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多事多難な1年が終わろうとしています。夜が来て眠りから覚めれば、新しい希望と夢が生まれるでしょうか?さてさて、私が今年1年間購入したCDやDVDの枚数は、合計286枚(タイトル数で計算)でした。この中からベスト10を選ぶのは難しいですが、印象に残った作品をあげてみますと…☆Full Circle / Dave Sinclair(PRE-001)デイヴの優しい歌メロ、鍵盤の響き、平和を希求した歌詞、どれもすばらしかったです。☆ライブ・イン・バッファロー / エイジア (ARC-1065-66)いやはや、こんなクリアなライブ音源が残っていたとは…。ウェットン・ファン、エイジア・ファンの間では話題沸騰でした。☆Classic Heep Live From The Byron Era / Uriah Heep(CRL 1540)これまたユーライア・ヒープ時代のウェットンが拝める貴重な映像集。ベースを弾き倒し、コーラスで歌いまくる先生の姿は、今や昔。☆As Far As I Can See… / The Zombies(Colin Blunstone,Rod Argent)(REDHCD3)復活ゾンビーズの新譜。CMでも「二人のシーズン」がリバイバルするなど話題でしたが、コリンとロッドがいればゾンビ-ズなら、ウェットンとダウンズでエイジアでしょ?(爆)☆A / ジェスロ・タル(TOCP-67288)これまた「動くエディ・ジョブソン」が観れるDVD付きで、狂喜乱舞しました~。来年は5月にタルが来日するし、話題になりそう。☆明日 / 平原綾香 (2DISCS CD+DVD:MUCD 5054)「Jupiter」のビデオクリップで祈るように歌う彼女の姿に、惚れ…じゃなくて、しびれました。(笑)☆The Best Of ASIA 20th Century Masters The DVD Collection / ASIA (B0002374-09 DVD)オフ会などで友人に配布していた映像がオフィシャル化。^^;もうこれで私の役割も終わったとこを悟らせた(?)エイジア全盛期のビデオクリップ集。☆ファイナル・カット / ピンク・フロイド (TOCP-67407) 2004年最新デジタル・リマスター再発モノですが、初めてこのアルバムの良さに気づき、悩める日々に毎晩毎晩、聞き続けました。☆エア・カット / カーヴド・エア (MAR 04951 紙ジャケ)とうとうオフィシャルCD化。これまた狂喜乱舞、阿波踊りでしたけど、音質には少々不満あり。☆バンドスタンド / ファミリー (AIRAC-1089)今年の紙ジャケ大賞はこれだ!年末に間に合ってよかった。超変形ジャケを見事に再現。やはりウェットンが参加している「フィアレス」の再現度も秀逸。対訳がないのが、マイナスポイントではありましたが。で、「レコ大」もどきではありますが…、<新人部門>☆ホープス・アンド・フィアーズ / キーン(UICS9027)歌メロがめちゃくちゃ良かった。新人とは思えない才能に感服。☆花火 / 奥華子 (PICH-8750)千葉県出身のストリート・ミュージシャンのデビュー作。サンストで聞いた華子ちゃんの歌声に、何度癒されたことか…(笑)そういえば1月に買った「8時だヨ!全員集合」のDVD、まだ全部観ていないことに気づいた…(大汗)というわけで、来年もがんばって猟盤したいと思います。自粛宣言は無駄なので、あえてしませ~ん。最後にこの詩でしめくくりたいと思います。After all your day is doneTime for sleep, the night time's comeHopes and dreams are rebornIn the quiet of your room(After All / by John Wetton)それでは、良いお年を!1年間、ありがとうございました。m(__)m
2004.12.31
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ジャパニーズ・プログレッシヴロックの雄、アゾート(AZOTH)が、10数年の長い歳月をかけて書き溜めてきた楽曲集で待望のファーストアルバム「THE AWKWARD AGE'S END」が、なかなかよいです!1985年に結成されたバンドですが、バンド名のAZOTHとは、バイブルの「Alpha(始まり)からOmega(終わり)まで」に由来していて、Aはもちろん最初の文字を意味し、Z・O・THは、それぞれラテン、ギリシャ、ヘブライ語の最後の文字。幾多のメンバーチェンジを経て、現在は以下のようなラインナップ。大木睦人 Chikato OHKI (Vo&B)美ノ辺純子 Junko MINOBE (Key&Vln)藤原一宏 Kazuhiro FUJIWARA (D)安達雅之 Masayuki ADACHI (G) それぞれが、かなりのテクニシャンですが、シンデレラサーチというプログレバンド出身で、UKのカバーバンド、アンノウンでジョブソン役をしていた、Jさんこと、美ノ辺純子さんのかなでるヴァイオリンとシンセの音色が、もろエディ・ジョブソンを彷彿とさせます。彼女が作ったソロ曲「Outgrowth」は、エディの新曲だよと言われても思わず納得してしまうほど。プログレありジャズ・フージョンロックあり、カンタベリー風ありと、ここの収められた楽曲もヴァライエティに富んでいます。UKの新作はウェットンとジョブソンオの対立でボツってしまいましたが、このアルバムを聞けば、幾分かはフラストレーションが解消されるかも。(笑)来年の1月からはライブツアーも行うそうです。(くわしくはリンク先を参照してください)
2004.12.30
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ジョンはジョンでもウェットンでもなく、ペインでもなく、さらにはヤングでもベックでもミッチェルでもなく、イエスのヴォーカリスト、ジョン・アンダーソンのことです。イエス・ファミリー・ファンクラブ会報の最新号が届いたのですが、今年、還暦を迎えたジョン・アンダーソン、最近は喘息と気管支炎を患っているそうで、主治医からは少なくとも半年は休養するようにアドバイスされたらしい。6ヶ月なんていうと、ウェットンみたいですが(苦笑)、96年以来、ずっとライブ活動を続けているわけですから、さすがの天然ハイトーンヴォイスにも疲れが出ているのかもしれません。他のメンバーも50代後半ですからね、無理はしないでほしいです。他のクラシック・ロック・バンドやミュージシャンにも言えることですが、やはりライブなどは見れるときに見ておいたほうがよいということでしょうか。さて会報によれば、イエスの最新ライブDVD「35th Anniversary Tour DVD」はリリースが遅れていて、US盤が来年の2月、国内盤は未定だそうです。(内容は5月15日のマサチューセッツLive映像)
2004.12.29
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ここしばらく音沙汰のない「21st Century Schizoid Band」ですが、活動再開は来年下半期になりそうだとのこと。ツアー途中で離脱したドラマーのイアン・ウォーレスに代わり、Van Der Graaf GeneratorのGuy Evans加入というニュースもありましたが、結局、ツアーの再開はままならず。それでも今年のアメリカツアーを収録した2枚組CDが、来年、リリースされるそうです。その中から21st Century Schizoid manの音源を、こちらのサイトで試聴できます。そして昨年11月13日、東京公演で演奏された「Starless」の音源と、同年10月29日、Wolverhampton公演での映像(Starless)も、同じサイトにアップされています。その他、「Cirkus」「宮殿」「Epitaph」「Ladies of the road」「Sailor's Tale」「Schizoid medley mix」など、いろいろありますよ!
