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NARUTO-ナルト 今週のアニメ「炎の記憶」(第211話)についての感想です。ネタバレご注意ください。OPが切ない……。※↓ここだけWJネタ。反転でお願いします。「だって歌のクライマックスっぽいところでアスマ先生と紅先生が>< しかも詩がまた切なくて>< なんですかアレは。原作の展開を知っててわざとやっているのですか? 偶然なのですか? とにかく毎回そこだけ切ないんですよ><」さて本編。ナルトくん、なんだか成長しましたね。アニメ初期より声も低い感じですし、行動も、やることやってます。独りでも、きちんと任務を遂行しようとしてるところが、大人になったな…と。サクラちゃんもナルトと同じく、やっぱり声のトーンが低くなってるんですよね。これは声優さんが意識して変えたというお話を聞いたことがあります。リーくんは、変わらないな~。初めから彼は立派だったと……。ただ、サクラちゃんへの恋心を見せないのは、どうなってしまったんだろうな~って思います。そんな立派な三人なら、きっと任務をまっとうするでしょう。そっちは心配してません(主人公側がオリジナル話で負けるはずがないという穿った見方もありますが^^;)丸鉄とトドロキ、どちらの気持ちも分かるので、辛いところですね。そのうち誤解が解けると思うから良いのですが。あ、なんか今日の感想冷めてますね^^;次回タイトル「それぞれの道へ」(だったかな…) が、ナルトたちの旅立ちという期待が外れたからなのかな。アニメ『NARUTO-ナルト』は、もうご存じの方も多いと思いますが、来春から原作で言う第二部に入るそうです。管理人は、第一部が好きなので、でも第二部アニメは見たかったので、うれしいのとさみしいのと両方です。でも、さみしいけれど、今のオリジナル状態が続くより第二部に入ったほうがいいのかな……。とにかく第一部グッズとかなくなる前に、なんかほしいです。今後の希望としては、二部に入るまえに「カカシ外伝」をやってほしいのと、一部と二部のあいだのナルトたちをオリジナルでやってもらえたらなぁと、思います。修業時代……そーいうの好きですから管理人^^ ナルト『一部でも二部でもオレはオレだってばよ!』人気blogランキング
November 30, 2006
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翼蓮様より頂いた(正確には交換こして頂きましたv) 「ロック・リー★ハピバツアー」(「もえうぉっち」なおりん(*mm)様主催)作品絵をFreepage List(フリーページ)NARUTO頂き物イラストへアップしました。翼蓮様、ありがとうございます(≧∀≦*)ハートを持って行かれそうになる絵ですv素敵絵はこちらから☆
November 30, 2006
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内田宝様より頂いた、キリ番リクエスト 弥彦絵をFreepage List(フリーページ)るろうに剣心頂き物イラストへアップしました。内田宝様、ありがとうございますo(*^▽^*)o~♪ 夕焼け色に染まる道場の庭で……。たまらない絵です(*≧ー≦*)素敵絵はこちらから☆
November 30, 2006
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拍手お返事です。 (敬称は、見出しのお名前は"~さま" お返事は"~さん"で統一させていただきます)拍手ありがとうございますvとーこさまこんばんはv 拍手イラスト褒めてくださってありがとうございます(*^_^*) 拍手お礼の絵ということで、気合いいれて描きましたv 出来は、まだまだですが……^^; 褒めてくださってうれしいですv またそちらにもお邪魔しますね^^拍手のみの方もありがとうございましたv ←お気軽に拍手(クリック)してくださるとうれしいですv (TOPページにも同じものを設置しています) 現在お礼絵は二枚です(NARUTO・るろうに剣心各一枚)
November 30, 2006
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るろうに剣心連載小説『きみの未来』第十八幕「母が残した悲しみ」をフリーページにアップしました。『きみの未来』は京都編終了時からのパラレル物語です。弥彦視点で主要キャラ総登場! 剣心達のいろんなエピソードをつづっていきます。初めから読んでくださるかたは本編or目次or設定から。~第十七幕までの簡単なあらすじ~志々雄一派を倒し、東京へ戻った剣心たち。薫の実力を越えてしまった弥彦。弥彦は神谷活心流を卒業し、剣心から不殺としての飛天御剣流をならうことに。剣心の修業は厳しかったが、弥彦は必死に修業に励む。一方で、修業時以外の剣心はとても優しく、薫や左之助らにも温かく見守られ、弥彦の辛い過去は日々癒されていく。操からの手紙。蒼紫のことや、宗次郎が京都にいることが書いてある。そして弥彦の前に現れた斉藤! 飛天御剣流をならうことで危険が増えると警告を受ける。その一方で弥彦は、独逸から帰ってきた由太郎と共に、斉藤の元にいる栄次と親しくなる。栄次は斉藤一家の養子となった。☆予告編☆「何見てんだ? 左之助」 弥彦は左之助に近づき、紙をのぞきこもうとした。けれども左之助は、ガバリと起きあがり、紙を地面にバンとふせる。「なにすんでェ! 借りたダチに何て言やいいんだよ!」「なんで左之助がこんなもん見んだよっ!」「育てた赤報隊の隊長は」 左之助の顔色がさっと変わる。「極道の連中はどうでもよくても、左之だったから嫌だったのでござろうな」弥彦の代わりにあやまりさえする、剣心は。家族として、少しずつ神谷道場に溶けこみ、やがては居候という肩書きもなくしてしまうのだろうと。剣心『この編は、特に左之助が活躍するでござるよ』人気blogランキング 下記をクリックしていただきますと、小説のページへジャンプします。『きみの未来』第十八幕「母が残した悲しみ」
November 29, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第28話「あなたが好きです」「……そーやっていつまでもいじけてんのかお前は」 静かだが、たぎる思いを必死でおさえこめるようにして、ナルトは言う。「独りぼっちになって、辛い気持ちは分かるってばよ……。けど、そーいうのはお前だけじゃねぇ。サスケや、ネジや……他にもたくさんそーいうヤツはいる……。だから、いつまでも甘えてんじゃねぇ」「……」 夢之助は、ナルトの言葉を静かに聞いていたが、やがて答えた。「ボクは別に、辛くなんかないよ」 ナルトとヒナタは目を見開く。「言ったでしょ。親なんかいないほうがいいって」「……お前、本気でそう思ってんのか? 父ちゃんや母ちゃんは、そんなにひどいヤツだったのか?」「さぁね。見たことも話したこともないから知らないよ」 ナルトとヒナタは絶句した。木々の葉がざわめく。「……どーいうことだってばよ」「どーでもいいよ。ボクはただ、もうすぐ死ぬのに一生懸命なみんながなんだか可愛そうだと思っただけ。ボクそこの川でお水飲んでくる」「……あんまり遠くへ行くんじゃねぇぞ」 夢之助はこくんとうなずくと、かけていった。「アイツ……どんな環境で育ってきたんだろ。なあヒナ――」 振り向いたナルトは、真っ赤になって震えているヒナタに言葉を失う。ヒナタは、思い詰めた表情で、ナルトを強く見つめる。「……ヒナタ?」「夢ちゃんの言うこと、全部合ってるとは言わないけれど……でも全部間違ってるわけでもない……。特に…私たちは忍だから、いつも死と隣り合わせで生きてる。だから伝えておきたいことがあるの」 ヒナタは胸に手を当て、苦しそうに息を吸った。「私……ナルトくんが好きです!」ナルト『次回は……えっと…そのさぁ……』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 28, 2006
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リーくんお誕生日おめでとう~o(*^▽^*)o~♪ リーくんのなにが一番いいかと言えば、やっぱりひたすら「努力」して頑張っているところです! 努力すれば何でも叶えられるわけじゃない、と、オトナになるほど痛感します。がっかりします。けれど、リーくんは、私たちが心の奥で信じたい「努力すれば必ず夢は叶う」と言うことを、本当に信じさせてくれる、そんなコです。リーくんを応援したい、そして自分もリーくんのように努力したい、夢を叶えたい……! リーくんは、そんな気持ちを運んでくれます。リーくん頑張れ! いつまでも私たちに希望を与え続けてね(*^_^*)今日は「もえうぉっち」なおりん(*mm)様主催の「ロック・リー★ハピバツアー」に参加させて頂いています(なおりん様ありがとうございます&お疲れさまです^^ 参加者のみなさまよろしくお願いします^^ ツアーでご訪問くださった方、お時間さいて読んでくださってありがとうございます^^) 日記を読んでくださっている方もありがとうございます(*^_^*)当サイト出品物は生誕記念イラスト一点です。タイトル『誓った夢』日記上部及びPhoto Album(フォトアルバム)ランダムアップイラストアルバムへアップしました。中忍試験で倒れ、それでも病院で頑張って修業したリーくんv そんな彼が好きで、イメージして描きました。※このイラストはなおりん様主催のハピバ慣例にしたがいまして、フリーイラストにさせていただきます。ツアーで来てくださった方、またはこの日記を読んでくださっている方限定です。もしも欲しい方がいらっしゃいましたら、お気軽にお持ち帰りください。配布期間はH18.12.17迄です。管理人『よろしければランキングをクリックして応援してくださるとうれしいですv』人気blogランキング ↑クリックしてくださる心優しい方へ。ハピバツアーでまわってきてくださった方は、ランキングページからブラウザの戻るボタンでまた戻ってきてくださいね☆ロック・リー☆バースディツアー お次はこちら!
