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もう一月も終り、そろそろ、こちらで言う「チャイニーズ・ニューイヤー」つまり旧正月の時期ですが、ある日本人会の新年会で踊らせていただいて来ました。師匠と一緒です。これは、主に在英ウン十年の年配の方の集まりで、なぜか、圧倒的に女性が多いです。お正月なので、私がまず「宝船」を。それから師匠が「寿」を。皆さん、じっと観て下さって、久しぶりに少し緊張しました。それと、サービスに二人で「祇園小唄」なども。踊り始めると、皆さんが、「祇園小唄」を合唱して下さり、盛り上がりました。もちろん、歌詞をお配りしているわけでなし、予想していないことです。なんで、皆さんが歌詞をご存じだったのでしょうね。後で、たくさんの方にお声をかけていただき、こういう場で踊らせていただくのって嬉しいな、と。ギャラはないけど、その変わり、会食でロンドン三越で注文したという「おせち弁当」をいただいて来ました。なまじっか、ギャラをいただいて、ゴタゴタ、ゴチャゴチャとややこしい思いをしたりするより、こうして、こちらが気持よく踊らせていただき、先方には喜んでいただけるっての、いいですね。お正月に「おせち」なるものを全然作らなかった私は、「おせち弁当」を、残さずきれいにいただき(蒲鉾のピンクのところだけを除いて)、クイズ大会にもちゃっかり参加し、楽しく過ごさせていただきました。そして、これは、大使館からの差入れというお土産の源吉兆庵ロンドン店の和菓子。ウハウハでございます。本日の着物。帯揚げをちょっと出し過ぎですが、お正月ということで大目にみていただきましょう。
2007年01月28日
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昨夜の晩御飯は、チーズと野菜のパイにしました。うちは、ツレアイが四つ足を食べないので、動物蛋白は主に鶏肉と魚。でも、この辺りの魚は高くてまずい。時々、レパートリーい行き詰まります。今週は、月曜にチキンでハンバーグを作り、火曜日に魚を食べ、水曜は豆腐で餃子を作りました。でも、このローテーションって、定着の危機にさらされており、昨日は、「なんでもいいから、ちょっと他のもん作りたいなあ」と。で、なぜか、パイが食べたくなりました。イギリスでパイと言えば、ステーキ&キドニーパイ。こりゃ、ビーフだから駄目。シェファーズパイも四足だから駄目。チキン&リークでもよいけど、チキンの日が多くなり過ぎ。フィッシュパイでもいいが、あれは、パイと言ってもパイ生地じゃなくてジャガイモのパイ。あれはあれで美味しいけど、またの日にしよう。で、「これでもか、これでもか」と適当に野菜を入れてたパイとなりました。タマネギとを炒めて、秋に収穫して以来、台所に転がしてあるカボチャの薄切り、カリフラワー、マッシュルームを入れて、さらに法蓮草もちょっと加えて更に炒め、最後に、冷蔵庫にあったありあわせのチーズを2種類、エダムとチェダーを入れました。それと、水曜日に茹でて残っていたジャガイモと人参も入れて混ぜ。味付けは、ナツメグとケチャップ。節操もなくどんどん入れたので、フライパンは、いい加減いっぱいになりましたが、これを、全部、パイの具として入れて焼きました。やみくもパイでしたが、意外に好評で、二人で食べた後の残骸はこれだけ。
2007年01月19日
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日曜日に行ったオペラの話を今になって日記に書くという...。久々のマチネ(昼公演)でした。歌舞伎に昼の部と違い、オペラ、バレエの類は、断然夜行くのが好きです。昼だと、観客も軽装、演者もなんとなく気を抜いているのではないかと、あらぬ偏見を持っておりまして。でも、久々にマチネ、日曜のランチタイムの後に劇城に入るというのも、なかなか気軽でいいですね。さて、演目は、ドニゼッティの軽妙なオペラ「連隊の娘」。http://info.royaloperahouse.org/season/index.cfm?ccs=985&cs=2758親なし子のマリーは、転戦中のフランス軍の部隊に育てられる。兵士達全員を親として、おてんばだけど美しい娘に成長します。そんなマリーに虫がつきそう! というので、隊長以下、部隊は大騒ぎ。地元のチロルの青年トニオがマリーに恋をし、マリーもまんざらでもなさそう。父親代表の隊長は、頭から湯気を出して青年をマリーから遠ざけようとします。そんな中、候爵夫人がマリーの身内だということがわかり、マリーは、貴族のお城にひきとられることに。マリーにおしとやかな貴族の娘の生活が我慢できるはずはなし。