全29件 (29件中 1-29件目)
1
![]()
脳裏に焼き付いて、離れられないほどに良く覚えているメロディというものがある。例えば、東京オリンピックのファンファーレ。あれは、東京オリンピックという一大イベントのおかげというのもあるが、甲高いファンファーレ・トランペットのせいで今でも耳に残っている。もちろん自分の中ではということに尽きるのだが。それと同じ感覚で、脳裏に焼き付いて離れないメロディがもう一つある。渡辺貞夫氏の「パストラル」である。 実は、兄が同郷のよしみということもあるが、渡辺貞夫氏の大ファンで、それこそ「オレンジ・エクスプレス」やら「カリフォルニア・シャワー」やら、氏の良く売れたアルバムは一通りLP盤で持っている。そして、「パストラル」もその中の1枚なのだが、ついLPに針を落として聴いてみて、このアルバムタイトル曲の「パストラル」に一目惚れしてしまったということなのだ。「渡辺貞夫」=「アルトサックス」という印象なのだが、ここでの演奏は、甲高い音のソプラニーノ。そして曲調もフォークロックのようで、まるで牧歌的。畳み掛けるようにメロディが繰り返され、どうやらそれが脳裏に焼きついた原因のようなのだ。 このCD盤は残念なことに、絶版のようである。今度実家を訪れた時にでも、そっと兄の書斎に忍び込んで拝借してくるか。●オムニバス・アルバムでなら聴くことが出来る。渡辺貞夫 / マイ・ディア・ライフ 50th Anniversary Collection (CD)
2005年08月31日
コメント(0)
今日は、Linuxでホームページを見ている。先日の日曜日に買ってきたピーター・ポール&マリーのCDもこのLinuxのシステムで聞いてたりする。実はこの日記もgeditというgnomeのエディターで書いているのだ。Version 1.0のときからVine Linuxを使っているが、昔から日本語対応が良く、とても使い易い。Laser5-LinuxやTurbo-Linuxなども使ったが、やっぱりVine-Linuxに戻って来てしまった。今は、Version 3.1である。さすがに昔と比べると随分Linuxも使い易くなった。ドライバーソフトをインストールするのも、いろいろなLinuxの関連サイトを調べて(もちろんWindowsで)ようやく使えるようになると言う具合である。最初はディスプレイドライバーで、次の日はイーサネットボードで、明日はモデム・ドライバーといった具合に、一朝一夕にはいかないのである。今は、インストールCDのとおりに従えば、ほぼまちがいなくインストールできてしまうのだから凄い。下手すると、Windowsのインストーラーより出来がいいかもしれない。 最近は、Windowsでの仕事も多いので、Win98やXpで仕事をしてることが多いのだが、Web系の仕事をするときはLinuxでもいいかなと思う。なかなかそういう仕事がこないのも事実だが。
2005年08月30日
コメント(0)

そう言えば宇都宮市内のジャズ・サロンのマニアはどうしただろうかと思い、夕方電話をかけてみた。マスターは健在で、お店もずっと続けているようだった。土曜日恒例のライブ演奏に、妻と行ったのは8年ぐらい前だった。随分と不義理をしてしまった。宇都宮駅の西口を出ると、線路沿いに東京方面に5分も歩かない所にあるのだが、古い建物の2階で、ちょっと目立たないので、見逃してしまうような感じだった。今はどうなんだろう。相変わらずの店構えなのだろうか。 今度の土曜日には、ジャズコーラスがメインでライブをやるそうである。聞けば相変わらずの安いチャージ料で楽しむことができるので、われわれ貧乏人には嬉しい。もっとも出演しているのが宇都宮在住のアマチュアミュージシャンだから、チャージ料も安いのだが、そこは渡辺貞夫を輩出したジャズの街「宇都宮」である。素人だってそこそこ楽しめること請け合いである。 今度の土曜日は妻と2人でマニアに行くことにしよう。
2005年08月29日
コメント(0)
我が栃木県さくら市には、ダイサンカラー印刷という印刷会社があり、そこで定期的に「夢工房」という地域新聞を出している。この新聞は、近隣の市町にも配られていてちょっとした部数になるのだが、そこに妻の投書が載ったので、今日は散々それを日記に書けと言うので、うるさくて困った。要は、「さくら市にこんな店があったらいいなと思うものを投書」してくれという問いに、妻が「ジャズ喫茶兼ライブハウス」と書いた投書が、ちょこっと読者の広場に載ったということなのだ。もとはといえば、「ジャズ喫茶兼ライブハウス」と書けと言ったのは自分で、妻がそのとおりに書いて投書しただけなのだ。 何日か前に、さくら市にディスコバーの「メトロ」という店があったと書いたが、そんな店でも閉店の憂き目を見るほど、なかなか音楽喫茶なんぞが流行らないほど、音楽文化的には少々乏しい街なのだ。多分、「ジャズ喫茶兼ライブハウス」なんぞなかなか流行らないと思うが、それでも最近、近所に専門学校が出来て、若者も増えてきたので「或いは」と思って、そんなことを妻に書かせたのである。