2004.12.28
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どこの新聞も「2004年、10大ニュース」を発表してしまったというのに、年の瀬になって今年最大の悲劇ですね。天災は忘れた頃に…などと言いますが、まさにそんな感じがしました。津波死者2万人超、邦人旅行者16人の安否不明 インド洋津波の地震波、地球表面を3周…強さを証明地球を3周もしてしまう地震波…北東方向に伝わった揺れは本震から約6時間で3周、南西方向では5時間で2周していたそうです。ちょっと想像できませんね。ところで韓国の新聞を読んでいたら「つなみ」(津波)がでてきてびっくり。あれ、日本語禁止じゃなかったの?と思いましたが、どうやら国際語として認知されているそうです。というか、英和辞典に「tsunami」はしっかり掲載されていますもんね。「hydraulic bore / seismic sea wave / tidal wave」もあるそうですが。なので韓国語では「ヘイル」という津波に相当する固有語がありますが。「ツナミ」でも通じるようです。音楽の話ではなくなってしまいましたが、今日はそんな気分ではないので、これで失礼。
2004.12.27
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天性の歌声と卓越した説得力で「アジアの妖精(フェアリー)」と呼ばれる、韓国の歌姫、LENA PARK(リナ・パク)こと、パク・ジョンヒョンが、2年前に韓国でリリースしたオリジナルアルバム「Op.4」が国内盤「another piece」というタイトルで先月25日にリリースされました。彼女は韓国で常にアルバムを40万枚売り続けるアジアを代表する歌手で、2002年ワールドカップの時、日本からCHEMISTRY等が参加した「VOICE OF KOREA/JAPAN」というコンピCDに韓国代表として参加しました。国内盤なので、日本語対訳と韓国語カタカナ付で発売されています。 収録曲:01.Plastic Flower02.FALL IN LOVE03.夢の中で… 04.Someone05.ANN(English Version)06.愛を待ちわびて 07.It's Gonna be Okay08.Ugly Duckling09.Cut10.Your New Girlfriend11.Lazy12.On the Way to the End13.Shake It Up14.Mother in my mind15.PUFFで、同じ年にリリースされた「Op.4」には、エイジアの「嘘りの微笑み」の韓国語ヴァージョンが収録されたことで、ウェットン・ファンにも大変よく(?)知られることとなりました。韓国語のタイトルは「イビョル ハロ カヌン キル」、訳すと「別れに行く道」となっていました。今回は12曲目に「On the Way to the End」という英語のタイトルに改題されて収録されました。もちろん作曲者としてJohn Wettonがクレジットされています。「The Smile Has Left Your Eyes」とは全く関連のない歌詞ですが、一度、別れた彼氏が忘れられず、忘れようとすればするほど、思い出してしまって辛いという内容。こんな内容です。この辺りのどこかだったと思うけど…あなたが教えてくれた別れようとした場所少しも恐れない、泣きもしないわ別れることがそんなに大したことなの?胸が痛いからって死にはしないわ時間が解決するんだって言ってたわ数多くの別れたすべての人々は、何もなかったかのように生きて行くけど私だってそんなに変わらない そううまくいくわ あなたが見えてくる一歩また一歩あなたのそばに近づくほど涙が最初の誓いからこんなに崩れてはいけないのにあなたと向かい合った瞬間改めて気づいたのあなたがいなければ死ぬかもしれないそうなるかもしれない時間なんて要らない私の愛は違う思うわそう私から誰れないで私の愛は違うと思うわ私のそばから離れないでものすごく怖いのあなたが去った世界の前で私は生きたいおよそ原曲のテーマ(嫉妬、ジェラシー)とはかけ離れていますが、(笑)女性が歌っているわけですから、多少の変更はしかたのないところでしょう。最近の「韓流」(ハンリュウ)ブームの波が、ついにウェットンサイドにも押し寄せてきた感じです。そういえばこのパクさん、6月19日にZEPP TOKYOで開催された「K GENERATION K-POP SPECIAL LIVE」というイベントに出演したのでした。その時の模様はこちらに書かれています。
2004.12.26
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プログレサウンドに欠かせないシンセサイザー。「ムーグ」といえばキース・エマーソンが真っ先に思い浮かびますが、シンセサイザーの父といわれるロバート・A・モーグ博士の半生と、シンセサイザーの発展をドキュメンタリー形式で追跡した映画『MOOG』が、2005年2月19日より、シブヤ・シネマ・ソサエティにてレイト・ショーで上映されます。全米では9月に公開されていてサントラCDもリリースされています。いずれDVDでもリリースされるでしょうけど、やはり映画館で迫力のあるサウンドで観たいですよね。本作には、60年代のシンセサイザー開発初期の貴重な映像から、MOOGへの熱い想いを語る新旧著名ミュージシャンとモーグ博士との興味深いやりとり、MOOGを演奏するコンサート・シーンも多数登場。登場ミュージシャンは、キース・エマーソン、リック・ウェイクマン、ガーション・キングスレー、ジャン・ジャック・ペリー、ハーブ・ドイチ、ウォルター・シアー、バーニー・ウォレル、DJ ロジック、ルーク・ヴァイバート、DJスプーキー=ポール・D・ミラー、パメリア・カースティン、ステレオラブ、マニ-・マーク、ティノ・コープ、チャーリー・クローザーなど、錚々たる顔ぶれ。「モーグ博士が語る創造の哲学は、音楽ファンのみならず、デザイナー、エンジニア、プログラマー、幅広い層のオーディエンスに知的興奮を喚起するに違いない。」(紹介サイトより)とのこと。特別鑑賞券¥1,300(税込)は劇場窓口、SHIBUYA TSUTAYA、ぴあ、各種プレイガイド他にて絶賛発売中。(当日一般¥1,500)先着で各デザインの異なるMOOGオリジナル缶バッヂをプレゼント中。またHMVではお得な「MOOGオリジナルTシャツ付き鑑賞券」を限定予約受付中。MOOG劇場割引クーポン待画プレゼント中!携帯からhttp://nowon.jpに今すぐアクセスして、「MOOG携帯待画」を提示すると¥1,300で入場できるそうです。これは観に行かなきゃ後悔しますね。サントラCD(輸入盤)収録曲Disc1 1 Abominatron 2 Variation One - Stereolab 3 Bob's Funk - The Moog Cookbook 4 You Moog Me - Jean-Jacques Perrey 5 Sentinel 6 Unavailable Memory - Meat Beat Manifesto 7 When Bernie Speaks - Bootsy Collins 8 Endless Horizon [I Love Bob Mix] - Electric Skychurch 9 Micro Melodies - The Album Leaf 10 I Am a Spaceman - Charlie Clouser 11 Sqeeble - Plastiq Phantom 12 Realistic Source 13 You Have Been Selected 14 Nanobot Highway - Money Mark 15 Mixed Waste 4.2 16 Beautiful Love 17 Another Year Away - Roger O'Donnell Disc2 1 Lucky Man - Emerson, Lake & Palmer 2 Cars - Gary Numan 3 E.V.A. - Jean-Jacques Perrey 4 Mongoloid 5 Blue Monday 6 Baroque Hoedown - They Might Be Giants 7 Close to the Edge - Yes
2004.12.25
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昨年は「December People」なる異色のプログレ系クリスマス・コンピレーション盤を紹介しましたが、さすがに今年はまともなものを聞いております。英国の歌姫、ルネッサンスのヴォーカリストといえば、この人。アニー・ハズラム(ANNIE HASLAM)です。高音がよく伸びるクルスタルヴォイスに、説得力ある歌唱、これまで何度、傷ついた心が癒されたことかわかりません。そのアニーが4年前の2000年にリリースしたのがこの「It Snows In Heaven Too」というクリスマス・カバーソング集。タイトル曲のみ相棒のRave Tesarが作曲したオリジナル曲ですが、残りはすべて定番のスタンダード曲。ちなみにタイトルはアニーがふと思いついた言葉だそうで、まさに神の啓示ともいえますね。It Snows In Heaven Too1.O Holy Night2.Silent Night3.The Snowman4.It Snows In Heaven Too5.It Came Upon A Midnight Clear6.Joy To The World7.The Christmas Song8.Ave Maria9.We Three Kings10.The Little Drummer Boy11.Christmas Time Is here12.Away In A Manger13.O Come, O Come, Immanuel14.Have Yourself A Merry Little Christmas15.Hark! The Herald Angels Sing16.White ChristmasProduced by Rave TesarAll Songs Arranged By Rave Tesarここで何曲か試聴できますので、興味のある方はいかがでしょう!(って、遅すぎ?)
2004.12.24
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まるで段飾りひな壇のような特殊ジャケットで有名な、ファミリーの「フイアレス」(AIRAC-1088)が紙ジャケで、エアー・メイル・レコーディングスから再発されました。後にも先にもこんな変形ジャケットは、このアルバムだけではないでしょうか。「モーグル・スラッシュ」でプロデビューしたジョン・ウェットンが、アメリカ西海岸でセッション活動などをした後、1971年、イギリスのサイケデリック・バンド、ファミリーに加入して最初にリリースされたアルバム。このアルバムを機に、ファミリーのサウンドは一変します。ウェットンがいるせいかプログレシヴ・ロック・ファンからも注目されるアルバムです。ファミリーとしては71年10月にリリースされた通算6作目。デザインの違うページから構成された特殊ブック型ジャケットとが再現され、オリジナル・インサートも封入されています。アナログ盤時代にファミリーのアルバムは次作「バンドスタンド」から、国内盤がリリースされていたので、この「フィアレス」にはいわゆる帯が存在しないのです。1. Between Blue And Me ジョン・チャーリー・フィットニーとジョン・ケネス・ウェットンによるツイン・リードギターによる、イントロがとても印象的なナンバー。ウェットンのベースも重く独特なサウンドを奏でている。2. Sat'd'y Barfly ジョン・ポリ・パーマーとウェットンのピアノ連弾がなんとも心地よい浮遊感をただよわせるボッゾ・ドッグ・バンド風の軽快なナンバー。ブラスバンドによるホーンセクションもや、車が横切る音など多彩なサウンドメイキングをしている。いかした男が飲み屋で女をナンパして、どこかにしけこんじゃうというお話。3. Larf And Sing ロジャー・チャップマンのハイトーンヴォイスと、コーラスで歌うポリー・パーマーの低音が混じりあうと、ジェントル・ジャイアント風になってしまうという証明。チャップマンによれば、顔の皺にその人の人生が刻まれているそうです。4. Spanish Tide このアルバムの最大の聞かせ所。ウェットンがツインギター&ベ-スを弾く姿が見れる、ジョン・ピール・ショーの映像でも有名ですが、ブリッジ部でウェットンのソロヴォーカルが聞ける貴重な曲。初めて聞く人にはウェットンの声だとは気づかないでしょう。ここでウェットンが歌う歌詞に、エイジアの「Only Time Will Tell」の一節が登場。ウェットンファンなら誰でも知ってる話ですけど…。5. Save Some For Thee チャップマンの塩辛ヴィブラートが冴えわたる豪快なナンバー。目の前で聞いていたらつば攻撃の洗礼を受けそう。これもホーンセクションが導入されていて、エンディングは行進曲風。6. Take Your Partners変拍子風イントロから始まり、ウェットンの重いベースがフィーチュアされているプログレっぽい曲。歌詞はどうでもよい内容だけど、後半の盛り上がりはダイナミック。 7. Children このアルバムの中で唯一、一服できる曲。肯定的で前向きな歌詞に好感がもてる。8. Crinkly Grin パーマー作のインストナンバー。彼が弾くヴァイブがフィーチュアされたジャズ・フュージョン風ナンバー。9. Blind 暗い世の中、いっそう目も見えず耳も聞こえない方が良いんじゃない、と、チャップマンは皮肉交じりに歌っている。3拍子の慌しい曲だが、エンディングで聞かれるバグパイプの音に、ブリティッシュらしさを感じます。10. Burning Bridges 哀愁を帯びたエンディングにふさわしい曲。アナログ盤はここで終わり。11. In My Own Time (ボーナス・トラック) 次の12とのカップリングで、アルバムに先がけて、71年6月リリースされた先行シングル。12. Seasons (ボーナス・トラック)同上。のほほんとした牧歌的ナンバー。 13. Between Blue And Me (ライブ音源、ボーナス・トラック) アルバム1曲目のライブヴァージョン。ここではイントロがおとなしい。14. Sing 'em The Way I Feel -live- *BONUS TRACK シカゴブルースの詩人、J.B.ルノアーのカバー。ともかく、このアルバムは後期ファミリーの最高傑作と言われてるので、まだ聞いたことない方は、ぜひ聞いてください!
