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次男の通う中学の体育祭の日が近くて、最近はほぼ毎日ジャージで学校に行っています。でももともとスポーツが苦手な次男、特に中学の体育祭は小学校と違ってひたすら走る種目ばかりなのであんまりやる気はでないようです。プログラムを見ると確かに100メートル走、全員リレー、障害物競争、1000メートル走、部活対抗リレーなどが並んでいます。部活対抗リレーでは陸上部や人数多いサッカー部などにはかないっこないし、クラス別競技もイマイチクラスに仲のよい友達がいないから気分が盛り上がらないと嘆いています。そんな次男ですが、これだけは誰にも負けないよう完璧にやると張り切っていることがあります。それはなんと生活委員の仕事(笑)日頃から余計な物を持ってきていないかとか授業中おしゃべりしている子が多いかどうかなどをチェックして注意する生活委員、どちらかというとクラスの中であんまりやりたがる人がいないこの委員をなんと次男は1年前期後期2年前期と3回も続けてやっていて2年後期からは委員長になりたいとはりきっているのです。誰に似たのかとことんまじめで正義感の強い次男、生活委員は体育祭の時にも自分の出番がない時には校内をまわってガムかんでないかとか服装がいい加減でないかなんてことをチェックしてまわります。次男は今度の体育祭の時こそこうした仕事を完璧にこなし、生活委員の中でも一目置かれて委員長に推薦されようと狙っているわけです。自分が走って何位になるかとかクラスが優勝するかとかはどうでもいい、委員の仕事をいかにきっちり完璧にするかを第1に考える次男、かなりの変わり者です(笑)私の坐骨神経痛の方は病院へ行って湿布と薬をもらい定期的にリハビリもしているので、すごく痛くて仕事を休んで寝込んでいるというわけではないのですが、それでも長い時間同じ姿勢でいたり立っていると足が痛くなったり痺れてくるので、仕事も家事もそろりそろりと気付かれない程度にゆっくりやっている、なんか急に年をとったような気分です。
2012年05月31日
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数日前から片方の足が筋肉痛とは違う痛みや痺れがあって特に夜寝がえりを打つと目が覚めるくらい痛いので、何日か痛み止めの薬を飲んでいたのですが悪くなるばかりなので思いきって病院に行きました。レントゲンを撮ったり足を曲げたりしての診断の結果、坐骨神経痛という病名を言われました。腰のところで足につながる神経が圧迫されそれで痛みや痺れがおきているようです。全く歩けないとか夜寝られないというほど重症ではないのですが、それでも薬と湿布で痛みを抑え、週1回ほどしばらく病院に通わなければならないようです。診察の後はリハビリ用の部屋に案内され、そこで器具をつけて腰をひっぱるのと血流をよくするために電気を流すという2種類の治療を受けました。電気ショックや体を伸ばすなんて拷問みたいとドキドキワクワクして待っていたのですが(笑)全然痛くはなく(拷問ではないのだから)終わった後はかなり楽に歩けるようになりました。でもしばらくは病院通いが続き、日常生活も歩くことはできても激しい運動はさけた方がいいみたいです。原因がわからなくて痛みがあると不安ですが、理由がわかったので安心、早めに病院に行ってよかったです。
2012年05月30日
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木曜日、金曜日の夜はアマルフィ、アンダルシア、そしてボルジア家とテレビ三昧でした。まず映画のアマルフィとアンダルシア、コマーシャルで聞きなれ運動会でも流れていた(笑)主題歌がとってもよかったです。それぞれ違った人が歌っているのですが、どちらもすごくよい、もうストーリーはどうでもいいから歌だけずっと聞いていたい気分でした。アマルフィはローマ、アンダルシアはバルセロナと有名な建物がたくさんある風景が映るのもいいただタイトルとなっている場所のシーンが案外少なくて、もっと映して欲しかったです。ストーリーはどちらもサスペンスものだけど最後はほっとするような後味のいい終わり方で、主題歌を聞きながら余韻に浸れます。そしてその余韻をぶち壊す強烈な印象のボルジア家(笑)こちらは後味悪くて食事時なんかには絶対流して欲しくない映像(夜11時からの放送だから大丈夫だけど)さらにミケロットが最悪ですがそれでも毎回欠かさず見ています(笑)第3話のタイトルは「異教徒」でした。ちょうどロドリーゴが枢機卿になった1492年にスペインでユダヤ教徒が追放されるということがあるのですが、その追放されたユダヤ人をアレクサンドル6世は受け入れ教皇領に住まわせます。これはすごくいいことだと思うのですが、異教徒を受け入れて金をもらおうというようにあくまでも強欲なボルジア家の政策とさらっと流されています(笑)政敵ジュリアーノはナポリへ逃げ、ナポリでは王子アルフォンソが実権を握っていて(実際は庶子だから実権を握るのはありえないと思うけど)防腐処理された政敵の死体を食卓に座らせていてジュリアーノに「最後の晩餐だ」と自慢して見せる、ブラックで悪趣味です。こんな王子と結婚しなければならないなんてルクレツィアが気の毒です。そしてナポリの城にはテルマエ・ロマエみたいな大きな浴場があって、枢機卿ジュリアーノと王子が並んで仲良く顔に泥パックを塗りマッサージを受けるという場面、こんなの絶対ありえない!と思いつつおかしかったです。そして浴場に向かう暗殺者ミケロット、ただでさえ陰険な顔つきで人相悪いのに変装だと顔も体も真っ黒になるほど泥パック塗っているからますます怪しく(笑)そんな不気味な変装をした方がよっぽど目立つでしょうに、さらに背中の傷のところが泥がとれてジュリアーノにバレてしまい、結局彼は逃げてミケロットは衛兵を数人殺すだけで暗殺には失敗します。まあジュリアーノを死なせたら歴史の事実が大きく変わるので彼はドラマでも殺さないようにするのでしょう。後半はオスマン帝国スルタンの弟ジェム王子がボルジア家に預けられます。ジェム王子はイスラム教徒なので異教徒というタイトルにあっているわけです。このジェム王子はさわやかでハンサム、チェーザレやホアン、特にルクレツィアと仲良くなり、ほのぼのとした場面が続きますが、そこはやっぱり「愛と欲望のボルジア家」ジェム王子はすてきだけどそういういい人ほど冷酷に殺されてしまいました。冷酷でスキャンダルな教皇一族をこれでもかと強烈に見せていく、ドラマは徹底しています。
