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今年の春闘は5年ぶりのベースアップが話題となった。んー、「春闘」って春季の労使交渉の意味で普通に使われてる言葉だけど、素直に解釈したら花見で酔っ払った方々の乱闘みたいだ(笑)。そもそも労使の交渉が「闘う」ことを前提としているのがすごい。いやいや、産業革命が円熟を迎えた19世紀前半のイギリスで低賃金・長時間労働・児童労働が問題になり資本家の行き過ぎた搾取を抑制する工場法が制定された歴史を考えてみれば、これは止むを得ない表現なのかもしれない。中学生の時、文化祭の学年劇で「繭の歌(『あヽ野麦峠』より)」というのをやった。農家に生まれた女の子達が「口減らし」として製糸工場に労働力として売られ、劣悪な労働環境のなか結核にかかり亡くなってしまう・・・。19世紀末から産業革命が始まった日本における資本家による搾取の凄まじさを物語っている。今考えてみると、全編暗~い雰囲気漂うそんな劇をやる中学校もすごいな(笑)いや、劇中で自前の剣道着に身を包み竹刀を片手に女工達に罵声を浴びせる「工場の見張りB」を私にやらせたのも間違ってるでしょう(苦笑)確かに現在はそこまで極端な「搾取」は行われなくなったかもしれないが、依然として組織(企業)の個人(従業員)に対する力の大きさは圧倒的であろう。大学3年生の時、「労働法」の授業を履修した。法律というものは条文ばかり見ていてもピンとこないし頭にも入らない。そのためにケーススタディとしての判例が多く用いられる。「こんなに(元)従業員と企業って法廷で争ってるの?!」この授業で受けた印象である。それは就職活動を直前に控えていた私にとってかなり衝撃の連続であった。詳しい話は忘却の彼方だが(笑)。しかし、労働者の権利を守るための労働三法(労働基準法、労働組合法、労働 関係調整法)の存在や裁判制度の意義は学べたと思う。もうすぐ(2006年4月)施行される公益通報者保護法(公益のために通報を行った労働者に対する解雇等の不利益な扱いを禁止する法律)も主旨は同じだろう。今日(2006.3.28)の日経新聞の「経済教室」(27面)のコーナーにはこんな記事が載っていた。「新時代迎えた労働組合~格差是正で指導力発揮を」(清家 篤 慶應義塾大学教授)著者のゼミ(労働経済)には複数の友人が入っていたので名前だけは知っていたのだが、去年厚生労働省の医療関連の審議会の委員として出席されているのを見てその芸域(?)の広さに驚いた。ごく簡単に要約をすれば、これからの労働組合の役割として、「正社員間や正社員・非正規社員の間にある賃金格差を前にどう全員に納得が得られるルールを企業側と作る」ことを挙げている。この記事では、当たり障りのないことしか書かれていないように感じたが(失礼!)、働く者としての我々が抱える今後の課題がわかりやすく説明されていた。1.【正社員間の賃金配分】これまでのベースアップという考えとは異なり、「企業の業績回復への貢献度は、個々の労働者で異なるわけであるから、賃上げも一律ではおかしい」と考えられるようになってきた。(いわゆる成果主義・能力主義)2.【正社員・非正規社員間の賃金配分】パートタイマーなどの非正規社員の割合が著しく上昇する中で正社員との賃金格差が問題視されるようになってきた。3.【高齢化への対応】『高年齢者雇用安定法』の改正によって企業は2006年4月から段階的に65歳までの雇用義務を課せられる。そこでは「年功的な賃金、処遇制度の抜本的な見直し」が不可欠である。筆者の言う、「新しい人口、競争環境の下でのあるべき賃金制度について労使で智恵を出し合って」いくこと、そういった動きを「企業レベル、産業レベル、そして連合と日本経団連といった全国レベルで議論」することには賛成である。しかし、人事評価制度1つとっても完全な評価というのはあり得ないのが難しいところだ。間接部門の評価が難しいところはさることながら、結果を比べやすいと見える営業部門でさえも、本当に個人の売上成績だけを物差しにしてよいのか疑問が残る。直接自分の売上にはなっていなくても売り方のスキル共有、人脈の紹介などにより組織の売上貢献をした者をどう評価するのか。個人だけを評価の対象にすることはナレッジマネジメント(情報共有)の阻害要因になりかねない。一方、少子高齢化の中で労働生産レベルを維持・改善するためには、生産効率を上げるか労働力をどうにかして拡充する必要がある。生産効率の向上はこれからも努力が行われるだろうが、労働力の拡充の1つの答えが筆者も指摘する高齢者の活用である。記事には詳しい言及はなかったが、私は女性の積極登用と外国人労働者の活用もこれから大切になってくるのではないかと考えている。賃金格差という文脈でも男女間の賃金格差、そして低賃金で使われる出稼ぎ外国人の問題は見逃せない。記事でも出産・育児休暇支援制度については少し触れられていたが、在宅勤務も含めて女性が働ける環境作り、そして経営を担う人材の輩出は必須である。なんたって今の日本の経営陣に女性の数は少なすぎる・・・。( 2004-11-03- 『国際ビジネス社会での女性の地位とは:明日のプレゼン準備』参照)外国人労働者の活用に関しては、産業革命期の搾取を繰り返さないフェアーな環境作りが求められるだろう。例えば、2006年中の発効を目指すフィリピンとのFTAは、フィリピン人の看護師、介護福祉士の受け入れという労働市場の一部開放に初めて踏み込んだ画期的な内容である。 外国人労働者の受け入れというテーマについてもっと議論をしなくてはいけないだろう。ニート対策というのもあった。。。。働くことの意義をしっかり考えるという作業はいつまでも大切なものであるが。以上、非常につれづれではあったが、企業と個人の関係、賃金格差を軸に労働の在り方について少し考えてみた。それにしても、我々は何歳まで働ける、あるいは働くことを求められるようになるのだろう。何はともあれ健康第一で楽しみながら頑張っていきましょう。