2004.12.23
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イギリスBBC2の伝説的音楽番組「The Old Grey Whistle Test」が、ベストDVDとして日本語字幕付き完全限定盤(輸入盤)でリリースされます。「The Old Grey Whistle Test」は、1971年から1987年までイギリスBBC2で放映された人気音楽番組。数多くの新人アーティストが、この番組からイギリスTVデビューを果たした。本作には、エルトン・ジョン、ボブ・マーリー、ザ・ポリス、ラモーンズ、REM、U2、ジョン・レノン、ブルース・スプリングスティーンなど大物ミュージシャンが駆け出しの頃の貴重なライブ映像が満載です。発売日: 2005/01/15 レーベル: BBC World 組枚数: 1 規格品番: IDP978 <収録曲>1.Under My Wheels ('71) / Alice Cooper2.Tiny Dancer ('71) / Elton John3.We Gotta Have Peace ('72) / Curtis Mayfield 4.Political Science ('72) / Randy Newman5.Ain't No Sunshine ('72) / Bill Withers6.Hands Off ('73) / Rory Gallagher7.Stir It Up ('73) / The Wailers8.Do The Strand ('73) / Roxy Music9.Frankenstein ('73) / The Edger Winter Group10.Upon The My O My ('74) / Captain Beefheart 11.Rock 'N' Roll Doctor ('75) / Little Feat12.Stand By Me ('75) / John Lennon13.Freebird ('75) / Lynyrd Skynyrd14.Amarillo ('76) / Emmylou Harris15.Too Long At The Fair ('76) / Bonnie Raitt16.Tom Traubert's Blues ('77) / Tom Waits17.Psycho Killer ('78) / Talking Heads18.Statue of Liberty ('78) / XTC19.(I'm Always Touched By Your) Presence Dear ('78) / Blondie 20.American Girl ('78) / Tom Petty & The Heartbreakers21.Can't Stand Losing You ('78) / The Police 22.Rosalita ('79) / Bruce Springsteen 23.I'm Bored ('79) / Iggy Pop 24.Message To You Rudi ('79) / The Specials 25.Smash It Up/I Just Can't Be Happy Today ('79) / The Damned 26.Rock 'N' Roll High School ('80) / The Ramones 27.I Will Follow ('81) / U2 28.Pretty Persuation ('84) / REM ちなみに『the old grey』とは、ロンドンの音楽出版社がひしめくエリアで働くドアマン、メッセンジャー、ポーター達の総称。音楽出版社は彼らに新曲を数回聞かせ、すぐに口笛で旋律を覚えるようであれば、それは楽曲がキャッチーである証拠だと判断した。つまりヒット間違いなしということだったわけですね。価格は¥2,720(税込)。貴重な映像満載でこの価格ならお安い!なお英国オリジナル盤(PAL仕様)は、Vol1~3までリリースされていてこちらで購入できます。
2004.12.22
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「ゴジラ FINAL WARS」のサントラCD(VICP62936)がリリースされました。個人的には映画の方には関心がなく、キース・エマーソンが書き下ろした曲が聞きたいということで買いました。(笑)キースが担当した曲は全29曲中13曲。エマーソン・レイク&パーマーを期待しちゃうとさすがに空かされますが、彼のソロ作品として聞く分には、「キース健在」という印象を受けます。映画では使われなかった、エマーソン書き下ろしのアウト・トラックが6曲、追加収録。 「幻魔大戦」もよかったけど、こちらのほうが音楽として聞けるかなあという気も。映画やTVドラマのスカイ・ハイなどで音楽を担当し活躍中の、森野宣彦や矢野大介が作曲した曲も映画音楽というよりは、インストゥルメンタルとして聞き流せます。映画の公式HPはこちらです。でもブックレットに書かれている映画のあらすじを読んでいたら、配役(松岡昌宏、菊川怜、水野真紀、伊武雅刀、ドン・フライ、船木誠勝など)に惹かれて観に行ってしまうかも。(笑)
2004.12.21
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アンティークなテレビを模した特殊ジャケットで、コレクターの間ではけっこうな値段で取り引きされていた英国ロックグループ・ファミリーの7作目「バンドスタンド」(AIRAC-1089)が、このたび紙ジャケットで再発されました。1972年にリリースされた本作は前作の「フィアレス」から参加したジョン・ウェットンがファミリーに残した最後のアルバムとして、ウェットン・ファンの間でも高い関心を集めています。なにせジョンは、このアルバムの録音中に旧友ロバート・フリップと接触、レコーディング終了後には、キング・クリムゾンに参加します。その後の華麗なキャリアは、わざわざ紹介する必要もないでしょう。ファミリーとしてはアメリカ進出に限界を感じていた末期的な状況。それでもウェットンはこのアルバムでファミリーのサウンドを、タイトでしまりのあるロックサウンドに変貌させるのに貢献しているようにもみえます。テレビ型にくり抜かれた特殊ジャケットは、ビートルズの「レット・イット・ビー」のアートワークも担当したデザイナーのジョン・コッシュ。ちなみにこのお方、クリムゾンの「レッド」やイーグルズの「ホテカリ」など、アートワークとしても評価の高い名作を生み出しています。英国LPチャートで15位まで上昇。さて収録曲は以下の通り。1.バーレスク(Burlesque)いきなり変拍子風のいやらしいリズムでスタートするこの曲は、シングルチャートで13位まで上昇。(B面は「ロッキン・R's」)2.ボレロ・ベイブ(Bolero Babe)これもボレロ調のリズムにポリ・パーマーのVCS3シンセがからむおかしな曲。ロジャー・チャップマンの塩辛風ヴォーカルが、いっそう際立つ曲調。3.戴冠式(Colonation)このバンドのメインライター、チャップマン・フィットニーにウェットンのクレジットが付いたラウンジ風バラード。とりたてて何の意味もない日常を描いた歌詞だが、コーラス部は明らかにウェットンの作風とわかるメロディが美しい曲。4.ダーク・アイズ(Dark Eyes)わずか1分46秒のフォーキーな曲。5.つぶれた鼻(Broken Nose)ウェットンのベースがうなりをあげるアップテンポのロック。でも踊るにはリズムがやはりうねりすぎ。腰痛になってしまうでしょう…(笑)歌詞はすごくつまらない失恋ソング。6.太陽は友達(My Friend The Sun)チャップマンとウェットンのハーモニーが美しいフォーク調バラード。裏メロを歌うウェットンも作曲にからんでいると思うけれど、(チャップマンにこんな歌メロは書けませんて…)脱退してしまった罰でクレジットされなかったのかも。落ち込んでいる友人を慰める内容の歌詞が泣かせます。英国の夕暮れが目に浮かぶ…7.グローヴ(Glove)ウェットンのメロディアスベースが聞き所のひとつ。こういう伸びのあるベースラインは、フィル・マンザネラのソロ、「ダイアモンド・ヘッド」でも聞けますね。8.いつでも良いよ(Ready To Go)これまたウェットンのグルーヴ感あふれるベースプレイが、曲の流れを決定付けているロックナンバー。9.丘の上で(Top Of The Hill)これまた変態リズムのおかしな曲。10.ロッキン・R's(Rockin' R's)本来アナログ盤はここで終わっていますが、CD化にあたり収録されたシングルB面曲。さらにこの時代のライブ音源として、以下の3曲が追加されています。11.ノー・ミュールズ・フール(No Mule's Fool)12.グット・ニュース・バッド・ニュース(Good News - Bad News)13.ウィーバーズ・アンサー(Weaver's Answer)なんかファミリーやチャップマンのファンからしかられそうなレヴューになってしまいました。^^;販売元:エアー・メイル・レコーディングス
2004.12.20
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72年から73年にかけてジョン・ウェットンらと共にキング・クリムゾン黄金期を支えたヴァイオリニストデイヴィッド・クロス(David Cross)が、6人編成のバンドで来年の4月に初来日公演を行います。デイヴィッドは新譜 「Closer than Skin」を制作するなど、いまだ現役としてバリバリ活動中。今夏には日本人の奥さんの帰省をかねて来日、大阪と東京でミニライブを敢行しました。新作にはクリムゾンの2代目詩人でもあったリチャード・パーマー・ジェームスも参加。さらに強力なヴォーカリストが加わり、いっそうパワーアップしたそうです。今回の東京公演では、新譜からはもちろんのこと、クリムゾンの「太陽と戦慄」からも選曲するほか、キング・クリムゾン時代のツアーで演奏した名曲を披露してくれるとか。公演2005年4月22日 (金) 19:00 開場 19:30 開演 (オープニング・アクトあり)2005年4月23日 (土) 18:00 開場 18:30 開演 (オープニング・アクトあり)David Cross Bandサイン会 4月22 日(金) 公演終了後David Crossトーク・Q&Aセッション 4月23 日(土)14:00 - 15:30会場:アサヒ・アートスクエア(アサヒスーパードライホール4F) 墨田区吾妻橋1-23-1 チケット代公演 自由席 前売 6,000 円 (全て整理番号付)David Cross Bandサイン会/Party (4月22 日) 前売 2,500 円 ドリンク付David Crossトーク・Q&Aセッション (4月23 日) 前売 2,500 円 ドリンク付トーク・Q&AセッションではDavidのバンドと音楽の紹介、キング・クリムゾン時代の逸話などを織り交ぜながら彼の音楽活動について話すそうです。David Cross Band のメンバーは以下の通り。David Cross violinMick Paul bassPaul Clark guitarArch Stanton voiceJoe Crabtree drumsAlex Hall keyboardsチケット先行予約販売: 12/19(日) 開始(もう始まってます。)チケットお申し込みは Office Ohsawa にメール(ticket@spn1.speednet.ne.jp 宛)或いは電話(03 3728 5690)にて。名前、住所、電話番号、希望日と希望枚数を連絡要。先行予約にて売切れの場合は一般発売はありません。一般発売が決まった場合は別途発表。公演の詳細、その他お知らせ事項などは随時Office Ohsawaのホームページに掲載されるそうです。公演についてのお問い合わせはinfo@bigstream.co.jp まで。主催:アサヒ・カフェナイト実行委員会特別協賛:アサヒビール株式会社企画制作:Office Ohsawa, P3 art and environment