2012年05月27日
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「大エルミタージュ美術館展」を見てきました。この美術展、サブタイトルが「世紀の顔・西欧絵画の400年」とあってルネサンスから20世紀のマティスまで幅広い年代の有名作品が見られるからなのか大人気!平日の昼間でもかなり混んでいたし、レストランにはランチタイムともなれば長い行列ができてました(年配の女性グループが圧倒的に多かった)いろいろな作品が置かれている中、私が立ち止まってじっくり見るのはやっぱりキリスト教やギリシャ・ローマ神話を題材にした絵、やっぱり描かれている題材がわかりやすいし、どこかで見たことがあるという安心感があるのです。特にスケドーニの「風景の中のクピド」や「聖家族と洗礼者ヨハネ」それから18世紀の「モルフェウスとイリス」の絵などが気に入りました。どれも甘美な画風で当時の詩人や貴族に絶賛されもてはやされたとか、私の好みもそれに近いものがあるようです(笑)ルイーニの「聖カタリナ」の絵を見て「女教皇ヨハンナ」にもその名が出てきたことを思い出しました。本を持っていてとても賢そうです。「ヴァヌカヌスの鍛冶場を訪ねるウェヌス」を見て夫に不実で浮気ばかりしたウェヌスも自分の息子のためには夫を訪ねて武具を作ってもらうのね、と思ったり「古代ローマの公衆浴場」の絵で「テルマエ・ロマエ」を思い出したりと知っている話や映画などで見たシーンに近い絵があるとテンション上がります。まあ逆に言えば今回の美術展、セザンヌやマティスなど教科書で見た覚えのある絵だ!とかなじみのある物語の絵だ!とあくまでも知っている、見覚えのある絵を見て確認して喜んだのであって、自分にとって初めてだけど忘れられないと感激した絵に出会うということはありませんでした。感動したというわけではないけど気になった絵の1つがアブラハム・ブルーマールトの「トピアスと天使のいる風景」です。描かれた時が1600年代初めだったことと、この題材の絵は別の雑誌でヴェロッキオやボッティチーニが描いた絵を見て記憶にあったからです。ヴェロッキオの絵は天使あるいはトビアスのモデルはレオナルドとかいう説もありどちらもすごく美しく衣装もきらびやか、一方ボッティチーニの絵は3人の天使に守られて旅をしています。1470年頃に描かれた2つの絵がどちらもきらびやかで衣装も豪華、トビアスがまるでピクニックでも行くかのように楽しそうに天使と手をつないで歩いているのに対して、今回見た「トビアスと天使のいる風景」は主題は風景、壊れかけた家やそれを修理する人がリアルに描かれていて、トビアスは画面の隅の方、服も地味でうつむいて疲れた感じなのです。時代と描いた画家の住んでいた国が違うと同じ題材でもこうも違った絵になるのかと驚きました。ヴェロッキオの絵が夢のように楽しい旅の絵なら、ブルーマールトは現実の旅、その厳しさが伝わってくるような絵でした。今回見た中で一番印象に残った絵かもしれません。
2012年05月25日
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「テルマエ・ロマエ」を見た影響でハドリアヌスについてもっと知りたくなり「ローマ五賢帝」という本を読みました。でもじっくり読んだのはハドリアヌスのところだけで他は斜め読みしているので、これで古代ローマについてすごく詳しくなったというわけではありません(笑)自分の興味あるところだけちょっと詳しくなっただけです。北村さんが演じたケイオニウス、この本にも出てきました!ケイオニウス・コンモドゥスという名前で、ハドリアヌスは自分と直接血のつながりのない彼を養子にして、アエリウス・カエサルと名乗らせていました。古代ローマは同じ名前が多く、3つくらいの名が重なっていたり途中で変わったりと本当に覚えにくいです(笑)このケイオニウス、顔がいいという以外に美点がなく(映画と同じだ!)なぜハドリアヌスが養子にして次の皇帝候補にしたか昔から謎だったそうです。この本ではハドリアヌスが即位してすぐ元老院4人を処刑するということがあって、その中には皇帝自身の親友も含まれていて、ケイオニウスの妻が処刑された親友の娘だったことから、罪滅ぼしの意味もあって親友の義理の息子ケイオニウスを養子にしたのではないかというようなことが書かれていました。彼を養子にしたことでハドリアヌスは自分の義兄とその孫を自殺に追い込んでいます。そこまでして養子にしたケイオニウスですが、パンノニア総督として赴任し映画と同じようにあっけなく病死してしまいます。映画では最初アントニヌスがそこに行くという設定になっていて、それでは歴史が変わってしまって大変ということでルシウスががんばってお風呂を作りそれをアントニヌスの手柄にするのですが・・・・実際アントニヌスはハドリアヌスの死後元老院からはよく思われていなかったハドリアヌスを神格化して、そのおかげで彼は歴史から抹消されずにすみました。映画では女好きという以外目立った活躍がなくあっけなく死んでしまうケイオニウスでしたが、ハドリアヌスは遺言でさらにアントニヌスにアンニウス・ウェルス(後のマルクス・アウレリウス帝)とルキウス・ウェルスを養子にするよう約束しています。ルキウス・ウェルスというのはケイオニウスの子で、彼も後にマルクス・アウレリウス帝と一緒にルキウス・ウェルス帝という皇帝になっています。同じ時期に2人の皇帝がいて、能力的にマルクス帝の方が上ずっと上だったけど、それでもとにかくケイオニウスの子は最後皇帝にまでなっていたということに驚きそしてうれしくなりました。複雑な人物名や系図も映画を見て顔や名前がわかると急に親しみがわくものになります。