2006/03/28
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「じゃ、明日は8時に起きて出発しようか」昨日の夜そう言って消灯したのに、目が覚めたら昼の12時だった・・・。私は床にふとんを敷いて寝ていたのだが、ベッドにいるJ君を見ると彼もまだ寝ている!!慌てて起こして聞いてみた。私:「もしかして、ずっと寝てた?」J:「はい・・・」ここに、国境の壁を越えた寝坊男達の新たな友情が芽生えたのだった。おそらく温泉に浸かりすぎて疲れてしまったのね(笑)。なんて悠長なことを言っている暇はなく、明日中に東京に帰るつもりだがまだどうやって帰るか決めていないというので旅行代理店へ。飛行機は安いのは満席で高いのしか残っていなかったので、時間のある学生の必殺技、札幌から上野までの寝台列車という最終手段をとることに。夜7時半に札幌を発って翌日の昼前に東京に到着かー。日本の国土を実感できる、そんな時間を贅沢に使った旅もいいなあ。帰りの足も確保し、急いで本日の目的地へ。この写真だけでわかったあなたは相当の札幌通だ。(まあ、題名でネタばれしてるんだけど(苦笑))2005年3月に造成を完了し、その年の7月1日にグランドオープンしたモエレ沼公園である。この公園のマスタープランを作成したのがこのお方。世界的に有名な彫刻家であり、プロダクト・デザイナーでもあったイサム・ノグチ氏である。私が彼の名前を初めて聞いたのは、母校の大学で所属していた国際交流サークルの部室の隣にあった「ノグチ・ルーム」なる彼の作品のある部屋に入ったときである。(現在は法科大学院が新築されたため移転されたということである)彼の作品は彫刻にとどまらず、ユネスコ本部の庭園など大きなスケールの作品、空間の彫刻に広まっている。モエレ沼公園のマスタープランを完成させた1988年に、ニューヨークで残念ながら84歳で急逝されてしまったが、「全体をひとつの彫刻とみなした公園」が最後の作品になったのである。広大な園内を歩いて行くと、ちょっと離れたところにピラミッドが見えてきた。ガラスのピラミッド、「Hidamari」である。いみじくもフランス人のJも言っていたように、パリのルーヴル美術館の入口のピラミッドを彷彿させる透明感であった。このピラミッドの内部は休憩所と作品展示場となっていた。照明はその形、光の出し方によって豊かなバリエーションを生み出す。また、館内のエレベーターは向こう側が見えるようになっており、グラスの枠が不思議な光景を映し出していた。他にはこんな作品も。展示用なのか実用なのかわからなかったが(笑)、不思議な空間を醸し出している。イサム・ノグチを知らなかったJも興味を惹かれたようで、「後でインターネットでしっかり調べたい」と言っていた。さらに、このピラミッドの内部でこのような光景まで展開されていた。何をやっている状況と判断すべきだろうか。まあ、雑誌の撮影だろう。意思とは無関係に私のキャッチコピーライター魂がうずき出す。「モエレ沼公園であなたに萌えられたいの」BGMが許されるなら「萌えれいい女」(Self Covered by Twist)。いかんいかん、高尚な芸術鑑賞日記を汚すところだった。でも、Jも「彼女はプロフェッショナルのモデルじゃないね?」なんてさすが本場パリジェンヌを見慣れているだけある辛口批評だったのが面白かった。気を取り直して広大な敷地を探索。場所によっては残雪が予想以上にすごく、歩いてまわるのにはまだちょっとしんどい。それでも逆に雪に包まれた景色も神秘的でいいものだ。一番最初に目に入ったモエレ山。右に見えるのがTetra Mound。ダイナミックな三角錐である。左手前はMusic Shell。オブジェの手前が舞台になっており、コンサートや舞踊などのパフォーマンスが開催されるという。Play Mountain。ピラミッドや南米の古代遺跡を思わせる花崗岩の斜面である。Jも「インカ帝国の遺跡のようだ」と、息を切らして段を上がる私に感想を言っていた。こういう風景を見ると「サウザーに苦しめられながらピラミッドの頂上を上がるシュウ」を思い浮かべてしまうのは「北斗の拳」世代の悲しい習性なのだろうか。。。やっとのことで頂上へ到達。現在は冬期で休眠中だが、木々に円く囲まれた中心には噴水があるようだ。いや~、ここはいい!雪に埋もれてしまって見えなかった作品もあったので、また来てみたい。まだ行ったことのない皆さんにもぜひ、公園全体であらわされた1つの彫刻を鑑賞して頂きたい。