2004.12.19
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元キング・クリムゾン、UK,エイジアのベーシスト、ジョン・ウェットンのファン達の集いとして企画した「ウェットン・ファンの集い - an evening of John Wetton Music Plus α ,2004」が、東京は新宿・歌舞伎町のCrawdaddy Clubで開かれました。第1部はジャムセッション、第2部は懇親会という内容で、30名のファンが集いました。17時30分開始で、21時に終了。予定していた全17曲を完奏しました。(「Fallen Angel」を熱演する参加者達 photo by ken_w)ジャムセッションで演奏した曲は以下の通りです。The Court Of The Crimson King(fron Tokyo Tapes,King Crimson)Larks' Tongues in Aspic Part2(King Crimson)Alaska~Time To Kill(UK)In The Dead Of Night(UK)Starless(King Crimson)Firth Of Fifth(Tokyo Tapes,Genesis)Red(king Crimson)Fallen Angel(King Crimson)Battle Lines(John Wetton solo)Voice Of America(ASIA)The Smile Has Left Your Eyes(ASIA)Open Your Eyes(ASIA)The Heat Goes On(ASIA)Here Comes The Feeling(ASIA)Nothing To Lose(UK)Wildest Dreams(ASIA)Heat Of The Moment(ASIA)参加者の許諾を得ていないので、各楽曲の演奏者名は伏せさせていただきます。(ここのブログを訪れてくださる方々もかなり含まれていますが…)演奏者は、クリムゾンやUK,ジェネシス、エイジアなどのプログレ系カバーバンドで活躍しているアマチュアミュージシャンばかり。本家顔負けのすばらしい演奏もありました。かくいう私は以下のような無様な姿をさらけ出し…^^;スケールは間違えるは、音程はずれまくりで悲惨でした。(photo by Pal)「宮殿」でコーラス、「バトルラインズ」でベース、「ヴォイス・オヴ・アメリカ」でベースとヴォーカル、「嘘りの微笑み」でベース、「オープン・ユア・アイズ」でベースとヴォーカル、メドレー形式で歌った「ヒート・オブ・ザ・モーメント」でベースとヴォーカルの一部を担当しました。レアルマドリードのTシャツは、ウェットンが昨年の日本公演で着ていたものを真似たつもり。(裏はベッカムです)数日前、亀戸のサンストリートで、偶然見つけて購入したものですが、コアなウェットン・ファンには、これがいちばんウケていたようです…(爆)ともかくプログレッシヴ・ロックとジョン・ウェットンの楽曲を愛してやまない多くの方々と交友を深めることができて、とても楽しく有意義なひと時でした。
2004.12.18
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今年、「ラスト・ダンス」という新作で健在ぶりをアピールした、元ユーライアヒープのケン・ヘンズレー(Ken Hensley)が、ヒープ時代の楽曲自らの解釈でリメークした楽曲集「The Wizard's Diary - Volume 1」の国内盤が来年2月23日に、日本クラウンよりDVDとCDでリリースされます。(写真はCDとDVDがセットされたスペシャル盤)パーソネルKen Hensley - lead and harmony vocals, electric, slide & acoustic guitars, organ, piano, Minimoog and other synthesizers, tambourine, cowbellAndrey Shatunovsky - drumsAlexey Ostashev - bass guitarVadim Nazarov - acoustic pianoIgor Kolchugin - electric guitarIrina Rodilez, Oleg Kozura, Raisa Saed-Shakh, Andrey Kolchugin - backing vocals 収録曲The Wizard *IllusionCircle Of HandsRain *Weep In SilenceFeelingsSweet FreedomLady In Black *Free Me *July Morning *Stealin'Easy Livin'* 印の曲はロシアの「Presidential Symphony Orchestra」をフィーチュアした演奏バックは地元のミュージシャンとか。オーケストラとの共演でヒープのというかケンの名曲が、どのように再現されているのか興味津々です。ケン・ヘンズレーは来年の4月2日、メキシコのメキシコシティで開催されるプログレッシヴ・ロックの祭典「Baja Prog Festival」に、Ken Hensley Bandとして参加するそうです。同時期にはアメリカツアーも計画されているそうです。健在ですね。そうそう、ken_wettonのkenってケン・ヘンズレーの賢という意味にもなっているんですよ~。(爆)
2004.12.17
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10月26日の日記でもお伝えしましたが、ジェネシスの3枚組みCDボックス・セット「プラチナム・コレクション」の国内盤(VJCP-68727 \5,700(税込)CCCD仕様)が、来年2月16日に東芝EMIからリリースされます。プログレサウンドに変貌した2作目「トレスパス(侵入)」(1970)から、フィル・コリンズ脱退後の「コーリング・オール・ステーションズ」('97)までのオリジナル・アルバムのなかから、代表曲を選曲したもの。ニック・デイヴィスによるニュー・リミックス・ヴァージョンが、かなり収録されているので、輸入盤を聴いた人の評判もよいです。しかし、国内盤がCCCDでリリースというのは大問題ですね。プログレファンなら誰でも触手が伸びるこういうアイテムまで、どうしてCCCDにしてリリースするのか解せません。同日には、彼らのビデオ・クリップ集DVD「ザ・ヴィデオ・ショー」(TOBW-3217 \4,800(税込))も、リリースされる予定です。くわしくはこの日の日記で。ジェネシスの公式HP
2004.12.16
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仕事で渋谷に出たついでに、新宿の歌舞伎町にある「Cradaddy Club」というロックバーで飲んできました。店のマスターM本さんがロック好きが昂じて、70年代ロックのすばらしさを後世に伝えるべく、1年前に開いたお店。10歳ほど年下の女性と二人で店のきりもりをしています。この店の特徴は店の奥にステージがあり、ジャムセッションができるという点。楽器やアンプも本格的な高級品で、その場で気の合う仲間がみつかれば、楽器を手にとってジャムれてしまうというところがすごい。店の中にはマスターがコレクションしたギターが数本、展示してあり、レッド・ツェッペリン初来日の時のポスターなど、70年代ロック好きなら身もだえして喜びそうな骨董品もあります。(笑)さて、カウンター席の隣で先客として来ていたのは33歳の男性。サンフランシスコまでラッシュのライブを観てきた話で盛り上がっていましたが、その彼が昨年のウェットン東京公演初日を観に行ったんですよという話になるや、いきなりトーンダウン。(爆)「初めてウェットンのライブを観たんですが、レアルマドリードのシャツにジャージの姿で出てきたのには驚きましたよ~」の話に一同大爆笑。「声も出ていなかったし、最悪でしたね」の言葉にうなづいてしまいました。^^;さてその隣には、これまたアメリカまでラッシュを追いかけてきたというA氏。きけば某ラッシュカバーバンドのギタリストだそうで、ここでライブやセッションをしたこともあるそうです。話しているうちに、知り合いの名前がいろいろでてきて、「この世界は狭いですねえ」といういつもの話に…。(笑)マスターによれば今週の土曜日に、「ジョン・ウェットン・ファンの集い」というセッションがあるそうで、参加者がクリムゾンやUK,エイジアの曲を演奏するので「ぜひ参加しませんか?」と誘われたので「もちろん」と答えておきました。(爆)でもよく考えたら(って、考えなくても)、こっちも同じ日に同じ場所で、ウェットン忘年会やるんですけどね。というわけで、(笑)お店の場所はこちらです。
2004.12.15
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本日、CDジャーナルのトップ記事ですが、そんなはずはないだろうと思って、クイーンのホームページを調べてみたら、やはり微妙にニュアンスが違っていました。(笑)ブライアン・メイとロジャー・テイラーは、たしかに「クイーン」名義で活動していますが、それにポール・ロジャースが加わって、クイーンの楽曲や、ポール・ロジャースのソロ、そして、バッド・カンパニーやフリー時代の楽曲も演奏するということらしい。ツアーの正式名称は「QUEEN + PAUL RODGERS TOUR」です。 (左からブライアン、ポール、ロジャー)動向が注目されるジョン・ディーコンですが、彼は元々、フレディ抜きでのクイーン再結成には反対してきたので、今回も不参加でしょう。クイーン名義でなくなれば参加するかもしれませんが…。いずれにしろこのメンツで、来春から英国を含むヨーロッパをツアーするそうです。来日すればそこそこ人気は出るかもしれませんが、その前にポシャってしまうかも…。(笑)しかしブライアンは自身のHPで、「不死鳥のごとく灰の中から甦ったクイーン」などと語るほど、かなり入れこんでいるようです。はたして30代後半から40歳代のクイーン・リアルタイムファンが、この組み合わせにどんな反応を見せるのか、むしろそちらのほうに興味がありますね。(爆)
2004.12.14
