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日曜日は、毎年恒例で近所の小学校がプールの一般開放というのをやっていたので、ムスメ1号を連れて行ってきた。小学校のプールなので、特にアクティビティがあるわけでもなく至ってシンプルなプールでがあるが、なんたって無料は強い。もうご近所中のガキの皆様が一堂に終結した感じで、プールの中は激しい芋洗い状態で、ちょっと移動しようにもぶつかりまくりの蹴られまくりである。在校生が友達連れで来ているのがほとんどで、あとは我が家と同様、幼い子連れのお父さんがチラホラ。時折目が合うと「おたくもたいへんですなぁトホホ」と互いにテレパシーで挨拶を交わす。一般開放というのに、若い水着のお母さんや、女子高生や女子大生やOLさんなどは、なぜか皆無であった。小学校のプールといえば、昔、夜中に仲間数人と塀を乗り越えて勝手にプールに侵入し、忍び込んで泳いだ思い出があるが、夜中のプールというのは水中がよく見えないので実はとても気味が悪かった。というのも、当時、つのだじろうのマンガで『亡霊学級』という短編集が流行っていて、その中の1話「水がしたたる」という話の中で、学校のプールで水死した水野先生という女教師の亡霊がプールの底に現れるのだが、その姿がもうちびりそうに怖かったのが脳裏に焼きついていたからである。それにしても悲惨なのは、埼玉県ふじみ野市の流れるプールの事故。あんなことで突然我が子が死んでしまうとは想像もつかない事故(しかも、あまりにも気の毒な死に方)だけに、家族のショックはいかばかりか。聞けば聞くほど管理サイドの二重三重の間抜けぶりが薄ら恐ろしく、自分たちの身は自分たちで守るしかないと、あらためて思い知らされる。本当にコワいのは、いつも人間のすることである。
2006年07月31日
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ムスメ2号の名づけにあたり、5年前のムスメ1号のとき以来、久しぶりに名付け本やら姓名判断のサイトやらを色々見ていたのだが、以前、郡山ハルジ氏も書いていたとおり、昨今の子供の名付け事情は思った以上に凄いことになっており、その勢いは全国各地で加速しているようである。たとえば、著名人の子供の変わった名前として有名なので言うと、いかにも今どきチックな名前のはしりと思われるのが、ボクシングの辰吉選手の息子、寿希也(じゅきや)と寿以輝(じゅいき)。K-1の角田選手の子供も格闘家らしく「北斗の拳」にあやかって、友里亜(ゆりあ)と賢士朗(けんしろう)で、アタタタタ。野沢直子の子供は真珠(しんじゅ)と珊瑚(さんご)と海(かい)でサザエさん的な叙情を醸し出している。中でもさすがにこれはホンマカイナ?と驚くのが、かの内田春菊先生の4人の子供で、在波(あるふぁ)、紅多(べーた)、紅甘(がんま)、出誕(でるた)。もはや子供を記号化しているところに、彼女の幼少期の悲しい生い立ちを偲ばざるを得ない。ま、いずれにしてもこれらを代表とする著名人の方々は、そもそもが浮世離れした人種であるからして、こういう名付けをするのもある程度は許容範囲内ではあるのだが、問題はやはり我々一般庶民の子の場合である。たとえばこちら、 『子供の名付け(命名)DQNランキング』 は、世の中に増殖中の、その手の異常な名前を一堂に集めて投票形式で順位付けをする有名なサイトなのだが、これがもう目を疑うような狂った名前のオンパレードである。まぁネタもとは、2ちゃんねるの育児版スレッドからの収集・整理したとのことなので信憑性は低いかもしれないが、仮にこの中で本物は三分の一であったとしても、インパクト十分である。サイト内の名前をあれこれ検索してみて特に気になったものをいくつかピックアップしてみると。光宙(ぴかちゅう)くん[男]・・・人間ではないけれど、いいのか?一生進化はしないぞ。亜菜瑠 (あなる)ちゃん[女]・・・しかし酷いことするよなー、女の子の名前に。この親は将来ムスメに殺されても文句言えないな、これは。二成(ふたなり)くん[男]・・・ふたなりはりょうせいぐゆうのいみですね。不思議(はてな)ちゃん[女]・・・これで成績が学年トップだったりしたら、逆に恐ろしい存在である。