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急速にライブドア騒動も過去のものとなり、証券市場には逆に安心感が拡がり、手術後の回復が順調に進んでいるような気さえします。この騒動に巻き込まれ大きな損失を受けた個人投資家が相当数いるものと思います。いかに個人責任の証券投資でも罪なことです。政治家もマスコミも時代の寵児として、あれだけもてはやしておいて突然に天国から地獄では、本人及び関係者は当然としても、それらの評価を信じて投資に参加した一般投資家は気の毒ではすまされない事件です。企業の財務諸表の信頼性と正当性を担保する外部監査の費用を企業だけが負担する制度では解決が難しいような気がします。従来賦課されていた「有価証券取引税」のような投資家の負担と同額を企業が負担して、公正な第三者機関が入札で監査法人を選定するがごとき制度を創設する必要を感じます。有価証券取引税は日本の証券市場の閉鎖性の象徴として悪評が高く、平成11年3月31日に廃止されました。そのことにより証券市場はよりオープンとなりました。公開会社の財務諸表とコンプライアンスへの信頼性が高まり、一般の投資家が安心して証券市場に参加できることを期待しています。
2006.01.31
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私は時間がないので現在は株式投資はやっておりません。最近、ネット証券を通じた取引が増加して東証のシステムダウンが起きるほど過熱しているとのこと、好奇心からネット証券とネット専用銀行の口座開設を申し込みました。インターネットがこんなに生活の中に溶け込んでいることに改めて確認しました。毎日パソコンを利用している私でさえこんな驚きを発見するのだから、高齢者には信じられない世界です。28日から開始された携帯スイカも申し込んでいるのですが、まだ手続きが完了していません。役員となっている狭山ケーブルテレビ会社でも市内全域に光ケーブルを敷設する工事が進んでいます。地上デジタルテレビ放送だけでなく、インターネットへの接続とIP電話も含めて情報化を推進します。ネット環境を利用できる人とできない人では別世界になります。電子申告・電子納税も当然の如く普及することは間違いありません。電子署名の問題等の簡素化が急がれます。私たちが今、過去に経験したことのない時代の変革のときに生きている実感を持って、これを楽しまなければと思います。解からないことは教えあいながら頑張りましょうね。
2006.01.30
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親しい友人が末期ガンで苦しんでいます。時間が取れれば病院に行ってわずかですが話をしてきます。どんなに医療が進んでもガンを克服するのは難しい課題のようです。苦しい中にも希望を見つけてい頂きたいと祈るばかりです。私たちが普段悩んだり苦しみと感じることは、彼の現状から見ると些細なことであります。組織の中の権力争い等でストレスを感じているのが恥ずかしくなります。社会で起きることは、バランスが保たれるように神様が仕組んでくれると信じる以外にありません。行き過ぎがあればどこかでストップがかかり、楽しみがあれば苦もあり、苦があれば必ず楽しみが訪れます。一つ一つは理不尽でも、長いスパンで見ればつじつまが合うものだと楽観視しなければ体が持ちません。流れに逆らう勇気と情熱は成長するものの特権でありますが、流れに任せるタイミングを会得したとき、徳と人望が身につくような気がします。健康維持に留意して修行を重ねたいと思います。
2006.01.29
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健保組合(関東信越健康保険組合)の理事会に出席しました。税理士会員の組合加入率は68.1%で4,794人、職員が7,530人、家族が10,570人で合計22,894人(平成17年12月31日現在)が加入しています。ずいぶん前の情報では税理士健保組合の財政状態は優秀で問題はないものと思って出席したのですが、医療保険制度改革及び平成12年度に発足した介護保険制度等により、平成13年度から赤字傾向で、平成17年度は約1億円の赤字となるそうです。やむを得ず介護保険料の値上げ案が提出されていました。潤沢であった繰越金もこのままでは数年後には底をついてしまいそうです。医療費の心配をしないで安心して業務に向かえるのは健康保険制度のおかげです。自分自身で健康維持に気を配りたいものです。健康保険センターの建物・設備はとても立派なものです。将来用途地域の変更があれば高層への建て増し可能な強度になっているそうです。健康増進のための器具も準備されています。これらを充分に活用して明日への英気を養い、確定申告時期を乗り越えたいと思います。
2006.01.28
