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※2023.9.7訂正あり(現場にいったら30でなく25mぐらいでした)就職活動中はどうしても自信を失いがちになります。自分自身の原因だけでなく、様々な原因が就職の成功を阻んでくるからです。他人の影響、環境の影響、タイミングなども大きく絡んできます。にもかかわらず、それらが重なってくると★「自分が」ダメなんだ。★どうせ絶対にダメな状況や環境なのだ。と自信喪失したり、絶望して後ろ向きになりがちです。しかし、そんな自信喪失を回復する方法はたくさんあります。(※1)その中の1つに、★自分の意図したとおりの動きを実現するという方法があります。これは成瀬吾策氏が提唱した動作法という治療法を応用するものです。具体的には3ステップを踏んでいきます。ステップ1:自分が成し遂げたい動きや行動を明確に意識する。ステップ2:その実現にむけて努力しながら行動していく。ステップ3:自己コントロールしながら、達成する。具体例を言いましょう。私はサッカーでの右サイドからのセンタリングにはちょっと自信があります。なぜなら、25メートル離れたところからペットボトルにサッカーボールを当てるというチャレンジを成し遂げたことがあるからです。ステップ1として、自分が25メートルからでも正確無比にクロスをあげたいと意識する。ステップ2として、何百回もチャレンジする。その際、常に修正を心がけていく。ステップ3として、単にクロスの技術めんだけでなく、途中の精神的なつらさ(飽き、あきらめ、いらだち)をも含めた自己管理を行いながら、やがて達成していった。最後に達成したとき。僕はガッツポーズをしていた。そして、私の様子を見学していた見知らぬ車いすの女性とその介助の方が、拍手してくれた。(嬉しかったな)★意識ー努力ー自己管理した上での身体運動・行動達成という図式は、例えば私の場合、こんな風に達成されたのでした。内容は人並外れた成果を上げる必要なんてありません。自分が今はできないけれど、達成してみたいと思えることならなんでもOKです。例えば、・ジョギングで2kmをジャスト〇〇分で走ってみる。・太極拳の型(簡易ではないやつ)を流れるように終えられるようにする。みたいなことでもOKです。★体を思い通りに動かす効果 + 目標達成で感じられる自信(自己効力感)の向上が狙いなのですから。(※1)他には認知行動療法、スモールステップによる成功連続、リフレーミング、マインドフルネス、アクセプタンスコミットメントセラピー、レジリエンス向上、アファメーション実施、などが挙げられます。【キーワード】動作法 成瀬吾策 自己コントロール 意図した関わり 自分の身体への能動的関わり
2023.08.22
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内観療法というのは、自分が今までに1.してもらったこと2.お返しにしてあげられたこと3.迷惑をかけたことの3つについて、じっくりと振り返ってみる心理療法です。どちらかというと、心理療法というよりも、精神的な修行という感じが強いかもしれません。(そもそも提唱者が吉本伊信さんというお坊さんです)就職活動では自己分析作業がありますので、内観療法とはかなり相性が良いかと思います。なぜならわざわざ別々に行う必要がなく、一度に2つ行えてしまうからです。一石二鳥というわけです。私も実行してみましたが、以下の効果が期待できます。1.人を信頼する気持ちが高まる2.人への感謝の気持ちが高まる3.自分の責任を自覚できる4.意欲的な行動ができる5.きずなやつながりを感じられて、自信をもてるつまり、人とのつながりを再確認できる作業と言えるでしょう。それも事実ベースですから、説得力が高まるわけです。就職活動も兼ねてのキーマン(振り返るべき対象者)は、次のようになると思います。・養育者(父・母など)・祖父母・兄弟姉妹・親友・恋人・非常に親しい先輩や後輩つまり心理的な距離が近い人で、自分の人生や考え方、価値観に強く影響を与えたであろう人たちとの交流の歴史を、特に上記3点について(内観3問といいます)振り返るわけです。この内観療法は、対人関係療法における相手の捉え方とも相通じる面があります。つまり★いかに重要な他者と良い関係を作っていけるかが大切だという点です。あなたを支えてくれた人たちは必ずいるはずです。是非とも試してみてください。
2023.08.18
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私たち人間(ホモサピエンス)は、長年群れで生活を営んできた生き物です。ですから、コミュニケーションをすることで、生存率を高めたり、生きやすくしたり、得をしたり、という恩恵を受けてきました。ですから当然現代社会においても、コミュニケーションはとても有効な方法です。そしてもしもあなたが不安や悩みを感じているならば、コミュニケーションによってそれらを緩和したり解消したりすることもできます。 では不安や悩みを伝える(コミュニケーションする)上で、どのようなことが大切になるのでしょうか?第1に、相手を選ぶということです。相手の条件としては、人柄が信用できて、能力も高い人が候補になります。人柄が信用できるとは、相手に誠実な面があり、道徳的な面があるということです。それは日頃の言動や、価値観を知ることである程度推測することができます。また★口先だけでなく、実行に移してくれる人(ひとはだ脱いでくれる人)は信用できる可能性が高まります。でも自分自身に人をみる目がないと不安な方も多いかと思います。その場合は、人に魅力を感じる仕組み(対人魅力)を応用してみるとよいでしょう。※対人魅力とは、相手との物理的距離の近さ(近接性)、たくさん出会うかどうか(単純接触)、身体的に魅力を感じる(身体的魅力)、相手と似ている(類似性)、お互いに補い合う(相補性)、好きな気持ちをお互いに投げかけあう(好意の返報性)などの要素から成り立ちます。それらの観点から総合的に、相手が信頼できるかどうかを考える・感じてみる方法です。 次に能力が高いとは、相談相手のコミュニケーション能力等の能力を指します。また解決したい問題に関する知識を豊富にもっていたり、専門スキルや経験を持っているような方も適任となります。ただし、あくまで★能力がいくら高くても、相手が信用できない人間では不安は伝えられないので注意しましょう。 自分の心配や不安を信頼できる相手に伝えることで、心が安定してすっきりするのは、私たちが群れで行動し、サポートしあってきた証です。心理学では不安等を告白することを「カタルシス」といいますが、不安な気持ちを理解してもらい、一方でサポートも期待できる。そういう状況が人間に勇気を与えるわけです。しかし、一方でデメリットも存在します。それは★過度に問題について意識してしまい、更には忘れなくなってしまうという危険性です。特に不安や心配を巻き起こす内容が、過去に実在した問題である場合、その経験をありありと思い出し、脳(扁桃核)を刺激して★嫌な記憶を脳にしっかりと刻み込んでしまい、余計にわすれにくくしてしまうというリスクがあるのです。ですが、心理療法の観点からカタルシスは有効だともいえます。では一体どうすればよいのでしょうか? 私が思慕する故國分康孝先生は折衷派のスタイルでした。折衷派は「せっちゅうは」といい、要はいろんな方法の良いところだけを混ぜ合わせて活用するというスタイルです。私も折衷スタイルが大好きです。ですので、そのスタイルから提案するならば★信頼できる人に対して、時間をとってしっかりと丁寧に自分の不安や心配を語る。そして共に対応策を考える。後は対応策を実践するだけ。やみくもに不安や心配のことは他の人には語らない。よみがえってきても、対応策の実行に集中する。という方法がよいかと思います。カタルシス効果を得ながら、多角的な視点を得つつ、問題解決的な行動ができて、しかも頭に刻み込んで忘れなくなることを防ぎやすいと言えるからです。
2023.08.06
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