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英語で「FRUUPP」と書いて何と読む?実際には「フラップ」と読むのが正しい発音に近いらしいですが、ふつうは「フループ」と読まれています。もちろん造語です。アイルランド出身のプログレバンド、フループは、北アイルランドベルファスト出身のギタリスト、ヴィンセント・マッカスカー(Vincent McCusker)を中心として、69年ごろに結成された4人編成のバンド。メンバーチェンジを経て、71年春からライブ活動を開始。そのライブはイングランドでも話題を呼ぶようになり、73年パイ傘下のマイナーレーベル、ドーン・レーベルと契約し、同年10月にデビュー・アルバム「知られざる伝説」(Future Legends)、74年4月に「七不思議」(Seven Secrets)、同年11月に「太陽の王子」(The Prince Of Heaven's Eyes、下の写真)、更なるメンバーチェンジを経て、75年2月に「当世仮面舞踏会」(Modern Masquerades)をリリース。短い期間ではあったけれど、ファンタジックな歌詞と、叙情性あふれるシンフォニックなロックサウンドが特徴。イエスやジェネシスのようなテイストが売りのプログレサウンド。さてさてフループと言えば、元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドがプロデュースした4作目「当世仮面舞踏会」が名作といわれていて、実際にすごい作品なのですが、ロン毛のマッド少年(商人)が虹の果てを探し求めて、妖精の世界や小人の世界、湖底の鏡の国などを冒険する物語に基づくコンセプト・アルバム「太陽の王子」がおすすめです。クリムゾンにピート・シンフィールドという詩人がいたように、フループにもポール・チャールズ(Paul Charles)というコーディネーターがいて、この作品には彼の書き下ろし物語が書かれたブックレットが付いています。今回、アルカンジェロから1~3作目までが、紙ジャケで再発され、3作目にはブックレットの訳本(8cmシングルも付属)も封入されているので、物語のコンセプトがとてもわかりやすくなっています。キーボードがジョン・メイソンに代わって制作された4作目は、99年にビクターから紙ジャケで再発されていたので、このたび、めでたく全作品が紙ジャケでそろったことになります。一聴の価値あり。
2004.12.13
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いつの頃からか、NHKの大河ドラマが全く歴史の勉強にならないということが言われています(「秀吉」から?)が、いろいろ物議をかもした新撰組もようやく最終回「愛しき友よ」を迎えました。平均視聴率は17.4%(関東地区)だったそうです。ビデオリサーチ社の調査によると、過去10年間で最低だった昨年の「武蔵MUSASHI」(16.7)をかろうじて0.7ポイント上回ったとか。歴代大河ドラマの平均視聴率1月から毎回録画して見ていましたが(当然、見終わったら消去しています)、最初は、近藤と土方が桂小五郎や坂本竜馬、佐久間象山など、後に仇敵になる人物に会ったりして、違和感がありました。が、池田屋事件をピークに新撰組が分裂や隊士の離脱を繰り返し、時代の流れからどんどん取り残されていく過程では、むしろ近藤たちの時代遅れの武士精神が際立つようになってきて、けっこう歴史の勉強というか人生の勉強になった感じもします。時代遅れの武士集団、新撰組が農民上がりのリーダーによって、維持されたことは歴史の皮肉でもあります。バブルが崩壊して「日本株式会社」という言葉が古くなってしまった今の時代においても時代遅れかなという気もします。ともかく今回の新撰組から歴史は学べませんでしたが…^^;彼らが武士道の精神をストイックなまでに守ろうとした事実はよくわかりました。個人的に「古畑仁三郎」以来、三谷幸喜さんの書くドラマは好きなので、今回の新撰組の演出もいろいろな仕掛けが仕込まれていて、喜劇的な要素もあり、楽しめました。役者としては皆、男らしい面々がそろっていましたね。香取慎吾、藤原竜也、山本耕史をはじめ、山本太郎、山口智充、オダギリジョーなど最後まで良い演技をしていたと思います。個人的にはシェイクスピア劇における道化のような役割を演じていた、捨助役の中村獅童の演技が印象に残りました。<最終回・あらすじ> ▽新政府軍に捕らえられた勇(香取慎吾)は、甲陽鎮撫隊について詰問された。だが勇は、勝(野田秀樹)の名前を出さず責任を一身に負う。残された歳三(山本耕史)らは捕らわれの勇の本意を思い、行動を開始。捨助(中村獅童)が勇の奪還に向かう一方で、斎藤(オダギリジョー)らを会津に転戦させた歳三は勝に勇の助命を嘆願する。しかし勝は拒否し、歳三に蝦夷へ渡って幕臣の意地を貫いてほしいと頼む。新政府軍から勇の身元を照会された徳川家は関係を否定。勇は斬首(ざんしゅ)されることになる。
2004.12.12
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2004.12.11
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いつも明るく楽天的で前向きないて座のミュージシャンの紹介です。いて座は11/22から12/21までに生まれた人。ヤフー占いより(いて座の由来)人間の上半身と馬の下半身を持つケイローン。ヘラクレスが誤って放った猛毒を塗った矢が膝に当たり、苦痛に苛まれる。不死身の彼は、不死を友だちに譲り、星座になった。(性格)・一つのことをいつまでもウジウジと悩まない・いつも明るく楽天的で前向き。・決断力が素早く、思い立ったら、ためらわずにすぐ行動。・心の中に勇気と直感力を秘めている。・理屈よりまず行動を起こしやってみてから、という経験を優先させる。・失敗などあまり気にしないので、ここ一番の度胸は満点。・人の面倒を見るのが好き・立場の弱い人から頼られると嫌といえない情の深さを持つ。・人の見ていないところでは綿密な計画を立て、目標達成のための努力は欠かさないという周到さを持っている。・ただ、自分の直感を信じていることと、権威主義的な発想が根強いため「常に自分は正しいのだ」と思ってしまいがち。・周りから忠告されても、まったく耳を傾けようとはしない。・他人にリードされるより、自分が引っ張っていくほうが好き。 なんかB型の人に見られる特徴と似ているような…(笑)もし違っていたら、ごめんなさい。(__)<いて座生まれのミュージシャン>11.22 Davy Graham (1940)11.23 Tony Bourge (Cardiff, South Glamorgan, Wales) Budgie11.23 R.L.Burnside (1926 Coldwater, Mississippi) 11.23 Bernard Shaw (1959,San Fransisco,LA) Uriah Heep 11.23 Chris Bostok (1962,Bristol,England) Jo Boxers11.23 Mark Radice (1957,Nermark,NJ) 11.24 David Sinclair (1947,Herne Bay,Kent,England)Caravan 11.24 Gary Boyle (1941,India) Isotope11.24 Pete Best (1941,Madras ,India) 11.24 Clem Burke (1955,New York,NY) Blondie 11.24 Billy Connolly (1942,Glasgow,Scotland) Humblebums11.24 John Squire (1962.Broadheath,GT,Manchester) Stone Roses11.24 Lee Michaels (1945.Los Angels,CA) 11.24 Robin Williamson (1943) Incredible Strings Band11.24 Jim Yester (1939,Birmingham,Al) Association11.25 Donald Duck Dan (1941)11.25 Bev Bevan (1944,Birmingham,England) ELO11.25 Val Fuentes (1947) It's A Beautiful Day11.25 Steve Rothery (1959,Brampton,S.Yorks,England)Marillion11.26 Tina Turner (1938) 11.26 Amos Garrett (1941)11.26 John McVie (1945,London,England) Fleetwood Mac 11.26 Bert Ruiter (1946) Earth And Fire,Focus 11.27 Dave Winthrop (1948) Supertramp11.27 Mick Bordin (1962,San Fransisco, CA) Faith No More11.28 Randy Newman (1943,L.A.CA) 11.28 Hugh McKenna (1959) 11.29 Felix Cavalier (1944,Pelham,NY) Rascals11.29 John Mayall (1933,Manchester,England) 11.29 Barry Boudreau (1951,Boston,MA) Boston11.30 Roger Glover (1945,Brecon,Wales) Deep Purple11.30 John Ashton (1957,) Psychedelic Furs11.30 Richard Barbieri (1958,) 12.1 Gilbert O'Sullivan(1946,Waterford,Eire)12.1 Jaco Pastorius(1951,Norristown,PA) Weather Report12.1 John Densmore(1945,Santa Monica,CA) The Doors12.1 Steve Jansen(1959) Japan12.2 Tom McGuinness(1941,London,England) McGuinness Flint,Manfred Mann12.2 Michael Clark(1993)12.2 Jane Aire(1956) 12.2 Rick Savage(1960) Def Leppard12.3 Ozzy Osbourne(1948,Birmingham,England) Black Sabath12.4 Southside Johnny(1948)12.4 Chris Hillman(1944,Los Angels.CA)12.4 Tommy Bolin(1976,Miami,FL) Deep Purple,James Gang 12.4 Bob Mosley(1942,Paradise Valley,CA) Moby Grape12.4 Gary Rossington(1951) Rossington Collins Band,Lynyrd Skynyrd12.5 J.J.Cale(1938,Talsa,OK)12.5 Little Richard(1932) 12.5 Jim Messina(1947,Maywood,CA) 12.5 Egbert