参照ホームページ:・ モエレ沼公園公式HP(アクセスやイベント情報はここから)・ もっと知りたいイサム・ノグチ(Excite.ism)(作品や経歴はこちらを)そうこうしているうちに寝台電車出発まであまり時間がない!というわけで札幌駅直通のビルにあるこちらの国へ。数あるラーメン店をじっくり選んでいる時間はなかったものの、味噌ラーメンがうまそうな遠軽の「とらや食堂」を選択。角切りチャーシュー&肉ソボロと味噌味ってなんでこんなに相性がいいんだろう。もちろんサイドメニューはこちらで決まり。写真はしっかり撮ったものの2人とも迅速に食べ終えて無事ホームにたどり着いた。J君、札幌を満喫してくれたかな?おかげでこっちも楽しめました、ありがとう!思えば、私が一昨年パリに一週間ほど滞在したときは初対面のCのアパートに泊めてもらったんだよなー。ちなみにパリから帰った数日後になんとなく始めたのがこのブログだった。( 記念すべきブログ第一回はルーヴル美術館のマーケティングについて書いた)あの時彼にすごく親切にしてもらった経験が今回Jに少しでも楽しんでもらいたいという気持ちにつながったのだと思う。J君、今度はまた君のところを訪ねた友人にこのバトンを渡してください。私自身がそのバトンを受け取りにパリに行くかもしれないけど(笑)。
2006/03/26
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ToneHide亭に初の宿泊ゲストを迎えた。フランスから日本語を勉強しに留学中のJ君。帰国前に日本国内旅行をする彼に札幌周辺を案内して欲しいと公私ともにお世話になっている方から請われての私の出番である。北海道ビギナーの私でもできることと言えば・・・・。温泉&うまいもんこれを伝えることだろう!というわけで向かったのがここ。これって「歓迎」じゃなくて「脅迫」だよね・・・・(苦笑)バスに乗ってしばらくすると窓からはまた別の方がメンチを切っていた。これね、相当でかいっす。。。彼が何を指差してるのかは最後までわからなかった。でも見方によっちゃ、片手を腰につけ、片手を天に向けるサタデーナイトフィーバーのジョン・トラボルタの左横でポーズとってても違和感ない茶目っ気ぷりもGoodですな。そうこうするうちに日帰り温泉&昼食プランを予約した宿へ到着。それにしても、初対面だった昨日の夜ご飯の時から気付いていたが、J君の賢さは天下一品である。22歳にして母国フランス語を始め、中国語、英語、ロシア語、ドイツ語を操り、今勉強している日本語もコミュニケーションに問題はない。今回もここぞという時は英語を経由しているが、ほとんど日本語で会話している。現在のフランスの暴動について話していたとき、「若者のカンネンケイタイが・・・」という発言が理解できずよくよく聞いてみたら、なんと「イデオロギー」の日本語、「観念形態」であった。あなた、日本に来て半年も経ってないんでしょ?!こういうスーパー多言語マスターの人ってどういう頭の仕組みになってるのかといつも不思議に思う・・・。現在大学院で専攻している言語学ではその天賦の才能を十二分に生かしていることだろう。その中でも中国の古典漢字を研究したいと言う。なぜヨーロッパではなくアジアなのか、そして古典なのかと聞いてみた。その答えは、アジア言語特有の漢字はアルファベットとは違い文字自体に意味、哲学、思想があり、その奥深さを研究してみたいから、だという。私も漢字を扱う一アジア人として深く感心させられた。その前に、登別駅の送迎バスのおじさん!どっからどう見ても日本人の私に向かって「バ、バスチケット、プリーズ」なんて目をそむけながら聞かないでよ(涙)!!別にいいんだけど、何かが間違ってるぞ、うん。さて、ちょうど影の総統のような写りのナイスな温泉ショットを一枚。中のおじさんもいい味出してるでしょ(笑)風呂の合い間にはこの豪華ランチが!!毛ガニ丸ごと一匹は初めて食べた・・・。北海道も温泉も浴衣もこういう食事も初めてだというJ君にとっていい思い出になってたらいいな。しかし登別はそう簡単に我々を帰してはくれなかった・・・。駅には奴がいたのだ!!2.5メートルくらいはあったんじゃなかろうか・・・。もう熊はやめて~。(トラウマ形成の一部始終は過去の日記inヨセミテから)
2006/03/25
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『20年後に実現してるかな?』2006年3月23日付の朝日新聞(第三面)は政府が2006~2010年度に重点的に実施する62の「戦略重点科学技術」を発表したことを報じていた。言い換えれば近未来の我々の暮らしを技術によってどのように進化・変容させていくかの方針を発表したということである。記事は62課題の中から特にセキュリティー対策・環境対策・医療技術を取り上げ、また12例を具体的に紹介している。偶然なのか必然なのか、私が去年5月までの留学中の日記で取り上げたテーマと重なる部分が多くあったので、これらの日記とシンクロさせながら一部を紹介していきたい。まずは【脳・免疫系の解明】と【情報科学と生命科学の融合】、そして【精神神経疾患の解明と治療法開発】という3点。この3つの課題に共通するのが「脳の仕組みの解明」である。政府はこれら3つの課題を2015年までに達成することを目標として挙げている。