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う~ん。いわゆる「観る人を選ぶ」作品かも。(^_^;)それはこの映画(^-^)b「パーフェクト・ゲッタウェイ A Perfect Getaway」(2009 米)R-15『容疑者6人 犯人2人』監督:デヴィッド・トゥーヒー出演:ミラ・ジョボヴィッチ ティモシー・オリファント スティーブ・ザーン キエレ・サンチェス マーリー・シェルトン クリス・ヘムズワース「どんな話?」ハワイに新婚旅行にやって来たカップルはカウアイ島の秘境にあるピーチを目指しトレッキングを楽しんでいたが、途中で男女2人組の殺人犯が逃亡中だと聞かされる。レンタカーを運転中に出会ったカップルを思い出す2人。しかし、ガイドをしてくれているカップルもなんとなく怪しい。犯人たちは誰か?無事に島から生還できるのか?南国楽園スリラー。スゴくトロピカルなサスペンスで、観光案内のような見事な景色も堪能できる。(^_^)犯人あてと逃亡格闘アクションが主なので痛いシーンは少しだけ。苦手な人でもOKだ。なかなか面白い"どんでん"加減で良くできているんだけど、時間配分に難があってスパートが早過ぎたマラソン選手が競技場に入る前に力尽きると同様、肝心の終盤がイマイチ。どんでん好きな人向けなんだけど、あまりこだわらずに観れば楽しめるかな?主な登場人物はシドニーとクリフ=ミラさんとザーンさんジーナとニック=キエレさんとオリファントさんクレオとケイル=マーリーさんとヘムズワースさんの6人。相変わらずカッコいいミラさんとちょっと頼りなさげなザーンさんのカップル。さすがに新婚らしく楽しそう。自称イラク帰りのオリファントさんのガイドで、秘境のビーチを目指すことに。ま、秘境ってことで誰もいないだろうから無人のビーチについてから脱ぐのかしらん?と思っていたら、早々にキエレさんが全裸で泳ぐ池のシーンが出てきて、予想に違わずやっぱりミラさんも脱いでた。(`▽´)ここら辺の段取りはイイんだけどなぁ。シドニー&クリフとジーナ&ニックが楽園をトレッキングし、クレオ&ケイルが見え隠れする、そんな展開。その内の1カップルが連続凶悪犯たちだと分かってからストーリーが動き出す。それまでは極上の景色を眺めていればよろしい…と言いたいところだけどヒントやらほのめかしやら、いわゆる伏線があるかも知れないから良ーく観ていた方がイイかも。(o ̄▽ ̄o)にょほほ急展開の"どんでん"は宣伝通りかなりの衝撃度。でもフラッシュバックを使ったタネあかしはSAWやSAW2ほど上手くなくてちょっともたつく。それと、その後の展開ももっさりしていてラストまでが長く感じてしまった。本作もハンディビデオが小道具として使われてるけど、最近の流行りのかな?他でも良く見る気がする。ミラさん主演のスリラーだから、日本では観る人は決まっているだろうけど、感想が二分すること確実。絶賛する人もいるだろうけどそれと同じくらいガッカリする人もいるだろうと思える、非常にオススメしにくい映画だった。オススメできる○:ミラさんのファン、良い部分があればOKな人オススメしない×:どんでん返し、オチにこだわる人押して下さると、調子にのります(o ̄▽ ̄o)v
2010年01月24日
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私のオールタイム・ベストの一つ、「ストリート・オブ・ファイヤー」。(^_^)bツンデレのエレン・エイム=ダイアン・レインさんが可愛いのはもちろんだけど、悪役レイヴン=ウィレム・デフォーさんの気持ち悪さは人間離れしているし、とっちゃんボウヤ世界一のリック・モラニスさんやエド・ハリスさんの奥さんのエイミー・マディガンさんとか脇のキャラも魅力的。そして何より泣く子も黙るトム・コーディー=マイケル・パレさんのカッコ良さは尋常じゃない!(//▽//)奪い取ったバタフライナイフをカシャカシャシュンシュンカシャシュンカシャシュンカシャシュンシュン。相手の頬をパパパパン。窓から相手を放り出す。ガッシャーン!!!ガラス代は弁償しとけよ!ことほど左様にたまらなくカッコいいパレさんだから追いかけずにはいられない。いられないんだけど、正直言って最近は…(-ω-;)ともかく彼の主演作が本日リリースってことで過去記事再UP!【以下は2008年11月20日初出の記事に加筆修正したものです】どしどしいきます未公開(^o^)/決して絶対断じてB級映画を選んでいるつもりはないけれど、最近マイケル・パレさんを見ることが多いような気がする。