November 27, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第27話「生きていく強さになるから」「夢ちゃん、アメ、なめる……?」 ヒナタは、おどおどとたずねる。「あっ、きのうの、好きっていう気持ちが分かるお菓子?」 ヒナタが恥ずかしそうに笑うと、夢之助はほんのりほおを赤く染め、うなずく。ヒナタは夢之助の口に、イチゴ味のアメをポンと入れる。「……あっまぁい……」 夢之助のほおの赤みが、少し強くなる。「なんだってばよ。ただのアメじゃねーか」「ナ、ナルトくんもなめる?」「うん」 ヒナタはポーチからアメを出し……顔を真っ赤にする。「ヒナタ?」「じ、自分で食べられるよね」 あわててアメを渡すヒナタに、ナルトは首を傾げる。「ふぅん。ナルトお兄ちゃんはなめるんだ。……サスケお兄ちゃんはなめなかったよ。甘いのは苦手だって」「サスケのヤツ、カッコつけやがって……。おい夢之助! アメをなめないからって、カッコいいとか思って憧れたりすんなよな。忍としては、オレの方が強いってばよ!」 ナルトは、面白くなさそうにふくれる。ヒナタはあわててナルトに耳打ちする。「ナルトくん……。夢ちゃんと打ち解けなくっちゃ……」 ナルトは、やっと任務中であったことを思い出す。けれど、特に関心もない子供と、どう接すればいいのか分からず、ナルトは悩む。「……そういえば、お前ってば夢之助って名前だろ? やっぱでっけぇ夢とかあるのか?」「ないです」 夢之助はあっさり答える。ナルトは拍子抜けした。「あ、あの……そんなに大きな夢じゃなくっても……。小さな願い事とか……」 ヒナタはあわててフォローする。「なにもないよ」 感情を押し込めてしまったように。夢之助の目は熱を持たない。ナルトもヒナタも、そんな夢之助を見てなにか考える。「……アメ、もう一個なめる?」「……」 夢之助は、ヒナタに静かに首をふる。「おいしく、なかったかな?」 少し間をおき、再び首をふる夢之助。ヒナタは、そっと夢之助の肩に手を置いた。「……あのね、どんなに小さなことでも、うれしいっていう気持ちは大事なんだよ。だって……」 ヒナタはナルトをちらりと見、また夢之助の目を見つめる。「それは……生きていく強さになるから……!」 夢之助は、顔をあげヒナタを見つめる。「ヒナタ、お前ってばいいこと言うってばよ!」「そ……そんな、たいしたことじゃ……」 ニカッと笑うナルトに、ヒナタの顔はほてる。「……バカじゃないの?」 ほのぼのとしていた雰囲気は、夢之助の言葉に一瞬で打ち砕かれた。「なにがバカなことなんだってば!」 ナルトは夢之助に顔を突きつける。「だって、どうせ爆弾でみんな死ぬんだし。万が一爆弾見つけたって……人はどうせ、いつか死ぬのに」「……お前――」「ナルトくん!」 ヒナタはナルトの腕をつかみ、夢之助からはなすと、小声で言う。「夢ちゃんは……爆弾で国の人たちがみんな死んじゃって……独りぼっちで……だから……」「……」 ナルトはぎゅっとこぶしを握ると、夢之助に静かに近づいた。ナルト『次回は……ヒナ…タ……が……』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 26, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第26話「風に揺れる草」 サスケとサクラは二人、森の草花をかき分けるふりをしていた。サクラは、サスケのほうをちらちらと見て、頬を染める。「……真面目にやれサクラ。いくらフリだけとはいえ、大事な任務だ。オレたちの生死がかかってるんだからな……」「あっ、うん……。そうだよね」 サクラはとまどう気持ちをおさえ、笑顔を作る。そうしてしばらく二人は雑草をかき分けていたが、再びサクラが口を開く。「さっき……シカマルが言ってたでしょ? ナルトとサスケくんのこと。ケンカばっかりしてるけど、ホントはって……。七班になった最初の頃、私ね、二人がケンカしたとき、いつもサスケくんの味方だったけど……でもホントは、ちょっとだけイヤだったの……。二人が、仲良くしてくれないことが……。だけど今は、ケンカしてても……なんか二人が……ちゃんとお互いを思ってて……。そーいうのがね、なんだかうれしいの」「……」 サスケは、なんだか不機嫌そうに、無言で草を払う。「どこの班も、いろいろ問題あるみたい。でも……みんな仲間が大事だって思う気持ちがあるから、だいじょうぶなんだねきっと。だからうちの班も――」「何が言いたい」 サスケは、サクラを睨む。サクラはビクッとし、それから膝をかかえうつむく。「……不安なの……。サスケくんが……いなくなってしまうような気がして……」「……なにを訳の分からないことを言ってるんだ」「……だって……最近のサスケくん、なんだか……」 そこまで言い、サクラは口をつぐむ。伏し目がちに、風に揺れる草をながめ、そっと触れる。「……サクラ」 サスケはサクラのほうを見ずに、低く呼びかける。サクラは、空気を感じ取ったのだろうか。体を固くして、サスケの言葉を待つ。「オレに、仲間とか、そーいうことを求めるな……」 サクラの、草をなでていた手が止まる。二人の間を、風が吹き抜けていく。さわさわと、草がなびく音だけが聞こえる。「……どうして?」 サクラの声が、かすかに震える。「ナルトや私のこと、大切な仲間って言ってくれたの……嘘だったの?」「……」 サスケは、風になびく草に、目を落とす。「……おしゃべりはここまでだ。任務に支障がでる……」 サスケはそれきり、黙り込んだ。 サクラの、草をなでる手が、震えていた。 ナルトとヒナタは夢之助を連れ、サスケたちとは別の森にいた。ナルト『次回は……オレとヒナタの任務だなっ』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 25, 2006
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拍手お返事です。 (敬称は、見出しのお名前は”~さま” お返事は”~さん”で統一させていただきます)拍手ありがとうございますv宝さま拍手設置お祝いのお言葉ありがとうございますvはい! 内容も愛もいっぱいにつめこんでいますw こちらこそ宝さんのイラストがお上手でうらやましいです! 拍手のみの方もありがとうございましたv ←お気軽に拍手(クリック)してくださるとうれしいですv (TOPページにも同じものを設置しています) 現在お礼絵は二枚です(NARUTO・るろうに剣心各一枚)
November 24, 2006
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拍手(webclap)についてTOPページに拍手を設置しました。以下、Freepage List(フリーページ)「こころのしずくについて」→11.拍手(webclap)についてと同文になります。「拍手をクリックすると「ぱちぱち」と拍手したことになり、サイト・管理人に「応援しています」という意思として届きます。当サイトは「人気blogランキング」に参加しておりますので、どちらか迷った場合は是非ランキングを選んでくださるとうれしいです。拍手をすると管理人が描いたお礼絵・コメントが表示されます。種類・枚数は変更の度にDiary(日記)にて記載させて頂きます。一言メッセージを送る機能がついております。サイト感想等お気軽にお寄せ頂けるとうれしいです。お返事はDiary(日記)にてさせて頂きます。お返事例・HN記載してくださった方 ○○様 管理人お返事・HN記載のない方 <頂いた一言メッセージ> の方(長文くださった方は冒頭を記載) 管理人お返事※お返事は遅くなることもあるかもしれませんが、必ずさせて頂きます。いろいろ書きましたがお気軽に拍手してくださるとうれしいです。 」 ※現在お礼絵は二枚です(「NARUTO-ナルト」「るろうに剣心」各一枚ずつ) ←お気軽にクリックしてくださるとうれしいですv (TOPページにも同じものを設置しています)
November 24, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第25話「真っ直ぐな」「そうだな、アイツが一番慕っているのはどうやらサスケのようだが……」「なんでオレなんだ……」「ただお前、子供の扱い苦手だろ」「ガキは嫌いなんでな」 サスケは、うんざりした顔で腕を組む。「だよな。そーすっと後は……アイツの性格からいって、初めは冷静なネジやシノが合っていると思ったんだが……」 シカマルはアゴに手を当て、少々考える。「……よし。ここはひとつ、ナルトとヒナタに頼む。今日一日で、出来るだけ夢之助と打ち解けて、みんなに心を許すようにしてくれ」「……シカマル、オレ、そーいうのなんかヤダってばよ。任務のために、人の心を……。嘘で仲良くなるなんて、そんなのヤダってば!」 ナルトがシカマルにくってかかる。そんなナルトの肩を、ネジはポンと叩いた。「そんなお前だからこそ、シカマルは選んだ。真っ直ぐなお前には、人の心を動かす力がある。そうだろうシカマル」「ああ。ナルト、オレは別に仲良くするふりしろなんて言ってないぜ? お前が望めばダチになったってかまやしねーし、もちろんアイツが嫌いならそれでもいい。ケンカしたってかまやしねぇ。アイツと真っ直ぐぶつかってさえくれればな」「ケンカなんかしたら打ち解けられないってばよ」「それはどーかな。なぁ、ナルトと年中ケンカしまくりのサスケくん」 シカマルはサスケにニッと笑う。「知るかっ……」 サスケはしかめっ面で腕を組む。ナルトはそんなサスケを見ていたが……。「分かったってばよ!」 ナルトはニシッと笑った。サクラも、ふっと笑顔になる。「あの……私は、どうして……」 ヒナタは、おずおずとシカマルにたずねる。「あー……。夢之助がお前に”好きっていう気持ちが分かるお菓子”をもらったって言ったんだ。それってなんとなく、特別な感じがしたからな」「めずらしいわねー。アンタがなんとなくで判断するなんてー」「オレはこーいうことは専門外なんだよ」 シカマルは、少しめんどくさそうにいのに答える。「シカマルっ、ヒナタは中忍試験でネジと戦ったときも、すごかったってばよ! すっげぇ頑張って……オレってばあんとき感動したってばよ!」「ナ、ナルトくん……」 ヒナタは真っ赤になる。「んじゃ行くってばよヒナタ!」「う、うん……!」「普段とはちがうチームだ。敵の警戒心も強まるだろーから、気をつけろよ」 二人はうなずくと、夢之助の元へ走っていった。「シノ、キバの様子はどうだ」「あと数日ほどで退院できるそうだ」「シカマル……」 ネジは、シノと話していたシカマルへ近寄り、耳元でささやく。リーの怪我のこと、そして気遣ってやってほしいという内容だった。「……そーか。分かった。リーにはきついことはさせないように気をつける。……知ってるのはアンタだけか?」 シカマルも小声で聞き返す。「今日、テンテンには話すとリーは言っていた。……オレたちは同じチームなんでな」 ネジは微笑した。「そーだな」 シカマルも笑ってうなずく。「んじゃ、今日もバカらしーが爆弾探しのふりだ。シノはキバの様子を見に行って、その後七班に入ってくれ。行くぞみんな」 シカマルの指示に皆はうなずき、それぞれ散っていった。ナルト『次回は……サスケ…サクラちゃんの気持ち、大事にしてやれってば……』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 24, 2006
