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月下美人の愛好者は多いようです。すたれることのない名前が、優れているのでしょう。 月下美人の原産地はメキシコからブラジルのようですが、どんな場所に咲いているのでしょうか。そして、その芳香にどんな虫が誘われるのか? 月下美人の花が一斉に咲くのは、皆不思議だと思います。我が家には3株あるのですが、今年1回目の開花は7月27日。3株合計11の蕾のうち8輪が咲きました。1日遅れが2、2日遅れが1で、各株仲良く1輪ずつでした。しかし「シンクロナイズド」と言っても、「スイミング」並みに採点すると、とても金メダルは無理ですね。
2005年07月31日
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虫の嫌いな方はパスしてください 今月19日のブログで、北上するツマグロヒョウモンのことを書きました。その時の写真は雌の成虫でしたが、幼虫の方も新聞のイラストで記憶していました。まあ、派手な芋虫です。黒地に赤のストライブがまっすぐ一本。これの目的は何でしょう? それが、なんと、庭をノソノソ歩いている!餌探しの途中だったようで、そばの野草のスミレに取りつきました。しかし、端から食べるのかと思ったら、葉っぱを選んでる。ちょっと意外、なぜ?うちにはもうパンジーもビオラもありませんから、餌はこれだけ?今はスミレの花のシーズンでないし、写真撮影のお礼にとスミレを自由に食べてもらうことにしました。 それにしてもクローズアップ写真を、パソコンでさらに拡大するとすごい!虫に中立な?私でも、背中がゾクッとする。赤い点は、体を覆う突起の一部が赤いため。何とも不気味でした。そこで今日は写真を下に配置することにしました。
2005年07月30日
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虫の好きな方はパスしてください 家庭で撒く農薬といえば、殺菌剤か、殺虫剤か、除草剤でしょう。殺菌剤は植物病原菌を殺し、殺虫剤は主に昆虫を殺す、除草剤は言うまでもありません。 多種多様の農薬をすべて承知しているわけではありませんが、有効成分は水に溶け難いものが多いでしょう。そのような薬品を家庭で小規模に撒くとなれば、スプレー缶が便利です。これは高圧ガスの力を借りて、薬品の霧を撒く手法。昔、高圧ガスにはフロン(フレオン)を使っていました。これはフッ素や塩素を含む有機化合物の混合物で、無毒、不燃、不活性(例えば酸性だったりしない)。しかし、地球のオゾン層を破壊することがわかって、1995年末に生産や消費を止めました。代わって、記憶では、ヘキサンなどが使われました。ヘキサンは無毒、不活性ですが、困ったことに可燃性、そしてゴミを回収するとき、火が出ることに。 園芸を始めてから、殺虫と殺菌を兼ねたS社のスプレー缶を使用しています。これの高圧ガスはなんと!ジエチルエーテル(ふつうエーテルと言っています)。しっかりした缶に入っていますし、エーテルの使用経験があるので怖いわけではありませんが、引火性の強い化合物の1つです。エーテルに溶けた薬品は、霧になったあと、エーテルがすぐ蒸発するので、小さな粒になって飛ぶと思われます。しかし、困るのはこの粒があまりにも軽いこと。テレビは、植物の凍傷を避けるため、30センチ以上離してスプレーしなさいとか言いますが、風に流されて命中しません。無風を待ってと考えても、「散弾」が命中するほど、風が弱い時がありません。 そこへ普及してきたのが(たぶん上の欠点をカバーするために)、自分の手でシュッシュッするスプレーです。さらに、ボトルを逆さにしてもスプレーできるのが売り。 こちらでは、薬品が水の中にあります。薬品は水に溶け難いものが多いので、「乳化剤(界面活性剤)」なるものを用いて、薬品を細かい粒に分散(乳化)します。そのため、使う前によく振りなさいという注意書きがあります。 しかし、このスプレーはとても気に入りました。第一に、スプレーを植物に近づけてもいい。なぜなら、水は急に蒸発しないので、「気化熱」を植物から奪う恐れがない。結果、命中精度がいい。これには薬品の水玉が大きいことも関係している様子。さらには、自分の手で圧力をかけることで、発射のタイミングを合わせやすい。 以上はベランダや小さい庭の場合で、規模が大きくなれば話が変わってくるでしょう。