Gismonti(1947,Rio De Janeiro,Brazil) 12.5 Les Nemes(1960,Surrey) Haircut 10012.5 Lucas Sideras(1944) Aphrodite's Child12.6 Kim Simmons(1947,New Bridge,Wales) Savoy Brown12.6 Peter Buck(1956,Berkley,CA) R.E.M.12.6 Rick Buckler(1955,Woking,Surray,England) The Jam12.6 Joe X Dube(1950) Starz 12.6 Fritz Fryer(1944) 12.6 Jonathan King(1944,London,England) 12.6 Randy Rhoades(1956,Santa Monica,CA) 12.6 Ben Watt(1962) 12.7 Tom Waits (1949, Pomona, CA)12.7 Jimmy Ayoub(1941) Mahogany Rush12.7 Tim Butler(1958) Psychedelic Furs12.8 Greg Allman(1947,Nashville,TN) 12.8 Jim Morrison(1943,FL) The Doors12.8 Ray Shulman(1949,Portsmouth,Hampshire,England)Gentle Giant 12.9 Rick Danko(1943,Simcoe,Canada) The Band12.9 Dan Hicks(1941) Dan Hicks & His Hot Licks12.9 Dennis Dunaway(1948,Cottage Grove,OR) 12.9 Neil Innes(1944,Essex,England) Bonzo Dog Band, Rutles12.10 J.Mascis(1965) Dinosaur Jr. 12.11 Eric Bloom(1944) Blue Oyster Cult 12.11 David Gates(1940,Talsa,OK) Bread 12.11 Andy Partridge(1953,Malta)? 12.11 Nikki Sixx(1958,Seattle,WA) Motley Crue12.11 Martin Stone(1946) Mighty Baby Savoy Brown Action Pink Fairies 12.12 Clive Bunker(1946,Blackpool,Lancashire,England) 12.12 Mike Heron(1942,Glasgow,Scotland) Incredible String Band12.12 Dan Baird(1953) Georgia Sattelites12.12 Graham Bonnet(1947,Skegness,Lincolnshire,England)12.12 Rob Tyner(1944) MC512.12 Tony Williams(1945,Chicago,IL)12.13 Ted Nugent(1949,Detroit,MI) 12.13 Tom Verlaine(1949,Mount Morris,NJ) Television12.13 Jeff Buxter(1958,WashingtonD.C.) Ultimate Spinach, Steely Dan, Doobie Brothers12.14 Jane Birkin(1946) 12.15 Carmine Appice(1946,NY) Beck Boggert & Appice12.15 Chris Leslie(1956) Fairport Convention, Albion Band 12.15 Paul Simonon(1955,Brixton,London,England)The Clash 12.16 Tony Hicks(1943) The Hollies12.16 Robben Ford(1951,Ukiah,CA)12.16 Joe Farrel(1937,Chicago Heights,IL) 12.17 Paul Rodgers(1949,Middlesbrough,England) Free, Bad Company12.17 Darryl Way(1948,Taunton,Somercet,England) Wolf, Curved Air12.17 Paul Butterfield(1942, Chicago, IL)12.17 Art Neville(1937) Neville Brothers 12.17 Jim Bonfanti(1948,Windber,PA) Raspberries12.17 Mike Mills(1958,Orange,CA) R.E.M 12.18 Keith Richards(1943,Dartford,Kent,England)Rolling Stones 12.18 Bill Nelson(1948,West Yorkshire) Be-Bop Deluxe12.19 Alvin Lee(1944,Nottingham,England) 12.19 Phil Ochs(1940,TX) 12.19 Professor Longhair(1918)12.19 Ric Lee(1944,Nottingham,England) 12.20 Alan Parsons(1949) Alan Parsons Project12.21 Frank Zappa(1940,Baltimore,MD) 12.21 Albert Le(1943,Leominster,Herefordshire,England) Heads Hands&Feet) Chris Farlowe&The Thunderbirds12.21 Paul Avron Jeffreys(1988) 12.21 Martin Belmont(1948) たしかに、後先考えず、ぐいぐい引っ張っていくリーダータイプが多いかな?(笑)プログレ系で12月18日は該当者なしか…。
2004.12.10
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片思いだった彼女に30年ぶりにようやく出会えた気分?(笑)というわけで、買ってきました。英国の歌姫、クリス・ハーウッド唯一の作品「ナイス・トゥ・ミート・ミス・クリスティーナ」1.Mama2.Crying To Be Heard3.Wooden Ships4.Ain't Gonna Be Your Slave5.Question Of Time6.Gotta Do My Best7.Before You Right Now8.Never Knew What Love Was9.Flies Like A Bird 5作品しかリリースしなかった超マイナーレーベルからリリースされた関係で流通量がとても少なく、長いこと、幻の名盤と言われていた作品。中ジャケに写真がないので、表ジャケから想像するしかないのですが、歌う姿がなかなか魅力的です。^^;ヴォーカルのタイプとしては、ジュリー・ティペットやリンダ・ホイルといったタイプ。どうして多くのプログレッシャーがこの作品に注目するのか?理由は簡単です。元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドが参加しているからです。約半分の曲で、サックスやフルートを演奏しています。バックも、キーボードにトミー・アイアー、ベースにロジャー・サットン、ギターにデイヴ・ランパート、パーカッションにピーター・ヨークなど、ジャズ・ロックで活躍するミュージシャンを中心に豪華な布陣。デイヴ・ランパートは中期ストローブスのメンバーでもあり、来日したこともあります。1曲目の「ママ」はデイヴ・ランパート作。アコギ弾き語り風のスタートだが、イアンのサックスが加わり、ブラス・ロック風に変貌する面白い展開。2曲目「クライング・トゥ・ビー・ハード」はデイヴ・メイソン作。ピート・ヨークがコンガを叩き、神秘的な雰囲気を盛り上げる。なんと元イエスのピーター・バンクスがアコギで参加。3曲目はCS&Nのデヴィッド・クロスビーとスティーヴン・スティルス作。トミー・アイアーのエレクトリック・ピアノの響きが心地よい。4曲目はデイヴ作の軽快なロック。5曲目「クエスチョン・オブ・タイム」からは、アナロクB面。ロジャー・サットン(ベーシスト)作。ベーシストらしいグルーヴが効いた曲。6曲目はクリスの自作曲。ジュリー・ティペット風な歌い方で迫ります。7曲目はB.B.ヘヴィ作。イアンのサックスも、トミーのピアノやハモンドも大活躍。メロディも洗練されていて、クリスの歌声もソウルフル。8曲目もクリス作。ジョニー・ヴァン・デリックのヴァイオリンが全開。ラストはテイヴ作のグルーヴィな曲。デイウのギターや、トミーのハモンドも全開。「フライ・ライク・ア・パート」というタイトルらしく開放感あふれるクリスの歌声がきれいです。残念ながら、クリスが世に出したのはこのアルバムのみ。ゆえにマニアのコレクターアイテムとして語り継がれているのでしょう。
2004.12.09
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12月8日はken_wettonnが楽天広場にひっそりとデビューした日。そして、二人の偉大なミュージシャンが亡くなった日。1975年12月8日、元ユーライア・ヒープのベーシスト、ゲイリー・セインが、精神安定剤の大量摂取により、27歳の若さで他界した。1980年12月8日、元ビートルズのジョン・レノンが、ニューヨークの自宅アパート前で、熱狂的なファンに射殺された。今でもはっきりと憶えています。学生時代、新宿は○舞伎町のディスコで遊んでいる時でした。チークタイムになって、急に「イマジン」がかかったので、なんでだろう?と思ったら、DJがレノンの射殺を伝えたのでした。嘘だ~と思ったけれど、とても悲しくて涙が出ました。当時、英文学徒だった私にとって、レノンは心のヒーローでした。戦争反対というメッセージよりも、自由な平和世界の構築という、ユートピア思想のほうに関心がありました。名曲「イマジン」の歌詞から、レノンは無神論で社会主義に近いという指摘もありましたが、私はそうは思いませんでした。「宇宙の中心は愛である」などとも語っていたし…。今、レノンが生きていたら64歳。ビートルズが再結成して、ポールと「When I'm 64」をいっしょに歌っていたかもしれない。レノンの描いた理想世界は、いつになっても「夢のまた夢」ですね。-----------------------------------------------------さて明日(9日)、某ウニオンのレーベル「Arcangelo」から、以下の貴重なアイテムがリリースされます。☆「DAWN」レーベル復刻紙ジャケ第2弾1. FRUUPP/知られざる伝説 (2,730円)2. FRUUPP/七不思議(2,730円)3. FRUUPP/太陽の王子+シングル(3,360円)4. DEMON FUZZ/デモン・ファズ + シングル(3,360円)5. ノアール/ウィ・ハド・トゥ・レット・ユー・ハヴ・イット(2,730円)ファンタジー・シンフォニック・サウンドを代表するフループ(FRUUPP)の初期3枚が紙ジャケ・リマスター音源で再発されます。「太陽の王子」(写真)は8センチシングルCD付きだそうです。DUで買うと各タイトルに「復刻ミニチュア帯」を、フループ3タイトル同時購入で「フループ箱」が先着でもらえます。☆「クリス・ハーウッド」ソロ作ついにCD化!(国内解説付輸入盤/2,509円)イアン・マクドナルド参加で有名なクリス・ハーウッド(CHRIS HARWOOD)の「Nice TO Meet Miss Christine」がついにCDで再発。☆パトリックモラーツ&ビル・ブルフォード「フラッグス」(国内解説付輸入盤/2,509円)先月の1stに続く復刻第2弾。リマスター、未発表ボーナス・トラック3曲(日本公演ライブ音源)収録。うーん、早く明日になってほしいような、なってほしくないような…金欠なので。(^^;)
