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桜井よしこ氏、辞任表明の安倍首相へ「安倍さん、ありがとうございました。日本国のためによくやったと心からお礼を言いたい」引用略---歴代内閣の中で、これまでのところ「戦後最悪」の首相であるというのが、私の安倍に対する評価です。ただし、あくまでも「これまでのところ」です。今後安倍よりもっとひどい首相が出てきて、「戦後最悪」を更新することがないように祈るばかりですが。その安倍が、辞任を表明しました。木曜日の記事で、金曜日に予告されていた記者会見について、退陣表明という内容にはならないだろうと予想していたのですが、幸いなことに、私の悲観的な予想は外れました。もっとも、安倍が辞めても次の首相に、誰がなるのか分かりませんが、現在の選択肢からは安倍的な政策から脱却する可能性は皆無と思えるので、何の期待も抱けません。そういう意味では大してうれしくもないニュースですが、それでもこのまま居座り続けられるよりはまだマシというものです。さて、冒頭にリンクを張った記事ですが、安倍応援団の櫻井よしこの、この件についての発言内容なんて、読む前から想像がつき、かつその予想を一歩も外れない内容なので、引用は省略しました。あえて言いますと、「日本国のために」じゃない、お前らネトウヨ価値観の実現のために、だろ、というところです。ネトウヨ的価値観に基づく「勇ましい」政策は、彼らの自尊心を満たしはするでしょうが、日本国の将来のためになるとは、私にはまったく思えません。信者が教祖様を崇め奉るのは好きにすればいいのですが、信者でもなんでもない人間にとってはシラケるだけです。ひとりの人間が病気によって体調を悪化させたこと自体はかわいそうなことと思いますが、安倍の政策、政治目標、手法、それらすべてにおいて、どんな理由によろうとも、それが中断に至ったことはひとまずの朗報です(前述のとおり、安倍と似たような後継者が選ばれれば、さして朗報でもなくなってしまいますが)。アベノミクスで株に金をつぎ込んで、株価だけは吊り上げられているけれど、さほど好景気の実感を感じられない経済情勢と、拡大する一方の財政赤字、「お友達優遇」の露骨な依怙贔屓政治、マスメディアに対する恫喝と統制、そして新型コロナへの場当たり的で右往左往な対策、それらすべて、病気で不本意に辞任するから免罪してよい、というものではありません。ところが、です。石破氏、党員投票見定めて出馬判断記事本文は主題とは関係ないので引用を略します。この記事へのオーサーコメント安積明子 政治ジャーナリストオーサー~岸田、菅に対抗して、「反安倍」路線を明確にすれば、存在感を出せるでしょうが、安倍首相が悲劇の宰相となっている以上、得策ではない。~---読んでいて一瞬眩暈がしました。安倍が「悲劇の宰相」ですって??もちろんこれは執筆者の安積自身の安倍に対する評価ということではなく、永田町界隈における安倍に対する評価がそうなっている、という意味なのだろうと思います。だとすると、病気で辞任、というだけで、これまでの政策への冷静な評価もなく、「悲劇の宰相」でお涙頂戴というのが日本の政界における反応ということになります。こりゃもう絶望的です。そもそも、安倍は第一次政権の時に同じ病気で政権を投げ出しています。その時は、そのことが激しく批判されました。あれから13年、また同じことをやっているのに、なぜ今度は「悲劇の宰相」になるのでしょうか。根治することはないとされる病気は分かっていながら、それでも首相という地位に着いたわけです。順風満帆の時は問題なくても、逆風が吹いてストレスにさらされれば前回と同じような病状になる、それも分かっていて、それでも首相という地位に着いたのです。それで、案の定ストレスに晒されたら前回同様に病気で辞任します、というのは、過去の失敗に学ぼうとしない態度としか私には思えません。しかし、それすらも「悲劇の宰相」で済まされるなら、この国の政治は、もはや冷静な評価とか、失敗を反省して修正するという行為はできない世界なのだと考えるしかなくなってしまいます。
2020.08.30
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夜行日帰りで、秩父山地の最高峰金峰山に登ってきました。登ったのは2回目ですが、前回はなんと1998年11月なので、22年ぷりということになります。夜行バス毎日あるぺん号で廻目平に到着。なんとなく、川端下まで行くのだと思っていたので、されよりだいぶ先まで行くので、歩行時間で1時間以上得をしました。5時半ころに出発します。しばらく林道歩きで、沢の脇を進みます八丁平への道と金峰山への道の分岐。八丁平への道は一般ルートではなく難易度高いようです。途中大幅に端折って、一気に金峰山小屋に到着。このあたりが森林限界で、ここからハイマツ帯になります。瑞牆山が眼前に。位置的に、瑞牆山の向こう側には八ヶ岳がそびえている・・・・・・はずですが、雲が多くて見えません。色々な奇岩があります。まだ8時半過ぎ、快晴で素晴らしい景色です。登山計画上は川端下から金峰山往復のつもりだったのですが、帰りは瑞牆荘へ下山する方がよいかな、と思い始めました。瑞牆荘方面に下山する場合は、写真の稜線上が下山ルートになります。そして山頂付近に聳え立つ五丈岩。これは五丈岩ではありません。小川山。五丈岩が眼前に聳え立っています。山頂に到着。9時頃でした。標高差約1000mを3時間半で登った計算です。大変遅いペースですが、それでもずいぶん早い時間です。この時間、天気は良かったです。不思議な話なのですが、山頂の標識の両隣に、それより高い場所があったりします。そこで、まずはそちらに登ってみました。国師ケ岳、甲武信岳方面を望みます。22年前は、金峰山までは今回と同じコースでしたが、金峰山の先は大弛を経て国師ケ岳に向かいました。8月最後の土曜日、登山者は多かったです。そして、五丈岩を前にして・・・・・・。以下次回に続きます。
2020.08.29
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安倍首相、健康状態説明へ PCR検査拡充を発表 28日に記者会見安倍晋三首相は28日午後5時から、首相官邸で記者会見に臨む。自身の健康不安が取り沙汰されていることを踏まえ、現在の体調や今後の対応についてどう説明するかが焦点。新型コロナウイルスの新たな感染拡大が懸念される冬場に備え、PCR検査拡充など追加対策も打ち出す方針だ。首相が官邸でまとまった時間を取って会見するのは、通常国会閉幕翌日の6月18日以来となる。政府は会見に先立って、新型コロナ感染症対策本部の会議も約1カ月ぶりに開く。首相の健康不安説は、17日と24日に2週連続で慶応大病院を訪問したことで急速に広がった。首相はその都度、「体調管理に万全を期すための検査」「追加的な検査」と説明したが、自民党内では、持病の潰瘍性大腸炎が悪化し、何らかの治療を受けたのではないかとの見方も強い。---とっとと退陣してください。というのは私の願望(強い強い願い)ではありますが、現実にはそうはならないだろうという気がします。退陣を期待してそれが外れたらがっくり来るから、そんな期待は抱かないでおく方が無難です。それにもう一つ、こんなにもったいぶったように何日も前から「いつ記者会見をします」と宣伝するのは、国民の反応を気にして、できるだけ劇的な降下を狙ってのことでしょうが、退陣するならそこまで国民の反応に神経をとがらせる必要はないでしょう。続投するつもりだから、国民の反応をうかがっているのではないでしょうか。で、その記者会見で健康状態について説明するそうですが、その説明が嘘か本当かも確かめるすべはありません。歴代首相の健康状態は政権のトップシークレットで、例えば1980年、総選挙中に倒れて入院した大平首相は、「狭心症」と対外的には発表されていたものの、実際には心筋梗塞で、投票日を待たずに亡くなったのは有名な話です。相当進行したガンだったにもかかわらず、「前がん症状」と発表されたのは池田首相(本人にも病名は告知されなかったようです)は、その後1年持たずに亡くなっています。こんな前例だらけなので、安倍が会見で何を言ったとしても、眉に唾を付けて聞いておいた方がよいだろうと思います。あからさまな嘘は言わないとしても、例のごはん論法的に、誰もが誤解するような印象操作を行う可能性は高そうです。ただ、前例と違うのは社会状況です。池田や大平の時代は、首相が2週間や3週間入院していたからと言って、社会的に何かが困る、何かが滞る、ということはありませんでした。けれども新型コロナウィルス感染症という天変地異に直面している真っ最中の今はそういうわけには---、いかないこともない、か。(むしろ、安倍なんかいない方がよかったりして)というのは、多少の冗談も入っています。個別の決断の妥当性はともかく、こういう状況下で、国のトップが正常に機能するかどうかというのは、「平時」よりも重要な問題であることは言うまでもないでしょう。「平時」の先例に従って健康状態について嘘をついてよい、というわけにはいかない。でも、嘘つくんだろうな、と思えてしまうのです。いずれにしても、安倍のかなり健康状態がよろしくないこと、明日退陣表明はないけれど、今後そんなに長く首相を続けることはできないだろうなということは想像がつきます。ほんと、早く退陣してほしいけど、そのあとに出てくるのが安倍亜流政権では、大した期待も抱けません。追記多分続投表明だろう、という読みは見事に外れ、辞任だそうです。予想が外れてよかったですが、次も安倍亜流政権かと思うと、手放しで喜ぶのもねえ。いずれにしても、私の読みは浅かった、ということになります。