パレさんが出ているのがB級って訳じゃないよ。限りなくB級の匂いがするだけ。(o ̄▽ ̄o)監督が「ヒッチャー」の脚本家、それと豪華出演者なのでちょっとだけ期待して観てみました。(^▽^)それはこの映画(^-^)b「100FEET ワンハンドレッドフィート 100Feet」(2008 米)日本未公開本国では未公開なのに、韓国、フィリピン、ロシアなんかでは劇場公開。監督・脚本:エリック・レッド出演:ファムケ・ヤンセン マイケル・パレ ボビー・カナヴェイル エド・ウェストウィック「どんな話?」警官である夫の暴力に耐えかねて、彼を殺害してしまった女性が主人公。逮捕、服役していたが、100フィート(30.48メートル)離れると自動的に通報される監視システムを足首につけることを条件に、自宅待機を許される。夫の元パートナーだった刑事は彼女を目の敵にし、違反即逮捕を狙って家の前で張り込む。そんな時、死んだ夫が悪霊となって彼女に襲いかかった!オカルト・ホラー。やけに暴力的な悪霊でものすごい力もちなんだけど、出るタイミングが微妙なので残念ながらあまり盛り上がらない。(´ε`)せっかくの設定を生かしきれていない感じだ。なかなかイイ描写もあるので惜しい。劇場公開は無理だろうから、興味のある人はDVDリリースを待とう。まるで「ディスタービア」のような状況なんだけど、郊外の一軒家と違って都会のアパート。階段を降りて玄関まで行くのが精一杯。地下室ではピーピーピー。外には一歩も出られない。(>_<)b刑務所よりましだけど退屈そのもの。外では嫌味たらしく刑事が張り込んでるし。そこに悪霊が現れる。ファムケ姐さんが主人公で、パレさんが元暴力夫の悪霊役だ。見かけはボヤーッとしたスケスケの霊のくせに、死んでからも暴力的。始めは怪我する程度なんだけど、女盛りの肉体をもてあました彼女が配達屋のお兄ちゃんを…いやいやともかく、彼を怒らせるようなことをしたから、さあ大変。怒りの矛先がそっちに向かい、持ち上げて振り回して、殴る殴る殴る殴る…腹腹腹、顔顔、投げ、顔顔顔、腕、投げ、顔顔…顔の形が変わるとはこの事。可哀そ過ぎる~(T_T)家の中には悪霊、でもそんなの信じてもらえる訳がないから逃げ出して警報を鳴らせば刑務所へ逆戻りっていう緊迫した状況だ。ファムケ姐さんはどう切り抜けるのか?なかなか面白い設定でしょ?なのにラストも含めて全体的にはイマイチ。イイところが無い訳じゃないので、もうちょっと頑張って欲しかった。オススメできる○:オカルト好き、出演者のファンオススメしない×:怖い映画を観たい人それにしてもファムケ姐さん。「007/ゴールデン・アイ」のオナトップ役でおじさまたちに強烈な印象を残し、「X-MEN」のジーン・グレイ役で若い人にも知名度が高い。それなのに出演作があまり日本公開されないのはなぜ?押して下さると、調子にのります(o ̄▽ ̄o)v
2010年01月22日
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♪ちゃらら!ん、ちゃららららららら~ららら~ ちゃらら~(中略)ちゃーちゃらっららっららっらっ♪ぬすっまれた かこをさがしつーづけてっ!♪ちゃーちゃらら♪おれは さまよぉっ…先日、ティモシー・ボトムズさんを久々に観て、安易な連想で鼻歌を歌っていたら早速NHK-BSで放映してくれた。(^o^)/20年以上も続く人気シリーズだから、ヘタなことを書くとGAT-22ヘヴィマシンガンでミンチにされてしまいそうだけど、映画は映画。とにかくBSで鑑賞。それはこの映画(^-^)b「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版」(2008 松竹)『すべては、振り出しに戻る。』チーフ・ディレクター:竹内一義監督・原作:高橋良輔原案:矢立肇企画・制作:サンライズメカニカルデザイン:大河原邦男テーマ曲:柳ジョージ TETSU声の出演:郷田ほづみ 大塚周夫 長嶝高士 江川央生 「どんな話?」は割愛。1983/4から1984/3まで放映されたロボット・アニメ「装甲騎兵ボトムズ」。リアルロボットの再後発組で、ミリタリー色が突出しているのが特徴。20年以上に亘って根強い人気があり、TV放映終了後多くのOVAが作られた。本作は2007~2008にかけて製作されたOVA「ペールゼン・ファイルズ」の劇場版で、その総集編的な内容。年代的にはオリジナル以前の物語だ。