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パリから帰ってくると、アンドラのカーニバルシーズンも終わっていました。ものの本によると、春になる前に行われた宗教行事だそうですが、イギリスでは聞かなかったなあ... それに、今となっては、宗教的意味を考える人は少ないのでは。カーニバル休みに入るまえに、学校でのカーニバルもありました。区内の学校、保育所が合同で仮装して、中世っぽい楽隊に先導されて町を練り歩く。他愛のないものですが、各クラステーマを決めて衣装を作って、なかなか面白いです。この日は、先生達も仮装します。一番ノリノリなのは、校長先生だったりして..これは、行列前、教会前の広場に、まっさきに集まってきた保育園児達。親だけでなく、地元のお年寄りもそぞろ集まってきました。学校のカーニバルは、授業中に、紙やビニール袋で作った衣装でお練をします。が、本格的なカーニバルが始まると、自前の自慢の衣装比べ大会などが各地で開かれます。先日のディズニーのプリンセス衣装ネタにつながりますが、会場の少女達は、90パーセントが、プリンセスか妖精か、妖精のプリンセスです。隣国がスペインだし、もちろんフラメンコのドレスもみられます。男の子達も、スパイダーマンだけでなく、もっと古典的なゾロや海賊になってました。枢機卿の格好をしたお父さんもみました。うちの子は、一日はドレスにフェアリーの羽根をつけたメジャーな出で立ち。もう一日は、親が居直って七五三の格好をさせました。大人の衣装比べもあるそうで、さすがにそれは...よしました。で、このカーニバル期間にやってきたのが、オペラ座バレエ団のエトワール達。パリオペラ座のエトワール達 ESTRELLES DEL BALLET DE L'?PERA DE PAR?Sクラシックとモダンの小曲を組み合わせたプログラム。どんなものか、まったく予想がつかなかったのですが、すばらしかったです。4組のダンサーがやってきて、最初は、3組が「ザ クラシックバレエ」という衣装をつけて、組で踊り、大道具も背景もないのにとても華やかでした。その後は、マーラーの、これまた”クラシックな”モダンバレエ。動く彫刻のような美しさです。その後、もっとコンテンポラリーな曲、それにショパンもつかった創作もの。で、クラシックに戻ったり、またモダンになったりと、ぜんぜん飽きないプログラムでした。休憩をはさんだ後半は、特に、アドリブっぽいコミカルさも取り入れて、とっても楽しい。客席からは、サクラかと思われるスーツのおじさん(スポンサーの銀行の偉いさんかも)が花束を投げたのに答えたりと、盛り上がります。プログラム最後は、パリらしくエディット=ピアフの曲で、小粋に洒落て締め、そしてアンコールには、モダンのペアも古典衣装に着替えて総踊り。楽しい楽しい、カーニバルムードのバレエでした。
2012年02月28日
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まずはディズニーから。留学生として英国に住み始めたころ、前世紀末ヨーロッパで、いくつかの重大事件がありました。何と言っても、第一は、ベルリンの壁の崩壊。西ドイツ人(これも古語だなあ)の寮生仲間とニュースをみていたっけ。また、東欧では独裁政権が倒れ大騒ぎになってました。また、当時は、北アイルランドの内戦も活発でした。と、マジメな歴史的重大だけでなく、「ユーロディズニーがオープン」なんて事項もありました。これは、ハウスメイトと「行こう!行こう!」と盛り上がったのに、同窓生達に「そんなとこ行きたいのー?」とバカにされて気勢をそがれ、また、元々がマジメな留学生(本当です)だったので忙しくもあり、そのまま流れ、月日がたち.....なんと、今回初めて行って参りました。パリのディズニーランド。と、つまらん前置きが長くなりましたが、これは、眠りの森の美女のお城。シンデレラ城じゃないんですね。なぜか鴨やカモメが多い。開園当時、「ヨーロッパ人は、はしゃがないで、わりとしらーっとしている」と読んだので、盛り上がった雰囲気ではないのかと思っていました。でも、ミッキーの耳をつけた大人だけのグループもいくつか見ましたし、楽しそうでした。若者だけじゃなくて、いい歳の女性だって。またマッドハットを被ったお父さんもいたし。でも、何よりも、プリンセスの格好をした少女達の姿が目にはいってきます。(後で調べたら、プリンセスのコスプレが許されるのは8歳ぐらまでだそうです。正直言って、つまんないの...)で、当然、ターゲット年齢の娘を連れてきて、荷物の中に衣装が入っていないとどうなるか... この手の子供の衣装って、安くてもそれなりの見場のいいものはあるし、小さい子には十分それで満足なんです。