2012年05月23日
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「ボルジア家」のドラマ、漫画とは全然イメージ違うけど続きが気になったのでとりあえず契約をして第2話も見ました。今回のサブタイトルは暗殺者、ミケロットが主人公です。チェーザレは彼を間者として使うためわざと傷つけてジュリアーノのところへ行かせる、その傷つけ方がすごいのです。ボルジア家の地下には拷問部屋まであって、ミケロットが「ご主人様、もっと強く」とか言いながらチェーザレに鞭打たれる、セリフだけ聞いているとすごくいいシーンなのですが、なんせミケロットの顔や雰囲気が全然好みでないので(笑)そしてジュリアーノ・デッラ・ローヴェレの家に行くと彼がレモンの汁を絞って傷口にかけ、必死に耐えるミケロット、ああここでミケロットが好みのタイプだったら・・・ホントもったいないです。まあこのドラマは漫画とはまったく違う別物と思った方がよさそうです。そんな凄惨なドラマが繰り広げられているボルジア家なのにロドリーゴパパはとっても能天気、美しいジュリアを気に入って前回暗殺されたオルシーニ枢機卿の空き家に住まわせ、この家は秘密の通路があるから好きな時にいつでもおいでなんて・・・おまけにジュリアの肖像画まで画家に描かせるからすぐ妻、というかチェーザレ達の母にバレてしまい妻の嫉妬で修羅場に(笑)そもそもロドリーゴって聖職者なんだから愛人がいても家族一緒に住んではいないだろうし、妻が嫉妬に狂うってどうなのよと。そして溜息とともに息子チェーザレに愚痴るロドリーゴパパ、教皇の座から引きずり下ろそうとする政敵がいっぱいいるんだから、嫉妬に狂ったお母さんを連れてこないでくれなんて愚痴るのではなく息子に相談しなければいけないことたくさんあるでしょう。そんなロドリーゴが卑猥な行為をした証拠をさがそうと必死になっているジュリアーノ、ミケロットの傷口にレモン汁かけたりとやっていることがサドなわりにはどうも抜けていておかしいです。このドラマ歴史上の人物を扱っているけど、1話ごとに盛り上がる場面を作ろうと昼ドラのようになっているので突っ込みどころがものすごく多いです。ボルジア家族なんてホームドラマのように家族仲良くほのぼのしているのに地下には拷問部屋(笑)このアンバランスさがなんともいえずおかしいです。鞭持つチェーザレとマゾのミケロットもいい感じなのにミケロットの顔がね~(笑)まあ理想とかけ離れているのであんまり深刻にならずにかえって気楽に楽しめるのかもしれません。このドラマ、R-18シーンをのぞけばのりとしては「バビロンまで何マイル?」に近いかもしれないと感じました。ただその路線でいくならやっぱりミケロットは美しい人に演じて欲しかったです(笑)【送料無料】バビロンまで何マイル?価格:580円(税込、送料別)
2012年05月19日
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2012.05.18 FridayJUGEMテーマ:映画DVDの「女教皇ヨハンナ」を見ました。この作品、日本の劇場では公開されていないし日本語版のDVDも発売されてないのですが、外国のDVDを扱うお店のサイトから英語・ドイツ語版のを購入しました。パソコンでしか見られないのですが、購入したお店は日本にあるのでインターネットで簡単に買うことができます。もうかなり前に買ったDVDですが、1週間前に「オレンジと太陽」を見てやっぱり中世の衣装を着たデヴィッドさんが見たい!ということで引っ張り出して見ました。デヴィッドさん演じる辺境伯ゲロルド、私は辺境伯というのは地方の不便なところに領土を与えられた貴族くらいの認識でした。ところがチェーザレ9巻の巻末資料で辺境伯は公爵よりも上、国王と並ぶ位置に書かれているので調べてみたら元はフランク王国で国境付近で異民族と接する地域を警備するためにおかれた長官で他の地方長官よりも領土も広く権限も大きいと書いてありました。だから公爵よりも上に書かれているのかと認識を新たにしました。ゲロルトが皇帝ロタールの斜め後ろの位置で馬に乗っているのは主人公の恋人だから目立つ場所にいるというのではなく最初から側近ナンバー1くらいの地位にある偉い人だったのだと納得しました。辺境伯という言葉でどうも地方に飛ばされたというイメージを持ってしまったのですが、逆にうんと偉い人でした(笑)今回見て強く感じたのは物語前半のドイツが舞台の時と後半ローマとでは画面の色がまったく違うということです。ドイツ北部とイタリアのローマでは光の強さが全然違うし、人々の衣装も違いました。建物なども前半のドイツはゲロルドの家も修道院も窓が小さくて昼間でも暗くて人の顔もよく見えない、森がすぐそばにあって深い闇と隣り合わせの生活です。それがローマに入ると道も庶民が生活している場所もとにかく日がいっぱいさしてまぶしく、きている服もきらびやかなものになります。教皇のそばには陰謀を企む悪い人もいっぱいいるのですが、色鮮やかな服を着て顔もまっすぐ上げ堂々としていました。