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ある愛の詩(パリ) [ 休日再掲シリーズ ] 領事の手記 「パリで巡り会った親子の人生模様」 2006年5月 ここはパリの病院の緊急集中治療室。フランス人医師が少年に話し掛ける。「君はフランスの小学校に通っている立派な日本の男の子だ。フランス語は分かるね。これから話すことをよく聞きなさい。お母さんは今静かに眠っている。君のことを夢に見ているかも知れない。でももう目を覚まさない。深い永遠の眠りの中にいて君とはもう話せない。あと数時間でお母さんは冷たくなってしまう。お母さんに最後の挨拶をしなさい」。そう言って少年の手を、昏睡状態の母の腕に触れさせる。延命装置で生きて眠っているようにしか見えない母の顔に、少年はこわばった顔を近づけ、頬にキスをして「ママさようなら」と声にならない声で涙も見せずに小さく囁いた。横にいた私は、少年に優しく語り掛ける医師の、一つ一つの言葉に感銘し目頭が熱くなってくるのを感じていた。母の死の悲しみを、こんな思いやりのある言葉で話し伝えることが出来るのか、とその真摯な姿に胸が熱くなっていた。これだけの優しい言葉を口にしてくれる日本の医師は、果たしてどれだけいるだろうか、とその時ふと思った。 8歳の少年に、母の死はあまりに酷で、泣く事を忘れさせるほど辛い事に違いない。それだけに少年の悲しみをいたわる医師の言葉に、心を打たれ救われる思いを抱いた。 続き : http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/ryouji/ryouji-syuki.htm在フランス日本国大使館 : http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/index.htm唸声の気になるニュースより:http://datefile.iza.ne.jp/blog/ 母の死の悲しみなど、失うときの悲しさ、儚さから、愛にまつろう話しが多い。 失ってから気が付くのは仕方のない面もあろうが、生きて共にある愛こそ尊い。 嫌なことも、苦しいことも、SETだからこそ、人生という愛になる。 もうすぐお正月。あなたの原点、あなただけの愛を再確認して欲しい。 記:とらのこども
2007.12.28

きょうの幸せのヒント 「身近にある幸せ」====================================================================== 『われわれは自分にとってよいものを、 見つけられるところから見つけるしかない』 ピカソ 『“楽しみの種”は身近にたくさんあります。 早くそれを見つけ出せば、 幸福へ一歩近づいたことになります』 J・マーフィー 『身のまわりにある愉快なことを考えるのが 幸福の第一歩である』 チャールズ・エバレット 自分の幸せを見つけることが、幸せへの第一歩なのでしょう。 今見つけられる幸せは、自分の身近にしかないのではないでしょうか。 『身のまわりにいくらでも転がっている幸福から、 自分のものを選び出し、 それを最高のものに高めることだね』 本田宗一郎 『幸せを数えたら、あなたはすぐ幸せになれる』 ショーペンハウエル わたしは、おかげさまで、いつも、結構、しあわせです。 ありがとうございます。(へへ) 記:とらのこども
2007.12.28
クリスマスである。クリスマスといえば、プレゼントであろう。プレゼントの無いクリスマスは、クリープのないコーヒーみたいなものだ。(古い?)最高の贈り物を考える。逆もまた真なり、ということで反対のことを考えてみた。最高に喜ばせておいて、、、「ごめんね。それは嘘やってん」とかが最低かなあ。本物やとだまして、偽物の宝石、時計なんていうのも、あかんやろうなあ。騙しをやり過ぎると、結婚詐欺師みたいなもんか??いや、結婚詐欺師は未だましや。こいつらは結婚せえへんし、騙すのも短期間だ。楽しい夢も見せよる。一種の芸術みたいなもんかもしれん。なにより悪いことやという自覚がある。これは、諦めもつくというもんや。。。 結婚詐欺師は結婚しない。結婚する意志がないのに、結婚を餌に異性を近づき、 相手を騙して金品を巻き上げる。こころも、からだももてあそぶ。 でも、「結婚する結婚詐欺師」はもっと始末が悪い。 「大好きです。あなたのこどもが欲しい!!」と言われて結婚したらば、 専業主婦とは名ばかりで、掃除、洗濯、料理はまるでダメ。 亭主が出勤するとエステ、三ツ星レストラン、ブランドショップ。 果てはパチンコ、ギャンブル。夜はホストクラブに入り浸って、午前様。不倫も時々。 亭主とはセックスレス。こどもが出来るはずも無し。 家計は独占。亭主の小遣いはスズメの涙。 もちろん、高額の生命保険をかけているから、亭主が抵抗すれば病気と見せかけ。。。 ああ、結婚する詐欺師は恐ろしい。 女性版の結婚する詐欺師について書いたが、もちろん、男性版詐欺師もあるだろう。 なにより、結婚詐欺師は訴えられるが、「結婚する結婚詐欺師」はいつも放置だ。 (結婚する詐欺師の話しは、毎日新聞記事より転載したものです。)つらつら考えると、やはり一生の不作とは、これを言うのだろう。さてさて、最高のクリスマスプレゼントとは、最高の連れ合いだろうと思い至る。もらうプレゼントの中身など、本当はどうでもよい。料理の味もどうでもいい。最高の連れ合い。中身の味わいは、家庭、家庭で違うはずだ。オリジナルメイドのあなたのためだけの、連れ合いのサービス。贈り物。食事。その気持ちを受け取れるだけの自分になりましょう。そのためには、良人も妻も、努力、努力である。でなければ、結婚する詐欺師と何が変わるというのであろうか???記:とらのこどもPS 今年のわたしのプレゼント。それは秘密です。 何は無くとも、気持ちを込めて!!
2007.12.24

■優秀なサムスン社員を生かす方法は?韓国では、法律が変わりパート職でも2年以上雇用した場合は正社員にしなければならないと定められてから、1年9カ月でパートを解雇する企業が後を絶たない。数万人の主婦パートや臨時採用職の人が涙を流している。そのようななか、7月末に韓国KBSが日本の電材メーカー、未来工業(本社・岐阜県)を取り上げたドキュメンタリー「山田社長、サラリーマンの天国を築く」を放映し、韓国中で話題になった。「よくニンジンとムチというが、社員は馬じゃない。ニンジンさえあればいい」「社員が会社を通じて幸せを感じ、自分の生活が楽しくなれば、自然に会社のために最善を尽くすようになる。そうなれば会社も発展する」という山田昭男・元社長(現取締役相談役)のインタビューは余裕を失いかけている韓国企業への強烈な問題提起となった。なにより、「社員は全員が正社員、年間の休日は140日、残業は禁止で育児休業は3年、定年は70歳、5年に一度は全社員が海外旅行、なのに会社の利益は上場製造業の中でも極めて高い水準」という未来工業の経営は、「こんな会社もこの世に存在するんだ」という衝撃から尊敬へと変わっている。 リストラなんてもう怖くもないというほど会社を転々としなければならない雇用環境のせいで、会社に対する忠誠心も社員同士の連帯感もなくなっている韓国社会。給料をもらっているんだから家庭を忘れ仕事に専念せよ、出産するなら会社を辞めてからにしろ、と堂々と注文するのが会社だと思っていただけに、未来工業の話は感動的だった。視聴者掲示板にも、社員を信じて優遇する未来工業の山田氏に感動したという書き込みが続いている。 サムスン電子は韓国企業の中で最も研究人員が多いことで有名だ。全従業員7万6千人のうち博士3000人、R&D部門が3万人。「少数の天才が国民を養う」という李会長の持論通り、サムスンは少数の天才と多数の人材が世界で愛されるヒット商品を生み出している。 サムスンに入社するため数々の試験と競争に生き残った人たちだ。この優秀な人材がサムスンの中で一生リストラの恐怖なく仕事ができるようにしてあげることができれば、業績回復につながるのではないだろうか。「創造経営」よりも心理的に安心して働ける環境を提供する経営が大事ではないだろうか。社員を「馬」としか思わない会社は長続きしない。その失敗の代表例がサムスン電子にならないといいのだが。。。。ITプラス・インターネットニュースサムスン電子の大規模リストラ、本当の危機は人材管理【コラム】-筆者紹介- 趙 章恩(チョウ・チャンウン)JIBC会長・IT評論家・Webプロデューサー
2007.12.23

