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「テレビはなぜ、つまらなくなったのか」 こんな刺激的なタイトルを目にして買わずにはいられなかった。テレビはなぜ、つまらなくなったのか■ 金田信一郎 著■ 256ページ ■ 定価 1,680円(税込み) ■ ISBN 4-8222-0158-9 ■ 日経BP社 ■ 2006年6月27日発行 本書で扱われている範囲は民放の地上波テレビ局(日テレ、TBS、フジ、テレ朝、テレ東)を取り巻く環境である。現在の我々の生活において、テレビは欠かすことのできない必需品であろう。1人暮らしの人は特に、その静寂から逃れるためにBGM代わりにテレビをつけたりしていないだろうか。(え、私だけ(笑)?)しかし、ふとこんな疑問がよぎったこともないだろうか。「本当にテレビって必要なのか?」実際、私は名古屋赴任時代、テレビのない生活を1年半ほど経験したが、特になんてことなかった。ニュースなどの情報はインターネットで手に入る。ドラマや映画はパソコンでDVDを見ることもできる。生活の一部として当たり前に存在するテレビはこれからどうなっていくのか。この問い掛けへの回答を考えるためにはテレビというメディアがどのように登場し、繁栄し、そして衰えていっているのかを学ぶことが助けとなる。その意味で、今回購入した本は非常に勉強になった。力道山、長嶋茂雄、手塚治虫、大橋巨泉、山口百恵などなど、テレビの興亡に深い関わりを持つスターを通して描かれるエピソードの数々。広告メディアとして不動の地位を築いていたラジオを抜き去り、世界のクロサワを自殺未遂にまで追い詰めるほど映画界を窮地に立たせたテレビの影響力。一方で、1969年に始まった伝説のバラエティー番組、「巨泉・前武 ゲバゲバ90分!」の企画者である日本テレビの名物プロデューサーだった井原高忠氏は、在職中すでにこう言っていたという。「タダでいいものが見られるはずがない。だって、大衆を追いかければ、どうしても最大公約数の内容になるから」そして著者は現在のテレビ番組についてこのように述べる。「アドリブ中心のお笑いバラエティー、トレンディードラマ、女子アナ、そして映画製作……。すべては80年代フジテレビの焼き直しでしかない」私も著者のこの見解には賛成である。民放間におけるテレビ局ごとの差別化というものがどんどん失われているように思える。そしてその背景として著者は今なお残る「護送船団」方式を挙げている。「それでもテレビ局が破綻しないのは、競争が存在しないからだ。言い換えれば無競争だからこそ、テレビ番組は停滞してしまった。限られた放送電波の権利を握るテレビ局。だが、全国放送を担うキー局は、40年にわたって新規参入が起きていない。」ケーブルテレビやインターネット放送から流れる無数の番組との競争に彼らは生き残ることができるのだろうか。なんてことをテレビをBGM代わりにつけながら考えているのであった。
2006/07/23
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世界中を騒がせたワールドカップの「頭突き事件」国際サッカー連盟(FIFA)が下した処分は両者への罰金と出場停止(引退するジダンにはボランティア活動への参加)であった。この処分について、両者に、あるいはどちらかに対して皆さんはそれぞれの意見をお持ちのことと思う。しかし、私にとってこの事例が興味深かったのは処分内容ではなく、FIFAが裁定を下して事態をとりあえずは収拾したという事実である。ドイツの某所で世界中の人々が見ている前で、有名なイタリア人がこれまた著名なフランス人を侮辱し、その仕返しとして頭突きをもらいぶっ倒される。侮辱にしても傷害にしても立派な立派な国際刑事事件である。(侮辱の内容はみんなに聞こえてないので立件は難しいかもしれないが)本来ならばドイツ司法が動かねばならぬ問題かもしれない。(もちろんオーバーに言ってます(笑))それなのに国際サッカー連盟という私的な機関が「処分」を下すことで決着しようとしている。なぜこのような解決が可能なのだろうか?答えを一言で言えば、それがスポーツだったからである。「そんな当たり前のこと言われなくてもわかってるよ!」なんて声が聞こえてきそうだ(笑)でもスポーツなら何をやってもいいのだろうか?テレビで何度も何度も繰り返し放送される例の頭突きシーン。あのシーンだけを評価した時サッカーの試合の一部であると許容できるだろうか。私が昔書いた卒論のテーマが「スポーツ事故の法的研究」であったため、こんなニッチにこだわることをお許しいただきたい。本論文においてアメリカ・ドイツ・日本における議論と主張から、このようなスポーツを逸脱した傷害行為に関する刑事判例が少ない原因と背景を大きく3つ挙げた。1.スポーツ団体内部の裁判権の存在2.