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久しぶりに「穴沢ジョージさんのプロフィール」変更しました。あ、変更というより、付け足しですかね。 「好きな映画 HAIRSPRAY」を「好きな映画 HAIRSPRAY(1988)」にしましたよ。 どこがちがうかって? よく見てくださいよ、(1988)を追加したんですよ。 何を今更と思った人も多いでしょうが、ピンと来た人もいると思います。 そう。「ヘアスプレー(2007)」っていうのができちゃったらしいんですよ。というより、もう日本でも公開されているようです。 僕は、絶対に誤解されたくなくて、オリジナルの1988年版を強調したかったんです。何しろ、2007年版はまだ見ていませんし、……。 ********************** 1988年版 "Hairspray(ヘアスプレー)" が不朽の名作であるなどと、思っている人は少ないだろうが、僕は胸を張って断言できる。こんな素晴らしい青春ダンシング・コメディ映画は二度と作れっこないと。 1990年に入って間もない頃だったと思う。レンタルビデオ屋で「ヘアスプレー」に遭遇した。 東京暮らしをしていた頃は、こちらから求めなくとも様々な情報が容易に手に入ったのだけれど、田舎暮らしは、その気にならないとなかなか情報が入ってこない。いや、その気になっても手に入らない情報は多かった。 「ヘアスプレー」のことも全然予備知識がなかった。けれど、 ピンクフラミンゴの ジョン・ウォーターズ監督が放つ 全米大ヒットの青春ダンシング・コメディ??この謳い文句に心惹かれないはずはなかろう。 しかも、あのディヴァインやブロンディーが脇を固めているって…。このコメディーは絶対面白いに違いないと、勇んで借りてきたその日から、僕は完全なヘアスプレー・フリーク (単にこの映画のファンという意味、深くは知らないよ) になってしまった。上の謳い文句も、その後手に入れた8ミリビデオのセルビデオを見ながら書いているのだ。 「ピンク・フラミンゴ」などのジョン・ウォーターズ監督作品は、いわゆるカルト・ムービーに属するんだろうか、マニアは少なからずいたと思う。しかし、僕はどれもちゃんと見たことがないし、かなりグロテスクな内容だというので、敬遠さえしていたのだ。 しかし、この「ヘアスプレー」だけは世界中の老若男女に見てもらいたい映画なのだ。 まず、誤解を解いておきたい。 この映画、実はいわゆるミュージカルではないということ。 きっと、大方の人がミュージカル映画だと思っているのではないだろうか。まあそれも無理はない。 数年前、友人の作曲家カルロス井上氏と「ヘアスプレー」の話をしていたら、ブロードウェーで大ヒット中だという。 ちょっと待ってよ。「ヘアスプレー」がミュージカル化されて上演されているっていうことかい! まさにそのとおりだった。 そう、「ヘアスプレー」はそれまでの常識の逆を辿っているのだ。 たとえば、ブロードウェー・ミュージカルでも、オフ・ブロードウェーものでも、まず舞台でヒットして、それが映画化されるという道筋を辿ったはずだ。 思いつくミュージカル映画はなんですか。 「ウェストサイド・ストーリー」「南太平洋」「サウンド・オブ・ミュージック」「ヘアー」・・・ほらね。どれも、元々舞台で、後に映画化されているでしょ。 話を戻そう。つまり、ブロードウェーで上演されたからミュージカルだと、思っている人のために言っておきたい。 ミュージカルのメッカ、ニューヨークのブロードウェー、ロンドンのウェストエンドで今なお上演され、今年日本公演もあったのは、もちろんミュージカルだ。しかし、オリジナルの映画「ヘアスプレー」は、全編に63年当時のヒット曲が流れる青春ダンシング・コメディだけれど、出演者が突然歌って踊り出すという、いわゆるミュージカルとは違うのだ。あ、踊りはあるけど。 ああ、説明するのが面倒になる。 笑いが欲しい人、60年代ポップスが好きな人、R&B ソウル系の好きな人、マッシュポテトやツイストの踊り方を知りたい人、太めの女の子が好きなひと、ブロンドの女の子が好きな人、80年代のニューウェーブ系の好きな人、カーズのリック・オケイセックをちらっと見たい人、カルトムービー・ファンの人、アメリカの現代史を知りたい人、好奇心の旺盛な人、…… とにかくぜひ見てください。「ヘアスプレー(1988)」を。 「ヘアスプレー(2007)」を見る前に。ニューヨークやロンドンで「ミュージカル/ヘアスプレー」を見る前にね。 ケネディー大統領の暗殺された1963年は、重要なターニングポイントの年だった。その1963年のボルチモアを舞台に、歌やダンスを通じて、若者の間から人種的偏見や差別がなくなって行った過程を、明るくコミカルに、実に見事に描いたこの映画は、80年代の終わりにジョン・ウォーターズが放った、それまでの60年代青春モノに対する彼なりの回答なのだ。 この映画で一番好きな場面。 ソウルシンガー、トゥーサン・マッコール(Toussaint McCall)がテレビ番組にゲスト出演するシーン (本人出演) で、彼がヒット曲 "Nothing Can Take the Place of You" (実際は67年の歌なので時代がちょっとずれているが) を切々と歌う。ジーンと来る歌だ。 曲の途中カメラが外に出ると、ホームレス風の酔っぱらいの黒人のおじさんが、酒の瓶を片手に歌の続きを歌っている。夜空に響くその素晴らしい歌声。ものすごい歌唱力。このおじさん、実は有名なソウルの人なのかどうか、その辺はわからないが、僕は胸を打たれた。上手い演出だなあ。 ********************** ああ、ミュージカルのヘアースプレーも見たいなあ。 「ヘアスプレー(2007)」は舞台の映画化なのかなあ。 見た人、教えてください。 『三丁目の夕日』の続編ができたらしいですね。 第1作は、とても良かったです。続編にも大いに期待したいです。 でも、1作目のエンディングには、本当にがっかりでした。1958年の東京が舞台なのに、あのエンディング・テーマは無いだろう。どうしてああいう歌を使うのか、全くセンスを疑う。少しは「ヘアスプレー」を見習って欲しいぞ。 ・・・と、いいたい放題言わせてもらいましたけど、2作目のエンディングもああいう音楽使っていたら、今度こそ絶対に抗議します。