これまで安定した職場とされてきた公営企業に動揺が広がっている。李明博(イ・ミョンバク)次期大統領が公営企業の放漫経営に否定的な認識を持っている。いわゆる「MBノミックス」(李次期大統領の経済政策)は市場競争原理を掲げているため、規模の拡大に没頭してきた公営企業の大規模な民営化が予想されるためだ。◆政府系企業は「金食い虫」 本紙が政府系企業の経営情報公示サイト「アリオ」(www.alio.go.kr)に登録された公営企業295社の経営状況を分析した結果、盧武鉉政権下の5年間(2003-07年)で支援金、出資金、補助金などの名目で直接支援された金額は180兆ウォン余り(約21兆8200億円)に達した。これは今年の政府予算(一般会計特別会計の合計)の165兆5000億ウォン(約20兆700億円)をはるかに上回る規模だ。 政府の直接支援にもかかわらず、公営企業の負債は雪だるま式に増えた。昨年末の負債規模は410兆ウォン(約49兆7100億円)で02年300兆ウォン(約36兆3700億円)に比べ34%増加した。建設交通部傘下の住宅公社、土地公社、道路公社という3公社の負債だけでも67兆ウォン(約8兆1200億円)に達し、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下で32兆5000億ウォン(約3兆9400億円)も増加した。負債規模全体の増加分の3分の1を占める額だ。 公営企業295社の正規職、非正規職を合計した職員数は昨年末は27万6864人で、02年に比べ42.6%増えた。これに伴い、全体の人件費も今年は13兆3030億ウォン(1兆6100億円)となり、02年に比べ78.8%増える見通しだ。朝鮮日報オンライン 日本の福田首相は、公営企業の民営化にたいして政治決断しなかった。 薬害被害者の一括救済にたいしても政治決断しなかった。 埼玉のど田舎に放置されている大昔の年金記録のダンボールはボロボロになったまま、 未だ解決する見込みは立っていない。支持率もその都度、下がっている。 韓国はどうするだろう。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下でおいしい思いをした公営 企業を叩けるか?官僚たちを叩けるか?一部の特権大企業社員を叩けるか? コストの合わなくなった大企業の労働者たちを叩けるか? かつて、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権に投票した層こそが、 李明博(イ・ミョンバク)次期大統領に投票したことが、投票動向からわかっている。 彼らは、88万W世代と言われている。月10万円の非正規雇用労働者たちだ。 また、2年を超えて雇用したパート労働者は正社員にしなくてはいけないという法律 のために、1年10ヶ月ほどで雇用を切られるパートさんが韓国中にあふれている。 日本ではできないことが、韓国にはできる。それが韓国のすごいところだ。 そして、きっとそうあってほしい。そう願っている。 記:とらのこども
2007.12.23

韓国のサムソンがすごい、という話しはいくらでもあるが、それを計量的にどの程度、知っているかは個人差が大きい。詳しくは、私も知らない。休日の時間を少し使って調べてみた。ふーん、なるほど、そうか、へえ~、それはすごい。こんなこともあるんだ。。。と思いつつ、いろいろな情報をネットサーフィンしてみた。面白かった。97年のリストラでは、国内従業員を58000人から42000人へ30%も削減。実際に会社を去ったのは、50歳以上の社員。その結果Mサムスンは一気に若返った。パフォーマンスの低い社員に対して下から5%の社員はクビになり、5~10%に入る層には警告が出される、日本企業には考えられない過酷な人事管理。サムスンが特に強いのは半導体と液晶パネル。技術的にも、日本と並び、中国市場でも勝てる商品群を持つことで急成長してきた。まさに韓国経済のけん引役だった。しかし、ウォン高が進み、輸出競争力は為替の問題で着実に低下しているのとのこと。いまや、どのメーカーでも、グローバルな製品調達が進んでいる。同じ、性能であるならば、安いところから仕入れるのは自明の理。そうやって伸びてきたはずのサムスンに価格競争力がなくなりつつあるとしたら、同じ価格で売る為に、利益を削減せざるを得ないのでしょう。80年代後半に円高が急激に進んだ日本と同じような状況が、起きているような気がする。その時にも、乾いたぞうきんを絞るようなコスト削減を行い、日本の企業は蘇ったが、サムスンにも、その試練が訪れている。もちろん、そのためには、大幅なリストラと、組織の再構築が不可欠なことになろう。収益力低下でサムスングループの司令塔である「戦略企画室」は、新事業発掘や、投資見直し、競争力の弱い事業の効率化を指示している。今回のリストラは約10%規模。97年に次ぐ規模となる。役員クラスも20%程度を削減のようだが、どうなるのか。。サムスンの役員は、約1500人。300人が削減と聞いたが、どうなったのだろう?人材バンクにサムスン元役員の求人がいっぱい出ていたようだけれども。。。 ソウルがでかすぎること、その位置。サムスン、現代など主要企業がでかすぎること、その製品の偏り。韓国の抱えるリスクは大きい。営業不振のSANYO、プレステ3がこけたソニーだけで、日本はこけたりしないけど、韓国は主要な何かにトラブルがあると、非常に大きい問題になりそうだ。いいときはいい。悪いときは??国も、企業も、リスクマネジメントが重要だ。ゆえに、新大統領への期待は大きい。きっとその処方箋は、日本へ参考になる。決断と実行。これこそ韓国の強みだ。記:とらのこども
2007.12.23
目的の持つチカラ [ カテゴリ未分類 ] 休日再掲シリーズです。年末年始が近いことですから、1年を振り返ってみて、新年の目標を考える良い時期でしょう。目的とは、自分を心から動かすものに、自分の力を用いることだ。ディック・ライダー成功の秘訣は、目的の一定不変にある。スマイルズ目的か、手段か、やる気か、できない理由は3つ。中谷彰宏自分の才能が何であるか(チカラ)と、何が自分を動かすのか(目的)が分かってくれば、目的のチカラを手に入れたことになる。ディック・ライダー以上、世界の名言より。http://www.e-searcher.jp/wise_saying/ 目的があれば、そのまわりに、ぐるりと、時間とエネルギーを組み立てることが できる。それこそが、目的の持っている本当のチカラだ。 目的を持て!、もがけ!!、生きろ!!! 必ず、素晴らしいことが、両手を広げて、待っているのだ。 記:とらのこども
2007.12.22
もう、い~くつ寝ると、お正月ぅ~。。。12月22日ともなれば、ついにカウントダウン テン!! 後、10日だ。年の瀬も押し迫ってきた。とらのこどもは、クリスマスにはあまり関係がない。カレンダーで「クリスマスなんだねえ」くらい。いちお、サンタはやってくる。1年の年月を川の流れにたとえて年の瀬という。この瀬を大辞林には、このようにある。「せ 0 1 【瀬】 (1)川の水が浅く人が歩いて渡れる所。あさせ。⇔淵(ふち)「―を渡る」(2)川の流れの速い所。はやせ。「―にのまれる」(3)海流の流れ。潮流。「潮―」(4)置かれている立場。「立つ―がない」(5)機会。機縁。場合。「逢う―を楽しむ」「浮かぶ―がない」(6)そのところ。その点。「憂きにも嬉しき―はまじり侍りけり/源氏(柏木)」この年の瀬を越えれば、新年になる。この瀬は、深いか、浅いか。流れは速いか、遅いか、人それぞれだろう。とらのこどもは、家族揃って帰省します。妹夫婦に会いに行き、甥たちと遊び、弟夫婦に会いに行き、再びの学業の様子を聞く。同窓会に出かけ、旧交を温め、実家でいろりを囲むように、鍋で飲む予定。元旦には、いとこたちが総本家に集まって宴席がある。すべてが楽しみだ。帰省のあとは、名古屋にもどってうちの家族だけでスキー&温泉に出かける。これも楽しみ。旅館では新年の姫初めに挑む攻防があるだろう。ところで、年の瀬の三重苦とは、年賀状、連日の忘年会、大掃除らしい。とらのこどもは、年賀状というシステムを抜け出して、もうすぐ10年になる。忘年会もバレーボールの仲間との1度だけだ。大掃除はしなくてはならぬと思うが、たぶん大したことはしない。新年を迎える実家ではする。帰省、即大掃除だ。歳神様をお迎えせねばならぬ。ただし、風水では、玄関だけでも清めてあればずいぶん気が良くなるらしい。やる気が出てきた。玄関だけ。当ブログも気が付けば、始めてからもうすぐ11ヶ月になります。禅問答のようなわけのわからない文章もあり、拙作の短歌紹介もあり、情報の多くはわたしのお気に入りの情報源紹介が多かったと思います。自分の言葉でお伝えするのがブログ・日記だろうと思いつつ、手抜きかなとも思いつつ、いろいろな情報ソースをご紹介するのも、意味があると思っていただければ幸いです。人は誰しも幸せになりたい。当ブログで、そのきっかけになるようなものがあれば、管理人最大の喜びである。これからも、そのように努めたいと思います。年末が近くなったので、気の早いごあいさつです。良いお年を!!記:とらのこども
2007.12.22

