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「やれやれ、また遅れちゃいましたね」
「こっちにも事情ってもんがあるんだよ! とにかくやるぞ!」
「冴子の話によれば、ウェザーのメモリを井坂に与えて、照井の家族を殺したのはシュラウドってことになるんだけど、本当なのかな?」
「本人が認めたぞ。オールドの件からもわかるとおり、やはり照井はドーパントの精神攻撃が効かない特異体質。テラーの攻撃も耐えきれる照井をWのパートナーとしたがったのそのためだ。しかし、その原動力が憎しみだから、井坂に家族を殺させるなんて……!」
「シュラウドは恩人なんかじゃなく、この女こそが家族の仇だったわけか。照井が復讐の刃を振りおろそうとしたその刹那、横からクレイドール、若菜が横槍を入れてくる。前回といい、こいつ、どうしてシュラウドを狙う?」
「若菜はシュラウドの正体を知ったのです。その本名は、園咲文音……え、ま、まさか」
「やはり園咲家の、フィリップや冴子、若菜さんの母親にして、琉兵衛の妻だったんだ。しかし、その妻がどうして姿を消して正体を隠してミュージアムと敵対していたのか。理由を告げず、シュラウドは去ってしまった。果たして彼女の復讐の本意とは?」
「ああ、翔太郎すっかりおじいさんが板について……早くなんとかしないと。ってあれ? みゆちゃんだよね? 隣に連れてるおばあちゃん誰?」
「――! おい、このばあちゃんあの馬鹿母の娘の久美ちゃんじゃないか!? 老けさせ屋の仕業ってのがわかるが、依頼人は、ひょっとして……!」
「ああ、良枝さんだ。自分の娘の仕返しに、光子さんの娘にこんなことを……そりゃ先にやった光子さんが悪いが、子供は全然関係ないだろうが!」
「ていうか、そんなことする金あったら、老けさせ屋に自分の娘元通りにさせる方が先でしょ。向こう所詮金目当てなんだから。憎しみで全然物が見えなくなってます。何より、仲良しの子の母親が互いにいがみ合ってる様なんか、子供にとっちゃ悲劇以外の何者でもないですよ」
「結局自分の憎しみをぶつけただけだな。そのことをさすがにキレた照井に言われて二人も意気消沈。しかし、割って入った劇団長のおじいさんがこれを庇う。二人は、子を思う愛ゆえに暴走してしまっただけなのだと。愛は理屈ではないのだ」
「愛、か……それはひょっとして、シュラウドも一緒なのかな」
「当然、そうだろうな。フィリップに対するエゴとも言える愛は、これまでのシュラウドの言動から明らかだ。その全てに利己的なものは一切なく、ただフィリップのためを思いやってきたんだ。そのために、照井の家族の死を利用してまで――」
「薗咲家は家族共々それは平穏に、幸せに暮らしていましたが、ある時を境に琉兵衛はフィリップ、来人を道具のように扱いだした。きっとメモリ開発のことですね。そしてシュラウドはフィリップを奪われてしまう。その復讐、そして何よりもフィリップを取り戻すため彼女は行動していたのです」
「ミュージアムに対する憎悪は、全てフィリップへの愛情の裏返し、か……そう考えると、シュラウドも哀れな女だな」
「それを、手が届くところにいた息子自身にも隠していたんだからな。しかし、今フィリップはそれを知ってしまったが……それより先にオールドを仕留めに行こうぜ。憎しみの力なんかいらんことを証明しよう。翔太郎が待ってるからな」
「ちょっ、翔太郎おじいさんなんだよ!? Wへの変身もままならないのに、老けさせ屋に勝てるわけが……!」
「はっはー! 舐めんな馬鹿! じいさんになった如きで翔太郎が堕ちるかよ! さあ、貴様の罪を数えやがれ!」
「正に年齢を感じさせない翔太郎。Wになってもいつもと変わらずオールドを追いつめます。あ、やばい。例の精神攻撃がきます!」
「照井ががっちりガード。さあ、風都を守る三人の仮面ライダーの力を見せる時だ。トライアル×アクセルグランツァーの特別コンボで仕留めてやれ!」
「絶望が貴様の……ゴールだ!」
「えっ!? 井坂が照井の家族を殺したのはシュラウドの指示じゃないって、どういうこと!?」
「シュラウドは、テラーを倒す井坂の執念に目を付けただけで、あいつがあそこまでの怪物だってわからなかったんだよ。当然照井の家族を殺すことも。多分、照井が特異体質だって知ったのは家族が殺された後だったんじゃないのか? 照井にアクセルのベルト与えたのは、Wの練習という意味もあるだろうが、罪滅ぼし的な意味もあったんじゃないか」
「しかし、シュラウドに非がないわけじゃないよな。あそこまでの虐殺は意図になかったとはいえ、メモリを与えてしまった責はあるし、家族を失った照井の悲しみを利用したし。前回言ったけど、「親は子のためなら修羅になれる」――まさに、子の愛のために自ら修羅人(シュラウド)になったのか」
「しかし、もうその必要はない。琉兵衛を倒す役目は三人が受け継いでくれた。フィリップの前から立ち去ってしまったが……なに、再会のチャンスはあるさ」
「まあ色々あったけど、子供たちも元通りになったし、親も仲直りしてめでたしめでたしじゃない?」
「……どうも、そうはいかないみたいですよ? 財団Xが、文音さんが昔開発した次世代型ガイアメモリ、T2メモリ26本を極秘裏に護送しています。AtoZ、これで何を企んでいるんでしょう」
「なるほど、こっから劇場版に繋がるのか……果たして、どういった展開になるのかな?」
現実VS虚構(ニッポンVSゴジラ) 2016.08.31
レビュー企画 相棒Legend12 2015.09.20
レビュー企画 相棒Legend11 2015.07.28
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