2005年07月29日
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和名がムラサキサルビアで、「サルビア・ホルミナム」が流通名なんだとか。流通名は学名をカタカナにしたのかと思えば、学名の綴りはSalvia viridis。よくわかりませんね。 「個性的」の文字につられて、通販でタネを購入しました。しかし、虫にはよく食べられるし(虫も個性的が好き?)、今年のかんかん照りの乾燥は苦手のようで、栽培は成功したと言えません。なんとか写真にしましたが、サルビアとしてはすご~く地味だと思いません? 何が個性的なのか、カタログを引っ張りだして、改めて写真を詳しく眺めました。前には気がつかなかった小さい花が葉腋にたしかにあり、その時花と思っていたのは、花と同色に色づいた先端の葉っぱでした。ということで、楽しみは先へ。葉が色づいたら、写真をもう一度アップしましょう。
2005年07月28日
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マリゴールド、とくにフレンチは品種が多彩で、背が低く、暑さにも強いから、夏花壇に便利。きのうのベゴニアのように、風に乗ってやってきたオレンジ色のマリゴールドも生えていますが、写真は色が気に入って、苗を買ってきたもの。 花言葉(八重):いつもかわいい
2005年07月27日
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ショップで苗を買ってくのが普通のペゴニア・センパーフローレンス。一度だけ種を蒔いたことがありますが、とても細かい種で厄介でした。それが、何もしないでも毎年生えて来るのですから、こんなにありがたい話はありません。 よっぽど半日陰の写真の場所が気に入ったのでしょう。雑草を抑えて、だんだん勢力を広げてきました。面白いことに、ここからは出て行きません。おまけに種は、お隣から風で飛んできたもの。費用無料です。 ベゴニアの品種は、「バイカラー」のようです。もっとも個体によるバラエティーがあります。 追記:ブログ作成の作業だけは、新しいパソコンでできるようになりました。昨日の休業?は画像の移動などのため。
2005年07月26日
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たくさんの人が知っている、純白の百合、カサブランカと同様に、オリエンタルハイブリッドの百合。球根を食べるコオニユリの次に咲きました。 品種のせいか、植えた場所がよかったのか、カサグランデは去年に続いて順調に咲いています。 花言葉(ピンクの百合):思わせぶり・虚栄心
2005年07月24日
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うちのパソコンはマック。発端は大学にいたとき、周りがみなマックマニアだったから。遺伝学関係のソフトに絡んで、生物系ではマックが多いという事情もあった。 そのうちマックはどんどんマイナーになったが、「ウィルスの海」に出るのも面倒なので、孤高?を保っている。 前のパソコンは6年前のもの。それから何回OSが変わったことか。ということでパソコンの更新と相成ったが、あまりもジャンプが過ぎて、手元のソフトのインストールはことごとく駄目、はては外付けハードディスクも動かない(HPのプリンターはドライバーをダウンロードしてOK)。古いパソコンを使えばブログの投稿はできるけれど、新しい体制に早く移行しないとね。 今までの成果1.ADSL回線との接続は、自然に?終わってしまった。モデムのソフトが新しいからかな?2.ブラウザは付いていたのでネットに出られた。あとは慣れているInternet Explorerをダウンロードしてきた。3.テキストの編集にはiTextが便利でフリーなことを知っていたので、ダウンロードしてきたけれど、解凍できない。Stufflt Expanderを探してダウンロード。4.添付メールソフトのダイアログがわかりにくい。「パスワード」で苦戦。最近メールの設定をしたことがなかったことも影響した。 以上でまあ「普通の生活」ができるようになった。この文章は新しいパソコンで作成。だけど、日本語変換ソフトが「ことえり」なので、ずいぶん改良されたとはいうものの、手間がかかる。これからは問題が山積している画像の処理へ挑戦です!