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Freepage List(フリーページ)「こころのしずくについて」(TOPからのリンクあり)を更新・変更しました。1.「こころのしずく」サイト情報・副名「NARUTOのしずく るろ剣のしずく」廃止・副テーマ少々変更2.サイト案内・Freepage List内容少々変更・Photo Album内容少々変更・Mail内容変更・Diary内容追加3.運営方針(書き込みへのお返事等含む)少々変更7.リクエスト小説について廃止。今後はキリ番リクエストでお願いします。11.拍手(webclap)について追加TOPに「初めての方はこころのしずくについてをご覧ください」というお願いを記載しました。初めての方はお読みくださるようお願い致します。上記はおおまかな説明です。今回変更箇所が多いので、恐れ入りますが初めての方以外もご一読お願いします。こころのしずくについて
November 23, 2006
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サイトリニューアル完了しました。期間中ご迷惑をおかけしてすみませんでした(ぺこり)リニューアル・更新箇所<TOPページ>・デザイン・レイアイト・内容等変更・サイト副名「NARUTOのしずく るろ剣のしずく」廃止・拍手設置(別日記に記載します)・メールフォーム設置(楽天の「メッセージを送る」ページへリンク)・小説・小話ボタン設置(Freepage List(フリーページ)に新作成した「小説・小話 総合案内所」へリンク)・イラストボタン設置(Photo Album(フォトアルバム)へリンク ※サムネイル表示のため画像をクリックし原寸大にしてご覧ください)・アニナル感想ボタン設置(Diaryの「アニナル感想」カテゴリへリンク)・ナルトアイコン設置(BBSへリンク)・シカマルアイコン設置(Diaryへリンク)・サスケアイコン設置(更新履歴としてDiary一覧ページへリンク ※当サイトはすべての更新履歴をDiaryにてアップしています)・『銀魂』エリザベスアイコンを設置(アンケートページへリンク)・剣心・薫・弥彦・左之助・恵アイコン設置(オンマウスでサイト・管理人情報が表示されます。たまに更新します)・topics欄設置(サイトの主な情報やお願い事、お礼等を記載します。更新履歴とは異なりますのでご注意ください)<こころのしずくについて>・別日記に記載します。<Freepage List(フリーページ)>・小説・小話 総合案内所ページ作成(素材サイト様にお借りした激カワアイコンキャラたちがお出迎えしてくれますv)表示・内容等おかしなところがありましたらBBSかメールフォームか拍手コメントで教えていただけるとうれしいです。
November 23, 2006
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Bookmarks三件追加しました。全てNARUTO関連サイト様です。サイト名:.Dark Butterfly.管理人:夏涛 ルキ様(他数名のメンバーがいらっしゃいます)サイト内容:小説・イラスト・アイコン素材サイト様。フリー素材を使わせて頂いています。お目目ぱちくりアイコンが可愛すぎなのです(*≧ー≦*)サイト名:あそわら工房管理人:もえこ様サイト内容:素材・イラストサイト様。フリー素材を使わせて頂いています。可愛くて便利な素材がたくさんそろっています!サイト名:【忍】NARUTO ~木ノ葉~管理人:回天ネジ様サイト内容:イラスト・感想・情報等様々なコンテンツがあります。特にネジ好きさんにおすすめですv 絵がお上手です^^ 相互リンクさせて頂くことになりました。※相手サイト様は日記リンク登録で対応してくださっています。順番はリンク登録させていただいた順です。
November 23, 2006
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Bookmarks二件追加しました。サイト名:Little Eden管理人:涼夜(すずや)様サイト内容:素材サイト様です。綺麗なモチーフや透明感あふれる素敵素材がたくさんあります☆ 素材をお借りしています。サイト名:*eri-yama no oheya*管理人:eri-yama様サイト内容:素材サイト様です。WJ系・おさかな等、可愛くて楽しいアイコンがたくさんあります☆ 素材をお借りしています。順番はリンク登録させていただいた順です。
November 23, 2006
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きよ様より頂いた、フリーイラスト キバ絵をFreepage List(フリーページ)NARUTO頂き物イラストへアップしました。きよ様、ありがとうございます(*^▽^*) 生き生きとしたキバの魅力全開! 背景も素敵です☆素敵絵はこちらから☆
November 23, 2006
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内田宝様より頂いた、キリ番リクエスト 弥彦絵をFreepage List(フリーページ)るろうに剣心頂き物イラストへアップしました。内田宝様、ありがとうございます(*^_^*) かの名シーンのしびれる絵です! ギャグver.も頂きましたw素敵絵はこちらから☆
November 23, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第24話「相性チェック」 タイムリミットまで後七日。今日も皆は朝から演習場に集合する。「どうだった、サスケ」 少し離れた木に寄りかかる夢之助をちらりと見、シカマルはサスケにたずねる。「アイツは、どうやら自国が滅んだせいか、基本的には投げやりになっている。あんな調子じゃ例え爆弾のことを知っていても、話したりはしないだろうな。それから、脅されているという様子はなかった。昨日アイツを連れて返るとき、確かに敵がつけてくる様子はあったが……一晩特に近づく気配もなかった」「そうか……」 シカマルは、眉間にしわを寄せる。「だが……気になる点がいくつかあった」「……! なんだ?」 シカマルの表情が変わる。「……うちは一族のことを、知っていやがった。それも、かなり詳しく……写輪眼のことまで……」「なんだって!?」「木ノ葉でさえ、アイツくらいのガキでうちはの事情を知るものは少ないはず……。そうだ……オレの母親の写真を見て、妙なことも言ったな。自分の母親に似ている、と思う、と……」 シカマルは、夢之助を横目でじっと見る。「茶色がかった髪。同じ色の目。うちは一族の黒ではないが……なにか関係があるのか?」「……うちはに憧れていると……そう言った」 サスケもまた、夢之助を見つめる。「……本心だった様子だったか?」「ああ。嘘をついているようには見えなかったな」「そうか……。それともう一つ。あいつは、賢そうだったか? つまり……もし爆弾のことを覚えていたら、その気になれば正確に話すことができる子供かどうかってことだ」「……そうだな。アイツなら……。少なくとも、ナルトよりは賢そうだ」 ナルトはとたんにムッとする。「てめぇ黙って聞いてりゃ……!」「フン……。本当のことを言ったまでだ」「なんだとこらぁ!」「やめろナルト。今はそんな場合じゃねーだろ?」 サスケにつめよるナルトを、シカマルはやれやれといった感じで止める。「分かったぜサスケ。いろいろ助かった」 シカマルはそう言うと、皆を待たせ、一人夢之助に近づいていった。数分話すと、再び戻ってくる。「何話してたのー?」 いのがたずねる。「ああ。話自体は他愛もないことだが……アイツとオレらの相性チェックしてきた。とりあえずアイツの、どーでもいいっつー心を解きほぐさないと、先へ進めなさそうだからな」「誰と相性が良かったの?」 今度はチョウジが聞く。ナルト『次回は……なんかいろいろ、いい感じだってば。へへ……』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 22, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第23話「もしも離ればなれになったら」「ねぇ、写輪眼で分かったの?」「……いちいち写輪眼を使う間でもない。気配で分かる」 また、沈黙が流れる。「うちはの人たちって、どんなだったの?」「お前には関係ない……」「サスケお兄ちゃんのお母さんは、優しかった?」「……」「みんな死んじゃったとき、悲しかった?」「……」「一族を殺したお兄さんのこと、憎んでるの?」 その瞬間――サスケは夢之助の襟首をつかんでつるし上げていた。目を血走らせて。夢之助は息を呑み、かすかに体を震わせる。「……ごめんなさい……」 やがて夢之助がつぶやくと、サスケはチッと舌打ちし、手を離した。夢之助はどさりとベッドの上に落ちる。夢之助の息が、ほんの少し乱れる。「ボクはただ……うちは一族に憧れてて……。だから……いろいろ気になって……」 サスケは無視して寝ようとしたが、夢之助の顔を見てハッとする。深い孤独の目。そこに、かつての幼い自分が重なる。「……」 サスケは、ベッドのはしに座る。「うちはの人たちは、いろいろだ。普通のヤツらと一緒で、様々な性格の者たちがいた。ただ……皆がうちはの誇りを持って生きていた……」 夢之助に背を向けたまま、サスケは静かに語る。「母親は優しかった……。いつでもな……」「……」 夢之助はそっとサスケに手を伸ばすが、静かに下ろす。「みんなが殺されたときは、悲しいなんて言葉で片づけられるものではなかった……。気が狂うほどの……生き地獄だった……」 夢之助は、サスケの背中を懸命に見つめる。「兄貴のことは……憎み続けている……。いつか、オレの手で殺――」「ごめんなさいっ」 夢之助は小さく叫んだ。「ごめんなさい……。もう、いいよ……」「お前が聞いてきたんだろーが」「だってサスケお兄ちゃんが辛そうだから……!」 サスケは、夢之助をちらりとうかがう。「なんなんだお前は……」「えっ?」「何もかもどーでもいいのかと思えば、人のことで熱くなったり……」 夢之助はハッとする。そして、もぞもぞと布団に深くもぐる。「あと一つだけ、聞いてもいい?」「なんだ……」「もしも……もしも、ナルトお兄ちゃんと離ればなれになったら……辛い?」「……」 サスケは、自分の布団にもぐった。「……ああ……」「……」 夢之助はそれきり、何も言わずに、頭から布団に潜り込んだ。ナルト『次回は……シカマルが相性チェックしてるってば』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 21, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第22話「うちは一族の悲劇は」「ボク、砂漠の我愛羅との試合で……忍としてやっていけない体になりました……」「なんだとっ!?」 ネジは目を見開く。「あの五代目に診てもらったのだろう! なんとかしてはもらえないのか!?」 