国家法のスポーツに対する遠慮3.故意・過失の立証の困難今回の頭突き事件には1(FIFAによる処分)と2(ドイツ司法の遠慮)が当てはまるだろう。3の故意はあったんじゃないかなあと思うけど(苦笑)。その昔、中日ドラゴンズの星野監督が乱闘で審判だか相手選手だかのあばらを蹴って折った時に司法の場ではなくプロ野球協会に処分を下されたのも同様である。あの時も何試合かの出場停止と罰金だった気がする。星野さんはサラリーマンが選ぶ「理想の上司」上位にもランクされる立派なマネージャーであるが、このときばかりはスポーツという場に守られたと言えるだろう。ちなみに、この卒論については過去に熱く熱く紹介したことがあるので超ニッチにお付き合いいただける方はどうぞ(笑)(2005-02-10『「素朴な疑問「リングの上で人を殴ってもボクサーはなぜ許されるの?」:「手術で人が亡くなってもなぜ医者は許されるの?」と実は同じ論理』)しかしこのような団体内部の裁判権には、今回のFIFAの裁定も含めて、強制執行力ってないんだろうなー。現役選手ならともかく、引退するジダンにしてみれば無視しても別になんてことないだろう。まあ、彼の一流プレイヤーとしてのプライドと世界中の目がそれを許さないだろうが(笑)。なるほど、そういうことか!
2006/07/20
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夕張へやってきた。この町は、先日の日記でも紹介したように債務超過で事実上の倒産を経験し、国の管理下に入ったばかりである。そこに住む人々、働く人々にとって悪い影響がないことを願っている。そして、観光地としての機能が存続できているか非常に気になっていた。果たして、市が運営するこの石炭の歴史村は通常どおり営業していた。夕張炭鉱のマスコットキャラクター、「ゆうちゃん」がご丁寧にお出迎え。そして、いきなり目に入った看板がこれ!なんと、夕張メロンの食べ放題イベントである!1500円でいくらでも食べられるという超お得なもの。うぉーーーー、こんな大量の「食べられ準備完了」のメロン、初めて見た!!周りを見ればみんなすごい勢いで食べてる(笑)ランチにジンギスカン丼も食べたし、メロンは腹いっぱい食べるほど好きというわけではないので、私は4分の1サイズ(400円)をトライ。これまでの人生で食べたメロンの中で最高!!素材の良さだけでなく、絶妙な熟れ具合が実現した質感と甘み。本物というものはかくも美しいものなのか。美味という言葉の意味を実感した。このおいしさなら食べ放題もいける!とも思ったが、 「いや、充分と言えない程度に抑えておくことにこそおいしさの記憶が残るのだ」という、売れない詩人のような自己暗示をかけることでこの場をしのいだ(笑)。スタッフとして働いていた夕張市農協青年部の方によると、市の農産物取り扱い実績は31億円であり、全体の96%を占める30億円がメロンの販売額であるという。夕張メロンのブランドをこれからも広めていくこと、関連商品の開発、そしてメロンだけに頼るのではなく、他の農産物を育てていくことが課題になるのだろう。お次はこちらの博物館へ。そもそも石炭とはどのようなエネルギー資源であったのか。炭鉱での仕事とはどのようなものだったのか。閉山という結果をもたらしたエネルギー政策の転換とは何だったのか。今まで考えてもみなかったトピックの数々は非常に考えさせられるものであった。特に、短期的にも長期的にも危険を伴う炭鉱夫達の働く様子の写真や証言は想像を絶するものだった。発破(爆弾)を爆発させながら掘り続けていくなんて考えられない・・・。さらに、夕張の炭鉱でも数々のガス爆発が発生していた・・・。ここの博物館は写真や年表の展示だけでなく、ライトをつけたヘルメットをかぶり炭鉱の一部を再現した暗く長いトンネルを歩くことが一大アトラクションとなっている。おじさんの誘導に従って地下のトンネルへ。初期の炭鉱で見られた「狸掘り」夫婦一組で行う、それはそれは地道な作業だ。実際に人が作業してるのかと本気で思わされるほどのリアルさだ。。。人形だけど、声かけたら怒鳴られそう。明治、大正、昭和と時代を経るに連れ、採掘の技術も進歩する。事故が発生した時の救急チームも再現されていた。全員が一本の命綱を持って進んでいるのがわかる。成果物である石炭を見せるおじさんの誇らしい顔がかっこいい。本当にリアルで、思わず敬礼しそうになった(笑)。時代を支えたかけがえのない歴史を学べたことは本当に有意義だった。夕張メロンも最高だった。しかしながら、3連休の中日にも関わらず、このテーマパークへの人出は決して多いとは言えなかった。何が足りないのだろうか。観光事業の難しさを感じるとともに、成功している自治体との情報共有など、もっと事態を打開する方法はないのだろうかと考えさせられた。あー、あのメロン、もう一切れ食べておけばよかった!
