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タンポポを愛でる 南風一朝ごみ出しから帰って庭を眺めているとタンポポの花が一つ咲いていた庭に生える草花を雑草と言って一括りにするよりもタンポポの花なんかは野草の花として自分から庭に咲いてくれるのだからこれほど有難いことはないと思うことにした昼外出から帰ってみると庭にタンポポの花が見えなかったので妻に「タンポポの花が咲いていたの、摘んだのかな?」と聞いてみると「いえ、もう萎んだのじゃない?」という返答朝タンポポの花を見かけたあたりをよく調べるとタンポポの葉の近くで確かに花弁が萎んでいたタンポポの花って案外早く萎んでしまうようだったタンポポの花って、次々に咲いてくるから萎まない花のように見えただけなのかな?(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/30
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西瓜の双葉 南風一友達がプランターで野菜を作っているというので私もプランターに西瓜の種を蒔いてみた一週間もすれば芽が出て双葉が出てきた昨年も蒔いた西瓜の種から芽が出て双葉が出て蔓が伸びて西瓜が大きくなっていくのは早かった昨年は通勤前にまだ小さかった西瓜は仕事から帰ってくれば直径が1センチメートルほどは大きく成長していた(それくらい成長スピードが早かった)ところが今年は毎日自宅にいて日がな一日中西瓜の双葉を観察するので西瓜はなかなか成長してくれないあんまりじっと見すぎると西瓜も緊張して固まってしまうのかなと思ったりする(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/28
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年金暮らしの考え方 南風一この三月で第二の定年を迎えてから政治経済的な話題について新聞やネットニュースを読んでもあまり興味が湧かなくなった理由ははっきりしていてもはや年金生活者の境遇になった者にとって税制も経済状況もさしたる関心事でなくなったことによる給料を貰うことがないから給与水準のことも労働条件のことも関心外のことになったましてや税制や労働法規に係わって発生する社会的な事件や諸問題も自分が直接的に巻き込まれるものでもないからスルーしているそんな風にサラリーマン時代に多くの税制や経済法規や政府の政策に無関心でいられたらどんなに心穏やかな暮らしができたことかなと今から思えば定年になってしまえばもはや関心事ではなくなる諸課題にあぜあんなに日々腹を立てたりしていたのだろうか?と不思議な気がしてくる自分の住む世界が変わってしまえば日々考えることや関心事も変化するただそれだけのことに過ぎない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/28
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アンパン 南風一NHKでアンパンが始まってそういえば「やなせたかし」さんにメールを出したことを思い出した私が昔詩集を出版するとき「アンパンマン」という一遍の詩が含まれていたのでキャラクターの使用許諾を貰うためだったメールはフレベール館を介して出したがやなせたかし先生は「OK」という返事だった以外にもあっさり承認してもらったのでちょっと拍子抜けした気分だったそれとともにその寛大な態度がうれしかったことを憶えているそれから30年の歳月が経っただろうか先生が亡くなりNHKの朝ドラで「やなせたかし」さんが帰ってきた「やなせたかし」さんがアンパンマンの生みの親であることは承知していたけれどやなせ先生の奥さんの「のぶ」さんのことは知らなかったまた、やなせ先生の生涯についても知らなかったフィクションは入っているとのことだが平日午前8時のあんぱんを見るのが日課になっている大谷翔平の野球放映が重なるときはチャンネルを交互に切り替え切り替えしつつ両方の番組を見る(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/27
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命というもの 南風一寿命は人それぞれで自然の摂理から行けば年齢の高い人から死んでいくそれからいえば自分の両親や学校で教わった先生が自分より早く亡くなるのは当然過ぎる事実(というか自明の理)に違いないそうは思っていてもいざ恩師の死を知らされるのは悲しいことに違いないましてや同窓会当日に今か今かと恩師や旧友たちとの再会を待ち望んでいたところで「恩師はつい一昨日に亡くなりました」「昨日が告別式でした」なんて一体全体どういうことなんだ?「なぜ今なんだよ!」空に向かって そう悪態をつきたかった誰にというわけでもなく「なぜ来てくれなかったのか」もう身体もなくなってしまったのなら来たくても来れないのだろうけれど自分と同時代を生きた人たちにはたとえ彼らが年上であったとはいえ先に亡くなってしまえば自分の命もその亡くなった人の思い出の分だけぽっかり穴が開いたみたいに消えてしまったように感じる悲しいことだね(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/25