2005年08月28日
コメント(0)

今日は天気もイマイチで、外を散歩する気にならない。カフェでお茶でもしようと思い、さてどこが良いかと考え込む。…ちょっと遠いが、那須塩原市(旧黒磯市)のカフェ・ド・グランボアにでも行こうかと、思い当たった。 このカフェは、大正時代に建てられた銀行を改装したお店で、外観もなかなかレトロで期待を持たせてくれるが、中も期待を裏切らず、落ち着ける雰囲気がとても良い。以前は、店内にYAMAHA NS1000Mという、オーディオファンなら誰もが知っているスピーカーが置いてあったのだが、なかなか置くスペースに苦慮した様子で、棚の上に置いてあって少しもったいない感じがしていた。またテーブルが面白くて、昔使われていた、引出のある木の机を利用していて、それがまた妙に店内の雰囲気にマッチしてる。今はお店の中は、どうなっているんだろう。こちらのカフェは、コーヒーも美味しいのだが、オムライスがけっこう評判だ。 一応店内にはジャズが流れていて、確か勘違いでなければ、姉妹店でジャズ喫茶を経営するほど、オーナーはジャズ好きだったように覚えている。 車を走らせてちょっと寛いで来ようか。
2005年08月28日
コメント(0)

毎日暑い日が続くので、涼しい話を一つ。学生時代、岩手で過ごした冬は、関東育ちの自分にとっては厳しい寒さだった。と書くと東北で生活している方には失礼だが、やっぱり冬は寒い。冬休みに先輩が帰省した代わりに彼の新聞配達のアルバイトをしたことがあったが、軍手の2枚重ねでも手が凍えるほどの寒さだった。氷点下20度近くになるんじゃなかろうか。お正月の三が日はタイミング良く雪が降ってくれるしもう散々だった。 大学を中退することになり、後輩二人と自分で最後の夜を過ごしたアパートは、西側の窓ガラスが1枚割れていた。それでなくとも隙間風が容赦なく入り込む部屋は、ストーブの石油が途中で切れてしまった。本当に朝方には凍死するのではないかというほどの冷え込みだったことを今でも良く覚えている。そのとき付き合ってくれた後輩が、お餞別にくれたのが後輩の着ていたグローバーオールのダッフルコートであった。正にヘヴィデューティー中のヘヴィデューティー・アイテムである。2枚重ねの毛布がぴったりと体にフィットし、隙間風さえ寄せ付けない。惜別の感とともに、後輩の温かい思いやりについ熱いものがこみ上げてくるのを覚えた。25年たった今でも実家の箪笥の中に、大切に保管してある唯一のコートだ。●GLOVERALL/ダッフルコート(ブラック)●GLOVERALL グローバーオールHERRINGBONE DUFFEL COAT●グローバーオールダッフルコート(ネイビー/Ladies)
2005年08月25日
コメント(0)
![]()
つい8年前まではバリバリ夏山登山に出かけていた。だいたい仕事や休みの関係で、東北の山とか、北アルプスでもせいぜい2泊3日程度だが、取り敢えずは盆休みなどはどこかの山には登っていた。今は…、というか、結婚してからほとんど登山に出かけていない。一つには、膝を痛めてしまったこと。更にもう一つにはアウトドア嫌いの妻の存在だろうか。3年前に根性無しの妻を、北アルプスは白馬の栂池自然園に連れていくのがやっとだった。まあいっしょにハイキングでも出かけられるようなら、まだよかったのだが…。 ということで、山の道具は去年の暮れからオークションで随分手放してしまった。今残っているものでは、モンベルのラガーシャツとか、イタリア製の軽登山靴ぐらいだ。それにしてもモンベルも今は随分、立派なブランドになってしまった。ノースフェースとかパタゴニアなどと遜色無い感じだ。自分のラガーシャツは確か10年ぐらい前に買ったものだが、今でも十分着られる。良いものは長持ちもする。今は専らウォーキング用である。
2005年08月24日
コメント(0)

今年の夏は暑かった。そして処暑を過ぎた今も残暑が厳しい。我が家は、妻と二人暮しだが、毎週2リットルのペットボトルの日本茶を消費している。近所のスーパーで安売りしているお茶を選ぶのだが、それでも銘柄にはちょっとはこだわる。だいたい毎週キリンの「生茶」か、伊藤園の「おーいお茶」、またはサントリーの伊右衛門を買ってくる。冷蔵庫に冷やしておいて、ちょくちょく飲んでいる。あまり試したことは無いが、安い焼酎を買ってきたときなんぞは、この日本茶の冷茶で割るのもいいかもしれない。 或いは、最近良く眠れないのは、暑さのせいだけではないのかも知れない。というのは、暑いからといってこの冷茶を就寝前にコップで1杯飲んだりするからだ。結局、罪なのは夏の暑さなのだが。●伊藤園 おーいお茶 緑茶 2.0L×6本●サントリー 伊右衛門 緑茶 2Lx6本●キリン生茶 2L PET 6本入