2006/07/16
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「インテリジェンス(Intelligence)」という言葉を聞いて何を思い浮かべるだろうか。辞書で調べれば最初にくるのは、「知能」、「知性」、「理解力」、そして「思考力」といった意味だろう。しかし、この言葉にはさらに、「情報」や「諜報機関」という意味もあるのだ。「先生、われわれはインテリジェンスという言葉を、情報や諜報という意味でいともたやすく使っていますが、ほんとうは何を意味するのでしょうか」「知性によって彫琢しぬいた情報。それこそ、われわれがインテリジェンスと呼ぶものの本質だ」「情報活動とは、錯誤の葬列なのだ、スティーブン。でも、誰かが担わなければならない責務なんだ」ウルトラ・ダラー先ほど読み終えたこの小説にはりめぐらされた「インテリジェンス」の数々。錯誤の葬列という言葉を読んで、ウソを突き通す、あるいは見破る技術について書いた過去の日記を思い出した。自分が持っている情報をどんな狙いを持ってどの対象にどれくらいの真実を含めて渡すのか。複雑に発達したコンピューターでも、当分はこのような複雑な駆け引きを担うことはできないのではないだろうか。こんなにさらけ出してしまっている私がインテリジェンス・オフィサーになれないことは動かぬ事実であろう(笑)。「これを小説だと言っているのは著者だけだ!」本の帯に記された言葉が改めてリアルに感じる。北朝鮮が作ったとされる超精巧な偽ドル「ウルトラ・ダラー」をめぐるこの「小説」には、歴史上の事実、実在する機関、人名が多く登場する。初版が今年の3月1日だというのに、すでに北朝鮮のミサイルに関する動きまで描かれている。ほ、ほんとにフィクションなのか!?世界中を取材した経験を持ち、元NHKワシントンDC支局長としても有名な著者の手嶋龍一氏だからこそ実現できたディテール、そしてわけあっての脚色なのだろう。38年前に起こった事件の現場が私の地元の荒川区であったり、留学をしていたワシントンDCが頻繁に登場したりと自分にとっても他人事とは思えなかった。「スティーブンが、全日空機でワシントンのダレス国際空港に到着したのは、午前九時四十分だった。」日本からワシントンDCへの直通便は1日1便しかなく(今もかな?)、私もこの便でやってきたのだ!「車は予約してあった、ヘイ・アダムス・ホテルに着いた」ヘイ・アダムスは無断で上がったらホワイトハウスのスナイパーに打たれてしまうという屋上のテラスにも行ったことがあるぞ!「コリンズは、ロシア・ウクライナの軍事情報の分析担当官をペンタゴンに訪ねようとしていた」ペンタゴンの内部侵入(?)には私も成功している!そんなこじつけはともかくとして(笑)、実は当時NHKワシントンDC支局長だった著者の手嶋さんには留学中にSさんのご紹介で何回かお会いしてお世話になった。手嶋さんが主催された少人数での勉強会にも参加させていただいたことはちらりと過去の日記でも紹介した。(内容はあえてほとんど触れていないが(笑))非常に知的で上品な方であるが、今回「ウルトラ・ダラー」を読み、さすが一流の報道マンという描写に感嘆する一方でオシャレにもそうとうこだわりをお持ちであることがわかった。その手嶋さんをご紹介してくださった在ワシントンDCのSさんに「ウルトラ・ダラーを読んでるんですよー」とメールを打った。その返信に気になる一言が。。。「ちなみに、俺出てくるから、よろしく。」えー、まじですか!!!???まさか、コリンズ役?答えを教えてください!あ、この本は小説としてもドキュメンタリーとしてもおススメである。どっちかわからなくなるのがたまにキズであるが(笑)
2006/07/14