なので、オリジナルを未見だとアストラギウス銀河とか100年戦争とかスコープ・ドッグとかそもそもボトムズとは何ぞやとか基礎知識の説明がないので一々説明を求める人は鑑賞不能。何とな~く推理しながら自分で納得できる人なら、まぁ観られるかな。総集編なのでテンポがイイ、展開が早い。しかも戦闘シーンが多いので飽きるヒマなく終わってしまう。展開が早過ぎて人物は全く描けていないけどね。(^_^;)だってキリコ=主人公のセリフが少ない少ない、寡黙にもほどがある。私の知る限りでは「マッドマックス2」のマックスに匹敵するかそれ以上だ。かく言う私もマクロスやダンバイン、イデオンなんかと違いオリジナルをちょろっと知っている程度なのでエラそうなことは言えないけど、メカ同士の戦いに興味のある方は観てもイイかな。ATを満載した上陸用舟艇とデカイ杭を無数にぶら下げた航空機の大群が水上を進行。敵の砲撃をくらって墜ちる航空機に巻き添えをくって沈む艦艇。上陸しても的に狙い撃ちされて次々と破壊されていくAT。CGを多用したメカ描写はそれらしく、訳の分からないまま開始早々に始まる渡河作戦はかなりの迫力だ。ノルマンディまんまだけど。ATとはアーマード・トルーパーの略で、全高4m程度の人型機動兵器の総称。搭乗操縦型には違いないけれど、最小限度の大きさで装甲も薄い。ロボットと言うには小さ過ぎて、言わば歩兵用強化服=パワード・スーツ=鎧ですな。使い捨て兵器として扱われていて、当然搭乗員も同じ扱い。で、「底辺のヤツラ」=ボトムズらしい。このサイズや設定が他にはないユニークなものだったので人気が出たらしいし、ボトムズと言えばスコープドッグ、スコープドッグと言えばボトムズだったりする。(´ε`)それにATのシーンは、同じ機体で同じ耐Gスーツ、同じマスクにスコープを着けてるから誰がだれやら分からない。見せ場なのにキャラを声でしか判断できないアニメってのはホントに画期的だ。(≧∇≦)うははともかく、恐らく最初で最後の劇場版ボトムズ=本作にたいするマニアの評価も、ストーリーや細かいことよりCGのスコープドッグの疾走する様子、闘う様子を観る映画だとなってた。火花を散らしながらギュイーンってローラーダッシュで蛇行しつつ敵陣に切り込む様子は確かに楽しい。(^_^)しかもセル画じゃなくCGなので山ほどATが出て来るから、お好きな人は必見かも。マニア・フェチ魂全開のエヴァがあんなに一般ウケするのなら、ボトムズも上手くやればもっと流行ったのかな?オススメできる○:ファンオススメしない×:ファンじゃない人ところで、TVシリーズの主題歌(本作でもEDに使われてる)「炎のさだめ」。歌っているTETSUさんって、80年代に日本中を席巻した織田哲郎さんのことだったなんて全然知らなかった。(^_^;)元々匿名の多い人だけど、まさかって感じ。でも、なかなか燃えるイイ曲ですなぁ。あ、いくら私でもカラオケで歌ったりしないよ、アニソンなんて。( ̄∀ ̄)(♪さよならは いったはーずだ わかれーたはずさ♪)そこまでオタ…ぢーごーくーをみぃれば こーこーろーがかぁわぁくたたかーいはぁ あーきたのぉーさ(`O´)…(;゜0゜)はっ押して下さると、調子にのります(o ̄▽ ̄o)v
2010年01月21日
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(ロシア版ポスター)Σ( ̄ロ ̄llええ~っ!知らなかった!!!昨年、待って待って待って待って待ちくたびれてあきらめた「MUTANT CHRONICLES(原題)」(2008)が、そのままの「ミュータント・クロニクルズ」ってタイトルで劇場公開が決定してる!!!\(^o^)/…ん?渋谷シアターTUTAYAって、何?普通の劇場公開じゃないの?何よ『オールメディア同時公開』って!?(?_?)ってことで調べてみると、今年のお正月早々発表があったのは3/13より渋谷シアターTUTAYAで1週間限定レイトショー!3/15からアクトビラでネット配信!3/19からDVDのセル&レンタル開始!3/中にはスカパーで放送!って内容。題して、史上初!『オールメディア同時公開』( ̄Д ̄;)…いや確かに、スチームパンク好きにしか受けない微妙な内容だし本国でもひどい扱いを受けてるけれど、トーマス・ジェーンさん主演だしロン・パールマンさんやジョン・マルコビッチさんも出てるしデヴォン青木さんだって…(T_T)何やらキワモノ扱いで悲しい限りですが、観られるだけでも良しとせねば。(-ω-;)興味のある人は3月を…ってホントに物好きな人は私同様輸入版を観てるだろうし、すぐに別のメディアで観られるんだからわざわざ劇場まで行く人なんているのか知らん?とにかく、祝、日本公開。(-。-;)注)公式サイトは見るだけ無駄。(>_<)b押して下さると、調子にのります(o ̄▽ ̄o)v