2007.10.31
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“Loan Me a Dime” by Boz Scaggs 1969 今日(10月29日)はあるミュージシャンの命日ですが、さて誰の命日でしょうか。 こんな書き方をしたら、まるでクイズみたいですけど、・・・そうっすね。クイズ形式で参りましょう。 次のヒントから「私」が誰か当ててみてください。ヒントは 1. ~10. までですが、どの時点でわかったかあとで教えてくださいね。 1. 私はギタリストです。かなり有名でしたよ。 2. 1972年に亡くなりました。え?まだお生まれになっていない? 3. オートバイ事故ですよ。まったくねえ。 4. 風貌は長髪とひげが特徴ですね。まあ、あの時代はみんなね。 5. 申し遅れました。出身は USA。ナッシュビル育ちです。 6. 初めはブルースや R&B をやってました。白人ですよ。 7. 1969年に弟と結成したバンドが大いに人気を得ました。 8. 同時期デレク&ザ・ドミノスに参加して『レイラ』を作りました。 9. 弟ですか?名前はグレッグ。キーボード奏者です。 10. バンド名ですか?オールマン・ブラザーズ・バンドですよ。 もうおわかりですね。答えは、デュアン・オールマン (Duane Allman)。伝説のギタリストの一人ですね。 あ、もちろん知らない人がいても全然おかしくありません。何しろ古い話ですからね。 もうすでに何度か書いたことがあるので、繰り返しになるけれど、僕は1969年頃からブルースを聴くようになっていたんですよ。 どうしてそうなったかというと、実に単純な話でね。67年にクリームやジミヘン、ドアーズなんかが登場するでしょ。ストーンズにもミック・テーラーが加入してね。本格的なロックの時代の到来ですよ。で、彼らは皆ブルースに傾倒したり影響を受けたりしていたというわけ。だから何となく抵抗なしにブルースも聴くようになったんですよね。 でも、やっぱり初めはいわゆる白人ブルースからでね。徐々に3大キングなんかも聴くようになったんです。また、日本にもブルースバンドがずいぶん出てきたんですよ。よく、学園祭とか日比谷の野音とかにも行きましたっけ。 70年代になってからしばらくして、ロック喫茶でデュアン・オールマンの『アンソロジー』というアルバムを聴いたんですが、この2枚組の1枚目に入っていた "Loan Me a Dime" が実に素晴らしいブルースで、いっぺんで気に入ってしまったんですよ。 で、歌っているのは若き日のボズ・スキャグス。そうです。彼はデビュー当時、ブルース歌ってたんですから驚きでしょ。というより、しばらくしてああいう歌を歌うようになって、人気者になったときには、それこそびっくりしましたよ。 2枚組の LP っていうのは当時かなり高くてね。このアルバムも、自分では買わずにロック喫茶でリクエストして聴いたものでした。 それが、3年ほど前でしょうか。これが CD 化されていることを知り、早速手に入れました。30年以上聴いていなかったのに、ほとんどのフレーズが次から次へと甦ってきます。あ、僕は弾けませんけどね。初めて聴いたときのロック喫茶の木のベンチも、常連客の顔も一緒に頭に浮かんできます。 "Loan Me a Dime" は13分もある曲なので、普通なら退屈しそうですけど、デュアン・オールマンのあのギターが十分に堪能できる13分は、決して長くないです。特に、最後に延々と続くギターソロは、一聴の価値ありだと思います。また、ボズ・スキャグスも、いわゆるブルース向きの声というよりむしろ頼りないような、それでいてしっかり聴かせるボーカルが魅力的です。 話は前後しますけど、80年代の後半、うちに CD プレーヤーが来た頃、下北沢の中古屋でこの曲のオリジナルを見つけたんです。Fenton Robinson の "Somebody Loan Me a Dime"。こういう曲ですから、オリジナルも当然聴きたくなるわけで、早速手に入れて聴いたんですが、こちらも歌とギターが実にかっこいいんですけど、デュアン・オールマンとボズ・スキャグスほどの感動はありませんでした。 デュアン・オールマン、僕と3つしか違わないのに、72年にはもう亡くなってしまったんですから、ホントに若すぎた死ですよね。
2007.10.29
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“Town Called Malice” by The Jam 1982 ボストン対クリーブランド、今日はボストンの地元フェンウェイ・パークでは、頻繁に BGM をかけているということに気が付きました。 8回途中、岡島が交代したときには、あちこちの球場で耳にするトロッグズの『ワイルド・シング』が、ほかにも、おなじみのところでは、プレスリーの『サスピシャス・マインド』やアイズリー・ブラザーズの『シャウト』なんかが聞こえてきましたが、3点リードして迎えた8回の裏の攻撃を前にした『スウィート・キャロライン』は、ものすごい盛り上がり方でした。 途中の歌詞はともかく、♪ スウィート・キャロライン ウォウォウォ~のところ、とくに ♪ ウォウォウォ~ は間違いなく全員で叫んでいました。あと、それに続く ♪ Good times never seem so good ~ のところでも何やら大声で叫ぶんですよ。よく聴いてみると、どうやら Boston! Boston! Boston! Boston! ってわめいていたようなんですけど、どうなんでしょう。 けど、今日一番驚いたのは、6回が終わったところでジャム(The Jam)の82年のヒット曲『悪意という名の街(Town Called Malice)』が、球場に響き渡っていたことです。いろいろ流れた曲のうちでも、はなはだ異色な感じでしたね。 なんだ、おまえは野球は見ていなかったのかなどと思った人はいませんでしょうか。