王子様(おうじさま)くん[男]・・・思いっきり嫌な奴になるか、ボコボコにいじめられるか、ふたつにひとつ。しいたけ(しいたけ)ちゃん[女]・・・あぁ、脱力・・・。なぜ?なぜしいたけなの?お兄さんは、「まったけ」くんなの?超(うるとら)くん[男]・・・なんだかわからんが、妙にカッコいい気もする。動画(てれび)くん[男]・・・もはや何も言うまい。ちなみにうちのムスメ2号は、さんざん悩み抜いた末に「○乃」という名前に決定したのだが、結果的には苗字とのバランスも良く、愛らしい響きでなかなか気に入っている。ただ、後になってひとつだけ気になることが出てきたのだが、それは他人に名前を説明するときにこの「乃」の字をどう伝えるか?である。我々の世代以上であれば、おそらく真っ先に浮かぶのが「乃木大将」であるが、最近の若いお母さんは知らない人も多いらしい。あと、女の子の名前の説明に乃木大将もないだろう、ということでネットで色々調べると、東京方面の人でよく使うのが「乃木坂」。なるほどと思ったが、でも関西圏ではちと馴染みが薄いのである。人名であれば、「若乃花」「木村佳乃」「乃南アサ」などがいるが、どれもちょっとなぁ。商品名だと「越乃寒梅」「揖保乃糸」あたりだけど、これもなぁ。困った末に「及ぶから一本取ったやつ」や、「アルファベットのBみたいなの」「刀の右上をへこました形」などと説明するヒトもいるそうだが、どれも苦しいなぁ。何かこれぞという「乃」の字のスッキリ明快な説明方法ってないもんだろうか。
2006年07月29日
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オフィスの近所に、パン好きの人々の間では全国的に超有名なパン屋があり、たまに店の前を通りかかると、たびたびものすごい長蛇の列ができている。誘導係の警備員が2人ほど路上に立ち、溢れた人たちの交通整理に日々追われるというたいへんな状態である。テレビや雑誌など相当あちこちで紹介されているらしく、さらにこの大行列の視覚効果が界隈での噂を呼び、さらに行列の長さに拍車をかけているようである。午前中はいつも11時頃には一度完売閉店となり、午後3時頃からもう一度再開するというので、夕方4時過ぎに立ち寄ってみた。店の前に警備員はいたが、さすがに行列はなく、すんなり店内へ。やや薄暗く狭い店内には先客が4人。売場と厨房との境目のないオープンキッチンのようなスタイルで、売場にはざっと見て20種類ほどのパンが並んでいた。入った時間帯のせいか、並んでいるのはハード系のパンがほとんどでいわゆる調理パンとか菓子パン系はほとんどなく、全体的に硬派なメニューの印象であった。※ここのオーナーは、もとは神戸・御影の有名なケーキ屋出身ということでデザート系のパンも相当レベルが高いらしいが。ここの代表的メニューと噂の、オリーブのパンを含め、目に付いたものを適当に8種類購入。あとですぐにその天然酵母のオリーブのパンを食べてみたが、なんだこれは!のウマさ。ちょうど巨大な枝豆のような形をしたパンの中に、アンチョビをまぶしたオリーブの大粒が4個入っていて、外側は香ばしいが中はしっとりしたパン生地と、噛むと口の中にジュッと広がるオリーブの香りが絶妙にマッチング。これはもうワインのあてに抜群である。このパンだけ2個買っておいたのは大正解。その他のパンもなかなか美味しかったのではあるが(生ベーコンと黒胡椒のパンとか、生ハムと玉葱のパンなど)、正直言ってこのオリーブパンを食べた後で比較してしまうと、その他のパンはあまり印象に残らず霞んでしまうのが気の毒なのであった。天然酵母 オリーブ天然酵母 チーズと黒胡椒天然酵母 生ハムと玉葱天然酵母 ソーセージ天然酵母 ベーコンと黒胡椒マンゴーとチーズのベーグル紅茶のクリームパンクリームパン
2006年07月28日