2020.08.27
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前回の続きです。小海線を列車が走っていきます。2日目の夕食。この日も美味しかったです。なお、前日もこの日も、写真は出た料理のすべてを写してはいません。あっという間に3日目、早朝散歩にて。(実は笛を吹くために出歩いていただけ)宿の看板犬宿の看板犬その2宿の看板犬、というか受付犬!?各所を野菜を運ぶトラクターが走っています。実は、写真はさすがに撮っていませんが、畑で働いている人には外国人労働者が非常に多かったです。また、マメ科の花。本当に道端のあちこちに咲いていました。アキアカネ平沢峠。天気は良いのですが、八ヶ岳はちょっと雲に隠れてしまいました。でも見晴らしは最高です。ツリガネニンジンかな。ヤマハハコ、と思ったら葉が違います。なんでしょうか。コオニユリでしょう。平沢峠の脇の岩山から見下ろします。宇宙太陽電波観測所のパラボラアンテナを上から見下ろします。八ヶ岳から雲が取れた清里-野辺山間で撮影した赤岳と横岳。今回は山頂などには行きませんでしたが、素晴らしい景色を堪能できました。
2020.08.25
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木村花さん中傷の女性告白(その1) 「変な正義感」から投稿SNS上で誹謗中傷を受けた末に、プロレスラー、木村花さんが死亡した問題で、中傷する投稿をした40代アルバイトの女性が毎日新聞の電話取材に応じた。問題の投稿をするまでツイッターのアカウントすら持っていなかったが、「変な正義感」から中傷に加担したという。重大な結果を招き、「すごいひどいことをしてしまった」と後悔の念に駆られる。女性は昨年から、木村さんが出演していたリアリティー番組「テラスハウス」を視聴するようになった。木村さんに対しては、「料理もできて、きちんとあいさつもするとてもいい子」と好印象を持っていた。そのイメージががらりと変わったのが番組内で起きた「コスチューム事件」だ。出演者の男性が、木村さんが大事にしていた試合用のコスチュームを誤って洗濯してしまい、着られない状態に。木村さんはその男性を責め、帽子をはたき落としたのだ。女性は言いようのない怒りと不快感が残った。木村さんに帽子をはたき落とされた男性は、以前、木村さんに優しく対応していた。そもそも、コスチュームを洗濯機に置き忘れたのは木村さんで、自分にも非があるのにあの態度はないだろう、そんな思いが渦巻いたという。それをきっかけに木村さんへの嫌悪感はどんどん膨らんだ。心の導火線に火がついたのは、5月にコスチューム事件関連の未公開映像がユーチューブで配信された時だ。映像を見て、再び怒りがくすぶった。ツイッターやインスタグラムを見ると、木村さんへの批判的な書き込みがあふれていた。自分と同じように怒りや疑問を持っている人が大勢いると感じ、「私も何か木村さんに直接伝えなければ」と投稿することを決めた。女性はそれまでSNSを利用したことはなかったが、初めて匿名のツイッターアカウントを作成し中傷するコメントを木村さんのツイートへの返信として書き込んだ。---私自身は「テラスハウス」は見たことがなく、というかそもそも番組の存在自体を事件が起こるまで知らず、木村さんのお名前すら知りませんでした。ただ、この手の恋愛バラエティ番組として同じくフジテレビ系列で「あいのり」という先例があり、これは世界を旅しながらというシチュエーションでラテンアメリカ諸国が舞台になったこともあるので、少し見た記憶があります。今回の件では、番組を制作したフジテレビの責任が追及されています。つまり、台本のない「リアリティ番組」と称しているけれど、実際にはその中の出来事はやらせであり、番組内の一連の騒動や、木村さんの番組内での不快な態度も「作られたもの」「演じられたもの」でしかない、ということです。フジテレビ側は全面否定しているものの、それはまず間違いなくそうでしょう。そもそも何の台本もなく行き当たりばったりでテレビ番組なんか作れるわけもない、というのは素人が考えても分かることです。前述の「あいのり」とか、更にその前の「進め電波少年」における猿岩石のユーラシアヒッチハイク、その後のドロンズの南北アメリカヒッチハイク(これも、舞台がラテンアメリカだったから、時々見ていました)なども当時「やらせ」が指摘されていましたが、あんな場所で本当に行き当たりばったりのヒッチハイクなどやった日には、命がいくつもなければ生きて日本には帰ってこられませんから、「やらせ」も当然のことではあります。そのような台本のある作られた「リアリティ」番組を、さもほんとうに台本がなく行き当たりばったりだったかのように見せかけるのが、演出の腕の見せ所なのでしょう。しょせんバラエティ番組なんだから、「やらせ」があってもよい、とは思うのですが(前述のような海外ロケ番組はそうしなかったら安全が保てないですし)、そのやらせをいかにも本当のように見せかける、特に特定の誰かを「悪者」にする類のやらせを、まるでいかにもその人の本性が悪人であるかのように演出することは、かなり問題があると言わざるを得ないでしょう。その昔、テレビドラマの中でさえ、悪役、嫌われ者役を演じると、脅迫状の類や嫌がらせなどの被害が俳優に降りかかることがある、という話を聞いたことがあります。子供向けの番組などは特にその傾向があったようです。「演じた」ものであることが最初から明白であるドラマでさえ、そういうことが起こるのです。ましてや「本当にあったこと」のように見せかけるバラエティー番組では輪をかけてそういう事態が起こることは容易に想像できます。まして、世はネット時代、SNS時代です。役者の所属事務所を調べてそこに脅迫状を送ることにかかる手間と比べて、今は世界中から、所属事務所などを通さずとも本人のSNSに直接的に、簡単にこの種の嫌がらせができてしまいます。それにも関わらず、番組製作陣は(否定しているけど)安易に無防備に、出演者を危険に晒したと言うしかないでしょう。ただ、テレビ局の責任は重大だけど、それはそれとして、人は何故こうも簡単に、作られた虚像を事実と思って乗せられちゃうんでしょうかね。それで悪役を演じる出演者を直接攻撃とか、現実と物語の区別が付かない4才5才の子どもじゃあるまいし、40才にもなって、「バラエティー番組なんて、ヤラセがあるかもしれない」くらいの思慮もなく、出演者を直接攻撃とか、無分別な行動にも程があると思ってしまいます。もっとも、日本人の大人が1億人として、こういう挙にでる人が全体の0.01%だったとしても、人数にしたら1万人になります。一個人の芸能人のSNSに、1万人どころか1000人だって粘着したら、とうてい耐えきれるものものではないでしょう。それだけに、世間にはこういう人間が一定数存在するということを念頭に置くべきだろうし、そんなことはテレビ局は何度も経験しているはずです。それなのに、視聴率のために若い女子プロレスラーを人身御供に捧げるようなことをしたその罪は重いと言わざるを得ないでしょう。
2020.08.23
