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英語の「スプリング」よりも、フランス語の「プランタン」よりも、この南欧系言語の響きが、いかにも「春~♪」って感じがするなあ。というのは、勝手な偏見ですが。相変わらず、時々雪が降ったり、じとじと寒くなったりしますが、春です。先日の日記に書いていた小学校でのワークショップですが、無事に終わりました。留学生時代に、学会前は、発表用の英語原稿を作っておいたように、しゃべる事を前もってフランス語でメモって、準備しておきました。3クラスやると、同じ台詞だと自分で飽きてしまうので、ちょっと変えていく余裕も。あの、普段校庭で大騒ぎしている悪がき達(?)なのに、ちゃんと話を聞いてくれたし、どんどん手が上がって質問してくるし、いい子達でした。なぜか、3クラスとも、男の子の方が女の子の数よりずーっと多いのに、踊りもノリノリでやってくれました。「さくらさくら」の「野山も里も」バージョンをまず聴かせ、吉野山などの写真をみせ、「山」「朝日」などの漢字の説明をしたり、書いてみたあと、同じ曲で踊りました。子供の吸収率がいいのか、「さくらさくら」が、万国でキャッチーな曲なのか、「さっき聞いた桜の歌、どう始まるか憶えてる?」と聞くと、ちゃんと、「さくら~♪ さくら~♪」と口ずさむ。ああ、なんて、協力的でいい子達だろう。悪ガキだと思ってたなんて、ごめんなさい。終わるときには、「もう一回やりたーい」とせがむ子や、「サインしてー」という子やら、泣けるじゃありませんか。「来週も来るの?」って、また、機会があれば、呼ばれれば来ますよ!そして、今日は、モスクワバレエの「白鳥の湖」を観てきました。数週間前、ロシア人の知人に、「今度、モスクワバレエが来ますよ」と言ったら、「ああいうものは、マリンスキー劇場(この方はぺテルブルグ出身)で観るもので、あんな小さな劇場でみるもんじゃない」と言われてしまいました。「2,3メートル跳ねていったら、すぐ壁だし」とか。まあ、そりゃあねえ。オーケストラボックスなんてない。下手したら、日本の市民ホールより小さいコングレッソスですよ。でも、小さい劇場には、小さいなりの良さもありまして。よく見えるんですよ。舞台が近いし。踊り手さん達も、客席との繋がりを楽しんでくれているような(そう妄想させるような)暖かさもあります。3500円のチケットなら、生オケでなくても文句は言えません。ロンドンのコベントガーデンなら、大枚はたいてもストール席はなかなか買えないし、すぐ売り切れるし。高いところから見下ろして、なかなか息使いや顔までは見えない。もちろん、世界的大劇場には、劇場自体のオーラはあるのは、否みませんが。今回の公演は、最後のカーテンコールで数えたら、20人ぐらいでした。男性ダンサーなど、カーテンコールにでてこない人をいれても、全出演者、30人まではいかないでしょうね。群舞も、こじんまりです。でも、お衣装は、なかなかキレイでした。大道具もないけれど、背景で工夫していたし。まず、プリマ。つれあいは、「腕の筋肉もりもりでドーノコーノ」と言ってましたが、オディーヌ(黒鳥)の踊りなど、楽しめました。ジークフリートは、悪くはなかったのですが、うーん。ものすごくよくもなかったような。第2幕の舞踏会では、体調でも悪かったのか、疲れているのが見え見え。ピルエットなんて、グラグラでした。ロットバルトは、黒い翼のついた衣装に、こうもり傘のようなマントを翻して、「悪の華」ぶりを発揮してました。ただ、狭い舞台故、はためくマントが、他のダンサーをなぎ倒したり、目をついたりしないか、ちょっとスリルが..(^_^;)男性ダンサーで際立ったのは、道化役。特に、第一幕は、この人の大活躍でもっていて、観客も大ノリでした。 また、「スペインの踊り」もなかなかよかったです。今回、どのクラスのダンサーが来ているのかしりませんが、場所柄、これを踊るカップルは、気を使って選んだのかな、と、これは勝手な想像ですが。ラストですが、ソ連の伝統(?)を引き継いでるのか、ハッピーエンド版でした。湖に身投げしなくてもよかったの。いいですよ。そういうのも。
2012年04月22日
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仏系小学校3クラスで、「日本語の字を書いてみる」+「日本の踊りを踊ってみる」というワークショップをすることになりました。いえ、フランス系の学校だから、"ワークショップ"ではなく、"アトリエ"というべきか。1時間に収まるよう、前半30分は「字を書いてみる」。後半30分で踊る。ちょっと忙しいけど、やってやれないことはないでしょう。まったく訳もわからない言葉の字を1時間も書き続けるのってどうよ、とも思うし、踊りにしてもしかり。子供ですからね。字については、「漢字」で遊ぶのは、中国人の方にやってもらえばいいのだし、平仮名にしようとおもってました。でも、ここの校長先生が、エジプトの冷えろグラフなど、文字解読フリークだってことがわかりまして、表に全部のってる仮名文字よりも、「漢字...漢字......」と密かに思ってられることが見え見えで。で、ざーっと、日本の文字について、説明したあと、漢字を書かせてみることにしました。「何か、日本語でかいて欲しい簡単なセンテンスを言ってみて」と聞いて、1文か2文、仮名だけで書いて、その中のいくつかを漢字で置き換えて見せて。(寄席の色ものか..)そのあと、童謡を聴かせて、歌詞の中の漢字をいくつか書いてみる。小学校2年生頃、国語の時間ででてきた、象形文字が中心でしょうね。、「山」とか、「木」とか。そのあと、その童謡で踊る、という計画です。問題は....フランス語ですよ。我ながら「やります」なんて言ってしまって...ひっこみがつかないから、頑張るしかないです。担任の先生方に英語から通訳してもらうのは、なんか悔しい。それに、先生方の英語力だって...そんなに流暢な方ばかりじゃなし、先生に英語で頑張っていただいて、私が仏語で頑張らないのも悪い。シンプルなセンテンスで、なんとか乗り切れないかと、準備してます。開いては子供だから、簡単(稚拙?)でもはっきりしたセンテンスの方がいいでしょ。(ははっ) 当日、挫折して、英語になってしまわないように、意地を通せるだろうか..。それと、何着ていくか.... これがイギリスなら、花柄の着物だって着ていきますよ。でも、アンドラで宇宙生物みたいな恰好して駐車場から門まで歩くのは、つらい。いざ校内に入ってら、もっと度胸がなえそう。だからと言って、あまり地味な着物は、外国の子供相手にはダメ、とはよく聞かされたこと。いっそ、Tシャツにレギング(日本ではレギンスと言うらしい?)で教室に入って、踊りの時間になったら、浴衣の着付けのデモをするか、とも思ったけど、時間もないのに慌ててきて、汚い着方が写真として学校に残るのもいやだ。道行きにパシミナで隠していくしかないか...ああ動悸が..
2012年04月09日
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