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小説すばる2023年11月号青の純度 第一回 篠田節子バブル時代に一世を風靡した青い絵。好奇心から原画展を訪れた真由子は、画家の数奇な人生へと引き寄せられる。絵画をめぐる新しいミステリの始まり。(小説すばるより転載)何と嬉しい、篠田節子さんの連載が始まりました!今回は絵画が舞台。バブル時代にもてはやされた画家の絵をめぐる話のようです。クリスチャン・ラッセンがモデルなんでしょうかね?原画展を見に行った真由子は、そこで出会った上野村エコビレッジ事務局長の高田という男に声をかけられる。高田は、絵画商法のような過去の話をしてくる・・・。評価の分かれる絵画、絵画商法と怪しげな話ばかりの始まり。どんな展開なるのか見当もつきません。楽しみな連載が始まりました。
2023年10月30日
六人の嘘つきな大学生 浅倉秋成あらすじ。成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 8位週刊文春ミステリーベスト 10(週刊文春 2021年 12月 9日号)国内部門 6位「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン 2022年 1月号)国内篇 8位『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング 4位2022年本屋大賞ノミネート & ブランチBOOK大賞2021受賞 この年、話題になっていた作品が文庫になったのでようやく読めました。面白かった!最初の新卒採用の課題をこなしていくところを読んでいる時は、話がどこに向かうのかわからず、イマイチのめり込めずに読んでいました。しかし、その課題の変更から、話がどんどん面白くなっていき、第二章からは怒濤の展開。途中からページターナーになり、夢中で読んでしまいました。犯人のどんでん返しも面白いし、登場人物のどんでん返しも最高に面白い。伏線の回収と、叙述トリックが冴え渡って何度も前を読み返してしまいました。終わり方もいいですよね。これは確かに話題になるだけあります。欠点、といえば、この後のことが気になって気になって・・・(^^;)特に後輩との食事会が(笑)来年映画化もされるようで、楽しみですね。
2023年10月24日
機龍警察 白骨街道 月村了衛国際指名手配犯の君島がミャンマー奥地で逮捕された。日本初となる国産機甲兵装開発計画の鍵を握る彼の身柄引取役として官邸は警視庁特捜部突入班の三人を指名した。やむなくミャンマー入りした三人を襲う数々の罠。沖津特捜部長は事案の背後に妖気とも称すべき何かを察知するが、それは特捜部を崩壊へと導くものだった…傷つき血を流しながら今この時代と切り結ぶ大河警察小説、因果と怨念の第6弾。このシリーズは、どれも最初から面白いのですが、白骨街道は、のっけから群を抜いて面白い。のめり込んで読んでしまいます。サブタイトルの白骨街道の意味も早々に明かされます。こんな歴史があるんですね・・・。戦慄する出来事ですねえ。知らんかった。そして、どうしても作者が書きたかったというロヒンギャの人々の抑圧と虐殺がこれでもか、と描かれています。ミャンマーの人達だけでなく、日本もロヒンギャの人々の虐殺に加担しているという、重大な告発も明らかにされています。今回は突入斑の三人が行くミャンマーと特捜部の捜査が交互に描かれます。ミャンマーのほうは、緊迫の決死行。アクションに次ぐアクション!ピンチが次々と襲ってきて手に汗を握ります。今回は竜騎兵こそ出ませんが、一般タイプの機甲兵装が登場して、激しい戦闘を繰り広げます。対して日本では主に経済畑の捜査が繰り広げられます。こちらは最後にあっと言う展開になります。これは意外も意外でした。ミャンマーでの謎の男が最後まで関係してきて、突入斑の一人の去就が示唆され、一体次はどうなるの?と気になる気になる・・・。次回作が待ち遠しいです。白骨街道、このシリーズの最高傑作であり、集大成とも言えますが、まだまだ謎も多く、続きが期待出来そうです。
2023年10月23日

小説すばる 2023年10月号二人キリ 最終回 村山由佳阿部定と石田吉蔵の事件に深く切り込んだ作品。事件そのものは膨大な資料があるようで、動かしようがない。そこで架空の人物・波多野吉弥という男性を登場させ、阿部定と交流させる、という手法で虚構と現実をかみ合わせています。この波多野吉弥という男性は阿部定に近くて、遠い、という絶妙の設定が非常に上手くて、阿部定という女性を外側から描くのにとっても効果を発揮しています。うまいもんです。阿部定の幼少期から、事件の後までほぼ全人生を書き切って、非常に読み応えがありました。阿部定を興味本位でなく数奇な人生を送った女性に描いていて、事件のことを詳しく知らない私は非常に興味深く読みました。情熱の女性、いや愛溢れる女性、というのが村山由佳さんの見解なんでしょうか。事件は必然で起きたものなんでしょうねえ。
2023年10月19日

小説すばる 2023年10月号地面師たちⅡ ファイナル・ベッツ 第十七回 新庄耕いよいよクライマックス。警察も追いついてきましたが、ハリソン山中の計画も進行中。ハリソン山中の今回の作戦は成功するのか?警察もあと一歩の所まで迫っています。もうドキドキです。次回いよいよ最終決着か?
2023年10月18日

