森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.12.28
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私は、他人が何かにつけて自分を無視している、自分のことを馬鹿にしていると先入観

それを自分一人で抱えて苦しんでいました。
決して自分の思いを言葉に出すことはしませんでした。
いつも我慢していたのです。我慢しないで、その気持ちを正直に出すことは人間関係を
決定的に壊してしまうと思っていました。

しかし、心の中では他人のことを憎んでいました。恨んでいました。
そして、心の中でこう呟いていました。

「あの人さえいなければ自分の人生はバラ色になるのに」

「どうしてあの人は無神経なのだろう」
「よくあんな態度で生きていけるものだ。」
「いつか罰が当たるに違いない。罰が当たればいいのに」
「自分も相手を無視してやろう」
「相手にかかわらないようにしよう」

自分のことは棚に上げて、相手のことを非難ばかりしていたのです。
非は自分ではなく、すべて相手のほうにあると思っていました。
自分の心の中で思っていることは、態度で相手に伝わっていたと思います。

相手は相手で、あいつは、常に警戒していないと、いつ喧嘩を吹っかけてくるかわからない。
冷たく突き放してやろうという気持ちだったのでしょう。
潤滑油のない歯車が回っているようなものです。


最終的には、あるちょっとした事件をきっかけにして、感情を爆発して、
すぐに修復不可能な状態に陥ることになりました。
いつもこのパターンにはまっていると、もう人と付き合うということを避けるよう
になりました。嫌な思いは二度としたくないという気持ちが強くなってきました。
付き合いをあきらめて、一人で過ごすことがまだましなのです。精神的に楽なのです。

一人寂しく生きていく道につながってゆきました。
自分を守ることができない自分に対して、言いようのない絶望感を感じていたのです。
天気でいえばどんよりと黒い雲が空を蔽い、今にも大雨が降ってくるような感じです。

どこで歯車がくるってしまったのでしょうか。
今考えると、我慢する、耐えて、自分の感情や気持ちを抑圧してきたことに原因が
あったと思います。自分の感情、気持ち、意志をしっかりと持ってそれを打ち出して
いくほうが、ストレスをためることがないので、人の輪の中に入っていくことができ
たのではないかと思うのです。

森田理論の言う通りのことを実践すればよかったのです。
難しく考えないで、自分本位にシンプルに生きてゆけばよかっただけのことです。





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Last updated  2013.12.28 06:58:51
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