大丈夫です、時々見てました。第7戦ボストンが勝ちましたね。リーグ・チャンピオンになりました。 で、『悪意という名の街』に戻りますが、ジャム解散寸前の曲ですから、どちらかというと R&B 色が濃く、スタイル・カウンシルへの繋ぎ役的に語られることも多いかと思いますが、でもそれは、楽器編成やアレンジに反映されているということで、アップテンポのノリの良さやシンプルなメロディーラインは、むしろ初期を思わせるものです。 ただ、ジャムを知っていると、アメリカ大リーグのリーグ優勝決定戦最終試合のバックで聞こえて来るというのは、ちょっとミスマッチというか、違和感もあるところです。でもこの曲をかけたのにはたいした理由はなく、たぶん、単に BGM の係の人が好きだからだと思うんですよ。 いずれにしても、アルバム "The Gift" の中でも一番かっこいい曲だと思うんですけど。 ♪ And - stop apologising for the things you've never done, Cos time is short and life is cruel - but it's up to us to change This town called malice. やってもいないことを謝るなんてよしてくれ 時間は足りないし人生は残酷なものだから でも変えるかどうかは僕たち次第だ この悪意という名の街を ウェラーくんの作詞家としての才能も、やはり見過ごせません。 (文中訳:穴沢)
2007.10.22
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“The Twist” by Chubby Checker 1960 & 1962 Original by Hank Ballard and the Midnighters 1958 ボストン対クリーブランド、昨日はボストンが勝ちましたね。 ハング・オン・スルーピーが聞こえてくるかなと思いましたが、どうもバックの音が小さくて、かかっている音楽まで聴き取れませんでした。でも、まるで "Y.M.C.A." のような "O-h-i-o" の「振り」をしているらしき女性がちらりと映ったんですよ。もしかするとその時球場にはハング・オン・スルーピーが流れていたのかもしれません。けど、真相は闇の中です。 米大リーグの試合でいいなあと思うのが、セブンス・イニング・ストレッチ(the Seventh-inning stretch) というやつです。 いよいよ地元チームのラッキーセブンの攻撃というところで、背筋を伸ばし肩をほぐすというのは、興奮したり疲れている観客の気分もほぐしてくれて、なかなかな名案だが、そこで敵味方関係なく観客全員によって歌われるあの "Take Me Out to the Ball Game" が、時にジーンと胸を打つ。この、ほのぼのしたメロディーの野球ファンのためのワルツは、全く攻撃的でない歌詞と相俟って、野球に興味のない人にも親しめる名曲です。 老いも若きも一緒になって、しかも野球場で、あんな風に歌える歌が存在するということがうらやましいです。 昨日の試合で "Take Me Out to the Ball Game" のあと、チャビー・チェッカーの "The Twist(ツイストNo.1)" がかかっていましたよ。 スタンドのファンは、この曲にあわせて一体になって踊っている……なんていうことはまったくなくて、中には踊っている人もいましたが、みんな思い思いのやり方で、文字通りセブンス・イニング・ストレッチをしていました。 "The Twist(ツイストNo.1)" は見事に BGM になっていましたね。 チャビー・チェッカーの歌う "The Twist(ツイストNo.1)" が、いわゆるツイストブームに火を付けたといわれています。1960年と62年の2度、全米 No.1 になっている曲ですから、知っている人も多いだろうし、60年代初期を代表するダンスナンバーとも言えるでしょう。 2度流行っているのは、つまり62年にはツイストブームがピークを迎えたということからでしょう。この時期、日本でも藤木孝の『ツイストNo.1』をはじめ、『ペパーミント・ツイスト』『サンライト・ツイスト』などのカヴァーものが各社競演で出たり、スリー・ファンキーズの『でさのよツイスト』みたいな「和製ツイストもの」も続々出されましたっけ。 で、この "The Twist" ですが、すでに1958年に R&B の大御所ハンク・バラード(Hank Ballard)がオリジナルを発表しているんです。作曲したハンク・バラードが、自らのバンド the Midnighters とやっている音源(アルバム・タイトル Singin' and Swingin')がうちにありますが、かっこいいですよ。 ハンク・バラードについては、このことも含めて以前落語版『サマータイム』 で書きましたので、お暇な人はそちらを参照願います。 "The Twist(ツイストNo.1)" をはじめ、次々とツイスト・ナンバーをヒットさせたチャビー・チェッカー(Chubby Checker)ですが、どの写真を見ても全然「ぽっちゃり型(chubby)」でもないんですけど、どうしてこのニック・ネームが付いたんでしょうね。 ・・・と思って、「 ポップス黄金時代 1955-1964」をぺらぺらめくっていたら、なんと1962年のところに出ていましたよ。 簡単に説明しますと、声もルックスもファッツ・ドミノそっくりだから彼にちなんで付けたということだそうです。つまり、次のようなことですね。 ・fats(太っちょ) = chubby(ぽっちゃり) ・domino (ゲームのドミノ) → checker (ゲームのチェッカー) う~~ん、思わずうなってしまった。 けど、どう見ても太っていないんだけどなあ。チャビー・チェッカー。…ちょっと丸顔ですけどね。 さあ、みなさん、ツイスト踊ってこの世の憂さを晴らしましょう。
2007.10.20
