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メルヒェン(ドイツの児童文学)昨日は月末の第5土曜日だったので、かしの木文庫のおはなし会はお休みで、本の整理をしました。本の整理日は、文庫の蔵書をじっくりとチェックできるいい機会です。普段は目につかない掘り出しモノが見つかることもあります。今回は、先輩がゲーテの「メルヒェン」を見つけて、私に薦めてくれました。その存在は知っていたものの、難しそうと思い込み、素通りしてきたゲーテの「メルヒェン」です。読んでよかった!そこには、光があふれていました。難しいことは何も書かれていませんでした。思考を使わず、物語を心に思い描いていけば、ただただ精神の栄養になってくれる…そういうものでした。ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」の重要なモチーフである尾をくわえて輪を描く蛇に、この物語の中で出会えたことも、とても大きな喜びでした。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★ドイツの児童文学へ
2011.01.30
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川をくだる小人たち(イギリスの児童文学)田舎で自然に囲まれて暮らしたい。問題はどうやって生計を立てるかです。スタジオジブリの映画「借りぐらしのアリエッティ」の原作第3巻「川をくだる小人たち」(作/メアリー・ノートン)を読んでいると、勇気がわいてきます。床下の家を追われたアリエッティたち家族は、厳しい野原での暮らしをへて、いとこたちの住む森番の家に落ち着きました。けれども、彼らの立場はいわば居候。アリエッティの父ポッドも母ホミリーも、ずいぶん窮屈な思いをしていました。アリエッティは、自然でのびのびとした野外の自由な生活が恋しくてたまりません。危険な動物がうようよいて、厳しい寒さに見舞われ、食べる物もろくにない生活であってもです。家族3人が出て行かざるをえない事態になったとき、アリエッティは涙を流して喜びます。そして、こう言います。「だいじょうぶですって――わかってるわ!」いとこたちの家を出たアリエッティたちは、数々の困難に遭遇します。それでも、ポッドはこう言うのです。「わしらのような暮らしではな――あれや、これやのことが起こる――だが、いつもきっと、なんとかやれるって手があるもんだ」そうですとも!ダンナさんが失業したら、私の覚悟はできています。田舎へGO!です。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪ ★イギリスの児童文学へ
2011.01.28
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ムーミン谷の冬(北欧の児童文学)毎日、寒いです。インフルエンザにかかってからというもの、頭痛がしたり、胃が痛かったり、何となく体調のすぐれない日が続いています。何もやる気が起こらず、最低限の家事だけして横になっていたら、ふと「ムーミン谷の冬」(作/トーベ・ヤンソン)が読みたくなりました。ムーミンたちは、11月から4月まで、おなかにどっさり松葉をつめこんで冬眠します。けれどもどうしたわけか、ムーミンだけ春がくる前に眠りから覚めてしまいました。初めて見る冬の世界。明るすぎる太陽の下には出てこないとても内気な生き物たちとの出会い。ムーミンは、寒くて暗くてさみしくて、ゆううつになったり、腹をたてたり…。この本の挿絵を見ると、ムーミンはたいてい、不安そうにしているか怒っています。この世は陰と陽で成り立っています。夏があれば冬もある。昼があれば夜もある。幸運があれば、不運もある。健康なときもあれば、体調の悪いときもある。春のにおいがしてきたある夜、ムーミンはこうつぶやきます。いまこそ、ぼくはのこらず知ったわけだ。ぼくは一年じゅうを知ってるんだ。冬だって知ってるんだもの。冬を知ってムーミンが成長したように、成長の糧として、世の中にある陰の要素を心安らかに受け入れられたらと思います。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪ ★北欧の児童文学へ
2011.01.26