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時系列的には谷川岳に登るより前になりますが、2週間ほど前に家族旅行で八ヶ岳の山麓に行ってきました。このご時世に家族旅行なんて、国賊、非国民と言われかねませんが、2週間たったので大丈夫でしょう。その翌週谷川岳に行った時の上越新幹線と同様、中央線の特急あずさは驚くほどガラガラでした。ところが、小海線は結構混んでいました。もちろん、毎時1本12両編成の「あずさ」と2両編成で1時間に1本もない小海線では元々の輸送力が全然違うのですが、それにしてもこれは意外でした。清里駅で下車し昼食、そのあとうち美し森山まで行きたかったのですが、相棒の脚力の関係で途中で引き返して野辺山へ。オオバギボウシかな。オニユリかコオニユリ。多分コオニユリでしょう。宿に咲いていました。なんでしたっけ。これも宿に植えられていた花です。夕食。美味しかったです。2日目です。八ヶ岳の山腹に向かいます。元々山頂まで行くつもりはありませんでしたが、途中で道を間違えたりして、最初に考えていた場所にもたどり着けませんでした。コスモスこの花、道端にいっぱい咲いていましたが、なんでしょう。マメ科だと思います。キアゲハのようです。羽が少し欠けています。ジャノメチョウの仲間赤岳への県界尾根登山口。ここに着くまでに道を間違えたりして、なんと到着が12時(笑)もちろん赤岳まで行くつもりはありませんでしたが、予定していた小天狗の分岐にもたどり着けず。防火線の頭。登山口からわずか三十数分、標高1806m。ここからさらに10分ほど先まで行きましたが、そこでこの日の登山は終了。家族旅行ですから、ほどぼとに。視界あるかと思ったんですけどね、カラマツ植林の樹林帯で視界はほとんどありませんでした。それでもここだけ少し下界が見えました。タテハチョウの仲間降りてきたら赤岳と横岳がよく見えます。やっぱりいい景色です。宇宙太陽電波観測所のパラボラアンテナ小海線清里-野辺山間のJR最高地点標識。日本には3000m級の山はいっぱいありますが、1000mを超える高さに定住する集落は極めて少ないように思います。南北アルプスの山麓で「集落」と呼べるものは1000m超にはほぼありません。おそらく、1000m超に住む人口が圧倒的に多いのは、八ヶ岳山麓であろうと思います。それ以外では、八ヶ岳の隣にある秩父山地の主峰金峰山の北側川上村と南側山梨県の柳平集落も標高1000mを超えますが、そのくらいではないかと思います。コスモスもいっぱい咲いていました。以下次回に続きます。
2020.08.22
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4~6月期GDP、年27.8%減 コロナ直撃で戦後最悪 景気回復緩慢の恐れ内閣府が17日発表した2020年4~6月期の国内総生産速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比7.8%減、この成長が1年続いた場合の年率換算で27.8%減となった。新型コロナウイルスの感染拡大が直撃し、リーマン・ショック後の09年1~3月期(年率17.8%減)を超える戦後最悪の下落を記録した。7~9月期は反動で10%を超えるプラス成長に復帰するとの見方があるが、感染再拡大で景気回復ペースが緩慢になる恐れがある。マイナス成長は3四半期連続。政府は4~5月、感染対策で全国に緊急事態宣言を発令し、外出自粛や店舗休業などで国内の経済活動が停滞した。輸出も振るわず、内外需が総崩れとなり、けん引役不在に陥った。マイナス幅は1~3月期の前期比0.6%減から大幅に拡大し、新型コロナが日本経済に深刻な打撃を及ぼしたことが鮮明になった。GDPの半分以上を占める個人消費は外食や宿泊、娯楽サービスなどの落ち込みが大きく、前期比で8.2%減、年率で28.9%減だった。企業の経営環境悪化を反映し、設備投資も前期比1.5%減と2四半期ぶりにマイナスに転じた。---年率換算27.9%の減は、すさまじい事態と言わざるを得ません。もちろん日本だけの現象ではなく、米国では年率換算32.9%減、EUは40.3%減というから、いずれも日本を超える状況です。つまり、世界大恐慌の再来と言ってよいし状況であり(リーマンショックのときだってそう言われたわけですが)、しかも最近の感染再拡大状況から判断して、とても「7-9月期はV字回復!!」なんておとぎ話が信じられるような状況ではありません。ところが、です。東証、午前終値は2万3145円 一時200円超安上記GDP速報値が発表された日の株価の記事です。200円下がったというのですが、世界大恐慌並みの事態だというのに、それだけ?一連の新型コロナ禍に際して、2月下旬から3月半ばにかけて株価は大暴落し、24000円前後から一時は16000円台まで下がりましたが、その後は何故か回復して今は23000円台です。経済回復の反映として株価が回復したのなら喜ばしいことですが、そうではないことは今回のGDP速報値からも明らかです。1-3月のGDPは年率-2.2%(当初-3.4%と発表され、のちに上方修正)のマイナス成長でした。それで株価の大暴落が起きました。株価はその時の経済状態のみではなく、将来展望にも左右されるものでしょうから、これから先の新型コロナの経済への深刻な影響を予測して株価が崩落したわけです。実際、その後の状況はそのとおりになっています。それなのに、なんで年率-27.9%という経済崩壊状態だと株価が回復するのでしょうか。経済状態がすぐに急回復する・・・・・・と、見込めますか?どう考えても無理と思えます。現在の経済状態も将来の予測も真っ暗なのに、株価だけが回復している。あまりに謎過ぎる、いや不自然な事態です。経済という母胎が死んでいるのに、株価だけが生きてピンピンしている、まるでゾンビです。要するに、買い支え株価を吊り上げられている、ということでしょう。例の異常な金融緩和によって資金が株式市場に向かうように誘導されている、ということに加えて、日銀自身も直接的に株の購入を拡大しているようです。上場投資信託を買いまくる日銀、市場を歪めてしまわないか コロナ禍で株価上昇の意味きっと、我々の年金積み立ても、大量に株式につぎ込まれているんでしょうねえ。この状態が今後永続的に維持できるならめでたしめでたし、ですが、どう考えても無理でしょう。引用記事にも「出口戦略の難しさ」が指摘されています。永久には続けられないけれど、破滅的事態を伴わずにこの状況を終わらせることは、きわめて難しい。私が65才になるまで、まだまだ十数年あるわけですが、そのとき本当に年金がもらえるんでしょうか、いくらもらえるんでしょうか。いや、もう65才では年金はもらえないのでしょうが、受給開始年齢が引き上げられる、程度のことで済むんでしょうか。なにか、お先真っ暗な将来像しか描けない今日この頃です。
2020.08.20
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前回の続きです。ミヤマアキノキリンソウでしょうか?キク科のキオンではないかと思います。ヤマハハコ。ミヤマアズマギク。ここまでの4種、全部キク科です。ウツボグサツリガネニンジンでしょうか。奥側のピークで、谷川岳最高峰のオキの耳に到着。こちらは山頂標識に異常はありません。シモツケソウ。なんと、まだニッコウキスゲが咲いていました。7月の花という印象ですし、先月22日に尾瀬に行った際も、尾瀬沼では満開でしたが尾瀬ヶ原ではほぼ終わっていました。まさか8月15日にもなってまだ咲いているとは思いませんでした。尾瀬ヶ原より500mほど標高が高いからでしょうね。水上温泉の市街地下山するにつれて、再びガスが少し切れてきました。登りよりはマシとはいえ、また暑くなってきました。長蛇の列。前回記事で写真を載せたような岩場(全部で3~4か所あった)で下山者が詰まってしまったようです。ベニヒカゲ下山してきました。再び白毛門、笠ヶ岳、朝日岳を撮影。晴れてはいますがだいぶ組が多くなりました。そして登ってきた谷川岳はガスの中です。天神平まで戻ってきました。ロープウェイの山頂駅に戻ってきた時点で、家から持って行った水も、山頂直下の肩の小屋で買った水もほとんど飲み切ってしまいました。なので自販機で飲料を買おうと思ったら、すべて売り切れ。やむなくレストランで紙コップの飲料を購入。一瞬で飲み干しました。実はこの日、午後から雷雨という予報だったため、ロープウェイは午後3時で運航終了と予告されていました。私は2時15分に下ってきたので、余裕でセーフ、と思いきや、下りのロープウェイを待つ長蛇の列が、乗り場から階下の長い廊下を経てレストランまで続いていたのです。100m以上でしょうか。1時間以上待ち、乗った時には3時をだいぶ過ぎていたような気がします。往復の新幹線のバスも、そして行きのロープウェイも全然混んでいなかったのに、帰りのロープウェイだけが謎の大混雑。「3時で運航終了」とずっと案内されていたので、みんなその時間を目指して一斉に降りてきたからでしょう。で、ロープウェイの山麓駅に到着すると、また600mlの麦茶を買って、これも上毛高原駅に着くまでに飲み切ってしまいました。結局、自宅から持って行った水1.7Lと、肩の小屋とロープウェイの駅で買った飲料が合計約1.5L以上、合計3L以上の水を飲んだことになります。それなのに、朝ロープウェイの山麓駅でトイレに行ってから、帰りは上毛高原駅に帰ってくるまで、途中まったくトイレに行っていません。飲んだ水は全部汗になって流れ出たようです。そのあと、新幹線の車内で泡の出る麦の飲み物を飲んだような気がするのですが、それは上記の計算には含んでいません(笑)。そして、東京に帰ってきて思いました。谷川岳の尾根筋が暑かったと言っても東京の暑さとは比較にならないな、と。谷川岳が暑かったのは日差し。東京は空気が暑い。湿気も明らかに大差がありました。東京の暑さだったら、とても山なんか登れません。
