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19XX年04月22日(日)06:00 金浦空港着、韓国に入国する。この日、23歳の誕生日。まず、韓国通貨を手に入れる。$30 が 23500 won になる。1 won = 約0.31円。次に、Information で Seoul の地図をもらい、市内へ行く交通手段を尋ねる。Seoul 中心行きのバス乗場を探していると、20代と思われる韓国人の男から日本語で「バスに乗りますか?」と話しかけられる。空港で、しかも日本語で・・・・・、こういう場合は用心したほうがいい。「ええ、そのつもりですが・・・・・」。「どこへ行きますか?」との問いに 「Seoul のYMCAです」と答えると、「私も近くまで行きます。案内しましょう」と言う。警戒しながら付いて行くと、リムジンバス乗場に連れて行ってくれる。運賃500 won (約150円)。彼とバスに乗り込む。「会社の同僚の見送りで空港に来ていました」と言い、名刺をくれる。船舶会社の社員で、名前は Rhee Young Bong さん。怪しいひとではないようだ。こちらも自己紹介する。バスの窓から見えるものを、いろいろ解説してくれる。流暢な日本語だ。商店の前を箒で掃除しているひとを指して、「あきんどが掃除しています」と言うのには「ギャグなのかな」と思ったが、ギャグではなくそういう風に教わったようだ。YMCAの前まで案内してもらい、お礼を言って別れる。別れ際、「明日の夕方、名刺の番号に電話ください」と言ってくれる。時間が早過ぎるのでチェックインできないかも知れないと思ったが、YMCAのフロントは受け付けてくれる。案内された部屋は広いシングルルームで、バス・トイレ付き。1泊 14300 won (約4400円)。今回の旅でダントツに高い部屋だ。16日に Ciudad de M?xico を発って以来のシャワーで、汗と埃を洗い流す。さっぱりしたら、今度は腹ごしらえ。最後にちゃんとした食事をしたのも、16日の Ciudad de M?xico 。街に出て市場へ。安そうな食堂に入る。昼前なので他に客はいない。壁に貼ってあるメニューを見る。韓国はハングルの国だとは知っていたが、メニューなら漢字も併用しているものと気楽に考えていた。・・・・・が、すべてハングル。漢字は一切ない。考えても仕方がないし、腹ペコ。並んでいるハングルなかで一番高い1000 won (約310円)のを指差して、日本語で「これください」。しばらくして出てきたのは、ステンレスのボールにはいった「ビビンバ」。キムチが3品もついている。スプーンを動かしだしたら止まらない。ガツガツと息もつかず、餓鬼のように貪り食う。久々のご馳走。どれも涙が出るくらい美味い。Seoul の街を歩き回り、15:00頃 YMCAに戻る。荷物の整理などをしてから、1時間ほど昼寝するつもりでベッドに横たわる。ふと目が覚めると、窓の外が少し暗い。時計を見ると6時を指している。2時間ほど眠ったんだ・・・・・、と思ったら違っていた。14時間経過して、朝になっている。これほど爆睡したことは、後にも先にもない。ずっと移動が続いて、何日もまともな睡眠をとれていなかったせいだ。・・・・・23回目の誕生日は、ほとんど寝て過ごしたようだ。
2011.07.28
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19XX年04月20日(金)21日(土)Tijuana のターミナルで夜を明かし、08:00発 Los Angeles 行きのバスに乗り込む。M?xico のターミナルを出発するバスだが、米国 Greyhound が運行している。シートはゆったり、エアコンもガンガン効いている。料金はドル払い、$22.75 (約5500円)。国境での手続き済ませ、アメリカに入国する。景色が M?xico とはガラリと変わる。バスはハイウェイを快走、14:20 Los Angeles 着。飛行機を予約するため、大韓航空の事務所へ行く。今夜の Seoul 行きの便に乗れるか尋ねると、「空席あり」とのこと。Los Angeles の街に用はない。韓国は1週間以内ならビザがなくても滞在できるので、Seoul で2泊3日過ごしてから、24日の便で大阪へ戻ることにする。事務所に居合わせた日本人旅行者に、Seoul での宿泊について聞いてみる。比較的設備が整っていて、値段も手ごろな宿として、YMCAを教えてもらう。夕方まで時間をつぶし、バスで空港へ向かう。料金は$4.65 (約1100円)。22:00発に搭乗。飛行機は西へ向かうため、窓の外はずっと夜。機内食も軽食程度しか出てこない。日付変更線を越えると22日。21日が消えてしまった。
2011.07.26
