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「って、大丈夫なの?」
「いや、大丈夫大丈夫、題名にはああ書いたけどそれほど重度じゃないし」
「本当か?」
「……正直、ポケーッとする。やたら眠いし」
「さっさと寝なさい。もう……」
「……酷いなこりゃ」
「ん? 何読んでるんだお前」
「あ、フォルトか。ええと……まあレビューみたいなもんだ。もっとも、これは単なる悪口と言っていいがな」
「ああ、それか……確かに悪口だな。ズタボロというかボロクソというか。批評というより批判というより、ただ悪態ついてるだけに思える」
「だよな。あるコントで「いい読者とは楽しもうとする読者。非難するのも楽しもうとする行為の一つだが、たまに楽しもうともせず文句ばっかり言う読者もいる」なんていうセリフがあったけど、これなんかまさにそれだな。そんな文句ばっかり言うなら見なきゃいいのにってこの手のレビュー見るといつも思うよ」
「……お前はどうなんだよ」
「ぐっ……! で、でもさ、コレの何が一番問題かって、悪口を言うだけでこうしたらいいのにとか全くないことだよな。つまり悪口を言うのが目的であって手段ではない。楽しもうとしているのはその作品ではなく、作品に悪口を言う自分みたいな」
「……何を言ってるんだかわからなくなってきたが、ようするに、この手の人達は別に改善とかを考えてはなく、ただ悪口を言いたいがためにこういうレビューをしてると?」
「実際いるよ、世の中にも。映画とか漫画とかドラマとか、普通に本が出せる人にも辛口とか称してこんな雑言のぶちまけ晒して喜んでる人がいるんだわ。そんな嫌いなのにこの人達なんで批評なんかしてるんだろうって疑いたくなる」
「需要があれば供給があるって奴だろ。少なくとも金出して本作ってる奴らはそういう悪口レビューが売れることを見越して作ってるんだから。ネット上は知らんけど」
「だよなー。作品に対する愛とか一切ないんだよな。ただ自分の自己掲示欲と知識曝け出す場所が欲しいって言うか。テロリストと変わりないじゃん」
「……お前が批評家とかそういった類の人大嫌いなのはわかったから、それくらいにしとけって」
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