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「いよいよ最後だね」
「ああ、最後だ」
「なんとまあ……」
「爆発したアンプル、近くにいた米沢さん含む警察官が感染したかもしれません。しかし彼らは逃げずに汚染された部屋を密閉封鎖します」
「本当は逃げたくて辛いだろうに、さすがは警察官だ……」
「なんにせよ、感染した可能性がある彼らは隔離病棟送り。これ以上の感染を防がねば……」
「漏れても被害は少ない? どういうこと?」
「あのウイルスは毒性が強すぎて、すぐに死んでしまうそうだ。だから感染者もウイルスを広範囲にばら撒くことなく死ぬ。だから大丈夫だって小菅が」
「一人死ぬのだけで大問題なんだ馬鹿! いい加減にしろこのイカれ学者!」
「とにかく感染してるかどうかは調べるしかありません。レベル4の確定診断ができるのはあの研究所だけ……ん? 千沙子さんに誰かから電話が来ましたよ」
「……検査結果をポジティブ(陽性)にしろ!? なにそれ!?」
「隔離病棟からすこぶる快調な米沢さんから電話が来た。なんでも、防護服に包まれた男に何か注入された男の様子がおかしいようだ」
「注入された? 他のやつらは快調だし、小菅に聞いたら一時間で発症、ウイルス散布するそうじゃないか。もう一時間経ってるだろ」
「……まさか」
「ど、どうしたんだ?」
「これ、ものすごくやばいんじゃない?」
「杉下さんから病院にいる亀山へ依頼。防護服を奪って隔離病棟に入ること。発祥しているらしい患者を隔離するためだ」
「病室内で隔離て……いや何か手はあるんだろう。しかし、病室に入ったら亀山も感染する危険性があるぞ。とんでもないリスクだ」
「しかし亀山は臆せず突入。そこらにいた奴から防護服を奪い隔離病棟へ」
「どうしてそこまで信じられるんだ? 米沢さんたちが助かる可能性もあるが、杉下さんが間違っていたら自分も……」
「「何年あの人の相棒やってると思ってんですか」だって。くうぅ……」
「みんなで発症した人に防護服着せて……ああ、こうやって隔離するのか。って吐血した!」
「ところで……病室行く前に言った「これが杉下さんとの最後の事件になる」って、なんだ?」
「あのウイルスは偽物だった? 確かに未だ一人しか発症していないが、どういうことなんだ?」
「とりあえず何か注入した男捕まえるべきですが、なんとそいつはさっき亀山が防護服奪った男でした。しかしまだ感染の危険性があるので動けない……あ、伊丹さん、病院にいるついでにトイレで気絶してる男捕まえてください」
「一方研究所では千沙子さんが全員ポジティブとの診断結果を……バレバレなんだけどねー」
「偽物であることはほぼ証明された。ならば本物はどこだ? そう考えさせないために、本物を持つ何者かが病棟に侵入してウイルスを注入、その場で感染させる気だったんだ」
「何者だ、そんなことをする奴は?」
「……自衛隊、だよ」
「ええっ!?」
「小菅に殺された後藤さん、自衛隊の人間だったでしょ? 千沙子さんを懐柔してウイルスをすり替えたそうです。どうせこんなとこで寝かせてても意味がない、それに比べて自衛隊ならきっと役立てられる、ですって。どう役立てるんですか殺人ウイルスを。最低ですね」
「フィールドワーク(海外への微生物調査)の資金をくれるってんで乗ったそうだ。こいつホント誘惑に弱すぎるだろ。おかげで死人でたんだぞ。しかも未感染者見殺しにしようとしたし」
現実VS虚構(ニッポンVSゴジラ) 2016.08.31
レビュー企画 相棒Legend12 2015.09.20
レビュー企画 相棒Legend11 2015.07.28
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