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ロンドン都心に野暮用があり、その後、ある画廊での浮世絵展示を見に行くことにしました。いつもの駅は、電車が止まっいてて代りのバスがい時間に一本だけでているそう。やれやれ。ならば、と、車を40分走らせ、別の線の大きな駅に行きました。でも、そこもバス代行サービスになっていました。出かける前にネットか電話で最新情報を調べなかったのは不覚。日本は大型連休だけど、イギリスも、月曜日がメーデーのお休みで連休です。こういう時は、電車が止まりやすかったのでした。うう、このバスに乗ってしまうと、アポに間に合いそうにない。このまま車で都心まで行こうということに。温暖化防止に協力して、なるべく公共交通機関を利用しようとは思っていても、イギリスは、これだからねえ...。で、なんとか、都心のはしっこに車を止め、あとは、地下鉄での移動に。アポにはなんとか間に合いましたが、止まってたのは、郊外の電車だけではありませんでした。アポ後、浮世絵を見に行こうとしたら、最寄りの地下鉄の駅は閉鎖。その次の駅まで歩いても、やっぱり閉鎖。もうちょっと歩いて、3番目の駅で地下鉄に乗りましたが、地下鉄線5本で、工事の為一部不通、あるいは、大幅なダイヤの乱れ。このまま帰ろうと思ったけど、ツレアイは意地になっており、そのまま、なんとか画廊へ。春信や豊国などや、明治の色鮮やかな浮世絵を見て、目の保養。役者絵や遊女の他、三味線を持つ芸者。商家の婦女子の茶道の稽古風景、相撲の場所風景。値段がついていましたが、意外と高くなく、オペラ観劇を一つ我慢するば買えないこともない値段のも多いのですが、あまりにも目移りが..。で、手ぶらで出て、食事をして帰ることに。駄目押しに、車を置いていることろまでの地下鉄は、途中で信号機の故障でしばしストップ。ヴィクトリア時代以来の歴史を持つイギリスの鉄道や地下鉄。でも、歴史の古さを誇るだけじゃ駄目ですよ。ちゃんとメンテしてなきゃ。JRも昨今はいろいろありますが、こんなになっちゃう日がこないことを、祈るばかりです。浮世絵に見る江戸の子どもたちアダチ版画
2006年04月30日
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「異文化の夜」で、「さくら変奏曲」と、「紅売り」を踊ってまいりました。というのは、当日が雨で、当初検討していた「春雨」を踊るのには、小道具の傘を持って行くのが面倒、という不精ったらしい考えで^^;。雨だから傘持って行くのは面倒ってのも、変な話ですがね。「紅売り」はちょっと長過ぎなのですが、猫並さんの、地唄の曲を舞い用に加工するという話から、私は、悪事を思い付きました。PCで、曲の中程のスローな部分を大まかにカット編集してしまったのです。これだと、床にへたりこんで、紅をつくる所作の部分もなくなるので、着物を汚さなくてすむしーと。着物は、春なので、ピンクの花柄のを着ました。小紋なのですが、現地受けしそうなのが、これだったので。それに、これは、安く買った反物を自分で縫った「なんちゃって袷」なので、まあ、少々汚れてもあきらめられますし。早めに開場入りして、音響さんに自作CDがちゃんと鳴るか試してもらい、ライトさんとも打合せ。「ライト、どんな色でどういう風にしますか?」って言われても、ピンクやパープルのスポットライトを当てられても困るし...。最初暗くして、本来は緞帳が上るべきところで、フルライトにしてって下さいっとお願いしたのですが、ちょっと暗めでしたね。客席が暗くて、あまり人の顔が見えないので、緊張はせず、楽しめました。人様の前で踊るのは、勉強になります。
2006年04月27日