2020.08.18
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昨日ですが、谷川岳に登ってきました。かなり直前に山に行くことに決め、しかも翌日(今日)は所用ありで、日帰りで行けるできるだけ標高の高い山、ということで、何度も行っていますが谷川岳にしてしまいました。天神平に到着。こんないい天気で、谷川岳もよく見えます。白毛門、笠ヶ岳、朝日岳これから登る谷川岳のトマの耳、オキの耳をアップで。ヨツバヒヨドリ、のようです。アジサイもこの標高ではまだ満開。9時20分過ぎに天神平を出発して、熊穴沢の避難小屋までは30分余りで到着。ここまでは快調に飛ばします。正直なところ、熊穴沢避難小屋までの間も、すでに相当汗をかいていたのですが、樹林帯の中なので日差しはなく、そこまで暑くはありませんでした。が、熊穴沢から先は日当たりのよい尾根道です。そして、暑い。しかも、あまり風がない。それまで快調に歩いていたのが、一転して足が前に進まなくなります。岩場の登り。別に難しいわけではないのですが、足取りも重く、ぜーぜー言いながら登ります。山頂直下の肩の小屋近くに立っている鉄塔が見えます。そんなに遠くはないように見えるのですが、足取りが重いので遠いのです。水は1.7Lも持ったのですが、それがどんどん減っていく。これってもしかして、熱中症?脱水症状?キキョウ科の何か。イワギキョウかな?登ってきた天神尾根。中央やや左の鞍部が出発地の天神平ロープウェイ、中央やや右奥に水上温泉の市街地が見えます。歩き始めは快晴でしたが、やや雲が出てきました。天神平のアップ。仙ノ倉山、平標山に続く尾根。しかし、担いでいる水がどんどん減っていきます。1.7Lも持ってりゃ十分と思ったのに、あっという間に1Lを切り、500mlを少し超えるくらいになると、さすがに飲み方を控えざるを得ず、ますます足取りが重くなります。ただ、頂上直下の肩の小屋は売店になっており、そこまで着けば飲み物を売っています。そこまでたどり着けるか。しかし、たどり着く前に水を飲み切ってしまうわけにもいきません。体調そろそろ限界か、と思い始めたころ・・・・・・。ガスが湧いた!!日差しがなくなり、風も出てきました。天の救いです。急激に体調回復し、脚力も、快調に飛ばす、というわけにはいきませんが、まあまあ回復しました。何とか肩の小屋に到着。どうにか飲み水500mlくらい残してここにたどり着きました。売店に駆け込み、500mlのミネラルウォーターのペットボトルと250mlの缶ジュースを買い、缶ジュースは一瞬で飲み干しました。これでさらに元気回復。しかし、熊穴沢避難小屋から肩の小屋まで、1時間40分近くかかってしまいました。そして二つに分かれた山頂の手前側、トマの耳に到着。見てのとおり、ガスにおおわれて視界がありません。普段なら、「残念」と思うところですが、そういうわけでこの日はガスが湧かなかったら多分暑さで途中撤退を余儀なくされていたと思うので、残念とは全然思いませんでした。ところで、この山頂標識、数日前に落雷が直撃して真っ二つに裂けたそうです。そのことは知っていたので、どんな状態かなと思っていたのですが、すでに応急修理済みでした。と言っても、縛っただけなので裂け目はくっきりですが。以下次回に続きます。
2020.08.16
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外国ルーツ著名人、不満はけ口に 「不平等に向き合って」 社会学者・ケイン樹里安さん外国にルーツを持つ日本の著名人の政治的言動に対し、オンラインで激しい反発が寄せられる事例が相次いでいる。批判は「日本」や「日本人」に言及したものが目立つ。八村さんは米国の奴隷解放記念日の6月19日、所属するウィザーズの選手らとともに首都ワシントン中心部を行進して、黒人に対する差別反対を呼びかけた。これに対し、「日本で差別されたのか」「日本人なら参加してほしくなかった」といった批判が相次いだ。新型コロナウイルス感染の拡大への懸念の声も見られた。米国人の父、韓国人の母を持ち米国籍という水原希子さんは、「日本国籍でないなら日本人感を出すな」というツイートに「私がいつ日本人感出しましたか?日本国籍じゃなかったら何か問題ありますか?29年間、日本で育って、日本で教育を受けてきました。何が問題なのか全く分かりません」と反論した。これに対しても、「日本国籍でないのに政治的発言をしたら内政干渉になる」といった声が上がった。大坂さんは、BLM運動関連で、大阪でのデモ情報を「お願いします」とのメッセージとともにリツイート。「日本に人種差別は無い」といった反応には、「日焼けしすぎ」「漂白剤が必要」などと日本のコメディアンに自らが言われた際の記事を発信した。これに対しても「日本に米国の問題を持ち込み扇動した」といった批判の声がネット上で上がった。外国ルーツの著名人らの「異議申し立て」に対し、「日本」「日本人」にからめた批判が生じる背景には、何があるのか。ケインさんが注目するのは、大坂さんが2018年にテニスの全米オープンで優勝した際に「日本人」であることが大きく評価されたことだ。「日本にとってよいことと判断されればポジティブに評価された。現状はその裏返し。『日本にとってどうか』を物差しに相手をジャッジ(決めつけ)している意味では(ポジティブな評価と批判は)セットだ」と指摘した。また、水原さんは、米国籍だが日本語を流ちょうに話し日本の文化も理解するなどして、「日本人」性が両親や国籍で規定されるわけではないことを体現している。このため、生まれや「血統」を重視する立場から標的にされた可能性があるとも分析した。一連の批判には、言動の「政治性」に対するものも目立つ。これに関し、ケインさんは「政治的死体嗜好症」という概念で説明してくれた。社会のマジョリティーがマイノリティーの言動に反応する際の態度を突いたものだ。「政治的に死んでいる=発言しない」なら受け入れるが、政治的に活動するなら受け入れないという、相手の言動を社会的に封じこめるような姿勢だ。「スポーツ選手なら競技での実績は評価するが、社会に異議申し立てするのはけしからん、という態度ですね。アーティストに『政治を持ち込むな』と言うのも同類です」(以下略)---すみません、このようなことが起きている、という事実をこの記事を読むまで知りませんでした。水原希子は、以前からリベラル寄りの発言をネトウヨどもから叩かれがちであることは知っていましたが、八村選手と大坂選手の件は全然知らなかった。二人とも、社会問題に対して発言する人とは思っていなかったので、その発言等を特に注目していませんでした。しかし、考えてみればこの二人は明らかに黒人の血を引いており(Wikipediaによると、八村は父がアフリカのペナン出身、母が日本人、大坂は父がハイチ出身で母が日本人とのことです)そうであれば黒人に対する差別の問題に敏感で、はっきりした意思表示をするのは当たり前でしょう。「日本に人種差別は無い」、それは嘘でしょう。日本で黒人差別があまり表面化しないのは、日本にいる黒人が少なくて接点も少ないから、というだけの話です。日本人の大多数がそうだ、とまでは言いませんが、黒い肌に対する偏見を口にする人を見かけたことは少なからずあります。おそらく、当事者からすれば、私が気づくよりずっと頻繁にそういう場面に直面してきたであろうことは想像に難くありません。日本には黒人差別がないのではなく、差別があることを認めたくない、というだけの話です。「日本人なら(デモに)参加してほしくなかった」とか意味不明にもほどがあります。どう考えてもその理屈は理解できません。何故日本人だとデモに参加してほしくないのか、何国人だろうと必要だと思えばデモ行進に参加することに何の問題があるのか。