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と、イギリスでは呼ばれる日です。これ、イギリス人でも若い人には意味を知らない人がいたりするんです。昔は、郵便屋さんとか、牛乳配達の人とか、お世話になっている人達にちょっとした贈物やお小遣いを差し上げる日だったそうです。お屋敷などでも使用人にプレゼントを上げたようです。今でも、田舎では、顔見知りの若い配達人さんにお小遣いを上げるご老人はいないわけではないようで。で、ボクシングデー、郵便は配達され、お店の一部ではクリスマス後のバーゲンが始まりますが、まだまだほとんどの職場はクリスマス休暇です。うちでは、冷たくなったターキーのローストサンドイッチにして昼食にしたところです。コールドターキーには、小さな胡瓜のピクルスを合わせてをサンドにしたりするのですが、ツレアイはピクルスがあまり好きではなく、私一人が瓶全部空けてしまいそう。イギリスでは、クリスマスイブは、まだまだ買物や準備に追われ、ご馳走を食べるのは25日なのですが、うちは、都合により24日にターキーを食べました。25、26日は電車が止まっており、遠くからお越しの方に来ていただけないのです。つけあわせは、ローストポテトにゆで野菜。ソースは、ブレッドソース(スパイスの入ったホワイトソースのようなもの)。それと、クランベリーソース。これは、はっきり言ってジャムです。甘いです。そう言えば、お友達のお宅では、お姑さんがポークの方がお好きなので、クリスマスでも豚肉にマスタードとアップルソースとか。お肉に甘いもんつけて食べるのが好きな国民ですな。デザートは、定番のクリスマスプディング。濃厚なフルーツケーキのような物です。私は、この”クリスマスプディング”よりも、普通のフルーツケーキの”クリスマスケーキ”の方が好きなのですが、今年は、前もっと作っておく余裕がなく、お客様のお持たせのクリスマスプディングを使わせていただきました。いや、これが、美味しかった。Ducy Ogirinalというブランドのクリスマスプディングですが、上等のブランデーが使ってあるのが、蒸しているといい匂いがしてくるし、有機栽培のフルーツナッツがたっぷりと入っていて、柔らかくて、うーん。美味しい。ちなみに、このDucyというのは、チャールズ皇太子の会社です。この方は、イギリス南西のコンウォール岬に大きな有機農法の農場を持っていて、有機栽培の普及にも貢献しています。で、会社も、様々な有機栽培の高級加工食品を中心に製造販売しています。ちと高いけど、ビスケットなど、なかなか美味しいです。収益は、皇太子が主催している慈善事業へ。まあねえ。この人もねえ。まだ10代だった世間知らずの貴族のお嬢様をだまして結婚し、彼女にとーっても不幸な結婚生活をおくらせ、あげくの果てにはあんな死に方をさせてしまった。こりゃあワルイですよ。でも、いいこともいっぱいしている。まあ、ともかくも、この会社のタベモノは安全で美味しい。 来年も売上に貢献しちゃいましょう。
2006年12月26日
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クリスマスまで秒読みとなり、街の中は車でいっぱい。郵便局ではクリスマスカードやプレゼントを送る人の行列が長~くなりました。台所の改装が間に合うかどうかわからないので、私は、まだ七面鳥を買ってないのですが、地鶏やオーガニックのは、うかうかしているとなくなってしまうだろうか..心配です。24日に街を歩いていると面白いですよー。人口分布がいつもと違うんです。普段は圧倒的に女性が多いショッピング街に、男性が、それも単独で右往左往としているんです。最後まで延ばし延ばしにしていたプレゼント買い、早くしないとお店閉まっちゃいますよー。25日は、どこも閉まってますよー。この年の瀬、まず、ロンドンで物騒な怪事件が起きました。放射性毒物事件、捜査はどうなっているのでしょうね。海外へのクリスマスカードには、「田舎は平和です」なんて書いてたけど、その後、ロンドンの北東で起きた「切りさきジャック地方版」のような、 買春婦連続殺人事件。昨日、一人、今日また一人、容疑者が逮捕されましたが、決定的解決は、まだまだかもしれませんね。当初から犯人は被害者の女性達に信頼されていた、つまり親しい知人だったのでは、と言われていました。いずれにしろ、この寒空に、知り合いに殺されて川の中に捨てられたなんて、気の毒です。彼女達、みんな10人並以上のチャーミングな人達だったのに、麻薬の罠にはまり、そこから抜け出せないでいた。冬の夜、麻薬代のために街頭で危険な仕事をして、そしてとうとう....。やるせないことです。悲しんでいる親や子供もいるのに。一日も早く事件解決して欲しいです。もちろん、それで彼女達が提起している問題が解決するわけではないけど。
2006年12月19日