2005年07月23日
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夏が来れば、「海水浴」や「海水浴場」という単語をなんの疑問もなく使っているけれど、なんか面白いんですね、これが。たとえば、プールで遊んだり、泳いでも、「プール浴」とか「淡水浴」とは言わない。もしそんな言い方をすれば、お風呂か美容術と誤解されてしまう。 だいぶ前になりますが、夏目漱石の「吾輩は猫である」を再読しました。そのときの記憶では、なんか関係した話があった気がする。 実は、「吾輩は猫である」の著作権はすでに切れていて、ネットで無料で読めるんですね。キーワードに「海水浴」を入れて検索すると、ありました、ありました。といことは、「海水浴」という単語が「吾輩は猫」(1905)以来、正確にはそれ以前から、えいえいと続いている! 「吾輩は猫である」その七は、吾輩がナント「運動」の宣言をするところから始まります。『吾輩は近頃運動を始めた。猫の癖に運動なんて利《き》いた風だと一概に冷罵《れいば》し去る手合《てあい》にちょっと申し聞けるが、そう云《い》う人間だってつい近年までは運動の何者たるを解せずに、食って寝るのを天職のように心得ていたではないか。』ガ~ン・・ 続きます。『運動をしろの、牛乳を飲めの冷水を浴びろの、海の中へ飛び込めの、夏になったら山の中へ籠《こも》って当分霞を食《くら》えのとくだらぬ注文を連発するようになったのは、西洋から神国へ伝染しした輓近《ばんきん》の病気で、やはりペスト、肺病、神経衰弱の一族と心得ていいくらいだ。』 『人間は昔から野呂間である。であるから近頃に至って漸々《ようよう》運動の功能を吹聴《ふいちょう》したり、海水浴の利益を喋々《ちょうちょう》して大発明のように考えるのである。吾輩などは生れない前からそのくらいな事はちゃんと心得ている。第一海水がなぜ薬になるかと云えばちょっと海岸へ行けばすぐ分る事じゃないか。あんな広い所に魚が何疋《びき》おるか分らないが、あの魚が一疋も病気をして医者にかかった試《ため》しがない。みんな健全に泳いでいる。(中略)海水浴の功能はしかく魚に取って顕著《けんちょ》である。魚に取って顕著である以上は人間に取っても顕著でなくてはならん。一七五〇年にドクトル・リチャード・ラッセルがブライトンの海水に飛込めば四百四病即席《そくせき》全快と大袈裟《おおげさ》な広告を出したのは遅い遅いと笑ってもよろしい。猫といえども相当の時機が到着すれば、みんな鎌倉あたりへ出掛けるつもりでいる。但《ただ》し今はいけない。物には時機がある。御維新前《ごいっしんまえ》の日本人が海水浴の功能を味わう事が出来ずに死んだごとく、今日《こんにち》の猫はいまだ裸体で海の中へ飛び込むべき機会に遭遇《そうぐう》しておらん。』 『海水浴は追って実行する事にして、運動だけは取りあえずやる事に取り極《き》めた。どうも二十世紀の今日《こんにち》運動せんのはいかにも貧民のようで人聞きがわるい。運動をせんと、運動せんのではない。運動が出来んのである、運動をする時間がないのである、余裕がないのだと鑑定される。昔は運動したものが折助《おりすけ》と笑われたごとく、今では運動をせぬ者が下等と見做《みな》されている。』 海水浴ばかりでない、運動という単語もまた変わっていない。百年が1日の如し、ですね。
2005年07月22日
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実はこの花のことをよく知りませんでした。 そもそもの発端は「芝桜」。芝桜のことを英語でモス・フロックスと言いますね。ショップで「フロックス・パニキュラータ」を売っていたので、どんなフロックスかと思い買ってきました。そして和名は「クサキョウチクトウ」。 きのうyuri517さんのブログを覗いたら、おいらん草の名でそっくりの花が載っているではありませんか!私が知らなかっただけで、日本でお馴染みの花でした。なら、学名なんかで売らないで・・ ちなみに、写真の品種は、ホワイトアドミラル。
2005年07月21日
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カンナというと、子どもの視線ではでっかい植物です。ところが、「タキイ」で売り出している「トロピカル系」は丈が短い。おまけにタネから育てるという触れ込みなので、3年前にレッドとイエローを購入。 カンナは寒さに弱いのが欠点です。タネから育てた株をおいそれと冬、枯らすわけにはいかないのですが、2年目、腐葉土などを被せて、思い切って放置してみました。結果はイエローだけ生き残り、「色違い」の差を痛烈に見せつけました。自分の環境に合う植物を選ぶといっても、時に「色違い」に悩まされます。
2005年07月20日
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おとといの日曜日、朝日新聞が「温暖化で北上してきたチョウをさがそう」という企画を掲載しました。「南国の使者」が身の回りにいるのではないか? 詳しく説明したチョウは、ナガサキアゲハ、ツマグロヒョウモン、タテハモドキの3種です。このうち前の2種は、家のまわりでもよく見かける気がしました。 なぜか、不思議な縁です、ツマグロヒョウモン(雌)が早速やってきて、私の周りを飛び回りました>写真。 ツマグロヒョウモンはずっと前から西日本にいますから、当地では温暖化の影響とはいえません。だが、急に身近な存在となりました。小学生時代に作ったチョウの標本、北アルプス・常念岳へのお花畑で見たチョウの乱舞などが頭をよぎります。常念岳の方では、アジアのチョウに詳しい(もちろん趣味で)の大学院生がいて、その解説が登りの苦しさを吹っ飛ばしてくれました。
