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人間の頭脳を人工頭脳が超える日が、着実に近づいている。シンギュラリティとは技術的特異点を指すが、強い人工知能や、人間の知能増幅が可能になったとき、突然出現すると予測されている。この言葉が生まれたきっかけは、未来学者レイ・カーツワイルの『ポスト・ヒューマン誕生・コンピューターが人類の知性を超えるとき』(NHK出版)によるのもで、博士の説によると、2045年に、この逆転が起こるという。あと30年とちょっとだ。たとえば人間の演算速度は毎秒100京回といわれている。これに対して日本のスーパーコンピューター「京」の処理能力は毎秒1京回以上で、徐々に人間の頭脳に近づいていることがわかるだろう。人類を超える知性を創造する方法の中に、脳とコンピューターを直結するインターフェイス、精神転送という技術があるという。かりにそのロボットが転送された精神の元の本人であるように感じるなら、そのロボットは人権を主張するようになるという。いわば、自分が2人出現するということのようだ。こういった理論は、いま現在では荒唐無稽に思われるかもしれないが、これまでのコンピューターの進歩を考えた場合、学者の間では、確実にシンギュラリティの日がやってくる、と信じられている。日本人の学者は欧米人の学者より想像力、空想力で劣っている。このコンピューターの歴史を見ても、イギリス、アメリカ、ドイツ人が開発したもので、最初のうちは、日本のどの学者も企業もからんでいない。進歩の過程で脇から押し入っただけで、最初の空想力は日本の学者にはなかった。近頃は近未来を考える作家やマンガ家に、日本人が現われているが、作家ではすでに山口優が20代ではこのシンギュラリティをテーマにして、日本SF新人賞を受けている。恐怖の時代になるのか、希望の時代になるのかわからないが、シンギュラリティの日を待つことにしようか。あっ、その頃は私はもういないのか(笑)。
2013/01/24
鳩山由紀夫という元首相は、ほんとに人騒がせな政治家だ。もう引退したのだから、中国に行ってあちらの政治家と会う必要はないのに、またノコノコ出かけて、「尖閣諸島は係争地だ」と、中国側を喜ばせてしまった。この人には「自覚」というものがないらしい。「沖縄以外に基地を移す」と、まったくできもしないことをしゃべって、この3年間、民主党の仲間を苦しめたのに、今度は自民党政府を困らせる。最近の首相では、ワースト1位になっているのに、恥じる風情もないようだ。尖閣諸島の問題は、微妙な部分もあるだけに、部外者が簡単に口を出すわけにはいかない。もともと「日本の固有領土だ」といっているのに、「いやそうではない。日中の係争地だ」といえば、中国は大っぴらに、軍艦でも航空機でも入ってくるだろう。もういまは、民主党は国民の審判を受けて「ノー」といわれたのだから、ペラペラしゃべること自体、おかしいのだ。ここは謹慎して、選挙で再び勝つまでは、自民党に任せるのが、筋ではないのか? それが選挙というものなのではあるまいか?苦い顔をするのは安倍首相だけではなく、国民もそうだと思う。それにしても、この宇宙人は常識を知らなすぎるし、鉄面皮すぎる。政治家という人種は、目立ちたがり屋が多い。滋賀県知事の嘉田由紀子も、小沢一郎に煽られて未来の党の代表になったが、選挙に負けたらすぐ辞めた。アホとしかいいようがない。もうちょっとレベルを上げてほしいなァ。
2013/01/18
昨年12月、美輪明宏が「紅白」に出るというニュースが流れても、さほど視聴者は期待しなかったのではあるまいか? 多くの人は「持ち歌があるのか?」という程度だったろう。次ぎに紅白の全曲が発表されたが、「ヨイトマケの唄」とは、一体なんのことやら、わからない人がほとんどだったはずだ。よほどの高齢者でなければ知らない曲だったからだ。ところが、である。大晦日の夜が更けていき、突然、真っ暗になった舞台から、誰もが知っている美輪明宏でない、もう1人の男っぽい姿の美輪明宏が現れたのだ。しかし、それは男を表現してはいなかった。ヨイトマケとは、建設現場の地固めのとき使われるかけ声のことだが、転じて女土方のことでもあった。ざわめいていた舞台がシーンとなった中で、美輪は77歳と思えないほど艶のある色調で、朗々と歌い出した。この夜の圧巻だった。「父(とう)ちゃんのためならエンヤコラ/母(かあ)ちゃんのためならエンヤコラ/」という歌詞は、大正から昭和にかけての、女性たちたちの苦労をしのばせるかけ声だった。何も知らない若い世代は「男にまじって綱を引き/天にむかって声をあげて/力の限りにうたってた/母(かあ)ちゃんの働くとこを見た/母(かあ)ちゃんの働くとこを見た/」という歌詞にも驚いたに違いない。母(かあ)ちゃんは、そんなことまでして、子どもたちを育てていたのだから。かつての日本は、戦争に男手を取られたため、母親たちが男の代わりをして働いていた。私も少年時代、この風景を見ていたし、このかけ声もよく記憶している。もしかすると日本中が一瞬、粛然としたのではあるまいか?
2013/01/09
昨年12月のある土曜日、八ヶ岳で行なわれた「2012年 宇宙の旅」という会に参加してきた。UFOを見る会のようなものだが、非常にまじめなコンベンションだった。とはいえ、講師は星空案内人の木村おさむさん、異星人情報をもっている中津川昴さんらで、地球人なのか、宇宙人なのかよくわからない方たちなのだ。私のお目当てはもう1人の研究家で、「八ヶ岳の聖人」といわれている男性なのだが、たしかに講演の中身も、質疑応答の濃さも、群を抜いていた。残念ながら第2部の夜のUFOタイムまでいるわけにはいかなかったので、帰路についたが、果してUFOは現れたのだろうか? 八ヶ岳はUFOがよく飛来する地だといわれている。実際この近くには、国立天文台の野辺山宇宙電波研究所があり、星の見えやすい土地なのだ。宇宙人がやってきても、ちっとも不思議ではない。また宇宙人がやってくるといっても、地球人が考えるような方法だとはかぎらない。私たちは「目で見えないものは存在しない」と、簡単に考えてしまう。つまり地球人的感覚が身にしみついてしまっているのだ。このコンベンションでは合計4人の「UFO及び精神世界の研究家」がそれぞれ自説と映像を公開した。一見奇妙な男たちだが、実は至極まともなことをいっているに過ぎない。私はこういう人々がとても好きだ。百数十人の参会者の中には、もしかすると異星人、宇宙人が混じっていたかもしれない。今年はもう少し、これらの人たちと交遊を深めてみようか。
2013/01/03
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