2005年08月23日
コメント(0)
![]()
この間まではサラリーマンだった。大学を2つも経験して社会人デビューするのも遅れたが、最初は学習塾を経営したり、専門学校の教職員をやったり、公共事業を扱う会社でシステムエンジニアをやったり、課長職までやったがどうもサラリーマンは性に合わないのかも知れない。今は請負プログラマーである。収入は随分減ったが、気は楽になった。生活の不安は付きまとうが、前職までの色々な嫌なことを考えると正直、ほっとしている。今年はもうすぐ、総選挙が行なわれるが、企業ぐるみ選挙という奴で、主義主張が違う候補者の応援をしなければならなかったかも知れないと思うと、つくづく辞めてよかったと思っている。或いは見て見ぬフリしていた談合のこととかも…。 自分の会社のこととか他の人はどう思っているんだろう。食っていかなければいけないというのはわかるが、例えば、悪徳リフォーム会社の営業マンとか、そこまで行かなくとも法律スレスレのところで危ない橋を渡っている会社の社員もいるかもしれない。いずれにせよ、あと10年後同じ会社に自分がいると確信できる人は多くないと思う。自分が向いている職業、向いている会社を見つけるのは難しいことだと思う。●大人の仕事計画
2005年08月22日
コメント(0)

本棚の写真を整理していたら、つい五年前に近所で行なわれたライブ・コンサートの写真が出てきた。天才ハーモニカ少年TAROとその父親とのバンド、Blind Lemon Brothers である。場所は、栃木県さくら市(旧氏家町)のディスコ・バーのメトロ。残念ながらメトロは今は店を閉めているようだ。 20畳ほどの狭い店内に肩を寄せ合って、このコンサートを聴きに来た人達で熱気はムンムン。残暑厳しい折柄、コンサートが始まる前にひと汗かいてしまった。そんな雰囲気だから、この若き天才少年の演奏で更にコンサートは熱く盛りあがった。ブルース・ハープを自由自在に操り、姿を見なければ本場の黒人奏者が演奏してるのかと聴きまごう程の、ブルースフィーリングたっぷりのフレーズが飛び出してくる。また、親父のギターも悪くは無いし、血の繋がった親子の掛け合いも面白しかった。 あれからちょうど五年。この若き天才も中学三年生ぐらいになるのだろう。最近、あまり噂を聞かないけれど相変わらず、親子でやっているのだろうか。
2005年08月21日
コメント(0)

開口一番、こんなことを言っては何だが、今日はニンニク臭いげっぷが出てきそうだ。というのは宇都宮市簗瀬町に出来た「宇都宮餃子共和国」へ行ってきたのだ。無論、超餃子好きの妻の度重なるリクエスト攻撃に屈したことによる。場所は、国道4号線と国道119号線がぶつかる辺り。宇都宮中央卸売市場の近所。以前はジャスコ宇都宮店の店舗跡地。現在は「カルマーレ宇都宮」と称す。 入り口を入ると、そこは昭和30年代の商店街の屋台の様相で、オジサン世代には郷愁をそそる。宇都宮市内の餃子有名店ばかりでなく、大阪の「包包」、静岡の「石松」、東京の「天鴻餃子房」、神奈川の「招福門」等も同じく軒を並べていて、普段味わっている宇都宮の味だけでないのがちょっと嬉しい。 今日は、全部食べ尽くすつもりも無いが、取りあえず、「石松」、「包包」、「みんみん」、「さつき」を味わってきたが、「包包」が小ぶりで、味噌ダレが変わっていて美味しかった。値段的には、宇都宮の餃子が安くて安心して量を食べられる。 宇都宮にお越しの際は、一度は足を運んでも面白い餃子のテーマパークである。但し場所的には車でないと不便だが、宇都宮駅からバスも出ているようである。
2005年08月20日
コメント(0)
若い方は多分、見たこともないかと思うが、その昔は、真空管のアンプでオーディオ装置を構成するのが通だった。多分今でも真空管のアンプでジャズやクラッシック等の音楽を聴いているマニアの方はいるし、オークションでも管球式のプリアンプやパワーアンプが取引されているみたいだ。昔、岩手県の盛岡でジャズ喫茶に通っていた時も、そのジャズ喫茶にラックスのパワーアンプが置いてあった。ほの暗い店内で、パワーアンプのオレンジ色の光が仄かに光を放っているのを今でも覚えている 自分も真空管のプリアンプを作ろうとして三極管の12AX7を4本買ってやり始めたものの、急に忙しくなって途中で放り投げてしまった。1本千円ぐらいしたので、他のパーツと合わせるとけっこうもったいないことをしてしまった。その時の12AX7は、確か東芝製だったと思う。もうそんな真空管なんて作ってないんだろうなと思い、ネットで調べてみると、今はロシア製が流通しているようである。値段もそれほど昔と変わっていない。 ところで、ラックスも今でも健在のようである。しかも管球式のパワーアンプもある。KT-88という、五極管を使っているのが泣かせてくれる。このアンプでハード・バップな1950年代のジャズを聴いてみたいものだ。。