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“Hang On Sloopy” by The McCoys 1965 ボストン対クリーブランド、クリーブランドが勝ちましたね。 それにしてもウェイクフィールドの投げるナックルボールはものすごいです。「柔よく剛を制す」は、本家の柔道の世界ではあり得ないと言えそうですが、野球では可能という好例ですね。ただし今日の試合ではホームランも2本打たれ、大量失点して負けましたけどね。 ボストンは地元フェンウェイ・パークで8回の裏の攻撃に入るときに『スウィート・キャロライン』を、スタンドのファンが歌って盛り上げていますが、クリーブランド・インディアンズの本拠地ジェイコブズ・フィールドでは、昨日の試合中、あのマッコイズの『ハング・オン・スルーピー』が聞こえてきました。ただ、こちらはいつ流すか決まっていないようです。今日は聞こえませんでした。 で、ちょっと調べたら、こういうこと↓↓↓でした。 Who Is Sloopy and What Is She Hanging on to? このニューヨーク・タイムズの記事は、とても良く書けていますね。 テレビ中継ではほんの一部が聞こえてきただけなので、"O-h-i-o" のところは実際にどんな風に歌っているのか興味深いし、"Y.M.C.A." のような「振り」もあるらしいので、見てみたいですね。 マッコイズは、この曲ぐらいしかヒット曲がなかったと思うんですが、うちにある SEE FOR MILES の22曲入り寄せ集め盤 "HANG ON SLOOPY the McCoys" は、60年代ヒット曲(一部50年代も)が山盛りの、名曲カヴァー集になっています。つまり、元々好きな曲を自分たちなりに歌って楽しむ程度のノリだったのかもしれません。 上記の CD のライナーノーツによれば、この『ハング・オン・スルーピー』自体、バイブレーションズの "The Girl Sloopy" をカヴァーしたものなのですから、バンドの姿勢は明確だったとも言えます。因みに"The Girl Sloopy" はヤードバーズもカヴァーしているということですけど、うちにあるでしょうか。後で探してみようっと。 いわゆる一発屋だったのは事実ですが、その一発はその後も人々から愛され、しかも「オハイオ州公式ロック・ソング」に指定されているのですから、ミュージシャンとしては彼らは幸せ者ですよね。 ********************** McCoys(マッコイズ) の発音は要注意です。 僕らは、ついつい「マ」に力を入れて言ってしまいますけど、「コイ」に力を入れて発音してください。ま、英語がわかる人には常識でしょうけど。 その昔、あるイギリス人に「マッコイズ(McCoys) を知っているかい」と英語で訊いたら「わからない」と言われ、 "Hang On Sloopy" を歌っていたというと、「それは McCoys じゃないのか」って、完全に違う音に響いて、全然別のバンド名を言ったと思われたようです。ムッチー穴沢(←無知ということ)、本領発揮の瞬間でした。
2007.10.17
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“Do You Love Me”by Brian Poole and the Tremeloes 1963 Original by the Contours 1962 先日、約束実行宣言をしましたが、数ある未履行約束の中で一番すぐに果たせそうだと思ったのが、カラタチの花の写真の件です。 これは tougei さんからリクエストがあったもので、気軽に「いいですよ」っていう感じに、安請け合いしてしまったのです。 実際、カラタチの花をデジカメで撮って「はいこれですよ」って見せるだけですむものを、一応撮影だけはしたものの、めんどくさがってそのままにしておいたのがいけませんでした。 というわけで、このたび晴れて、カラタチの花の写真を左のフリーページの Plants の所にアップいたしました。今回、お詫びの意味も込めまして、カラタチの実の写真も一緒に入れましたので、お楽しみください。ま、要するに、もう実のなる季節が来てしまったということですけどね。 tougei さん、遅くなってゴメン。 カラタチ、こちらからも行けます。 ********************** こんばんは。ムッチー穴沢です。 久しぶりに「ロック366」を眺めていたら、今日10月12日は結構いろいろあった日なんですね。主だったところを拾ってみると、こんな感じです。(内容だけ抜粋) ・サム・アンド・デイヴのサム・ムーアの誕生日(1935) ・ジーン・ヴィンセントの命日(1971) ・ジョニー・レイの『雨に歩けば』がイギリスでチャートイン(1956) ・フィル・スペクターがワーナー・スペクター・レーベルを発足('74) ほかにもいくつか興味深い記述がある中の、次の記述がちょっと目を引きました。 ・Brian Poole and the Tremeloes [ブライアン・プール・アンド・ザ・トレメローズ] の "Do You Love Me" が、1963年のこの日、イギリスのヒットチャートで No.1 となる。 あらら、この曲って、デーブ・クラーク・ファイブ(Dave Clark Five) じゃなかったっけ。トゥレメローズのやつは知らなかったなあ。コントゥアーズ(The Contours) のオリジナルもデーブ・クラーク・ファイブのあと、だいぶ経ってから知ったという記憶がある。 一応調べたところ、トゥレメローズのシングルで全英 No.1 になったのは、あの名曲 "Silence Is Golden" と、この "Do You Love Me" の2曲だった。言い換えれば、デビュー間もないトレメローズが、この曲でヒットチャートのトップに躍り出たという重要な事実を、僕は知らなかったのだ。 ところでこの "Do You Love Me" で、途中「♪ ワッチェッナ…」みたいなかけ声がかかるところがあるんですけど、実際にはどう言っているんでしょう。この際聞き取りをして、解明しておこうと、久しぶりにうちにあるデーブ・クラーク・ファイブの CD を引っ張り出してきましたよ。 正解は、♪ Watch me now でした。 念のために Yahoo UK で検索して歌詞を調べてみましたので、間違いないでしょう。 このたびも自身のムッチーぶりに、穴沢本人が驚いております。 関連日記 : 『サイレンス・イズ・ゴールデン』
