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「ええと……何のこと?」
「昨日話しただろ。本来テッカマンブレードの続編は原作に沿った喰らい内容の物だったが、あかほりさとるの一声で変更されたって」
「その変更される前の、本来のテッカマンブレード2が『ラダム再び』なのか?」
「そういうこと。具体的なシナリオも出来てたのに消された作品なんだけど、そのあらすじと予告編みたいなものは公開されたんだ。ネットで昨日拝見した」
「面白かったですか?」
「……ごめん、ダメだわ」
「?」
「うわあ! アキさんが、アキさんが!」
「酷い内容だねこりゃ……」
「うん、細かいことは言わないでおくが、これは悲劇の上乗せというか、本編でやったことを繰り返しているだけではないか。本編の延長線上にあるだけで、それ以上でも以下でもない」
「じゃあお前は、この『ラダム再び』はやらなくてよかったと?」
「そう思ってるよ」
「でも、なんでこうもテッカマンブレード2を廃棄してこっちを映像化って人が多いんだろう?」
「ギャップってやつだろ。テッカマンブレード2のあまりの様変わりについていけない奴が、必要以上に評価しちまってるのさ」
『ラダム再び』の内容が悪いとは言わない。
しかし、テッカマンブレード本編の後に見たら「うわあ……」と嫌な気分になると同時に「またかよ……」と思ったと思う。結局は何も変わってないんだからな。
皮肉な話だが、『ラダム再び』がここまで評価されているのは、テッカマンブレード2の存在があるためだと思う。もしこれが先だったらもっと評価はシビアだったに違いない。
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