あのネジが、冷静さを失いリーに体を乗り出す。リーにはそれがなんだか可笑しく、そしてうれしく、ふっと笑う。「手術を受ければ可能性はあると言われました。けれど……成功率は半分にも満たなく……。失敗すれば……死ぬ…そうです……」「……」 ネジは言葉を失った。「そんな顔しないでください、ネジ……。ボクは……自分を好きになることは出来たけれど……今回の件で、少し自信を失ってるんです……。だってボクは……手術をするのが怖くて……。死ぬのが怖くて……本当に怖くて……。今回の任務が失敗して……みんな一緒に死ぬことが出来たら楽になれるかもしれないと……心のどこかでそう思ってしまう最低の自分がいて……。やっぱりボクは……まだまだ弱いです……」 リーは自嘲する。「リー。そんなに自分を卑下するな。お前は立派だ。かつてのオレは、自分のことしか考えていなかった……。けれど少なくともお前は、そんな状況におちいって尚、まわりのことを思いやることが出来る……」 テンテンに、欠けているものがあると言われた。ネジは、それを思い出し、自嘲気味に笑う。「お前の体のことは、テンテンやガイと一緒に考えていこう。……オレもいる」 ネジは、リーの肩に腕を回した。そんなことは、初めてだった。「……ネジ。……はい!」 リーは泣きながら、笑顔を見せた。「ねぇ、ボクがこっちに寝てもいいの?」 サスケのベッド、そして横の床に敷かれた布団を見比べて、夢之助はとまどい気味にたずねる。「仕方ないだろう。お前は任務にとって大事な情報源だ。いっしょに寝るのもうっとうしいが、護衛もあるしな……。分かったら早く寝ろ」 サスケは、床の布団に潜る。夢之助はベッドに入り、サスケを見つめる。気付いたサスケは、夢之助を睨む。「寝ろと言っているんだ。明日も早い」「……少し、お話していい?」「ダメだ」 サスケは夢之助に背を向ける。そのまましばらく時が流れる。「いつまで見てやがんだ」 サスケは背を向けたまま言う。サスケの背をずっと見つめていた夢之助は、ビクッとする。「なんで分かったの?」「いーから寝ろっつってんだ」「……写輪眼?」 サスケの肩がぴくっと動く。「……なぜお前がそれを知っている」「……うちは一族の悲劇は、ボクの国でも有名だったから……」 サスケの背に、夢之助は答える。ナルト『次回は……サスケ、そんな顔するなってば……』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 20, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第21話「ボクが呼び捨てで名前を呼ぶのは」『リー! いったいどうしたと言うのだ!』『……なんでもありません』『そんなわけないだろう! 里の一大事だというのに、任務にも集中出来ていないではないか!』『……すみません』 つい先日、そんな会話をしたのを思い出す。『けど……あなたには欠けているものがあると思うの……』 テンテンの言葉が痛い。 リーの家のドアが、かちゃりと開いた。「ネジ。どうしたんです? こんな時間に……」 リーは、不思議そうにたずねる。「リー。オレは……ナルトのように真っ直ぐな性格ではないし……性格などそう簡単に変わるものでもないと思うが……。それでも少しずつ、変えていけたら良いと思っている……」「ネジ……」「だから……お前に何があったのか……教えてくれないか」 ネジはとまどいながらも、リーを懸命に見つめる。「これでも……オレはお前を心配している……」 ボソリと、ネジはつぶやく。「……ちょっと出ましょうか。ネジ」 リーは元気なく、けれど笑って外へ出た。 星空の下に広がる丘。そこに二人は並んで座り、しばし星を眺める。「小さいですね、ボクたち……」「?」 夜空を見上げるリーを、ネジは不思議そうに見つめる。「新米忍の中では、はっきり言ってボクらはめっぽう強いです。ネジはもともと天才ですし……あ、いえ、ネジだって努力もしているの、ボクは知ってます。ボクは、天才ではないけれど、努力をしたから、多少の自信はあります。けど……こんな風に広い空の下にぽつんといると……、不思議ですね、なんだかボクたち、ちっぽけに思えてきませんか?」 リーは静かに語る。「ああ。そうだな……」 ネジも空を仰ぐ。「それでも……ちっぽけでも……ボクは自分が大事です。昔は自分なんか大嫌いだった……。けれど自分を信じろって……そう教えてくれたのは、ガイ先生です。ボクはガイ先生に、たくさんの大切なことを教わりました。ボクは教わったとおり、努力して努力して……そうして成長していった自分を、やっと好きになることができました。だから、ガイ先生は、ボクにとってなくてはならない人で、大事な人です」「……ああ」 ネジは、空を見つめたまま――目に少し悲しい色をたたえて……。そんなネジを、リーは見つめる。「今日、ネジのいないときに、テンテンに怒られました。班の仲間が心配しているのに、どうして何も打ち明けないのかと。……すみません。ボクは、勘違いをしていました。ボクはただ、ネジやテンテンに心配をかけたくなかっただけなんです。そしてガイ先生はボクの師匠だから、心配してくれても当然のように思ってきました。けれど、今日テンテンに言われて、考えてみて……。どっちも……間違っていることに、気がつきました……」「……リー?」 リーの肩は、かすかに震えていた。「……すみません。ボク、なんだか少しホッとして……」 リーのかすれ声が、しんとした丘にかすかに響く。「だって……ガイ先生が帰ってくるまで……独りで耐えなくてはならないと思ってましたから……。だけど……ボクが呼び捨てで名前を呼ぶのは……ネジとテンテンだけです……。それを思い出したから……安心して……」 リーの目に、涙が浮かぶ。ナルト『次回は……頑張れゲジマユ! んんっ? まぁたサスケかぁ。オレの出番はいつだってばよ』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 19, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第20話「甘いものは苦手だ」「この写真、ナルトお兄ちゃんとサクラお姉ちゃんと、サスケお兄ちゃんが写ってる。このオトナの人は誰かなぁ……」「勝手に見てんじゃねぇ」 サスケの部屋に飾られた写真を見ていた夢之助は、その声に振り向く。サスケは夕食の準備に取りかかっている。「こんなに大事に飾って……。ナルトお兄ちゃんたちのこと、好きなんだね……」「……なんでオレがあのウスラトンカチを……」「じゃあサクラお姉ちゃんは?」「……いちいちうるせーんだよ」 サスケは苛立ちながら、鍋に入れた野菜をジュウジュウ炒める。「あっ」「今度はなんだ!」「この人……サスケお兄ちゃんのお母さんだよね」 夢之助は、棚から勝手にアルバムを出し、写真に写るサスケの母をじっと見ていた。「てめぇいいかげんにしやがれっ!」 サスケは夢之助からアルバムを取り上げる。けれど夢之助の目は、まだアルバムを追っていた。「人の母親見てなにが楽しーんだ」「……お母さんに似てる……と思うから……」「思う?」 そのとき、台所からこげくさい匂いがした。「チッ」 サスケは鍋の火を止めたが、野菜は焦げかかっていた。「ねぇ、ナルトお兄ちゃんは、サスケお兄ちゃんのことすごく大事だって言ってたよ」「……知るかよ」 サスケは不機嫌そうに、焦げた野菜を無理矢理鍋から引きはがし、皿に盛っている。夢之助は立ち上がり、サスケの横に立った。「これ」 夢之助は、サスケに何かを差し出した。「なんだ」「好きっていう気持ちが分かるお菓子」 それは、先程ヒナタからもらったアメだった。「とっても、あまいよ」「……」 しばしの沈黙の後、サスケは夢之助に背を向ける。「オレは甘いものは苦手なんだ……」 同じ頃、ネジはリーの家の前にたたずんでいた。ナルト『次回は……ネジとゲジマユか。ゲジマユ、だいじょうぶなのかな』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 18, 2006
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人気blogランキング最高順位を更新いたしました。昨日50位のお知らせさせていただいたあとなのですが……ありがとうございます(*^_^*) えっと四日連続でもうどうしていいか分かりません(あたふた) お礼を述べさせていただきたくてこういう日記を書いているのですが、さすがにうっとおしく思われる方もいらっしゃるかもなので、今日はくどくど言うのはやめておきます。でも本当にありがとうございます! これからも、こころのしずくをどうぞよろしくお願いいたします(ぺこり)Freepage List(フリーページ)の人気blogランキング最高順位を更新しました。漫画・アニメ - 48位(H18.11.17現在)管理人『50位以下だとランキングの一ページ目に入れるのです。夢のような現実をありがとうございますv』人気blogランキング
November 18, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第19話「名前なんかどうでもよかった」「んっと……その……、あのね、ナルトくんのそばにいると、ほっとするような、でも胸がきゅんってするような……」「……よく分からないし」 抑揚のない答え。けれどヒナタを見つめる夢之助……。ヒナタは、夢之助の口の中にアメをころんと入れた。「……」 夢之助のほおが、かすかに赤くなる。「……なにこれ。……あまい。なにこれっ……」「こんな感じだよ。恋って」 ヒナタは、夢之助ににっこり笑う。「……でも、ボクたちもうすぐ死ぬんだから……。誰かを好きって思っても無駄じゃない?」「夢ちゃん……」 ヒナタはしばらく夢之助を見つめていたが、やがて夢之助の両肩に手を置き、その顔をのぞきこむようにして言った。「あのね、人を好きになるって気持ちは、とめられないんだよ。私だって、こんなにうじうじしてて……ナルトくんに好きになってもらえないってこと、分かってるよ……。それでも……ダメ……。ナルトくんが大好き……。もうすぐ死ぬっていうのなら……もっともっと好きでたまらなく……なっちゃうよ……」 ヒナタの閉じたまぶたから、涙がにじんだ。「……」 夢之助はそんなヒナタを、じっと見つめていた。 その日、小隊は敵に怪しまれぬよう、再び爆弾を探すフリをした後で解散した。 うちは一族跡地を、夢之助はきょろきょろしながら歩く。「おいガキ。さっさとしろ」 前を歩いていたサスケは半分振り向き、夢之助を睨む。「ガキじゃなくて、夢之助です」「フン。名前などどうでもいい……」 夢之助は、何故かハッとする。「……そうだね。どうでもよかったです」 そして再び、辺りを見回す。「ここいったいに人は誰もいない。ガキがおもしろがるもんは何もないぞ」「別におもしろがって見てるわけじゃないよ」 そうして夢之助は、サスケをじっと見つめる。「なに人の顔じろじろ見てやがんだ」「……ううん。ごめんなさい」 目をそらす夢之助。伏し目がちのその目に、自分と同じ孤独の色をたたえているのを、サスケは感じた。ナルト『次回は……サスケ、サスケ……サスケだらけだってばよ! ずるいってば!!』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 17, 2006