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この師走の忙しい時に、台所の改装工事をしております。これが、当初考えていたよりも大工事となり、古いしっくいを完全に剥し、壁を塗直したり、電気の配線を新しくしたりと、大がかりなこととなりました。そんな調子なので、パソコンの電源もはずしたままの状態が続きます。なので、ここは、やりかけていたお裁縫をすましてしまわねばと。これ、銀杏返し風の髪になるはずだったのですが、毛糸が太すぎて爆発ヘアーに。本には極細毛糸と指定されていますが、なぜか、街の毛糸屋さんには細い毛糸が売っていないのです。だいたい、編物人口、手芸人口が減っているため、どこのデパートでも縫物編物の売場が撤退または縮小しているこの頃。品数も減っているのでしょうかねえ。ロンドン都心の某有名デパートの本店には、さすがに極細毛糸が売られていましたが、それが、Jeagerなどのファッションブランドが出している高級品なので、びっくりするほど高い。手芸用に買える値段ではありません。て、わけで、放り出しておりました。せんない。思い直して、安くても手に入る太さの毛糸で髪をつけました。アップヘアは無理なので、こんな感じでごまかすことに。うーん。どうも今一だなあ。イメージと違う..目を付けるときに後ろに糸をひっぱりすぎて顔が平になってしまったし、位置が今一つ決まってないし、前髪をカットしすぎたし、うーん、どうしよう。
2006年12月15日
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「朝妻船」は、なんでも「娘道成寺」に張り合って作られた舞踊だそうです。白拍子の踊りというこでは共通していますが、ただ、道成寺の華やかさや設定の凄まじさに比べると、シックと言うか、地味めなのは否めせんね。片や、爛漫の春。一方は、秋の湖。片や満開の桜。一方は月。また、道成寺では大勢の生ぐさ坊主が花傘を持って踊るのに対して、「朝妻」では最初から最後まで白拍子一人。それも、最初は狭い船の中で踊るので、手が多いわりには動きが派手ではないし。と、いろいろ対照的です。でも、道成寺ほどではなくても、朝妻船でも小道具はちょこちょこ替えていきます。前もって用意して作っておいた鼓、ぶんぶんと振り回せるように軽い素材で作った長絹に続いて、第三段、鞨鼓(かっこ)が完成。鞨鼓とは、元々は雅楽の楽器だそうで、雅楽の指揮者のような人が使う楽器だとか。日舞の鞨鼓は、それよりずっと小振りで、帯の上部あたりにつけて打ちながら踊ります。材料は、例によってケーキ台二枚と、ペットボトルです。適当な大きさの筒はないかと探しましたが、手近になかったので、ペットボトルを適当な長さに切って、新聞を巻いて太くしました。きっちり巻いた方が仕上りはきれいでしょうが、重くなりそうなのでユルユル、つまりボコボコです。パソコン用の空 CD/DVDの入った筒がちょうどいい直径だったのですが、まだ中身を使いきっていなので借用は自制。今はクリスマス前だから、金色の包装紙はその辺にいくらでも売っているので、それを貼り、適当にマジックで(写っていませんが)絵を描きなぐりました。ちゃんとアクリス絵の具と筆で描けばいいのですが、面倒なので有りあわせの色ペンで。つるつるの紙の上だからうまくインクがつかないし、あまり見場はよくないですが、まあ、お稽古用ですから。あとは、振り入れですね。ここんとこ、2週間ほどお稽古に行けなかったので、早く再開せねば。
2006年12月07日
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という、チャイコフスキーのオペラを見てきました。プーシキンの原作を基にした、けっこう重いテーマで、オペラとしては地味になりがちな話ですが、チャイコフスキーが叙情的に作り上げたものだそうです。原作の冷めたイメージとはかなり違ったものになったのだとか。今回のロイヤルオペラのプロダクションは、大変豪華な舞台で、紗のような薄いカーテンを効果的に使い、絵のような美しさでした。フランス風の風俗が流行った当時のロシアの上流社会が、エレガントに再現されていました。ロココ朝の装飾がきらびやかな建物内と、屋外の寒々とたロシアの冬の対比も、よくでています。あらすじは、こちらのサイトに 話としては、「なんで、こんなしょうもないストーカー男に惚れるんだ」とか、「なんで、あんなに執拗に求めていた女性をあっさり振り切って賭博場に行くんだ」とか、ちょっと首をかしげますが、まあ、それはいいとして。プリマは、ちょっと咽で歌ってしまう傾向にあり、今一つ。体調でも悪いのか..? でも、主役のテノール(Vladimir Galouzine)はなかなかでした。たっぷりとした声量で、ある程度重厚さの必要なオペラにはいい声です。陰影もあって、ちょっとだけホゼ=カレラスに似た歌い方をする部分もあり。チェックを入れておこうっと。 6時半の開演の前に、お誘いいただいた方とかなり早めのお食事を。オペラハウス内のレストランは高いので、近くにあるベジタリアンレストランを探検して参りました。最近増えたトレンディーなベジタリアンのお店ではなく、昔から地道にやってきた所だそうです。前菜は、黒豆のスープ。サワークリームがのっかっていて、スパイスの効いた濃厚なスープでしたが、おいしかったですね。メインは、スリランカ・ヌードル・カレー。なんかよくわからないから、試してみたくて注文。お椀に盛られたカレーうどんのようなものでした。かぼちゃ、人参、インゲン豆などの野菜がたっぷりと入っていて、大きく切った厚揚げも入ってました。「これって、ほんとにスリランカンなのだろうか....」そう言えば、昔、知り合いのスリランカ人の方が作ってくれたカレーは、いつも激辛だったよなあ..。でも、これは、全然辛くないぞ。ま、ともあれ、、美味しかったから、別にどちらでもいいです。寒空の下、人様が作って下さったおいしくて暖かい物をいただくのはよいものです。
2006年12月03日
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