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相手の思いとは無関係に 南風一TVのドラマのことに過ぎないけれど恋する相手がこちらの思いや社会的な境遇とは無関係に遠く離れたところでこちらの思いとは正反対の行動を着々と進めていくのは(昔そういう立場に立ったことがあるといっても)やはり恋する立場としては切ないなと思うなかなか相手の希望するようには行動できないしかといって今の自分の境遇を放り投げて恋する相手のところに駆けつけることもできない恋する者同士でも相手の境遇や思いとは関係なく自分の思いや境遇や家族の思いを進めていかざるを得ない場合もあるそんな二人ではあってもどこかで「あら、そうだったの」と交錯するチャンスが有ればいいのにと思う(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/23
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孫のビデオ 南風一10年物のパソコンの動きが遅すぎて一単語をかな漢字変換するのに1分以上を要するようではとても仕事に使えないということでパソコンを中古ながら5年ものに変えることにした10年物のパソコンのデータを消去していて孫が10年前にバナナを食べているビデオを見つけた一番最初の孫なので今では小学校4年生になるがパソコンビデオの中では1歳くらいの赤ん坊だった1歳の赤ん坊ながらもう現在の孫を彷彿とさせる人は1歳の頃にすでにそれ以降どんな人間に成長するのか原型ができている教育によって人は賢くなるが行動パターンや好き嫌いといったものはすでに赤ん坊の頃に身に付けている赤ん坊は 恐るべしそんなことを思いながら10年物のパソコンのデータを消去した(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/22
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ある女子高生と感情コントロール 南風一世の中には恋愛というか結婚をイコール“契約ごと”と割り切れる人がいる私は高校時代に同じ通学電車に乗る一つ年下の女子を好きになった取り立ててどこがいいというのでもなくただ私と余りにかけ離れた(対極的)世界(それは正しく性格的にも、高校生活の快活性という二面的な面においてもという意味で)に住んでいる点だっただから彼女が最終的に私のプロポーズにYESと応えてくれるはずはないと何処か心の中で、そう信じていたそして実際に私がプロポーズを撤回したとき彼女はそんな展開になることを予想していたかのようにあっさりした別れの言葉だった「私を好きにならせようとしても無理よ」よくもまあそんな心でいながら私のプロポーズに対して「もっと声に出してハッキリ言って」なんて甘えた声など出せたものだと呆れてモノが言えない今だからそう思う恋愛や結婚をビジネスのように割り切れる女子がいた(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/18
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職場 南風一人生のほんの一瞬だけ所属する場所2、3年だけという短い人もいれば20年も、30年もという長い人もいる職場の人は次々と入れ替わって10年か、いや30年も経てば最早すっかり入れ替わってしまって昔と同じ職場とは見えなくなるそんな職場に一定期間だけ一緒に働いたという意味は何だろうか?ただ同じ時期の人生を共にしたとか?人生の苦楽を共にしたとか?それは本当か?それなら家族や友だちとは、何処が違うのか?家族や友だちと違うところは一旦その職場から離れてしまえば二度とその職場を訪れたくないと思うか?それともまた機会があればその職場を訪れたいと思うか?どちらも全く関係ないという御仁もいるかな?(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/14
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何かを作り出す必要はない 南風一何年何月何日までに何かを作るとか何かを成さなければならないとかそんなことを考える必要はないただ今日一日を感謝して生きることもし何かに使える時間があるならば人に教えて上げれば多少なりとも役立つかなと思うことを整理して人に教えて上げよう人に教えて上げたいことは無限にあるのだろうけれど一つでも自分が特に無理せずに整理できることを人に伝えたいと思う沢山のことを欲張る必要はない無理せずに自分で作れる範囲のことを伝えて行こうこの世に残るものは何もない残るものは唯一、志の連鎖にしか過ぎない志が消えれば全て消える志を伝え継ぎゆく者がいればその志だけが永遠に行き続ける志とは生きる姿勢姿勢の数は人の数だけあるだから安心して自分の志を持とう(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/11
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彼女の魅力 南風一 彼女に会わなくなってなぜ彼女に魅力を感じていたのかその理由が分かった釣り人が釣りをする魅力の一つに魚がぐいぐい釣り糸を引く力強さにあるようにあるいは釣って捌いたばかりの刺し身が一番美味しいように粋な姿・形の艶やかさ丁々発止のやり取りが一番の彼女の魅力だったなんてすべてを失くしてしまってようやく気付いている(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/09