まるで理屈になっていないように思えます。水原希子さんに対する「日本国籍でないのに政治的発言をしたら内政干渉になる」という発言も、何かのネタか?と思える代物です。外国人が他国の政治状況について何か発言すると内政干渉になるのか、だったら日本人が香港における弾圧について何か発言するのは中国に対する内政干渉だ、ということになるわけですが、それでいいのですか?常識的に言って、「発言」と「干渉」は違います。政治あるいは経済上の権限を持つ者が他国に対して不利益をチラつかせて何かを要求することを内政干渉というのであって、特段の権限を持たないものが他国(水原さんにとって日本は「他国」とはいえないでしょうが)の政治について何かの発言をすることを内政干渉とは言いません。何故このような発言がまかりとおるのか、ケイン樹里安さんの分析も確かにそのとおりと思いますが、それ以外に、水原さんのケースは別にして、八村選手と大坂選手のケースは、日本のネトウヨ系が米トランプ大統領と親和性が高い事実と関係があるように思います。トランプは、アジア諸国(非白人国)に対してかなり敵対的感情を持っており、その一環として日本に対しても好意的な姿勢ではないのですが、それでも日本のネトウヨは全般的に、トランプが大好きなのです。トランプが明らかに日本で言うネトウヨ的な体質を持っていることが理由なのでしょう。しかも中国に対して敵対姿勢だから「味方が現れた」とばかりに大喜びです。実際には、トランプの中国に対する敵対姿勢は日本に対する敵対姿勢と表裏一体と思いますが。そのトランプは、一貫してマイノリティの権利擁護や差別解消に対して極めて消極的で、BLM運動に対しては敵対的です。おそらくそれ故なのでしょう。日本のネトウヨも、元々が差別反対とかマイノリティの権利擁護等の価値観を嫌う連中ですから、トランプの言動に共鳴してBLM運動を目の敵にしたり、「BLM運動には中国から金が渡っている」みたいな愚にもつかないことを書く連中が日本にも少なからずいる。そういう連中が、八村選手や大坂選手といった目立つ存在に対して矛先を向けている、基本的な構図はそういうことではないかと思います。引用記事の言う、「アーティスト『政治を持ち込むな』というのと同じ」というのは、まったくそのとおりです。というか、検索したところ、大坂選手に対して「スポーツと政治を混同させるな」などと言っている輩が、実際にいるのですね。アホかっって思います。差別に対して「やめてくれ」と意志表示することが「政治的」で、差別を助長したり差別に反対する声を圧殺しようとする声は「政治的」ではないのか。結局、以前より言っているように、「アーティスト(スポーツ選手)は政治的発言をするな」と叫ぶ連中は、実際には「俺の嫌いな政治的発言をするな」という言葉をオブラートにくるんで言っているだけなのです。だって、彼らは香港で自由を圧迫されつつある人々についてアーティストやスポーツ選手が「自由を守れ」と言っても「政治的発言をするな」と言うのでしょうか?言わないよね。いや、多分それは弾圧を行っているのが中国だからで、もし同じことを米国でトランプ政権がやっていたら、やっぱりあれこれ理屈を付けて弾圧を擁護して、反対するアーティストやスポーツ選手がいれば、「政治的発言発言をするな」と叫んでいるんだろうけどね。
2020.08.14
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上高地でテント泊の女性がクマに襲われけが 食料を狙ったか キャンプ場の利用中止に松本市の上高地にあるキャンプ場で昨夜、テントに泊まっていた50代の女性がクマに襲われ、けがをしました。環境省の上高地管理官事務所などによりますと、松本市安曇の上高地にある小梨平キャンプ場で、きょう午前0時ごろ、1人用のテントに泊まっていた都内の50代女性がクマに襲われました。女性は市内の病院に運ばれ、右足を10針程度縫うけがをしました。キャンプ場は上高地の観光名所・河童橋の近くにあり、周辺では、数日前からクマの目撃情報が相次いでいたため、環境省などが注意を呼びかけていました。クマは食料を狙ったとみられ、朝にかけ、テントなどが破られる被害がほかにも相次ぎました。環境省では、クマが捕獲されるまでキャンプ場の利用を中止するとしています。---小梨平のキャンプ場と言えば、私は過去何回も使ったことがあります。冬に2回、ゴールデンウイーク1回、秋にも1回かな。森の中のキャンプ場なので、晴れていても日差しが乏しく、少しジメっとした雰囲気もあって、個人的な好みでは、周囲の環境は徳沢の方が気持ちがよいです。天気が良ければ、ですけど。ただ、小梨平は設備の整ったキャンプ場で、食堂、売店、風呂まであるのです。そう、幕営しているのに風呂に入れる!そして売店ではキャンプに必要なあらゆるものが売っています(さすがに、テント本体とかシュラフは売っていなかったと思いますが・・・・・・笑)そして、位置的にもものすごく便利な場所にあります。上高地バスターミナルから有名な河童橋までが300mくらいの距離なのですが、その河童橋から小梨平のキャンプ場までは100mくらいしか離れていなかったと思います。つまり、小梨平をクマがうろついている、ということは、河童橋やバスターミナルもうろついている可能性が高い、ということになるだろうと思います。お盆休みの連休ですから、コロナ禍とはいえ幕営していた人は相当多かったのではないかと思います。夜とはいえ、そんな中をツキノワグマが歩き回ってテントに侵入とは驚きます。「ここに行けば食い物がある」ということを知ってしまったのでしょうね。登山では、縦走するときはすべての荷物を担いで山を歩きますが、小梨平はバスターミナルまで徒歩5分という立地なので、縦走途中で幕営する人はまずいません。小梨平に幕営するのは、テントを拠点にして、あちこちを歩きたい、という人が大半です。徳沢や横尾まで行って帰ってくる、西穂山荘や焼岳、徳本峠に行って帰ってくる、などです。そういう場合、重い荷物はテントに残して、最小限の荷物で出かけるのが基本です。食料も行動中に食べる分+非常食くらいをもって、それ以外はテントに残していくことが多いです。小梨平もそうですが、本州の主要な山のキャンプ指定地は基本的に山小屋に併設されています。つまり山小屋営業期間中は管理者が常駐しているし、それ以外もたいていは人が大勢いるので、荷物を取られる心配をしたことはありません。貴重品には注意を払いますが、それはもちろん動物ではなく人間に対する警戒。だから、食糧を含めて換金性の低いものには注意を払ったことがありません。そういえば、去年か一昨年か、各地のキャンプ指定地でテントが盗まれる事件が多発して、登山関係のSNSで話題になったことがありますが、それももちろん犯人は人間。そうは言っても、現在の日本の山は治安がいいので、私自身は、これまでにテントで何十泊かして、荷物をテントに残置してその種のトラブルに遭遇したことはありませんでした。しかし、相手が動物では、人間界の治安なんて関係ないですからね。今まで深く考えたことはなかったですが、人間の食糧の味を覚えてしまったクマやサルを念頭に、食糧の管理は気を付けないといけませんね。アルファ米やレトルト食品などパックに入った食品はにおいをほぼ発しないと思いますが、テント内で食事をした後や、開封した食料がある場合は、クマの嗅覚はおそらくごまかせないでしょうから。そのことと、やはり残飯等を絶対にキャンプ場には残さないこと、でしょうね。まさか、クマを相手に意図的に餌をやろうという人はいないとは思いますが、野生動物一般に餌をやる行為もNGと言わざるを得ません。小梨平のキャンプ場、写真撮っているかと思ったら、都合4回幕営している割には、ほとんど写真を撮っていませんでした。2017年3月下旬、まだ上高地は冬季閉鎖中で道路が通じておらず、釜トンネルの手前から歩きます。もちろん、売店も食堂も風呂も開いていません。(トイレだけは冬季用が使えます)秘境、と言いたいところなのですが、この時はなんとテント100張以上、技術的な面で言えば、何しろ春になればバスが走る道路ですから、斜度は緩く、ノーアイゼンで来られる場所なので、悪天候でさえなければ冬山入門コースですけどね。そんなにごった返しているとは思いませんでした。
2020.08.12