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昨日は、日税連の正副会長会議に出席しました。「高齢者雇用安定法」の改正で定年の引上等、「育児休業、介護休業等又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」の改正で、子の介護休暇が創設されたことにより就業規則の変更が求められています。これらは、すべての事業所に関係するものでありますので対応をお願いします。平成18年度税制改正に関して「同族会社の支給する役員給与の見直しについて」は反対の立場であることの表明と、税制改正手続きの透明性を高め、国民の理解が得られるような改正を行うよう要望する。ことが協議決定されました。詳細は「税理士界」等で広報されます。私は、あらゆる会議で関東信越税理士会を代表して会員からの主張・要望事項を伝達するよう努めています。しかし、なかなか思ったような成果が達成できないのが現実です。ドラッカーによれば、経営の本質は「成果を得るために、どんな強みを活かして、何をしなければならないのか」の一言に言い表されています。人はリーダーに生まれない。生まれついてのリーダーなど存在せず、リーダーとして効果的にふるまえる習慣を持つ人間が、結果としてリーダーに育つのだ。とも言われています。税理士の本質を追及して、日本の税務行政の中で最高の成果が発揮できるよう自己研鑽を積みたいと思っています。
2006.01.27
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昨日は、投資顧問会社の役員会(非常勤取締役)に出席し、法令遵守(コンプライアンス)重視を確認して、今年の経営戦略を討議しました。電車の往復で「ドラッカーの遺言」(The Last Words)を読みました。こんなに深い経営の本質を短い文章でずばりと突いているこの本に感動しました。第1章 世界はどこへ向かっているのか、第2章 日本の「今」、第3章 「仕事」に起こった変化、第4章 日本が進むべき道、第5章 経営とはリーダーとは、第6章 個人のイノベーション、の6章から執筆されています。昨年11月11日に急逝された「知の巨人」ピーター・F・ドラッカーは、私たちに素晴らしい遺言を残してくれました。「情報」の大切さを身にしみて感じています。世界の中で羽ばたくために大切な要素を理解して的確なアドバイスが送れる税理士会とするために最高の環境整備をしたいと考えています。関東信越税理士会埼玉県支部連合会と埼玉県税理士協同組合でも税理士会館の建設構想が進んでいます。30年以上にわたって業務推進を図る本拠地です。英知を結集して最高の環境整備で会務が執行できる建物の建設を期待しています。
2006.01.26
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経営者の姿勢がこれほど問われた事件があったでしょうか。社会が育て日本のトップが同調して総選挙まで立候補した堀江貴文氏の逮捕問題は、現実社会の象徴的な出来事です。駅前で、サンタクロースのような服を着てインターネット回線のモデムを無料で配る姿はなくなりましたが、勝つためには何をしても許される風潮は日本の文化になりつつあります。事件が起きると手のひらを返したようにマスコミも政治家も容疑者とは関係なかったと強調します。過去に100万円以上のパーティー券を買ってもらった会社の社長を知らないとか会ったことがないなど不思議な世界があるものだと思います。こんな事件を教訓にバランスが保たれるのが「この世」なのでしょうね。若くて元気で周りの経済環境が良いときは、無限の可能性がありそうに感じます。しかし、人間は時には病気をしたり環境が変化したり思わぬトラブルが生じる場合があります。逆境に際してどれだけ忍耐できるかが本当の能力です。ライブドアにとっては決定的ダメージであると思いますが、堀江貴文氏他の経営者は類いまれなる能力を持った人物であると思います。頭を冷やし、精神を鍛え直して再度日本のために挑戦をして頂きたいと期待します。
2006.01.25
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テレビ電話で打ち合わせをすることが多くなりました。顔を見ながら話すと一緒にいるような感じがします。数人の会議も充分に可能な集音マイクや安くて性能の優れたカメラが開発されとっても便利です。昨日は、自分の事務所に居ながらにして、都内の会社、大宮の事務局、梅田専務、茨城県連事務局等とテレビ電話で話をしました。私の事務所では、映像を薄型液晶テレビに映しています。鮮明な画像で同じ部屋にいるみたいです。今年中にかなり普及すると思います。簡単な操作で使えるのが利点で、電話画面から2箇所タッチするだけでつながります。研修にも利用できるので一石二鳥の道具になりました。通信回線を利用しているので、電話代は無料なのが何よりありがたいことで時間を気にしないで使えます。関東信越税理士会館の情報インフラが整備されたことにより会務改善は急速に進みました。全国の税理士会の先導役として、IT高度利用のお手本になるつもりです。
2006.01.24