2005年07月19日
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7月10日のブログにベニバナサワギキョウをアップしました。今日の花は、その花の色を紅から紫に変えただけという感じです。そのほかはすべてそっくりで、強いて言えば、開花が1週間遅い。 花の色からすれば、日本に自生するサワギキョウを考えます。でも、野山でサワギキョウを見たことがないので自信がありませんが、それとはたぶん違うでしょう。
2005年07月18日
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キンレンカ(ナスタチウム)はノウゼンハレンとも呼ばれるようですが、呼び名が多いのも困りもの。なかなかうまく育たないので、うすうす感じていたとおり、夏の暑さが苦手。それは南アメリカの山地が故郷のせいらしい。 葉っぱがハスに似て、水玉がその上でコロコロ転がるから、ノウゼンハレンの「ハレン」。なんか可笑しくなります。 ハーブとして食べたことはありませんが、茎を切ると特有の匂いがします。好きずきということでしょうか。 花言葉:愛国心(なぜ?)、期待
2005年07月17日
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「ゴーヤー」や「ニガウリ」という言葉を知っていたので、よく使うハンドブックで検索しましたが、見つかりません。そんなはずはないとアレコレしているうちに、「ツルレイシ」が標準的な言い方であることを、初めて知りました。なんともうかつな話。 ツルレイシは近年の健康志向でテレビにひんぱんに登場するようになった気がしますが、果実が異国風なゆえに観賞用にも栽培するのですね。写真のツルレイシは、石垣の上から下へ垂れ下がっていました。「スポンサー」は食用より鑑賞を意図したのかもしれません。だから、私に写真を撮ってくれと、花がウィンクしたのかも。ただ、確認して撮影しなかったので、花が「雄花」になってしまいました。 久留米出身の壇一雄の文章に、「夏の夕べの縁側で、白アサの甚兵衛を着た祖父が、ニガゴリの酢味噌あえをひとつまみしては酒を飲んでいた」というのがあるとか。このお酒は間違いなく日本酒でしょうね。ビールだと、ホップの苦味と相乗作用を起こしそう!
2005年07月16日
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ジニア(百日草)は二度目のアップ。 ジニアは、南北アメリカに自生し、その中心地がメキシコのようですね。ヨーロッパへはスペインを経由して入ったとか。さらに日本へは明治維新のちょっと前。 写真のジニアは名付けて「ソンブレロ」。ソンブレロはスペインやメキシコで被る帽子ですから、ジニアの由来とマッチしています。でも古手の日本人には、色違いの「蛇の目傘」も連想します。 花言葉:遠くの友を思う、幸福
2005年07月15日
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ハッカやミントからはアロマを採ることができます。それにはどうするのかというと、葉っぱを集めて「蒸留機」(下の「家庭用」を参照)の容器に入れ、水を加えて蓋を閉めます。家庭用では容器をアルコールランプで加熱しています。やがて水が沸騰を始め、水蒸気が出てくる。その水蒸気を冷水で冷やせば、「蒸留水」が採れますが、そのときアロマの成分もいっしょに蒸発してきます。水に溶けにくいアロマは、油分として蒸留水の上に浮く。これが「精油」あるいは「エッセンシャルオイル」。いっぽう蒸留水に溶けこむアロマ成分もあるので、蒸留水の区分をフローラルウォーターとかハーブウォーターとか、呼ぶようです。ただこちらは微生物が繁殖しやすく、保存性がよくないでしょう。 このように水蒸気といっしょに必要な成分を蒸留・分離する方法を「水蒸気蒸留」(化学用語)と言います。広辞苑第五版によれば、「水とほとんど混合しない液体(=精油、筆者注)中に水蒸気を吹きこんで、水蒸気とともに蒸留する方法。高温で分解するおそれがある液体を、水の沸点以下の温度で蒸留することができる」こちらが化学に忠実な説明です。 ハッカの葉は精油を約1%含むそうです。その精油の70~90%がメントール。メントールは常温で結晶化するので、それを取り除いた油分をアロマにするようです。ただハッカの場合、その香りが他のミントに比べ劣る。ハッカの栽培は昔、メントールの重要な製造方法だったのでしょうが、今では化学的な合成法に取って代わられたのでは? ハッカに限らずハッカ属の植物からは、それぞれの精油を採ることができます。自分でやるための家庭用蒸留機も売っていますが、お値段はなかなかのものです。贅沢な遊びかもしれません。
2005年07月14日
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ずいぶん前に贈られた寄せ植えに入っていた植物。添えられたメモでは‘こけもも’ですが、ツルコケモモなどが低木に対して、これは草本です。 寒さには弱く冬、地上部が枯れます。しかし、いつの間にか種が雨で流されるらしく、雨水の溜まるところに翌春、芽を出します。あるいは土の中に根が残っているのかもしれません。 花はとても小さいのですが、実は姿に似合わず巨大。その色彩も目立ちます。さて、この植物の名前は?