商社マン 日本の戦後復興と高度成長を支えた花形は、技術屋と商社マンだった。焼け跡の工場で技術屋がもの作りに汗を流した。商社マンが世界中を回って材料を調達し、売りさばいた▲鈴木一正氏が三井物産に入社したのは1959年。「三丁目の夕日」が描く昭和30年代だった。父も商社マン。学習院大では、テニス部で皇太子時代の天皇陛下の相手をした。入社するまで自分で電話をとったこともないお坊ちゃんだった▲初仕事でマレーシアに銅線を買いに行かされた。治安の良くない地方の銅産地に行き、夜は泥棒に盗まれないように倉庫の中で銅線と寝た。その後はマレーシア一筋。青年時代のマハティール前首相が食品公社の社長に左遷された。公社のパイナップル缶詰は粗悪でまるで売り物にならなかった▲不遇のマハティール氏と出会った鈴木氏は、その能力に賭けた。米国製缶詰製造機の導入に奔走した。いい缶詰ができた。商社が輸出の権利を争った。鈴木氏の提示した条件は悪かった。よそに決まりかけたとき、マハティール氏の一言で逆転した。「ここまできたのは誰のおかげだ」(マハティール著「立ち上がれ日本人」新潮新書)http://item.rakuten.co.jp/book/1625330/▲見抜いた通り、マハティール氏は信義を重んじた。首相になってからルック・イースト政策をやった。日本から「規律・勤勉・忠誠心」を学ぼうという運動だったが、この日本人イメージは商社マン・鈴木氏から得たものだという▲鈴木氏は、国王から「タン・スリ」という称号を授与された。約30年暮らしたマレーシアに骨を埋めるつもりだった。が、前立腺の治療で入院した東京の病院から戻る体力が回復しないまま、先月74歳でなくなった。生前「このごろ商社マンらしい商社マンが減った」と嘆いていた。毎日新聞 2007年5月11日 0時02分 商社マンが追い求めていたものは、何だったのか? わたしたちは、それを分かっているか、同じものを追いかけているだろうか? もし違うものを追いかけているならば、数十年後は違った国になっていくのでしょう。 記;とらのこども PS 立ち上がれ日本人。お勧めです。
2007.12.21

漢 字 の 写 真 字 典 こんな変わった漢字見たことありますか?っていういろいろな漢字を、中国大陸、香港、澳門、台湾、韓国、マレーシア、ベトナム、日本で撮影した,方言字をはじめ,中国語辞典、漢和辞典にもあまり載ってないような漢字の写真を集めて紹介したサイトです。わたしは漢字の意味、語源、など好きなので、暇なとき、ときどき、ふらっと訪れては眺めています。面白いです。もし良ければ、皆さんもどうぞ!!漢 字 の 写 真 字 典 記:とらのこども
2007.12.20
隣国である韓国。その大統領選挙が今日だ。新聞記事を見れば、その新聞の雰囲気がわかって興味深い。ご当地、韓国ではどうなのであろうか?案外、平静を保っている感じがある。日本では、少し前なら民主党が都市政党的な人気を集め、政権交代を窺がっている。最近では、どうも看板変えしたらしく、自民党こそ都市政党のようだ。地方では、自民党の政策に苦しみ、参院選では民主党に多くの人が票を投じた。しかしながら、都市のお金をねこばばして、地方に入れ続けるのが幸せなのか?家にしろ、地方にしろ、身の丈にあった幸せがあろうというものだ。都会の芝生は、昔からとてつもなく青く見えた。。。本題に戻って韓国では、民主党が2代続けて政権を取った。これは地方主義的な報道が多かったけれども、年寄りが若者に負けたのだと思う。若者の意見にしたがって、2代続けてやってみた。その結果はどうか? これはいろいろな意見があるだろう。でも、やってみてよかった。いろいろ分かったはずだ。今度は、どんな選択をするのか楽しみだ。そして、良い国になって欲しいと心から念願している。日本の若者も、世代間闘争に立ち上がってもいいと思う。わたしは、韓国の姿のほうが羨ましくもあり、素直な感じを受けている。以上、雑感。記:とらのこども
2007.12.19
文明が生まれて以来、世界人口は、常に急カーブで増加した。産業革命後は、1800年10億人、1900年15億人、1950年25億人となり、1987年に50億人、1999年に60億人、現在は67億人以上となった。もはや世界人口は地球という空間の中で成長の限界を超えている。文明化した環境は容易に自然に戻らないため、地球環境問題は後戻り不能だ。どんな対策を考えて実行しても遅すぎて元に戻らない。対策は、すべて無意味で、無駄である。。 私たちは今日たまたま昨日と同じ生活を送っているが、明日はどうなるかわからない。ラグビーでは、試合終了時刻をすぎても主審の判断で逸失時間相当分をプレーする「ロスタイム」がある。今日の人類文明はロスタイムに入っており、突然ノーサイド(試合終了)の笛が鳴って、異常気象や食糧危機や地球規模汚染による大混乱となっても驚いてはいけない。 四季の折々の移り変わりがはっきりしていてそれぞれに美しい日本に生きる人々は、無常、生死一如の思想をもっていて、桜吹雪や紅葉という滅びの美を愛してやまない。物語でも、平家物語や近松・心中物がもっとも人々の心をひきつけてきた。 栄華と聞くと、いつまで続くのか、どう滅ぶのかと落ち着かないが、平氏一族の滅亡やこの世で居場所のない二人の道行きには、安らぎや清涼感を感じる民族である。落ちるところまで落ちることは明快だからか。 地球環境問題はもうどうにもならない状態にあり、人類文明は滅びの時にあると、みんなに本当のことを伝えれば、やっぱりそうか、そうだと思っていたよ、本当のことを教えてくれてありがとう、ならばせめて恥ずかしくない滅び方をしようと、かえって気持を引き締める人も多いはずである。 人類文明がたまたま今滅びつつあるのは、私たちの世代の責任ではない。これは人類の原罪なのだ。裸の皮膚をもった人類が、南アフリカの洞窟を一歩出たときに、環境問題は始まったのであり、インダス文明やメソポタミア文明のように地域規模で文明はすでに何度も滅んできたのだ。たまたま今それが地球規模での限界を超えただけだ。 いまさら時間を後戻りできない。どこにも逃げ場はない。かくなるうえは覚悟を決めて、子供や野生動物のように邪気のない純粋な心を持ち、人類文明の数々の過ちを反省しつつ、文明の滅びにあたってできるだけたくさん物の哀を感じる物語や詩を生みだして、お互いに共感しながら助け合いながら、いつ滅んでもいいように、ロスタイムの一瞬一瞬を前向きに生きていこう。asahi-net・国際戦略コラムリンク集から(2007.11.30 おいらく期に、得丸公明)得丸公明 ライブラリー・マイルストーン アートワークス むう、すごい。なるほど。 しかしながら、できることは、よく生きることだけだ。よく生きよう。 記:とらのこども
2007.12.18
『まず自分をこの世に必要な人間とせよ。 そしたらパンは自然に得られる』 エマーソン必要な人間になれれば、自ずと生きていけるのでしょう必要な人間になるために働くことが大事なのではないでしょうかラルフ・ウォルド・エマーソン(アメリカの詩人・哲学者/1803-1882)「論文集」「自然論」「偉人論」「エッセイ集」他きょうの幸せのヒント 「世のため、人のため」『あなたが心から人のために奉仕したいと思うとき、 あなたは財政的に保証されます』 J・マーフィー『私が自分だけのために働いているときには、 自分だけしか私のために働かなかった。 しかし、私が人のために働くようになってからは、 人も私のために働いてくれたのだ』 フランクリン人のために働こうと思えるようになれるといいのかもしれません。 『まず成功するまで、自分のために働き、成功後は人のために働く』 フェルズ『他人のために尽くす人生こそ、価値ある人生だ』 アインシュタイン名言から学ぶ幸せのヒント とらのこどものお勧めです。どうぞご覧ください。皆さん、年末で忙しいと思いますが、今週もがんばりましょうね!!
2007.12.17