ゲロルトが登場するとやっぱりそれだけでもううれしくなります。それにしても中世の騎士というのは魚のうろこのような鎧をつけてて細い人でも太く見える(笑)まあその時代はがっちりした体形の人が好まれたのでしょうけど。大きなブローチのついたマントとか指輪のファラミアの雰囲気でとっても好きなのですけど。そしてやっぱりこの人は森とか湖など自然の中にいる姿がよく似合います。この時代教皇や枢機卿の服はまだ赤と決まっているわけではなく、いろいろな色の衣装を身に付けていました。教皇選挙も鍵を閉めた部屋に枢機卿だけが閉じこもるというのではなく一般市民も参加していました。こういう時代なら遠くから来た素性のわからない人が教皇に選ばれるというのもありうるだろうと思いました。チェーザレの時代では無理でしょうけど。でもドラマで教皇に選ばれた時に本当に男かどうか穴のあいた椅子にすわってチェックするというのがあったので、もしかしたら女教皇は実在したかもしれないと思いました。聖職者の指輪にキスするというシーンも何度かあってああこの頃もこうしていたのかと。皇帝ロタールが軍隊を引き連れてローマにやって来た時、ヨハンナのアイデアで後ろの扉が自動的に開いたり閉じたりするようにしたら、兵士達が奇蹟だといっせいに跪いてしまう、今の時代の私達から見れば単純なしかけですが、その当時の人から見れば神の奇蹟のように見え、そうやってけん制することで教皇と皇帝の力関係も大きく変わるのだなと納得しました。この時代は皇帝カールの戴冠より後、カノッサの屈辱より前、皇帝対教皇の力関係はどちらが特別強いということはなく微妙だったのでしょう。奇蹟を見せて皇帝軍を驚かせたからこそヨハンナの評判も高くなったのでしょう。もとはゲロルトと一緒に作ったしかけがこんなところで役だっていました。画面が暗くてよく見えなかったけど、修道院の生活も興味深いものでした。別れる前に医者のベンジャミンがシスターと呼びかけていて、ああこの人は最初からわかっていたのだなと。病気の母親の治療をして助けた場面、この親子にとって彼女は神にも見えただろうし、修道院に伝わる知識はこういうことに役立つのだなと思いました。昼なお暗い修道院だからこそ彼女は女であることを隠して生きていけたし、そういう場所だから知識や言葉が救いとなり大きな意味をもってくるように思えました。ただ同じ修道院でも時代や場所で雰囲気は大きく違ったでしょうし、サヴォナローラなんてあんなに穏やかで美しい絵に囲まれて生活していたのに思想は過激で極端、不思議です。アルプスの山越えの場面、ドイツやフランスからイタリアへ陸地をとおればどうしてもこの山越えがあるのに多くの人、そして軍隊がここを通っているなあと感慨深いものがありました。この映画のゲロルトや皇帝ロタール、もっと後の時代になってジョルダーノ・ブルーノもこの道を通っているはずです。同じ1つの映画を見てもその時興味あることによって全然違う見方をしているなと思いました。【送料無料】女教皇ヨハンナ(上)価格:1,995円(税込、送料別)
2012年05月18日
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映画「テルマエ・ロマエ」を見ました。漫画が原作の実写版、しかも日本人が古代ローマ人の役をやるなんてと思っていたのですが、かなりおもしろく、ローマ人役も皆さん違和感なくはまっていました。平日の昼間で上映している映画館も多いのに、満席とはいかなくても見やすい席はそこそこうまっていたのにびっくりしました。この映画では見ている人がポップコーン食べたり話声や笑い声も聞こえましたが気になるほどではなく、思いっきり笑うことができてよかったです。主人公のルシウス、漫画家志望の真美ちゃん、平たい顔族(日本人)のおじいちゃんたちとみなそれぞれぴったりの役柄でした。ハドリアヌス帝も皇帝らしく堂々としていました。この人はホント皇帝という雰囲気です。全体的にはとても満足したのですが、以下物足りなかったシーンについて・・・・ハドリアヌス帝は美少年アンティノーとの幸福な時期と彼を失った嘆きをもっと強調して欲しかったです。ワニを少年の生まれ変わりと信じてローマに連れてくるのはいいとしても一緒にお風呂はいらなくても・・・ここで少年との関係を妄想してしまいました(笑)日本一顔の濃い俳優に選ばれた北村さん演じるケウオニウス、ローマ風の衣装がよく似会合うわーとうっとり見ていたのですが、あれ、出番はたったこれだけ、女好きというだけで特に悪いことしていないです(笑)あの美貌を武器に元老院の妻を次々落として味方につけ、陰謀を企みライバルを蹴落として皇帝の座をねらうとう役をやってほしかったです。皇帝が美少年を愛して愛人をたくさん作っているこの時代、ただ女好きというだけでは悪役のインパクト弱いし、ルシウスがなんでケイオニウスを毛嫌いして皇帝の命令に逆らってまで彼のためにお風呂の設計をしたくないと突っぱねるんだろうと思ってしまいました。タイムスリップするたびにオペラ歌手の大げさな歌が入るのはどうかなと(笑)そりゃ最初はびっくりして音楽が耳に響くでしょうけど、何度も行っり来たりしているんだから慣れて平気になるでしょう。皇帝が市民の前に登場する場面なんかオペラの派手な音楽がぴったりだけど、そこを効果的にするには他であんまり大げさな音楽使わない方がいいと思いました。タイムスリップや異世界に行くファンタジーで気になるのが言葉の問題今回は最初通じないけど真美ちゃんがラテン語を勉強したということでつじつま合わせてました。短期間でそんなにうまくなるのかなあということはいいとして、古代ローマ人は日常生活でラテン語を使っていたのだなと納得しました。お風呂に集まるおじいちゃんの中に学者さんがいるのなら、ハドリアヌス帝やコイン、当時の衣装についてもっとうん蓄を語って欲しかったです。ローマの皇帝は次の皇帝や元老院に認められて初めて神格化され後世に業績が伝えられると聞いて驚きました。五賢帝の時代は皇帝はみな生前次の候補者を養子にしていて争いがなく皇帝に選ばれているからこそ業績がきちんと評価され後世に残っている、前の皇帝がひどくて関係ない人が帝位を奪ってしまえば、当然前の皇帝がいかにひどいか言いふらし神格化なんか間違ってもしない、ローマ時代の皇帝が賢帝か暴君か評価が極端に分かれるのはこういった事情があるからかもしれないとはっとしました。ゲラゲラ笑いながらも古代ローマについていろいろ考えさせられた映画でした。【送料無料】テルマエ・ロマエ価格:630円(税込、送料別)
