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南北戦争のきっかけとなった「アミスタッド号事件」を題材に黒人奴隷解放の歴史を描いた映画。スティーブン・スピルバーグ監督、1997年の作品。アンソニー・ホプキンス、モーガン・フリーマン等主演。 あらすじはスペイン船「アミスタッド号」に囚われていた黒人たちが暴動をおこし、故郷に帰ろうとするが失敗しアメリカの海岸で捕捉されてしまう。 彼らはことばが通じず逮捕され裁判にかけられる。まず法廷で、彼らは自分たちの奴隷だとして返還要求を求めるスペイン代表と、自分たちのものだとする船主、捕らえた自分たちのものだとするアメリカ海軍将校、そして奴隷反対の立場から解放を求める彼らの弁護側(主人公側)とが意見を主張する。 これらから徐々に絞られスペイン国代表と弁護(主人公)側の争いになる。主人公側は所有権の問題を主題にとり、彼らの一人、シンケ(ジャイモン・フンスー)とコミュニケーションが取れるようになったことから、かれらを故郷へ帰すべきだと主張する。そして裁判に勝訴する。 しかし選挙で忙しい大統領はスペインとの関係悪化と南部の不満からの内戦を恐れ、司法に対して権力を行使して、最高裁に上告させる。 窮地に陥った弁護側だが元大統領で元弁護士のジョン・クインシー・アダムス(アンソニー・ホプキンス)が本格的に弁護に加わり、勝訴する。 そして南北戦争へ…。という内容。 さすがスピルバーグ監督だけあって、ただの記録映画に陥っていない。話が展開するに従って徐々に真実が明らかになり、状況が明白になっていく。そのストーリ展開は駆け引きが面白くてあきない内容となっている。 また黒人のエキストラさん達よくやったなぁ、と思う。屈辱的な過去っていうのは誰もが思い出したくない。またこの映画に出ることによって自分のルーツと向き合わねばならなくなる。そういった精神的な方面での試練の中しっかりと演じているのはすごいの一言では終わらせられないものがある。 シンケを演じた人は始めてみたけれどはまってた。この映画でデビューしたらしい。 最後に元大統領(アンソニー・ホプキンス)が弁護で演説を打つだけど鳥肌が立つほどいい。『羊たちの沈黙』等のあのイメージとはまた違った役で新鮮だった。老獪な爺さんかと思わせといて、最後は芯のあるところ見せるからナイス。 あと財産権などの弁護をやってる貧乏弁護士ボールドウィン役のマシュー・マコナヘイもいい感じ。外見に無頓着なインテリって感じが出てた。物語が進むに従って成長していく姿もよかった。 翼氏のお勧めで見たが、よい映画に出会えた。以前『ビラヴド』を勧めてもらって読んだがそれに対する理解が一層深まった気がする。感謝。
2006/05/30
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『芥川龍之介集』(文芸春秋社)がラウンジに置いてあったので何気にめくっていると引き込まれてしまい何作か読んでしまった。 特に『河童』は面白かった。 ある一人の男が河童を追いかけているうちにその世界に連れ込まれてしまい、河童の世界で暮らすようになる。そこでは何もかもが人間の世界を諧謔的にしたものに満ちている。 気ままに暮らしていたがある日帰りたくなり、人間世界に戻るが狂ってしまい精神病院行き。そこで完。 全ての点で見方が鋭くて面白い。河童の世界という架空を使って現実を皮肉っている。芸術を取り締まる警察(発禁処分など)、女性の恋愛における駆け引き、戦争、労働新聞のくせに資本家と繋がるメディア、近代思想の滑稽さ、自殺等等。 とにかく全てにわたって現実への皮肉に満ちている。例えば哲学者の河童のノートにある警句、 最も賢い生活は一時代の習慣を軽蔑しながら、しかもそのまた習慣を少しも破らないように暮らすことである。(『河童』抜粋)等等。読んでて思わずにやりとしてしまった。 以前ある日本文学を研究している教授の授業を取っていた時、芥川龍之介の自殺についてこういっていた。「彼は古典の素養もあり、知識、観点ともに優れていたが実際の社会生活を知らなかった。そこに自身の限界を見ていたのではないのか。」 それも一理あるのかもしれない。作家というのはいうなれば社会の傍観者である。漱石などは一度実際の社会で働いてから作家になった。当事者であった経験があるのだ。しかし芥川は学生時代に認められた。当事者になっていない(確かそうだった)。 しかしそうすると、職業作家はたいしたことは無いのだろうか?否。よい作品を残した人はいる。中国現代文学の作家・巴金やロシア文学の作家ドストエフスキー(地主の端くれだったかな?)など。上手く思い浮かばない。作家だけで生きることは難しいんだな。 そのほかには『老年』『ひょっとこ』『手巾』などを読んだ。