アメリカ留学中、「Emerging Technology」という授業で脳の働きに関する研究の現状を垣間見た私は、その結果のもたらす危うさを憂えている。(2005-04-07- 『頭で考えていることが読まれるようになったら・・・:脳の研究は諸刃の剣か!?』参照)次に【再生医学、遺伝子治療】政府は2015年頃までに心筋や血管の、2025年頃までに肝臓などの臓器機能の再生をすることを目標にしている。やはり「Emerging Technologies」の授業でMedicine & Biogenetics(医療と遺伝子工学)について学んだ私は、アメリカにおける臓器移植の現状と再生臓器の可能性について論じている。(2005-02-22- 『どこまで許される?:遺伝子工学と未来の医療』 参照)また、遺伝子工学という観点からは、遺伝子操作による子供の特質(Child Traits)の変更の是非について、あるいは臓器移植を繰り返しての寿命の延長についての教室での議論を紹介した。(2005-02-24- 『平均寿命「無限大」の時代がやってくる?:でも脳のスペアは・・・?』 参照)【ロボット技術】2010年までに街角で子供達を見守るロボットを、2025年までには家庭での後片付けや乳児の見守り、食事補助のロボットを開発することを目標としている。やはり「Emerging Technology」の授業のために『21世紀にロボットは人を支配するか?』というテーマの論文を読んだ私は、あらゆる業務をロボットに任せることによる人間の自滅という構図への危惧を抱いた。(2005-01-23 - 『手塚治虫の世界のようにロボットが人間を支配するか?:怖いのは人間が考えるのをやめたとき』 参照)さらには、クラスメイトから紹介してもらった、ロボットの頭脳とも言うべきAI(人口知能)の原型を知ることができるホームページについても触れている。(2005-04-14 - 『自分が考えていることをコンピューターに読まれる!?:進化途中のAIをご紹介』 参照)【有害危険物質の探知・処理】2010年度までにテロに使用されうる化学剤・生物毒素を現場で一斉検知する技術を、2012年度までには新しい爆薬の探知技術を開発することを目標にしている。病院のCEOら経営陣にテロなどの緊急事態における経営のあり方を教えるトレーニングプログラム、『Hospital Emergency Management: Concepts & Implications of Weapons of Mass Destruction Terrorist Incidents(緊急時の病院運営:大量破壊兵器を用いたテロリスト事案の概念と関係)』に参加した私は、有事を想定したオペレーション策定の必要性を痛感した。(2005-03-20 - 『テロが起きたときのあるべき病院の対応とは?:9時間の講習に出席』 参照)最後に【深海・深海底掘削技術】2010年度までに海底下7000メートルまで掘削できる技術の構築を目標にしている。まさにこのプロジェクトの推進役として世界中を飛び回っていらっしゃるKさんと私が留学中に滞在していたワシントンDCでお知り合いになった縁でこの壮大な計画のお話を聞かせて頂き、興奮のうちに紹介したことがあった。(2005-04-03- 『勉強会→花火鑑賞会→生演奏カラオケ!?』 参照)←ふざけた題名であるが間違いなくこの中で紹介されていますので(苦笑)以上、政府の科学技術会議が研究目標として掲げた62の課題からいくつかを紹介してみた。確かに科学技術の進歩がこれらの目標を達成すれば我々に恩恵がもたらされることは間違いないだろう。しかし一方で、「進歩というものは新たな困難を引き起こす運命にある」ということも忘れてはならない。これまでの人類の歴史が証明するこの命題については、「Emerging Technologies」の授業の最初のリーディング課題であった「The Life Cycle of Evolution: A Macro-Technological Analysis of Civilization's Progress(進化の周期:文明発展のマクロ技術的分析)」を紹介しながら論じている。(2005-02-03- 『技術発展の行く末には何が待っているのか?:「進化のライフサイクル」を考察』 参照) 歴史は繰り返す。繰り返し尽くしたその先には何が待っているのだろうか。
2006/03/23
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最近にわかに本代が家計を圧迫している。読書量が少ない私には珍しいことだ。私はしっかり何かを読むときは新聞や雑誌の記事であっても本であっても5色の蛍光ペンを備える。中学校のときくらいから蛍光ペンを使って教科書にラインを引きまくってきたが、留学中の三年前にその線の引き方に革命が訪れた。そのやり方の原型はビジネススクールの二期上、つまり私が入学した年に卒業された日本人の先輩Oさんから、「何十ページにも及ぶケーススタディを効率良く消化するための方法」として伝授されたものである。文中のポイントとなる箇所を強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4色に塗り分けるというものだ。