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先日、梅雨どきの天候とムスメ2号の誕生とでなかなか外出もできずに家の中でパワーを持て余し気味だったムスメ1号を連れて、半年ほど前に近所にできたという新しいクライミングジムに行ってきた。自宅からクルマでほんの5分ほどの非常に便利な距離にできたこのジムは、なんというか土木工事の詰め所のようなプレハブ建ての外観で、開けっ放しの扉から中を除くと、入口に近い土間のようなスペースで、なぜかパイプ椅子に腰掛けたおばちゃんやらジイちゃんやらが机を囲んで何やら世間話をしている真っ最中であった。おそるおそる「あのー」と声をかけると、ちょうどワタシと同世代ぐらいの短髪の男性が「はいはい」と立ち上がり、「登るんだったらここに名前と住所書いてください」とノートを開いた。茶を飲んでいるおばちゃんの隣のパイプ椅子に座って名前を書き、あらためて建物の内部をみると、部屋の奥に向かって小規模ではあるがちゃんとクライミング用の壁が本格的に作りこまれていた。短髪の男性はどうやらここの代表者のようで「この箱に500円だけ入れてください」と言うのでその通りにすると、「じゃ、好きなところ使って練習してください」と、基本的に放任主義スタイルのようであった。先客が3名いたのだが、3名とも小学生以下の女児であり、しかも3名は3姉妹のようであり、しかもどうやら短髪の男性とその3名の女児は親子のようであった。うちのムスメ1号は、巧みに壁を這う3姉妹に多少圧倒され気味であったが、短髪男性が「おい、そろそろプール行くぞ」と姉妹に声をかけると、全員でぞろぞろ出かけて行ってしまった。それまで遠慮がちであったムスメ1号はようやく壁に飛びつき、いつものように汗だくになりながら登ったり落っこちたりを楽しそうに繰り返していた。その後、20代の男女数名がバラバラとやってきて、さほど広くない室内はすぐにまた人口密度が高くなった。しばらくすると入口の土間の方から突然「スイカ切ったからどうぞー」とおばちゃんの呼ぶ声がしたので行ってみると、切ったスイカが大皿に盛られて机の上に置かれていた。「タネはこっちの小皿に出してね」なんて言われながら、なんだかよくわからないがムスメ1号と一緒にいただいた。すると外から、さらに新たなおっちゃんやおばちゃんがどかどか参入してきて「あーうまそうやねー」なんていいながらスイカを食っている。不思議なのは、初対面であるおっちゃんやおばちゃんたちも、我々に対して「あんた誰?」と言わないことである。いったいこれはどういう人たちで、ここがどういうシステムになっているのか、サッパリわからないのであった。そういえばこういう感じは、アジアの街を旅行している時などはむしろ普通で、家庭の食卓にワタシのようなヨソ者が紛れこんでいても特に誰からも不審に思われなかったりしたものだが、ここは日本でしかもクライミングジムのはずである。冷えたスイカは旨かったが、不思議な空間であった。それにしても、知らないヒトと同じものを分け合って食うというのは、なぜかいつも妙に愉快なものであるよ。
2006年07月27日
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つい最近になって、ようやく生活のペースが落ち着いてきた。家庭にも仕事にも手がかかるのは相変わらずであるが、非日常的ドタバタ生活も、毎日のこととして繰り返しているうちに、いつしか日常のリズムとして定着してしまった感がある。我ながら、つくづく順応性あるなーと思う。先週までは、家庭のフォローのために早めに帰宅した日も、仕事の続きで真夜中までずっと企画書を打っていたりしたのだが、そういう時のBGMとして延々とヘビーローテーションで重宝していたのがコレ、小沢健二の4年ぶりの新譜『毎日の環境学:Ecology Of Everyday Life 』 である。最近では音楽シーンの表舞台にはほとんど登場することはないし、若い人にとってはもう「オザケンて誰?」という存在になりつつあると思うのだが、活動拠点をNYに移した現在もマイペースで質の良い作品を出している。今作もそう。すごく良い。全曲ボーカルなしの、ジャズ系のエレクトロニカという感じだが、これがなんというか深夜の仕事用BGMとして邪魔すぎず眠すぎず、脳の中が適度な緊張感で満たされ活性化されていく感じで、不思議なほど仕事がはかどる、はかどる。公私のスケジュールが入り乱れてのドタバタの中、集中力途切れずに仕事をこなせたのも、このBGMのお蔭によるところ大である。ワタシにとっての小沢健二の音楽の魅力は、なんといっても「ベースラインの格好良さ」なのだが、今作も、やはりベースとドラムのリズム隊がすごく心地良い。