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陳凱歌[チェン・カイコー]監督『PROMISE(原題:無極)』を観た。中国映画。真田広之、張東建[チャン・ドンゴン]、謝霆峰[ニコラス・ツェー]の日韓港の俳優の共演が面白そうだったので。 物語の舞台は人間と神が同居する神話時代。 少女・傾城は満神と出会い、真実の愛を代償にそれ以外は全て手に入れることのできる美貌を手に入れる。 20年後、傾城(張柏芝[セシリア・チャン])は王の妃となっている。しかし王が公爵・無歓(謝霆峰[ニコラス・ツェー])の反乱を受けて窮地に立っている。傾城は気まぐれから王を裏切り、殺されそうになるが、将軍(真田広之)の華鎧を着た従僕の崑崙(張東建[チャン・ドンゴン])が将軍に成り代わり王を殺害して傾城を救出する。しかし無歓から追い詰められ、崑崙は傾城を助けるために崖から飛び降りる。 その後、無歓に捕えられた傾城を崑崙が救出。しかし将軍が救ってくれたものと勘違いし、彼を愛するようになる。崑崙は去り自分の故郷を捜す旅に出る。 傾城と将軍は仲良く暮らしていたが、ある日部下が来て戻って欲しいと頼み込む。しかし無歓の罠で両者とも捕えられてしまう。戻ってきた崑崙は将軍を助けるために自分が身代わりになり死罪になる決意をする。 将軍の裁判の中で傾城は自分を助けてくれたのは崑崙だったという真実を知る。最後に無歓と将軍が戦い、将軍が死亡、崑崙は無歓と相打ちになる。崑崙は時を遡れる黒衣をきて傾城に再び最初の選択をさせる。 武侠映画と言っていいのかな?俳優たちがみんないい演技している。主要人物も5人程度だからよく掘り下げて描写している。 配給がいいのか結構セットとか画に凝っていてきれい。あらすじにすると長くなるがそんなに難しい内容じゃない。要するに一人の女性から発生する悲劇といえばそれまで。まあ、満神が変な約束さえしなければ…、なんて言い出したらきりが無い。運命は気まぐれだということかな? 今回、一番驚いたのが真田広之とチャン・ドンゴンの中国語。彼らにとって外国語なのに様になっていた。短期間でよくあれだけのレベルに到達してる事に感心した。きちんと聞き取れる。彼ら努力の人なんだな。
2006/08/30
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ジェット・リー主演『SPIRIT(原題:霍元甲)』を観た。アクション映画。前から観たかったもの。 歴史上、実際にいた霍元甲という人物の生涯を描いた作品。 武闘家の家に生まれた霍元甲は父の武術に関心を持つが父は文人として育てようとする。その反発と憧れもあって武の道に励む。 成長し、並みいる武闘家を倒して天津一にあと一歩まで登り詰める。天津一と目されていた秦爺を倒すが、相手が死亡。更に発端が自分側の過ちだったことを知り落ち込む。追い討ちをかけるように秦爺の弟子が報復のため、霍元甲の母と娘を殺害する。何のために生きてきたのか分からなくなり発狂。放浪の旅へ。 その後、力尽きて河に身投げした所を少数民族の母子に救われる。そこで心の平静、自分を恢復させる。 その後、墓参りのために故郷に帰ると半植民地状態の中国に直面。武闘家として中国の「自強不息」(訳では「努力し向上せよ」となっていた。なぜ?)に尽力。陰謀の手にかかり毒殺される。 ジェット・リーは中国武術の魂を表現したいといっていた。相手を倒すための拳ではなく相手と魂の交流をするためだと。 その考えも一つだろう。剣道をしていたけど相手との気の攻め合いは他のものでは得られない心の練磨が存在する。それを感じ出したのは高校の頃だけど。もっと強くなると魂の交流という風になるのだろう。 しかしながら、所詮闘いは闘い。どんなに御託を並べても武器(拳などの肉体系も含む)とは殺しの道具だし、競技となっているのはルールによって制限しているから。かろうじて成立しているが、もともとの目的は如何に相手を殺すかというのが事実だ。 最近、そのことを普通の映画でも感じだした。というのは隣で一緒に見ている人が眼を覆い悲しみ痛がるから。その時自分が麻痺してしまっている事に気づいた。子供の頃から暴力によって悪を倒すものが当たり前だったからだろうか。 時代の感覚が変化しているせいもあるだろう。映像技術の進化も要因かもしれない。ジェット・リーもそこらへんで苦悩したんだろうな。 でもやっぱりアクションや格闘技が嫌いにはなれない。それはやはりそこに人間の必死な姿、輝き、技の競いあいが存在するから。これは男性視点なのかもしれない。(ちなみにホラーとグロテスクを主体とした映画は勘弁)
