森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.01.27
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
吉田都さんは世界三大バレエ団と称される英国ロイヤル・バレエ団をはじめ、イギリスの伝統あるバレエ団で23年間プリンシパル(もっとも重要な役を任せられる人)を務めてきた人です。
プリンシパルになれる人は100名のダンサーの中でわずか6~8名程度です。

9歳からバレエを始めてずっと続けてこられたのは、バレエが好きだという情熱が原動力になっているそうです。

普段心がけていることは身体の維持だそうです。
身体はちょっと油断するとすぐに体が忘れてしまったりなまってしまうので、毎日午前中の1時間半は基礎訓練を繰り返しているそうです。
それが終わると、自分の弱いところの筋力強化に取り組んでいます。

私が感銘を受けたところを紹介します。

吉田さんはアキレス腱を怪我してチャンスを棒に振ったことがあるそうです。
怪我をすると焦りが出ますし、後れをとったりしますが、そういう時はじたばたしないで、しっかり時間をかけて体を治して強くすることだと思います。

思いどおりにいかないことが起こっても、そこでやけにならずに自分のできることをコツコツやっていくと、いつか道は開けていくものだと思います。

そしてプレッシャーとの向き合い方が参考になりました。
ある意味、鈍感力を育んでいくというか、そういう周りの視線や陰口をシャットアウトして、自分のなすべきお稽古やリハーサル、舞台に集中するようにしていました。
プレッシャーが高まると、失敗するかもしれない、舞台に立つのが怖いといったようにネガティブな思考に陥りやすく、不思議なことに心がぶれると体の軸までぶれてくるのです。
そういうときは自分のネガティブな気持ちを否定せず、とことん見つめ、向き合い、じっくり味わい尽くす。
そして、今度は笑顔で一杯のカーテンコールの様子など、よいイメージを頭に浮かべ、とにかくできる、うまくいくと信じる。

絶えず悩みや葛藤を抱えていましたが、そうやって何か自分で足りない部分を感じていることは、明日へのエネルギになります。
もっと自分の理想に近づきたいという気持ちで、自分の欠点を改善していく。
よりよく魅せるためにはどうしたらよいかを考えて努力する。
海外の人は立つだけで美しいラインが出て、手足も長いから舞台映えするという中で、私は人一倍お稽古に打ち込んできましたし、コツコツと頑張ってこられたのだと思います。
(致知 2017年10月号より)

アルトサックスで老人ホームの慰問活動をしている私にとってとても参考になりました。
特にネガティブ感情が湧いてきたときは、その感情にきちんと向き合う。
そして成功のイメージトレーニングをおこなう。

本番で演奏する曲は無条件に100回繰り返す。
後は結果を天にまかせて60~80%の出来を受け入れる。





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Last updated  2025.01.27 06:38:04
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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