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見解から言えば・・・そうとは限らない!メイプルの綺麗な杢目、トラ杢やバーズアイ、キルト。美しくエキゾチックなルックスで人気はありますが、実際にこの “杢” と言われる模様は木の成長過程が不均一だからこそ生まれたもので、実際には硬い部分と柔らかい部分が組み合わさったミルフィーユ状のものを言っているのは知れたこそ。そこに塗料を染み込ませると柔らかい部分に塗料が染み込み、硬い部分には塗料が染み込まない。これによって立体的な模様が浮かび上がって華やかになるというわけ。ギター好きは木材好きが多く、この “杢” の美しさを3A、5Aと表現したりPRSでは10TOP等、豪華な杢目こそ評価が高く価値も上がります。精肉で言えばグレードが高ければ “旨い” となりますが、木材グレードでは美しい見た目と音とは別の話になってくるというのが現実です。『プレーントップの方が密度があって音が良い!』という話もありますが、確かに杢が無い方が全体的に均一の強度になる傾向が強いのでバランスは良いかもしれません。ただし“杢があるから音が良くない” というのも大きな間違いで、杢があるからこそ複雑な音の乱反射があり、味わいのあるトーンを生み出している場合もあるのではないかなとも思います。難しいのはギターに関しては綺麗過ぎる音は面白味が無いということですね。この写真にあり kigosi guiter なんかの繊維の密度とかヤバいもんなぁ。問答無用の格好良さでしかない!(脱線)ただし、ネックに関しては杢があると上記で示した様に、構造上 “硬い・柔らかいが混在” となるので、力のかからないボディトップ等であれば何ら問題無いですが、常に力のかかるネックに見た目だけで強度の無い材を使うと反りやすい傾向があるようです。 それこそ厳選された材 ( “柔らかい” とされている部分も反らない程に硬く、硬いとされている部分は更に硬い。)であれば問題無いでしょうが。理屈っぽくなってしまいましたが、そういったデメリットを踏まえても美しい杢は非常に魅力的です。 天然木だからこその唯一の模様と存在感。 これを嫌いになるはずがありません・・・という中身のない語りでした。我ながら本当中身のない文章だな(笑)
December 17, 2023
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季節も冬になって寒くなっていますね。冬季は乾燥の季節・・・ギターも乾燥の季節ということで高崎晃(LOUDNESS)のRANDOM STAR “THE RED LEGACY” をメンテついでに、格好良すぎて写真を撮ったので改めてネタにしてみます。 普段は主にレスポールばかり好き好んで弾いているわけですが、なにせギターに本格的な熱が入ったのはジャパニーズメタルからはじまっているわけで、その中でもLOUDNESSの高崎氏は今でも憧れています。これは自分以外にも憧れている人は沢山いると思いますし、語らずともレジェンドなギタリストの1人ですよね。そんな高崎氏のLOUDNESS 35周年(2016年)を記念して作られた受注生産 RANDOM STAR “THE RED LEGACY” 今の初期型を傷まで再現したこのギター・・・まさに初期のCD音源から聞こえる音を出してくれる素敵なギターです。 スタンダードのESP製も持っていて手放してしまいましたが、比べてもブリッジや指板、ピックアップ等の違いもあるのか出音は明らかに違います。 何というか、歪ませると半ワウの様な、うねりと少しだけフィルターをかけた様な音がするんですよね。あとクリアで突き抜けていく倍音も素敵です。ピックアップのSeymour Duncan Custom Shop Akira Takasaki Signature Thunder in the East はESP LH-200と比べても出力が低く、全体的に枯れていて抜けが良く太い音。PAFレプリカの様な解像度の高さを持ったスペシャルなピックアップです。 製造過程で高崎氏がランダムスターにギブソン製のピックアップを搭載した時代を反映したそうなのでレスポールに載せても良い音を出してくれそうな印象があります。この“THE RED LEGACY”専用に復刻されたフリッカーIは貴重だと言えますが、反面、ファインチューナーが無いアナログなロック式なので、チューニングしっ放しであれば問題ないのですが、ネックが反るので緩めることを考えると、弾く度のセッティングが非常に面倒でコレクターアイテムと化してしまっているのが個人的には悩み中です。とは言え、この見た目に音、希少なギターなので手放せないなと。使ってやらなきゃ!!!
December 10, 2023
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