小説すばる 2023年10月号待兼山奇談倶楽部 第四回 増山実今回「喫茶マチカネ」で話をしてくれるのは、待兼山に古くからある「能登屋食堂」のおばあちゃん。海を隔てた絆の物語が語られる・・・。(小説すばるより転載)第四話はジェイクとあんかけうどん。昭和十二年から営業を始めた能登屋食堂。いまの経営者の父親が始めた小さい食堂。その父親の話から始まって、戦争前後の物語が語られます。そこでの絆の物語。今回も奇談といえば奇談ですが、もしかしたら、このようなことはあるかもしれない、と思わせる話でした。最後の父の話に感動します。ええ話やなあ。こんな話やったら、もっと聞きたいわ、と思わせます。次回も楽しみですね。
2023年10月17日

小説すばる 2023年10月号海風 第六回 今野敏オランダの蒸気船・スンビン号が来航。喧噪が続く長崎の街において、島津家が秘密裏にオランダとの接触をはかろうとしているという噂が・・・。(小説すばるより転載)今度は薩摩の島津家がオランダと密談をしているのでは?という疑惑が発生。大名であっても直接オランダ人との交渉は御法度だ。そこで永井が調べることに。荒尾石見守が吟味をすると言ったが、水野筑後守が吟味する、と主張して譲らない。結局水野筑後守が吟味することになったが、話は永井に回ってきて・・・。外国との交渉や調査だけでも忙しいのに、他藩の大名までからんでくると、益々ややこしいことになりますねえ。長崎奉行と目付、ホント大変ですね、と思いながら読んでました。
2023年10月16日

小説すばる 2023年10月号浮雲心霊奇譚 邪鬼の泪 第三十八回 神永学浮雲たちと宗次郎が合流。お互いの話を突き合わせます。そこへ意外な人物も登場して、益々オールスター勢揃い、という感じになりました。楽しいですね。円心の拐かしの理由も、何となく判明して、浮雲や遼太郎との関係を連想させます。一方、土方歳三は夢とも幻ともつかぬ現象に悩まされていて・・・。段々材料が揃ってきましたが、全ての解明にはまだまだ。次回も楽しみ。
2023年10月12日

小説すばる 2023年10月号翳りゆく午後 第四回 伊岡瞬父親への疑惑がどんどん増してきますね。否定できないところが辛い・・・。父親との関係を疑っている人物を訪れる敏明は、そこで驚かされることに。そして最後、遂に一番恐れていた電話が・・・。怖い怖い。心臓に悪いです。これは次回大注目。
2023年10月11日

小説すばる 2023年10月号イグアナの花園 第七回 上畠菜緒皆に反対されながら、美苑はデートを決行する。その結果は・・・。いや~、キキちゃん、いいわ~。ホント、キキちゃんがいてくれてよかった。それと別に、美苑は将来の選択を迫られています。ソノとの関係にも影響する重大な決断。美苑はどちらを選ぶんでしょうねえ。
2023年10月10日

小説すばる 2023年10月号ウロボロスの環 第五回 小池真理子軽井沢での出来事。連載が始まってからずっと続いていた漠然とした不安感が、遂に具体化してきました。この状態がずっと続くのか、エスカレートするのか、先はどうなるのか見当もつきません。当たり前ですが、この問題に景山や野々宮に解決の助けは無理ですよね。何か、もしかして希望があるとすれば前妻の杏奈くらいなのでしょうか・・・?。彩和の戸惑いが痛いほどわかります。
2023年10月09日

小説すばる 2023年10月号愚道一休 第七回 木下昌輝なんとまあ、禅の道の厳しいこと・・・。ここまで苦悩しないといけないんですねえ。養臾との確執も何だか辛いですねえ。見解の相違というのは、どちらが良い悪いというのではないですからね。でも、さすが師匠、というしかないのが感想です。
2023年10月05日

小説すばる 2023年10月号第二章 堂場瞬一高校、大学とひたむきに打ち込んできたラグビー。社会人になり、十五年以上プレーしてきたクラブチームで、今田はある心配事を抱えながら、引退試合を迎えていた。(小説すばるより転載)堂場さんの読み切り短篇。ラグビーを愛する今田という男性を主人公にした話。ラグビーのクラブチーム、いわゆる草ラグビーチームでほぼ十五年以上プレーしてきたが、ついに引退を決意した。その引退試合は変な雰囲気になって・・・。ラグビー馬鹿(いい意味)のラグビー愛の話で、最後にタイトルの意味がわかります。とってもイイ話でした。堂場さんのほのぼの話もいいもんですね\(^O^)/
2023年10月04日

小説すばる 2023年10月号不法侵入者 方丈貴恵フラッシュフィクションです。たった千字で起承転結なので難しい取り組みなのですが、今回は見事に決まってました。あっと驚くラスト。綺麗に決まりましたね。お見事です。
2023年10月03日

小説すばる 2023年10月号うまれたての星 第十二回 大島真寿美週デ百万部突破の賑わいからほどなくして、非正規採用の中堅編集者・戸田育江は社内を飛び交う「ある噂」に気を揉んでいた・・・。(小説すばるより転載)非正規雇用の不安定さに悩んでいる戸田育江。そこへ社員で経理の「アポロちゃん」こと辰巳牧子がやってくる。辰巳牧子は天真爛漫で、漫画家にもファンとして接してしまう。そんな辰巳牧子を羨ましく思う戸田育江だった・・・。非正規雇用の不安定さ、辛さをこれでもか、と描く小説です。そして、編集部に「ゲンさん」という大学生の男が来て、小柳編集長と面会していた。「ゲンさん」って和田慎二さんがモデルですよね?後に「スケバン刑事」を連載するようになるんでしょうか?益々人材豊富になっていくんですね。それにしても、名物編集長が、どうして男性漫画家を抜擢したのか、とても不思議です。そのあたり、この先小説で描かれるのでしょうか?
2023年10月02日
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