2010年01月18日
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【以下は2007年7月8日初出の記事を加筆修正したものです。】 良くも悪くも西暦2009年が3D元年になりそうな力作「アバター」。 先日の記事にも書きましたように、3Dは絶対に吹替えで観るべきだと強く感じました。 これを機に吹替えに対する妙な先入観が少しでも減ればイイなと思います。もちろん「ファイナル・デッドサーキット 3D」をはじめ、良くある話題作り=客集めのために妙なタレントが下手な吹替えをしていないことが前提ですけれど。 私は以前「絶対字幕何が何でも字幕」派=字幕信者だったんですが、最近そうではなくなりました。ある海外ミステリーの翻訳家が亡くなられて「もうこの名文を読めないのか」と思ったことから、「そう言えば字幕ってどうよ?」と疑問が湧いたからです。 小説と台本どちらも翻訳になるわけですが、映画には時間・画面のせいで制限があり翻訳精度が低下します。さらに字幕には字数制限があり情報量が低下します。DVDで原語:日本語吹替え+日本語字幕有りで鑑賞したことがある方ならご存じだと思いますが、吹替えは字幕を音読している訳ではなく全然別物です。 字幕は概ね・1行10文字、2行まで・セリフ1秒当たり4文字・逐語訳ではなく意訳ですので 翻訳精度:小説>>>>>吹替え>字幕って感じですね。 そして、字幕も吹替えも物理的に原語を改変しないと仕方ないのですが、吹替えはアレンジするだけで済むところを字幕だと省略せざるを得ないので 『「外国語台本を日本語に再構築する」作業は、字幕翻訳家の個人的な能力に負うところが大きい』 と言うことになります。言わば字幕翻訳家が作り直した台本を読むって感じですね。(「映画字幕は翻訳ではない」早川書房刊(清水俊二:著、戸田奈津子、上野たま子:編集)参照)映画字幕は翻訳ではない「個人的な」とは、例えばニックスや49ersはどこの何のチームなのかとかチョッパーとは何を指すかとかエリザベス女王の誕生日は祝日とか、その国特有の風俗・常識に対する知識も含みます。時間の関係で、先に台本から字幕を作りその後で映画を見る場合もあるとのことですから修正が追い付かず、戸田さんの「ロード・オブ・ザ・リング」騒動みたいなのが起こる一因になっているのかも知れません。 私の今の結論は 「俳優の生の声が聞ける」ことは「映像に集中できる」ことと相殺するとして ・オリジナルの雰囲気:吹替え<字幕ですが ・セリフの正確さ:吹替え>字幕ですので、 内容を理解するためにセリフが重要なミステリーや、人間関係の複雑なドラマは吹替えの方がより理解できると思います。特に、多人数が同時に喋るシーンはどんなに工夫しても字幕は不利ですね。 そして3Dは、何があろうと絶対に吹替えで観るべきです。 まぁどちらも長所短所があるので観客側で選ぶ必要があるし、また選べることが最良なんでしょうね。 でも ・字幕はセリフのエッセンスを縮めたものに過ぎない・「吹替え」が格下というイメージは誤り ですので、字幕信者の皆さんには「字幕神話」をちょっと見直して欲しいなぁと思います。最近では低下した「国語力」に合わせた、より簡素=原語から離れた字幕になっているように思いますし。 余談ですが、作業時間が限られている劇場版よりソフトの吹替えは良いものが多いので一度試されることをオススメします。(劇場未公開作品は除く) 観る側が変われば配給する側も考えを変えて、3Dじゃなくてもまともな吹替版の上映を増やすでしょうし、そうなれば選択肢が増えます。世界的に異常な字幕偏重主義が少しでも変わり、字幕も吹替えもどちらも自由に楽しめるようになればと願っています。押して下さると、調子にのります(o ̄▽ ̄o)v
2010年01月17日
