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「やるべきことを先にやってから読みなさい」これ、宿題やらずに漫画を読んでいる娘に、私がよく言うセリフ。でもでも~、「今、読みたい」っていうこと、ありますよね。あとで「ぎゃー、終わらないー!」って言いながら「やるべきこと」をバタバタ片付けなければいけなくなると、わかっちゃいるんだけど、読んじゃう。うちの娘さんも、わかっちゃいるんだろうなあ。図書館で借りていたけれど、忙しくて忙しくて、返却期限がとっくに切れてしまっていた上橋菜穂子さんのデビュー作「精霊の木 」を一気に読んでしまいました。読み始めたら、止められない。あとで、「ぎゃー!」と言いながら夜なべしてピーマンの袋詰め作業をしなければなりませんでしたけど。これが、デビュー作とは…。大学院生時代に、書かれたそうですよ。いやはや、よく書けてます。環境破壊で地球に住めなくなった人類は、宇宙に出ます。宇宙に出た人類は、スペースコロニーで暮らすようになるが、やっぱり「星」に住みたい!ということで、いろんな星を開拓して移住するようになりました。開拓とは、その星に住んでいた先住民族を排除すること。けれど、その排除の歴史は、政府によって巧妙に隠されてきた。彼らが未開で弱い民族だったから自然に滅びてしまったのだと、思われるように滅ぼしたのです。主人公のシンと従妹のリシアが暮らすナイラ星の先住民「ロシュナール」も、滅んでしまいました。ある日、リシアがロシュナールの持っていた「時の夢見師」の力に目覚めます…。「アバター」っていう映画がありましたよね。上橋さんから影響受けてる?と思っちゃうところがありますよ。政府がロシュナールを滅ぼすのに使った巧妙な手、それが「精霊の木」を焼くこと。ロシュナールは、精霊の木から精霊を受けて大人になる。精霊とのつながりがあってこそ、本当の生を生きられる。だから「精霊の木」を焼かれ、精霊と出会えなくなった若者たちが、次々と自殺していってしまったのです。映画の「アバター」でも、先住民たちが侵略者から命がけで守っていた木がありました。「魂の木」だったかな。高いテクノロジーを使って侵略する人類に対して、未開で素朴な先住民たち。先住民はやっぱり、精霊たちとのつながりを大切にしていました。「アバター」の先住民たちは、恐竜みたいな生き物に乗って空を飛ぶんですけど、その生き物との出会いっていうのが、とっても儀式的なんですよね。自分のパートナーとの出会い…。何か運命的な…。「精霊の木」のロシュナールと精霊の出会いも、まったくそのように描かれています。文化人類学、とりわけ先住民の歴史を学んでいる人が書くと、自然、こういうお話になってしまうのかもしれませんね。アメリカインディアンや、アボリジニの歴史が、本当にそのようであったのだから。それが、上橋さん流になると、上橋さんが10代の頃に大好きだったという「ガンダム」や、アリソン・アトリーの「時の旅人」のエッセンスが出ていて、すごく面白かったです。こういうところが、やっぱりデビュー作なのかな~。上橋節がまだ完成してないというか、ね。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.09.30
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栗の美味しい季節です!激しくインドア派のうちの娘さんが、珍しくちょこちょこ外へ出て行って、何をしているのかと思ったら、栗を拾ってました わが家の前の道沿いに生えている栗の木さんからの秋の恵み。栗ご飯にしましたよ。 栗、贅沢づかいデスこの季節、さつま芋、里芋、きのこ、などなど、おいしいものがたくさん。だけど、この季節を感じるのは、味覚だけじゃありませんよね。なんといっても、金木犀のこの香り!金木犀って不思議です。ある日、ある瞬間、突然、その香りに気づかされる。昨日までは香ってなかったのに…、と。今日は雨ですけれど、空気の中は、金木犀の香りでいっぱいです。わが家のひとつ上のお宅の傍らに生えている金木犀さんからの恵み。この木がまた、大きいんですよね~。今度、写真を撮ってきます人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.09.28
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さ~あ! 今年も、いたばし国際絵本翻訳コンクールの季節がやってまいりました~!!申し込み料の振り込みが済み、先日、課題図書が届きましたョ。あ~! 課題図書を最初に開くときの、このドキドキ、ワクワク!!今年の日英部門の(日伊部門もあります)課題図書は、「Stop, Thief!」(作/Heather Tekavec)。物語の主役は、農園で飼われているワンちゃんです。「近頃、農園の作物を盗むどろぼうがいるようだから捕まえておくれ」こう飼い主に頼まれ、大張りきり。ってなお話。舞台は農園!ちょっと~! 私に向いてるんじゃな~い?昨年、命がけ(と自分では思い込んでいた)で作り上げ、絶対に大賞を獲る!と意気込んで投函した訳文が、2次選考も通らず、ショックで目まいがしたこのコンクール。今年も、同じ気持ちで、いえいえ、さらに気合を入れて臨みます!ちなみに、昨年度の作品「たびネコさん ぐるりヨーロッパ街歩き」(作/ケイト・バンクス 絵/ローレン・カスティーヨ 訳/住吉千夏子)が、大賞受賞者の訳で、この秋出版されました。く~ヨーロッパ周遊の旅に出かけるイタリア人ファミリーといっしょに、黒ネコちゃんが旅をするお話。ローマ、マルセイユ、パリ、ロンドン、アムステルダム、ミュンヘン、ベニス…。(だったと思う)リズミカルな文章と、色調を抑えたシックな絵がとっても魅力的な絵本です。訳したかった~!まだ大賞の方の訳は読んでいませんけれど、タイトルを見ただけでも、私とは方向が違っているな~という感じ。住吉さんは、ドイツ在住だそうです。私、佐賀市富士町在住…。うん、やっぱり今年の農園舞台に賭けるぞというわけで、なかなか更新できないこのブログですが、さらに更新頻度が落ちるかと思われます。収量が減ってきているとはいえ、まだまだ、ピーマンもナスも大絶賛発売中ですし、稲刈りも間近に迫っております。無理しない主義は、もうやめました。荒川弘さんの「寝なきゃいいじゃん」(「百姓貴族」より)を見習って、頑張りま~す!人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2016.09.12
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