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稲積公園の芝生に寝転がって読書。心地よい涼しさは気持ちがいい。最近ずっと読んでいて今日読み終わったのがこれ。ビジネスマンの父より息子への30通の手紙もとはと言えば古本屋の100円コーナーで見つけて題名に興味を惹かれて買った一冊だった。これは大当たりだった。ビジネス本を読んでいて感動し涙を流したのは初めてである。(涙腺ゆるくなったかな?)カナダ人の経営者、キングスレイ・ウォードから息子への手紙の数々。息子が17歳のとき第一通目が書き始められ、約20年後、その息子に会社を譲るまでの30通の手紙を記したノンフィクションである。大学進学について、勉学についてといった学生編、仕事の進め方、部下との衝突、多角経営、銀行融資の取り付け方、役人との折衝、社員の解雇といったビジネス編、そして結婚、友情、自己資産の管理といったプライベート編から成る、非常に含蓄のある一冊である。自らの言葉はもちろん、引用される偉人達の名言の数々が光る。いくつもの言葉が心を捉えたが、ここでは特に3つを紹介したい。「読むことは人を豊かにし、話し合うことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする」(フランシス・ベーコン)「努力した上で失敗するのは恥ではないことを思い出してもらいたい。試みなかったことが悲劇なのである」(キングスレイ・ウォード)「人生の価値は時間の長さではなく、その使い方で決まる。長生きをしても、空しい人もいる。人生の喜び(幸福)を見出すかどうかは、その身の上話ではなく、心の持ちかたで決まる」(モンテーニュ)直面する具体的な問題に対する説得力のある人生の先輩からのアドバイス。私も、最も尊敬する両親をはじめ多くの方の言葉によって少しずつ成長していると思う。ボクシングをやっていた頃のTコーチも私にかけがえのない言葉をくれた1人である。1年の浪人を経て大学に入学し、休会していたジムに復帰した時からお世話になったのがTコーチであった。アマチュアボクサーとして初めて後楽園ホールでの試合、プロテスト、そしてプロデビュー戦と、すべてTコーチの指導のもとでステップアップしていった。それだけにプロデビュー戦を1ラウンドKOで勝ったときは自分に対してだけでなく、コーチに対しても本当に嬉しかった。しかし、私のデビュー戦の後ほどなくしてTコーチはジムから去った。第三セクターで行政関連の講師をしているということだったが、お仕事が忙しくなったのかと思っていた。30代後半であったろう彼がまさかその数年後に病気で亡くなってしまうとは夢にも思わなかった。Tコーチは私の最後の試合となる3戦目の応援に来てくれていた。しかしながら、1ポイント差の判定で私は負けた。試合が終わった当日の夜中にTコーチから携帯にメールが。鼓膜が破れ目も腫れ上がって視界の狭い私は必死に読んだ。------------------------「件名:よく闘ったぞ」「お疲れ様。よくフルラウンド闘い抜きました。Toneは納得いかないかもしれないけど、あれが試合というものでしょう。二人のボクシングスタイルを見れば、ほとんどの観客はToneの方が強いと思ったはず。しかし、勝てなかった。今後の人生でも、こいつには負けないと思っていたのに、負けることがあるかもしれません。しかし、どんなにカッコ悪くても、『最後まで勝負を諦めない』という心を持った者が勝ち残ることを今日の試合は教えてくれました。その意味ではこれから社会人になるToneには、非常に大切な試合だったと思います。T」------------------------結果としてTコーチから私に遺された言葉となってしまったこのメールは今も5年前に使用していた携帯に保存してある人との別れは突然やってくるかもしれない。一期一会という言葉の重みを噛み締めた。『最後まで勝負を諦めない』コーチの教えをこれからも守っていきたい。
2006/07/09
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昨日(2006.07.07)の日経新聞に、最近「骨伝導ヘッドフォン」が売れているという記事が載っていた。そして、今日そのヘッドフォンを札幌のヨドバシカメラで購入した。(私が買ったのと同じやつ:ゴールデンダンス 骨伝導ステレオヘッドホン ブラックAUDIO BONE)衝動買いと言わないで(笑)まず私が購入を即決した2つの理由を挙げたいと思う。1.