2006/05/24
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昨日、『ダ・ヴィンチ・コード』を観に行ってきた。公開初日(だったと思う)に話題作を観たのは初めてだ。理由は絶対混むから。入れなくて立ち見かなと思ったけれど座れた。しかし最前列!隣の翼氏と共に首を振りながら見ていた。首疲れた(笑)。 内容は象徴学者ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)がパリのルーブル美術館館長ジャック・ソニエール殺人の濡れ衣を着せられた所から始まる。 館長の残したダイイング・メッセージから彼が秘めていた歴史上の秘密を彼の孫娘であり暗号解読官である、ソフィー・ヌヴー(オドレイ・トゥトゥ)と共に解き明かしていくミステリー。 原作を読んでいたのでこの内容を映画化するのは大変だろうなと思ってた。何しろこの物語の一番の売りは膨大なる薀蓄であるから。小説なら説明がどんなに長くなっても苦にはならないけど、台詞でやられたらきついかなと感じていた。 しかし様々な画を交えることによって説明を動的なものに仕上げていた。製作者は苦労しただろうな。とても分かり易かった。原作を読んでいない翼氏も薀蓄の部分はしっかり理解していたので原作を見ていなくても楽しめる作品といえる。 登場人物はけっこう想像通りのキャストだった。特にリー・ティーピングとシラスが読んで想像してた感じそのままだった。 小説と映画を比較するとどちらも好い所はある。小説だと自分のペースで細部まで理解でき、映画は視覚的に理解できる。どちらにもスピード感はある。どちらも楽しめると思う。 この映画、カトリックの反発と抗議を招いているらしい。バチカンは見ないように勧告してるらしい。自分のようなキリスト教徒でないものは切迫感が無いのだが。確かにキリスト教の歴史から見れば目くじらを立てざるをえない論なんだろうな。 あと、付け加えると原作のストーリーを幾つか削って、変更している点もある。でもあまり気にならなかった。ストーリーをメインにしていないせいだろうな。様々な建築物、風景が見れるので原作読んだ人でも満足できると思う。観にいけるとは思ってなかったので意外で楽しいひと時を過ごせた。
2006/05/22
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「少しこれからは内面を記すだけでなく、外の世界を記しておきます。後で自分が振り返るために必要かなと感じまして。」 「いいんじゃないかい。たまには中を覗くぐらいにすればいい。」 「ではしばしのお暇を。」 「またな。」 しばらく内面対話をやめて外部の世界を書いてゆきます。 翼馬氏の親友、蒲公英氏に会ってきた。紀伊国屋で翼馬、蒲公英両氏と待ち合わせ。 前日にちらりと会っている。HNから大人びた静かな女性を予想していた。想像の中ではなぜかロングヘヤー(笑)、仲間由紀恵風。実際はショート(になるのかな)のかわいい印象の人だった。翼氏は「おこじょ」と形容。それも一理ある。3児の母とはとても見えない。イメージは所詮イメージだな。 事前に「かわいい人」という印象を聞いていたがすっかり忘れていた。なんて形容したらいいんだろうな、外見はタンポポっぽい人といえばいいかな。嫌味のない黄色とか桃色が似合いそうな人。 ルックスとしては翼氏と並ぶと対照的といえるかも。二人並ぶと友達と呼ぶより「カップル」と呼びたくなるような似合い方。外的印象はこんな感じかな。「子供達のお土産の本を選んでるんです。」