さらに私が加えた改良点として5色目を自分にとって目新しいキーワード(固有名詞・組織名など)に割り当てた。ビジネス用語としては使い古された感もあるSWOT分析であるが、状況を理解するにはやはりかなり有効だと考えている。それまではとにかく重要な箇所に黄色の蛍光ペンを引くというようなやり方であったが、それではラインを引かれた箇所のインフレ状態となってしまい、どういう意味合いを持って引いていたのかわからずただ目がチカチカするだけとなっていたのだ(笑)。この5色蛍光ペン読書法を用いれば、二度目に読む時に効率良くポジティブ要因(強み・機会)とネガティブ要因(弱み・脅威)が判別できるし、同時にそれらが内部(強み・弱み)経由のものであるのか、外部(機会・脅威)からきたのかも判断することができる。当初これを採用したのは英語で書かれたケーススタディの数々であったのだが、留学中に日経ビジネスを定期購読するようになり、こちらでも活用できることを発見して(しかも日本語だと早く読めて感動(笑))以来、あらゆる種類の文章に用いている。ビジネス系の文章じゃなくても活用できる範囲は広い。小説とかだと厳しいが(苦笑)。さらにこのやり方の難しい点は、視点をどの立場に置くかによって引く線の種類が真逆になってしまうということである。例えばある企業がIT広告業界に参入するという話の場合、その企業の立場からすれば「機会」になるだろうが、受けて立つ既存の企業たちにとっては「脅威」と映るかもしれない。単独の企業が主役となるケーススタディや記事であればその視点の設定は容易だが、登場人物が入り乱れた文章の場合はけっこう難しくなってくる・・・。そんな時には特に読み手としてのスタンスが重要になるのだ。このスタンスというやつはある時は先入観によって決定されているかもしれない。自分がどんな色を使おうと決めたときに、どの立場からものを見ていたのか思いがけずがわかるというのもこのマーキング法の利点と言えるだろう。今回買って読んでる本を振り返ると色が偏っているものが多いのに気付く。ある本はものすごく後ろ向き(弱みと脅威ばかり)であり、別の本は超前向き(強みと機会が多い)だったりと。前者は告発本にありがちな、後者は啓発本に顕著にみられる傾向なのかもしれないな(笑)。というわけで今回は抽象的な我流読書論を展開してしまったが、機会があればやはり我流の書評もやってみたい。このままお流れになる可能性は高いが・・・。←ここには「脅威」(外部要因)のマーカーを使用。いや、「弱み」(内部要因)の方が正解か(苦笑)
2006/03/22
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WBCという略語をよく耳にする世の中である。王監督が率いる日本チームも参加する野球の国際大会、World Baseball Classicの略のようだ。これが私には我慢ならない・・・。WBCは誰がなんと言おうと 世界ボクシング評議会(World Boxing Council)の略なんじゃい!なんたってボクシングのWBCは161の加盟国を抱え、殿堂(The Hall of Fame)にはモハメド・アリ、アレクシス・アルゲリョ、ファイティング原田ら伝説のボクサー達を擁する・・・・(熱すぎるので以下略)。このように世論を真っ二つに分けているWBCだが、ひとたび病院に入るとそれは当然のごとく白血球(White Blood Cell)と解される(笑)。どんな業界、組織にも特有の専門用語や略語というものは存在するだろうし、仕事を覚えていく過程では必須項目とも言えるだろう。中でも医学用語が飛び交う病院という場では、日常生活ではお目にかからない言葉にたくさん出くわす。初めの一歩としてHPといえばホームページでもヒューレッドパッカードでもなく病院(Hospital)のことなのである。他の医療機関からの紹介状には以下のような表現がよくみられる。「DMのPtにつき貴科的御高診をお願い致します」わかる方は関係者であろう。別に礼儀正しい和製ラッパーが熱唱しているわけではない。。。糖尿病(DM = Diabetes Mellitus)の患者さん(Patient)を先生に診察して頂きたいという意味となる。医学用語というのは英語・ドイツ語・フランス語由来と様々であるため混乱する。同じ心電図でも英語だとECG(Electrocardiogram)といい、ドイツ語だとEKG(Elektrokardiogramm)となるのだが、日本ではどちらも使われている。。。略語の意味がわかったところでその言葉の内容がわからないこともしばしばなのだが(苦笑)。こういった略語・専門用語の数々も仕事で使っていくうちに次第に慣れてくるものである。長い言葉を省略できるのだから効率のよい面もたくさんあるし、職場や同業者との会話にもついていけるようになるのは大きい。しかし、ここで注意しなければならないのは専門用語や略語というのは一歩外を出れば意味不明な単語、アルファベットの羅列になってしまうということである。自分にとって当たり前の用語も聞き手のバックグランドによってまったく未知の言葉となり得ることを忘れてはいけない。・自分が何かについて話すときは相手の理解度に対応した言葉を使う・人から話を聞くときは相手が話している内容の自分の理解度を相手に伝えるこの二つを常に心掛けていきたい。それでもWBCは譲れない・・・・。