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帰ったのは夜遅くで疲れたけど、昨日は楽しかったです。移民系の多い地区で、住民のほとんどはエスニックだと思っていたのに、お客さんは、ほとんど白系でした。なんか、ちょっとびっくり。家の遠私は、プログラムの一番始めに踊らしていただきましたので、ちょっと早めに会場に入り。他のパフォーマーの方(コメディアンの方が大半みたいでした)も少しいらして、ライトや音響の方やら、なんとなく、アーティストのコミュニティーの雰囲気がありました。普段、あまりなじみのない人達と触れ合うのも、面白いです。でも、普段あまり行かない地区の、ちょっぴり違った雰囲気。記録のためのビデオカメラを持って頂くために、お友達に無理を言って一緒に行ってもらったので、心強かったです。お友達と開場を待っている間に、デンマーク人のとっても背の高いピエロさんがやってきて、長い身体を折曲げて、「すみません。プーダー、お持ちじゃないですか?」「え、プーダー...?」「汗をかいてしまって、ライトで顔が光ってしまいそうで」「あ、パウダー(powder=パフ)ですね。あ、ごめんなさい。ファンデーションしかもってこなかったの。忘れちゃって。」「あ、そうですか。申し訳ありませんでした。」パフを持ってなかったのは、本当です。でも、ピエロさん。日本人の私が使うパフを、そのピエロの化粧の上にはたいて、どうする。むらむらになるよ。私は、もちろん素踊りです。すなわち、顔は、白塗なんかしてるわけでなし、普通の肌色のお化粧です。だから、パフだって使うとしたら肌色です。それを、ピエロの白い顔の上にはたいたら....。ピエロさんがいて、ベルエポック風のお姉さんがいて、インド系のスタンダップコメディー(一人漫才)の人がいて、後で、フラメンコの人もくるらしい。私は、出番の後、すぐに帰らなきゃいけなかったけど、よくわからない取り合わせの夜のようでした。私の下手な踊りについては、明日また。
2006年04月25日
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ロンドンの、とある区のコミュニティーホールの「異文化の夜」というイベントで、踊ります。で、今、どの曲を踊るか、猛烈に悩んでいるところです。^^; 住民の大半が移民系の人達の区です。当然、日本舞踊なんて、見た人はまずいないでしょう。そういう方には何がいいか、これが迷うところです。持ち時間は10分程度。「春雨」という、テンポのよい楽しくてを、傘持って3分。「さくら変奏曲」を先生の振付けで踊って4分弱(私が持っているCD「さくら変奏曲は6分ぐらいあるのに、ヴァージョンがいろいろあるんでしょうかね...)。時間的には、まあまあ、ちょうどいいでしょう。お琴だけの曲は、わかりやすいかもしれないし。でも、ここだけの話なんですが、(わー。内緒ですよ)さくら、ちょっと踊り飽きているところがあるんですよ。華やかな踊りなのですがね。今の先生に初めて習った曲なので、憶えるのにすごーく時間がかかったものなので。春らしい曲にしたいのですが、なら、私の好きな「紅売り」踊りたいなあ。でも、これだと、8分以上になるし、「春雨」が踊れない..。電話で先生に相談したら、8分は、初めて見る人には、ちょっと長すぎでは、とおっしゃるし。それに、途中のスローテンポのところで、みんな寝てしまうかもしれない。^^; 結局、つけ焼き刃のおさらいで3つ用意していて、明日、リハーサルの時に主催者側の人に決めてもらうことになりそうです。
2006年04月22日
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20世紀初頭の着物コレクションが、ヴィクトリア・アルバート博物館で、5月1日まで展示されています。戦前、戦中の、銘仙などが、中心です。日本の美術工芸品の部屋の一部を使った展示で、展示数は、せいぜい10枚程度(えーと、着物って、1枚、2枚って数え方でよかったんでしたっけ....)。でも、それらの色、柄の大胆なこと。パステルカラーの色無地、訪問着や、渋い色の紬を見慣れた現代人の目には、サングラスがいりそうでした。狂言や歌舞伎着物の衣装でみられるように、着物の色て、大胆な配色がすごく粋だったりするわけですが、この時代の着物の色やその配色は、そういう古典的な大胆さとは、趣がかなり違います。現代美術の世界です。カンジンスキーか、クレーか...。柄は、アールヌボー、アールデコの洋服の流行に呼応したもの、ジャズにインスピレーションを得たもの、などなど。大正、昭和初期のレトロポップ調着物、「いいなあ」と思うもの、あります。しかし、ここに展示されているものは、「これ欲しー」とか「これ着たーい」と思うには、個人的な好みとしては、ぶっ飛びすぎのものもあって...。