2012年05月17日
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中学生の次男の中間テストの日が近いので土、日の2日間家にこもって勉強の相手をしていました。炭酸水素ナトリウムというのは理科の教科書に出てきました。ケーキやカルメ焼きがふくらむもとになる重曹、ベーキングパウダーはこの炭酸水素ナトリウムでできているそうです。炭酸水素ナトリウムを熱すると炭酸ナトリウムと二酸化炭素、水にわかれて、二酸化炭素が細かい空洞になるためケーキやカルメ焼きはふくらむのだそうです。中学の理科の実験でやったのでふくらむということは実感できている次男ですが、その化学反応式がよくわからないと言い出す、化学式というのはだいたい日本語の読み方と逆で金属の原子から書くと説明してあとはひたすらナトリウムNa水素Hと元素記号を一緒に唱えて覚えさせました。もちろんテスト科目は理科だけでないので国語の枕の草紙やら英語の過去形など一通り一緒に復習しました。これでよい点をとってくれればいいのですけど・・・やさしい科学【まとめ買いで最大15倍!5月15日23:59まで】カルメ焼きはなぜふくらむ 二酸化炭...価格:1,223円(税込、送料別)
2012年05月14日
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テレビドラマ「ボルジア家、愛と欲望の教皇一族」の第1話は無料で見られるということでとりあえず見てみました。いやあ思った以上におもしろかったです(笑)チェーザレの兄弟、ホアン、ルクレツィア、ホフレはみな美しくて雰囲気がぴったりロドリーゴはちょっと弱気でしたが豪華な教皇の衣装がよく似合っていました。登場人物の衣装がみな素晴らしくその時代の雰囲気にどっぴり浸れます。ストーリーは美しくもスキャンダラスな教皇一族という部分を思いっきり強調していました。教皇選挙のやり方などあまり複雑にならないよう人物を整理しているけど基本はおさえてありました。裏工作は実際はあんな風に食べ物に密書を忍ばせたりしないでしょうけど(笑)ドラマとしてはわかりやすくていいのかもしれません。敵対する枢機卿が晩餐会を行ってそこに教皇となったロドリーゴ、チュエーザレ父子がのこのこ出席したり、大勢の前で暗殺しようとするのもありえない(笑)結果チェーザレが暗殺者を見つけて買収し、逆に敵対する枢機卿を暗殺してしまいます。そして暗殺者として登場したミケロット、漫画の「チェーザレ」ミゲルファンとしてはこんなの絶対いやだ!と強調したいような陰険で暗い雰囲気の暗殺者でした。まあこのドラマ全体がまるでジュリアーノ・デッラ・ローヴェレが脚本書いたの?と思わせるくらいボルジア家の悪の部分を強調していますけど。スキャンダスな悪の華チェーザレのドラマなら暗殺者ミケロットも思いっきり悪くしなければいけない、元は敵だったのが買収されたくらいの設定がちょうどいいのでしょう。チェーザレと幼いころから一緒に育ち兄弟以上の深い絆で結びついている人間味あふれるミゲルにしたら、チェーザレも悪の華ではなくなってしまいますもの(笑)漫画ファンとしてはこれは違うと突っ込みたい部分がたくさんありましたが、スキャンダラスなドラマを作りたいジュリアーノのような人が脚本書いているのね、と思うとすごく納得できるし、第1話を見る限りよくできたドラマでした。昼ドラ的大げさなドロドロと史実をうまくミックスさせています。思いっきり笑って突っ込みを入れられそうなドラマですが、ただミケロットはドラマのようでなく実際は漫画のミゲルであったと信じたいです。【送料無料】チェーザレ 破壊の創造者(9)価格:780円(税込、送料別)
2012年05月12日
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「オレンジと太陽」という映画を見てきました。この映画は上映しているところが少ない上ほとんど宣伝もされてないのですが、指輪物語ファラミア役のデヴィッド・ウェナム氏が出演しているというのをファン仲間のプログで知って見に行きました。上映している映画館が少なくオーストラリアでさまざまな賞を受賞し、さらにケン・ローチ監督の息子が監督した初の長編映画ということもあったためか、平日昼間にも関わらず開場前にかなり長い列ができていて、始まる頃には端の席以外ほとんどうまっていました。飲食禁止、おしゃべり禁止と書いてあったのですが本当にその映画館は始まってからはシーンと静まりかえっていて、周りみんなマナーのよい人ばかりでした。主人公マーガレットはソーシャルワーカーで養子になった人の心のケアなどをしていたのですが、子供の時にイギリスの施設からオーストラリアに移住させられたという女性と知り合い、子供だけで強制的に移住させられた人が思いのほか多く政府が組織的に行っていたということにショックを受け、オーストラリアに渡って今は大人になった孤児だった人と会い、その家族や出生について調べ始めます。