夢をつかむ。そのために。 休日再掲シリーズ。今日はダメダメお父さんの話しです。夢をつかむために、どうすればいいのか? アミノ酸の合成から考えてみました。************************************************************ 地球上の動植物のたんぱく質は、20種類のアミノ酸から構成されており、 人間の場合、そのうちの9種類はカラダで合成されず、食事からとる必要があるので「必須アミノ酸」と呼ばれている。 ところが、原始的な生物は、それら全てのアミノ酸を体内で合成することができる。高等と言われる動植物になるほど、体内で合成できないアミノ酸が増える。なんとなく不思議だが、これには理由がある。 当然、物質合成には、手間ひまがかかる。大きいエネルギーも必要になる。いつか、なにかの突然変異で、必須アミノ酸のひとつが合成できない個体ができた。その個体は、その合成できない不備のために、自身で合成する以外の方法で、そのアミノ酸を獲得しなくてはならない。でなければ、死ぬ。具体的には食物から取得することになり、これが恒常的に満足できれば死ぬことが無い。となったとき、当該物質合成の手間ひまから解放されることになる。他の用途にエネルギーを振り向けることができる。そしてようやく生物は大型化、高等化することができたのである。何かをしないことは、他の有意義な何かにエネルギーを振り向けられる、ということだ。夢をつかむためにも、同じプロセスをたどれば有利なのは、容易に想像できる。仕事や、生活や、全てのことを自分だけでするのは不利であり、できれば避けたい。素直な気持ちで、「人に頼る姿勢」が成功を招く。優秀な技術者、研究者は、自らのプロジェクトのために、全てのエネルギーを投入する。髪はぼさぼさで、机や、研究室はごみが散乱している人は少なくない。話す言葉さえ、特異な言葉になっていくこともまれではない。そして目立たないけれども、支えてくれる人が陰にいる。かつてバンカラと言われた学生たちも、同じ様相を呈していたのではないか。学問を追いかけて、原典にあたり、議論して、また高みににじり入る。学寮や下宿のおかみさん、本屋や飲み屋の大将もやさしかった。家庭人であれば、仕事以外まったくダメね、と言われるお父さんこそが、会社ではきわめて有能だったに違いない、と思うのである。いかがであろう。昼間のパパはちょっと違うのだ。昼間のパパは光ってるのだ。そしていい汗をかいている。昼間のパパは男なのだ。(韓国語の”サナイ”の意味で)スーツもネクタイも、パンツもシャツも、妻に任せてこそ、良い仕事に注力できた。であるので、家にあっては縦のものを横にもしなかったりする。そういう、「ちゃんとだらしないパパ」は悪くない。地下鉄で、髪さらさらの高校生を見るたびに、掃除、洗濯、あまつさえ夕食の支度さえ如才なくこなすお父さんの話しを聞くたびに、どうしても違和感を憶える。何のために生まれてきたのかと聞きたくなる。夢のある、夢を追いかける男性こそが、好きだ。夢のある、夢を追いかける男性を好きになる女性こそが、大好きだ。(今の世の中であるから、逆でも良いと思います。)とりあえず、独身の20代、30代が増えている理由のひとつに、「この人がいい、この人は生きている」と感じさせる何かが、世の男性に無くなっているんじゃないか、女性たちはそれを無意識で感じているんじゃないか、などと思う。とりあえず、私は、私の家で、「ほんとダメねえ。役立たずね。」と言われるのがうれしい。名誉にかけて言い訳するが、ときどきは役に立つし、いざというときは、「やっぱりお父さん!!さすがだわあ。」と言われるときもある。今日の結論:パパは大事にしておくに限る。(よろしくお願いしま~す!!)記:とらのこども参考 : 忌野清志郎さん 「パパの歌」http://moocs.com/cs/catalog/moocs_song/detail/sid_498800615509100002/1.htm
2007.12.15

年末が近くなって必要なもの。とくれば、やはりお金だろう。クリスマスも、スキー旅行も、温泉も、年内の支払いも、あの買い物のボーナス払いも、初詣に行くのも、自動車の定期点検も、大事なお年玉でさえも、、、先立つものがなければ、無い袖は振れない。こういうときに威力を発揮するのが、古きよき「へそくり」さん。困ったときに月光仮面のようにあらわれて、困った人たちを救ってくれるあれである。そもそもへそくりとは、内緒で隠しておいたお金のこと。「へそ」とは、布を織る、織り機で使う糸玉のことをいい、「くり」とは、糸を引き出して丸めること。(糸繰り:いとくり)この「へそ」を作って貯めたお金を、もともと「へそくり金」と呼んだらしい。「へそ」作りは内職だったから、いつのまにか、一生懸命やりくりして、内緒で貯めたお金を「へそくり」と言う。注)語源には諸説あり。上記紹介のものはその中のひとつです。以上は、月刊ブンブン 和和和ワッピちゃんより。さてさて、有り余るボーナスがあれば良いがそうもいかず、定期預金や証券は崩したくないし、かといって年末に向けて余裕を持って準備が要る。帰省の折には、田舎のお母さんにたっぷりお小遣いをあげたいと思う。とすれば、いよいよ「へそくり」の出番か!!頼むぞ、へそくりマン。ところで、ひさしぶりの登場で、肝心のパワーは満開かい?というわけで、今からコンビニへ、へそくりマンの健康診断に行って来ます!記:とらのこども
2007.12.15