2006/08/28
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久々に用があり都心へ。 用事を済ました後、想い人の友人の一人と南口の花屋で待ち合わせ。 両者ともすぐに気づいてくれた。思ったよりも小さい。前に少し会った事はあるのだが、座ってあったり、他の事に注意がいった事もあり、じっくり観察したのは今回が最初だ。想い人は会わせて、反応がみたかったらしい。 一言で言って健康的なかわいさを持っている人。前は果敢なさの人なのかな?と思ったけど笑顔が健康的。でも眼の奥に芯の強さがある気がする。虹彩も髪も茶なので全体的にライトな感じになっていた。話に聞くと役の為らしいから外見の印象は時によって作り変えるのだろう。 演劇人。そういう人種と話すのはたぶん初めてじゃないだろうか。どこまで、どういう共通の話題を作っていいものか最後まで探しあぐねて、お茶を飲みながらの約一時間の会話が終わった。 話題としては、「演劇でものを創るってどんな感じなんですか?」「演劇人と想い人の出会いについて」ということが主な話題。ここぐらいしか共通の関心事が見当たらなかった。私としては有意義だったが他の二人としてはどうだろう。まあ、こんな事書いていると「またmaroninが反省している。」と言われそうなのでこのくらいに。全体としては楽しかった。でも欲を言うならもう少し余裕が欲しかった。自分としては幾つか小さな聞きたい事があった。というのは岡山出身の友達が何人かいたので知り合いかどうか尋ねてみたいということだった。でもそれは個人的な興味だから控えた。 また一度地元に戻っているということを聞いていたのでそこらの話を聞きたかったのだが二人は既に話している事だろうし…、と考えて逡巡した。 結果として考え込んでしまったので相手も緊張させてしまったらしい。 その時は良かったが思い返してみると反省点が多い。少し程度を測りかねてしまったことが一番の反省点だろう。 そんなこんなで時間が過ぎてお別れ。まあ、全て完璧に振舞えるわけじゃないよね。ただ色々話を聞けたのはよかった。 写真は茶菓子のティラミス。コーヒーと合って美味しかった。
2006/08/28
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二人と別れた後、またもや南口の花屋で待ち合わせ。今度は学部時代の友人。自分は外語系の専攻だった事が起因してか、男性より女性の友達が多い。クラスが男女比1:3だったからだろう。今回会うのもその一人。ちょっとしたきっかけから会う事になった。 彼女は国籍不明な顔立ちなので周りが勝手にjenniferというミドルネームをつけてしまった。本人も半ば冗談で使っているので此処では冗調を込めてジェニとしておこう。「ハーフなの?」彼女に聞くと眉を顰(ひそ)める。昔から言われ続けたせいだろう。器量良しのそのくせ気取ってない元気娘という感じ。頭もしっかりしていて主張はしっかりする人。最初の頃、何人かファンのような奴がいたくらいだ。でも自分はどこにそんな要素があるのか分からなかった。たぶん九州の女性を見慣れているせいだと思う。主張が強くて核心を突くことを言うんだけど時々的外れがある。要するにものは言うけどしっかりとした根拠があっていっているわけではなくて、あてずっぽう。つまり完全に話を理解して言っているわけではない。たぶん理解している2~3割の情報で自分の想像力を当てはめてアドバイスやコメントをするのだろう。まあ、会話なんてある意味そんな部分があるけど。 まあ要するにジェニと話すと時にズレを感じざるを得ない。しかしそこは明朗さでカバーしている。 今回は一つ聞いてみたいことがあったので頭からその話題に入った。「社会人3年目だけど、どう?」来年から社会にしばらく漬かるのが正直、不安だったのでいろんな意見を聞いてみたかった。話してくれた事で解決はしないけど少し腹を据えることが出来た。 その後ビリヤードをしながら気晴らし。実力もお互い初心者に毛の生えたぐらいだから拮抗。結果は4勝3敗。ジェニ曰く、「勝ちを譲ってやったのよ。」言わせておいた。想い人はビリヤードするのかな、なんて考えてた。その後食事をしている際、色恋談義をしていたらなんだか急に想い人に会いたくなったので眠たくなったふりをしてお開きにする。 連絡をすると深夜だったけど大丈夫との事。話をして映画を見ていると日付が変わる。一時、一時が貴い。善き哉、善き哉。
2006/08/27