2005年07月13日
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ペパーミントの花 snowrun29さんのブログの続きです。 ハッカ属には、和風のハッカを初めとして、興味ある名前がゾロゾロ。グレープフルーツミント、コーンミント=フィールドミント、ジンジャーミント、ペーパーミント、オーデコロンミント、ブラックペパーミント、ペニーロイヤルミント、コルシカミント、スペアミント、アップルミント、パイナップルミント・・ こういった名前を見ていると、世界にミントを探索した歴史と新しいミントを育種する情熱がほうふつとします。「ミント物語」なんていう本がどこかにありそうですね。 ミントといえば、鳥取県に「とっとり花回廊」がありますが、ここのハーブ園に暗い大雨のなか近づいたら、雨に閉じこめられて充満した「芳香」で窒息しそうだったのを思い出しました。ミントだけでなく、いろいろなハーブの襲来・・きゃ~っ!
2005年07月12日
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案内には「日当たり~半日陰を好みます」と書かれていますが、半日陰の方がグリーンが鮮やかでいいですね。また「耐寒性(-5℃まで)があり、関東以西では戸外で越冬できる場合もあります」という記載から、昔は用心して室内に入れました。しかし、イギリスのガーデンで大株に育っているのをテレビで見て、うちも大株にしようと思い立ちました。たしかに冬の寒さで葉が落ちますが、十分越冬できます。 花は観賞対象に小さく(5ミリ程度)、地味。今のところあまり咲いていないけれど、写真にしてみました。
2005年07月11日
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この植物は、「ロベリア」のラベルで苗を買ってきました。その他の情報は「高性バーガンティー、赤」のみ。栽培経験のあるロベリアは「ルリチョウソウ」だけですから、どんな花が咲くかと年を越して待ちました。 咲いてみての結論は、ベニバナサワギキョウと言っていいと思いました。ただ、ベニバナサワギキョウは名のとおりに湿地性ですが、この株は夏の高温と乾燥に耐えます。うちの場合、その性質を重宝していますが・・
2005年07月10日
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和名がクジャクソウのフレンチ・マリーゴールドは、花壇の常連。いっぽうアフリカン・マリーゴールドの方は、背が高いのを嫌ってか、あまり見かけません。どちらも生命力が旺盛ですから、最近の「お湿り」が行き届いたとたん、あちこちに芽を出しています。 写真のフレンチ・マリーゴールドはイエローがすっきりしていたので、新顔として買ってきました。そこへベニシジミがお休みです。自由に写真を撮らせてくれたのは、体調が悪かったせい?心配をあとにどこかへ消えました。 生物の名前は、「花」でもたいへんなのに、昆虫ではさっぱり。昆虫図鑑はもっているけれど、「差」を見抜くセンスに乏しい!