カッシーニ レポート土星の輪、誕生は45億年前か!? 米航空宇宙局(NASA)の土星探査機「カッシーニ」から送られてきたデータを分析した結果、土星の輪が太陽系形成期の約45億年前に誕生した可能性が高いことが12日までに分かった。従来は、地球では恐竜が繁栄した白亜紀に当たる、約1億年前に誕生したとの見方が一般的だった。 これまでの仮説では、土星の輪は軌道上の衛星に彗星(すいせい)が衝突して生まれたとされてきたが、「カッシーニ」の土星の輪に関するデータの分析担当者であるコロラド大ボールダー校のラリー・エスポジート教授は「輪は一度の衝突で誕生したわけでない」と反論。輪が土星誕生からずっと形を変えながら存在してきたとの説がデータから裏付けられたという。 いつかハワイに行って、オプショナルツアーでハワイ島の天文台に家族で行きたい!! という野望を持っているとらのこどもです。 むかしむかし、なんちゃら流星群とやらを、夏休みのキャンプ場で、ともだちと一緒に 寝っころがって見たことがあります。結構、たくさん流れるんだと記憶してます。 でもまだ、土星の輪は、くっきりはっきり見たことは無いですねえ。 皆さんはいかがでしょうか? 記:とらのこども
2007.12.14

月のうさぎの話し月のうさぎの伝来について、歴史的なもの、科学的なものから考えてみた。(歴史遺物より) 法隆寺の中宮寺所蔵である、天寿国曼茶羅繍帳残欠(国宝)には月が描かれ、下左横に兎が両手を上げており、中央に薬壺が描かれている。 662年。推古天皇の30年。聖徳太子の逝去をしのび、橘大女郎が作らせたものとあります。左上に月が描かれ、右に桂樹、中央に薬壺、右に兎が描かれております。 これは古代中国において、月で兎が不死の薬を搗くと考えられていたものが、日本に伝わってからは餅を搗くと変化したしたものと云われているそうです。変化の理由は「満月」を「望月」と云いますが、これが「餅搗き」と転化したとの説。 その他月宮殿は古鏡に描かれていますが、年代が不明です。「鏡」と云う言葉も気にかかります。 不死の薬が餅に変化したことは、中国は唐代、日本では飛鳥時代で、一応時代的にも矛盾しないようです。(最新ニュースより)2007/12/06-06:04 月の「海」形成、定説以前から=43億年前、隕石の年代分析で-広島大 広島大の寺田健太郎准教授らは、1999年にボツワナで見つかった月からの隕石(いんせき)が、約43億5000万年前に生成されたものであることを確認した。 隕石は、月の表面で「海」と呼ばれる平らな領域と同じ玄武岩が主成分だが、約30億~39億年前とされる海の形成より古く、月の進化過程の見直しにもつながるという。論文は6日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。 月の地形は白っぽく見える「高地」と、黒い玄武岩の海に分かれている。高地はマグマに覆われた月が冷える中で、軽い成分が表面で固まり、その後に内部から噴出した溶岩が固まって海を形成したと考えられてきた。 ところが、寺田准教授らがウランの放射性同位元素を使った年代測定法でボツワナの隕石を調べたところ、高地の形成と同時期の約43億5000万年前にできたものと判明。 さらに、含まれている微量な元素の組成も異なり、現在の海が形成される以前にも、別の海が形成されていた可能性が高いことが分かった。 どちらにせよ、月には海がある。そしてその海の形は、うさぎに見える。 どうやら、餅つきをしている。月にはうさぎがいるのだ。 こどものとき、サンタクロースよりも、わたしは「月のうさぎ」を信じていた。 測量用の望遠鏡で、親父と飽くまで月を見た。今、思えば良い思い出である。 わたしの実家は、「天の川」がちゃんと川に見えるところにあった。 記:とらのこども
2007.12.13

もともとは、キリスト教にサンタクロースなどというものは存在しなかった。クリスマスの伝統や習慣を見直す『Christmas!』という本に、サンタクロースの起源について、なかなか面白い話が紹介されている。キリスト教以前の時代には、ゲルマン神話の主神ウォドンや北欧神話に登場するオーディンなど、冬至の祭のときに贈り物を運んできてくれる神が存在していた。言い伝えによれば彼らは、8本足の魔法の馬や、トナカイが引く「ソリ」に乗って、 空を駆ける。特にオーディンは、家の扉がすべて閉めきられているときには、煙突から家に入り、贈り物を届けたといわれる。これはもうほとんどサンタクロースである。 彼ら異教徒たちはキリスト教に改宗しても、冬至の祭に不可欠なこうした神々に対する信奉は変わらなかった。そこで、この神々の役割を引き継ぐために担ぎだされたのが、4世紀に小アジアのサンタクロースにも現れている。それは、ミラの司教だった聖ニコラウスだった。彼はお金持ちでその富を喜んで人々に分け与えた。ある時三人の娘たちの嫁入り 持参金を作れない父親が、彼女たちを奴隷として売ろうとしていた。それを知ったニコラウスは、金貨の入った袋をその家に投げ入れた。一説によると、彼はその袋を煙突から投げ入れ、 洗濯物として干してあった靴下のなかに入ったという。サンタクロースは、異教の神と、この聖ニコラウスのイメージが結びつくようにしてできあがったというわけだ。12月25日のクリスマスは、異教的な要素を取り込む間口を作ったわけだが、それは サンタクロース誕生の背景にもなったわけだ。もし1000年前に日本にもキリスト教が入っていたなら、雪女も、座敷わらしも、なまはげもキリスト教の行事だったかも?ちなみに、最近では悪いことばかりしている子供のところには、ブラックサンタが現れてゴミのいっぱい入った袋を置いていくという。「ブラックサンタが来るよ!」と言えばたいていの子供は悪いことを止めるそうだ。うちの子供も、ブラックサンタを非常に恐れているが、これが本当なのか、ポーズか、わからないままである。記:とらのこども
2007.12.12
渡辺淳一さんが語る。「男は女々しいもの」と。最新の小説「あじさい日記」では、日記を盗み読む40代の夫が妻の不倫を知り、あたふたとする。毅然とした妻とは裏腹に、追い込まれる夫はずいぶん弱弱しい。「女より男のほうが精神的に揺れやすい、ひ弱な生き物で、いざとなると腰が引ける。雄雄しさと言うけど、男は芯が弱いから、神様は外見だけ強く作ったんじゃないかな?逆に女は芯が強いから、外見を優しくした。お母さんが男の子に『男らしくしなさい』と言うのは、放っておくと女になるからで、逆に女の子は放っておくと男になるから『女らしく』と言われる。痛みや、出血に対しても、女性のほうがはるかに強い。さらに男は持続する単調な仕事が苦手で、生命力も弱いから、現在寿命差が7年もある。」黙って耐えるはもう古い。男は、未練がましく、ひ弱な生き物。(これが見出し。)未練たらしくかつて付き合っていた女性国会議員のことを男が言うのも、自然の姿でね。男も、女も、素直に自分を表現できる時代になればいいんです。以上、毎日夕刊の特集ワイド 渡辺淳一さんが語るより、一部抜粋。 そういわれてみれば、「またひとつ、女のほうが偉く思えてきた。」 河島英吾の酒と泪と男と女の歌詞にもありましたね。 さて、自分はどうするか?それが問題だ。 女々しくともできることはたくさんある。 記:とらのこども
2007.12.11