^^; アンティック着物も、もうちょっとだけ古典柄に近いものでないと、小心もののだんごうさぎには着こなせないだろうな。でも、これらの着物は、外国から入ってきた刺激や、世界的な流行にいきいきと反応していたわで、歌舞いていて面白いです。この時代、西洋では、開国した日本の文化風俗に刺激され、美術やファッションが影響を受けたわけですよね。アールヌボー、アールデコといった。で、一方、日本が、そのアールヌボー、アールデコの影響を受けた着物を作っていた。そんな受渡しがされてたんですね。展示されてた大胆ポップ着物、一部は、こちらのサイトで見れます。ヴィクトリア・アルバート博物館http://www.vam.ac.uk/collections/asia/kimono/index.html
2006年04月18日
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また茶道具のカタログの稽古着を見ていたら、水屋着として、軽袗(かるさん)風の袴、というのがありました。それと、軽袗風の袴と言えば、「剣客商売」で大先生が履いているのが、そうでしたよね。普通の袴のように、裾が広がっていません。Aーラインのキュロットと、普通のズボンのような違いに近いですね。男性用軽袗の解説写真があったので、ちょっとリンクさせていただきます。 http://www.samue.co.jp/joho/hakama/hakama.htmで、これを普通の着物の上にはいて、水屋で動きやすいように、てことなのです。上半身は柄物の着物、下半身は、紺色などの濃い色の袴。大河ドラマ「功名が辻」の最初の方のエピソードで、仲間美由紀ちゃんが戦中にお城の中で着ていたようなスタイルに、ちょっと似ています。でも、この、軽袗て、モンペとどう違うんですか? それぞれの定義をご存じの方、いらしたら教えて下さい。木綿の久留米カスリなどで作られてたら、モンペと呼ぶのかな、とは思います。でも、以前、戦中の京都が舞台の映画をみたとき、若い女性二人が、友禅や銘仙の着物をつぶして作ったモンペと上着を着ていました。モンペにも、いろいろありそう。なんとなく、男性っぽく軽袗の方がカッチリしていて、労働着というよりは街着というイメージがないこともないです。しかし、検索してみると、軽袗も、農村の労働着として用いられている、とあります。http://www.sengoku-expo.net/tf/J/kaisetsu_calcao.htmlうーむ、上下アンサンブルになってるとモンペっぽくって、無地で、上をいろいろ代えてコーディネートするのが軽袗だろうか。でも、モンペだって、下だけはいて、上はTーシャツのこともあるし。それとも、そんなにはっきりした違いはなくて、茶室で着るものを「モンペ」と言わないために「軽袗」と呼んでいるのだろうか...。
2006年04月14日
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週末、「気分転換した方がいいんだ」と勝手に思いついて、しばらくお休みしていた踊りのお稽古に行きました。前にやった曲をいろいろおさらいしていただきました。しかし、どれもこれも振りを忘れてしまって...憶えが今以上に悪かった頃に、時間をかけて憶えた曲は、けっこう、すぐに思い出しますが、ぱぱっと3回ぐらいで上がった曲は、駄目ですね。長唄や端唄に合わせて身体を動かすのは、気分がいいですね。「紅売り」という常盤津の曲は、今の季節にぴったり。出だし後の「はる~の~ よ~い~♪(春の宵)」で、満開の桜を見上げながら、ゆっくりくるーっと廻るところが大好きです。桜の薄紅色、夕方になると、紫を帯びてくるんだよなー、などと、京都の春を思い浮かべながら...(拙宅の庭は、桜、まだです。)と、それはよかったのですが、またちょっとだけ具合が悪くなってしまい、今日、明日は、大人しくしていることになりました。それで、今日、遊びに行きはずだった先生を、思いっきり心配させてしまい...。先生、ごめんなさい。いい大人が自分で判断してお稽古に行ったんです。私の責任です。それに、お稽古に行ったのは関係ないと思うし。と、反省しているだんごうさぎですが、お稽古の帰りに買って帰りましたぞ。遅ればせながら、今年最初の桜餅!