2005年07月09日
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ラベルには「かほりだま」とも書いてありました。黄色い玉が可愛いのですが、とてもきゃしゃで、玉どうしが絡み合い、傷をつけずに苗を引き離すのに苦労しました。 しかし、香りが圧倒的です。品種名が「パイナップル」となっているように、近づくと、パイナップルの果肉のような、甘い匂いが鼻をつきます。晴れても、雨が降っても、です。 あっ、そう、そう、思い出しました。「サカタ」で種を売っています。80粒で315円。
2005年07月08日
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スーパーで「百合根」を売っています。自分で買ったのではないのですが、気がつくと台所の隅で、百合根がパックのラップを破ろうとしています。百合を植える時期はとっくに過ぎているけれど、これはもう植えるしかない! 順調に芽を出し、順調に蕾を着けて、わが家の百合たちのトップを切って咲きました。これはちょっとした驚き! そもそも食用百合って、どんな百合だか知らなかった。調べてみると、ヤマユリ、コオニユリ、オニユリのどれか。ヤマユリは小学生のころ、北茨城の山に入って掘った経験があるし、乱獲がたたって今や超高価な白い百合。残るは、コオニユリとオニユリです。しかしこれの区別は難しいとか。 とにかく満足しています。それに花屋で球根を買うよりやす~つ。
2005年07月07日
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矮化剤は、植物の背を低く抑える生長の調整剤です。 人を含めてすべての生物の細胞では、ある生理的機能を進めるとき、促進する作用と抑制する作用が対立的に働いています。促進にしても、抑制にしても、行き過ぎを防ぐためです。「促進」を否定すれば、「抑制」。それをもう一度否定すれば、「促進」です・・・こうして生命体のバランスを保っている状態が、「生きている」とも言えます。 ジベレリンは種の発芽を促進しますが、同じく植物ホルモンの「アブシジン酸」は種の休眠を維持します。そのさい注意しなければいけないのは、ホルモンの有無以外に、その濃度が重要だということです。 ジベレリンに対抗する(細かく言うと、ジベレリンの合成を抑える)、天然ものでない物質を探索する研究が行われ、優れものが商品化されました。たとえば、住友化学の「ウニコナゾール」という化合物。これを調剤した「スミセブンP液剤(0.03%)」には、次のような用途があります(農文協調べ)。 キク(ポットマム)>節間伸長抑制(矮化) ポインセチア>節間伸長抑制(矮化) ツツジ(鉢栽培)>節間伸長抑制(矮化)および着雷数増加 シャクナゲ(鉢栽培)>節間伸長抑制(矮化)および着雷数増加 イチゴ(とよのか促成栽培)>徒長防止による健苗育成 たとえば、キク(ポットマム)を処理しようとする場合は、こうなります。5号(15cm)鉢に植えたキクを摘心し、10日後ぐらいに、50~100倍に薄めたスミセブンPを、1鉢につき50~100mlずつ鉢土に灌注する。 植木鉢に植えた植物の矮化は、花を含めた全体のバランスをよくし、ベランダで場所を取らないなど、商品の価値を高めるのでしょうか。しかし、庭植をするときには背丈が必要なこともあり、矮化したらしい苗が私をしばしば悩ませます。
2005年07月06日
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キキョウは秋の七草に入っていて、自生では夏から秋にかけて咲くと思うけど、写真の品種は毎年今ごろ咲きます。遺伝的に矮性で、高さ25センチほど。ほんとうに花弁が二重になっていますが、写真のようにきちんと咲く花は多くありません。 3年ほど前、珍しさにつられて買いました。でも、一重でやや高性のキキョウの方が好き。いずれタネから育てようと思っています。 花言葉:やさしい愛情、誠実
2005年07月05日
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ジニアは学問的な名前ですが、「百日草」よりふつうになってきました。百日草と言うと、仏壇の花と思う人もいるようです。 ジニアの仲間でも、今年、当地では「プロフュージョン・シリーズ(サカタ)」に人気が出たのでしょうか。たしか折り込み広告に花苗があったのに、行ってみると影も形もありませんでした。結局入手できず仕舞い。 去年種を取り、今年蒔いたジニアは濃い赤色。乾燥をくぐりぬけ、開花にこぎつけました。しかし一転して大雨。雨に強いジニアですから、雨に濡れながら形を保っています。
2005年07月04日