2005年08月20日
コメント(0)

最近は、オーディオ装置なんてどうでもよくなってしまった。棲んでいるところがボロアパートの貧乏暮らしなので、オーディオに金をかけても大きな音でならせなきゃ意味がない。その前に、オーディオに金をかける余裕さえ無くなってしまった。昔も貧乏していたが、それなりにこだわりがあった。20年前に自分の持っていたオーディオ装置で、一応他人に自慢できるのがヘッドフォンだった。「なんだヘッドフォンか」というなかれ。まあ他のオーディオ装置よりは安いから当然といえば当然なのだが、一応ドイツ製のゼンハイザーだった。特徴としては、まあその頃の日本製のヘッドフォンが、いろんな雑音が入った音を聴かされていたような感じだったのに対し、生の音というのは言い過ぎ(アンプの問題もあるし…)だが、まあけっこう良い音はしていた。 今どき、ゼンハイザーなんてないんだろうなと思って、ネットで調べてみるとありました。HD650というモデルは6万円もする!まあ多分良い音するんだろうなぁ。自分は、家電量販店で買ったン千円のヘッドフォンだがせめて、ゼンハイザーのHD497ぐらいは欲しくなってしまった。これで、少しはジャズのレコードを聴くのが楽しくなるかも知れない。●SENNHEISER(ゼンハイザー)HD650【ヘッドホン】●SENNHEISER(ゼンハイザー)HD497【ヘッドホン】
2005年08月18日
コメント(0)

連日暑い日が続くが、夜も暑くて良く眠れない。そのせいか、昼間仕事をしていると、ついうとうとしてしまうことがある。仕方がないので、XYLISHのブラックガムを出勤前に買っておいて、眠くなると口に放り込んでやる。そんな日がもう何日も続いているので、あれだけ辛いのに、そろそろこのガムも効かなくなりつつある。今日は週の半ばで、モチベーション的にも弛みがちだ。まあできるだけ今日は定時で帰ろう。 そういえば、最近歯医者に行くことが少なくなったが、それってこのガムのおかげ?電動式歯磨きも使うようになっているせいもあるのかも?キシリトールは歯に良いというのは知っているけどね。●明治 XYLISHフルーティミント 大ボトル●明治 XYLISHクリアミント 大ボトル
2005年08月17日
コメント(0)
今日は、お昼少し前に大きな地震があった。自分は、ビルの5階にいたので、とりわけ大きな揺れを感じた。思わず自宅の妻に安否を確認する電話を入れたが、無事であった。 去年の秋には新潟県を中心とする大きな地震があって、同じく携帯電話で連絡をとろうと思ってかけても一向に電話が繋がらずやきもきしたことがあった。そのときと比べるとすぐに通じたので、地震もその時ほどではないのだろうとなんとなく思った。未だにドコモのP209iSなどという古典的機種を使っているが、取り敢えず通話以外に使う必要がないので、機種変更も行なっていない。バッテリーでも逝かれたら仕方ないので、その時こそ替え時だ。 ところで、携帯電話の電磁波の健康への影響と言うのはどうなんだろう。最近では、電車のシルバーシートの近くでは携帯電話のスイッチを切るようにとか、ペースメーカーをつけている人の周囲では携帯電話の使用は控えるようにとか言われるようになったが、本当のところはどうなのか知りたい。 最近はアスベストの問題で、遅きに失した観のある対策が、ようやくとられるようになったり、企業の責任が問われるようになったが、携帯電話による健康被害と言うのが将来露呈するようなことになったらどうするのだろう。というか、わかったときにはもう遅いかもしれない。日本国民総痴呆症なんてことになったら…。考えるだけで怖い。
2005年08月16日
コメント(0)