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人気blogランキング最高順位を更新いたしました。3日連続でアップしたのは初めてで、もうなんかありがたすぎて怖いくらいです>< (夢だったりして……) なんでみなさまはうちのサイトのランキングボタンをクリックしてくださるのでしょう。しかもクリックしたことをアピールすることもなく、見返りを期待することもなく、黙って押してくださるのです。そんな、心優しいご訪問者様に恵まれたことがとても幸せです。本当に、ありがとうございますv 管理人は、そんな皆様のあたたかい心遣いを忘れないって誓います。これからも、こころのしずくをどうぞよろしくお願いします(ぺこり)Freepage List(フリーページ)の人気blogランキング最高順位を更新しました。漫画・アニメ - 50位(H18.11.17現在)管理人『管理人も心優しい人になれるよう頑張りますv』人気blogランキング
November 17, 2006
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こんばんは♪ 管理人りゆなです(ぺこり)今日からちょっぴりサイトのリニューアル作業に入ります。主にTOPを改装します。サイト運営は通常通り続けますが、お返事が遅くなったりサイト内がお見苦しかったりするかもしれません。ご迷惑をおかけします。期間は3日から一週間くらいの予定です。リニューアル期間中もお気軽に遊びにきてくださいね^^ 書き込み等も頂けるとうれしいです^^ 遅くなるかもしれませんが、必ずお返事させていただきます(*^_^*)それでは、よろしくお願いします(ぺこり)
November 17, 2006
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NARUTO-ナルト 今週のアニメ「迷いの森」(第210話)についての感想です。ネタバレご注意ください。OPはいつ見てもいいですねーo(*^▽^*)o~♪ スーツ姿のネジ兄さん、リーくんカッコいいですv シカマルがあまり見えないのが残念ですが、髪ほどいてますよねぇ? もっとよく見せてほしいです。ナルトシルエット、他サイト様の情報によると、やっぱり上は脱いでるみたいですが、筋肉ついててカッコいいですね。クナイをくるくるっと回すところも華麗です。さて本編。ナルトがめずらしく頭つかって考えて、語ってましたね。一生懸命悩みながら言葉つむいで「そうだよな?」 なんてとまどいぎみのナルトが可愛かったですvリーくんはなんでおぼれているのかと思っていたら、そうでした、体術一筋なコでしたね。サクラみたいに水の上を歩けない……。だけど、リーくんみたいに、他はだめでもコレというものを一つもっているのって、すごく素敵なコトだなって思います。サクラちゃんとリーくんのコンビって新鮮ですね! 映画でも二人きりってことはあまりなかった気がしますし。原作で昔出てきたくらいですからね。今回戦いシーンも多かったですが、ザコキャラ……ではないのでしょうがそれっぽく感じるキャラに螺旋丸を使うナルトがいました。敵もドリルもって戦って、いろんな意味ですごいですね。そしてナルトが螺旋丸を練る手がなんかきれいでした。なんていうか……指の動きとか。迷いの森の朝日、すっごくまぶしくて、これまた綺麗でした(*^_^*)今週は、これくらいです^^ リー『ボクもOPのシルエットに主役で出たいです!』人気blogランキング
November 16, 2006
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人気blogランキング最高順位を更新いたしました。昨日更新したばかりで、日記でお礼を述べさせていただいたばかりなのですが、さらにアップするなんて……。例えば「なにこの人いちいち日記でアピールしてんのー、ふん」とか、そんな風ではなく、例えば「それならもっと応援してあげよう」なんていう、素敵で心が清らかな方が訪問してくださっているのですね^^ 本当にどうもありがとうございます! クリックしてくださった回数が分かるようになっているのですが、見るたびに、クリックしてくださっている方がいるんだって思い、じ~んときますv これからも、こころのしずくをどうぞよろしくお願いいたします(ぺこり)Freepage List(フリーページ)の人気blogランキング最高順位を更新しました。漫画・アニメ - 55位(H18.11.16現在)管理人『これからも管理人と、そしてみなさまが楽しめるサイトめざして頑張ります^^』人気blogランキング
November 16, 2006
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『未熟なボクら -もう一つのNARUTO-ナルト物語- 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第18話「好きという気持ち」「う、うん……。分かりました……」 ヒナタはシカマルに小声で答えると、夢之助におどおどと笑った。「ゆ、夢ちゃん……。お、おやつでも食べようか。あ、あっちで……」「……うん」 夢之助は、そわそわするヒナタに手を引かれて、演習場のはしへと歩いていった。「ヒナタのヤツ、ただ夢之助を外させろって言っただけなのに、何そんなにキンチョーしてんだ?」「バカね。シカマルと違ってヒナタちゃんは繊細なのよ!」 サクラのキリキリ声にシカマルは耳をふさぎげんなりするが、再び指示を続行する。「ネジ。今日の夢之助の担当をサスケにしたのは正解だ。白眼の術は知られちまったが、サスケの写輪眼はまだだし、発動させても夢之助に意味は分からねーはずだ」「……オレに写輪眼でどーしろと言うんだ」「夢之助をよく観察してくれ。情報を探り出すという意味だけでなく……、アイツ自身を……」「どういうことだ……」 サスケはいぶかしげにたずねる。「……これはあくまで推測だが……、霞の国のヤツらが夢之助と接触をはかったのかもしれねぇ……」「なるほど……。子供に脅しをかけて口封じをしている可能性もあるな……」 ネジは腕を組み考察する。「ああ。サスケ、お前の写輪眼と、そしてお前自身の洞察力……。期待してるぜ?」「フン……。写輪眼をそんなことに使うのは気にくわんがな……」「……わりぃな。頼むぜ」 シカマルは苦笑いした。「えっと、おやつは……えっと……、たしか、アメが……」 ヒナタはポーチからアメを出す。「はい、夢ちゃん」「いらない」「えっ? イチゴ味、嫌いかな? じゃあ、メロン味は?」「……お菓子なんて食べたことないし、興味ないから」 ヒナタは驚いた。菓子も食べたことがない子供……。いったいどんな暮らしをしてきたのだろう。「さっきから、ナルトお兄ちゃんのほうばかり見てるね」「えっ!?」 ヒナタの顔はみるみる赤くなる。「好きなの?」「そ、そんなこと……」「じゃあ嫌いなの?」「そんなことっ……」 ヒナタは完全に夢之助のペースにはまっている。「好きなんだ」 ヒナタは、真っ赤になってコクンとうなずく。「だっ、誰にも言わないでね……」「言わないよ。興味ないし……。人を好きになるっていうのも、どんななのかよく分からないし」 夢之助は、相変わらず冷めた目で空を見つめる。ヒナタは、そんな夢之助を困ったように見つめる。「ゆ、夢ちゃんは……、誰かを好きになったことがないの? 恋とかじゃなくて、お友達とかでも……」「ないよ。だから分からないっていってるんだ。……ねぇ、ヒナタお姉ちゃんがナルトお兄ちゃんを好きな気持ちって、どんななの?」「ええっ!?」 ヒナタは再びほおを染める。ナルト『次回は……ヒ、ヒナタってば……。ん? サスケの話に入りかけてるな。オレが主人公だってば……』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 15, 2006
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人気blogランキング最高順位を更新いたしました。ランキングをクリックして応援してくださる心優しい方にめぐまれて、管理人はすっごく幸せ者です(しみじみ…) 本当にありがとうございます。いつも、すごく励みになっております。これからも、こころのしずくをどうぞよろしくお願いいたします(ぺこり)Freepage List(フリーページ)の人気blogランキング最高順位を更新しました。漫画・アニメ - 58位(H18.11.15現在)管理人『なんかもう泣きそうなくらいうれしいです(*≧ー≦*)』人気blogランキング
November 15, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第17話「敵はいる」「敵は……いる!」「なんだって!? 間違いないのかネジ!」「ああ、シカマル。三人小隊が二組、それぞれ演習場を囲む森に潜んでいる。だが……動く様子は全くない……」「爆弾の秘密を知られてもいいというのでしょうか!?」 リーは困惑する。「それはありえない。何故なら爆弾の秘密はヤツらにとって、木ノ葉崩しが成功するかどうかの重要な鍵を握るからだ」 シノは冷静に、けれど額から汗を流し答える。「……演技であることをさとられたか」 サスケはチッと舌打ちする。「でもさっ、お前たちの演技上手かったってばよ」 ナルトはちょっと悔しそうだったが、素直に認める。「演技が上手い下手の問題じゃない。もしかしたら、オレの写輪眼のように洞察眼を持ったヤツらがいるのかもしれん……」「なるほど。……それに、午前中の打ち合わせの時点から今までの間に情報が漏れていた可能性もある」 ネジもサスケに同意し、さらに考察を重ねる。「シカマルはどうみる」 ネジは、シカマルに意見を求める。「ネジやサスケの言う通りかもしれねぇ。だが……」「なにか気になるのか?」 ネジはシカマルを見つめる。「ああ。ネジ、敵は森に潜んでいると言ったな。演習場のまわりではなく、もっと遠くの……」「そうだ。遠距離系の技を持つ者でも、すぐに攻撃を仕掛けるのは無理なほど……」 ネジはハッとした。「そこなんだ。夢之助の口封じをするには、一瞬で攻撃を仕掛けられる位置でないと意味がねぇ。つまり……潜伏の目的は夢之助の口封じではない可能性が高い」「……!」 皆は驚く。「どーいうことだってばよ」「もしや……秘密がバレたら遠隔装置で爆破させようというのでは……」「……ネジの言うとおりかもしれねーが……、ヤツら、出来れば爆破は避けたいはずだ。そーでなければ脅しなんかかけねーで、初めから爆破させていたはず。それをしなかったってことは、できれば里を壊さねーまま奪いたいと考えている……」 シカマルの考察に、一同はしんとなる。「だったらさー、思い切ってこっちから敵を倒してー、何考えてんのか聞いちゃうってのはどうー?」 いのは人差し指を立てて言う。「いや、ダメだ。オレらから攻撃すれば、それは里の攻撃と見なされる。五代目もそれは許してねぇ。それに、さっきとは事態が違う。下手に刺激するのは危険だ。ネジの言うとおり、遠隔装置で爆破させる可能性もある……」 シカマルは眉根にしわを寄せる。そしてヒナタに近づき、なにか耳元でささやく。ナルト『次回は……えっ? ヒ、ヒナタ? ええーっ!?』