なるほど。息子達想いのお母さんだ。「そんなことないですよ~。普段は図書館で借りるから、こういうに買って帰るんです。」素晴らしい。それから嫡男は探求したがりなことをうれしそうに語っていた。「こちらはいいですから好きなところを見ててくださいね。」よく遠慮する人だな。「二人のお邪魔してすいませんね~。」「(荷物を持とうとした時)いいですよ。気にしなくて。」きっと初対面で緊張してるんだろうな。この異常な遠慮の仕方は誰かさんを思い起こさせた。隣の誰かさんを。「家では本は図書館で読むようにしているんです。買ってたら家が本でいっぱいになるから。でもこういうときは買って帰るるようにしてるんです。」この考え、誰かと似てる。私は買う派なのだけど、それもいいと思う。 話題は主に息子さんたちのことだった。長男は探求好きで変わり者。次男は器用。三男は食い意地が…。などの話を楽しそうにしていた。特に長男の話題が多かった。『お母さん、相対性理論と万有引力の法則は関連性があると思うんだよね。』『(蒲公英さんの読んでいる心理学の教科書を見て)その本は僕にはまだ難しそうだね。』と息子が言っていたことを楽しそうに語っていた。息子さんを愛してるんだな。 また息子達が蒲公英さんの取り合いをすることも話していた。「母さんはお父さんと結婚しているのよ、って言ったら、『それじゃ僕は誰と結婚すればいいの~?』っていって泣くんですよ(笑)。」息子さんが学校で指輪を作ってきてプレゼントしてくれた時のエピソードを語ってくれていた。愛されているんだな。 自分も兄貴と母さんの関心を引こうとしていたことを思い出した。兄とよく「母さんなんで親父と結婚したんだろうね。母さんならもっといい人つかまえられたのにね。」とか話していたことを思い出した。 そうして息子達への絵本を選び、購入。きちんと袋を三つ用意して。 お昼だったので蕎麦屋で食事をとる。行き道で翼氏とは付き合い年数の割りに会う機会は少ないがいつもマシンガントークになること、本音の濃い付き合いができることなどを語ってくれた。 なるほど、二人は内面において共通した感覚を有しているのだなと感じた。蕎麦屋では先ほどに続いて息子さんたちの話題を楽しんでいたが、ひとつ自分が失言。「才能あるんですね。」翼氏の顔が険しくなった。言い方まずかったな。人にはそれぞれ向き不向きがあって、物事の探求に向いていることを言いたかったんだけれど、才能論とも取られかねない。言葉の選択を誤った。当の本人はお世辞として流してくれたからよかったけれども。気をつけよう。 話題は受けている通信制の大学の話に。大変ですね~、と感心すると、「そんなことないですよ~。」と謙遜。周りには通教していることは言っていないらしい。「言い訳をしたくないんですよ。」すごい、と同時に辛いだろうな思った。確かにかっこよくはあるんだけどね。俺には真似できない。 バス停への行き道、蒲公英氏が尋ねた。「翼馬さんのどこが好きになったんですか?」答えに詰まった。今回初めて翼馬氏との関係を知っている人と話している。翼氏に言う言葉は思いつくけれど、第三者に向けて説明する言葉を用意していない。そのことを伝えると、「翼ちゃんはいい子だから大切にしてくださいね。」理解してくれたのかな。勿論です。言うまでもないこと。翼氏が私と一緒にいてくれてることは常に感謝してます。でも困るのはいつから恋愛感情を持ち始めたのかはっきりしないんです。もともと、目的に向かって真っ直ぐ突っ走る所を尊敬はしていたんですがね。あえていうなれば「火」なところ、ネットで見せるかわいらしさに惹かれていったのかな。そしてお別れに。蕎麦屋に向かうあたりからこちらの緊張もなくなっていた。何より話題が切れなかったから。「見送りしなくていいですよ。」最後まで遠慮はしていた。癖になってるんだろうな。しかし手を振ってる顔には笑顔があった。翼氏と話せてすっきりしたんだろう。翼氏の親友、親友ってのは会っている時間の長さじゃないんだな。
2006/05/21
