日舞と茶道と着物の蔵
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先週始めから京都にきています。8月いっぱいいます。早速、南座に玉三郎をみにいってきました。坂東玉三郎特別公演3階席しか残ってなかったのですが、玉三郎が美しくみえました。(それにしても、相変わらず3階の椅子は狭い...) 去年、花道横でアップでみたときは、このきれいな人の顎の線の退化に、ちょっと感慨でしたが、今日は、遠目なのか、ご本人がまたほっそりとされたのか、とってもきれいでした。「阿古屋」と舞踊「傾城」。去年が「化け物2本立て」だったのに対して、今年は「高級遊女2本立て」ですね。(笑)「阿古屋」って、動きません。じとーっとひたすら座っている。眠くなりそうなところで、やっと琴責(玉三郎の琴、三味線、胡弓の生演奏)が始まり、目が覚める(^_^;) 琴で歌う声、意外に澄んだ柔らかな声でした。「傾城」、短かくて、楽しい演出でした。気品があるけど、じとーっと重い「阿古屋」のあとでのサービスでしょうかね。まず、暗転も暗転。客席も舞台も真っ暗暗にして始まり、(以降ネタバレ注意)短い唄の間に、打掛が3階も変わる。舞台も、吉原の街から、室内へとの瞬間早変わり。踊り手一人と、後ろの長唄連中だけなのに、華やかで賑やかな舞台でした。ロビーでの「玉三郎"美"の世界展」。わざわざこれだけの為のチケットを買ってみる気にはならないけれど、観劇券のおまけとしては、よかったです。楊貴妃などのお衣装を近くでみられ、また、楽屋再現も。この人らしいこだわりの設えがのぞけました。螺鈿で誂えられた、化粧台セット、化粧入れ、ため息がでます。京都の夏は、これから暑く熱くなっていきます。
2012年06月14日
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