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昨日は、快晴の天気に誘われて埼玉県連の会館建設予定地の現地訪問をしてきました。提供された資料を手に午前中から、駅からの徒歩での道順、タクシーでの距離及び現地付近の状況等を視察してきました。住宅や事務所は、夢を育てる空間として価値があると思っています。税理士会の将来を考えれば事務局は「理想的な空間」でなければなりません。現場で、建物の概要図を広げて30年後の税理士会埼玉県連のあるべき姿を頭に描きながらあれこれ考えてみました。建物を建築することはロマンです。私は自宅の建設、事務所の建設等で数回この経験をしました。経験豊かな建築設計士と相談しながらの達成感は素晴らしいものです。現在提案されている物件は、これから解決しなければならない問題があると思います。私なりの意見をまとめて提出したいと思います。埼玉県連の役員さんも、全員が現地に立って歴史に残る事業を全力で取り組んでいただきたいとお願い申し上げます。
2006.01.23
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ライブドア、東証システムダウン、耐震構造疑惑、宮崎勤事件判決等のニュースで持ちきりの1週間でした。世の中が急激に変化しているのに、システム対応が遅れた東京証券取引所は、ライブドア事件をきっかけに全面的な取引停止に追い込まれてしまった。世界第二の証券市場が一時閉鎖することは世界経済にも大きな影響を与える重大な事件です。リーダーは5年先の日本、5年先の税理士会を予測して会務に当たらなければならないと痛感しています。税理士会としては、税理士総数の変化、年齢構成、関係士業の環境変化、業務内容の拡大、税制及び税務行政の変化などを予見して中期事業計画を組む必要があります。「人の集まる家は栄える」と言います。自分の力だけでは多くの人が集う環境の構築は不可能です。六本木ヒルズに本社を置く企業は、刺激と競争の世界に身をおくことでお互いが成長する目的で高額の家賃を支払っていると聞きました。昨日の黄綬褒章と群馬県功労者表彰受賞祝賀会は、市川克美先生のお人柄で300人以上の参列者が集い、楽しくそして意義のある祝賀会となりました。人が集まると活気が生まれ、新しい出会いと発見があります。
2006.01.22
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天気予報通り今年初めての雪が降っています。自宅の庭もうっすらと雪化粧となりました。昨日は関東信越税理士会埼玉県支部連合会と埼玉県税理士協同組合の「新春名刺交換会」に参列してきました。税理士が税務行政の推進に果たす役割の大きさに触れ、同族会社の役員給与一部損金不算入の問題提起もさせて頂きました。多くの方々が税制改正手順の透明化と国民的議論の必要性に関心を持って頂きたいと思います。国および地方の財政危機の中で増税の必要性も、ほとんどの国民が理解しているところであります。国・地方公共団体の「財政破綻」の危険性も論じられています。起きてから、この問題が頭に浮かびインターネットで検索したところ「日本国財政破綻Safety Net」に出会いました。日本国の財政破綻の本質を追究し、庶民レベルで何ができるかを皆様とともに考えるブログだそうです。http://wanderer.exblog.jp/ にアクセスしてみて下さい。このブログを読んでいたら自分のブログ発信の時間が遅くなってしまいました。今日は群馬県連会長の市川克美先生の黄綬褒章祝賀会に参列させて頂きます。
2006.01.21
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昨日は10時30分から埼玉県商工会議所連合会の研修会に参加して「インドビジネスの現状と将来展望」~何故 今インドなのか~の講演を聞きました。数年前インドを訪問して異国情緒を満喫してきました。大きな可能性を秘めたインドがビジネスの世界でも頭角を現しています。中国と並んで世界の経済をリードする国となりそうです。引き続き新春懇談会に出席して商工会議所役員と新年の挨拶をさせて頂きました。その後、上野に移動して関東信越税理士会の税経研究所会議に出席して6時過ぎからご指導頂いている講師の先生方と会食をしました。1月19日は明治の文豪「森鴎外」の生誕144年目にあたり、水月ホテル鴎外荘「舞姫の間」で女将の中村みさ子さんから森鴎外の誕生日を祝うお話を伺いながら京懐石料理を楽しみました。役員の先生のはからいで1年前から予約され、記念すべき日に往時を偲ばせて頂きました。鴎外荘周辺は文化財が多くあり、戦災も逃れて歴史がそのまま残っています。私たちには文学の世界は無理ですが、税の世界で研修を重ねて税理士の質の向上を誓って午後10時30分に帰宅しました。
2006.01.20