2007.10.12
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こんにちは、マーク簿蘭です。 いや、知ってます知ってます。今日が月曜日じゃないということは重々承知しております。ただ、やっぱりちょっと昨日(火曜日)の朝起きたとき、月曜日感覚で、可燃ゴミ出しに行きそうになったりしてました。 実は休日の月曜日、すなわち一昨日ですが、可燃ゴミ出し忘れてしまったんですよ。付け足しのように休みが1日あって、得した気分なんですが、そのせいで木曜日まで可燃ゴミが出せないという副作用に悩まされております。 あ、こんな個人的なこと書くつもりはさらさら無かったんですが、つい…。 みなさんは月曜日というとどんな曲を思い浮かべますか。 まあ、次の1~4. のどれかでしょうね。(新しい順です)1. ニュー・オーダー2. ブームタウン・ラッツ3. カーペンターズ4. マリアンヌ・フェイスフル、ニール・ダイアモンド、ママズ・アンド・パパス 1. の場合、やはり "Blue Monday" は代表作ですし、80年代の英国音楽を語る上ではずすことはできません。 2. "I Don't Like Monday" はテーマがテーマだけに、なかなか重い曲でした。けど、これもメロディーがポップで、良い曲だと思いますよ。 3. の『雨の日と月曜日は (Rainy Days and Mondays)』に関してはじっくり聴いたりしたことがないので、あまりコメントできる立場ではありませんが、良い曲ですよね。 で、数ある月曜日の曲の中でも、僕ら60年代に十代を過ごした者にとっては、どうしても 4.が懐かしいですし、1.~3. に負けない名曲だと思うんです。 ところで、4.が何の曲かおわかりにならない人はいませんよね。 月曜日といえばこの曲と思う人は、世代を越えて多いような気がします。だって、そのものズバリ "Monday Monday (マンディ・マンディ)" ですからね。 オリジナルはもちろんご存じのようにママズ・アンド・パパス。1966年の大ヒット曲です。 ところが、マリアンヌ・フェイスフルとニール・ダイアモンドが当時この曲をカヴァーしているということを、僕は今世紀に入ってから知ったのです。前者は先日ヤフオクで落札したマリアンヌ・フェイスフルのベスト盤に、後者は書店で買った廉価盤 ("Red Red Wine" もこれに入っている) に入っていて、どちらも手に入れてからじっくり聴いたことがない。ということで、・・・ さあ、いよいよ "Monday Monday" の聴き比べですよ。 ここでは次の2点に絞って比較検討してみたかったんです。 その1. イントロがどうなっているか。 その2. あのブレイクはどうなっているのか。 その1. は、僕の手元にある全音楽譜出版社発行の楽譜集「永遠のポップス 1.」を見ていたら、イントロの歌詞が "Ba La Ba La La La, Ba La Ba La La La …" となっていてね。どうにも気になって…。 だって、「バ (ba)」よりは「パ (pa)」の方が自然に出てくるんじゃないですか。僕なら絶対「パ (pa)」ですよ。というよりも、今までずっと「パ (pa)」だと思っていましたから。で、結果は以下のとおりです。(便宜上、以下の頭文字で記します。 [M.F] マリアンヌ・フェイスフル [N.D] ニール・ダイアモンド [M.P] ママズ・アンド・パパス) [M.F] "Pa La Pa La La La, Pa La Pa La La La … " やっぱりね。案の定、「パ (pa)」でしたよ。女性のアカペラコーラスが美しいね。若き日のマリアンヌ・フェイスフルの、か細い声がまたいいじゃありませんか。…おっといけない、聞き惚れている場合じゃありません。ニールの金剛石さんはどうでしょう。 [N.D] "M m m m m m, M m m m m m … " ムムムって、ハミングですか。がっつーん!盲点突かれたなあ。あ、でも歌が始まると、バックの女性コーラスが…。でもどっちでしょう。はなはだ聞き取りづらいです。「バ (ba)」なのか「パ (pa)」なのか判別不能です。けど、イントロのド頭。生ギターが F のコードの下2本使って[C(ハ)]と [F(ヘ)]の音で、♪ ブブ~ン って入っているの、ちょいとかっこいいです。 さて、本命のオリジナルですよ。緊張するなあ。 [M.P] "Ba La Ba La La La, Ba La Ba La La La …" あれれ、「バ (ba)」かぁ。ある程度予想してはいましたけど、ちょっと残念でした。さすがは全音楽譜出版社発行の楽譜集「永遠のポップス 1.」ですね。よく聞き取っておられます。 というわけで、イントロの「バ (ba)」vs.「パ (pa)」の対戦結果は一勝一敗一引き分けでした。 それでは後半戦。「その2. あのブレイク …」です。 まず文中クイズです。当時この曲 "Monday Monday" はラジオ局泣かせでしたが、それはなぜでしょう。 もう答えは出ているようなものですが、ご存じない人のためにも一応 …。実は、この曲の後半終わり近くに、空白の数秒間があるんですよ。 実際、よくわかっていない DJ やアナウンサーがこれをかけると、まだ途中なのに、そのブレイクのところでいきなりしゃべり出したり、曲を止めちゃうことがありましたよ。 で、そのブレイクは注目したいところですよね。今度は、まずオリジナルを確かめてみましょう。 [M.P] 約 2.5 秒 ~ 3.0 秒。計測の仕方が難しくて、この範囲だということで勘弁してください。でも、今聴いてもこれは長いですよ。曲が3分22秒で、当時としては決して短い方ではなく、むしろ長い方。それが、2分34秒のところでいきなり切れますから、止めたくなるのも人情というもの。