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 14, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第16話「ポーカーフェイス」 正午に、木ノ葉病院へ入院したキバ以外の皆は、再び演習場へ集結した。昼食をとり、その後夢之助はあっと小さく叫ぶ。「どーした、夢之助」「ボク、爆弾のこと思い出しました」 シカマルに答える夢之助。当然芝居である。「本当か」「話してくれ」 夢之助にたずねるネジとシノ。 シカマルの作戦によると、この芝居で台詞を吐いていいのは、ネジ、シノ、サスケ……つまりポーカーフェイスを保つことが出来るものだけとされた。特にナルトは論外扱いされ、先程までふくれていた。「それは――」 皆に緊張が走る。ここで敵に見張られているなら、必ず現れるはず――だが……。 敵は、現れなかった。「大事なことだ。小声で教えてくれ」 ネジが打ち合わせ通りの台詞を言い、皆はひそひそ話に切り替える。「ねえ、敵、いないのかな? 全然出てこないじゃない」 テンテンが小声で言う。「おかしい……。いくら小さな国と言っても、里に脅しをかけてきたほどの者共だ。今は木ノ葉も手薄で、侵入はたやすいはず。秘密を知るこの子供を放っておくはずはないのだが……」 シノも不審がる。「……ネジ。わりぃが、念のため白眼で見てくれねーか? 万一に備え、白眼を使用していることを気付かれないように……。そーいうことは出来るか?」「……初めてだが、やってみよう。夢之助、オレの目を見てもなにもなかったようにしていろ」 ネジは夢之助に目を向けたそのままで、白眼の術を発動させる。夢之助はビクッとするのをなんとかこらえた。「……!」 ネジは息を呑む。ナルト『次回は……シカマルはヒナタに何ひそひそ話してるんだ?』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 13, 2006
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るろうに剣心連載小説『剣と心』第三十一話「河原に響く剣玉の音」(第二部)をFreepage List(フリーページ)にアップしました。『剣と心』は、剣心の子供剣路と、弥彦の子供心弥が、飛天御剣流と逆刃刀の継承をめぐり対決する物語です。初めから読んでくださるかたは本編or目次or設定から。~第一部の簡単なあらすじ~剣路10歳。父の剣心が大嫌い。心弥4歳。母、燕似の泣き虫。仲良く育った二人だったが、やがて弥彦の跡継ぎを競う好敵手となっていく。ある日、弥彦の跡継ぎをかけて勝負をした二人。剣路の飛天御剣流に、心弥は神谷活心流で対抗。だが、その時の事件で運命の輪は狂い。剣路は心を閉ざし、心弥もまた傷つき。苦しみながら、それでも剣を振るい過ごした三年間。※第二部予告はこちらから。~第二部前回迄の簡単なあらすじ~剣路十三歳。道場破りをして過ごした三年間。剣の腕は格段に上がったが、歪んでしまった彼に声をかけるものはなかった。心弥七歳。剣路に追いつかず苦悩しながらも、弥彦の跡を継ぐため猛稽古の毎日。剣路は弥彦に勝負を申し込む。弥彦は一時帰国した左之助の助言を受け、剣路との勝負に決着をつけるが……。剣路の弟で心弥の友達である和は、天才の片鱗を見せるもののその力を隠す。不審に思う弥彦。一方で、兄を思う和の心情に気付く。 ☆予告編☆(第三十一話)カン、コン、カン……と、リズムよく赤い玉がはねる。その表情は、時折見せる剣心の表情と、とてもよく似ていた。心に強く響いて、痛くって……。心弥『和が打つ剣玉の音は、とっても心地よくて……だけど少しだけさみしいんだ』人気blogランキング 小説はこちらから。『剣と心』第三十一話「河原に響く剣玉の音」
November 12, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第15話「一緒にいられたらいいね」「まず爆弾探しだが、漠然と探してたらいつまでたっても見つけられやしねぇ。里全体を白眼で見てひっかからないっつーことは、よほど特殊な何かなんだろーな。恐らく、目で見て爆弾だと判断出来るようなものじゃねぇ」 円陣を組んだその後、シカマルは早速皆に説明を始める。「それじゃ探しようがねぇってばよ!」 ナルトは、じれったそうに地面を踏みつける。「ああ。だから知ってるヤツに教えてもらおうと思ってよ」 シカマルは小声になる。他の者にも、声を落とせと目で合図する。「あの子は無理よ!? 昨日の夜ネジがさんざん問いただしたけど、ぜんぜんダメだったもの」 テンテンも小声で報告する。「あんなガキの記憶なんかハナから期待しちゃいねぇよ」「シカマル。もしやあの子供を狙う敵に……!」「当たりだネジ。少し酷だが、夢之助にはおとり役になってもらう」 シカマルは、少し離れた木に寄りかかる夢之助をちらりと見、そしてまた皆に視線を戻す。「夢之助に爆弾のことを思い出したふりをさせる。んで、口封じの敵があらわれりゃあラッキーだ。オレらが勝てればの話だがな……」「必ず勝利を勝ち取りましょう! みんなで頑張ればきっとだいじょうぶです!」 リーの笑顔に、シカマルはああとうなずいた。「と言っても、今ここで始めたら至極不自然だ。ここはいったん通常任務に戻り、いや、正確には戻るふりをし……今日のガキ担当の七班は、夢之助にこっそり計画を伝え実行させる手はずを整えといてくれ。正午に再びここへ集結。昼食食ったら午後に実行だ」 こうして、一端班ごとに解散となった。 森の中で、爆弾を探すフリをする第七班。ナルトは夢之助にひそひそと計画を話す。「――っていうわけだ。怖いかもしんねーけど、オレたちが必ず守るから、がんばってやってくれってば」「別にいいけど」 夢之助は、あっさりとナルトに返事をする。ナルトは拍子抜けする。 サスケとサクラは、少し離れた場所で、やはり爆弾を探すふりをしていた。草が生い茂る前に並んで座り、草をかき分ける。「十班もガイ先生の班も……みんないろいろ大変なのね」 サクラはサスケにささやく。「でも……、うちの班はだいじょうぶよね」 サスケはサクラをちらりと見る。サクラの笑顔の中に、ほんの少しの不安が秘められているのが、サスケには分かった。「私ね、知ってるんだ。サスケくん、あの砂のやつらと闘ったとき、言ってくれたんでしょ。私たちのこと、大切な仲間だって……」 少し頬を染め、うれしそうなサクラ。「ナルトが教えてくれたの。ナルトってば意地はっちゃって、アイツがあんなこと言うなんて空から手裏剣の雨が降るかと思った、なーんて言ってたけど……ホントはすごくうれしかったんだと思う……」「……」 サスケはナルトに目を向け、そして視線を草へ戻す。「カカシ先生と、ナルトと、私と……サスケくん……。ずっと……みんなで一緒にいられたらいいね……」 サクラはつぶやいた。独り言のように、小さな小さな声で。 それでも、サスケの耳には、その言葉が届いていた。「……」 サスケは空を仰ぐ。とても、まぶしそうに――ナルト『次回は敵をだますために演技するんだけどさぁ……出演者がオレってば納得いかねーってばよ』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 11, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第14話「皆で重ねた手」「そー落ち込むなってチョウジ。お前はちゃんとシカマルの気持ちに気付いて、オレらに教えてくれたじゃねーか。だからこれからオレたちはシカマルに分からせる。お前はちゃんと仲間を思う気持ちを持ってるって気付かせる。そんでシカマルは自信持って小隊長を務める。そーしたらそれはチョウジのおかげだ。そーだろ?」「キバ……。ありがとう……!」 チョウジは初めて、にっこり笑った。「だがキバ。どうやってそれをシカマルに分からせる」「簡単だぜシノ。一人が瀕死の重傷を負って、誰も助けなけりゃいーんだ。そーすりゃアイツのことだ、必死こいて助けようとして……自分の気持ち分かんだろ!?」「つまりシカマルに演技をするってことね。それで誰が怪我したふりをするわけ?」「オレがやるってばよサクラちゃん! 術でボロボロになったオレに変化して――」「バーカ! そんなのすぐバレるにきまってんだろ」 ポーチから小刀を取り出し、ニヤリと笑うキバ。「キバ……?」 ザシュッ……。 ナルトが声をかけたすぐ後に、キバは躊躇なく自分の腹を刺した。「おいキバ!」「ヘッ……、ナルト……、マジでやんなきゃ……シカマルには通用しねぇ……」「だからって……キバ……お前が……!」「大丈夫だ……ナルト……、オレはシカマルを……信じてる……。だから……みんなも……絶対……その時がくるまでオレを……助けようと……するんじゃ…ね……ぞ……」 キバはバタリと倒れた。皆がキバに駆け寄る。 そして一時間後。無事に済んだキバ。そのいきさつを聞かされたシカマル。「キバ……済まねぇ……」 シカマルは、眠るキバに低い声をかける。キバの表情はどこか満足げだ。「チョウジ……悪かった……」 チョウジはううんと首をふり、シカマルに笑う。「みんな……」 シカマルは、それきり黙り込みうつむく。しばらく考え、そしてシカマルは口を開く。「……ありがとな」 静かに言い。そうしてシカマルは顔をあげた。いつものように眉間にしわを寄せ、けれど少しだけ済まなそうに、笑う。皆もそれに答え、笑った。 ただ、サスケはとまどい気味で。夢之助は相変わらずだったが……。「シカマル。実はオレが小隊長の代わりをしていたとき、気が荒立っていてろくな指示が出せなかった。済まない。仕切りなおしてくれ」「いいんですよネジさんー! シカマルがぜーんぶ悪かったんですしー!」「てめ、いの――」「それよりシカマルー、また円陣組みましょー!」 いのは、皆の前に手を差し出した。「いの、昨日はごめん……。ボクたち仲間なのに、ひどいこと言って……」 チョウジは、いのの上に手を重ねる。いのがううんと笑うと、チョウジもにっこり笑った。 手のひらは次々と重ねられていく……ナルトが重ね……。「サスケ! 早く来いってばよ!」「……」 サクラは、サスケを見つめる。サスケは、無表情で手のひらを重ねる。サクラはサスケの手の上に、優しく手をのせる。 最後にシカマルがのせようとしたその時――「きゃんきゃん」 キバの代わりとばかりに、飛び乗って前足を重ねる赤丸。一同は大笑いする。「……そーだな。キバも入れてやんねーとな……」 シカマルは、赤丸の前足の上に手を重ねる。そして、一人一人の顔を見る。「いーか。確かに任務成功率はゼロに近い。だが、任務は必ず成功させる。オレは小隊長として、お前らを誰一人として死なせはしねぇ。だからみんなでがんばろーぜ!」 シカマルはニッと笑い。皆は重ねた手のひらを押し合い気合いの声をあげ。笑った。ナルト『次回はやっと七班なんだけど……なんかサスケとサクラちゃんが二人でさぁ……』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 10, 2006