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私が一番大切にしているのは「愛の心」です。地域に対する愛、家族、夫婦、友人、動物、植物、自然などに対する愛の心を持って考えることを心掛けています。人は修行のために生を受け、悟りをひらいたら彼岸の世界への切符を手にすることになります。多くの人は「非情さ」の中に「かっこ良さ」を見つけます。非情さは苦労をした人努力をしている人の中に育つことが多いような気がします。ヤクザの世界を描写した映画やドラマは、非情さの中に隠された深い愛情に感動させられます。自分の住む社会に対する愛情の和が地域を活性化させます。私はケーブルテレビを通じて「縁の下の力持ち」の記録を残したいと考えています。誰にも先祖がいます。先祖が地域に残した功績を感じることができればありがたいと思っています。ここ3日間、市内に留まって改めて地域のことを考えていました。友人の病気見舞いもできました。ボランティア活動の指導者ともお話ししました。経営者やリーダーに求められるのは「愛の心」であることを、最近の大きな事件やトップの発言を聴き再認識しました。今日から連続の会務が再開します。
2006.01.19
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平成18年度税制改正の要綱が昨日の閣議で決定した。残念ながら同族会社の役員給与の一部損金不算入の項目は、自民党税制改正大綱のまま閣議決定されました。新聞の扱いは、ライブドア等の問題に隠されて国・地方で2兆4,000億円増税を小さく報じているだけです。先月13日から約1ヵ月間この問題を真剣に考えてきました。改めて自分自身の力不足と税理士会の税制改正に対する対応の弱さを感じます。日本の税務行政を支えている税理士制度は、税理士約7万人職員約20万人の合計27万人が携わっています。電子申告・電子納税制度の普及、将来的に基幹税となるであろう消費税の円滑な運営に税理士の果たさなければならない役割は大きいと思います。その割りに税制改正への意見表明は後手に回ってしまい残念であります。今回の役員給与の一部損金不算入の対象会社が本当に5万社程度なのか疑問が解けないでいます。税理士は、税の専門家としてもっともっと研修を積まなければなりません。納税者から信頼を得て職責を果たすには、税理士会の総力を結集できる体制強化が望まれるところです。
2006.01.18
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ライブドアの家宅捜索のニュースが大きく取り上げられている今朝の新聞です。フジテレビの経営権取得騒動や総選挙の刺客の一人になって英雄視されていた堀江社長の構想に司法面からのメスが入った。偽計取引と風説の流布で株価を操作した疑いがかけられていると言う。 平成13年以降頻繁に商法が改正され、株式交換や株式の分割等が容易に実行できるようになりました。そのほか、金庫株の解禁、額面株式制度の廃止、会社関係書類の電子化・電子公告制度、経営責任の軽減、会計制度の合理化・国際化、株券不発行制度の創設等を経て、新会社法の制定に至っています。 商法の改正、新会社法の内容を充分に知り尽くし企業経営に採用した会社と、従来通りの経営を継続している会社では全く異なった成長過程を辿った過去5年でありました。 ライブドアは、商法改正のあらゆる手法を使って、企業買収・合併を繰り返し拡大成長して来ました。行き過ぎと許容範囲内の境界は微妙な判断になります。 私は、人間の能力にはさほど差がないものと感じています。若さとやる気が旺盛なときは無限の可能性を秘めていて何をやってもOKに感じるものです。基本ベースに深い愛情を持ちバランス感覚を重要視するのが経営者(リーダー)の役割であると思います。
2006.01.17
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時間があると、好奇心が強く行動的なところに共通点がある夫婦です。気温の上昇につられて大宮から湘南新宿ラインで大崎までグリーン車に試乗、りんかい線に乗換え国際展示場駅で降りて、最高級のお台場に建設しているリゾートホテルを見学した。それは立派なものでした。昼食後ゆりかもめで新橋へ、山手線で秋葉原に移動して「萌えビジネス」の現場を見学しました。秋葉原の電気街は、歩行者天国でごった返していました。「萌え」の気持ちは全く理解できないまま歩きつかれて京浜東北線を利用して大宮へ、早目の夕食を食べながら1年前の1月16日にも大宮で事務所見学をしていたことを話していました。「百聞は一見にしかず」といいますが、現地に出かけることは多くの発見があります。五感で受ける体験はとっても重要であると思っています。1月28日から携帯スイカが利用できることを知りスイカビューのクレジットカード申込書を2通貰ってきました。本屋さんで4冊の本も買ってきました。久しぶりに休日を二人で出かけて都内一周の日返り旅行をしてきました。
2006.01.16