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小学校の低学年のころ、山梨県の甲府市にいました。砂糖の入手もままならない時代ですから、甲府の近く、石和あたりで栽培していたブドウは、甘くてとても美味しかった。そのころのデラウェアは、当然ながら、タネがいっぱいでした。子どもながらに苦労していると、地元の大人たちは種もいっしょに飲みなさいと言う。父は「盲腸」になると脅かすし、おっかなびっくり呑み込みました。当時は汲み取り便所ですが、そこにはタネが点々と・・すごく感心したものです。 今のデラウェアに種はありません。植物ホルモンの「ジベレリン」で処理することは知っていましたが、どのような作業なのか?調べてみると、ジベレリンを25ppmの水溶液にし(ppmは百万分の1を表す単位、ちなみに%は百分の1)、開花2週間前、ブドウの花序を1つ1つこの溶液に浸すのだそうです。なんとも精密な農作業です。ジベレリンの0.5%溶液を、協和発酵とか明治製菓が売っていますから、素人でもやろうと思えばできるはずですが、ジベレリン溶液を計り取るのに「ピペット」という化学用の道具が必要です(注射器も使用可)。 ジベレリンは、植物の一生を発芽、茎の伸長、開花、結実と分けたとき、そのいずれにも関わるホルモンです。(ウィキペディアを参照) ジベレリンやその他の物質を、「植物生長調整剤」とか「矮化剤」という名称で花の苗に使っていることは、うすうす感じていたのですが、ジベレリンの使用例を見てとても驚きました(農文協調べ)。 花卉類(難発芽種子)>発芽促進 アイリス>生育促進 キク>開花促進、草丈伸長促進 シクラメン>開花促進 シラン>開花促進、草丈伸長促進 チューリップ(促成栽培)>開花促進、花丈伸長促進、茎の肥大促進 トルコギキョウ>生育促進 プリムラ・マラコイデス>開花促進 ミヤコワスレ>開花促進、草丈伸長促進 テッポウユリ(促成栽培)>休眠打破 カラー>生育促進 スパティフィラム>開花促進 そうか、今はそういう時代なんだ!
2005年07月03日
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7月になって、庭のムクゲがポツンと咲きました。しかし、今年は蕾の数が少ない。長い間続いた少雨のせいでしょうか。 広島県西部も2日前から、やっと雨が降りだしました。ムクゲの開花は前・後半に別れていると思うので、後半の花に期待しましょう。 ムクゲの林というのはついぞ見たことがありませんが、その気になると、じつにあちこちにムクゲが植えられています。写真は、先年、田んぼの横にあった八重咲き種を撮影しました。ムクゲは1日花、それがはかない感じです。
2005年07月02日
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イオンといえば、イオン(株)を中核に、国内外企業で構成された小売企業グループを思い浮かべる人が多い気がします。しかし、今日のブログは化学用語のイオン。 小売りの方のイオンは、「Aeon」と綴るようです。ですから、イーオンと発音するのが正しいのかも。いっぽう化学用語の方は「ion」、英語ではアイオンと発音しています。 そんなことは言葉遊びですが、最近の「イオン」の乱用はたいへんに気になります。たとえば「マイナスイオン」という言葉には、特別な響きが与えられています。私が恐れるのは、戦後、打破が叫ばれた旧来の迷信が、モデルチェンジして再登場することです。「化学的迷信」と言うべきでしょうか。 化学では、イオンは電気を帯びた(電荷を持った)「原子」、および「分子」を指します。もし、塵や微生物細胞のような大きなものが電気を帯びても、それをイオンとは言いません。 イオンは水に溶けやすい性質を持っています。栄養素として必要なミネラルは、みなイオンの型で水に溶けていて、摂取されます。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、コバルト、マンガンなどは、プラスの電荷を持った陽イオン。塩素イオン、リン酸イオン、炭酸イオンなどは、マイナスの電気を帯びた陰イオンです。そして重要なことは、プラスとマイナスのそれぞれの合計が等しいため、全体では中立となり、陽イオン抜きに「マイナスイオン」だけが存在することはない、です。 実はそうとう前から「イオンサプライ飲料」が登場しています。その効果(生理作用)をどう認識するかは別として、これは正真正銘、イオンの供給が目的。○○社の製品の「栄養成分表示100ml当たり」を転記すると、エネルギー27kcal、タンパク質・脂質0g、炭水化物6.7g、ナトリウム49mg、カリウム20mg、カルシウム2mg、マグネシウム0.6mg。 さらに小さい字で、「電解質濃度」の表示。電解質濃度は、イオンの濃度と考えてください。内容は、陽イオンと陰イオンに別れますが、その単位がナント・・mEq/L(これは1リットル当たりのミリ・イクーバレント[=当量]を表します)。でもね、私の教え子でこれが完全に分かる子がどれくらいいるかな?心配、心配・・そして、陽イオンと陰イオンのそれぞれの合計がちゃんと同じになっていました。 私としてはとても「感動した」表示でした。
2005年07月01日
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