親戚の初盆参りのついでに栃木県田沼町(市町村合併で現在は佐野市)にある「安藤勇寿『少年の日』美術館」に行ってきた。足利市から葛生町へ向かう国道293号の途中で少し山奥に入ったところにある。夏の午後の日差しに辟易しながら、アブラゼミの合唱に幻惑されていると本当に「少年の日」にタイムスリップしたかと見まごう程の、懐かしい山郷の農村の風景である。庭には人の背丈より高い色鉛筆のオブジェが出迎えて、この児童画家の商売道具が色鉛筆であることを教えている。 一通り作品を拝見した印象として、安藤勇寿氏の絵の特徴は、一言で言えば「分り易い」である。自分たちの世代が少年の頃に遭遇した体験がそのまま切り取られたような絵である。ただし構図的には、主人公である少年の目線ではない。橋の下から魚が見上げたような視点だったり、天井の隙間から鼠が覗いたような視点だったりする。それゆえ少年や風景を見る目が客観的になるのかも知れない。そして色鉛筆を使った画風が画面に柔らかさを醸し出して、写真で言うところのソフト・フォーカスになっているのも、絵の雰囲気を暖かくしている要因だろう。また、子ども達を描くタッチもどこかコミック的で親しみ易い印象を与える。 同世代でも、そうでなくとも「少年の日」に戻りたい方は、一度観覧されることをお奨めする。
2005年08月15日
コメント(2)

明石家さんまの「恋のからさわぎ」でオープニングを務めるあの曲が挿入されているケイト・ブッシュのファーストアルバムである。「あの曲」とはこのアルバムの6曲目の「嵐が丘」のこと。 ケイト・ブッシュは自分と同年代(彼女が1歳年上)なのであるが、この「嵐が丘」が発表されたのが1978年のこと。このアルバムを知るきっかけは忘れてしまったのだが、多分、自分が22歳で、2つ目の大学に通い始めた頃だったろうと思う。最近、彼女の噂を余り聞かなくなったが、どうしているのだろう。 もともと、ピンク・フロイドのデイブ・ギルモアに見出されて世に出たのだが、このエミリー・ブロンテの小説の「嵐が丘」をモチーフにした同曲が全英で爆発的に売れて知られるようになったらしい。 彼女の声は、天を劈くようなハイトーンで、まるで十代の少女のように幼く聞えるのだが、音程もリズムの完璧で、時として悩ましいほどセクシーな囁きや溜息にも聞える。最初に一度聴いただけで、その一種独特なアンビバレントな彼女の世界の虜になってしまった。 自分が最初に買ったときは勿論、LP盤で、このジャケットデザインとは違う。そのLP盤は、タンクトップを着た彼女の胸から上のドアップの写真で、「ケイト・ブッシュってこんなに胸がでかいのか?」というくらいインパクトのあるジャケット・デザインだった。●ケイト・ブッシュ/天使と小悪魔
2005年08月14日
コメント(0)

お盆なので、妻の実家に線香を上げにいった。義理の兄が帰郷していての若い頃流行った物の話やら、趣味の話に沸いた。彼と自分とは同じ歳なので話しが合う。かといって同じ学校の出身ということではないのだが、たまに会うと酒を囲んでは、つい長談義になる。自分は明日があるので、酒など飲んで宿泊するわけにも行かなかったので、酒は断ったのだが、鴨のローストやら、「正嗣の餃子」やら、日光の湯波の煮付やらと酒の肴に合うものばかり出されたので、酒を断るのはけっこうきつかった。帰りしなに妻の叔母が、気を利かせて土産に洋酒を持たせてくれた。帰宅して中味を確かめるとそれは「シーバス・リーガル」だった。御仏前に持っていったメロンよりよっぽど高くついただろう。叔母は脱サラした自分の今の状況を察してくれて、こんなに気を回してくれる。ふっと、胸にこみ上げる優しさを感じた。 明日は、自分の父親の弟の初盆に赴く。世間にとっても、自分にとっても暑い夏が通り過ぎていく。●シーバスリーガル12年【正規品】
2005年08月14日
コメント(0)
「人には思い出したくない辛い思い出がある。しかし忘れてはいけないことでもある。」という伊原剛志のナレーションで「8・12墜落~20年目の誓い~天国にいるわが子へ」という番組は終了した。日航機墜落のドキュメンタリー番組である。、愛する家族を失った人々の悲しみをまざまざと見せ付けられ、非常に深い感銘を受けた。日航機墜落の事件を風化させないよう、今も遺族の方々が祈っているのだ。 そう言えば、このナレーションの台詞で思い出したことがある。所謂、「歴史教科書問題」である。今日、「新しい教科書をつくる会」のホームページを見たが、これまでの歴史の教科書を「自虐の教科書」とぶった切っていた。それって「臭いものには蓋をしろ」とか「日本民族の意識の高揚に都合の悪いことは教科書に書くな」ということらしい。つまりは、正しい歴史観を教えないということになる。こんな教科書を使って教えられた子ども達は、また「戦争」という同じ轍を踏ませられるのだろうか。親達は「お国のために死ぬ」自分の子ども達を誇りに思うのだろうか。「好戦的」で「愛国(国粋)的」な日本人を作るのには十分効果のある教科書ではある。まあもし、日本全国の学校でこの教科書が使われるようになったら(ならないと思うけど)、アジアの近隣諸国から国交断絶されるなんてこともあるかも知れない。
2005年08月12日
コメント(0)