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私は、事業と言うものは、会社組織で経営すべきであると思っています。どんなに零細でも従業員が一人でもいれば個人事業では責任がもてません。事業主の寿命とともに関係者の職場も失われ、経営上の負担は事業に関係しない相続人もすべて引き継ぐことになりかねません。 創業時のわずかな期間は、事業として成り立つか不明であり資金不足、従業員もいない場合は、個人事業として経営するしか選択の余地がありません。寄らば大樹の陰で、大企業に定年まで勤務できた時代は過去のものとなりました。技術を磨き人脈を頼りに独立する零細な事業者が多くなります。 新会社法は、日本経済の活性化を図り若者が夢を持って新規事業に取り組める環境を作るために改正されたと思います。これを税制の面でブレーキをかけることは時代に逆行していると考えられます。 勤労所得を得るには、サラリーマンでも事業主でも同じ苦労が伴います。必要経費もかかります。なぜ、事業主の勤労所得に係る必要経費を否認する必要があるのでしょうか。 当然のことながら過度の節税策は防止しなければなりません。しかし、「角を矯めて牛を殺す」ようなことは厳に慎まなければならないと主張します。
2006.01.15
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資本金1億円未満の法人253万3,074社の内、資本金1千万円未満の法人は141万8,157社で1千万円以上1億円未満が114万4,917社です。一部税理士のアンケートによれば、同族会社の役員給与の改正に該当する可能性のある法人は、顧問先の中で30%~50%になり、全国で50万社から80万社になるはずであると推定されています。ところが今回の税制改正案は、対象者は5万社程度で、法人成りで節税だけを狙った実質的一人オーナー会社に限定されるものであり、商工会議所等の中小企業団体には悪影響がないと説明されています。具体的な改正法案が示されていないので、5万社程度に対象を絞る手法は頭に浮かびません。が確実に対象者限定の税制が創設されるものと考えられます。一人医療法人、弁護士法人、監査法人、税理士法人等は今回の税制改正の対象にならないらしいのですが、組織別法人数は、株式会社が1,040,379社、有限会社が1,432,883社、合名会社が7,775社、合資会社が43,504社、その他の法人が47,547法人です。法人の組織により税制が異なることになります。税制改正案の閣議決定の日程が迫っています。税の専門家である税理士として国民が納得できる税制の確立を願ってやみません。
2006.01.14
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「透明で分り易い会務」をテーマに掲げ、原則としてすべて情報公開することを心掛けています。紙ベースを当然としてきた情報伝達の社会にショクを与えているようです。政府ではすべての機関がホームページを開設して可能な限りの情報公開を実行しています。財務省や国税庁、国税局のホームページの充実は目を見張るものがあります。電子政府の浸透により「小さな政府」は本物になりつつあります。それに比較して税理士会の情報化の進展は歩みが遅いような気がしています。「あまり急がないで」と忠告を受けるほどネットでの情報公開に取り組んで、すべての会員が同じレベルの情報を共有し、より強い団結と「税金のことは税理士」として社会から完全に認知されるよう考えているところです。同族会社の役員給与の問題も、情報公開の少なさと国民的議論の無さに問題提起をしています。せめて税の専門家である多くの税理士が賛成できるだけの情報量と検討期間が必要です。平成16年度国税庁発表の会社標本調査によれば、法人総数は257万2,088社の内、資本金1億円未満の法人は253万3,074社を占め98.5%が中小企業です。その中の5万社程度を対象とした増税案で、法人税及び所得税の税体系を変えるほど重要な改正案を突然決定される理由がどうしても理解できないでいます。より詳細な情報公開を望みます。
2006.01.13
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1月11日(水)読売新聞13面の「同族企業の法人税増税」の記事を読んで頂けましたでしょうか。読売新聞の解説部坂井伸行氏が取材された「法人経費と役員給与『控除』議論不十分」をテーマに解説されています。自民党の2006年度税制改正大綱の中で、通常の注意力では発見できないような場所に、同族会社の役員給与一部損金不算入の重大な改正項目が隠されています。対象となる中小零細会社の経営者も、関与税理士もほとんどが知らない間に増税案が決定されようとしています。マスコミでも議論にもならないほど小さな扱いでしかありません。この問題を正面から取材され解説された坂井さんに、税の専門家である税理士として心より感謝しております。この改正案は当局が試算している対象者全国で5万~6万社ではなく、200万社にものぼる同族会社のすべてに関係するものであります。法人税法と所得税法の根幹を揺るがすほどの重要な改正でもあります。現在70%近くの同族会社は赤字だから、平均給与が600万円台だから対象外などの試算は論外です。同族会社(90%以上株式所有)のオーナー社長の給与と法人所得を合計して800万円以上になることは社会悪であるような今回の改正案は理不尽であります。国会議員の先生方もう一度詳細に再検討してみてください。商工会・商工会議所・法人会・間税会等の役員の方々と経営者の皆様、真剣に改正法案の中身と増税額を再検討してみてください。国民的議論なしで税制改正が決定されてしまうほど残念で情けないことはありません。