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NARUTO-ナルト 今週のアニメ「敵は『不忍(しのばず)』」(第209話)についての感想です。ネタバレご注意ください。今週からはナルト・サクラ・リーですねw 映画コンビです。ということは、もうすぐ映画DVDが出るのでしょうか(わくわくw)サクラちゃんはカワイイですv 二人を怒ってばっかりだったけど、それでも可愛いvナルトとリーって原作で戦ったこと確か一回きりだったと思うのですが(中忍試験の時) 正式に戦ったことってなかったと思います。なので、なんか貴重な場面が見られました(*^_^*) しかもさわやか! 健全! 涼風が吹いてくるようです・笑船に乗ったナルトたち。暇だからと「任務してくる」って勝手に任務しにいったナルトでしたが、正解だったようですね。おおっ!船がスライスされましたよ(爆笑)今週は…これくらいですね^^; しばらくこのシリーズが続くらしいです。 リー『男同士はこぶしを交えて分かり合えるものなのです!!!』人気blogランキング
November 10, 2006
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Bookmarks一件追加しました。サイト名:きよの日記管理人:★清純★様(JANAFF様)サイト内容:『NARUTO-ナルト』イラスト。他、日常日記等を書いていらっしゃいます。キバのイラストがたくさんありますv ポップで色使いが綺麗、なおかつカワイイ絵が素敵です☆相互リンクさせて頂くことになりました。※相手サイト様は日記リンク登録で対応してくださっています。
November 10, 2006
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回天ネジ様より頂いた、リクエストイラスト キバ絵をFreepage List(フリーページ)NARUTO頂き物イラストへアップしました。回天ネジ様、ありがとうございます(*^_^*) ワイルドキバちん(キバちんって…)がカッコいい絵ですw素敵絵はこちらから☆
November 9, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第13話「いつも何も出来ない」 任務開始。それぞれ散った班の皆をチョウジはあわてて追いかけひきとめた。演習場から少し離れた森に、皆は降り立つ。「みんなに……シカマルのこと助けてもらいたくて……」 チョウジは、困った顔でつぶやく。「そんなことのためにわざわざ皆を集めたのか!? やる気のないシカマルのことなどどうでもいい! 時間が惜しい……いくぞテンテン、……リーも!」「待ってよネジ!」 いらいらするネジを止めたのは、テンテンだった。「ネジ……ちょっと言い過ぎじゃない? ネジの言うことも分かる。ネジは天才でなんでも出来るわ。けど……あなたには欠けているものがあると思うの……」 ネジは驚き、テンテンを見つめる。「シカマルどうしたんだってばよ!」「シカマルくんになにかあったんですかっ!?」 皆がシカマルを心配し、チョウジを囲む。それをネジは呆然と見つめる。しかしそれはネジだけではなかった。輪に入らなかったものが後二人。「……」 サスケは無言で皆を見つめる。夢之助もその横で、相変わらず冷めた目をしている。「アイツ、初めて小隊長任されて……。だけど全然その役目果たそうとしなくて……昨日も今日も任務さぼって……」 チョウジは、ぽつりぽつりと語り始める。「アイツ、ホントにめんどくさがりなのね!」 サクラは呆れる。「うん。アイツは確かにめんどくさがりだよ。でもねサクラ、シカマルは面倒くさいからって任務をさぼったりするヤツじゃないんだ……。小隊長だって……」「……シカマルは、この任務の成功率がゼロに近いということを知っている」 輪の外から、ネジはつぶやく。皆がざわめく。「だから任務がバカらしくなったのだろう……」 ネジは腕を組み言う。「……違うよ、ネジ」「ではなんだと言うのだ……」 ネジはチョウジに問う。「シカマルは……この中で誰よりも早く中忍になって、小隊長にもなったけど……でもシカマルはそんなこと望んでなんかなかったんだ。きっと今だって、自分じゃなくてネジかサスケがなれば良かったって……そう思ってるんだ、シカマルは……」「なんでオレじゃないんだってばよ」「ナルト!」 サクラはナルトを睨む。「任務の小隊長としての役目に自信がないわけじゃないんだ。だけどシカマルは今、すごくとまどってる……。だってアイツは、基本的にごく親しい人以外に関心をもたないし……そんな自分がみんなの命預かっていいのかなとか……、自分に…仲間を大切に思う気持ちがちゃんとあるのかなとか……、自信がないんだ、シカマルは……」 チョウジは、自分のことのように辛い表情をする。「チョウジ。シカマルは仲間のことちゃんと思ってる。オレは分かってるってばよ」「そうね。木ノ葉崩しの時に班を組んでサスケくんを追いかけたときも、シカマルは命懸けで私たちを追っ手から逃がしてくれたもの」 ナルトの言葉に、サクラもうなずいた。「ナルト……サクラ……。ありがとう。でも、どうすればいいのかなあ……。シカマルはそれでも、自分が間違ってるって、甘えてるって、心のどっかで気付いてて……。他のみんなに悪いとも思ってるから、余計イライラしてるんだ……」 チョウジは、悲しそうな顔をする。「ボク分かってるのに……シカマルのことちゃんと分かってるのに……いつも何も出来ないんだ……」 うなだれたチョウジの肩をポンと叩いたのは、キバだった。チョウジ『ボクだって本当はもっと、みんなみたいにちゃんとしたいんだ』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 8, 2006
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人気blogランキング最高順位を更新いたしました。小説『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』の連載をはじめてから、遊びに来てくださる方が前より多くなっていまして…本当にうれしいです。うちのサイトにわざわざ貴重なお時間さいて来てくださり、さらに人気ブログランキングのクリックで応援してくださるなんて(滝涙) 本当にありがとうございます! これからも、こころのしずくをどうぞよろしくお願いします(ぺこり)Freepage List(フリーページ)の人気blogランキング最高順位を更新しました。漫画・アニメ - 60位(H18.11.8現在)ナルト『へへっ、すっげぇうれしいってばよ!』人気blogランキング
November 8, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第12話「こんなつもりじゃなかったんだ」 一同は、しんとする。やがてシカマルの耳に届いたのは、弱々しくかすれた声だった。「……ヘッ。よく言ったな……。シカマル……」 キバは顔面蒼白で痛みをこらえながら笑うと、そのままガクリと意識を失った。そのとたん、皆がいっせいにシカマルに駆け寄る。「シカマル早くっ! 早くどーするか教えてくれってばよっ!!」「えっ?」「シカマルくんお願いっ!」 ヒナタも目に涙をためて叫ぶ。シカマルは訳が分からなかったが、考えるより先にまず処置だ。「シノはキバの腰を支えてくれっ! 心臓より高くするんだ! サスケはその下に体支えるもん敷いてくれ! あとは鹿の粉で秘伝の止血薬作るぞ! ナルトは冷たい水を汲んでこい! チョウジはオレが指示したとおりに調合してくれ! 何度かオレがやってんの見たことあるお前なら出来るはずだ! サクラとヒナタはそれぞれ腕の止血点を押さえてくれ! お前らなら場所分かるな!」 シカマルの指示に、皆はすぐさま動く。すると、木の上からガイ班が下りてきた。「シカマルくん! ボクたちも手伝います!」 リーは意気込んで言った。ずっと様子をうかがっていたのであろうか。だがやはり考える時間はなく、シカマルはすぐさま指示を出す。「シカマル。小隊長の役目、返すぞ」 ネジはフッと笑った。「なに考えてんだおめーらはっ!!」 演習場にシカマルの怒鳴り声が響く。先程止血を終えすぅすぅ眠るキバを、新米十一人が囲む。「おめぇらオレに小隊長やらせるためにこんな芝居うったんだろーが、だからってこんなやり方はねーだろっ! キバは危うく死ぬところだったんだぜ!!」「オレたちだってこんなつもりじゃなかったんだってばよ!! けどキバが……」 話は一時間前にさかのぼる。キバ『セ、セーフだぜオレ……。みんなの応援のおかげかなっ』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 7, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第11話「けれど確かに現実だった」 シノに抱えられたキバは腹を抱え込み、そこから大量の血がしたたり落ちている。キバの顔は青白く、必死で痛みをこらえてはいるが、今にも気を失いそうだ。「キバ!」 シカマルはキバに駆け寄る。「この出血量では病院までもたない……。残念だが、もう……」 シノは静かにキバを地面に横たえる。「バッ、バカッ! なに言ってんだっ! 応急処置すりゃなんとかなるっ!」 シカマルはキバの傷が刀傷であることを一瞬にして判断する。「わっ、私、近くに医療忍者がいないか見てくる!」 いのは急いで駆けていく。「サスケ、さらしの替え持ってんな。出してくれっ!」「何故オレが……。そんなことをする義理はねぇ」「なっ!?」 岩の上でキバを冷酷に見下ろすサスケ。シカマルは耳を疑う。が、いつまでも呆然としてはいられない。時は一刻を争うのだ。「ナルトッ! オレが止血すっからお前はキバの体少し持ち上げてくれっ!」「嫌だってばよっ! お前ってば里の危機に任務さぼってたんだろっ! そんなヤツの言うことなんか聞けねぇってばよ!」「……」 シカマルは唖然とした。しかし妙だと気付く。いくら言うことを聞きたくないと言っても、キバが危ないというのに手を貸さないはずがない。これはなにかの罠なのだろうか。それとも自分を試しているのだろうか。しかし……。 シカマルはチョウジを見る。チョウジは困った顔で目をそらす。ナルトを見る。こぶしをぎゅっとにぎり、額から汗がにじみ出ている。ヒナタは目線が定まらず、サクラは緊張した面もちで……。ポーカーフェイスなのか不明だが平然としているのはシノとサスケ……それに遠くで待たされている夢之助だけだ。なにがなんだか分からないが、しかしキバの出血は現実なのだ。「シノ! ヒナタ! サクラ! チョウジ! 早くキバの体を支えろっ! オレは止血でせいいっぱいだ!」 言いながらシカマルは、中忍ベストを脱ぎキバの腹に強く当てる。だが出血の勢いはそう簡単には止まらない。「なにやってるんだ早くしやがれっ!!」 シカマルは怒鳴る。だが、誰も動こうとしない。シカマルの胸からとても強い感情がほとばしる。「オレたちは同じ木ノ葉の仲間だろぉがぁ!!!」 シカマルの声は辺り一面に響き渡った。リー『キ、キバくん頑張ってください! ボクが助けに行きますから!!』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 6, 2006