2006/03/15
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「いくらかな~?」物にせよ、サービスにせよ、我々が何かを購入する際に値段というものは重要な決定要因になるだろう。しかし、体調が悪くて病院に行く際にこの考えは出てくるだろうか?「ふ、ふぇっくしょん!う~む、ちょっと風邪ひいたみたいだから病院行くか。そうだな~、今月はちょっと厳しいし、1,000円以内で済ませよう」購買者(患者and/or家族)がこういった発想を持てないのにはいくつか原因があるだろう。1.調子悪い(痛い)のにお金のことなんて考えてる場合じゃない!2.価格の見積もり・選択肢に関する情報が購買者側にほとんどない3.商品(検査・処置方法)の選択を行うのが多くの場合購買者ではなく商品提供者(医師)である1.はともかくとして、2.と3.について少しばかし検討してみたい。2.は購買者に価格と種類がわかる商品のメニューが渡されていないということである。実際には診療報酬点数表という、全ての医療行為の価格(点数)が表記されたリストは存在する。診療報酬は2年に一度改訂されるもので、ちょうど今年の4月に改訂されることになっているのは皆さんもご存知であろう。基本的に医療の値段というのは医療行為の点数の積み上げによって決定される。しかし、病院(20床以上)に行くか診療所(19床以下)に行くかによって初診料や再診料が変わったり、自分の保険のステイタスによって計算方法・負担率が変わるなど、とにかく複雑で一般の患者・家族に理解を求めるのが不可能である。病院でヤケドによる指の処置をしてもらいながら「あ、これで49点(490円)加算されたから、3割負担の俺にとっては147円分支払いが増えたんだな」こんな思考が働く人はそうそういまい(苦笑)3.は結局我々の病気・ケガの診察・検査・処置・投薬を決定するのは医師であるということである。個々の材料の値段を決めるのは政府であるが、その組み合わせを決めて最終価格を導き出すのは医師だと言うこともできよう。医師にとって患者の命を救うのに必要な医療行為の選択が価格意識より優先することは理解できる。しかし、価格(点数)の異なるオプションから最終的にオーダーを出すのは医師であり、価格への意識を持ってくれたり患者側に選択肢を与えてくれたりするのは医師達の良心にゆだねるしかないのが現状であろう。どんな検査をするか診てみないとわからない外来と手術などある程度めどが立っている入院の違いで予測可能性は変わるのかもしれないが、こちらとしても患者さんの「だいたいどれくらいかかりますか?」という質問にはなかなか答えられない。。。一方、病院の財務諸表などの情報公開については日本よりずーっと先をいっているアメリカでも、医療サービスの価格についての不透明さは大きな問題となっている。アメリカでは年齢・性別・症状など諸々のデータが同じで同じ処置を同じ病院の同じ医師から受けたとしても、医療保険の有無、種類によってまったく違う請求額となる現実がある。それは病院が保険会社と交渉の結果合意を得られた金額を請求しているからである。多くの加入者を抱える大保険会社は「もっと値下げをしなければ加入者をおたくの病院に送ることはできません」という高い交渉力(bargaining power)を背景に価格を引き下げることができる。その対極に位置するのが無保険者(uninsured people)。彼らには医療価格交渉の代理人としての保険会社のバックアップはゼロであり、その結果一番高い医療費が請求されるのだ。保険を持っている人の3~4倍はざらだという。。。高い保険料を払う余力のある保険加入者には一番安い医療費が、保険を持てない無保険者には一番高い医療費が請求される矛盾がそこには存在している。保険がない人々は冒頭に挙げた「調子悪い(痛い)のにお金のことなんて考えてる場合じゃない!」と言うこともできないだろう・・・。日本と比べ複雑性は増しているが、「いったいいくらかかるかわからない」という患者側の不安は共通していると考える。このような状況のアメリカであるが、2006年3月9日付けのKaiser Family FoundationによるDaily Health Policy Reportで非常に興味深い記事を見つけた。「Bush Administration Might Seek Legislation To Require Disclosure of Hospital Price Information, Official Says」 (ブッシュ政権、病院における医療費情報の公開請求の立法化を検討か) この症状ならだいたいこれくらいかかるという情報の公開を義務化するという革新的な法律を作ろうとしているのだ。この動きは去年から始まった医療費のための税控除個人口座、health savings accounts (HSAs)の促進を意図していると言われている。価格意識を購買者に持ってもらうことで医療費の削減を進めることが狙いのようだ。保険会社やプランによって違う価格を全て公表させるのか、それとももっと踏み込んで価格の一本化を迫るのか、詳しいことは私もまだわかっていない。しかし、すでに医療従事者からの反発はものすごいようだ・・・(苦笑)。(関連記事:『The Hill』「Hospitals bristle as White House seeks price disclosure」 参照) いずれにしても、医療費が我々に少しでも想定可能なものになることは今後ますます重要になっていくのではないだろうか。購入予定のない時(=健康な時)はまったく関心を示されないだろうけど・・・。