(なんちゃって)プロボクサーとして2度鼓膜を破った経験があり、この部位に負担をあまりかけたくない身であるにも関わらず、携帯音楽プレイヤーで英語と音楽を毎日長時間聞いていることへの不安があった。2.基本的に保守的なくせに新しい技術とか製品を試したい魂が強い!あ、2だけを見たら衝動買いと言われてもおかしくないか(苦笑)・・・。さて、骨伝導とは何であろうか。(参考URLは最後に紹介)ちょっと小難しい説明になるがお付き合いいただきたい。音というものは空気を振動させて伝播する。そして我々がふつう音を聞く場合は空気を伝播してきた音が鼓膜を振動させ蝸牛と呼ばれる聴覚器官を通し聴覚神経を伝達し脳が音として認識する。このようなプロセスを経て聞こえる音を気導音という。一方、気導音以外にも聴覚器官に到達する音がある。空気を介さず、鼓膜も関与しない人間の骨から直接蝸牛以降の聴覚神経に伝播する音であり、骨導音と呼ばれる。この骨導音を聴覚神経に伝える方法を骨伝導というのだ。はい、こちらも読解と説明に必死です(笑)平たく言えば通常のヘッドフォンが鼓膜に音楽を伝える物であるのに対し、骨伝導方式のヘッドフォンは顔(私が買ったヘッドフォンの位置は耳ともみあげの間くらい)の骨に音を伝えるということである。鼓膜に触れてないのに音が聞こえるのは不思議だー!まさに鼓膜に負担がかかってないということだ。さらに骨伝導ヘッドフォンで音を聞きながら耳に指を入れ耳栓状態にするとよけい音がクリアになるのも不思議だ・・・。骨伝導技術はこれまで、補聴器をはじめとする聴覚障害者のための製品や、軍用のヘッドフォンに長い間使われてきたという。難聴にもいくつか種類があり、骨伝導が使えるケースとそうでないものがあるようであるが、加年齢性の難聴には非常に有効だという。そして、耳をふさぐ必要がなく無線や通信の内容を明瞭に聞き取れるという特徴が軍での利用を促進しているようだ。他にも、長時間ヘッドフォンセットを着用するコールセンターのオペレーターや、センターからの指示を聞きながらもその場で顧客対応を行うテーマパークの従業員らに応用されている。これまでは音楽を良い音質で聞けるレベルに達していなかったようだが、最近の技術革新により改善されてきたという。気になる身体への害の可能性についてはどうだろうか。音楽の聴き過ぎで疲労骨折とかはかんべんしてもらいたい(苦笑)。参照したホームページには、米国聴覚学財団の副理事を務めるデボラ・プライス博士(聴覚学)による、骨伝導は「まったく安全」だというコメントや、株式会社テムコジャパンおよび病院関係の評価文書における「安全性にも優れ」ているという記述が見られた。とりあえず今のところだいじょぶそうだ。さて、今日は購入したその場で使用を開始した。これまで英語の会話系のものを外で聞いても周囲の騒音により内容がほとんど聞こえないケースが多かった。果たして、ヨドバシカメラの店内という騒がしい環境で、英語のスピーチがちゃんと聞こえた!さすがに電車が入ってくる駅のホームでは厳しかったが(苦笑)。さらに、音量を最大近くにしないと骨伝導では聞こえないというのも気になった。振動を直接骨に伝えているからしょうがないのかな?でも音漏れも激しいような気がしたぞ・・・。これから使っていくうちにいろいろな発見があることだろう。今もパソコンにそのヘッドフォンをつないでBoys II Menを聞きながら書いているう~ん、骨身に沁みる音楽だ(笑)。ヨドバシカメラ札幌店の骨伝導ヘッドフォンの品揃えは一種類(色は白と黒)だけだった。骨伝導、これからブレークするかな!?当面は口コミ係として自主的に活動することになりそうだ。骨伝導のコツ伝道はお任せあれ!うむ、我ながらいいキャッチフレーズだ・・・(笑)(参照ホームページ)『骨で聞く「骨伝導技術」、広がる可能性』骨伝導ヘッドホン オーディオボーン
2006/07/08