ところで、郵政民営化法案が参議院で否決されて、衆議院が解散になったが、郵政民営化でわれわれ庶民が便利になることを、郵政民営化に賛成の人は教えてもらいたい。昨年からネット・オークションをやり始めて郵便局の利便性をつくづく感じていたのに、こんな便利な郵便局を民営化する意味があるんだろうか。過疎地域は今よりもっと郵便が届きづらくなるだろうし、山間地域では郵便貯金から金を引き出すにも、車で麓まで降りないと引き出せないなどということがあるかも知れない。採算の取れない地域から業務を撤退するのが民間企業のセオリーだろうがと思う。大体においてン百万程度の少額預金者は「ゴミ」とまで思っているような都市銀行やアメリカの金融業会からの要請で郵政が民営化されるようなものだ。否決されておめでとうといいたい。
2005年08月09日
コメント(0)
もうそろそろチタケ(乳茸)のシーズンも後半戦というところか。栃木県の県北の山間地域では梅雨明けからお盆の時期がチタケの最盛期だ。私の実家では、ダシとりにうどんに入れて食べるという習慣がある。妻の実家も母と叔母が大のチタケ好きで、うどんのダシではもったいないと、油で炒めて軽く味付けをしてそのままいただくらしい。したがって妻の実家へのお中元は毎年このチタケの詰め合わせである。いつも調達してくるのは、塩谷町の「鳥羽の湯」という温泉宿が近くにある「斎藤商店」という雑貨屋さんだ。もう少し奥へ行くと日本名水百選に選ばれた尚仁沢がある。水が美味いところにこそ美味いものが育つということだ。その土地のキノコ狩名人が早朝から山に入って採れた新鮮なチタケが店頭に並ぶのだ。値段は、大体一箱1500~3000円ぐらいで、多分他の地域より物の割りに値段が安いはずだ。色と形が良いものは高いが、安くとも小ぶりなものを選びたい。大きく育ってしまうとやはり大味になる。 油炒めしたチタケを同じ塩谷町の銘酒「松の寿」をきゅっと冷やしていただくのが良い。或いは晩酌の後のチタケうどんでしめるも良し。
2005年08月09日
コメント(0)

最近、お金に余裕がないのでなかなか行けないのだが、栃木県の烏山町には凄くおいしいステーキ屋さんがある。その名は、クローバーステーキハウスだ。夏休みだと、多分平日でもお昼や、夕飯時などは混んでいるかもしれない。休日などは1週間前に予約を入れようとしても断られることもあるかも知れない。それくらいに人気があるお店である。始めていく人は「なんでこんな山の中に建っている店が繁盛してるの?」と思うに違いない。烏山町の繁華街にあるならいざ知らず、どんどん山中を入っていって段々心もとなくなるその時、やっと店が見えてくる。そんな所にあるのだ。 それにしても、こちらのサーロイン・ステーキなんぞを食べてしまうと、他のお店のステーキが食べられなくなるほどに美味しすぎる。妻などは脂肉が嫌いで、フィレステーキを頼むのだが、更に生焼けの肉が食べられないのでウェルダンで焼いてもらうというもったいない食べ方をするのだが、そんな食べ方をしても十分柔らかくておいしい。染み出てくる肉汁が何とも言えないし、ソースがまた食欲を掻きたてる。これだけ美味いんだったら、少しぐらい遠出してでも食べに来たくなる そんなお店で、帰りについ買ってしまうドレッシングが下の商品だ。これをかけると野菜嫌いでも野菜が食べられちゃうかもしれない。●一押し!グリーンドレッシング2本入り
2005年08月08日
コメント(0)
昨日は、龍王峡でかき氷を食べた後、国道121号線を北上し、川治温泉、五十里湖を経由し、上三依水生植物園に行った。日差しによってヒグラシが鳴いたり、ミンミンゼミが鳴いたりと多分25~28度辺りの温度を上下していたのだが、さすがに街中よりは涼しかった。季節的にギボウシ、女郎花、スイレン、コウホネが咲いていて水面に花開く白いスイレンは見た目も涼しそうだった。 ところで、夏休み中なのでこちらにも親子連れは来ていた。ここで見たのは丸山弁護士似のお父さんと小学2~3年ぐらいの息子さんであった。虫取り網と虫かごを持って、かくもオニヤンマと格闘中だった。勿論、虫と格闘中なのはお父さんのほうである。息子さんの方は虫かごの中の大きなオニヤンマを自慢げにかざして何やら自分たちに語りかけている。その間中も、お父さんは額に汗して網を構えてトンボが羽を休めるのを待ち構えている。「お父さんは大変だなぁ」と心の中で同情しながら、その場を離れた。 何枚かデジカメの写真を撮って汗もかいたので、夫婦でベンチで休んでいると、先ほどの親子がやってきたのでお喋りになった。息子さんは大変な虫好きで、見かける虫の名前を即座に言い当てるほど虫の種類を知っていた。そのことを「へぇ。すごいんだねぇ」などと誉めると照れくさそうにしていた。将来は虫の研究で大学の先生になりたいんだそうである。話しの間中も、「この前、…でギンヤンマみたんだよ」とか、とにかく熱っぽい喋りが印象的だった。大変なのはお父さん。息子にせがまれてだろうが、虫取りに付き合わされて朝が早かったり、炎天下でじっと網を構えたりとさぞかしお疲れだろう。「勉強も虫と同じくらい覚えてくれたらねぇ。」とはお父さんの弁だった。 何かに熱中する時代が、人それぞれ何度か人生の中にあると思うが、そんな時代があるのは素敵だと思う。正にその真っ最中のその子は、幸せだなと思った。そういえば、植物園の入り口に「七滝」という滝があり、そのそばまで寄って行けるのだが、水の冷たさも然ることながら、滝を下る風が涼しくて暫し佇んでしまった。正に天然のクーラーであった。これもこれで幸せである。