2006/03/11
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スーパーの「冷凍食品4割引セール」に興奮して買いすぎた・・・。気付けば、定番のカニクリームコロッケ、白身魚のフライをはじめ、韓国のチヂミ、中華の小龍包など、猛烈な勢いで買い物カゴへ・・・・(笑)。いや~、冷凍食品の世界でもアメリカと比べて日本の方が種類の豊富さ、味のレベルどれをとっても上をいってるな~。今川焼きなんてのも購入。(さっそくさっき食べたけどうまかった!)もちろん、そんな話がアメリカ在住の方が必見だというのではない。こんな日米食比較を続けていたらまた怒られる・・・・(笑)。国内外を問わず、皆さんは企業、あるいは公共サービスのカスタマーサービスやITサポートセンターに問い合わせの電話をかけたことはないだろうか。パソコンのトラブル対応や予想以上に多かった電話代についての問い合わせなどなど、シチュエーションはさまざまであろう。そんな時の我々の大敵が「自動音声」であるたいていは「契約内容の変更は1を、故障の問い合わせは2を、・・・」のようにボタンを押していきながら掘り下げさせられるのだが、これがけっこう時間がかかるものである。私もアメリカで散々苦労した経験を持つ。一例として、過去の日記「頼むよアメリカのカスタマーサービス(怒)!!:声届かず・・・」を挙げることができる。このほか、最近では番号を押すのではなく、音声を認識するタイプのものもある。「Yes」「No」という簡単なものから、一定の文章を言わせるものまで様々なのだが、これがけっこう緊張する(苦笑)。気合を入れて英語で言ったときの自動音声の返事が「sorry, I don't understand what you said」だった時にはちゃぶ台をひっくり返したくなる・・・。(あるいは、穴があったら入りたい恥ずかし~気持ちになる)いずれにしても、こちらはきちんと受け答えをしてくれる血の通った人間とすぐに話したいのだ!そんな我々消費者の叫びに応えてくれるの究極のホームページが今回紹介する Gethuman.com(私が知ったのは 百式.comの記事から)このサイトはまじですごい。get humanの名の通り、数ある企業のカスタマーサービス、サポートセンターの電話による問い合わせでどうすれば最速で生身の「人間」にたどり着くことができるかを指南してくれるのだ。例えば、とある事件(過去日記「電話回線を盗まれた?!謎多き事件」参照)で私が非常に苦労させられた電話会社のVerizon (home phone service)。 人にたどり着く最短の技:「Say nothing」な、なんと!!!?通常、我々は人にたどり着くためにボタンを押したり声を発するのだが、そのまったく逆の発想が最短だとは・・・。テレビゲームの裏技じゃないんだからさー(苦笑)。。。お次はアメリカ滞在時代私も利用していた銀行、Bank of Americaの場合。人にたどり着く最短の技:Press 00ゼロを二回連続で押すところがミソなんだろうね~。中にはこんなスパイの暗号チックなものまで・・・Say "Representative" three times (United Health Care)こういうのって社員用の直通コードだったりしないのかなー(苦笑)。いずれにしても、こういう「技」の数々を公開されて、企業側もまた仕組みを変えて、また暴露されて・・・・の繰り返しなのではないかと予想する。そもそもサポートセンターってのは顧客のために作られたものなのに、いつからこんな本末転倒な状況になってしまったのか。。。顧客が増大するに従い、サポートセンター側も全ての客をまともに対応することが物理的に不可能であり、経済効率的にも割に合わないということは理解できる。ましてや、よくよく話を聞いてみると実際に電話対応が必要なケースってのは少なかったりするのだから。病院で、特に救急医療の現場で行われる治療優先順位の選別、トリアージ(triage)にも同様の機能があるだろう。それでも、当事者である患者は一刻も早く「人」(=医者)に診てもらいたいのである。サポートセンターと病院、両者に共通する難しさは自らの機能を最大化するためには本当にその機能を必要としている患者、顧客を選別する必要がある一方で、その成果は待たされた大多数の人々の満足度には反映されない、ということであろう。実際的な問題はなくても、とにかく話を聞いてもらうだけで顧客に満足してもらえるケースもあるし。。。。う~む、顧客(患者)満足度向上とクオリティコントロールの両立というのは永遠のテーマであるな。なんて気付けば熱く脱線してしまったが(笑)、アメリカ在住の皆さん、ぜひこのホームページ、お試しあれ!!「それは私の担当ではない」なんて、たらい回しにされる可能性も大きいけれど(苦笑)単に人にたどり着けばいいと言うわけではないのが悩ましいところだ・・・。