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タイ映画。『マッハ!!!』の撮影チームが作った作品ではないかと思う。とにかくワイヤー無し、CG無し(サッカー選手以外)にこだわっているアクション映画。 物語は主人公の麻薬王・ヤン将軍を追い詰め、逮捕するが上司が殉職してしまう。 ショックからしばらく立ち直れず、妹の辺境の村への慈善事業に付き添う。そこで偶然、ヤン将軍の配下たちの襲撃に遭い、村は占拠され、村人が人質となる。配下達は村人の命と引き換えにヤン将軍を引き渡せと要求する。 襲撃の際、隠れていた主人公は配下たちに核ミサイルの用意があり、逃げる際にバンコクに向けて発射する予定であるのを知る。しかし、そこで見つかって捕らえられる。 主人公は人質になっている村人を説得し、ミサイル阻止のために皆で戦うことを決意させる。決起した村人は七人のスポーツ選手(テコンドー、ラグビー、セパタクロー、サッカー、体操など)将軍の配下達を薙ぎ倒し、見事に彼らを殲滅し、ミサイルの軌道を曲げてバンコク市民を救う。そこで劇終。 ただのアクション映画だけではなくてタイ事情も織り込まれてある。辺境の貧しさ、麻薬の拠点と化している国情等、タイ社会も描いている。 アクション面に関しては昔の香港映画を髣髴とさせる感じ。少年時代成龍(ジャッキー・チェン)の映画見て育ったからそれを思い出してた。 しかし、危険すぎでしょう。いつか必ず死人が出るぞ、という感じがした。冒頭に敵がトラックから落とされるシーンがあるんだけど、少しずれてたら車輪に轢かれてる。すごいのを通り越して危ない。危なくないアクション映画なんて無いのだけどね。 あと政府が提供でもしてるのかな?国を高揚するような表現があってストーリーが真面目なものになっている。なのに主人公の7人は理不尽なほど強いし、現実離れしている。そこのバランスが微妙。 あと残虐シーンが気になる。村人が殺されていくシーンは怖くて見ていられなかった。簡単に人がバタバタと死んでゆく映画が最近は受け入れられなくなってきた。 今作は少し規模がでかくなっていてどうも受け入れ難い部分が多すぎた。
2006/05/19
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自分の研究方向と近い学会を探してきた。そこに送る文書を添削してもらった後、「よく探してきたね。私も入ろう。」行動した分、きちんと返してくれるから好きだ。頑張れば頑張った分だけ真剣に向き合ってくれる。「ありがとうございます!」お昼の合間での一コマ。
2006/05/17
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武侠映画。ツイ・ハーク監督、レオン・ライ(黎明)ドニー・イェン(甄子丹)等主演の『セブン・ソード』を観た。 清朝初期、漢族の反乱を抑えるために禁武令というものが布かれ逆らうものは悉く抹殺されてゆく。 その中で反抗していた傅青主(ラウ・カーリョン[劉家良])は傷を負い瀕死の状態で天地会という会党(秘密結社のようなもの)に助けを求める。しかし拒絶され韓志邦(ルー・イー[陸毅])、武元英(チャーリー・ヤン[楊采?])と共に西域の奥地、天山に向かう。そこで刀匠と4人の侠客に出会い、7人に剣が授けられ「七剣」と称される。 彼ら七剣は天地会の危機を救い、清朝の手先である風化連城(スン・ホンレイ[孫紅雷])一派と対決する。さまざま苦難と犠牲を乗り越えて彼らを倒す。 しかし元の禁武令は依然としてある。それをを断つため、北京に向けて出発する。そこで劇終。 アクションは香港映画を好きな人には堪らないものだと思う。ワイヤーアクション、スタントあり。動きがトリッキーで面白い。 『無間道(インファナル・アフェア)~終極無間~』でレオン・ライを見てクールな演技をする人だな、と気になっていた。今回も冷静な役。顔の表情、笑顔のままだから不気味で面白い。 ドニーは『英雄(ヒーロー)』でアクション俳優だと認識してた。やっぱアクションがいい。韓国語しゃべっていたけど実際できるの? 途中まで字幕無しで観てて、少数民族の言葉と韓国語には字幕が出ないことに気づいて断念。あきらめて途中から字幕有りで観た。中文字幕入れてくれないのかな? 武侠ものに現実を求めちゃいけない。いわば日本でいう所のヒーローものに近いからストーリーは大雑把。7人は主人公だから確実に死なない。死ぬのは最後らへんだろう。でも武侠に対する基礎知識ない人でもアクションはいいので楽しめると思う。 最後を考えると次回があるんだろうな。どうなるんだろ。 レオンの演技とドニーのアクションが観れたので自分的には満足できるものでした。