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よかったねネッドくん(絵本)この数日間の私は、まるで「よかったねネッドくん」(作/シャーリップ)のようでした。パーティーの招待状を受け取ったネッドくん。でも、たいへん! パーティーは遠いフロリダでやるんだって。よかった! 友達が飛行機を貸してくれました。でも、たいへん! 飛行機が途中で爆発。よかった!飛行機にパラシュートがありました。でも、たいへん!………と、まだまだ続きます。私の場合はこうです。私は以前から、文庫の先輩のおはなし「番ねずみのヤカちゃん」(作/リチャード・ウィルバー)をどうしても娘に聞かせてあげたいと思っていました。今回、一年生のおはなし当番をその先輩とご一緒することになり、ヤカちゃんをリクエストしたところ、快く引き受けて下さいました。だから、娘も私も今度のおはなし会を、それはそれは楽しみにしていたのです。でも、たいへん!おはなし会の4日前、娘がインフルエンザにかかってしまいました。よっかた!タミフルを飲んだら、翌日には平熱に。でも、たいへん!娘のクラスは一週間の学級閉鎖になってしまいました。よかった!おはなし会のとき、回復した娘は当番の私についてきてもいいと、校長先生の許可がおりました。でも、たいへん!おはなし会の前日、私がインフルエンザにかかってしまいました。ネッドくんの場合、最後はハッピーエンドです。でも私は、娘に先輩のおはなしを聞かせてあげられず、残念でたまりません。先輩にも申し訳なくて…。まぁ、タミフルを大急ぎで飲んだから早く治ってよかった!かな?この「よかったねネッドくん」はストーリーがおもしろいだけでなく、絵が最高に笑えます。パラシュートに穴があいて、空を落ちていくネッドくんの絵は、額に入れて飾りたいくらい好きですね~。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2011.01.21
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ハイジ(その他)娘がインフルエンザにかかりました。日曜の朝、窓を開け、パジャマのまま裸足で雪を見ていた娘。朝食後、上着も着ずに北風の中で雪をさわっていた娘。娘の体は冷えきって、体内にいたウイルスが元気に活動を始めたのでしょう。夜には40度近くまで熱が上がりました。昨日、病院から帰ると、娘は「アルプスの少女ハイジ」を見たいと言い出しました。「クララと森へ行くところがいい!」とのこと。アルムの山で豊かな自然に囲まれて、おじいさんと暮らしていたハイジは、フランクフルトの生活にどうしても馴染めません。山が恋しくて仕方のないハイジを見て、クララのおばあさまが、ハイジとクララを森へ連れ出してくれました。けれども、生まれて初めて戸外ではしゃぎまわったクララは、帰宅するなり高い熱を出して寝込んでしまいます。クララが苦い薬を飲むシーンもあったりするので、自分と重ね合わせてみたかったんでしょうね。そういうところ、ちょっと私に似てるな…。今朝は、娘の熱も平熱に下がりひと安心。今日は、クララがアルムの山にやって来たシーンを見ていました。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2011.01.18
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うみキリン(絵本)かしの木文庫で本を借りてきて、そのあとのおはなし会に参加しました。今日のプログラムは、1.きつねのおはなはん(おはなし)2.「モーモーまきばのおきゃくさま」(絵本) 作/マリー・ホール・エッツ3.「うみキリン」(絵本) 作/あきやまただし「きつねのおはなはん」は、関西弁で語られる、とっても雰囲気のあるおはなしでした。「モーモーまきばのおきゃくさま」は、 私の大好きな絵本なのですが、読んでくれる人によってこんなに物語の世界が変わるものなのだなと驚きました。私が読むと、ちょっとのんびりしたモーモーまきばに。先輩のは、日の光が降り注ぐ元気いっぱいのモーモーまきばでした。かしの木文庫のおはなし会では、プログラムと日付を書いた手作りのしおりを参加者に配っています。今日のしおりは「うみキリン」でした。なんてかわいいんでしょう!海の上に頭だけ出しているうみキリン。海の生き物たちのすみかとなったり、休憩所となったり、なくてはならない存在です。ページをめくるたび、そのかわいらしさにクスッと笑ってしまう…。「うみキリン」はそんな絵本です。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2011.01.15