また、作り方の本だってあります。でも、用意が悪いと、どうなるか..。子供は他の「小さいプリンセス」が通る度に、羨望の眼差しで凝視->泣きべそ。ショップには、これでもかと夢のように美しいいヒラヒラの衣装がぶら下がっている。町の店で売られているもに比べて、値段が高いのですが、もう、仕方がないです。教育効果、躾方針などはひとまず箪笥にしまって、ディズニーでの第一歩はドレス選びから始まりました。どうせ、ここまで来るのにも、泊まるのにもお金がかかってるんですから、もう、入場料の一部と考えて割り切ってしまいました。(それに告白すれば、親だって買いたかったし)娘が選んだのは、上の写真の左側の子のと同じもの。ラプンツェルのドレスだそうです。これ、ディズニーのオンラインショップなどでは同じものがみつかりませんでした。ラプンツェルの衣装は他にもあるけど、色や素材、デザインも違います。ユーロディズニーのオリジナルみたいですね。よくできてはいます。どうせ、年齢的に楽しめるライドは限られているし、結局、今回のハイライトは、プリンセス達への拝謁でした。これは、「美女と野獣」のベル。最初、娘はフランス語で挨拶してたみたいですけど、途中から会話は英語になったみたいです。ミッキー達もそうですが、カストご本人が有名人というわけでもなく、忠実にクローンされたキャラに、みんなが夢中になって、記念写真やサインのために子供達(大人も)むらがってくるって、考えてみれば不思議です。でも、プロですね。着ぐるみの人たちは、アドリブの身のこなしが、ほんとにキャラになってる。プリンセス達は、謁見した子供達一人一人に、短い時間でも丁寧に話しかけてくれて、行列して待った甲斐があったと思わせるし。ま、いろいろと面白かったけど、次回はパリの中心にも足を伸ばしたいです。
2012年02月27日
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日本だけでなく、ロシアやヨーロッパを襲っている空前の寒波は、アンドラにも来ていました。まず大雪がきて、雪がふりやむと、大風。吹雪といえば、雪と風が一度にくるわけですよねえ。(違うのかな)でも、この景色は、吹雪ではないんです。日本でも、雪国では当たり前なんでしょうか。雪はとっくにやんでいて、空には雲一つない。そこに突風が吹いて、積もっているパウダースノーが巻き上げられているのです。車を運転していると、一瞬、視界が真っ白になってしまいます。それが一段楽すると、日差しはあるので、ダイアモンドダストがきらきら。気温が低いのに、乾いた風が雪が吹き飛ばし、雪景色が引っぺがされていきます。
2012年02月10日
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大人気(らしい)「しゃばけ」シリーズと同じ著者なので、読んでみました。【送料無料】まんまこと価格:580円(税込、送料別)第一話を読んだときの印象は、「うーん...しゃばけほど面白くないかな...」でしたが、まあ、数話よみすすむにつれ、だんだんと馴染んでいく感じです。憎めないキャラがそろってますしね。なにしろ「しゃばけ」シリーズは、時空を自在に超えた設定で、登場人物が派手。人あり妖怪あり、両方のハーフあり、はては神さんもでてきて、個性も強い。それに比べて、この「まんまこと」シリーズの青年たちは、それなりに個性は豊かでも、わりと普通の青年です。設定も、普通の江戸の市井。スーパーナチュラルは出てこないみたいだし。「しゃばけ」の一太郎若旦那は、眉目秀麗、頭脳明晰、おまけに人一倍優しく正義感もある。唯一且つ致命的な弱点が、徹底した病弱さ。でも、それゆえに、家族はもちろん、友人達や妖怪の仲間に守られて生きている。しゃ...著者:畠中恵価格:540円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る一方、こちら「まんまこと」の麻太郎若旦那は、大して美男ではないようだし、放蕩息子という評判で、親をいつも困らせている。でも、優しさや、芯にある繊細さには、一太郎を思わせるものがあるし、もし一太郎が身体が丈夫だったら、「こんな風にも生きてみたかったな」と思うのではないか。一太郎の分身かも。などと勝手に考えました。設定は「普通」でも、どこか斬新で、やっぱりこの著者だなあ、と。シリーズの続きも、いつか読んでみたいです。
2012年02月07日
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