「国にとって大切なのは国民総生産より国民総幸福量なんです。」1976年、当時まだ21歳だったブータンのジグメ・シンゲ・ワンチュク国王は、ある国際会議でこう演説した。「国民総幸福量」とは、経済成長自体が国家の目標とするのではなく、国民の幸せを目標とする指標。経済成長は幸せを求めるために必要な数多い手段のうちのひとつにすぎず、富の増加が幸福に直接つながるとは考えない概念。ブータンの政策の中では、国民総幸福量には4つの主要な柱があるとされている。それらは、持続可能で公平な社会経済開発、自然環境の保護、有形、無形文化財の保護、そして良い統治。鎖国政策を貫いてきたブータンは、1952年に「開国」したけれど、節度ある開国を基本として、農業と森林を守り、あえてスローな近代化を選んだ。基本に人が幸せになることにあるのだから、幸せが確保・増大しているのであれば、別に急ぐ必要はない。スローな近代化の中でも、国民は新しい概念や技術をそれなりに学んでいる。テレビ放送が始まったのは1999年のことだけれど、国民の様子を見ながら、欲望に振り回されることのない着実な近代化を進めてる。人の不幸から富を得るのではなく、国民の幸福な状態を壊さないように、絞りをかけながら現代文明を受け入れていく政策。ただ、ブータンは王国で、経済力も一人当たりGNIでみれば760米ドル程度と、世界的にみれば全然だし、人口も約92万人と少ない小国だから、スローな開国政策でも比較的やりやすかった面はあると思う。民主化された大国になればなるほど、他国との相互依存度も高くなるし、民意も反映しないといけないから、たとえば日本で、まったく同じやり方をやろうとしてもかなり難しいだろうとは思う。だけど、政策の中身はともかくとして、お金ではなくて、幸せそのものを追求することを主眼においた政治・経済活動はこれからの時代を予兆しているように思える。価値を生み出す存在ブータンでは、研究所を設立して国民総幸福量を指数で表す研究をしている。けれど、多分に主観に属する幸福度を数値で表すのは難しい。ひとつの指標として、下記が採用されているようだ。幸福(満足度)=実現度(達成度)÷欲望の大きささて、皆さんはどのように感じられますでしょうか?以上は、国際戦略コラムより。
2007.12.10

AC・公共広告機構の広告で、いいなあと思うものがあった。ご紹介したい。いつもの日課を登下校時にスライドする考え方。ご存知ですか? 今、学校に通う子供たちが危険にさらされています。全国各地で後を絶たない、子供たちの登下校時の事件や事故。わずかな時間でも大人たちの目が届く街にしたいから、ジョギング、犬の散歩、掃除、お買い物など、毎日の日課を子供たちの登下校時に合わせてください。未来を担う子供たちの安全を、地域の大人が守りましょう。誰でもできる簡単「見守り隊」子供たちの安全対策にご協力ください。AC・公共広告機構というのは、TVコマーシャルなどで見知っていたが、どのような団体かは知らなかった。今まではマスコミ・TV業界がお金を出し合って、空いたCM枠を埋めているのか、、、くらいに思っていた。公共広告機構は、1971年、サントリー社長(当時)の佐治敬三が発起人となり、大阪市で『関西公共広告機構』として設立。当初の活動は近畿地方が中心。設立時に模範とされたのは、アメリカ合衆国のアド・カウンシル(en:Ad Council)。最初の公共広告は1971年、淀川長治を起用したテレビによるキャンペーン。毎年、毎年、運動スローガンがある。聞いたことのある言葉ばかりなのに気付く。人と人とを結ぶ、思いやり 1987年 - 2000年 人を救うのは、人しかいない(1995年、阪神・淡路大震災激励CM) 明日のために、いま始めよう2001年 - 明日を一緒に考えよう(2005年:日韓共同キャンペーン) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』こういったことに配慮して、始めるというのは、大阪らしいなあと思う。人の上に立つ人は、人の気持ちの分かる人でなければならぬと思う。大阪・関西の文化とは、配慮の文化だろうと思う。今こそ、求められている精神ではないのだろうか?記:とらのこども
2007.12.09

内なる宇宙との対話。真実の神秘。 [ 忙中閑あり ] 過去ログからの、休日再掲シリーズです。 *******************************************************************自分の思っている自分と、他人様が思っている自分と、本当の自分と。自分像には3通りあるらしい。そしてそれは全部が、本当の自分であるらしい。であれば、自分の思っている自分からだけで考えると道を誤ることになるよし。ゆえに、自分をよく知る先達に教えを請うことが肝要である所以(ゆえん)でもある。どのような独裁者であっても、母親とか、妻を愛するのは、同根であろうと思う。そうした人は、かけがいのない人なのだ。なにより理解には、時間がかかる。そしてまた、本当の自分。これこそが最重要。これは内なる宇宙だ。果てがない。そして、深く、遠い、暗い、はっきりとは見えない。深層心理の世界だ。ために、瞑想し、座禅を組む。ヨガも同じ。内なる宇宙との対話でもある。対話により真実の神秘を知るのだ。イメージを掴むのだ。実践の世界と、内なる宇宙は、対を成している。何十、何百の想念が、実践を支えている。内なる宇宙のなかで、光の女神も手招きしているし、暗黒の大魔王も手招きしている。ふわりと自由に飛んでいるようであるけれども、小さい悪魔と、天使が押し合いへし合いしつつ、お尻を押している。自分で泳がないと、気づかぬうちに流されていく。霧のようなものに包まれて意識も遠くなっていく。目覚めよ。姿勢を正せ。ふうーっと、息を吐いて、自分で進むのだ。遠く彼方を見つめ、足元の一歩先を見つめ、ともに歩く友を認めよ。道は、内なる宇宙のなかで、白く、果てしなく、君を導く。結論:自分の行くべき道も、なすべき結論も、自分のなかにこそある。だが、自分との対話は非常に難しい。だから、本当の自分の代弁者となってくれ、対話に付き合ってくれる人を、友人という。これは大事にしないといけない。友人のなかに自分が宿っている。友人とは、自分の鏡であるから。記:とらのこども
2007.12.08

法律関係のお勧めメルマガです。たまには、法律のことをちょこっとでも勉強することは、現代を生きていくうえで必要と思います。これらのメルマガがそれに役立てば、とてもうれしいです。1 必見!誰でもわかる「お茶の間法律ミニ講座」 http://blog.mag2.com/m/log/0000110176/2 会社を伸ばす人事・労務ナビ『日本の人事部』 http://jinjibu.jp/3 メルマガ青山監査法人 http://www.aoyamapartners.com/melmag/2004/20040830.htm4 ニャンでもわかる結婚・離婚・家庭の掟(おきて) http://blog.mag2.com/m/log/0000106416/5 松崎弁護士の今からでも間に合う借金整理法 http://blog.mag2.com/m/log/0000097840/6 知って得する??法律雑学 http://blog.mag2.com/m/log/0000099036/以上です。
2007.12.06
橋下弁護士が自公候補に浮上━━━━━━━━━━━━━ 毛馬 一三08年1月28日の大阪知事選挙で、大阪弁護士会所属の橋下徹氏(38)を擁立する動きが自民・公明両党を中心に出てきた。大阪府知事選挙をめぐっては、現職の太田房江知事が立候補を断念したことを受けて、自民・民主・公明の各党が、水面下で3党相乗り可能な新たな候補者の人選を進めてきた。しかし自公両党の組織内で、3党が相乗りを前提に候補者選びを進めることに強い反発が出だしたことから、両党を軸に弁護士でタレントとしてテレビにも出演している橋下徹氏へ出馬意向を打診してきた。自公両党が橋下徹弁護士の擁立で動き出したのは、告示まで1ヶ月しかない同選挙では、テレビ出演などで知名度が高く、選挙の帰趨を左右する無党派層からの支持が期待できる同弁護士が、短期決戦では最適者との判断が底流にある。関係者の話によると橋下氏は、接触した自民党幹部に、立候補に前向きな意向を伝えているという。このため自民・公明の両党は、5日から、地元議員や傘下組織と協議を進め、最終的な結論を出すとしている。橋下徹氏は、大阪府立北野高校から早稲田大学を卒業後に弁護士となり、現在は大阪市内で法律事務所を開いている。こうした中、民主党内には依然として独自候補擁立論も根強く、民主の今後の動向次第では先の大阪市長選挙と同様、中央の与野党対決の構図再現の線もあり、激戦も予想される。(了) 2007.12.05 頂門の一針よりまた、上記とは別に、出馬しないという情報もある。自民、公明両党が推薦する候補として、弁護士でタレント活動も行っている橋下(はしもと)徹氏(38)が5日、浮上した。しかし、所属事務所は「橋下氏は出馬しない」と否定。知事経験者や学者、メディア関係者を模索する動きもあり、候補者はなお不透明な状況だ。3党は民主党にも呼びかけ、相乗りの「統一候補」擁立を目指しているが、民主は党本部が相乗りを禁じているため離脱する可能性もある。 自民党府連で候補者のとりまとめをしている党府議団の朝倉秀実幹事長は産経新聞の取材に「橋下氏が候補リストに入ってはいる。数日前に本人に会った」と認めたが、「出馬の了承はしていない」と話した。 さてさて、大阪府知事は誰になるんでしょう?? その決定に、大阪府民が不在かのように映るのは私だけでしょうか?? 記:とらのこども
2007.12.05