2006/03/09
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シンガポールに駐在されているお義父さんのブログにこんな記述が。『何と言っても我が家の「食」に関する関心度は異常なまでに高く。なかでも「婿殿」は、札幌での単身生活を日記にしているが「食」に関することがよくでてくる。(笑)』これは激励だろうか、戒めだろうか。もちろん激励だ(笑)!というわけで本日の日記ではちょっと溜め込んでいた北海道の食の写真を今日行った石狩温泉とも絡めて一挙紹介したい。こんなに食事を写真に取りまくってるのは私とドクター中松くらいではないだろうか・・・・? 35年間すべての食を1万枚も撮影し続けたというのはすごすぎるが(笑)。私の場合はふだんは質素に食べてる分、いい物を食べたときは写真に収めて後で鑑賞したくなるのである。それではめくるめく北の味、開始!まずはとある小料理屋で食べた「あわびのカレー」シーフードはカレーもおいしくするんだなあ。お次は職場の近くの寿司屋のランチで食した穴子天丼。ころももサクサクで、穴子好きの私にはたまらない逸品。こちらは以前も写真付きで登場した「なごやか亭」の八軒店の生ほたて。つぶの大きさと舌触りのなめらかさはなかなか真似できないだろう。アフロパーマの軍艦ではない。岩海苔の天ぷらがのっているのだ!さっくりした天ぷらの中から芳しい磯の風味が溢れ出す・・・。ところで皆さんは寿司を食べるとき、醤油をどのように付けているだろうか?シャリじゃなくてネタにちょびっと浸すのがやはりいいだろう。しかし、一般の握りであれば容易だが、軍艦の場合は逆さにすると具が飛び出してしまう恐れがある(苦笑)。ガリを醤油に浸してそれをハケのように使って軍艦の具に馴染ませるという技も聞いたことがあるが、醤油味のガリもちょっとなー。そんな時にはこの一品。上部のボタンを押すことで一滴ずつ醤油が出てくるのだ。これなら軍艦にも具に直接醤油を適度に落とすことができる。札幌に来ていろんな回転寿司屋に行っている中でこの一滴醤油挿しは「なごやか亭」だけだが、かゆいところに手が届くいい演出だと思う。さて、ここからは今日行った石狩温泉レポート。「簿記の試験が終わったら温泉に行こう」こんな合言葉があったのだ。連れて行ってくださったのは石狩出身のKさんとTさんのお二人。留学時代に知り合って現在もワシントンDCの大学院で公共政策を学んでいるNさんが私の札幌赴任を知って、脱サラして石狩で公認会計士の勉強に励むKさんをメールを通じて紹介してくれたのだ。さらにKさんから彼の幼馴染で公務員をされているTさんも紹介して頂いて、札幌における数少ない同世代の友人としてお付き合いさせて頂いている。さらに偶然にもTさんも私と同じ簿記を受験すると判明したため、簿記1級を持っていて公認会計士の勉強をしているKさんを共通の師匠にして勉強に励んでいたわけである。石狩は初めてだった。温泉ツアーの始まりは腹ごしらえから。石狩の有名ラーメン店、「麺や雅」は札幌におけるラーメン博物館、『ラーメン共和国』にも出店するほどの腕前である。写真は「やきラーメン」醤油味・ねぎ乗せ焦がして味を深めた鶏+とんこつスープがベース。う~む、濃厚なスープが麺にからんでいける!!本日行ったのはこちらの温泉。日本でも有数の公共温泉、番屋温泉@石狩である。内部はさすがに写せなかったが(笑)、海岸線が見える露天風呂はなんとも言えず極楽絶景であった。また、裸の付き合いをしながらKさん、Tさんと人生を語り合えたのもよかったなー。風呂上りに向かったのがここ!その名も『サーモン・ファクトリー』!!!うん、『鮭工場』よりいいネーミングだ(笑)。昔フジテレビが主催した『夢工場』なるイベントに行ったことがあるが、ここはまさに私にとっての夢工場だった・・・・。まずは丸ごとな方々そして子沢山な方々すじこ、イクラの試食なんて初めてだった・・・・。親子な方々も充実鮭とみりんのハーモニーが奏でる音色はさぞかし甘美なものでしょうなー。ハラス!カマ!この二品の前でパブロフの犬よろしく立ち尽くしていると、店のおじさんから声を掛けられた。「お兄ちゃん、1人暮らしかい?食べやすいように焼いてあげようか?」読心術か!?この後私がなにを購入してこれから晩御飯に何を食べるかは個人情報保護法案の適用により伏せさせていただきます。今日(2006.03.05付)の日経新聞の最終面、『漢字コトバ検索』では中国古典における「顰蹙(ひんしゅく)」の用いられ方が紹介されていた。意味としては「眉をひそめ額にシワを寄せて不快の気持ちを示すこと」しかし、「不愉快を表すしぐさだが、それがすぐ激烈な攻撃に直結はしない」ということである。こんな北の味自慢日記を書いていて、多方面から顰蹙をかっている予感がしたもので・・・。特にアメリカ方面からは具体的に「眉をひそめ」た方々の顔が浮かぶ・・・(笑)。皆さん、「顰蹙」の意味をご理解の上、激烈な攻撃はお控え下さいませ。
2006/03/05
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