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未公開ホラーに埋まりつつある今日この頃。頑張って書かないと友が貸してくれないからなぁ…(-ω-;)ど・れ・に・し・よ・う・か・な・っ!…えっ!?ジェフリー・コムズさん?え、え!?パトリック・キルパトリックさん!?え、え、え!?ショーン・ヤングさん!?迷わず観ました(^o^)/それはこの映画(^-^)b「Parasomnia(原題)」(2008 米)日本未公開parasomunias=睡眠時随伴症。眠っている間に起こる身体機能の異常の総称らしい。平たく言えば、夢中遊行症(夢遊病)や夜驚症、寝言、歯ぎしり、悪夢もparasomunia。監督・脚本・原案:ウィリアム・マローン出演:ディラン・パーセル シェリリン・ウィルソン パトリック・キルパトリック ティモシー・ボトムズ ジェフリー・コムズ ショーン・ヤング「どんな話?」主人公のダニーは友人を見舞いに行った病院の一室に、催眠術を使う凶悪犯ヴォルプが拘束され閉じ込められているのを覗き見る。邪悪な気配に気押された彼は思わず隣の病室に入り込んでしまうが、そこには1人の若い女性が眠っていた。眠り病の彼女に魅かれた彼は、実験で悪名高い病院に彼女が転院予定であることを聞き込み、とうとう病院から連れ出してしまう。しかし彼女にはすでにヴォルプの魔の手が…オカルト風味のサイコ・サスペンス・スリラー。かなり切ないスプラッター・ホラーでもある。眠り病の女の子が好きになったオタクっぽい男の子が、ほとんど超能力の域の催眠術を使う凶悪犯と戦うお話だ。中盤以後かなりグロいシーンが続くので苦手な人は要注意。コムズさん演じる刑事も絡んで、キルパトリックさんの催眠術に翻弄されるさまはなかなかの見ものだし、予算以上のものに感じるビジュアルは十分合格点。(^_^)主人公の行動には大いに疑問が残るし、結構イライラさせられるのが難点だけど観て損はないので、興味のある人はリリースを待とう。(^o^)/ヒロインのローラ=シェリリンさんはかなりキュートなので(脱いでます)、その点でも見る価値はあるかも。( ̄∀ ̄)屋上で電話を受けた女性が歩き出したかと思うと、そのまま手すりを乗り越えるオープニング。かなり頑張ったシーンで、つかみはOKだ。てか、ショーンさんやんレイチェルやん。レプリカントも歳をとるのか~。てか、ローラの主治医がボトムズさん!?キリコ・キュービィは無関係。すっかり変わってて、全く分からなかった。てか、ずっと頭巾を被せられてて顔の分からないヴォルプはキルパトリックさん。あんまり変わってなくてちょっと嬉しい。てか、相変わらずキレ気味のコムズさんもかなり嬉しい。(^▽^)ローラの眠り病は幼い頃からなので、身体は大人でも知識は子供。ムチムチキュートでも天真爛漫。知らないことが多過ぎて満足に喋れないしヘンな行動を取ってしまうし、目覚めているのは少しの間だけですぐにコテンと眠ってしまう。ダニーは少年時代にローラと会ったことがあるのを思い出し、さらに愛おしくなっていく。ああ、ほのぼの。(o ̄▽ ̄o)でもこれはホラー映画だサイコ・スリラーだ。気の抜けた平和はここまで。突然、どうやってか隣の病室のヴォルプに支配されていたローラが惨劇の幕を開けてしまうって段取りだ。ここの転調さ加減はイイ。訳の分からないままオロオロするだけのダニーにさらに訳が分からない血まみれのローラ。そして、キルパトリック催眠術凶悪犯とコムズ刑事に追われるダニーは頼りなくあたふたと、ローラは悪夢にうなされながら、自動人形に囲まれたクライマックスを迎える。展開の凶悪さがあまり生かされていないと感じるのは、全体的に緊迫感に欠けるからなのか知らん?(^_^;)それでも、飽きることなく最後まで楽しめた映画だった。いやぁ、切ない。(T_T)それにしても、クレジットを見るだけで涙もの。…えぇっ!?STOP、STOP、STOP!!!Σ( ̄ロ ̄llJohn Landis!?ジョン・ランディス!?じょんらんでぃすぅっ!?同姓同名かな?IMDB、IMDB…うほー、本物だ!あのランディスさんが出演してる!(;゜0゜)近年はTVドラマばかり撮ってると聞いてたけど、こんな映画に出演してるなんて!しかも百貨店のマネージャー役…ってベッド売り場の!?まるで80年代人たちの同窓会のような、アラサーアラフォー狙いのコンピレーションアルバムのような…(^_^;)オススメできる○:ちょっと切ないホラー(グロあり)を観たい人オススメしない×:勧善懲悪単純明快終幕爽快を求める人♪ラシドミレドレー、ドレミラシシラー(byゴブリン)「はい、もしもし」「久しぶりぶりブリはハマチのお兄さん。元気ぃ?」「…」「あんたの好きなバカホラー持っていくわ。「I sell The Dead」とか「Smush Cut」とか。」「…」「もしもし、もしもーし。ちょっと、聞いてる!?」ありがたいことです。(T_T)押していただければ励みになります
2010年01月14日