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玄関先に“中傷”するビラ 青森の実家に帰省青森市で7日、東京から帰省した男性の家に、帰省したことを中傷するビラが置かれていたことがわかった。被害受けた男性(60代)「東京から帰ってこないでくれとかの誹謗中傷は、ニュースの中でも取り上げられてはいたので、まさか青森でもそういうことが起きてるとは思ってもなかった」東京から青森市の実家に帰省した男性が7日、家の玄関先に「なんでこの時期に帰省するのか」などと中傷するビラが置かれているのを見つけた。男性は8月5日に帰省したが、仕事柄、PCR検査を受けていて、10日前の検査でも陰性だったという。被害受けた男性「投げ入れた人は、『わたしが今度あなたに同じような文章を、あなたはもらったらどう思いますか』っていう気持ちは考えないのかなと」---何とも息苦しくて窒息しそうな社会状況です。少し前に「自粛警察」「正義中毒」という話がありましたが、今度はそれが「帰省」という行為に向かって牙をむき始めているようです。この犯人(犯人という言い方が適切かどうかは分かりませんが)は、主観的には義憤に駆られて、正しいことをしたつもりなのでしょう。しかし、市井の無名の一般人が、互いに相手の、法に触れるわけでもない行動をあげつらって非難する行為は、社会から寛容さという潤滑油を失わせて、大きな軋みを生み出すことになります。それは、新型コロナそのものよりも大きな悪影響を社会に与えるのではないかと私は危惧します。そもそも、論理的に考えて、帰省が感染拡大の原因になるとするなら、その対策は「帰省した人に近づかないこと」であるはずです。わざわざ帰省した人の自宅に赴いて中傷ビラを置く行為は、感染リスクを拡大する原因になるとは考えないのでしょうか。まあ、考えないからこういう挙に出るのでしょうけれど。何故この男性が帰っている事実を知っているのか、ということを考えると、「犯人」は元々この男性、あるいはその実家のことをよく知っている近隣の住民か親族の可能性が高い、ということにならざるを得ないでしょう。そうすると、もう二度と帰省を「楽しむ」気分にはなれないでしょうし、事情が許せば二度と帰省はしないかも知れません。(事情は人それぞれなので、実際にはそうできない例も多そうですが)何だか、新型コロナそのものよりも、新型コロナがもたらした社会状況の方が怖いと思ってしまいます。いや、もちろん新型コロナ自体も、怖くないわけではありません。ただ、コロナを理由にして他者を傷つけることに鈍感になる人が多ければ、そちらの方がよほど恐ろしい事態につながる可能性を帯びています。
2020.08.10
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中国、ペストで死者 内モンゴル、感染警報を発令中国内モンゴル自治区包頭市当局は同市内の村で死者1人がペストに感染していたと発表、上から3番目の警戒レベルとなるペスト感染3級警報を発令した。この死者についてはPCR検査などを実施し、6日に腸型ペストと断定。濃厚接触者ら35人を隔離し検査を実施したが、いずれも陰性だった。内モンゴル自治区では7月、住民1人がリンパ節の異常を引き起こす腺ペストを発症。昨年11月には腺ペストと肺ペストをそれぞれ2人が発症した。ペストは主にねずみなどのげっ歯類からノミを介して感染するが、肺ペストでは患者の飛沫による「人から人」感染も起きる。適切な治療を受けなければ致死率は30%以上とされる。---ペストと聞くとぎょっとします。たまたまつい先日、ペストの歴史の入門書とも言うべき、「パンデミックを生き抜く」(朝日新書)という本を読んだところですが、過去3回のペストの大きな流行によって、ペスト菌を保菌するげっ歯類が定着してしまった「ペストの巣」と呼ばれる地域が世界各地に点在しています。中国もその一つで、内モンゴルからウイグル、チベットにかけての西部の広大な地域と、実は福建、広東など南東部にも「ペストの巣」が広がっています。さらに、中央アジアから西アジア、インド、中東、アフリカ、更に南北アメリカ大陸でもブラジル東部、ボリビアの東部熱帯低地と西部高原地帯とペルーの国境、エクアドル、そして北米では米国の中西部、西部の広大な地域に「ペストの巣」が形成されてしまっているというのです。あまり報道で見た記憶はないのですが、米国でも年に数人はペストの発症があると前掲書にあります。ただし、世界的に見て、圧倒的に患者の発生が多いのは、アフリカのマダガスカル島とのことです。前掲書によると、2013~2018年の6年間に全世界で2800人がペストに感染し500人が亡くなっていますが、感染者のうち2300人をマダガスカルが占めているとのことです。14世紀にヨーロッパでペスト(当時は「細菌が病気を起こす」という事実は分かっておらず、ペスト菌も未発見であったため、「黒死病」と呼ばれていた)が猛威を振るい、人口の1/3(中でもイタリアとフランスの死亡率が特に高かったらしい)が命を落としたのは有名な話です。この時代にペストが猛威を振るったのは、根本的には当時のヨーロッパには衛生という概念がほとんどなく、生活状態が猛烈に不潔だったからです。前掲書によれば、ペスト流行のさなか、英国の国王エドワード3世は月に1回しか入浴していなかったと記録されているそうです。時代はそれより200年ほど古くなりますが、1170年に英国国教会カンタベリー大主教(前掲書では大司教と記載)トーマス・ベケットが暗殺された際、検視のために遺体を裸にすると全身がシラミにおおわれていた、といいます。国王とか大主教という高貴な身分ですらそうなのですから、一般大衆は押して知るべし、というものです。また、たとえ入浴しても着替えはしないことが多かったそうです。当時のヨーロッパの衛生状態は、現在の住所不定者並、あるいはそれ以下だったと言っても過言ではないかもしれません。14世紀当時においては、ヨーロッパよりもイスラム圏の方が相対的にまだ衛生的な生活をしており、そのためヨーロッパに比べればイスラム圏の方がまだペストの被害は少なかったようです。また、ヨーロッパの中でも当時イスラムの支配下にあったスペインも、比較的ペストの被害は少なかったようです。引用記事には「ペストは主にねずみなどのげっ歯類からノミを介して感染する」とあります。現在のペストに関してはそれが常識ですが(厳密に言うとクマネズミがもっともペスト菌を媒介しやすいらしい)、前掲書によると、中世ヨーロッパにおいては、最初の引き金としてはともかく、大流行の過程でペスト菌を媒介したのはノミではない可能性がある、とのことです。というのは、それ以外のペスト流行では記録されているネズミの大量死(ネズミからノミを介して感染するということは、ネズミもペストに感染して死ぬわけです)がほとんど記録されていないこと、ノミを介さずとも飛沫感染する肺ペストもそれほど流行はしていないからです。ノミには、ネズミによくつくネズミノミと人によくつくヒトノミがいますが、ヒトノミはペスト菌を媒介する能力は低いのだそうです。このことから、筆者が推測しているのは、当時のペストはシラミを介して感染を広げたのではないか、ということです。前述の英国国教会カンタベリー大主教のエピソードからも分かるように、当時のヨーロッパでは生活環境中にシラミは満ちあふれていた訳ですから、それがペスト菌を媒介したら、すさまじい感染状況になることは明らかでしょう。なお、上記のように感染症拡大の様態が現在のペストと異なることから、このときの病気がペストではなく、似た症状の別の疾病ではないか、という説もかつてはあったそうです。しかし、当時の遺体の発掘調査から、現在のペスト菌と同じ遺伝子の痕跡が発見され、黒死病がペストであったことは明確に証明されているようです。現在では、たとえ発展途上国といえども、14世紀のヨーロッパほど不潔な環境で生活する人はさすがに少ないこと、公衆衛生に対する理解も進んでいることから、ペストが大流行する事態はまず起こる心配はないようです。引用記事には、適切な治療をしないと致死率30%とありますが、14世紀ヨーロッパの大流行では、明らかにそれより死亡率は高かったようです。一方、抗生物質というペストに対する特効薬が存在する現在、腺ペストは初期段階で適切な治療を行えばほぼ治る一方、肺ペストは抗生物質を用いてもなお、死亡率が4割に達するそうです。現在でもなお、ベストは怖い病気なのです。日本では14世紀のペスト大流行の影響は確認されていません。判明している限りでは、日本にベストが入ってきたのは19世紀末で、20世紀前半になんとか根絶され、幸い齧歯類の「ペストの巣」が日本では形成されずに済んだことから、それ以降新たな発症はありません。しかし、前述のとおり、海外では現在もペストは根絶できていないので、ネズミ等の齧歯類に触れたり、ノミにたかられるような環境は気をつけた方がよさそうです。ネズミだけじゃないですけどね。狂犬病があるから、海外では犬に接するにもそれなりに注意を払う必要があります。