2006年04月10日
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あるミニコミ紙を読んでいたら、食事の挨拶「いただきます」「ごちそうさま」を言う子が減っているのだそうです。子供が自主的に挨拶の習慣を取り止めているわけはなし、親のしつけの考え方が変ってきているわけなんですが、私などは、「へえ ......、ふう......ん、そうなの........ はあ......」と、ただただ。「給食費をきちんと払っているのだから、”いただきます”と言わせるのはおかしい。言わせないでほしい」と抗議する保護者がいるそうです。「いただきます」って、食事を出して下さる方、料理して下さった方、お百姓さん、漁師さん、そして食材の動植物そのもの(考え方によっては、それらにやどる精)に感謝して「いただきます」だと思っていました。だから、お金払ったとか払わないとかは、一応関係ないと。さらにびっくりしたことに、ここ10年ほど、学校給食での挨拶は、論議になっていたんですね。知りませんでした。「いただきます」と手を合わせるのは、「宗教的な行為」にあたるという保護者の意見があるそうです。それで、合掌の代りに「気をつけ!」をしてから食べ始める学校があるって、そりゃなんだ。手をあわせて「いただきます」「ごちそうさま」は、宗教ではなくて、文化じゃないんでしょうか。ありとあらゆる諸々のものに精霊が宿るとう考えが、古代から日本文化の根底にあったわけですよね。それは、多神教として体系化された宗教以前のものじゃないんでしょうか。古い木には敬意を表す。「お米には観音様が宿る」というのも、仏教以前の考え方が形を変えたもの。古い道具には精霊が宿るとして、終りは粗末にせず供養する。古い着物も最後まで再生しながら大事に使う。これって、宗教と言えば宗教かもしれませんが、それより、「自然も人口物も、諸々のものを大切に考えていた」文化が根底にあったのだと思うのですが。食事の前後に手を合わせるのだって、熱心名キリスト教の信者が、たった一人の神に感謝をするのとは、根本的に違うものでしょう。目の前に出された食べ物に係わるすべての人、もの、その他に感謝する習慣で、そのどこがいけないんだろう。て、こう考える私が、古くさい「悪習」に固執するへんな人なんでしょうかね。頭がぐらぐらしてきました。
2006年04月09日
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動物シリーズです。うちの庭は、3月はクロッカスで芝生が埋まるはずなのに、今年はぜんぜん咲きませんでした。原因は、彼です。小型の鹿。ここ、1ヵ月程、庭に住みついてしまっているのです。この客人、薔薇の垣根の裏をねぐらにしているようです。そろそろ、お帰りいただくよう、お願いしようかと考えているところです。
2006年04月05日
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というほどのこともないですが、 実は、ちょっと入院しておりました。いつも、能天気なブログをマイペースで書いていますが、だんごうさぎにも、すごーくめげることはあります。が、ここで朝っぱらから、あるいは、夜遅く疲れているときに読まされるのはたまらんでしょうから、書くのはやめておきます。というわけで、明日(?)から、また能天気なブログを続けていこうと思いますが、今日は、近所の農家の馬の写真です。ホルスタイン柄だけど、牛じゃないよ。一応、ペットです。例えば、農作業をするとか、乗馬用とかいうわけではなくて、なんとなく牧草地にいて草を食べている存在です。一度、境界を越えてお隣の農家の乗馬用雌サラブレッドにちょっかいを出しました。そんなこともあって(それだけじゃないけど)、両家はすごーく嫌悪な仲です。人騒がせだけど、人なつっこい馬クンです。
2006年04月03日
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