2004.12.08
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昨年の12月8日に楽天日記を始めて以来、今日で丸1年が経ちました。ほんの出来心で始めたブログですが、366日間、日記を書き続けることができました。これまでロムってくださった方々、日記リンクをしてくれた30数名の楽天仲間の皆様、プログレ好きの楽天外のブログ仲間の方々、このブログを通じて出会えた音楽仲間の方々、ほんとうに素晴らしい方々ばかりで、ブログを始めて良かったなと思っております。一人一人、名前を挙げたいくらいですが。(^^♪新しい出会いがあれば別れもあるのが人生で、1年の間に辛い別れもありました。正直、楽天がこんなに有名になるとは思いもしませんでしたが、プロ野球への参入効果で、来年はもっとメジャーな存在になっていくでしょう。誰にもナイショでひっそり始めたこのブログも、楽天の躍進と共に、もっと知られるようになってしまったらと思うと頭が痛いですね。「出る杭は打たれる」と言いますしね。(笑)それにしてもプログレシヴ・ロックに関心のある方が、こんなにもいらっしゃるとは驚きの1年でもありました。それも最年少は中学生ですし…。やはり良い音楽は永遠に語り継がれるということでしょうか。今後、私の音楽趣味は変化して、10年後はロックなど聞いていないかもしれないし、バンド活動できるほど体力もなくなっているかもしれないけれど、少なくともプログレだけは、終生、聞き続けることでしょう。(笑)というわけで、明日からは新しいスタートになります。すでにHPの時代は終わり、ブログが主流になっているネット社会ですが、すでに次世代のネットメディアが出始めていて、変化の激しさを実感します。最後に私のいちばん好きな、ジョン・ウェットンの歌詞を紹介しておきます。You're not the only one who feels painOpen your heart and live againThe rule you depend uponFrom this day onYou're not the only oneYou're not the only one who needs faithClimbing the face of the unknownTo tell you you're not aloneAnd above all elseYou're not the only oneFree yourselfTake a good look aroundThere's a lot of love to be foundLove will not let you down…(taken from You're not the Only One)
2004.12.07
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フラミンゴ・スタイルでのフルート吹きがあまりにも有名な、イアン・アンダーソン率いるブリティッシュ・ロック界の重鎮、ジェスロ・タルが来年の5月に来日します。 イギリス版ウッドストック「ワイト島フェスティバル1970」 チケットの売れ行き次第では追加公演もあるかもしれませんが、今のところ、5月11日(水)@渋谷公会堂の1公演のみです。(主催:TOKYO FM/BayFM)先行予約は明日(7日)から始まります。観戦希望の方はウドーの関連ページをご覧ください。料金 S:¥8,000 A:¥7,000(全席指定/税込)※6歳未満(未就学児童)の方のご入場はできません。協力:東芝EMI招聘:ウドー音楽事務所総合お問い合わせ:ウドー音楽事務所 03(3402)5999ジェスロ・タルの歴史こんどの来日はニュージーランド、オーストラリアを周る極東ツアーの一環として企画されたようです。メンバーはけっこう様変わりしてしまいましたが、イアン・アンダーソンとギタリストのマーティン・バレが健在ですから、ブルース・トラッド色の濃い王道ブリティッシュ・ロックを披露してくれること間違いありません。吉幾三~(笑)
2004.12.06
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長いことバンドメイトだった友人が、年明けに遠い故郷へ帰ることになり、ちょっと寂しい一日になりました。さて英国プログレシヴ・ロックの雄、ジェネシスの歴史を振り返るビデオ・クリップ集DVD「Genesis / Video Show」(WD44245)が、めでたくヴァージンからリリースされました。ジャケットは紙ケース入りデジパック仕様で、見開き部分はシングル・ジャケットが閲覧できるようになっています。スティーヴ・ハケットも写っている「Ripples」のジャケットなんて、貴重だと思いませんか?(上から3段目で右から2番目)フィル時代のラスト作「We Can't Dance」のシングル曲からハケット期まで過去の作品を遡った後、レイ・ウィルソン期に急に降りて来て、99年、奇跡の再結成でリリースした「The Carpet Crawlers」で終わるという曲順。フィル・コリンズ期の映像は、MTVなどでオンエアされたり、ビデオやLDでもリリースされていたのでなじみの映像も多いです。貴重なのはブートなどでしか見れなかったハケット在籍時の「A Trick Of The Tail」「Ripples」「Robbery,Assault and Battery」が収録されたこと。特に「A Trick Of The Tail」でのハケットは、とてもひょうきんです。全曲を通じてトニー・バンクスの役割が大きいということと、フィル・コリンズのエンターテイナーぶり、改めてジェネシスの楽曲の良さに気づかされますよ。音質はデジタルリマスター・サウンドで、既存盤よりかなり向上しています。DTS5.1サラウンドとドルビー5.1サラウンド音源も収録されています。1. No Son Of Mine2. I Can't Dance3. Hold On My Heart4. Jesus He Knows Me5. Tell Me Why?6. Invisible Touch7. Throwing It All Away8. Land Of Confusion9. Tonight Tonight Tonight10. Anything She Does11. In Too Deep12. That’s All13. Mama14. Illegal Allien15. Home By The Sea/Second Home By The Sea16. Paperlate(BBC Top Of The Pops - 27/5/82)17. Abacab18. Keep It Dark19. No Reply At All20. Man On The Corner21. Turn It On Again22. Duchess23. Misunderstanding24. Follow You Follow Me25. Many Too Many26. Trick Of The Tail27. Ripples28. Robbery Assault And Battery29. Congo30. Shipwrecked31. Not About Us32. The Carpet Crawlers 1999DVD9 / Dolby AC3 Stereo DTS 5.1 surround and Dolby 5.1 surroundApprox total running time = 2 hrs 36 mins リージョン・コードは「All」なので、国内機でも再生できます。
2004.12.05
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ゴジラのサントラ盤の続報です。"サントラ盤は22日リリースと変更になりました。キース・エマーソンは、29曲中14曲の作曲を担当しています。<サントラ盤情報>「ゴジラ FINAL WARS」オリジナル・サウンドトラック MUSIC FROM THE MOTION PICTURE GODZILLA FINAL WARS (12月22日リリース) 01 ゴジラのテーマ / 伊福部 昭 THEME OF GODZILLA(Akira Ifukube) / AKIRA IFUKUBE 02 ザ・キング・オブ・モンスターズ / 矢野 大介 THE KING OF MONSTERS(Daisuke Yano) / DAISUKE YANO 03 ザ・ビギニング・オブ・ジ・エンド / 森野 宣彦 THE BEGINNING OF THE END(Nobuhiko Morino) / NOBUHIKO MORINO 04 マンダ vs 轟天号 / キース・エマーソン MANDA VS GOTENGO(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 05 マンダ vs 轟天号(パート2) / キース・エマーソン MANDA VS GOTENGO PART 2(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 06 トレイニング・ファシリティ・ファイト / キース・エマーソン TRAINING FACILITY FIGHT(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 07 EDF ミュージアム / キース・エマーソン EDF MUSEUM(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 08 インファント・アイランド / キース・エマーソン INFANT ISLAND(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 09 ラドン・アタックス・NYC / キース・エマーソン RODAN ATTACKS N.Y.C(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 10 ジ・アライヴァル / 矢野 大介 THE ARRIVAL(Daisuke Yano) / DAISUKE YANO 11 ザ・プルーフ / 森野 宣彦 THE PROOF(Nobuhiko Morino) / NOBUHIKO MORINO 