2005年08月07日
コメント(0)
近場のドライブということで、鬼怒川温泉経由で龍王峡へ行ってきた。といって龍王峡の遊歩道を歩きに来たわけではない。かき氷を食べに来たのである。お店の名前はわからないのだが、目的のかき氷のある店は、野岩線の龍王峡駅を降りると広い駐車場があり、鳥居をくぐって龍王峡へ降りる入り口の右側にある。うっかりしたことにデジカメを持っていながら、撮影してこなかったのだが、そこいら辺のただのかき氷とは訳が違う。「日光の天然水でつくった氷」をかいて作ったかき氷なのだから拙いはずがない。私は「ミルクあずき」、妻は「あずき」を所望したが、このあずきの炊き方が程よい加減で、しっかり豆の形が残りながら、口の中でふわっと溶ける感じなのだ。氷のかき方も昔の郷愁を誘うような趣がある。全体のバランス的にも申し分なしである。 普段、「スィーツ」だの「グルメ」だのと仰っている方々も、この昔ながらの趣深いかき氷を味わって頂きたい。 結局、われわれ夫婦は、かき氷を食べ終わって満足すると、龍王峡ハイキングには目もくれず次なる場所を目指して車を走らせたのだった。
2005年08月07日
コメント(0)

宇都宮は「餃子の街」で有名で、栃木県人は「餃子好き」だと一般に思われているが、そこへ来ると私の妻は大の「餃子好き」で、栃木県人の典型ということになる。40歳も過ぎて最近は太るのを気にして食べなくなったが、20歳代の頃は、餃子を50個ぐらい一度に食べたことがあるらしい。自分でもどれだけ食べられるか、「餃子の食べ比べ選手権」みたいなのがあったら出てみたいと豪語するほどである。 そんな妻の食への欲求を満たすお店が「宇都宮餃子館」である。このお店の「野菜餃子」は値段がリーズナブルで、ニンニクが余り入ってないので、経済的にも、エチケット的にも幾ら食べても大丈夫。二人で食べに行くとき必ず「野菜餃子」が一枚は入る。他に、妻のご所望は、「シソ餃子」と「舞ちゃん餃子」で、あとは「椎茸餃子」か「舞茸餃子」というところか。 実は自分は、それほど餃子が好きではないので、この店に来るとラーメンと餃子ライスのセットを注文するのだが、ラーメンもさっぱりしていて、まあ悪くはない。 これらの餃子はお取り寄せ出来るので、是非一度ご賞味あれ。●宇都宮餃子館】 野菜餃子 15個入り●【宇都宮餃子館】 ニンニク抜き 舞ちゃん餃子●【宇都宮餃子館】 しそ餃子 15個入り●【宇都宮餃子館】 舞茸餃子 15個入り●【宇都宮餃子館】 鮮肉餃子 15個入り●【宇都宮餃子館】 えび餃子 15個入り●【宇都宮餃子館】 激辛餃子 15個入り●【宇都宮餃子館】 栃木のニラ餃子 15個入り●【送料無料】宇都宮餃子館おなじみ2色セット★
2005年08月06日
コメント(0)

昨日話した家庭教師先のお宅は、ちょっとした田舎の農家で、田んぼもあるが、おばあちゃんが畑を耕して野菜を作っている。先日は、キュウリと茄子を貰ったのだが、ようやく食べ終わった。その前に貰ったジャガイモはまだたくさん残っている。挙句の果てにもう一軒の家庭教師先でも、断りきれず同じくジャガイモを貰ってしまった。まあジャガイモは保存が利くからいいかぁ。 夏に、おいしく夏野菜を食べるという幸福。その野菜を肴にしてビールを飲む幸福は、貧乏人ならひとしおだ。茄子を縦に半分に切り、皮の表面を網目状に包丁を入れ、油で揚げる。擦った生生姜とダシ醤油をかけて食べるのが良い。きりっと冷えたビールが美味い。油ものには辛口が似合う。辛口といえばアサヒスーパードライだな。そうそう、トウモロコシも貰ってきたのがもう一本残ってたんだ。こいつは塩茹でしてかぶりつこう!★アサヒスーパードライセット★アサヒ スーパードライAS-30
2005年08月04日
コメント(0)