政府や教会関係者は児童移民があった事実を隠そうとし、さまざまな嫌がらせでマーガレットは心身共に疲れ果てていきますが、それでも調査を続けていきます。お目当てのデヴィッド氏、私は最初マーガレットの夫と勘違いして、今回は理解がある夫で子煩悩なパパ、なんて普通のいい人役なんだろうと思っていたら違いました(笑)彼の役は元移民孤児のレン、最初かなりひねくれてマーガレットにつっかかっていましたが、次第に心を開いていくという重要な役です。ただお友達のプログにも書いてあったのですが、主演というのとはちょっと違う微妙な役でした。もう1人指輪関係でエルフ役の人が元孤児の役で出ていて、この人はたくましい髭のおじさんでイメージがまったく違っていたのですが、すごくよかったです。物語は特別大きな事件が起きるわけではなく淡々と静かに進むのですが、あきるところはまったくなく2時間近くあっというまに過ぎてしまいました。もっとも私は半分以上デヴィッド氏が目当てなので、ひねくれた表情がかわいいわー、水色のストライプのポロシャツが似合ってるーなどなど物語と関係ないところで喜んでにやけてましたが(笑)やっぱりオーストラリア人だからでしょうか、荒野を車で走っている姿もよく似合います。りっぱな車でなくボロ車というのがいいのです(笑)さらに何もない荒野の丘から突然現われた立派な修道院を見るシーンなんか最高!よくぞこのシーンを撮ってくれたと拍手したくなりました。過去を振り返る辛いシーンで盛り上がって騒いではいけないので黙ってましたが(笑)そしてさらにファンサービス(?)で歌ってもくれました。オペラ歌手のように朗々と歌うのではなく、運転している時にラジオから流れてくる曲に合わせて口ずさんでいるだけですが、ここもうれしくてにやけていたと思います。淡々とした口調で語られるのですが、「太陽が輝き、毎朝オレンジが食べられる夢の国へ行くんだよ」と言われて子供たちが連れて行かれた先、オーストラリアの施設では暴力や虐待が日常的に行われるひどいところでした。少年時代のレンが連れていかれたところは荒野の中にぽつんとある修道院で、逃げることもできずかばってくれる大人もなくただひたすら耐えるしかありませんでした。修道院という閉ざされた世界だからこそ起きてしまうのかもしれない暴力や虐待、そこで暮らす神父や修道士は貧しい孤児に慈悲を与えていると信じて子供たちに接していたのか、それとも悪いことと知りつつやめられなかったのか、いずれにせよそういう環境で育った子供たちの心の傷の深さを思うと背筋が寒くなります。でもレンもジャックもそうした過去を声高に叫んで仕返ししようとは思わない、ただ自分の本当の家族を知りたいと願い、親身に接して自分たちの話しに涙を流してくれるマーガレットに心を開き絆を深めていく、静かだけどすごく印象に残る深い映画でした。
2012年05月11日
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世界史で有名でチェーザレ7巻にも詳しく出ていた「カノッサの屈辱」藤沢道郎著「物語イタリアの歴史」の女伯マティルデの物語の部分を読んで、この事件に関わりのある主要人物がそれぞれどれだけ苦難に満ちた生涯をたどり、強い信念を持っていたかがわかって驚きかつ感動しました。まず事件の舞台となったカノッサ城の女伯マティルデ、彼女は領主ボニファッィオの娘ですが、幼い時に父を失い、母ベアトリーチェはゴッフレードと再婚します。新しい領主となった周りの地域を次々と征服しますが、皇帝ハインリヒ3世に攻められてゴッフレードは故郷ロレーヌに逃げてしまいます。残された母ベアトリーチェはこの時10歳のマティルデを連れてハインリヒ3世の前に出て夫ゴッフレードの無礼を詫び、征服した領土を返すと誓ったのですが母と娘はそのまま捕えられてドイツに連行され、その後幼い弟と妹が病死したという知らせを聞き、皇帝の命令で暗殺されたに違いないと復讐を決意します。皇帝ハインリヒ4世はマティルデが弟と妹を殺したと信じ復讐を決意したハインリヒ3世の子、彼もまた6歳の時に父を失い、幼くして皇帝になるも諸侯にいいように扱われ苦労します。そしてグレゴリウス7世本名イルデブランドはトスカーナの貧しい農家に生まれ、修道士になって教皇グレゴリウス6世の側近となるも党派抗争に巻き込まれて教皇が追放され、彼自身もドイツからフランスへと遍歴してクルニュー修道院に行きます。そこは改革派の本拠地でやがてクルニュー派の司教が教皇(レオ9世)に選ばれイルデブランドは再び教皇庁に入って聖職者の妻帯禁止などの改革を勧めていきます。ベアトリーチェとマティルデはこのイルデブランドを崇拝していました。そして聖職者の叙任権をめぐって皇帝ハインリヒ4世と教皇となったグレゴリウス7世が激しく争い、教皇が滞在していたカノッサの城の前で極寒の冬の日に皇帝が3日間裸足で待ち破門をといてもらう有名な「カノッサの屈辱」となります。この事件、当事者となったマティルデの3人はたまたまその時皇帝や教皇の位についていた、城の主になっていたなんていう生易しいものではなく、それぞれどん底から這い上がって権力の頂点に立ったという点では似ている、だからこそ妥協を許さず徹底的に争ったのでしょう。そしてこの3人、子供や運には恵まれず晩年は不幸だったというところでも似ていると思いました。世界史の中で特別な力を持って歴史を大きく変えた王様や教皇、その一族は頂点を過ぎると没落し、子共や子孫は不幸になるということが多いようです。世界史で有名でありながらイマイチよくわからなかった事件もこのようにそれぞれの人物から見た物語になっていると、ああそういうことだったのかと共感できわかりやすいです。中公新書 1045【まとめ買いで最大15倍!5月15日23:59まで】物語イタリアの歴史 解体から統一...価格:903円(税込、送料別)