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小鳥たち 南風一昨夜からの雨が上がって我が家の小さな庭に スズメやヒヨドリ、ムクドリ、エナガなど(多分私の知らない小鳥たちも混じっているのだろうが)入れ替わり立ち替わり、舞い降りてきては雑草の間に転がっている草の実か何かを啄ばんでいる(はたまた小さな虫を啄ばんでいるものかも知れない)(そんなことは当方にはちっとも分からないけれど)忙しく飛んで来ては、ちょこまかちょこまかと庭の中を駆け回っていくそんな小鳥たちが忙しく飛んだり跳ねたりする中を妻が箒と塵取りを持って庭木の落ち葉を掃き集めている驚いたことに妻には警戒心を抱かないものか妻のすぐ近くで小鳥たちは平気で飛び回ったり近くを駆け回っている(それからこちらの方は少し気になることだが)陽の当たる敷居の上を蟻が数匹歩いている蟻の方はすぐにやっつけてしまったが中には羽のある蟻がいてサッシの隙間から入ってきたものか敷居の上方から落ちてきたものか少し不気味ではある(そのあと分かったことだが)我が座敷の土壁と柱の隙間などいくらでも空いていて外から蟻やゲジゲジが入り放題だという事実に気づいたさて、これら蟻や虫への対策をどうしたらいいものか?小鳥たちが全部食べてくれればいいのだけれどそううまく行かないかな(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/07
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はて、輝いていた時代って? 南風一 夏の記憶として思い出すものには暑い盛りに真っ黒になって泳いだ小学生の頃のプールとかクラスメートたちと一斉に立ち向かって行った運動会の騎馬戦とかそんな記憶はあるけれど不思議に自分のやりがいといったものを忘れて家族や会社のために日々流すように暮らしていた時代のことはほぼ忘れてしまって個々の事象として思い出す事柄など何もないに等しい会社員時代の暮らしを日々の記憶がないほど充実していた暮らし振りだったと喜べばいいのかそれともただ食うための暮らしに明け暮れていたから何も憶えていないだけなのか?最早昔の友人たちと張り合っていた記憶も馬鹿らしく思えて中学生時代の同窓会に参加する気も失せたMBAの大谷翔平の活躍をTV観戦して狭い庭の雑草や何の変哲もない庭木の新緑を眺めてYouTubeのネタ探しのために図書館を訪ねたりスマホ片手に付近を取材して歩く方がどんなに気分が晴れて心が落ち着くことかそんな風に思っているこの頃かな(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/06
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何も分かっちゃいなかった 南風一今だから昔きみが言っていたことに一理があると気付くきみが曰く「結論を急いじゃいけないと思うの」確かに俺はきみと結婚したいという思いしかなかったその先の事もきみと結婚したら俺ときみの人生がどうなるか?そんな未来の青写真も何もなかったきみは教師になるという夢があったから俺のプロポーズなど何の足しにもならなかっただろう俺がきみの姿に見ていた幸福の姿そんなものは実は何もありはしなかったきみの16歳の快活な可愛い姿そんなものに80年余りの人の人生を賭けたりするのは余りにも無謀なことに違いなかったきみは直感的にそんな事情を分かっていたのだろう今だからきみの賢明さとともに俺の浅はかさも分かるもっと早く気づいていればよかったのかも知れない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/03
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変化の魅力 南風一日がな一日 庭を覗いたりしながら自宅に居るとただ庭の木々の葉っぱが風に吹かれて揺らぐ姿やたまに飛び降りて来たかと思えば草花の芽をついばんでぴょんぴょん跳ねて行く雀の姿にさえ芸術作品に劣らない季節の移ろいという劇場を見ているような錯覚を抱く狭い庭ではあっても移ろいゆく自然世界の変化の方が人間世界の活動や営みより貴いということはないだろうか?少なくとも最早宮仕えに出る必要がなくなった私からすれば職場の喧騒や人間模様から解放されて自然の変化の方が何倍も魅力的で価値あることに感じられる(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/02
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好きなこと、好きな子と? 南風一これまでの人生を振り返って大方好きなことをして暮らしてきたので65歳を過ぎて特に不平も不満もないただし好きなことを自分一人で(妻にすれば否応なく私の道連れになったということだが)やってきたというだけで好きな子というわけではない好きな子がいたが彼女は一向にこちらに靡く気配がなかったので私の方が死ぬまで不満を持ち続ける関係というのは何につけよろしくないので私の方からさっさと逃げた私が逃げた当初は彼女も多少の恨めしさを感じただろうが私が逃げるのに任せて良かったと彼女はその後の人生において、ほっと胸を撫で下ろしていたことだろうそんな風に思うことが私にしても彼女にとっても幸せなことだしこの世を生きるというのは実際そういう風なものかな(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2025/05/02
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