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ナルト連載小説『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』挿絵兼フライヤー絵をPhoto Album(フォトアルバム)ランダムアップイラストアルバムにアップしました。タイトル『夕陽にのまれて』(ナルト・サスケ)※予告にもあるどこかのシーンです。TOP絵を上記絵に更新。伴いまして10万hit御礼イラスト『月夜のしずく』(ナルト・シカマル)はTOPから外しました。ナルト『なんか……とけちまいそうだってば……』人気blogランキング ※小説予告はこちらから。※小説本編はこちらから。
November 5, 2006
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回天ネジ様より頂いた、リクエストイラスト シカマル絵をFreepage List(フリーページ)NARUTO頂き物イラストへアップしました。回天ネジ様、ありがとうございます(*^_^*) 印を結ぶシカマルがカッコいい絵ですw素敵絵はこちらから☆
November 5, 2006
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イラスト及びPhoto Album(フォトアルバム)内更新・Freepage List(フリーページ) 期間限定もの等ページ→「NARUTO DE ハピバ」投稿作品ページ削除(ページ内にあった日記見てくださった方限定フリーイラスト ナルト絵『BOY』はPhoto Album(フォトアルバム)にあります。配布は10月31日をもちまして終了になっております。もらってくださった方ありがとうございました)・Photo Album(フォトアルバム) ランダムアップイラストアルバムから移動 『縁側と弥彦~みかん色夕焼けバージョン~』(るろうに剣心・弥彦)→るろうに剣心 イラスト アルバムへ 『大好きな先生』(NARUTO・カカシ&第七班)→NARUTO-ナルト イラスト アルバムへ 『BOY』(NARUTO・ナルト)→NARUTO-ナルト イラスト アルバムへ 『坂田家の誕生会…ってオイプリンかョしかもエリザベスプリンかョそれも一個だけかョ』(銀魂・銀時&新八・神楽・エリザベス)→いろいろ イラスト アルバムへPhoto Album(フォトアルバム)はこちらから。
November 5, 2006
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るろうに剣心連載小説『剣と心』第三十話「兄弟の絆」(第二部)をFreepage List(フリーページ)にアップしました。『剣と心』は、剣心の子供剣路と、弥彦の子供心弥が、飛天御剣流と逆刃刀の継承をめぐり対決する物語です。初めから読んでくださるかたは本編or目次or設定から。~第一部の簡単なあらすじ~剣路10歳。父の剣心が大嫌い。心弥4歳。母、燕似の泣き虫。仲良く育った二人だったが、やがて弥彦の跡継ぎを競う好敵手となっていく。ある日、弥彦の跡継ぎをかけて勝負をした二人。剣路の飛天御剣流に、心弥は神谷活心流で対抗。だが、その時の事件で運命の輪は狂い。剣路は心を閉ざし、心弥もまた傷つき。苦しみながら、それでも剣を振るい過ごした三年間。※第二部予告はこちらから。~第二部前回迄の簡単なあらすじ~剣路十三歳。道場破りをして過ごした三年間。剣の腕は格段に上がったが、歪んでしまった彼に声をかけるものはなかった。心弥七歳。剣路に追いつかず苦悩しながらも、弥彦の跡を継ぐため猛稽古の毎日。剣路は弥彦に勝負を申し込む。弥彦は一時帰国した左之助の助言を受け、剣路との勝負に決着をつけるが……。一方で、剣路の弟で心弥の友達である和は、天才の片鱗を見せるもののその力を隠す。不審に思う弥彦。 ☆予告編☆(第三十話)「なにやってるんだ! 無茶な稽古して……何かあったらどうするんだっ!」遠回しに、けれど必死ですがってくるのが、弥彦には伝わってきた。それが本当の意味で伝わるのは、ずっと後のことになる。剣心『うちの子供たちを、どうか見守ってほしいでござるよ』人気blogランキング 小説はこちらから。『剣と心』第三十話「兄弟の絆」
November 4, 2006
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『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』※小説・注意事項についてはこちらをご覧ください。※予告はこちらから。※初めから読んでくださる方はこちらから。第10話「三人でそろいのピアスつけてる仲間」 タイムリミットまであと八日。本日サスケ宅に泊まることになった夢之助は、七班に連れられて任務に出かける。他の班も散り、演習場には今日もシカマルが残る。チョウジは、今日は初めから行ってしまった。「いの……なんでお前ここにいんだよ」 シカマルの背中合わせに、いのは座っていた。「だってアンタのこと知りたいんだもんー」「はぁ? あー、昨日チョウジが言ったことなら気にすんな」「アンタの一言の方がきつかったわよー! なにーアンタ、女の子泣かせといて、なんとも思わないわけー!?」 怒鳴るいのに、シカマルはふぅと息をつく。「……いの。ホントはオレだって一緒だ。お前のことを分かってねぇって、昨日チョウジに言われちまった。確かにお前とはアカデミー時代あんまり一緒に遊んだりしなかったけど、それでも幼なじみなわけだし……チョウジと三人でそろいのピアスつけてる仲間だし……。それなりに分かってるつもりだったんだけどな……」「……」「……なんで泣いたんだ? いの……」 静かに、シカマルは聞く。「……アンタってー、頭はいいくせにー……、そーいうことは分かってないのよねー……」「分かってねーのはお互い様だろ?」「だから今日はアンタに聞いてんの! 何考えてるのって」「オレが先に質問したんだが……」「……」 ハァと、二人は同時にため息をつく。「じゃあ私から言うわ。いつまでもうじうじしてるのってなんかやだしー! 私の性に合わないしー!」「それは知ってる」「そーよねー! それくらいは知ってて……くれない…とぉ……」 それきり、いのの言葉は途切れた。「……バカ」「……」「泣くほど思い詰めてんなら、なんでオレたちに相談しねーんだよ」「……だってー……っ」 いのはしゃくりあげる。「私たちー……三人でっ…同じ班なのにぃーっ……シカマルとチョウジは親友でー……私だけぇ……。チョウジはアンタのことなんでも分かるのにー……」「……悩んでたことって、それかよ……」 シカマルは、背を向けたままつぶやく。「仕方ねぇだろ? オレとチョウジは親友だし。それにお前は女だ。男女平等だの言ったって、そーならねぇことだってある。男と女は別の生きもんだからな。んでもって、オレは女が大の苦手ときた」「……シカマルー……」「女ってぇのはやたらうるさくって細かくって、いっつも恋だの愛だのに夢中で……。そーいうのは理解できねぇ。仕方ねーだろ? オレは男なんだからよ。んでもって、逆もまたしかり。男同士のコトは、どうしたってお前には分かんねぇ。だろ?」「でもー……」 いのは、ひくっと肩を震わす。「いの」 シカマルは相変わらず背を向けたまま、けれど心なしか確信を持った口調で。「一から十まで全部分かり合える……それが仲間だってのは確かに理想かもしれねぇが……実際にはそんなことありえねぇ。けどオレもチョウジも、お前のことは他のヤツらより特別に思ってるし、何かあれば力になりてぇし、怪我すりゃ心配だってすげぇするし……それじゃだめなのか?」「……」 いのは静かに首をふると、安堵の息をもらした。泣きながら、ほっとした笑顔を見せる。背中合わせのシカマルにもそれは伝わり、シカマルも同様安堵した。「それでーっ、アンタはどうしちゃったわけー!? 今回の任務始まってから、かなり変よーっ!?」「変って……。まぁいい。……オレはだなぁ……」 その時、ざわめきとともに七班、八班とチョウジが下りてきた。「シカマル……キバが……」 シノの言葉に、シカマルはあわててキバを見た。ナルト『次回はとにかく……キ、キバ…な……』人気blogランキング 前へ 目次 次へよかったらケータイからお好きなときにご覧になってください^^ケータイにこのブログのURLを送信!
November 3, 2006
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追記:アンケートは終了いたしました。ご協力ありがとうございました(H18.12.3) 当サイト「こころのしずく」についてのアンケートにご協力お願いします(ぺこり)アンケートこころのしずく(当サイト)についてアンケートの趣旨は「こころのしずく」が100000HITを突破したことを機会に、サイト内容の見直しをはかるためです。管理人自身の意向もありますが、みなさまのご意見を是非参考にさせて頂きたいのです。『NARUTO-ナルト』については、今のところ大幅に変えるつもりはありません。ただ最近、いろんなものをごちゃごちゃとやっているので、何に重点を置くかを考えて、できればきちんとさせようと思います。『るろうに剣心』については、このまま行くか大幅に変更するか迷っています。今まで、オールキャラ扱いながら弥彦贔屓がひどかったので、そこをどうするかはっきりさせられたらよいと考えています。また、小説アップの頻度等、いろいろ考えるところがあります。『NARUTO-ナルト』『るろうに剣心』今まで『NARUTO-ナルト』が大幅にサイトを占めていましたが、今後はご訪問者様の意見を重視しようと考えています。どちらが目的で来てくださっているのか、それが大きいです。他のコンテンツについては、今のところ変更はありません。もともとあまり更新しないので、今後もそのままだと思います。ただ、万が一ですが需要の高いものがあれば、考えさせていただこうと思います。それでは、多分5分あれば出来ると思われるアンケートですので、貴重なお時間を頂いて申し訳ありませんが、ご協力をお願い致します(ぺこり)アンケートこころのしずく(当サイト)について※TOPページにも同じアンケートを設置しました。
November 2, 2006
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NARUTO-ナルト 今週のアニメ「名器 花鳥風月の重さ」(第208話)についての感想です。ネタバレご注意ください。新OP、ネジ兄さんは言うまでもなく、他にリーくんもカッコいいなって思いますv ナルトシルエットの対戦相手は、リーくんともう一人はネジ兄さんでしょうかv さて本編。今回作画がいいと思いました。最近キバが可愛くてv ストーリーは「物よりも命が大事」という一見ありふれたテーマですが、こういうものが意外と心に響くんですよね。ナルトとキバが進衛門にキレて、やれ螺旋丸だの牙通牙だの、すごいこと言ってるのがウケましたwナルトとキバ、意外と仲よかったですねw今回は、このくらいです。EDも見るたびいいな~って思います(*^_^*) 第七班後ろ姿とか、各班とか、ラスト走るナルトがあびる夕日の光とか。次回は、ナルト・サクラ・リーくんですね^^ 映画チームですw キバ『だからカワイイって言うなよ……』人気blogランキング
November 2, 2006
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