さて、ほかの二人はどうでしょう。今度はダイアモンドのお兄さんから聴いてみよう。 [N.D] テンポはほぼ同じですが、イントロが少し短いので、ブレイクは2分27秒のところで発生します。こちらも約 2.5 秒 ~ 3.0 秒空きますが、ひとつ大きな特徴がありました。ブレイクのあと、あのイントロと全く同じ、ギターの ♪ ブブ~ン が入ってから歌に戻るんですよ。だから厳密にいうと、1拍半食ってる分だけこちらの方が空白は短いんですね。これは大発見でした。あと、曲の長さが2分53秒で、ブレイクのあとが短く処理されています。マリアンヌさんはどうなの、どうなの。気持ちは焦ります。 [M.F] 2分34秒のところで 2.0 秒 ~ 2.5 秒の空白。これが明らかに一番短い。しかも、ほかの二つがブレイクに入った所で、付け足しのようにギターが1拍分コードを鳴らしていますよ。だからよけいに短く感じます。でも、明らかにこれも無音の数秒がありました。曲全体の長さは約3分09秒で、ほかの二つの中間でした。 オリジナルのママパパでは、4分音符で6拍空くという作りになっていたということなんでしょうが、やはりほかの二つはラジオ放送を意識して、音を入れたり少し短くしたということなんでしょうか。 ラジオでは、何秒間か忘れましたけど、わずかな無音状態でも、第一級の事故として扱われると、聞いたことがあるけれど、クラシック以外でこういう曲はほかに知りません。 あ、いけない。長く書くと、読むのが辛いですよね。歌詞のこととかは、また書く機会があるかもしれませんので、…。 (ここで約3秒の空白を入れる) 文章でも、いきなり空白入れられると、ずっこけてしまいそうです。
2007.10.10
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“Sweet Caroline”by Neil Diamond 1969(熊)「♪ スウィート・キャロライン ウォウォウォ~、っときたもんだ。旦那~、久しぶりでや~す」 (穴)「おう、誰かと思ったら、熊さんかい。それにしてもずいぶん嬉しそうだねえ」(熊)「へい。タイトルに知ってる歌ですからねえ。♪ スウィート・キャロライン ウォウォウォ~、ってね。ところで、何で今頃スウィート・キャロラインなんですか」(穴)「ほら、ボストンが3連勝してね。そのお祝いのしるしですよ。第2戦のラミレスのさよならホームランは凄かった」(熊)「そういえばボストン・レッドソックスの本拠地フェンエイ・パークでは8回の表が終わるとみんなで歌ってますよね、スウィート・キャロライン」(穴)「ご名答、名糖、ホームランバー」(熊)「ホームラン出たらもう一本。ところで穴の旦那、ニール・ダイアモンドなんて聴くんですか」(穴)「いや、ホントはね、最近いろいろ世話になってる楽天仲間のオンデンさんがね、ご自身のブログで UB 40 の "Red Red Wine (レッド・レッド・ワイン)" について書かれていたのでね」(熊)「おお、 "Red Red Wine (レッド・レッド・ワイン)" お懐かしうございます。あのプロモはよく覚えてますよ。モノクロなんだけど、パブでワインを飲むシーンで、突然ワインだけ赤くなるのがかっこいいんですよ」 (穴)「うん、そこは印象的だったね。きっとみなさんも覚えていることでしょう。だけど、若干誤解があるので訂正させていただこうか」(熊)「あっしの記憶に混乱があるとおっしゃりたいんでスカ、レゲエ」(穴)「いやなに、大したことではないのラスタ。"Red Red Wine" 実は飲んでいるのはビール。たぶんラガー、色が薄いから。でも、もしかするとイギリス人が好きなビターかもしれない。白黒だからよくわからない」(熊)「そいつは気が付かなかったラスタ。ほかにも何かあるんスカ、ツートーン…」(穴)「実はビールが赤くなる(実際はオレンジ色だけど)シーン。アリ・キャンベルがパブでビールを飲んでいるとチェリー (Cherry Oh Cherry Oh Baby の Cherry) が入って来る。実はロビンと一緒だった」(熊)「あ、思い出した。それを見たとたん、スローモーションになってビールが赤くなる、じゃなくてオレンジ色になる」(穴)「バドミントン、じゃなかった、ピンポ~ン!で、あのプロモ、ラストシーンがちょっと変だと思わなかったかい」(熊)「そういえば体格のいいオヤジが、犬を散歩させてるんですよね。で、酔いつぶれたアリを抱えて行くところでいきなり終わる…」 (穴)「そう。実はあれはほんの一部なんだよ」(熊)「えっ、"Red Red Wine" のプロモってもっと長かったっていうことですか」(穴)「ロングバージョンの一部っていうこととは、ちょいと違う。この曲の入っている "Labour of Love" という LP は覚えているかい」(熊)「名曲がぎっしり詰まっていましたよね」 (穴)「そうそう、全曲カヴァー曲でね。で、その LP と同じタイトルのビデオがあったんですよ。ミュージカル映画仕立ての白黒30分モノでね。全曲ではないけど、何曲も入っている」(熊)「そいつぁ知らなかったラスタ。それであの時のプロモはどれも白黒なんだ」(穴)「そう。"Cherry Oh Cherry Oh Baby" "Red Red Wine""Johny Too Bad" "Many Rivers to Cross" …」(熊)「ちゃんとストーリーがあるんですか」 (穴)「ま、一応ね。簡単にいうと最後はチェリーと結ばれて、結婚式のシーンで終わる。そのラストの式のシーンだけカラーなのだ」(熊)「しかし、よく覚えてますね。だいぶ昔のことでしょ」 (穴)「1984年でございます。…えっ!もう23年も経つのかい。…などと自分で言って、自分で驚いている場合ではないぞ。実はこの "Labour of Love" のビデオ、持っているんだよ。ベータだけど…」(熊)「なるほど、それで詳しいんですスカ、ジャマイカ」 (穴)「"Labour of Love ll" のビデオもある。イタリアのトスカーナ地方の、古い農家を改造したスタジオでの録音風景が、とてもいい。こちらは VHS」(熊)「いいなあ、今度見せてくださいよ。