2006/05/17
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「今年は楽天市場をから花を探して送ってみました。喜んでくれてた。」「よかったじゃないか。」「でも喜びは半分でしょうね。早く独り立ちしないと、本当の親孝行じゃないですよ。」「それは君の見方だろう?母は喜んでた。それを素直に受け入れろ。」「ひねくれるな。」「そうですね。」
2006/05/14
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午後の1コマ。「実は進路のことで相談したいことがありまして…。いいですか?。」「なんだい。」「今まで就職活動をしていたのですが、どうもしっくり来ませんでした。(真剣になれませんでした)そもそも就活をしていたのは研究のお金が無いからで…、研究者になりたいためにこういう方法をとったんですが、どうも何か違うような気がする。 色々やってみたけれどもどうすればいいのか分からなくなりました。研究者になるためにはどうすればいいんですか?別の方々にも相談してみましたが、最終的には担当の方に相談しなさいとなります。ので相談に来ました。」「まず、専門に合う学会を見つけるべきだね。…それがそうない。しかしあるはずだから探してみなさい。」「それから仕事をしつつ研究会に参加して論文を投稿する。その道しかないね。…そのうち結婚ということになって子育てに忙しくなり、そのようなことは言ってられなくなるんだ。そこで選択を迫られ…(あきらめることになるんだよ)。」「…そうですか…。」「君は教職を採っていないからね…。」「すいません。教師になるつもりが無かったので。」「まあ昔は「たら」「れば」教師といわれたものだが。今と違って教師はそんなものだったからね。」「今は採用が厳しいですからね。」それから志望している業界の説明をしてくれた。「…必ず仕事はあるはずだよ。あきらめず探しなさい。UKなんて卒業式の2日前に決まったんだから。あきらめずにやりなさい。」ここから道化師の茶化しが入り話頭が愚かな方向へ。以下閑話不提。帰りがけの1コマ。偶然会う。「先生。お疲れさまです。」「会議があってね。…が君を褒めてたよ。できると。」「!普通にしてただけですよ。」「これぐらいのレベルの生徒なら普通ですよと言っておいたよ。」「(笑)」「君が不遇をかこっているといっておいたよ。」「」「それでは」きっと、フォローしてくれたんだろうな。ありがとうございました。
2006/05/12
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「初めから熱中面白い仕事など見つかるはずがない。仕事は面白くないと高をくくればいいんだよ。」「今までが異常だったんだ。お前は楽をしたがる癖がある。これは人間の自然だ。仕方がない。楽しいことをしたかったらそれ相応に苦しめ。」「現代の文明は楽ばかり求めるきらいがある。生きることなんて所詮苦しみなんだと言い切れたらたらどんなにか幸せだろう。」「一生、その仕事に取り掛かる訳ではないのだから気楽にいけ。」「でもそれでは通らない。安定がないことがこれほど苦しいなんて思わなかった。」「とにかく、この馬鹿馬鹿しい茶番を続けなければならない。」「弱いな。君は。」「今、やっている事もまったく深め切れていない。君の人生はすべてが中途半端なんだ。」「それでもやらないよりも、やるほうがいい。」「まだ全然腹が括れていない。」「何も分からなくなってしまった。誰か答えを下さい。」「どこにも答えなんてないんだよ。あるのは不安だけ。」「どこに進もう。八方塞(ふさがり)の壁の中にいるようだ。」「笑え。こんな時は笑うしかない。」 「何とかなるさ。すべてにあるがままなんて、できないのが今の世の中。少しは割り切って生きよう。」「それができたらどんなにか幸せだろう。」「ぼやくな。愚痴るな。」「きりがない。」