公爵の息子と結婚させられそうになったマリーを、今や連隊の一員となったトニオが、兵士達がひき連れて救出にきます。最後はドタバタのうちにハッピーエンドの大団円。コロラチアソプラノのナタリー・ドッセイが、マリーを熱演。というか、これは絶叫型のオペラではなく、ベルカントのデリケートで美しい歌い方を要求されるオペラなので、熱演に見えないように熱演。すごーく小柄なソプラノで、よくこんな華奢な身体から、あんな声がでるな、とひたすら感心です。それも、不自然な姿勢や、動きながら歌いまくるんですからね。親代りの兵士達やトニオと引き裂かれる時のアリア「さようなら」では、なかなかホロリとさせられました。青年トニオは、飛ぶ鳥を落す勢いの新星ファン・ディエゴ・フローレス。私は、この人が目当てで行ったのです。何しろ、あのパバロッティが、「君は、僕の後継者だね」と認めたというのですから。高音部の声がすばらしいと、高く評価されているようです。まだ若いですが、これから、3大テナーの後を引き継ぐ大スターになっていくでしょう。で、彼のトニオはどうだったかというと。まずルックスは申し分ないです。パバロッティの後継と行っても、体形、容貌は全然違います。細長いです。声は、というと、甘く明るく、しかも芯のある、非常に美しい声でした。歌い方も、のびやかで丁寧です。でも、たまたまその日に限ったことなのか、ちょっと声量が...。このドニゼッティなら、丁度よくても、プッチーニは苦しいでしょうね。公演としては大成功で、マリーもトニオも、アリアが終る度に、いちいち盛大な拍手が長々と続きました。これは、お義理の拍手ではありません。ロイヤルでは、例え超メジャーなアリアの後でも、歌手の調子がバツだと拍手が鳴らないことだってあるんです。(おお、怖..)コミカルな演出も芸が細かく、(まあ、ちょっとやり過ぎのところもあったけど)、観客が笑いっぱなしのところもいっぱい。台詞だけで歌わない公爵婦人は、人気TVコメディアンをひっぱり出してきたりして、楽しませました。いい日曜の午後でした。
2007年01月16日
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今週末から、私がみさせていただいている子供達の踊りのお稽古が始まります。暮れに「絵日傘」が上がった(ことにした)ので、初稽古からは「菊づくし」を。今年も、言うこと聞いてくれるかな..。お稽古はうまくいかなくても、始めと終りのご挨拶だけは、絶対にちゃんとやってもらおうと決めているのですが、これも、いつも思い通りにいくとは限りません。いえ、私へのご挨拶は、喜んでしてくれるのです。はりきった声で「お願いします。」「ありがとうございました。」と。ただ、終った後、二人のお嬢ちゃん同士を向かい合わせてお互いに「ありがとうございました」が、前回のお稽古の時にごねてしまって。お稽古の時に、喧嘩と言う程でもないのですが、ちょっとお互いヘソを曲げてしまい、一人の子がどうしても終りの挨拶をしない。見守っているママはピリピリ。お稽古の後でママに叱られて私の足にしがみついて泣いて...。相方が「良い子」で自分が「悪い子」になってしまったから、すねて「ありがとうございました」を言わなかったのでしょう。それで、ますます「悪い子」にされて泣いている。それなら自分も「良い子」になればいいのだけれど、そこは意地をはってしまうんでしょうね。師匠も、「子供のお稽古は時として難しい」とおっしゃいます。児童心理学の本を読んで少し勉強しようかと、本気で考えています。それは、まあ、ともかく。新しい曲に入るので、こちらが「菊づくし」を憶えていなければ、お稽古が始まらない。私は、踊りは大人になって始めたので、子供の手ほどき曲の「菊づくし」はお稽古したことがありません。大人でも、お稽古した人はいるのですが、私はやったことがないのです。振りノートをみたり、おさらい会のビデオを見たりして、予習中です。まだまだ当分先でしょうが、二番までいったら、菊の花笠を持って踊ります。さあて、この笠をどうしよう。借りれるところも買えるところもないですから、勿論自家製ということに。どうするか今から思案中です。踊りの振り起こしは、もう一曲。ある在ロンドンの日本人会ので踊らせていただくことになりそうです。短いながらも新年会らしい曲にしたい。どれにしよう。「松づくし」でもいいし、三番叟系のにするか。いや、それよりも、動きは単純で地味だけど曲が大好きな「宝船」にしようかと思っています。ずーっと前に大師匠に教えていただいた手解き曲なのですが、七福人が順番に出てきて、でも、結局は吉原の話だという歌詞が、ひどく好きなのです。でも、ずーっと踊っていないので、これも急いで復習せねば。踊りのお正月は、振りの発掘作業から始まります。(オイオイ「朝妻」は...?)
