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「前回、変身できない翔太郎が絶体絶命の危機だったけど……ん、誰か助けてくれた!? 誰!?」
「なんと冴子です。加頭に返してもらったタブーメモリでフィリップと若菜さんを助けようとしています。変身解除し生身でタブーの攻撃を受けた加頭はさすがに……え、死んでない? ど、どういうことですか」
「こいつネバーだったのか……映画版に出てきた不死兵士さ。そんな怪物相手に冴子も勝てず、若菜ともども拉致されてしまった。翔太郎たちは逃げるしかない。無念だ……」
「ユートピアは人の希望、願望など生きるため必要な感情を奪い取る。照井が精神攻撃に強い体質じゃなきゃもっととんでもないことになってたろう。と言っても十分瀕死なんだが……翔太郎が変身さえしてればなあ」
「そんな真似が翔太郎に出来るものか。フィリップを死なせてしまうだけじゃない、翔太郎は相棒を永遠に失うことに……ん、電話だ。誰からだ?」
「――でええぇぇ!? 加頭からだよ!? これって刃野さんの携帯なのに……」
「あの野郎、とんでもないことやらかしました。フィリップの精神にダメージを与えるため、ウォッチャメンや刃野さんたち、街のみんなを襲ったんです。ユートピアの力で生きる力を奪われたみんなはのっぺらぼうに……しかも亜樹子まで。最低極まりません」
「失意と、怒りと悲しみにくれるフィリップ。それを自分が覚悟を決めなかったせいと嘆く翔太郎。このままではいけない、これではフィリップは安心して成仏もできない。フィリップが笑顔で別れられるように、翔太郎はおやっさんの形見たる帽子をかぶり、決意するのだった」
「若菜を復活させ、ガイアインパクトを実行しようとする加頭。しかしこいつ、本当に冴子のこと好きだったんだな。感情全然こもってなかったけど。それで裏切られても簡単に許して求愛するが……聞きゃしないな冴子。それどころか若菜を逃がそうとするし」
「まあ彼女は若菜を憎んでいたんじゃなくて、若菜のみ偏愛する父への満たされない思いから来る嫉妬だからな。その父がいなくなった今、若菜を憎む理由などありはしない」
「でも、タブーでもユートピア相手じゃ……ああ、やられちゃったよ!」
「あれだけ悪行を繰り返してきた女でしたが、最後は実の妹を守ったの死……哀れですね。やっぱりこの女も、メモリによって家族を引き離された犠牲者だったということでしょうか。そして――彼女の傍にたたずむ一人の男」
「冴子も殺して、いよいよガイアインパクトを発生させようとする加頭の前に、おやっさんの帽子をかぶった翔太郎が現れる。生身のまま、ユートピアに戦いを挑む。華麗なフットワークで攻撃をかわし、ガジェットでユートピアを縛り上げると、若菜さんを救いだし施設を爆破する」
「駆けつけたフィリップと共に、今度こそW最後の変身をする。風都を、街の皆を守るもの、それが仮面ライダー。たった一人になったとしても、悪を許さぬ正義の心こそがライダーの証。行け、これが最後だ……変身!」
「「さあ、貴様の罪を数えろ!」」
「おおーっ! あのユートピアに圧倒的な戦い! すごいよW!」
「Wの力、それは街を愛する心。そして――フィリップ最後の思い。ユートピアの希望を吸い取る力など何の障害にもなりません。それではいきますよ、最後の必殺技」
「プリズム×エクストリームのツインマキシマムドライブで、いくぜライダーキイイィィック!!」
「っしゃあ! ユートピア撃破だぜ! やったな!」
「……だが、これでもうフィリップは……」
「永遠の別れを意味する変身解除を、翔太郎は自らの手で行うことに。でもその一歩が踏み出せない。当然だよ、そんなの……」
「そう、ですね。フィリップという個体はここで消滅します。しかしフィリップは地球の記憶として、ずっと相棒とこの街を見守っていくでしょう。――そう思わないと、やってけませんよ。とりあえず、笑顔で消えることはできたんですから……」
「ラスト。若菜さんは病院へ搬送され、とにかくこれで悪との戦いは幕を閉じたな。――とても喜べる結末ではないが」
「残されたのは、翔太郎へと送られたフィリップからのプレゼント。その中身は……んな、ろ、ロストドライバー!?」
「そうか、フィリップは翔太郎が一人でも街を守っていけるようこれを――最後の最後まで、なんて男なんだ」
「仮面ライダーで泣くかと思ったのは生まれて初めてだ……間違いなく平成ライダー史上最高傑作と言えるなWは」
「そうなんですが、なんか最終回が不穏な空気です。まさかまたディケイドの再現するんじゃないでしょうね」
「さすがにそれは……もうないんじゃないかと」
現実VS虚構(ニッポンVSゴジラ) 2016.08.31
レビュー企画 相棒Legend12 2015.09.20
レビュー企画 相棒Legend11 2015.07.28
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