めいてい君のブログ

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　　　　　＜ 日本郵船　 自動車専用船： Web画像から ＞

　先に、モノやサービスの動きを示す

「2015年度の貿易収支」の発表で

大幅な改善が予想されたが、

カネの収支を含めた、「2015年度 経常収支 」の発表でも

18兆円に迫る黒字（17.975兆円）を記録し、

二期連続で増加し、倍増となった。

　この水準は東日本大震災前の2010年度水準に

近寄っている。 

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　先に発表した「貿易収支（財貨輸出入）」はマイナスであったが、

修正された数字では5年ぶりに黒字（0．6兆円）となった。

　国別・地域別貿易収支でみると黒字は、

相変わらず、対アジア（中国を除く）が8兆円、

対米向けが7兆円であるが、他方で、

中国向けは▲6兆円、EUは▲0．6兆円、その他▲9兆円余の赤字である。 

　原油安で原油輸入が約▲4．5兆円減少したお陰様々である。

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　サービス収支（輸送・旅行・手数料・知的所有権収支）では、

訪日外国人の急増が貢献し▲1．2兆円ながら、

赤字幅が縮小（前年より1.5兆円）している。

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　海外からの第一次所得収支（利子・配当金など）は安定しており、

20.6兆円を保っている。 

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　第二次所得収支（官民の無償資金協力、寄付、贈与など）は

▲2兆円である。 

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 　　　　　　＜単位：億円＞＜東日本大震災2011.3.11＞

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　原油価格については産油国の政治事情、

自然災害（山火事）などで大きく変動する可能性がある。

 　　<カナダ・フォートマクマリー（ｵｲﾙｻﾝﾄﾞの埋蔵量世界第三位）

　　　　山火事　2016.5.4　NASA撮影：ロイター>

　WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエイト）原油先物で

N.Y.マーカンタイル取引所の指標を見る・・・ 

 　＜ChartPark.comより＞

　このように、WTIが不気味に上昇しつつあるのが気掛かりである。

日銀は「使命？」に感じる物価が上がるから喜ぶ　?　かも知れないが、

ほとんどの日本国民は戦々恐々であるはずだ。

　資源確保、原油備蓄に精出すべきが「日の丸」商社の使命である。

　日本経済のために必死の資源確保を行う中で、

不運にも、巨額の損失を出している商社を、

政府・日銀は、救助・育成すべきであろう。

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　参考：

・港湾別輸出入：2014年（単位：百万円）

　・積荷港別貿易額表：2015年確定値（単位：百万円）

積み卸し港	輸出額	（前年比）	輸入額	（前年比）
東京港	5,615,449	▲0.6%	10,214,430	2.7%
東京国際空港	1,629,350	35.7%	1,792,806	21.3%
成田国際空港	11,808,642	8.2%	13,445,657	8.4%
横浜港	7,877,630	1.9%	5,582,380	▲1.6%
神戸港	7,343,263	3.9%	3,942,431	5.4%
大阪港	2,289,004	1.4%	4,821,080	▲3.5%
関西国際空港	5,785,612	7.4%	3,836,173	6.3%
名古屋港	11,326,061	0.7%	5,532,275	▲6.5%