岡本行夫氏が特別寄稿「インド洋に補給艦戻せ(1)」 2007.11.27 20:32MSN NEWS理解できない撤退世界中の誰もが理解できない理屈で、日本はテロとの闘いから姿を消した。 テロリストのインド洋の自由使用を阻止してきたのは、10カ国を超える海軍の艦船だ。海上自衛隊は、アラビア半島沖合でこれらの艦船に6年間、給油を続けてきた。炎暑の下での大変な作業であり、国際社会から高い評価を受けていた。しかし、テロ特措法は失効し、艦隊は11月23日に日本に帰ってきた。ヨーロッパのメディアはこう書いた。「またもや、きつい軍事的任務を他国に恥ずかしげもなく押しつける自己中心の昔の日本になったのか?」 野党は、日本の給油活動は「武力行使と一体」と主張し、日本を国際チームから引きはがした。論理がわからない。各国の艦船がやっていることは、旗国政府の同意を得て不審船の乗船検査を行うパトロール行動であり、戦闘ではない。ましてや、日本は給油していただけだ。それでも武力行使と一体だと言うならば、米軍兵士に食事を供することも武力行使ということになる。(中略) 日本が抜けたあと、各国の艦船は、その穴を苦労して埋めながら、インド洋で警戒活動を続けている。アフガニスタンのテロリストは麻薬を積んでアラビア半島やアフリカに行き、武器を積んで戻ってくる。その海上交通を遮断するためだ。 このパトロールのおかげで、インド洋を往来する不審船の数はめっきり減った。 インド洋からの撤退は、1990年の湾岸戦争いらい日本が築いてきた平和構築努力を一挙に逆戻りさせた。この影響は、ボディーブローのように日本に効いてくるだろう。自由を防衛する共同責務を放棄しながら国連安保理常任理事国入りを要求するのも、漫画的に聞こえてくる。 衆議院と参議院が対立して必要な法案が成立しない状況は、これから6年間続く。国の進路も定まらない。自民党と民主党が蝸牛(かぎゆう)角上の争いを繰り返す6年間に世界は大きく変わる。 例えば、中国では新しい国際感覚を持った若い世代への交代が進んでいる。欧米に留学し、世界に対する感性と発信力を持つ新しい人々が国を指導するようになる。 現在、日本が国連の平和維持活動(PKO)に派遣している要員は、ゴラン高原の自衛隊員を中心に47人。中国は、12カ所での国連PKOに何と日本の40倍、1810人の要員を派遣している。これから国際社会のためにインド洋に展開するのは、中国海軍かもしれない。その時、日本はどこにいるのか。以上は、岡本行夫氏が特別寄稿「インド洋に補給艦戻せ(1)」より2007.11.27 20:32 msn news・産経ニュース 民主党は日本つぶしをしているのか? 日本を立て直そうとしているのか? 麻痺ではなく、まじに良い日本に向けてがんばってほしい。 がんばれ、民主党。今が1番、大事なところだ。 かつて反対だけ叫んで何もしなかった政党と、同じ轍を踏んで欲しくは無い。 もしそうなれば、日本国民への裏切り行為だろう。 記:とらのこども
2007.12.05

今日は万葉集からご紹介します。ときどき読むと、いいなあと思う詩がいっぱい。日本のこころのふるさとです。よみ: 黄葉(もみちば)の、散りゆくなへに、玉梓(たまづさ)の、使(つかひ)を見れば、逢ひし日思ほゆ意味: 秋山の黄葉(もみぢ)が散ってゆくとともに、使いの人がやってくるのを見ると、妻に逢ったあの時のことが思い出される。。。。。 柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)が奥さんを亡くして悲しんで詠んだ歌です。奥様に逢った日にも、使いの人がやってきたんですね。 原文: 和我都麻波 伊多久古非良之 乃牟美豆尓 加其佐倍美曳弖 余尓和須良礼受作者: 若倭部身麻呂(わかやまとべのみまろ)よみ: 我が妻(つま)は、いたく恋(こ)ひらし、飲(の)む水に、影(かげ)さへ見えて、よに忘(わす)られず 意味: 私の妻は、とても私のことを恋しがっているようです。飲む水に妻の影さえ映って、忘れられないのです。これは防人の詩です。今なら単身赴任とか、海外へ長期出張中のご主人の詩というところでしょうか。。。以上は、たのしい万葉集より「たのしい万葉集」は、とかく堅苦しく思われがちな「万葉集」を気軽にたのしみましょう、という目的で作っているページです。とらのこどものお勧めです。
2007.12.05

「詩」という字は、言べんに「寺」と書く… 「詩」という字は、言べんに「寺」と書く。発音も「死」と同じ。これには何か意味があるに違いない。そんな思いで詩人の上田假奈代(かなよ)さんは劇場寺院「應典院」(大阪市天王寺区)で月1回「詩の学校」を開いている▲墓地の中に入り、身近に亡くなった人のことを詩に書き、それを読む。泣いて読めなくなれば、泣きやむまでの時を静かに待つ。死別の体験を持つ人、持たない人がいっしょに時を過ごす行為が何よりも尊いと実感できると上田さんはいう▲お寺の本堂は、安置された阿弥陀(あみだ)如来像の前に黒い幕をひくと、劇場に早変わりする。音響や照明の装置も完備し、劇団公演は年間40本を超える。ライブや哲学カフェなど多彩な催しに年間約3万人も集まり、20代が目立つ。ここは「日本一若者が集まるお寺」だ▲母体の浄土宗大蓮寺の住職、秋田光彦さんがこの寺を開いたのは97年。阪神大震災、オウム真理教、神戸の酒鬼薔薇事件などに日本の仏教はどうこたえていくのかが問われたからだ。「21世紀のお寺はNPO(非営利組織)」と地域の若者たちに運営を委ね、「呼吸する、お寺」をキャッチフレーズにした▲日本には7万を超える寺院がある。その中には紅葉狩りなどの観光や葬儀を除くともっぱら休眠状態のお寺が少なくない。しかし、手元に届いた應典院10周年の記念誌を開くと、お寺は若者たちが自分探しをするための最適の場所で、お寺を通して地域を元気づける道筋が見えてくる▲師走に入り、この1年を振り返ると、親子間で殺傷し、倫理観の崩れを示す事件は後を絶たない。お寺にはサンスクリット語で「いのちを光り輝かせるところ」という意味がある。全国各地にこんなお寺が増えれば、日本は変わるかもしれない。
2007.12.04