今日はプログラマの仕事を定時の5時半で切り上げて、家庭教師のバイトに行った。中学3年生の生徒さんなので、この夏休みは追い込みで大変!彼も今日の午後は、4時間ぐらい塾で勉強してきたらしい。塾で勉強したプリントを見せてもらったのだけど、現在・過去・未来の時制による動詞の変化を問うプリントだったのだが、まちがった答えに2~3箇所丸がついていた。暑くて塾の先生も大変なんだなぁと思ってしまった。 本人は、「三人称」の意味も知らないので、このプリントをやっていてもチンプンカンプンなのだが、塾の先生はどうやら、勢いで「これはこうだから、こうなるんだ。」などと説明していて、生徒がわかったつもりでどんどん進んじゃっているようだ。これじゃ本人も可愛そう。 「一人称は自分を指す言葉。『俺』とか『私』がそう。二人称は話相手を指す言葉。『あなた』とか『君』だよ。そして『僕』と『君』との間で話されている『うわさの人・物』が三人称なんだ。『彼』とか『トム』も三人称なんだ。」なんて説明。三年生なのに今更と思うなかれ。わからなければ何だって、いつからだって分るようになるさ。分らないなら分るまで聞いた方が良いよ。
2005年08月03日
コメント(0)

昨日はラジオ体操の音楽みたいな曲の話?だったが、今日は、ピアノのお稽古の発表会に使われるような音楽の話。J.S.バッハの2声のインベンションと3声のシンフォニアである。取り敢えず自分は3人のピアノ演奏で聴いている。一人はロシアのタチアナ・ニコラーエワ女史。もう一人は日本が誇るピアニスト園田高広。そしてもう一人がグレン・グールドである。好みで言うと、グールドの演奏は、曲順が変わっていてちょっと聴き辛い。園田の演奏はちょっと硬い感じ。ニコラーエワの演奏が一番3人の中では好きだ。アルド・チッコリーニの演奏も聴いてみたいと思うのだが、ちょっと手に入らなかった。 そもそも、インベンションとシンフォニアは、子沢山のバッハが自分も子ども達の音楽教育の為に書き下ろした小曲集である。こういう性質の楽曲だから、お子様のピアノの発表会などで取り上げられることが多いのである。それにしても、2声と3声のそれぞれで、短調・長調織り交ぜて、よくまあこれだけ芸術的な楽曲を作ったのかと感心する。さすが大バッハである。この楽曲のピアノの演奏は知らなくとも、冨田勲のシンセサイザーの演奏で「ソラリスの海」などを聴いたことがあるかも知れない。あれである。 ところで、なんで自分はこの楽曲にこだわるんだろうか。よほど好きでないと同じ楽曲の演奏を別の人の演奏(同じ人ならましてや)で何枚も買ったりしないかもしれない。自分の場合は、楽譜を購入して聴き比べるのがけっこう面白いからである。他のソナタのような長大な曲より、小曲の方が比べやすいし、何せ小曲であるが故、音楽のエッセンスが詰まっている感じがこれらの楽曲にはある。みなさんも、是非楽譜も購入して聴き比べる楽しさを味わっていただきたい。●J.S.バッハの世界
2005年08月02日
コメント(0)
![]()
グレン・グールドといえばバッハの鍵盤の楽曲を演奏するピアニストとして有名だと思うが、例えばリヒテルとかホロビッツなどと比べると知名度的には一般的ではないかもしれない。にもかかわらず、オークションにクラッシックのレコードを出品しているのだが、何故かグールドだけは良く売れる。モーツァルトのピアノ曲集は出品して1順目で売れたし、ヘンデルのハープシコード組曲も二順目ぐらいで売れてしまった。最近リスト編曲のベートヴェンの運命も売れてしまった。なのに、フリードリッヒ・グルダは、未だに売れないし、リヒテルもさっぱりなのである。LP盤であるのでマニアが飛びつくのは超メジャーな人より少しマイナーな方がよいということなのだろうか。 以前、グールドのパルティータをマイカーで聴いていたのだが、同乗していた宇都宮大学の体育会の同僚に「ラジオ体操の音楽みたい」といわれたのは、相当ガッカリしてしまった。まぁ体育会だからしかたねぇか。普通の人が聞いたら(あえて「聴いて」ではない)その程度にしか聞えない音楽なのである。 まあグールドが、他のクラッシックのピアニストと違うところは「鼻歌」を歌うことだろうか。ジャズピアニストは良く鼻歌を歌うのだが、自分の演奏に恍惚となっている風でもある。 グールドの有名な演奏といえばバッハのゴールドベルグ変奏曲だが、明らかに録音後のレコード・カッティングまでの間に「いじっている」のがわかる。音量が最初はすごく小さくて、途中から大きくなっているのである。果たしてこういうの「アリ」なのかと物議をかもしたほど芸術のためにはいろいろやった人ではある。 自分は、レオポルド・ストコフスキーとか、グルダとか、とても変わった人が好きなのである。バックハウスとかブレンデルなんかが好きな人に言わせると自分は「ゲテモノ」食いでだそうである。●バッハ:フーガの技法 インヴェンションとシンフォニア(抜粋)●グレングールド エクスタシス(DVD)●グレン・グールド 27歳の記憶(DVD)
2005年08月01日
コメント(2)
全29件 (29件中 1-29件目)
1