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アナグマのもちよりパーティー(絵本)11月末に3人のお子さんを生んだ友人へ、お祝い兼お疲れさまのプレゼントを贈りました。「アナグマのもちよりパーティ」(文/ハーウィン・オラム 絵/スーザン・バーレイ)です。出産の少し前、喫茶 Lala-Ruで一緒にランチしたとき、スーザン・バーレイの「わすれられないおくりもの」を読んだ娘さんがアナグマさんの大ファンになったと話していた友人。友人は娘さんに「アナグマさんの絵本は他にもあるんだよ」と言われたのですが、そうは思えないというのです。「わすれられないおくりもの」はアナグマさんの死を描いた作品ですから、続きがあるとは思えないというのです。私は、スーザン・バーレイの作品で、確かに他にもアナグマの絵本を見た記憶がありました。でも、読んだわけではなかったので、それがあのアナグマさんなのか、それとも別のアナグマなのかわかりませんでしたが…。家に帰って検索したら、他に2作品ありました。アナグマさんの生前のお話なんですね。読んでみて、「わすれられないおくりもの」が1作目でよかったと思いました。他の2作でアナグマさんをより深く知ってから「わすれられないおくりもの」を読んだら、きっと苦しくて胸の張りさけるような思いを味わったに違いありません。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2011.01.14
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チポリーノの冒険(その他)先日、久しぶりに会った友人が、娘に岩波少年文庫の「チポリーノの冒険」(作/ジャンニ・ロダーリ)をプレゼントしてくれました。子どもの頃、大好きだったそうです。1年生の娘が一人で読むのはまだ無理なので、寝る前に1章ずつ読んであげることにしました。30章あるので、今日から1か月間楽しめちゃいます。野菜と果物の国で暮らす玉ねぎ坊やチポリーノのお話は、バレエ作品にもなっている、イタリアの有名な児童文学です。小さいけれど賢くて勇敢なチポリーノは、貧しい国民を苦しめるレモン大公や、意地悪いトマト騎士に立ち向かいます。私は近頃、どうしても母の視点で物事を見てしまうようです。チポリーノの親友になるサクランボ坊やのことが気になって仕方がありません。この子は伯爵家の息子で、お父さんもお母さんも早くに亡くしていました。二人のおばとお城に暮らしていましたが、このおばたちはサクランボ坊やのやることなすこと気に入らず、いつも彼をしかりつけてばかり。坊やの家庭教師であるパセリ卿は、何でもかんでも禁止してばかり。自分が昼寝の最中でも、坊やが教訓を学ぶことができるように、庭のあちこちに禁止の立て札を立てさせました。池の中に手を入れてはいけません、花にさわってはいけません、芝生をふみつけてはいけません、村の子どもと話してはいけません…。「三つ子の魂百まで」と言います。サクランボ坊やのお父さんとお母さんは、坊やが3歳になるまでに、きっとあふれんばかりの愛情を注ぎ、しっかりと彼の心を育んだに違いありません。そうでなければ、あんな優しいいい子でいられるはずないんです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2011.01.12
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だるまちゃんとうさぎちゃん(絵本)今日はかしの木文庫のおはなし当番でした。プログラムは、1.「世界一美しいもの」(おはなし) 「世界の民話」編/矢崎源九郎 より2.「だるまちゃんとうさぎちゃん」(絵本) 作/加古里子3.「ゆうやけこぞう」(絵本) 作/梶山俊夫 こどものとも(年中向き)私はおはなしを担当しました。「世界一美しいもの」はオランダの民話です。ある大金持ちの若い奥さんが、自分の所有する船の船長に「世界で一番美しいもの、世界で一番尊いもの」を見つけてくるように命じます。一年後、船長は穀物畑で黄金色に輝いていた小麦を船いっぱいに積んで帰って来ました。奥さんは怒って、小麦を海に捨てさせます。神様からの一番尊い贈り物を粗末にした奥さんは、ばちがあたって食べる物にも困る身の上になってしまいます。というお話だったのですが、新年早々あまりおめでたくないお話をしてしまったかなと、少し後悔。でも、先輩がうさぎ年だからと選んだ「だるまちゃんとうさぎちゃん」で、みんなでワイワイ言いながら、とても楽しい時間を持てたのでよかったです。加古里子さんは、ユーモアとあそびの天才です!てぶくろで作るうさぎ人形、うさぎ形ナプキンの折り方、新聞紙で作るうさぎかぶと…。りんごをだるま形にカットしちゃうところなんか、感嘆します。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2011.01.08