ハ ー ト の こ と ば 何でも否定するのは、簡単です。 自分は特別だと思えばいいだけだから。 自分が好きでたまらないから、 願いが叶わなかった、思い通りにならなかった時、 「求めた分だけ否定も」できるんです。 以上は、ハートの言葉より。 落ち込んだとき、つらいとき。このメルマガの言葉で癒されたことが 何度もあります。もし、皆さんに同じようなことがあったなら、 訪問してみてください。 記:とらのこども
2007.12.03

━━━━━━━━━━狂気の台湾の対中投資━━━━━━━━━━◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成19年(2007年) 11月29日(木曜日) 通巻第2013号 △△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△これは狂気の大胆さか、目先の利益に視野狭窄になった結果か?台湾の対中国投資は世界最大規模。国内産業の空洞化、失業率の大膨張*********************************先月、台湾に4日間滞在して、町の風景を眺めたときに、ちょっと異様な空気を感じた。淡水から金山にかけて、所用でタクシーを雇ってドライブしたが、マンション群の空洞が目立った。一時好評を博した淡水の別荘マンションに売れ残りが多発している。「えっ?」と驚きの声をあげた。無数に展開されていた工場敷地が、のきなみ空き地、もしくは廃屋と化しているのである。工場で稼働しているのはセメント工場くらいしかない。淡水で老人ホームにいる知人を見舞ったあと、海岸線を桃園国際空港へ急いだ。いつもの高速道路ではなく、このルートは田舎道、工場がもっと多かったように思う。閑散としている印象を受けた。国内産業の空洞化が、これほど凄惨な状態になっているとは「想定外」の出来事である。11月26日付け『自由時報』を読んで得心ができた。以下、比較表を掲げてみる。対中投資の国別一覧である。国名 対中投資金額 当該国のGDP 対中投資のGDP比率~~ ~~~~~~ ~~~~ ~~~~~~~~台湾 60・6億ドル 3459億ドル 1・74%韓国 51・7 7931 0・65%日本 65・3 4兆5713億ドル 0・14ドイツ 15・0 2兆7973 0・05米国 30・6 12兆4857 0・02%(原典 台湾投資審査委員会、2005年単年度統計。自由時報07年11月26日付け) この比較を一瞥しただけでも、台湾の対中投資は米国の87倍、日本の12倍!ところが、台湾から中国への投資は、法律の上限枠があるため、香港の現地法人経由あるいは米国子会社、欧州現地法人などから、第三国を装って中国へ向かっている分をまったく含めていない。米国議会報告書『米中経済安全保障レポート』によれば、台湾からの中国投資はすくなくとも、過去の累計で1800億ドルを超えているだろう、と推計している。▼本当のところ、幾ら投資したのか誰もわからない実態はもっと深刻である。というのは地下銀行を経由する投資や、直接外貨を持ち込む少額の投資(たとえば珈琲店、ラーメン餃子店開業資金など)の合計が含まれていないからだ。これらを総合すると、少なく見積もっても台湾から中国への投資は3000億ドル(累積の投資金額が台湾GDPの86%になる)と筆者はみているが、黄文雄氏は「いや、5000億ドルはある」と言う。台北滞在中に、開かれたシンポジウムで台湾の経済学者が「台湾からの対中投資はDGPの90%もある!」と警告を発していたが、なるほど過去の累計合計を対GDPの単年度に比較させると、そうなる(この比較方法は単年度に多年度累計をしているので、統計学的に意味がないが)。。いずれにせよ、ルビコン川を越えて敵(であるはず)の懐深くにまで飛び込んでしまった台湾の実業界は、もはや取り返しのつかない地点にまで行ってしまった。台湾国内産業の空洞化、大学卒エンジニアの就職先は、中国にしかない!李登輝前総統はかねてから、過度の対中投資は、やがて中国の人質化してしまうと強い懸念を表明されていたが、いまの台湾経済の危機は、その警告の予測をさえ越えてしまった。 以上は、「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」から 国際ニュースで最高にお勧めのメルマガです。 ビジネスマンも、普通の主婦の方にも、学生さんにも読んでもらいたいです。 知ってる方も多いのと思いますが、ごかんべんくださいませ。 記:とらのこども
2007.12.02

[休日再掲シリーズ 今日は、韓国よもやま話し ] 中国人や、韓国人との会話のなかで、「一人、一人は、絶対にわれわれが優秀だ。強い人間だ。」という話題がある。「三人ではダメだが、一人でなら世界征服できる。」と中国の俗語にもある。日本人に対しては、「個人、個人では、日本人は弱い。集団になると強い。」と言う。これは本当か。違うのではないか。元々個々人が強いから、強いのではないのか?例えば、野球にしろ、サッカーにしろ、スポーツの世界を見ればはっきりしている。弱い選手ばかりでは、健闘はしても勝てない。勝つというのは、強いからだ。初代若乃花だったと思うが「強いから勝つのではない。勝つものが強い。」と言っていた。すなわち、日本の技術者、生産技術者、事務、企画、営業部員にいたるまで、ずこぶる強い。市場で勝つ会社の社員は、皆、強いのだ。そこまでするのか、という極みで仕事している。だから日本1になり、世界1になる。最近、日本の世の中は、トップエリートではなくて、「貧乏人で、働くのが嫌いな、さぼりの人間」がマジョリティになりつつある。楽をして、豊かな生活をしたい人にとって、楽園のような国になりつつあった。ハングリー精神は無く、エリートでもなく、社会奉仕もしない。ぶら下がり人間だ。働かないから貧乏なのに、不平等に反対する。これを恥知らずと言う。一見すると、お年寄りや、障害者に厳しいような政治判断があるが、私は仕方ないと思う。しかしながら、男は黙ってサッポロビールだ。黙して働く男達が大勢いる。会社を、社会を、家庭を支え続けているのだ。心から、両手を合わせて拝みたい。あんたは偉い。話しが逸れた。つらつら考えると、日本人は、自我と自己は、別物である。自我を強く主張することは、自己主張ではない。日本人は無我を以って善しとするのだ。本来、自己主張とは多くの人々に喜ばれるものでなくてはならない。何かのものごとから、新しい地平を開いてくれる、革新への個人の意見の発露こそが、正しい自己主張(意見の開陳)と言うのだ。他人の嫌がる主張は、そのほとんどが自我の主張でしかないことを知るべし。強い自己主張は、新製品や、会社、社会に対して発現するのである。居酒屋の目の前にいる外国人に、自己主張しても仕方が無い。無意味であろう。そして、そうした意味で、本当の自己主張の個人の能力、力量において、日本人はとうてい弱いとは言えないし、中国人や、韓国人が優れているとは思えない。ただ、一般的に小規模な会社のなか、親族のなか、居酒屋のなかでは、ゴリ押しの強い自己主張(自我のみ)が相当の有効性を発揮するのは否定しない。日本人は一般的にそういう態度(やくざや、ゴリ押しする人たち)には、負けを決め込み、争わないのも事実である。韓国の友人には、「負けるが勝ち」という日本語をお伝えしたい。文字通りだけの意味に止まらず、深い言葉だから。怖い妻であったり、上司のわがままには、見かけ上、「わかりました」と従っていても、身勝手に強権を振りかざしている者に、負けを決め込んでいるだけなのだ。強いと思い込み、その結果、「裸の王様」にはなり下がりたくない。だから、大きい、慈しみの気持ちで懸命に奉仕したい。モッピョルル カジゴ ヘンドン ヘヤ ハンダ。以上、韓国の人たちへではなくて、自分自身へ自戒を込めて。記:とらのこども
2007.12.01
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