2007年01月12日
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お正月、皆さんはお餅をいっぱい召し上がってのでしょうか。私は、ついにお餅を買いませんでした。もちろん、家でもつきません。お餅なしのお正月でした。お正月の写真や映像を見ると、「ああ、お餅、食べたいかも...」とは思ったのですが、一人でお餅を焼いて「ひっひっひっ....」と言いながら(いや、そんなこと別に言わなくてもいいのだけど)、食べるのも、何やら味けなし。ツレアイは、他の英国人旦那組、特に在英組の中では、格段に日本食がいろいろ食べられる方なのですが、お餅は駄目なのです。周りに聞いても、お餅の好きなご亭主のいる人はいませんねえ。どうも食感が駄目なようです。うう、でも、やっぱり香ばしくお醤油の匂いをさせながら、お餅を海苔で巻いて食べたいなあ..。いや、それよりも、お豆の入った焼き餅が食べたい。子供の頃、母方の祖父母の家でお正月を過ごすと、つきたてのお餅が食べられました。餅つき機ではありません。ちゃんと、臼と杵でついたお餅です。その時、白いお餅だけでなく、、お豆の入ったお餅も作っていました。2、3日後、子供だけでいた時、その豆餅を、いとこ(年下の男の子)が、ストーブの上でほどよく焼いてくれました。ああ、あれは、おいしかった...。さて、テレビの料理番組で、センセイが"七草粥の作り方”を指南していました。お米からお粥にするのではなく、炊かれた御飯を使って、そこにお餅を入れて。お餅は、神様にお供えするもので、お餅を食べるのは、神様と一緒にいただくことなのだそうで。ふーむ、なるほど。明日、七草粥は食べるかー、とは思っていたけど、うちにはお餅はないぞ。神さん、勘弁して下さいましね。いや、それより肝心の七草だって...。ハコベなら庭に生えてますが、日本のものとはちょっと違うし、これ、食べても大丈夫だろうか..。ホトケノザは、タンポポの仲間らしいので、いっそのことタンポポを入れてしまうとか。フランス人はタンポポをサラダにするし、ギリシャ人は、わざわざタンポポをイタリアから輸入しておひたしにして食べるのだし、お粥に入れても大丈夫では。いや、苦いかな。幸いにして、うちには、スズシロだけはあります。秋に種を蒔いた葉大根がショボショボとはえているので、これだけは一応まともです。そのセンセによると、七草の歌「ななくさなずな、唐土の鳥が...♪」の鳥とは、飛来する疫病のことだそうです。それが、1月7日の夜やってくるので、その前にこの歌を歌い、鳥追いの音を「とんとんぱたり」たてながら七草を切り、お粥を食べてしまわなければいけないのだとか。夜食に七草を食べていたのでは遅いようですね。疫病の鳥と言えば、鳥インフルエンザ。ひえー。明日は朝からお粥炊けってか。
2007年01月06日
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クリスマスは、親戚が来たりと、何やらバタバタ。ですが、お正月は、まったく怠惰に過ごしておりました。大晦日に蕎麦だけは、いただきましたが、おせちは、結局作らず。初詣に行けるところもなし、新年だからといって訪問しあう習慣もなし。世の中は、今日、正月二日から仕事始めです。昨日は、元旦から鶏のつくね鍋。あまりお正月らしくないですね。折角お重箱はあるから使いたい。でも、暮れにおせちを作らなかった怠慢な家には、今更詰める物がなし。居直って、お稲荷さんか、お赤飯でも作って入れてしまうか...。変なお正月ですが、今年も、英カントリー暮らしと和暮らしを並行して過ごしてまいります。よろしくお願い致します。ところで、そういうわけで(て、どういうわけだか)、昨日は一日中家にいたので、昼間からテレビをみていると、NHKに、今年の大河の主役3人が出ていました。亀治郎クンが、エラくかしこまった顔でトークをしていました。私は、これを見ていて、いとこに当たる香川照之によく似てるなあ...と思ったのですが、電話で話した香川ファンの母は、「全然似てない」と。どうでしょう。品格を備えた信玄像をつくるよう、日常生活も心がけていくと、決意を語る亀ちゃん。今年は、毎週、大河を見ることになりそうです。
2007年01月02日
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