2012年05月10日
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ゴールデンウィークの後半に夫と中学生の次男との3人でテーマパークがたくさんある関東北部の温泉地に1泊2日で旅行してきました。川沿いで温泉のあるリゾートホテルにあらかじめ予約していました。第1日目は旅の目的でもあったミニチュアの世界文化遺産があるテーマパークへ、ここは前にも1度行ったことがあったのですが、次男はその時ベビーカーに乗っているような年齢だったので、もう1度行きたいということで旅行先が決定しました。入口近くにまず新しくできた東京スカイツリーがどーんと立っていました。ミニチュアといってもかなりの高さ他の建物と比較してやっぱりかなり高いのだと納得しました。でも私の今回のお目当てはヨーロッパゾーン、サンピエトロ大聖堂やピサの斜塔、ミラノ大聖堂などをあきることなくじっと見ていました。縮尺が同じということで近くにあるピサの斜塔とサン・ピエトロ大聖堂を見比べて、大聖堂がいかに大きく広いかということも今回実感しました。またミラノ大聖堂は前に1度実物を見たことがあるのですが、その時は遠くからざっと見ただけ、ミニチュアで近づいてよく見ると細かい彫刻がびっしりあって驚きました。塔の上の方など実物では見えない部分にも彫像がそれぞれあるのです!高い部分や上からも見えることで、実物がどれだけ精巧に細かく作られているかがよくわかりました。サグラダファミリアはまだ建設途中ということで裏にはクレーン車もありました。小さなトカゲの彫刻などもたくさんあってうれしくなりました。まあ夫と子供は建物を長々と見ることはなく、夫はシャクナゲパーク、子供は土産物店で時間をつぶしていましたが・・その後ロープウェイで近くの山頂まで行った後ホテルにチェックインしました。温泉といえば卓球、夕食の前にやってみましたが卓球部でマイラケットも持ってきていた次男に私も夫もぼろ負けしました(笑)彼はほとんど動かず顔色も変えずにさりげなく球を打っているのですが、球に回転を加えているらしくこっちが打ち返すと変な方に飛んでしまう、やっぱり毎日部活でやっていると違います。その後温泉に入りました。貧乏性の私はいろいろ湯船があるととりあえず全部入ってみました。そして楽しみにしていた夕食は和洋中華そろったバイキングです。太りやすい人間にとって食べ放題は怖ろしい誘惑だとわかっていますが(笑)それでも一通り食べてみないことには気が済まない、主なメニューはしっかり制覇しました。夫と次男は好き嫌いが激しいので50種類以上並ぶバイキングでも持ってくるものは10種類くらい、それでも味や内容に満足したらしく彼らもまた何度もおなじものを取りに行って3人合わせればすごい量食べてしまいました。翌日は朝も温泉に入り、またしても朝食バイキング、朝から和食と洋食、デザートと3回にわけて取りに行きました。朝おかゆを食べると胃にやさしいのよとか(それ以外のものをたらふく詰め込んでいるからちっともやさしくないけど)フルーツはお肌にいいのよ、などなど言い訳を考えながら(笑)珍しいアイスクリームもあったので、朝からアイスはないだろうと思いつつ味見したらこれがまた絶品!おかわりまでして食べてしまいました。温泉ホテルの朝食バイキングで本場イタリアにありそうな本格アイスがあるとは思わなかった、いやそのアイスだけでもそこに泊まった価値があるというくらいおいしいアイスでした。2日目は天気がよくなかったのでトリックアート館に行きました。正直私ここはそんなに期待していなかったのですが、有名な絵画や彫刻が偽物といえ1度にたくさん見れてうれしかったです。ちょうどミケランジェロとドナテッロのダビデが並んで描いてあったので(トリックアートとして平面の絵が本物の彫刻みたいに立体的に見えるというのがねらい)それぞれの実物について作者や作られた背景を詳しくレクチャーしたかったのですが、夫も息子もそれぞれ勝手に自分の興味ある作品の方に行ってしまって聞いてくれそうもない、しかたなく自分1人でじっくり見ていました。他に光のあてかたで立体的に見える特殊な絵もあって、最初入場料を払った時には高いと思いましたが十分その価値はあったと思います。最初の日は朝早く家を出て帰りも早めに高速に入ったので心配した渋滞に巻き込まれることもなく、家族3人がそれぞれに楽しめた大満足の旅行でした。
2012年05月07日
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今日5月3日はマキァヴェッリとラファエーレ・リアーリオの誕生日です。このことは「チェーザレ」に詳しいサイト様で知りました。私がラファエーレについて知ったのも「チェーザレ」からで2巻ではなんだコイツと思いましたが、5巻ではその気持ちわかるとすっかり共感してしまいました。それ以来漫画でも別の本でもラファエーレの名前を見るだけでにんまりしてしまいます。この人は小心者に見えて意外と深く歴史に関わっています。パッツィ家の陰謀事件では17歳で枢機卿になったばかりの教皇の甥ラファエーレを招いてのミサでロレンツォの弟ジュリアーノは暗殺されてしまいます。ラファエーレ自身捕えられて毎日のように尋問され、1カ月後に釈放されても市民の前に出た時に殺されるのではないかと血の気が引いて以来ずっとそのような顔だったとか(「ロレンツォ・デ・メディチ暗殺」より)気の毒だけど確かに彼はそんな顔だと思いっきり笑ってしまいました。カテリーナ・スフォルツァの夫ジローラモ・リアーリオの親戚なので、あのイタリア随一と言われた女傑カテリーナと親戚になります。教皇庁の中でもかなり地位は上だったようで何度かカメルレンゴにもなっています。