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またぞろ未公開ホラーが溜まってきてる…(^_^;)「Blood River」って面白そう。ん?この監督と役者さんは前にも観たぞ。ってことで、私は結構気に入ってるのに話題になることが少ない映画をご紹介。メイスン&ハワードコンビ。それはこの映画(^-^)b「悪魔の椅子 THE DEVIL'S CHAIR」(2006 英)日本劇場未公開監督・脚本:アダム・メイスン出演:アンドリュー・ハワード マット・ベリー エリーズ・デュ・トワ デヴィッド・ガント「どんな話?」廃墟となった元病院に残された椅子で恋人が無残な死をとげたニックは、超自然的な出来事が起きたとの証言を信じてもらえずに逮捕され精神病院に収監された。4年後、心理学者とその生徒たちが研究のためニックを連れ出し、事件の現場にやって来る。そこにはまだあの椅子が残されていた。果たして…オカルト・サイコ・スプラッター。別の世界とつながった椅子が巻き起こす血みどろホラー映画だ。刺したり血がドバドバ出たりするけれど切り株描写はなくて、ホルモンが少しだけなので普通の人なら大丈夫かも。クリーチャー(ハエがブンブン飛び回っているからバアルゼブブか?)の造形はかなりB級なんだけど、別世界の不条理感やどうしようもない感は「ヘルレイザー」を思わせてなかなかそれらしい感じ。それよりも、かなり強引で力技のどんでんラストは思わず笑ってしまうくらい。笑ってしまうくらいだけど、やりたいことを精一杯やっているのがありありなので、微笑ましくてつい応援したくなってしまった。(o ̄▽ ̄o)bあきらかに風呂敷を広げ過ぎのオカルトホラーの驚きの着地点に興味のある人はぜひ。普通のホラーファンも観て損はないと思う。ちょっとビックリして苦笑するかもしれないけど…。(^_^;)あるカップルが廃病院に忍び込み、がらんとした部屋に残された気味の悪い椅子を見つける。冗談で座ってみてもなにも起こらない。でも怪我した指先から血がポタリ、ガキンガキンシュルシュルグサグサ…ある意味定番のオカルト椅子に恋人を殺されたニックは半狂乱。一生懸命、椅子が殺したと言うんだけどだれも信じない。私だって信じない。で、犯人として精神病院送り。4年後にオカルトの研究をしている学者と学生たちに連れられて舞い戻ってくるって段取りだ。主人公の「語り」で物語が進行。途中、先行き不明でちょっと退屈気味になるけれど、ラストへの複線かも知れないと思いつつ我慢。椅子を巡るドタバタは定番なんだけど、別世界にいける椅子がおもしろいしクリーチャーも含めて描写は低予算なりに頑張ったもの。ふ~ん、てな感じで最後まで鑑賞できるし、一気にたたみかけるラストと凶悪で強引な展開はパンチが効いていて私は大好き。(^_^)登場人物に感情移入しないと納得できない人にはちょっとつらいかもしれないけれど、私は十分に楽しめた映画だった。オススメできる○:椅子ものファン、強引な展開を笑って観られる人オススメしない×:オカルトファン押していただければ励みになります
2010年01月12日
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うへぇ、まいりました。m(_ _)mそれはこの映画(^-^)b「アバター AVATAR」(2009 米)『観るのではない。そこにいるのだ。もうひとつの体。もうひとつの運命』監督・制作:ジェームズ・キャメロンキャラクター・デザイン:スタン・ウィンストン・スタジオVFX:ウェタ・デジタル 他音楽:ジェームズ・ホーナー出演:サム・ワーシントン シガニー・ウィーバー スティーブン・ラング ミシェル・ロドリゲス ジョバンニ・リビシ ゾーイ・サルダナ「どんな話?」戦闘で下半身不随になった元海兵隊員のジェイクは事故死した双子の兄の代わりに、貴重な地下資源を狙う企業が先住生物"ナヴィ"対策として実行中の"アバター"プロジェクトに参加するため衛星パンドラにやって来る。人間とナヴィのハイブリッド=アバターは意識レベルでリンクすることで自由に活動ができ、それを使ってナヴィたちとの交流を図る計画だった。しかし利益を優先する企業と警備する海兵隊からの密命は情報入手のための潜入調査だった。果たしてジェイクは?アバタープロジェクトは?SF映画。と言いたいけれどそれじゃ不足。12年振りにメガホンを撮ったキャメロン監督渾身の映像作品だ。(`へ´)b「以後、3D以外は撮らない」と言明した監督らしくものすごい出来栄えで、SF嫌いの人でも映像だけで驚くこと請け合い。設定やストーリー以外に映像だけでこれほど非日常性を感じさせてくれる作品が世に出て来るなんて、今の子供は幸せだ。