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第4回めになるAKBじゃんけん大会の詳細が発表になった。今年は9月18日、日本武道館で開かれるが、このじゃんけん大会は、意外に盛り上がるし、大人でも夢中になる。というのも、グー、チョキ、パーの3種類で勝負を争う簡単なものでありながら、強い人は不思議に強いのだ。不正はないし、短時間の勝負だし、大人でも子どもに勝てないだけに、熱くなるのだろう。いまから10年ほど前に、テレビに出た女性が勝ちつづけたことがある。このときは超能力ではないか、と評判になったが、実は「随判(ずいはん)現象」を巧みに使ったのではなかったかと、いわれている。随判現象とは何か出来事が起こるとき、その直前に起こる特有のなんらかの現象をいう。じゃんけんでいうと、グーを出すときの拳はそのままだが、パーを出すときは、微妙に拳を動かそうとする。あるいはチョキを出そうとすると、拳を前に突き出すそぶりを見せる。あるいは最初からチョキを出すケースは非常に少ない。出しにくいのだ。だとすると、こちらはパーを出せば、勝つことはあっても負けることはない。また、つづけて2回同じ形を出す人は、めったにいない。そうだとすれば、前の回に相手が出したものを出せば、これも負けることはない理屈になる。AKBでじゃんけん女王になる人は、これを繰り返し練習してくるだろう。しかし勝負は、一瞬の随判現象を見抜くことで決まる。それにまだ、ほかにも高度な技もあるので、その日を楽しみにしてみよう。
2013/06/28
新聞やテレビは、どうしてもオーバーに書きやすい。最近では100メートル走の桐生祥秀が10秒01という記録を1回出しただけで、早くも「9秒台はいつ出るか?」と煽っている。このむずかしさを知らない庶民は、毎回がっかりすることになるのだが。プロゴルフの石川遼プロも場合もそうだった。本気で本場アメリカで優勝するとは思っていない取材記者たちが、毎回持ち上げつづけたのだ。それに対し、本人も「調子がよくなった」と答えつづけたが、とうとう狼少年となって、いまやマスコミから見捨てられてしまった。ところがラグビーは違った。古豪ウェールズ代表と前回善戦したことで「今回は歴史的な勝利はありうるか?」と、やや控え目な報道だったこともあり、思いきり食い下がったことで、23-8と、大差で勝つことができた。基本的に見ると、日本人は個人技に弱い。サッカー、野球、ラグビーなど集団技となると、団結威力が効果を発揮するのだが、個人となると、度胸がない。技術はあっても、周りを気にしてしまうのだ。その点、プロゴルファーの青木選手、岡本綾子選手、サッカーの本田選手などは、「ダメなら仕方がない」という、あきらめのいいところがある。新しい選手では、プロゴルフの松山プロも似た性格だ。このくらいでないと、世界を渡り歩けないのだろう。女子フィギュアの浅田真央などは、線が細すぎるきらいがある。かっこつけすぎてしまうのだ。どうもイケメン、美女選手ほどその傾向だ。その点、100メートル、200メートルの桐生選手は、お世辞にもイケメンとはいえない。だから、長い目で見てやれば、いつか新記録を出すような気がする。
2013/06/20
私のマスコミ界の後輩だった横澤彪というテレビマンがいた。覚えている方もいるかもしれないが、お笑いタレントは彼によって、いまの地位を確保した、といってもいいだろう。この横澤さんは亡くなる数年前から、「櫻井さん、そろそろソフトランディングの年になりました」と、私に話していた。彼は私より6歳下で、2年前に74歳で死んでいる。彼は70歳をビジネス生活の終わり、と考えていたのだが、私にもそろそろ引退を考えたほうがいい、とすすめたのだ。だが幸か不幸か、私は彼と違ってフジTV、吉本興業といった大企業の人間ではなかった。作家は自ら、身を引かざるをえない立場ではない。死ぬまで書いていくこともできる職業なのだ。もしかすると気力という点で、1人働きの私のほうが強かったかもしれない。彼は引退後急速に衰えて、以後私の食事の誘いにも応じなかった。今年私は、出版社を立ち上げたのだが、驚くことに、これまで縮みがちだった交友関係が、再び広がりはじめた。ソフトランディングなど、到底ムリという状況になっている。恐らく古い交友関係の復活だけでなく、新しい人間関係は広がりつづけることだろう。私はいま思うのだが、人生のソフトランディング時代を迎えたからといって、高齢者はそれに順応しないほうがいい。三浦雄一郎さんは80歳だが、エベレストに登頂するという、夢のような目標を広げた。すると、すべての身体能力が70代のときよりも上がったという。私はこの三浦さんの驚異的な変化が、とてもよくわかる。いくつになっても、目標を大きくもつことが、その人の身体尿力を衰えさせない秘訣なのだ。横澤さんにもそうあってほしかった。
2013/06/14
北朝鮮を訪問して一躍、脚光を浴びた飯島勲氏が「プレジデント」に興味深いことを書いている。彼はいま内閣参与の立場として、首相官邸勤めをしている。ここで彼は官邸入りして愕然としたという。民主党時代に官邸に自由に出入りできる通行証が、なんと1300枚も発行されていたというのだ。そのうち80枚は明らかに反国家思想をもつ者、もしくは左翼運動家が所持していた。さらに前科者もいたという。これでは危機管理がゼロではないかと、彼はいうのだ。たしかにこれで国益が追求できたら、彼がいうように「奇跡」だ。恐らく通行証をもっている者は、友人と称して、また別の誰かを、連れてくることもできたのではないか?民主党という党名からすると、自民党とそれほど大差ないように見えるが、実際は以前の左派社会党といってもいいくらい、左がかっている。あの日教組も民主党の旦那だけに、教育の荒廃が、一段と進んだともいわれている。それを証明したのが、この通行証ではあるまいか? さすがに飯島氏は鋭いところを衝いている。とはいえ、では自民党になったので、どのくらい減らしたかは、書いていない。もしかすると1200枚くらいは発行しているかもしれない。まったく書かれていないだけに、そう手放しでほめるわけにはいかない。左翼運動家は一掃されても、今度は右翼運動家だらけになったかもしれないのだ。政治というのは、きれいごとは口先だけで、裏に回れば、まったくわからない。わかるのは、政権が崩壊したあとなのだ。それは韓国や台湾を見れば一目瞭然だ。前大統領は逮捕されるか自殺騒ぎになるからだ。
2013/06/06
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