さらにレオ10世の暗殺未遂事件に関わっていたと逮捕されたことも・・・目立たないけどこの時代のけっこう重要な脇役です。そして芸術を愛したパトロンでもありました。ミケランジェロの「バッカス」は最初ラファエーレが注文して作らせたけど気に入らなくて受け取り拒否したとか、何がいけなかったのだろうかといろいろ考えてしまいました(笑)そのためか古代ギリシャ展で彫刻を見ている時、これはラファエーレが気に入りそうとか、この作品は受け取り拒否する(笑)なんてついついラファエーレ目線で作品を見てしまいました。ロレンツォにドナテッロの彫刻を見せてもらった時のラファエーレの目の輝き、これで私はイタリアに行く機会があったら絶対ドナテッロのダビデを見ようと心に決めたのです。歴史上というか漫画のキャラクターを好きになることで芸術の見方が大きく変わりました。9巻でもラファエーレはチェーザレと一緒にローマに行けないと嘆いたりロドリーゴと密談したりと大活躍、これからどのように関わっていくのか本当に楽しみな登場人物です。今日5月3日は500年以上前に生まれたラファエーレ・リアーリオの誕生日ということで、あんまりおおっぴらにはできないけど(笑)密かにお祝いするつもりです。
2012年05月03日
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「チェーザレ」の9巻を購入して読みました。実を言うと9巻の内容はほとんど先に雑誌で読んで知っていたのですが、単行本だとコンパクトにまとまっているし巻末の資料もあるということで購入しました。最初のページにすぐ三国同盟についてと登場人物紹介がありました。やっぱり言葉だけでなく地図で三国同盟のミラノ公国、フィレンツェ共和国、ナポリ王国の場所が示してあるとわかりやすいです。今気付いたのだけど、この三国は公国、共和国、王国とそれぞれ違っています。登場人物紹介のところでルドヴィーコとアスカーニオもイラスト入りで兄、弟と紹介されてあって、ああこの2人は兄弟だったのだとあらためて納得しました。本で読んでいた時には印象が薄く読み飛ばしていた人物もイラストが入るとぐっと印象が強くなります。アスカーニオの説明で暴走する兄に手を焼いているという部分で笑ってしまいました。暴走しがちな兄をしっかり者の弟が手綱を引いて見守るというパターンの話はかなり好きです。まあこの兄弟2人にはさらに兄がいて、その兄の子が正統な後継者のはずなのにルドヴィーコが摂政になって実権を握ってしまう、正統な後継者側から見れば悪役ですが、それでもこの兄弟はなんか憎めないです。ルドヴィーコはレオナルド・ダ・ヴィンチのパトロンにもなっているので、そのことからも私のイメージはよくなっています。前に雑誌で読んだ時もすごく感動したミゲルがアンジェロのお祖父ちゃんを訪ねて行くシーン、ミゲルとアンジェロの絆、お祖父ちゃんがどれだけフィレンツェを誇りに思っているかがよくわかってやっぱりジーンとしました。その後のミゲルとアンジェロのシーンで、教皇庁のことをよく知らないからとジョヴァンニの側近になるのを不安がるアンジェロに対して、それならシレンツィオ様にご教示願えば済むことだろうと簡単に言うミゲル、私は最初読んだ時これはユダヤ人で教皇庁には簡単に近づけないミゲルが、お前はキリスト教徒なんだから知らないことがあっても教われば済むことだろう、と少し皮肉って言ったのかなと思ったのですが、その後教皇庁には意外とたくさんのユダヤ人が働いていて、特にロドリーゴはスペインから追放されたユダヤ人を積極的に受け入れていたということを知ったので、ミゲルはこの時皮肉ったわけではないのかと解釈が変わりました。9巻の内容を読んでイメージが大きく変わったのがジュリオ、後のクレメンス7世です。この人は教皇になった時にローマの略奪を招いてしまったし隠し子のアレッサンドロはとんでもない暴君、正直言ってあんまり好きではなかったのですが、チェーザレに登場するジュリオはとてもかわいく賢く、さらに自分がロレンツォの子ではないこと、聖職者となる立場にいることをよくわかっていて共感が持てました。従弟のジョヴァンニが教皇になったとはいえ、庶子であるジュリオが教皇になれたのは相当頭もよかったのではないかと思いました。キリスト教社会では絶対に認められない庶子に生まれたジュリオはこの頃同じ庶子で聖職者のチェーザレに特別な思いを抱き憧れたかもしれません。9巻でもラファエーレは大活躍で、教皇の両脇にジュリアーノと並んで登場しながら、しっかりロドリーゴと密談もしています(笑)ロドリーゴやジュリアーノは顔が怖すぎてあの枢機卿の赤い衣装は似合わないだろうなと思ってしまうのですが(笑)ラファエーレは似合いそうです。ジョヴァンニの卒業式ではチェーザレも試験管として出席するという案を話した時にはロドリーゴも満面の笑み、策略だけでなく父親としてもチェーザレの晴れ舞台はうれしくてたまらないのでしょう。怖い顔のロドリーゴをここまで笑顔にさせる、ラファエーレは本当に策士です。1492年で教皇選やロレンツォの死など大きな変化が予想され、ジョヴァンニの卒業式も楽しみだった9巻は続きが気になって結局単行本が出る前に雑誌で読んでしまいましたが、気になる部分は全部10巻に持ち越されそうです。10巻分の連載が始まった時またしばらくは雑誌を購入することになりそうです。大きな変化はなかったけど、人間関係や国の状況が細かく描かれている9巻も読みごたえがありました。巻末の資料も当時の気候から教皇庁の組織図まで載っていて勉強になります。【送料無料】チェーザレ 破壊の創造者(9)価格:780円(税込、送料別)
2012年05月01日
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