…ところで、本題から逸れてますよね」 (穴)「ほ、本題…… ZZZ …」(熊)「ちょいと旦那、寝たふりしてどうするんでスカ、ランブレッタ」(穴)「おっと、こりゃすまん、つい寝てしまった。な~んてね。実は起きてるんです(キッパリ)。 …つまりあたしがニール・ダイアモンドなんか聴くのかっていうことだろうが」(熊)「何を威張ってるんでスカ、ロックステディ」(穴)「確かにあまり聴かないんだけど、実はこの "Red Red Wine" はニール・ダイアモンドの作曲なんだよ」(熊)「意外な感じですね」 (穴)「うん。初めて「作曲ニール・ダイアモンド」の文字をを見たときは、さすがに目を疑いましたね」(熊)「で、どうなんです。オリジナルは」 (穴)「ぜひ聴いてみたいと思っていたんだけど、なかなか機会に恵まれなくてね。けど、4年ほど前見つけましたよ、廉価盤の寄せ集め盤。本屋の安売りコーナーでね」(熊)「おお~、出ました。安物買いの穴ジョーおやじ」(穴)「ちょいと熊さん、安物買いを馬鹿にしてはいけません」(熊)「そりゃそうだ。 "Red Red Wine" のオリジナルなんか、持っている人も少ないでしょうからね」(穴)「そのオリジナルなんだけど、なかなかいいよ。ただ、アレンジは UB40 の方が遙かに良いと言える」(熊)「なるほど」 (穴)「長くなるから、今日はこれくらいにしておこうか」(熊)「いきなり終わりですか」 (穴)「ちょいと眠くなってきた。で、最後に熊さんに質問。UB40 の視覚的特徴は何?…みなさんも思い出してみてくださいよ」(熊)「ヒントはないんですか、ヒントは」 (穴)「う~ん、ポール、ジミヘン、松崎しげる、…麻丘めぐみ」(熊)「はい、はい、はい!」 (穴)「熊さんどうぞ」(熊)「左利き」(穴)「ご名答、名糖、ホームランバー」(熊)「ヒントが答えみたいなもんじゃないですか」 (穴)「で、左利きがどうしたの」(熊)「最初見たとき、前でギター弾きながら歌っている二人が左利きなので、かなりインパクト強かったですよ」 (穴)「うん。アリとロビンのキャンベル兄弟だね。さすがに二人とも左っていうのは、その後もあまり見ないね。というわけでお休みなさい」(熊)「あれれ、今日はずいぶんあっさりしたラストじゃないですか」(穴)「ギャグの冴えない日は早く寝るに限る。果報は寝て待て。ZZZ …」(熊)「ちょいと。まだ昼前ですよ。ありゃりゃ、ホントに寝ちゃったよ。痴呆は寝て待て、ってか…」(穴)「誰が痴呆ですか」(熊)「あれれ、嘘寝(うそね)ですか」 (穴)「嘘寝(うそね)は人聞きが悪い。はら、我々穴熊だけにお互い得意でしょ、タヌキ寝入り …」 ********************** 関連日記 : オンデンさんの日記 UB40『ジョニー・トゥ・バッド』 この関連日記↑↑↑UB40『ジョニー・トゥ・バッド』の中で「…ほかにもまた何曲か採りあげたいですね」などと書いてあるのを見ましたか。今回一応3年ほどかかってこの予告を実現できました。 実は、今まで僕は日記の中でずいぶんいろいろ約束をしてきました。そのいくつかは果たせたと思いますが、まだまだ果たせていない約束が多くて、いつも自己嫌悪に陥ってしまうのです。 それなら早くその約束を果たせばよいのではないかと、お思いでしょう。 そのとおりです。今後はなるべく、一度した約束を守るために、残された人生、努力をしたいと思うわけです。
2007.10.08
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穴沢ジョージさんは T.レックス です!● T.レックスさんのあなたは、みんなに慕われる親分タイプです。物事に動じない強さと、明るく真っ直ぐな性格が魅力。周りに振り回されて右往左往するようなこともなく、常にどっしりと構えています。そんなあなたを、周囲も頼もしく思っているはず。また、何事も客観的に見ることができ、分析力に優れています。協調性もあり、相手をよく観察して駆け引きする能力もあるので、交渉ごとも得意としています。ただ、持ち前の面倒見の良さゆえ、必要以上に人に尽くしてしまうところがあります。せっかくの客観的に物事を見る力も、情におぼれて見えなくなってしまうことも。常に冷静さを心がけていれば、それも回避でき、周囲の信頼はさらに厚くなるでしょう。● 穴沢ジョージさんにもうすぐ出来るのは…娘です!● そんなあなたの本日の運勢はこちらです! 2007年10月3日付 1位 ★T.レックス ついに初体験! ********************** こんばんは、マーク簿蘭です。(注:Mark Bolan の和名のようです) いや、正直言いますとね、最初はかなり躊躇したんですよ。なにしろ「70年代バンド占い」ですから。 ほら、みなさんご存じのように僕の場合、70年代っていうとすっぽり抜け落ちているっていうか、よくわからないことが多くてかなりパッチーですから、知らないバンドが出てきたり、苦手なものが出てくる確率も高いでしょ。 でも、敢えてチャレンジして良かった~~~。 なにしろ T Rex ですからね。自慢自慢。 この占い、最近お仲間に入れていただいたオンデン1970さんに教えていただきました。 先日やってみたときと結果が違ってもいけないと思って、今朝一応世を忍ぶ仮の本名でもう一度やってみたんですけど、同じ結果でした。どうやら生年月日と血液型による判断のようです。 それで、占い結果ですけど、親分タイプとかってちょっと違うような…。その他表現が極端ではありますが、良く読んでみるとかなり当たっていると、認めざるをえないですかね。特に「頭脳明晰、眉目秀麗」・・・あ、こうは書いてないですか。 で、後ろの方にもうすぐ「娘ができる」などとあるのですが、これは一体……? 最後の「そんなあなたの本日の運勢はこちらです!」というやつも試しにクリックしてみたんですが、これは先日と違っていました。ちゃんと日替わりでランキングされるようです。 因みに、ご覧のように今日の僕は1位で、「ついに初体験!」という一言が添えられておりました。なんの初体験かよくわかりませんけど、ちょっとわくわくしますよね。とりあえず本日残りあと2.5時間ですが……。 ぜひこの機会に、みなさんも「70年代バンド占い」で楽しいひとときをお過ごしください。そして結果などご報告を。 こちら↓↓↓のトップで探していただければ、すぐ見つかります。 オンデン1970さんのページ なお、結果につきましては責任は負いかねますので、あしからず。 ********************** まあそんなこともあって、久しぶりにティラノザウルスのユニコーン聴いたり、T Rex の Slider 聴いたりしています。 以前、ジョン・ピールが亡くなったときに、ティラノザウルス・レックスについて書いたなあ (追悼:ジョン・ピール [2004.11.3 の日記] 参照)。 そうかぁ、あれからもう3年になろうとしているんだ。 穴沢生誕の日まで、後一月と迫りました。