2020.08.08
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TikTok、トランプ氏の出方焦点 「利用禁止」か「米社化」か世界経済の分断の芽となっている米中の対立が、SNSという身近な分野にも及び始めた。トランプ米大統領は、中国企業傘下の人気動画投稿アプリ「TikTok」を米国で禁止する可能性に言及した。TikTok側は米国企業に対する事業売却にとどめてサービスを続けたい意向だが、対中不信感を募らせるトランプ氏が受け入れるかどうかが焦点となる。トランプ政権は中国発アプリの使用に安全保障上の懸念があると問題視し、複数の対応策を検討している。ロイター通信によると、TikTokを運営する中国IT企業の字節跳動(バイトダンス)が圧力に屈し、米国事業を米マイクロソフトに完全売却することを決めた。だが、トランプ氏が最も厳しい「利用禁止」も辞さない考えを示したため、交渉は一時中断しているという。トランプ氏が「中国たたき」の矛先をSNSに波及させた背景には、新型コロナウイルス感染防止をめぐる不手際で支持率が低下する中、大統領再選に向けた演出が見え隠れする。政権内の強硬派は中国の選挙介入を警戒。TikTokを禁止しないと「不当な情報操作」(ナバロ大統領補佐官)を阻止できないと主張する。一方、TikTokのアプリは今年上期に世界で最も多くダウンロードされたとの推計があり、米国の利用者は若者を中心に6000万人を超える。利用を禁じて反発を招けば「トランプ離れ」を加速させるジレンマもある。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、トランプ氏の強硬姿勢にはTikTokとの交渉を有利に進めたいとの思惑があると分析しており、今後の出方が注目される。---この話の尻馬に乗って、日本でも自民党の一部議員が「TikTokを規制しろ」と言っているようです。私はTikTokを使ったことがないので、禁止と言われても自分自身に実害が伴わず、というかそもそもTikTokという単語が頭の中を素通りしている状態だったので、一連の騒動をちゃんと追っていませんでした。しかし、改めて考えてみると、これって滅茶苦茶な話です。公的機関がTikTokを使うな、というのは分かります。政府が国民に「TikTokは危険だ」と宣伝活動を行うのも、妥当性とか賛否は別にして、理屈としては分かります。しかし、一般国民に特定のアプリを「使用禁止」なんて、どういう法的根拠に基づいてそんな措置が行えるのでしょうか。米国の法体系は日本と違う部分もあるでしょうが、曲がりなりにも「自由主義」の盟主を自認している国が、大統領の意向で国民に特定のアプリを使用禁止、とか中世の絶対君主じゃあるまいし、そんなことができるんでしょうか。もちろん、著作権を侵害したり公序良俗に反する作品などのアップロード、ダウンロードを禁止する法的根拠はあるでしょう。ファイル共有ソフトの類を違法と言うなら、まだ分かります。もっとも、日本ではかつてファイル共有ソフトwinnyの開発者が逮捕されたことがありますが、後に無罪になっているし、ファイル共有ソフトを使って著作権侵害のアップロード、ダウンロードを行うことはともかく、ファイル共有ソフトそれ自体を禁止とはされていません。まして、単なるSNSアプリそのものが著作権侵害をしている、公序良俗に反している、というのはどう考えても無理のある理屈です。「米国民は政府の指示する特定のアプリを使用してはならない」なんて法律があるのかな?日本ではないから、そのあたりはよく分かりませんが。それに、買収交渉に際して政府が「使用禁止」をちらつかせることで買い叩くとしたら、経済的規範として極めて問題ありじゃないでしょうか。そして、「禁止」の実効性をどう担保するんでしょうか。まさか、警官が街行く人に「スマホを見せろ」と言って確認して、TikTokがインストールされていたら逮捕する、とか?いくら何でもそりゃないですよね。サーバはどうせ米国の法律の届かない国にも多数あるだろうから、ダウンロードを阻止することもできないでしょう。そうすると、実質的には口で「禁止」と言うだけなのでしょうかね。
2020.08.06
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ジャンボ機、22年に生産終了 ボーイング「747」、半世紀で米航空機大手ボーイングは29日、「ジャンボ」の愛称で親しまれた大型機「747」シリーズの生産を2022年に終了すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う生産計画の見直しの一環。1970年に就航し、大量輸送を担って海外旅行を身近にした立役者が、半世紀にわたる歴史に幕を下ろす。旅客需要全体が激減しており、声明で「市場の現実を反映して決めた」と述べた。燃費性能が劣るため、7月には英ブリティッシュ・エアウェイズやオーストラリアのカンタス航空が計画を前倒して退役させていた。ジェットエンジンを4基備え、機体前方2階建てが特徴だった。---ついにその日が来てしまいました。引用記事にあるように、B747の就航は1970年(初飛行は1969年)、今から50年前のことです。そのB747の後、4発機(エンジンを4つ搭載する機体)として開発されたのは、エアバスA340とA380、イリューシンIL-86と同IL-96だけです。加えて、3発機として、ロッキードL1011、ダグラスCD-10、その後継のマグダネル・ダグラスMD-11がありました。このうち3発機すべてとA340、IL-86はすでに生産終了しており、世界最大の旅客機A380も生産終了が決まっています。そして今回B747も生産終了が決まりました。一応、ロシアのIL-96は残っていますが、旅客機型の生産数は年間の1機あるかないか程度で、何しろロシアのかつてのフラッグキャリアであるアエロフロートですら中型機以上はほぼエアバスとボーイングしか使っていない状況です。つまり、B-747の生産終了をもって、実質的には4発機(それ以前に3発機も)は終焉を迎えることになるわけです。登場した当時、B747は既存のどの旅客機より経済性が優れていました。客室を満席にすれば、ですが。既存のどの旅客機より大きな機体なので、当時の旅客数から考えると輸送力過大だったわけですが、そのことが航空運賃の価格破壊をもたらしました。飛行機による移動(旅行)を一般化したのはB747の最大の功績だったと言えます。その後、B747より後発の新機種は、より優れた経済性を目標に開発されてきましたから、今ではB747は経済性の優れた飛行機ではなくなってしまいました。もっとも、現在でも燃費自体は、他の最新鋭の旅客機と比べてそう劣っているわけではありません。問題は、前述のとおり、「客席を満席にできれば」という条件がついて回ることです。それは他のどんな旅客機でも同じですが、B747は、機体がでかいだけに、損益分岐点が高い、ということになります。しかも、飛行機のあらゆる部品の中でももっとも高価なものはエンジンであると言われます。エンジンがなければ飛行機はただの金属のかたまりでしかありませんから、絶対必要なものではあるのですが、経済性を考えると、エンジンの数は少なければ少ないほど良いということになります。一方で安全性の面では、万が一のエンジン故障の際のリスクを考えるとエンジンが多い方がよい、ということになります。エンジンが二つの双発機で片方のエンジンが停止しても、エンジン1個は残りますが、片側のエンジンが全部止まると、飛行機は極めてコントロールし辛くなるようです。そのため、かつては、双発機には「1時間以内に空港があるところしか飛行してはならない」という制限がありました。双発機の方がコストが安くて良いな、と思っても、最寄りに空港などない大西洋横断や太平洋横断などの長距離海上飛行は許されていなかったのです。また、航空機メーカーの側でも、その制約があるから、双発機に長大な航続距離は無駄、と、あまり航続距離が長くて大型の双発機は開発してきませんでした。しかし1980年代「ETOPS」と呼ばれる制度で、双発機の飛行制限は最寄りの空港まで60分から120分に、後にはさらに緩められ、現在では6時間以上まで認められている機種もあります。こうなると、双発機では就航できない路線はなくなり、したがってどんな路線でも、運行機材はコストのかかる多発機より双発機、という流れになってしまいました。こうなると、まず、機体サイズの中途半端な3発機が消え、続いて大型の4発機も消えようとしている、というわけです。