2006.01.12
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関東信越税理士会長野支部の星野直信支部長のブログ(本会のホームページ会員のブログから参照)1月8日号に「IT寺小屋」の記事があります。一部引用させていただきます。トラックバックで星野先生のブログに飛ばすのが通常ですが、同業者であることに甘えて無断で引用させていただきました。星野先生ごめんなさい。すべての支部で「[IT寺子屋]が開催されることを期待しています。支部長さんと情報システム部長さんよろしくお願いします。(引用文)会員の平均年齢が60才台の税理士会においてIT化を推進・電子申告の準備に関わってきました。現在、支部長として「IT寺子屋」と称してIT化のデモを毎月実施し、啓蒙を行い、今年の正月には下記の方向性を明らかにしました。・ ・・・・ そこで、私はITを日常業務で使うハウツーを明らかにしなければならないと考え、昨年後半から税理士会長野支部定例会でIT寺子屋を開催し、会員にIT利用への動機付けを行ってきました。二年目は本会のホームページを会員参加型のマルチプラットホームとして位置づけ、税理士に必要な情報のアクセスポイントとして活用する手法を支部会員に伝えてまいります。・・・・・・ そんな折、東京会の情報システム委員会の動向を同会の機関誌に掲載されていることを知り、大いに参考になり、私の企画案に取り入れて行きたいと考えていますので、ここに紹介します。・ ・・・会員向けパソコン力強化支援講座開催・・・ 情報システム委員会主催による「会員向けパソコン力強化支援講座」が、12月13日税理士会館で開催された。この講座は、会員のパソコン技能向上を目標に企画されたもので、188名の会員が参加した。・ 午前の部では、当日九段会館で行われた会員研修会がインターネットを経由して試験的に生中継で上演され、テキストも配布されたため熱心に映像に見入る会員が見られた。
2006.01.11
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私は、スケジュール管理と事務所職員との伝言等にオフィスコンダクターというソフトを利用しています。そのため従来から毎朝自宅のパソコンのスイッチを入れるのを日課にしています。税理士会でも、同じソフトを利用しているのですが、まだ本格的な活用がされていません。昨年の1月のスケジュールを見ると、埼玉県連内の支部例会を訪問して新年の挨拶と会務への方針を述べさせて頂いていました。休みの日には、大宮駅周辺の空事務所を見学し、IT化を促進できる事務局探しに出かけていました。大宮法科大学院ビルとの出会いは1月16日でした。まだ工事中で塀の外に小さく「テナント募集」の看板を一緒に行った妻(税理士)が見つけて「このビルは大きくて良さそうですね」と言われ、早速電話で確認してみました。その日は日曜日で留守のため、17日に連絡したがすでにほとんどが予約済みで、14階と15階の一部だけが検討中とのことでした。ヘルメットをかぶり現地を見て14階のすべてが利用できることを条件に仮押さえをしたのが現在の税理士会館です。オフィスコンダクターはすごく便利な道具で、いつでもどこでも携帯電話からも確認できます。今年は、事務局員及び役員間の伝言や日程調整にも活用したいと考えています。
2006.01.10
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本会の常務理事(広報部長)を永年務められ、現在でもが税理士会に対する苦情の相談をお願いしている足利支部の岩崎勝先生から、太平洋戦争当時の手紙の内容と昭和20年8月15日の玉音放送の全文(写し)を頂戴して拝読させて頂きました。正直なところ玉音放送の内容を考えながら聞いたのは初めての経験です。インターネットを利用すれば、今でもノイズを消去した玉音放送を音声で聴くことができます。岩崎先生の文書の表題には「昭和20年8月15日の原点に返れ」と記されています。すべての国民に広く読まれることを期待しています。私も、会長に就任以来多くの方々とお会いする機会が増えて、その度に先生方の見識の深さと人格の高さに感激と尊敬の気持ちが蓄積されてきました。関東信越税理士会のリーダー役職を務める資格があるのか反省することばかりです。税理士業界には素晴らしい先生が沢山いらっしゃいます。一人一人の経験と見識が税理士会全体のものとなるよう努力することが私の責務であると感じています。終戦(敗戦)の詔勅を拝聴しながら、岩崎先生から戴いた全文を拝読し、一つの時代の終焉と新しい時代のスタートを感動をもって実感しました。