私的には、世界一のアトラクションだったUSJの「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド」に匹敵するくらいの体験で、あちらはライドなのに本作は動かない椅子なんだから何をか言わんや。映画ファンは必見。見たことのない162分を体験したい人も必見。とにかく少しでも興味のある人は必見。(`へ´)bた だ し本作をホントに楽しみたいなら・字幕版を観るべからず・ソフトじゃなく映画館でみるべし・2D版を観るべからず要するに『IMAX3Dの劇場で最前列から5~10列目の中央で吹替え版を観る』のがベスト!それ以外だと魅力半減!IMAXが近くにない人は、できるだけスクリーンの大きな小屋を探して3Dの吹替え版をぜひ!少々遠方でも出かける価値は充分にあるよ。やむなく2D版しか観られない人も、字幕版はお金の無駄なのでご注意を。正直言って本作を2Dで観る意味はないけれど。(^_^;)それと、字幕版で本作を観た気になっている人は残念ながらかなりの部分を見逃していると思うので、吹替え版の再鑑賞をオススメする。IMAX3Dの字幕版を観て大失敗。せっかくの映像を観たいのに字幕がものすごくウザったい。3D映画の字幕ってホントに邪魔。3Dだと日本語字幕が最前面だから映像に奥行きがあると、映像を観て字幕を観てまた映像を…遠近のピント合わせが面倒。(>_<)その上IMAXだと包まれ感があるからあちこち見まわしたくなるのに、字幕だとそれもできない。途中で字幕を無視したけど分からない単語が出てくるし黄色い文字が目ざわりだった。続けて吹替え版を観て、やっと満足した次第。冒頭、冷凍睡眠から目覚めるシーン。果てしない奥行きを3Dで見せられる巨大な輸送船の船内は無重力。ゆっくりと回転しているので当然画面が傾いていく訳ですが、それに合わせて思わず頭を傾けてしまった人はもうアバターの世界に入り込んでる。( ̄∀ ̄)前半のパンドラの描写こそが本作のメイン。足の不自由なジェイク同様身動きできない私たちに代わって、アバターがお金のかかった異世界を紹介してくれる。それに対して、クライマックスはホーナーさんのスコアも勇ましく、かなり盛り上がるけれどかなり子供っぽい。せっかく抑えてきたのにキャメロン監督の欠点が溢れ出た感じでちょっと残念。そのせいで「見慣れたストーリーに見たことのない映像」とか「ストーリーはどうでもイイが映像がスゴい」なんて言われるのよ。(*`З´*)「映像に比重を置くために、あえてストーリーは王道かつシンプルにした」んだと思う。これだけ情報量の多い映像に複雑なストーリーだとまとまらないと思うもの。ワープじゃなく冷凍睡眠、反重力じゃなくプロペラっていう進歩したのかしないのか良く分からない設定はキャメロン監督の趣味だと思うけど。それにしても、パンドラって惑星じゃなくて大きなガス惑星の衛星なのね。生物がデカいのは重力が弱いからかな?それとも母星の引力も関係してる?潮汐力はすごそうだけど…やたら信号が流れるのはひょっとして、星全体がものすごく通電する?良く分からないけれどパンドラ全体がある種の超電導体なのかも。だから山が浮く?浮くってことは落すこともできる!?おお、考えれば考えるほど楽しくなってきたぞ。(`▽´)あんなに苦労せずとも良かったんじゃない?エイワさん(擬人化)がちょっと細工すれば、「禁断の山落としぃーっ!」ってのも出来るかも。指先一つで地球人なんか木端微塵だ、わっはっはっは!(o ̄▽ ̄o)…調子に乗りましたが(でも期待した人は結構いるハズ)、ネットワークを連絡に使えないのかってことが気になった。異種生物が繋がれるくらいなんだから、植物経由で他のナヴィ族や他の生物に簡単に連絡できたんじゃないかなぁ?(´ε`)常時接続だと精神や意識が集合体になってしまうだろうけど、好きな時にプラグ・インならアイデンティティも確保できる。かな?好きな人とつながったら楽しいだろうなイヤかえってヤバいかでもやっぱり楽しそう精神的につながったまま別の所もつながるなんてうひひ想像しただけで…何を言ってるんだ私は!?(//▽//)それはともかく、ナヴィ族だけがパンドラの知的生命体で、知性と引き換えにあまり深い結合ができなくなったと解釈しておこう。とにかくエエもん見してもらいました。ごちそうさまでした。m(_ _)mオススメできる○:万人オススメしない×:3Dメガネをかけられない人余談1ナヴィ語は専門家が4年かけて作ったもので、今でもまだ続けているらしい。覚えたい人はサイトを参照されてはいかが?(^_^)b『ナヴィ語ガイドブック(PDF)32ページ』http://www.learnnavi.org/docs/Learn-Navi-Pocket-Guide.pdf余談2世界中で日本だけが、宮崎アニメを引き合いにだすのはナゼ?ラピュタとかギガントとか宮崎基準しか持たない人、特に「もののけ姫」と同じとしか受け取れないある意味"せまい"人には、全惑星的にネットワーク化された意識集合体、知識蓄積体の持つ凄さとその映像化にチャレンジしたキャメロン監督の心意気が伝わることはないだろうな。(´-ω-`)押して下さると、調子にのります(o ̄▽ ̄o)v