12 リヴィール / 森野 宣彦 REVEAL(Nobuhiko Morino) / NOBUHIKO MORINO 13 ハイ・バトル / キース・エマーソン HIGH BATTLE(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 14 オペレーション:ファイナル・ウォー / 森野 宣彦 OPERATION:FINAL WAR(Nobuhiko Morino) / NOBUHIKO MORINO 15 エリア G / 森野 宣彦 AREA G(Nobuhiko Morino) / NOBUHIKO MORINO 16 リターン・オブ・ザ・キング / 矢野 大介 RETURN OF THE KING(Daisuke Yano) / DAISUKE YANO 17 レディ・フォー・ランブル / 矢野 大介 READY FOR RUMBLE(Daisuke Yano) / DAISUKE YANO 18 風間の犠牲 / キース・エマーソン KAZAMA'S SACRIFICE(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 19 バック・イン・アクション / 森野 宣彦 BACK IN ACTION(Nobuhiko Morino) / NOBUHIKO MORINO 20 アウェイクン / 矢野 大介 AWAKEN(Daisuke Yano) / DAISUKE YANO 21 ファイト・バック / 矢野 大介 FIGHT BACK(Daisuke Yano) / DAISUKE YANO 22 ザ・ライジング / 矢野 大介 THE RISING(Daisuke Yano) / DAISUKE YANO 23 エンディング・タイトル / キース・エマーソン ENDING TITLE(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 24 アウェイクニング G / キース・エマーソン AWAKENING G.(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 25 リスペクト G / キース・エマーソン RESPECT G.(Keith Emerson - Akira Ifukube) / KEITH EMERSON 26 ファースト・ミーティング / キース・エマーソン FIRST MEETING(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 27 怪獣大戦争マーチ / 伊福部 昭 MONSTER ZERO MARCH(Akira Ifukube) / AKIRA IFUKUBE 28 クルージング・ザ・シロウストレイタス / キース・エマーソン CRUISING THE CIRRO-STRATUS(Keith Emerson) / KEITH EMERSON 29 ゴジラ・メイン・テーマ / キース・エマーソン GODZILLA MAIN THEME(Akira Ifukube) / KEITH EMERSON 同じ内容のDVDオーディオ盤「ゴジラ FINAL WARS」オリジナル・サウンドトラック 5.0chリミテッド・エディション / VARIOUS」 も限定盤で同時リリースされます。「ゴジラ FINAL WARS」公式HP
2004.12.04
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高校生の頃、「くっだらねー」と思いながらも、ついつい毎週、観ていたバラエティ番組がDVD化されるというニュース。みごろ!たべごろ!笑いごろDVD化「みごろ!たべごろ!笑いごろ」といえば、1976年からTV放送された人気番組。伊東四朗の「電線音頭」、小松政夫の「しらけ鳥」、キャンディーズの「悪ガキ一家」、秋野暢子の「ピンピンピン体操」、西田敏行の「日本昔(ふるい)はなし」などの名作ギャグ。毎週毎週、同じギャクでくだらなかったけど、とてもなつかしいです…。DVDボックス第1弾「みごろ!BOX」(スペシャルDVD付き初回限定盤:POBE-9204 \12,390(税込)、通常盤:POBE-6204~6 \10,290(税込))が12月22日にリリースだそうです。初回限定盤にはスペシャルDVDとして、キャンディーズをフィーチャーした盤が付くとのこと。さらに第2弾「たべごろ!BOX」(初回限定盤:POBE-9208 \11,340(税込)、通常盤:POBE-6208~10 \10,290(税込))が来年2月23日にリリースされます。こちらの初回限定盤には、6,000セット限定出荷で「デンセンマン キューブリック」が付くとのこと。まあ、キューブリックなんていりませんが、(笑)なつかしさあまりに買ってしまうかも。いや、いずれレンタルで見ればよいか~。
2004.12.03
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心ならずもエクソシストのテーマ曲で有名になってしまった、マルチプレイヤーのマイク・オールドフィールドのビデオクリップ集(DVD)が、「elements」というタイトルでヴァージン・レコードからリリースされました。ジャケは以前、リリースされた4枚組みボックスセットCDと同じデザインです。1曲目から76年にBBCテレビで演じた「チューブラーベルズ・パート1」のスタジオライブ映像。いやー、この映像、もうファンとしては失禁物です。マイクがベースを弾いているんですね。(途中、アコギも弾く。)ギターしか弾かない今となってはとても貴重な映像だと思います。この難しい曲を一糸の乱れもなく演奏していく様は、もう圧巻としかいいようがありません。絶対無いだろうと言われていた「Don Alfonso」のビデオクリップ。アメリカと旧ソ連の宇宙開発計画のドキュメンタリー映像「The Space Movie (Incantations)」も感動的。宇宙ロケット打ち上げ失敗シーンの連続に恐怖感を覚えますが、アポロとソユーズのドッキングシーンは懐かしい記憶。バックに流れるIncantationsの壮大なメロディが、映像にマッチしています。再生時間が2時間50分にも及ぶ、このDVDの中身は以下の通り。Track Listing: 1 Tubular Bells (Part One) - Live 2nd house (BBC TV performance - 1976)2 Don Alfonso3 In Dulci Jubilo4 Portsmouth5 William Tell Overture6 Guilty7 Blue Peter8 Wonderful Land9 Five Miles Out10 Moonlight Shadow11 Shadow on the Wall12 Crime of Passion13 Tricks of the Light14 To France15 Etude16 Pictures in the Dark17 Shine18 Innocent19 Earth Moving20 Heaven's OpenExtras:・The Space Movie (Incantations)・The Wind ChimesThe Wind ChimesNorth PointIslandsThe Time Has ComeFlying StartMagic Touch・Mike Oldfield Interview貴重なクリップのなかでも特に白眉の映像と思われるのは、「In Dulci Jubilo」や「William Tell Overture」の一人多重奏、ジョン・アンダーソン(イエス)がヴォーカルで登場する「Shine」とか、マギー・ライリーが歌ってヒットした「Moonlight Shadow」、ロジャー・チャップマン(Family)が広角泡を飛ばす「Shadow on the Wall」、などなど。80年代のビデオクリップはMTV全盛期とあって、マイクもメタルバンドのギタリストばりに弾きまくっていて、今30代前半のマイクファンはこういう姿に惚れたのだろうなどと、思ったりしてみました。画像はアナログ起こしではなくデジタル処理されていますし、輸入盤ですがNTSCリージョンフリーで、値段も3000円を少し越えるくらいですので、決して損はないです。むしろ感動というおつりがきます。
2004.12.02
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ジョン・ウェットン先生のライブCD「アジェンダ」(MAR04978)が、マーキー/ベル・アンティークからリリースされました。97年のソロ作品「アークエンジェル(ArkAngel)」以降は、天使がテーマの曲を書き続けているウェットン先生、またしても麗しき天使の姿をジャケに採用しました。(笑)ウェットン先生自らデザインコンセプトを担当。アートワーク制作はGRAALという会社。もっとも、クリムゾンやエイジアの頃から、いろいろなAngelが歌詞に登場してましたけれど…。^^;さて本作は昨年の4月11日、ポーランドのクラクフで行われたライブを収録したもの。すでに1年前にDVDでリリースされた「アモラータ」と同じ音源だそうです。ただし収録時間の関係からでしょうか、曲間のMCなどは省かれています。この5ヵ月後、日本にやってきて出来不出来の差が激しい、スリリングな公演をみせてくれたウェットン先生ですが、いまから思えばこの頃から前兆が現れているというか、そんな感じ。声は枯れているし、ベースも危なっかしいです。まあ、しかし来日公演よりは状態が良いので、最近のウェットンのライブ音源を欲している方にはオススメかな。バックのミュージシャンの演奏はすばらしいです。「イージー・マネー」は新しいアレンジで、中間部でウェットンのベースとミッチェルのギターがバトルを展開、マーティン・オーフォードのフルートがいい味付をけしています。それに何といっても音質が良いので、耳コピもしやすいし…。(って、結局そういうことにしか使えない…?(笑))ちなみに「イン・ザ・デッド・オヴ・ナイト」のリフのフレーズは、ギタリストのジョン・ミッチェルが微妙にリフメロを変えていたりしてて、彼の遊び心を感じました。<収録曲>Mondorago~RedSole SurvivorNothing's Gonna Stand In Our WayBook Of SaturdayEmmaThe Smile Has Left Your EyesIn The Dead Of NightEasy MoneyAfter AllRendezvous 6:02StarlessBattle LinesHeat Of The MomentJohn Wetton (lead vox,bass guitar,acoustic guitar)John Mitchell (guitar,harmony vox)Steve Christy (Drums)Martin Orford (keyboards,harmony vox)本作は「Amorata」,「Amata」に続く3部作のトリを飾る作品だそうです。
2004.12.01
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