2007.10.03
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『悲しき女学生』が隠れた名曲だったと、前回冒頭に書きましたが、これは必ずしも正しい表現ではなかったかもしれません。 この曲、本国ではヒットしたという記述は見つかりませんでしたが、日本では1962年に結構流行ったようです。従って、特に「隠れた」という形容はいりませんでした。 昔から知っていた曲ではあっても、ほかのヒット曲ほど耳に残らなかったのにはいくつか理由がありそうですが、そういう曲もあるという良い見本ですね。 というわけで今回じっくり聴かせていただいた感想を。 ********************** 4. いかしたイントロ いわゆるロッカバラードだが、特にシンプルなオルガンのアルペジオは印象深い。 イントロのバックは、エレキが軽くコードを押さえ、ウッドベースは常套句を奏で、スネアドラムがブラシで8分を刻む。これらがオルガンを支えて、ただのアルペジオは前面に押し出され、それでいてさりげなく、これから始まる歌を文字通り導く。 このオルガンによる3連のアルペジオは、サビ前まで続く。サビになるとオルガンはコードを押さえ、男性コーラスと相まって、盛り上げ役に回る。3連はピアノの高音部のコード演奏に任せる。つまりサビはロッカバラードの常套手段だ。そしてまたAメロに戻ると、最初と同じパターンを繰り返し、これ以上あまり凝らずにエンディングを迎える。約2分13秒。 で、どうなんだろう。3連のオルガンのアルペジオって、こういう風に使われることはあまり無かったような気がするのだけれど。 でも、どこかで聴いたような、何かを思い出したような感慨に襲われ、懐かしさがこみ上げてくる。きっと、同じパターンの好きだった曲が、ほかにも何か記憶の底に沈んでいるのだろう。 いずれにしても、このオルガンのアレンジがなかったら、僕はこの曲、こんなに気に入らなかったかもしれない。 5. 愛称:ボビーソックス この曲のシンプルなメロディーとアレンジは、単純でなんのひねりもない歌詞の内容にマッチしていると思うが、このシンプルさは本国で流行らなかった一因かもしれない。 さて、このたびじっくり歌詞を聴いてみた。 ♪ ブルー・ボビーソックス 君はひとりぼっちで 悲しいんだね ブルー・ボビーソックス 君は最愛の人を 失ったんだね 学校帰りはいつも 彼と一緒だったのに 今では一人で 帰るんだね 彼の心は ほかの誰かのところへ 君の知っている愛は すべて消え去って ブルー・ボビーソックス わかるよ 君がどんなに彼を恋しいか ブルー・ボビーソックス 今でも唇は求めているね 彼への口づけを でもいつの日か 君は見つけるさ 心から君を 愛してくれる人を そしたら誰も 二度と君を呼びはしないさ ブルー・ボビーソックス なんてね あ、思わず全訳してしまった。 まあ単純に、失恋した女学生に対する慰めソングなわけだね。「ブルー・ボビーソックス」のところは、そのまま「悲しき女学生」に置き換えてみてほしい。ほら、全く問題ないでしょ。 つまり、Bobby Socks はあだ名とか愛称のように使われていて、"Blue Bobby Socks" って「ブルーなボビーソックスちゃん」つまり「ボビーソックス履いた悲しい女学生さん」…というわけだから、『悲しき女学生』がかなり適訳と知るのだ。6. 邦題『悲しき女学生』に至る経緯(推測です) 『砂に書いたラブレター』のヒットから2年後の1959年に発表され、さらに3年後の1962年、日本で流行ったという流れの中で考えてみると、この曲にこの邦題が付いたわけは容易に推察できる。 僕の記憶では、一番最初に『悲しき~』のタイトルが付いた曲は、ケーシー・リンデンが歌い、ザ・ピーナツの日本語版で流行った『悲しき16才』だった (おそらくこの前には『悲しき~』はなかったと思うが、…)。 これが1960年のこと。 その後、61年から63年にかけては、みなさんご存じの『悲しき街角』や『悲しき足音』を筆頭に、『悲しき~』が続々登場する。 そして『悲しき女学生』も、この「悲しきブーム」とも呼ぶべき盛り上がりに合わせたかのように出てくるわけだが、これは冗談ではなく、実際にブームに合わせて発売したのではないか。 レコード会社は、何年か前の曲や本国で流行っていない曲でも、日本人受けしそうなものがあれば、それらしい邦題をつけてレコードにして売り出した。当時まだ、海外からの情報は、ダイレクトに我々の元に伝わっては来なかったから、誰も別に変に思うようなこともなかったのだろう。 こうして日本独自のヒット曲は数多く生まれ、『悲しき女学生』もそれなりに売れたというのが真相だろう。 (文中訳:穴沢) 関連日記 : 『恋の砂文字』 ********************** 『悲しき女学生』を調べていたら、同じパット・ブーンの 曲に『なみだの高校生』という、これまたとんでもない邦題の曲があったんですけど。 あ、嘘じゃありませんよ。 『なみだの高校生』に関しては、タイトルすら覚えていませんけど、是非一度聴いてみなくてはと、『悲しき女学生』を聴きながら思ったような次第であります。
2007.10.02
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