2006/05/09
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柴咲コウ、オダギリ・ジョー主演『メゾン・ド・ヒミコ』を観た。内容はさておき出てる二人が気になって観た。 内容はゲイだけの老人ホームの館長、卑弥呼(田中泯)の娘(柴咲コウ)がヒミコの恋人(オダギリ・ジョー)に誘われ、「メゾン・ド・ヒミコ」で働き出す。 様々なことがあって皆と心を通わせていき、最終的にはヒミコが死んだ後も一緒にいるようになって劇終。 よく分からない映画だった。 柴咲コウがさえないブス役という設定みたいだけど、どれだけメイク落としてもあのアクセントのあるはっきりした眼は変えられない。作品中に「ブス!」って罵られるシーンあるけど違和感感じる。元々綺麗な女優さんのする役でないのでは?と感じた。 あとこの作品、ゲイって言う設定が必要なのかな?別に無くても違ってもいいような感が。 音楽は優しくて綺麗だった。 しかし結局、何が言いたいのか、主題なのか、最後まで分からない映画だった。『ジョゼと虎と魚たち』の監督だから期待したのにな。残念。
2006/05/05
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最愛の人を殺された人間の心情を描いた作品。浅野忠信主演。毎日映画コンクールで氏が主演男優賞をとった作品。浅野氏はミステリアスな所が好きで、出てる映画も面白いものが多いので気になって観てみた。(以下、ネタバレなど一切考慮に入れず書いてます) 物語の舞台は東京の下町。 父が死んだことで写真館を継いだ元戦場カメラマン・民郎(浅野忠信)は幼馴染、マリ(池脇千鶴)の友人・亜弥子(エリカ)と出会いお互いに引かれ結婚することになる。 幸せな日常を着々と積み重ねてゆくが、ある日突然、少年によって亜弥子が殺される。少年は更生のため軽い罪で出所となる。 亜弥子を突然殺されて以来、怒りと失意に沈むが、表面上の生活では周囲の励ましもあって徐々に元の生活状態に戻る。しかし内面では常に少年に対する憎悪の念を抱き続け復讐すべきだという感情が消えない。それに漬け込むかのようにジャーナリストが煽り立てる。 知らされた場所へと出かけ何度も逡巡する。最後に実行に移すが復讐の鬼となりきれず、手を止めてしまい未遂に終わる。皆の待つ場所に戻ろうとするが明るい場所との隔たりを感じ、どちらにも馴染めないという形で劇終。 メインのところだけあらすじにしてみました。他にもここには書き切れない様々な要素を含んでいる。 メインテーマは理不尽に最愛の人を奪われた人間の心と感じた。複雑なものを映画でうまく描いているし、浅野氏もよく演じてると思う。台詞はそんなに多くないんだけど、最後の形相といい表情の動きで心情が感じられた。やっぱ、すごいな。 あと個人的に。亜弥子役の人誰だか知らなかったんだけど、なんだか日本人離れした南方系の濃いはっきりとした顔立ちの女優さんだった。似てはいないんだけどなんだか自分の想い人を連想してしまって仕方なかった。最近よくあること。が、プロフィールを見て納得と驚きがあった。 そのせいで主人公に感情移入してしまい、自分だったらをやたらに考え込んでしまった。少年の無差別な殺人(この映画では少年の人格・動機については描いていない)って最近新聞に掲載される記事だから余計に身近に感じて考えた。多分、監督はこれを狙っていたのだろう。邦画であまり見かけない(といってもプロモされないだけかな?)、社会的な考えさせる映画だった。『誰も知らない』とか『理由』がこれに近いかな。 最後の灰色の結末には納得。復讐を遂げるでもなく、まして忘れては生きられない。どちらも選択できず、生き続けなければいけない。これが人間のリアルではないかと思う。 一つ難癖をつけるとすれば、サブテーマというかメイン以外がなんだか中途な感じがする。まあ、映画は全てを描かないところがいいのかな。 色々と考えさせられるよい映画だった。
2006/05/03
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