2010年01月06日
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新年、明けましておめでとうございます。m(_ _)m昨年も楽しく面白く、また厳しいお言葉をたくさんいただきまして、誠にありがとうございました。本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。m(_ _)mさて、もう3日。今年も恒例、新年大感謝企画いきます!題して「第3回 はりきっていこう バカ映画大賞!」\(^o^)/世に星の数ほどある映画の中から、バカぢから・バカ風味にあふれた映画をご紹介。私の駄文では伝わらないバカぢからをぜひ皆さんに鑑賞していただいて、お正月気分を味わってもらおうというめでたい企画。え?「めでたい」じゃなく「おめでたい」?(^_^;)…ともかくお正月おしょうがつお坊さんが2人。・当ブログで紹介した作品から選出。・基本的にはレンタルか販売されているので鑑賞可能(のはず)。・作品のタイトルは過去記事にリンク。(携帯では不可の方もPCならOK) 以上の条件で、昨年(2009年)紹介した作品142本の中から厳選。(2007年が308本、2008年が218本なのでものすごく減っちゃったなぁ…)(-ω-;)気を取り直して、まず次点から「トランスフォーマー/リベンジ」(2009 米)爆発バカが大金を持つとこうなる。「2012」(2009 米)破壊バカが大金を持つとこうなる。さてこれからは入賞作品。第10位は「ノウイング」(2009 米)凄惨なシーンと裏腹なラストには脱力。不思議系バカ映画の新鋭。第9位は「G.I.ジョー」(2009 米)公開前に見せた映像が全ての一点集中型バカ映画。正義ためなら何をやってもイイ=教育上、子供には見せない方がイイ?そして第8位「キラー・スノーマン」(1997 米)殺人雪だるま。ドラえもんのような手で凶行を続けるキャラが怖い(?)。続いて第7位「トータル・リコール」(1990 米)やり過ぎ感満点のブラック・コメディSF。通行人を盾にするシュワちゃんのデク演技もピッタリ?第6位は「ヤッターマン」(2008 松竹=日活)ドロンボー一味のキャラ&ダンスを実現した怪作。高いテンションが観る人を選ぶ確信犯的バカ映画。いよいよ第5位「ジョン・キャンディの大進撃」(1994 米)強烈なブラックさで笑いの後に薄ら寒くしてくれる名作。知性あふれる(?)バカ映画。堂々の第4位は「カットスロート・アイランド」(1995 米)元祖爆発バカが大金を持つとこうなる見本。船だけでなく会社まで木っ端微塵。栄光の第3位は「女必殺拳」(1974 東映)日本初、本格アクション女優の雄姿をご覧あれ!でも、中身は変身のない特撮ヒーローもの。今の仮面ライダーの方がよほど複雑。さてさて第2位は「カンニバル!The Musical」(1993 米)ホラーとミュージカル、食人とミュージカル。思いつくだけでバカ確実。実話をここまで笑う設定をサービス精神と受け取れるか!?そして大賞、第1位は「サンゲリア2」(1988 米)寛平ゾンビ、冷蔵庫ゾンビで悶死確実。それに噛み付かずに殴りかかるのはナゼ?どうしてそこに隠れてたのか?小一時間問い詰めたくなるけれど、とにかくバカ・ホラーファン必見。コレを観ずしてバカ・ホラーを語るべからず!?いかがでしたか?いつも通りの独断と偏見に満ち溢れたランキングなので異議・異論もおありでしょうが、「第3回はり・バカ・大賞」は見事「サンゲリア2」が獲しました。\(^◇^)/まだまだ世の中にはバカ映画がゴロゴロしているので、気を緩めることなく、どんどん鑑賞&紹介していきます。それでは、また来年お会いしましょう。(^_^)/~押していただければ励みになります
2010年01月03日
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