元々そういう流れは明らかでしたが、新型コロナ騒動で航空旅客需要が激減し、大型機を満席にすることなど不可能な状況で、4発機終焉の流れに更に拍車がかかっています。日本は、かつては、日本航空が世界最大のB747ユーザーだった時代がありましたし、全日空も多くのB747を導入していました。しかし、旅客機としてのB747は、すでに6年前に全日空から退役して消滅しています。貨物機としては日本貨物航空が現在も運用していますし、海外の航空会社から日本に飛来するB747はまだ少なからずありますが。私自身は、1988年に初めてメキシコに行ったとき大韓航空のB747-200に乗ったのを皮切りに、翌1989年再び大韓航空とアルゼンチン航空、96年ユナイテッド航空、99年カンタス航空、最後に乗ったのは、おそらく2003年日本航空の羽田-千歳線だったと思います。今後、もう乗る機会はないかなあ。飛行場に行っても、B747は明らかに他の飛行機とシルエットが違い、一目でそれとわかります。それ以外の4発機、それに3発機も、程度の差はあれ、それぞれに特徴的なシルエットでした。双発機はどれをとっても似たり寄ったり。中身はともかく外見に特徴を見いだしにくくて、面白味に欠けるのが正直なところです。時代の流れで仕方がないんですけどね。というか、時代の流れは、4発機がどうこう以前に、新型コロナで航空会社が生き残れるかどうかの瀬戸際という状況ですけどね。早く終息してくれないかなあ・・・・・。
2020.08.04
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7月の日照時間が戦後最短梅雨の天候不順で、7月の東日本と西日本の日照時間が30日までの暫定値で1946年の統計開始以来、7月として最も短くなったことが31日、気象庁のまとめで分かった。降水量は戦後最多となった。---昨日、東海関東甲信で梅雨明けが発表されました。関東甲信で梅雨明けが8月になるのは、2007年以来13年ぶりということで、つまりかなり珍しいことではあるものの、21世紀に入ってから2回目の出来事なので、空前の出来事ということでもなさそうです。何しろ、1993年、観測史上(これまでのところ)唯一、梅雨が明けなかった年があったくらいですから。もっとも、私の記憶に間違いがなければ、その1993年も、いったんは梅雨明けが発表されていたはずです。確か3日くらい晴天が続いていったん梅雨明けが発表されたものの、その後再び雨が続いたため、後日気象庁から「あれは梅雨明けではなかった」と取り消されたように思います。ちょうど、その「梅雨明け」の最後の日に南アルプスの北岳に登っていたので(2泊2日で登り、初日は晴天、しかし2日目は、曇天で、下山したら雨が降り出したおぼろげな記憶があります)なんとなく覚えています。ということは、今年のこの「梅雨明け」も、まだ確定ではない、ということかもしれません、天気図で見ると梅雨前線は消滅しているようなので、梅雨前線がまた戻ってくることはないのでしょうけど。一般的に「梅雨明け1週間」とか「梅雨明け10日」と言われ、梅雨明け直後はもっとも天候が安定する時期なのですが、昨日も今日も、東京は晴れてはいますが、雲はかなり多いです。そして、実は今日東京郊外の山高尾山に行ってきたのですが、高尾山は早朝7時ころまでは晴れ間があったものの、そのあとはどんよりと曇っていました。そして、高尾山の表参道、自然研究路は路面が濡れたりぬかるんでいました。おそらく昨日、あるいは昨晩、降雨があったものと思います。気象庁で八王子の昨日8月1日の気象データを見ると、降水量は0mm、日照時間は6.3時間なので、八王子の市街では降っていないようですが、あるいは高尾山など山間部だけ降ったのかもしれません(八王子市はとても広い市です)というわけで、梅雨明けがこれで確定かどうかは分かりませんが、とりあえず7月中は梅雨が明けなかったことは確かです。ただ、前述のとおり、関東甲信の梅雨明けが8月になった前例は過去に何回かあります。気象庁のサイトによると、1951年以降6回あります。その中でも平成の米騒動の騒ぎになった93年は、前述のとおり梅雨明けがなかったという記録的な年なので、あの年より今年の方が日照時間が少ないというのは意外な気がします。調べたところ、1993年7月東京の日照時間は75.2時間、今年7月は47.7時間なので、実は平成の米騒動の年は今年に比べればまだしも7月の日照時間はだいぶ多かったようです。なお、降水量が戦後最多というのは西日本での集中豪雨の影響によるものと思います。東京に限れば、そこまでの集中豪雨はなかったので、この7月より1993年7月の方が降水量は多いです。逆に平成の米騒動の年が記録的だったのは、7月の月平均気温です。1993年7月東京の月平均気温は22.5度、今年7月は24.3度でした。ちなみに、この年は8月も平均気温が22.5度、9月が24.8度なので、なんと7・8月より9月の方が月平均気温が高いという珍事態になりました。いずれにしても、「梅雨明け」の発表が後日覆ることがなく、これから晴天の日々が続くならば、これまで雨が続いた分は取り戻せるでしょうが、こればっかりはお天道様次第です。ちなみに、気象庁の1か月予報によると、8月の気温は全国的に高く、特に東北・北海道で高い予報ですが、一方で日照時間と降水量は関東甲信以西は平年よりやや日照時間は多く降水量は少ないけれど、東北北海道は平年よりやや日照時間は少なく降水量は多い予報になっています。果たしてどうなるでしょうか。すでに野菜関係はかなり値上がりしていますが、晴れが続いて値段下がってくれるかなあ。新型コロナ禍、集中豪雨に続いて平成の米騒動の再来、なんて事態だけは起こってほしくありませんが、果たしてどうなるでしょうか。
2020.08.02
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7月は雨続きで、それほど多くの鳥写真は撮っていません。7月18日葛西臨海公園コムクドリのオス7月初めころから都内で(私の知る限りでは葛西臨海公園と東京港野鳥公園)コムクドリの群れが観察されています。コムクドリは名前のとおり、ムクドリの仲間ですが日本では夏鳥です。夏鳥といっても繁殖地は北海道、東北、中部の高原などで、東京など都市部では知ると秋の渡りの時期に見られる旅鳥です。コムクドリのオスというわけで、コムクドリは東京で見られる時期は限られます。多くの場合、近縁のムクドリの群れに混ざって一緒にいることが多いようです。コムクドリのオスところが、今年は7月初めころから比較的大きな群れが都内に渡ってきているようです。首のところに赤茶色の大きな斑点があるのがオスです。コムクドリのメスこちらは首に赤い斑点がなく、メスと分かります。さて、これは何でしょう。おそらくモズの幼鳥だと思われます。コムクドリのメスコムクドリのメスそして、7月22日尾瀬・燧ケ岳ミソサザイ燧ケ岳への登山中に撮影しました。このほか、イワヒバリもいたのですが、その時は望遠レンズをカメラに付けていなかったので撮影できませんでした。翌7月23日尾瀬ヶ原天気が悪く、途中から雨で撮影条件は良くありませんでした。さて、なんでしょう。撮影時にはホオアカと思ってシャッターを切ったのですが、あとで確認したら違いました。おそらくノビタキのメスと思います。これも迷ったのですが、コムクドリと思います。葛西臨海公園で撮影したばかりですが、あれはコムクドリの渡りの先発隊。後発隊はまだまだ繁殖地をうろついているわけです。コムクドリ。十数羽の群れでいました。ボケた残念写真になってしまいましたが、ノビタキのオス。ホオアカ。尾瀬ヶ原はホオアカがいっぱい、小鳥が飛んだと思ったら8割はホオアカという、ホオアカ天国でした。でもなかなか近くに寄ってこず、天気も悪くてレンズも登山がメインなので野鳥撮影用の100-400mmではなく(そんな重いものを担いで燧ケ岳に登れない)高倍率ズームの18-300mmだったので、画質もイマイチ、そんな中で最大限至近距離に寄ってた来たのがこの時でした。ホオアカ。東京では冬鳥です。もっとも23区内で見られることはめったにありません。私は2月に手賀沼近くでコミミズクを撮影した時に初めて撮影しました。ホオアカ。「ホオジロ」の仲間です。ホオアカホオアカイワツバメ。尾瀬にいるツバメはすべてイワツバメでした。どの山小屋にも巣を作っていました。イワツバメも、都内でも特に珍しい鳥ではありません。葛西臨海公園などでも見かけます。
2020.08.01
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