それに加えて、リズムの隙間を埋めて浮遊する音の粒々がものすごく凝った構成になっていて、今のところ何度聴いても全然飽きない。また、随所で効果的に挿入される不協和音のアクセントが効いていて、こういうところにもセンスが冴える。今回は、なんでインストゥルメンタルなんだろうと思っていたら、どうやらドイツ文学者である彼の父親が発刊している童話雑誌に、最近小沢健二自身が童話小説の連載をしていて、このアルバムは「その童話のBGM」という趣であるらしい、という噂を聞いて、なるほどそうかと納得。彼の公式サイトでこの童話小説が読めるのだが、思ったより大人向けの話で、読んでみると意味深な内容でこちらも意外と面白い。それにしても、この小沢一族は、父親の兄が彫刻家、弟は世界的な指揮者(征爾ね )、オザケン本人も東大卒のミュージシャンということで、なんだかとても文化レベルの高いインテリ揃いで凄いなぁ。しかしどうでもよいのだが、父親の主催するサイトのこのプロフィール写真の表情、一瞬、冗談なのかと思ったのだが、ちょっとすごくないか。ウケを狙っているのだとしたら、親子揃ってセンス抜群である。
2006年07月25日
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シド・バレットが死んだ。ガーン。最近ただでさえ心身ともに憔悴しているというのに、追い討ちをかけるようなこの突然の訃報に、もうショックで寝込みそうである。※あれこれ書くヒマがないので、詳細はいつかまた後日。ちなみに、ウィキペディア参照。
2006年07月12日
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ムスメ2号が生まれて、生活のペースが激変した。まず生まれて最初の一週間は、妻も入院していて家にいないもんだから、たとえ残業で明け方に帰宅しても、朝6時過ぎにはムスメ1号の幼稚園の用意を始めなければならず、お弁当箱にウインナーを詰めたりしつつムスメを起こして制服の着替えと朝食の準備をし、出かける前には体操服や借りた絵本の返却など忘れ物がないかチェック、ムスメの髪の毛をゴムでくくり日焼け止めを塗って、ゴミを出してからよそのママに混じって通園のバス停まで送っていき、そのままバタバタと出社するという日々であった。1週間たって母子が退院し、ムスメ2号が我が家にやって来てからは、今度は24時間ノンストップで3時間おきの授乳生活に突入のため慢性的に超寝不足の妻は体力限界で超機嫌が悪いし、ワタシはそのフォローのために相変わらず夜中に帰っても食器洗いの手伝いや、朝は早起きしてゴミ出しや引き続きムスメ1号のバス停送りなどで、一層、生活の時間配分がシビアになってきた。週末はムスメ2号の沐浴やオシメ交換などもできる範囲で手伝いつつ、ムスメ1号の遊び相手も必死でこなさなければいけないので、フル回転である。特にムスメ1号は、やはり自分に全ての注目が集中していた時代が終わったことを敏感に察知している様子で、なんだか必要以上にハイテンションになって存在感をアピールするので、不憫ではあるがこちらも時間と体力が追いつかない。おまけにムスメ1号は、幼稚園のプールで「とびひ」に罹ってしまい、ムスメ2号に感染らないようにと、近づくたびに「だめだめだめだめ、ホレホレあっち行って」などと言われるもんだからますます疎外感を募らせ、なんだか情緒不安定気味でますます手に負えなくなってくる感じ。そんな調子なので、落ち着いてムスメ2号の名前も考える余裕がないまま(そもそも2人目は男のような気が勝手にしていて、事前に考えていたのはほとんど男の名前だったので全部ボツ)、気が付くともうこの前の土日が届けの締め切り直前で、ギリギリまで焦って考えながらようやく決定し、最終期限の当日に届を出した。しかもよりによってこんな時に、ワタシの仕事の方はまたプレゼン準備が2つも3つも重なってきて、おまけに東京出張が週2回ペースで入ってくるもんだから、マイレージがどんどん貯まるのは結構なのだが、それを上回るペースで疲労と寝不足もどんどん蓄積していて、もう家族全員でヘトヘトなのである。だからもう寝る。
2006年07月04日
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