2006.01.09
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韓国との国際交流を進めている「ハンマームの会」の新年会に出席してきました。韓国語の勉強をしている人、韓国からの留学生が参加して楽しい集いでした。念願の韓国語での挨拶を実行させて頂きました。カタカナで原稿を作り、わずか5行程の前文と締めだけハングルで暗記して挨拶しただけですが、記念になる1日でした。林(イム)先生、前田さんそして若宮会長さんありがとうございました。2時間ほど丸暗記のため繰り返し声を出して読んで、日本語の意味を考えながらゆっくりと話をしました。記念のため原稿をブログに残します。これから、韓国語の勉強をするつもりです。1年後に笑いながらこのブログを読めるようになりたいと思います。アンニョン ハセヨ (こんにちは)セェー ポンマニ パドゥセヨ (明けましておめでとうございます)チョヌン シミズタケノブ イムニダ (私は 清水武信と申します)サヤマケーブルテレビ エ サジャン イムニダ(狭山ケーブルテレビの社長です)マンガソー パンガワヨ (お会いできて嬉しいです)(3分ほど日本語で挨拶)アプロ チャルブタ カムニダ (今後とも宜しくお願いします)
2006.01.08
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日本列島が冷凍庫の中に入ってしまったような寒さでした。今年の豪雪は観測史上例を見ないほどのことだそうです。海産物と野菜が高騰し冬物コート、暖房器の売れ行きはすごいと報道されていました。昨日は会務担当副会長及び専務理事との打ち合わせを行い、最近増加している綱紀事案への対応を協議しました。顧問先の脱税相談に乗った又は自己脱税により処分を受ける税理士が年末に3件発生しました。いずれも職員に任せすぎの事案で監督責任を追及されています。全会員が自己の事務所の管理体制の見直しを強化して税理士業務に取り組んで頂きたいと思います。全国の単位会別の綱紀監察事案件数の推移を過去10年にわたって調査することにしました。最近、関東信越税理士会管内での事案が多いような気がしています。家庭の事情等で監督不十分になり、話を聞いてみると情状酌量の余地がありそうな事案もあります。官報に掲載され、税理士会としても税理士の業務停止処分の議決が必要で、場合によってはマスコミに報道され税理士業界全体への不信感を増大させるのが綱紀監察事案でありますので、国税当局とも協議をして事前防止に努めたいと思います
2006.01.07
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栃木県連足利支部長の板橋清会員(55歳)が急逝されお通夜に参列してきました。 昨年暮れの12月30日にお亡くなりになりました。前日まで元気にお仕事をされ支部長としても人一倍の責任感を持って大活躍されていた素晴らしい先生でありました。 現役の支部長が突然ご逝去されたのは初めてのことだそうです。心から哀悼の気持ちで一杯です。 税理士会の役員は想像以上に激務であります。特に支部長さんは税務署をはじめ地域の団体との連絡・調整業務が重なり税理士会会務の中でも一番重要で息の抜けない職務が課せられています。働き盛りのお年であり、残されたご家族及び職員や顧問先企業の経営者、足利支部会員にとっても、かけがえのない先生を失い途方にくれた年末年始であったとご推察しております。全会員で故板橋清足利支部長のご冥福をお祈り申し上げたいと思います。 私自身にしても、税理士会の役員として常に税理士業界の将来を考えながら会務を執行しております。自分の健康管理は最重要な課題でありますので、仕事配分と気分転換に心がけ過労を避けるようにしております。健康あっての人生です。寒さ厳しい折皆様のご自愛をお願い致します。
2006.01.06
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今日から2006年の仕事が始まります。昨年の税理士法人SKJの業績は、予算をクリアーして売上も利益も上昇傾向に転じました。今年は、売上で前年比10%のアップを見込んでいます。機会があれば支店増設も視野に入れてエリア及び業務の拡大を企画しています。私自身が税理士会の会務中心に行動している結果、職員の結束が進み各種委員会の立ち上げや毎月の顧問先を対象にした研修会の開催等、積極的な施策が実を結んできました。社員税理士3名を先頭に事務所承継も順調に進んできました。税理士・公認会計士で8名、総勢40名の税理士法人SKJは、関連会社の(株)クリエイト、狭山ケーブルテレビ(株)、日本情報システム(株)、(有)ソニック、(有)イーコールと連携してワンストップサービスの提供を心掛けています。税理士会としても、新会社法の施行に伴う多くの業務が発生します。中小企業の活性化が日本経済の底上げに繋がります。税理士は地域経済の発展に大きな影響を及ぼす職業集団です。研修を充実して、頼りにされる税理士会を目指して一年のスタートを切ります。