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19XX年04月19日(木)車中泊、船中泊、車中泊・・・・・、移動の夜が続いている。ベッドでぐっすり眠りたい。ジュースを飲んだり、オレンジを食べたりしているが、ずっとまともな食事をしていない。バスは乾ききった荒野の道をひた走る。窓から見えるのは、樹木のように背の高いサボテン。乗客のなかに、カウボーイハットの薄汚れた2人組の男がいる。・・・・・西部劇の悪役の顔をしている。17:20 バスは21時間以上かかって、アメリカと国境を接する町 Tijuana のターミナルに着く。Los Angeles 行きのバスに乗り継ごうとしたが、「今日の便は終わった」と切符売場で言われる。アメリカ人と思しき男がひとり、ターミナルのベンチで寝るようだ。こちらも寝袋に入ってベンチで眠ることにする。
2011.07.21
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19XX年04月18日(水)10:00 フェリーは Baja California (カリフォルニア半島)の南端 Cabo San Lucas (サンルーカス岬)に着く。13:00発のバスで La Paz の町へ、運賃625 pesos (約880円)。16:30 La Paz 着。この町で一泊するため宿を探すのだが、4~5軒まわってみたところ、どこも満員。「Semana Santa (聖週間・イースター)だから観光地は混むんじゃないかなあ」と、M田さんが言っていたことを思い出す。La Paz での宿泊を諦め、先を急ぐことにする。Baja California (カリフォルニア半島)を一気にアメリカとの国境の町 Tijuana まで北上すべく、20:00発のバスに乗る。運賃4012 pesos (約5620円)。
2011.07.14
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2011年07月09日(土)晴時々曇 猛暑07:18東武鉄道新鹿沼駅着、07:37発の鹿沼市リーバス古峰原線に乗り継ぐ。07:59岩花にて下車、前回の続きを歩き始める。予報によると、今日の宇都宮の最高気温は35度。強烈な日差しを受けながら、県道14号線を20分ほど進む。長安寺の手前、半分草に埋もれた道標に従い、植林地の山道に入る。植林地の急登。風が通らず、むっとする湿気で一気に汗が噴き出す。陽が差し込まないのが、せめてもの救い。足元から、小指の頭くらいのカエルが逃げ惑う。尾根に出ると勾配が緩やかになる。立ち止まると蚊が寄ってくるので休めない。08:50 ひとつ目の送電線鉄塔をくぐる。夫婦のハイカーに追いつく。こんな真夏の日に、こういう低山でハイカーに会うとは思わなかった。羽賀場山をピストンするそうだ。09:15 2つ目の送電線鉄塔をくぐる。主稜線に出て西に折れる。ここまでの緩い尾根とは打って変わり、岩場が現れ、急に登降がキツくなる。09:45 羽賀場山頂上(775m)、展望は全くない。三角点に腰掛けてひと休み。涼しいとは言わないが、それなりに気持ちのいい風が吹いてくる。低山でも、平地よりは過ごしやすいようだ。尾根を更に西へたどる。目印テープが滅多に見られなくなり、踏み跡の不明瞭なところも多い。いくつもピークの登降を繰り返す。木の幹に掴まりながら、植林地の急斜面を下るところもある。尾根を歩いているのだが、景色のよい場所はない。777mピークを越え、岩稜の裾を巻いて最後の登り。10:55お天気山頂上(777m)、ここも展望はない。かなりの強行軍で来たおかげで、バスの時間に間に合いそうだ。下山道も急下降で始まる。連続する下降で、爪先にかかる負担が大きい。二ノ宮の石祠を過ぎたところ、脇で何かが「のそり」と動く。落ち葉の迷彩服を纏った大ガエルだ。山の主なのか、悠々として態度がデカい。十分過ぎるほど道標が設置してある。標高が下がるにつれ、気温と湿度が上がる。蜘蛛の巣と羽虫をストックで払いながら進む。墓地を抜け、11:55 上大久保の集落まで下り着く。ここから車道を3.4km北上し、峠を越えて日光市に入る。幸いにして日陰が多いのだが、所々日なたに出ると、強烈な日差しで目まいがする。12:45 今日の終点・南小来川に到着。山口橋バス停から13:03発の鹿沼市リーバス小来川森崎線に乗り、13:19 東武鉄道板荷駅。13:26発の電車で帰途に就く。気象庁はこの日、関東地方の梅雨明けを発表。岩花→南小来川:12.9km
2011.07.09
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19XX年04月17日(火)08:15、Puerto Vallarta に着く。フェリーの発着場に行くと、出港は16:00とのこと・・・・・。何をして過ごしたのか忘れたが、とにかく時間を潰して出港を待つ。。Baja California (カリフォルニア半島)南端の Cabo San Lucas まで、一番安いクラスの船賃が360 pesos (約500円)。18時間の船旅。船内で、3人組の若い M?xico 人と親しくなる。食堂で雑談しているとき、「自分たちの名前を日本語で書いてくれ」と頼まれる。どこに書くのか尋ねると、「テーブルナプキンに」と言う。紙製ではなく、白い布製の・・・・・。これに書くのはまずいんじゃないかと言うと、「いいから、いいから」。ウエイターに見つからないようにしながら、3人の名前をカタカナで書く。
2011.07.07
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