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「7月7日かあ、今日は七夕ですねー」職場でそんなことを口にしたとき、生粋の道産子である上司からの渇が入った。「札幌の七夕は8月7日なんだよー」し、知らなかった・・・。そう言えば昔、弘兼憲史の漫画(モーニングの『課長島耕作』かなー、それともヤンマガの『ハローハリネズミ』だったかな、それともビックコミックの『人間交差点』?)で、殺人犯がアリバイ作りのために東京の七夕祭(7月)と仙台の七夕祭(8月)の時期の違いを利用したという話を読んだことを急に思い出した。同じ北海道でも函館とか根室の七夕は7月だとか。。。。七夕祭りの開催時期が7月か8月かは地域によって異なり、同じ都道府県内でも地域によって違うものらしい。そしてさらに続く上司のコメントにまた驚かされた。「僕が子供のころはローソクを入れた穴のあいた空き缶を持ち歩いて家々を周り、『ろーそくだせよー』なんて言いながらお菓子をもらってたもんだよ」セリフこそ違えどそれってまさにアメリカのハロウィンじゃん(笑)!どうやらこれは「ローソクもらい」という北海道のある地域に伝わる風習で、今も続いているらしい。(詳細はこちらから)面白い共通点だなー、これ。ちなみにアメリカ滞在中に初めて迎えたハロウィンではアパートに住んでいたにも関わらず子供達は「Trick or treat!」の掛け声とともに部屋を一軒一軒訪ねていた。来訪を予期してなかったため当然お菓子も買ってなく、子供達を迎えたところであげるものがない!というわけで居留守を使ってしまった(涙)・・・。テレビの音とか絶対聞こえてただろうなー・・・。さらにその反動か、翌年は自分もエルビス・プレスリーに仮装してハロウィンパーティに乗り込んだ。さて、今年の8月7日はお菓子を買っておくべきだろうか?それとも、一向に出番のない、アメリカから持ち帰ってきたプレスリーの服とカツラを装着して待機すべきなのだろうか?深遠なる問題だ。
2006/07/07
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北海道民として今朝ミサイルのニュースを聞いて背筋が凍った・・・。う~む、両国にとって益のある行為だとは思えないのだが・・・。がらっと変わってヘビーじゃないお話を。実は去年の10月に札幌に来て以来、自宅で暖房器具にスイッチを入れたことが一度もない。あ、正確にはガスの使用を開始したとき、来てくれた北海道ガスのお兄さんがヒーターの使用説明をしてくれた時につけたか(笑)。雪の降りしきる札幌でなぜ暖房なしで生き延びることができたのか。昔風に言えば『ザ・ガマン』に出演していたわけではなく、今風に言えば『いきなり!黄金伝説』の節約バトルに参加していたわけでもない。←テレビっ子として守備範囲の広さをアピール理由の1つには東京から札幌に来るその前に滞在していたワシントンDCでもマイナス10度という極寒を経験していたという慣れもあったかもしれない。しかしDCでは暖房なしでは生きられなかったぞ(笑)!札幌でも外は零下の世界でもちろん寒かったのだが、アパートの部屋の中が暖房などつけなくてもちょうどいい気温だったのである。窓が二重であることや、これは予想だが、8階にいる私の部屋に下の階からの暖気が上がってきたからなのかもしれない。逆に東京の実家に帰ったときの方が寒かったような・・・。やはり北国というのは寒さに対する建物の造りがしっかりしてるのかもなあ。そんなこんなで冬を乗り切り春を迎え、そして気付けばもう7月である。雨が降る日もけっこうあるけれど基本的に梅雨はなく、暑過ぎないのも素晴らしい。アパートの部屋には暖房は備え付けのものがあったが、冷房はない。窓を開ければ気持ちいい風が入るし、これも買う必要はないな。と思っていたのだが、シャワーを浴びた後がどうしても暑い!!朝の出勤前にシャワーを浴びて汗だくだくで家を出るのはもういやだ(笑)!というわけで扇風機を購入した。ヨドバシカメラで買ったのだが、単純に思える扇風機にも性能・形などいろんな種類がありすぎてけっこう迷った・・・。札幌に引っ越してきたばかりの頃の「買出しの喜びと苦しみ」という思ひ出がよみがえった。生活というのは本当にものすごい数の選択肢に囲まれてるんだなー。ちっちゃな卓上用(¥1500)からリモコン付で高性能のタイプ(¥15000)に至るラインナップの中から、けっきょくスタンダードでお得な逸品(¥1980)を購入した。う~む、寒さ(北風)には勝ったけど、暑さ(太陽)には負けちゃったな~(笑)。でも冷房には手を出さんぞ!
