全4件 (4件中 1-4件目)
1
私たちは生きている。生きているから、食わなくてはならない。タイトルで、「飯を食らう」としたのは、そうした意味である。性欲、食欲、睡眠欲、排泄欲、そして社会欲的なものまで、欲を充足すると満足感を感じるのは、それを実現することで生きられる、実現しないと生きていけない裏返しであろうと感じる。是非を問わず、そうした側面もまた真実と思う。さて、ほどよく蒸したずわいがに。かにの好きな人は世間に多いと思うが、あの濡れたかに脚や、甲殻が、店内の証明に赤く光る様子は、垂涎である。甲羅のなかの黒い味噌も、立ち上る香りとともに、彩りを添えている。ひとすくい、かに味噌を口に運ぶと、複雑な味が舌を訪れる。おとなう案内人は、店の仲居か、はたまた、かに達の湯気そのものかと思う。友人たちと連れ立って、韓国・プサンのカニ屋に行った。ずわいがに4kgと、数々の前菜、刺身、焼き物、点心フルコース。もう食えんと音をあげるまで、食べて、飲んで、6人で20万ウォンだった。1人4千円くらいか、実に安かった。満足というより、死に物狂いで闘ったという感じ。ということで、ともに食らった友は、戦友気分である。カニ屋を出てのち、ネオン街のBARで夜はふけていく。戦友たちは、眠るもの、飲む者、遊ぶ者にわかれつつ、お互いの暖かさは感じている。
2007.01.31
私のお気に入りのメルマガを紹介します。「名言から学ぶ幸せのヒント」です。とても素敵なことばに出会えます。お勧めです。http://meigen.shiawasehp.net/index.html「言霊」というように、言葉には魔力的要素があるのだと思います。それは、言葉自体ではなくて、言葉によるイメージの世界のなかに、そうした精神的影響が潜在意識へと働きかけるのでしょう。だからこそ、良い言葉に出会い、手帳に書き出し、折々に読んでみる。これを繰り返すことで、自分の気持ちが正しい方向へ変わっていく気がします。まずは、「名言から学ぶ幸せのヒント」をご覧ください。あなたの好きなことば、素敵と思えることばと出会えますよう、お祈りします。
2007.01.30
昨年から、宮部みゆきの本を愛読しています。読み始める最初は、活字を読む抵抗が多少ともありながら、気がつくとどんどん、小説のなかに引き込まれていきます。まるで自分の体験のように、登場人物が友人、知人のように思えてきます。描写がうまいんでしょうね。セリフだけでなくって、気持ちの描写、まるで自分で見ているかのような錯覚を起こしていく周囲の風景の描写。次第、次第に、迫ってきます。人物が現れ、その人の雰囲気が感じられ、それが知合いのような錯覚がおきて、どうこうするとにおいとか、肉感までなんとなく感じちゃう。風景が目の前の網膜に転写されて、風が吹いて、色もついて、自分がそこを歩いているような錯覚。感情移入というんでしょうが、トリップする感覚に近いかも・・・。本を読んでいるだけなのに、脳内のシュミレーション能力が、総動員でその場所に連れて行ってくれる。本当にそこにいたようなデジャブまで感じ、就寝時にその余韻が夢にあらわれる。繰り返し読む本、好きな登場人物は私の好む友人であることでしょう。良質の本と、トリップしてみませんか。できれば、南の島で1週間。本を読んで過ごしたいものです。トリップの合間は、海の中でシュノーケリングして、水中遊泳して過ごす。1週間は無理だけど、毎年のうちの家族の楽しみです。幸せっ。
2007.01.29
とらのこども 28日の日記友人Aさんと会った。お話しを聞くと、怒涛のような生涯。もちろん、現在進行形である。バブルの頃は、総額で数十億円の収入と、飲んで歩くだけでの数億円以上の豪遊を聞けば、同じ人間とは思えない人生を感じるほどである。一介の会社員では経験できない人生の荒波がそこにあるのであろう。ところが、ほど良く枯れた現在を送ってらっしゃる。物事や、人間を見るあたたかい目、そして後進への期待と激励。今までの知己、経験を、私たちに伝えてくださる。こうしてみると、やはり順番、順番に、「回っていくもの」ということを考えざるを得ない。日本人の中に伝わっている「こころ」も、「技」の伝承も、日常のふれあいの延長線上にある。伝えたいこと、それを伝える人、受け取る人があれば、幸せである。人は皆、幸せになりたい。とすれば、伝えていただけること、伝えていただける人、刻苦しつつ身につける伝える価値のあるもの、そしてまた、伝えることを受けとってくれる後進との出会いこそが、幸せの条件の最たるものかもしれない。昨日は誰と会いましたか?明日は誰と会いますか?触れ合う、目の前の人を大事にして、幸せはやってくる。これに気づいて幸せである。気がつけば、おかげさまのなかで活かされている。合掌。
2007.01.28
全4件 (4件中 1-4件目)
1