしか残っていない言葉。ストーリーのほうは紛れもなくケストナー作品のなかの傑作で、これをどうやったら小学生に紹介できるか、思案中。
2009年12月22日
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だいたいが新聞表記程度の字を書くことにしていますが、特に常用漢字の枠はあんまり気にしていない。新聞でどうしても表外字、表外音訓の字を使おうとすると、初出だけ括弧で平仮名をくっつけたりします。この括弧書き、いかにも難しい漢字だったらいいんですよ。「脊髄(せきずい)」とか、「鼎談(ていだん)」とかね。でも、何となく「表外字、表外音訓は読めませんよね、みなさん」って言っているみたいで、ちょっといやらしい。高校の進学率は96%ぐらいですか?そして、高校卒業って漢検2級程度なんですよね。もちろん常用漢字の枠って結構目安になりますし、漢字多様の文章は鼻につく。常用漢字を基準に書かれている文章が読みやすいと思いますが、そのとき話題の専門用語ぐらいは枠を気にせず使いたい。武道の話で「けいこ」ってどうなの? そりゃ「稽古」でしょうと思うわけです。さて、今回は工芸家の話で「わん」が出てきました。これは新聞だったら「おわん」「茶わん」「汁わん」となります。出た、交ぜ書き!「わん」って、「碗」と「椀」があるんですよ。変換すると「茶碗」「汁椀」と出てくる。へんを見れば想像がつくように、陶磁器製だったら「碗」、木製だったら「椀」と書き分けます。ちなみにもっと厳密に書き分けると、金物の場合は「鋺」を使うんだって。へー知らなんだ。じゃプラスチックのおわんはどうするのよ?工芸関係のサイトを見ていると、「碗」と「椀」、ちゃんと使い分けてますねえ。やっぱ専門家はご存じですし、仮名書きもしていません。ということで、今回は「碗」と「椀」採用。話の内容だけでは陶磁器製か木製かわからない場合もありますね。そういう場合はどうしましょう。うーん、仮名書きかな。
2009年12月10日
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