2006/07/05
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インターネット回線をADSLから光にバージョンアップした。う~む、画面の切り替わりが早い!これまでの日記で日本のネットインフラが進んでることをさんざん言っておいて自分が光を知らないのではいかんと思って(笑)参照日記:『ウェブ進化論』の紹介 『フラット化する世界』の紹介無料期間とか解約金を考えプロバイダーも変えたのだが、前のプロバイダーが日割りというものをしてくれないため契約が月末であり、光の工事は今日2日であった。つまり、1日だけだがオフラインを経験したのだ。海外旅行中になかなかインターネットコネクションを持てないことはままあることだが、自宅でネットにつなげないというのは開設以来初めてのことだ。まず当たり前だがメールをチェックできない。これまではパソコンのメールソフトにメールをいったんダウンロードしていたので受信箱、送信箱のメールはオフラインでもチェックできていたが、グーグルメールに移行した今、それもチェック不能である。「明日の工事、午後2時過ぎだったけかなー?」なんて私の疑問に答えてくれる業者とのやりとりメールはネットの向こう側であった・・・。今日は工事前の午前中にCDを4枚借りてきた。・アンジェラ・アキ 「HOME」・宇多田ヒカル 「Ultra Blue」・m-flo 「The Intergalactic Collection」・Ray Charles 「Thanks for Bringing Love Around Again」上の女性ヴォーカルによる二枚は先日HMVで視聴してこのブログでも紹介したおススメのやつである。m-floは「Beat Space Nine」がシャドーボクシング用のBGMにぴったりで気に入っていたが(特に和田アキ子も登場するあれ(笑))、新たに聞きたくなった。レイ・チャールズは「いとしのエリー」の彼によるカバーが聞きたくて。でも福原美穂はさすがにレンタルされてなかったなー、残念。。。この「いとしのエリー」も彼女のインストアライブに触発されて聞きたくなったものなのに。今回ツタヤで借りたこの4枚は当日返却で計800円ちょっとで借りることができた。定価3000円以上する宇多田ヒカルのCDも10分の1以下の280円である。CDという部屋の在庫を増やすことなくデータをパソコンと携帯音楽プレイヤーに落とすことができる。もちろんCDのジャケットが好きだという人もいるだろうが、そこに2700円の付加価値はあるだろうか。パソコンへのコピーガードというレンタル愛好家にはやっかいなものもある。しかし、ずっとCDにコピーガードを採用していたEXILEも先日発売された「ASIA」にはコピーガードはなかった。(だからこないだ借りた(笑))単なる個人の予想だが、コピーガードに対する消費者からの反対があったんじゃないかなー。けっこう前に私の友人も「EXILEのCD借りたけどコピーガードされてて取り込めなかった!」と憤慨していたし(笑)。。。著作権は大事なものであるし尊重されるべきものであると考えているが、これまでもカセットやMDに録音してきたではないか。音の劣化の有無?Who knows?(←言い過ぎかな(笑))レンタルに加え、ネットにおける有料のダウンロードの登場もあり、CDのセールスは年々落ち込みミリオンセラーは至難の業だという。かの有名な「およげたいやきくん」(by子門真人)は400万枚売ったというけれど(笑)。CD販売というビジネスモデル、CD販売量という指標も転換を求められているということだろう。というわけで福原美穂さん、まだCDを入手できていない言い訳でした・・・。そして借りたCDを家に持ち帰ってパソコンに取り込もうとした時、またもオフラインの恐怖を感じたのだった。アルバム名、アーティスト名、そして曲名が認識されないのだ!!ネットに接続されていればCD情報を自動的に収集してくれ表示される。5年前はこんな機能がなくて全て手入力してた気がするけど気のせいかな(苦笑)・・・。CDの取り込みをネットが開通するまで待ったのは言うまでもない。。。ともかく、身近にオフラインの不便・恐怖を垣間見てしまった。インターネットは携帯電話とともに現代人に不可欠なものになっていることを実感した。なんでも依存は危ないよなー、やっぱり・・・。バランス感覚が大切だとはわかっちゃいるけど・・・。
2006/07/02
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