2006.01.05
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あなたは資産運用の利回りをどの程度望みますか。たぶん3%以上と回答するでしょう。本心としては5%を望みたいところです。銀行が最高益を挙げています。ゼロ金利政策の継続で調達コストはほとんどかかりません。公的資金で不良債権の償却が済めば、莫大な利益計上は当然のことであり、預金者等の取り分が回っているに過ぎないような気がします。中小企業が1円で仕入れた商品を100万円で売ったら詐欺行為になるし、売れもしません。約1,400兆円にもなる個人金融資産の利息を棒に振って、日本経済の再生に国民すべてが挑戦し乗り越えようとしています。外国資本がタダ同然になったゴルフ場や不動産、企業を買いあさり、戦後60年で築き上げた富の半分以上が取り上げられた勘定になると思います。でも、日本人はしたたかで再びゼロからの出発を決意して富の再構築に取り組む気力を持ってきました。それが2006年(平成18年)であります。過去の失敗を繰り返さないためにも、戦略の練り直しが必要です。少子高齢化時代で人口も減少します。ハングリー精神が失われた中での経済再生は初めての経験です。
2006.01.04
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昨日は家族全員が集合しました。子供4人が結婚しているので夫婦で8人、大学生の娘と孫が3人、私と妻で合計14人となりました。ともかく賑やかで料理だけでも大変です。一段落して、4時過ぎに私の実家に年始に行きました。ここでも20人近くで宴会となりました。お正月に娘や息子と自分の兄弟が仲良く一同に会して顔を合わせる機会が持てるのが幸せであると思っています。 仕事を離れてのんびりしていると、体や頭の疲れが消えてゆくのが実感できます。テレビで駅伝を視たりしながら鋭気を養っています。年賀状もすべての友人に差し出すことができず申し訳なく思いながら懐かしさを感じています。 元旦の天皇杯サッカー決勝で、浦和レッズが25年ぶりに優勝して幸先のよいスタートを切りました。全日本実業団駅伝でも地元のホンダが5位に食い込み明るいお正月を迎えています。 何をするにも家庭の安定と健康が大切です。庭でゴルフのアプローチの練習をしながら休みを楽しんでいます。
2006.01.03
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一年の計は元旦にあると言います。元旦の新聞は丹念に目を通して新聞記者の目から見た世相を感じ取り、自分なりの時代分析を試みています。小泉総理になってから日本の世相は大きく変わってきました。欧米的考え方が一般化して従来から見ると非情に写る判断が多くなってきました。しかし、比較的社会的弱者の方が小泉総理支持に回り、示される政策は結果的に富裕層有利な面が多いような気がします。都会が有利で地方が不利、大企業有利で中小企業が不利、これは当然と言えば当然のことであり、甘えが許されない資本主義社会の市場経済が求めているところでもあります。日本は偉大なる社会主義的統制経済であったような気がします。幸いに右肩上がり経済でほとんどの国民が護送船団に引かれて豊かな生活を享受することができました。熾烈な競争社会に入ってきました。このことを前提にした事業計画、経営計画を組まなければなりません。税理士業界も全く同様であり、従来とは根本的に違った発想で事業計画大綱を考えなければなりません。先見性が優れていれば成功はたやすいことです。時代の先を読む能力こそリーダーに求められている素養であると感じています。
2006.01.02
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明けましておめでとうございます。元旦の日経新聞見出しは、ニッポンの力「反転 強い時代が始まった」です。期待と希望の中にドッグイヤーは、スタートを切りました。新年のご挨拶を関東信越税理士会のホームページに音声でアップしました。「新春 会長あいさつ」をクリックして聞いてみてください。税理士会では、今年1年をかけて全会員がインターネットを閲覧できる環境を整備していただき、研修、連絡、電子申告の普及拡大に利用してもらいたいと願っています。36時間の研修受講義務を全会員がクリアーするには、インターネットの利用以外不可能です。いずれ法定化されると思われる研修受講を完全に履行できる環境を作りたいと思います。今年は、税理士会で所有している大原の土地処分と浅間町の旧税理士会館の利用方法の見込みを付けて、新しい目標へのターニングポイントの年にしたいと思っています。税理士会のホームページをも尚一層充実して、毎日5,000アクセスの達成ができるように全役員と事務局員が一致協力して、魅力ある内容を提供する予定です。本年も宜しくお願い申し上げます。
2006.01.01
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