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シモンのおとしもの(絵本)「ハンカチはこのカゴに入れてあるから、1月からは自分でポケットにいれようね」と約束したのに、やっぱり娘は忘れていきました。私が何でもやってあげ過ぎたのでしょうか。娘は、学校の持ち物をそろえることが、まだ上手にできません。そろえている間に、何か他のことが気になって、自分のしていたことをすっかり忘れてしまうようです。新学期の持ち物チェックリストも、先に丸だけつけてあって、肝心の持ち物の方はちっともそろっていないという具合です。バーバラ・マクリントック作「シモンのおとしもの」は、うっかりやのシモンが学校帰りに落としていった、9つの落し物を絵の中から探し出しながら読む楽しい絵本です。娘はシモンにそっくり。面倒がって上着のボタンをとめないところも、マフラーをひきずっているのに気にならないところも、学校で描いた絵をかばんに入れないで手に持っているところも…。母としては、もう少ししっかりしてほしいところですが、シモンはとっても魅力的。何にでも興味を持ち、その対象に夢中になって、落とした物のことなんて全く気にしません。どのシーンを見ても、シモンは本当に楽しそうです。この絵本は私に、「あなたの娘もこれでいいんだよ」と教えてくれているような気がします。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2011.01.07
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赤毛のアン(北米の児童文学)オーストラリアにいる友人に送ったクリスマスメールの返信が届きました。友人は、年末ずっと、山にこもっていたそうです。私とダンナさんとその友人夫妻は、親友と呼べる仲。メールには、私たちのことを考えなかった日はないとまで書いてくれています。それなのに、彼らとは2年近く連絡をとっていませんでした。私はその理由をはっきりと自覚しています。それは…、彼らの近況を聞くと、自分をあまりに小さく感じてしまうからです。そして、自分の近況を報告するのが恥ずかしくなってしまうからなのです。彼らは5月に東京ドーム7個分の土地を手に入れ、そこに自分で家を建てるために、休日はテント生活をしながらチェーンソーで木を伐採しているそうです。まるでヘンリー・D・ソローの「ウォールデン」です!まったく、どこまでスケールが大きいのやら…。ここまでくると、その次元の違いに、「私は私」と思えてきます。彼のメールにこうありました。「土地は小川に囲まれていて、三方から進入可能なんだけど、どれも小川を渡る。なので今はその一つに橋を架けているところ。」子どもの頃に「赤毛のアン」(作/モンゴメリ)を読んでから、小川の近くに住むことは、私の夢の一つでした。アンはグリーン・ゲーブルスの下手の小川に架かる丸木橋を渡って、腹心の友ダイアナに会いに行くのです。ソローの森の生活はとてもできそうにありませんが、いつかアンの暮らしたアヴォンリーのような所に住めたら…と思います。そして、アンが人間的に成長していったように、私も自分自身を高めていきたいと思うのです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪ ★北欧の児童文学へ
2011.01.06
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14ひきのもちつき(絵本)毎年、お正月の終わりには、体が重くなります。おせちをつつきながら、座って何時間も過ごす日々が2、3日続くのですから当然です。お正月料理の中で、私が一番好きなのは何と言ってもお雑煮。濃いめにだしをとったお汁をすすっていると、新しい年を迎えた喜びをしみじみ感じます。「日本人バンザーイ!」という気持ちになります。お雑煮のおもちって、つきたてみたいにやわらかくなって、本当においしい。(娘の場合、驚異的に食べるのが遅いので、最後はお汁が冷めきっておもちがかたーくなってしまいますが…)いわむらかずおさんの「14ひきのもちつき」に描かれるお正月準備の風景は、私の憧れです。水に浸けておいたお米をせいろでふかして、14匹家族がみんなで力を合わせておもちをつきます。「あたたかくて やわらかくて、きもち いい おもち。」ああ!おもちつき、したくなります。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2011.01.05
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