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C.S.ルイス原作『ナルニア国物語~第一章ライオンと魔女~』を観た。宣伝を見ててなんとなく気になっていたので。 ファンタジー。 第二次世界大戦中の英国。疎開先の田舎で4人兄弟姉妹の末っ子、ルーシーはかくれんぼの最中、箪笥に隠れ偶然、ナルニア国に足を踏み入れてしまう。それを端緒に4人の兄弟姉妹はナルニア国に迷い込む。 そこは神話の中のような不思議の世界。白い魔女によって世界が雪に閉ざされている。そこでは4人の子供が世界を救うという予言があり、成り行きで世界に深く関わっていき予言の通りになる。 第一章って銘打たれてるから尻切れトンボで終わって「乞うご期待!」みたいになる作品かなと予想していたがきっちり完結してくれた。これ一つで一個の作品じゃない?と感じたのでサイトを見てみるとどうやら『ナルニア国物語(年代記)』という題は後から、別の人がつけたのもらしい。 大変に分かりやすくてすっきりとした作品だった。特にゲーム等で知っている空想上の生き物が沢山出てくる。ドワーフ、グリフォン、ケンタウロス、ミノタウロス、サイクロプス等。フォーンっていうのは知らなかったけど、あのタムナスさんっていうのいい味出してた。 子供向けのファンタジーなので安心してみれた。一緒に借りてきた『世界』が少し頭を使うものだったので、いい清涼剤の役割を話してくれた。 しかし素朴な疑問なのだがどうして英国のファンタジーはこんなに人気なのだろうか?最近で映画化されたものをみると『ハリーポッター』、『指輪物語』などがある。更にゲームの世界では沢山の引用されている。子供向けのファンタジーだけれども決して侮って作ってないからだろうか?たしかにストーリーとか世界観がしっかりしている。 作者はアイルランド生まれの人らしい。アイルランドってケルト神話とか音楽とか、創作方面で何かと優れたものが多い。不思議な場所だな。 そんなことを思った。
2006/08/25
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「今日、一通のメールが来ました。今までまだ先だと思っていたことが現実味を帯びてきました。」「いいんじゃないか。今まで少し堕落ていたから。また緊張感が戻ってきていいだろ?」「でも少し不安ですね。今まで自分が扱っていたのと全く違う分野で生きるようになるんですから。」「何事も勉強だよ。まだ若いんだから自分の範囲を限定しちゃいけない。今は広げる時期だよ。しばらくプレッシャーに晒されていなかったから最初は辛いだろうね。だけれども人間には慣れという機能が付いている。それを最大限に活用しなさい。」「もう一つ、しばらく回り道しなければならない。不安ではないけど…。」「それは君自身の問題だよ。」「分かってます。いつでも全力で緊張感を持って取り組みます。」~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「あと修論が問題ですね。計画の半分も行ってません。今、書いてはいるんですが思ったよりつまらない、意味の無いものになりそうだ。」「じゃあ変えるのかい?」「比喩や慣用を用いた表現をまとめてみようかと思います。」「平凡だね。先行研究がいくつか無かったかい?」「…そんな気がします。でも何か書かないと指導が受けられない。夏の成果をなんらか出さないとこの夏何をしていたのか分からなくなります。」「煮詰まってるね。その状態が一ヶ月、いやそれ以上続いているね。尻に火が点かないとやれないのかな?」「そうじゃないんですが…、なんだが情熱というやつが起こってこないんです。」「まあ、今は我慢の時だよ。君は発想やアイデアを出すのは好きでも地道な努力と言うか、単純作業に弱い。こらえろ。」「あともっと危機感を持て。」
2006/08/23
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賈樟柯[ジャ・ジャンクー]監督作品『世界』を観た。ヴェネチア国際映画祭正式出品作。北京の今を描いた作品。 北京にあるテーマパーク「世界公園」でダンサーとして働く桃[タオ](趙濤[ジャオ・タオ])を中心に変わりゆく北京の人々の日々を描いた作品。(「世界公園」は世界の名所のミニュチュアを置いたテーマパーク) 桃は太原から北京に出てきた外郷人。毎日、ステージに上がって踊る(?)事で生計を立てている。毎日がテーマパークという非日常だが単純な生活を続けている。 彼氏の太生[タイション]とは長い付き合い。太生は世界公園の警備員で桃と同郷人。桃とは付き合っていて前の彼氏に嫉妬したりするがまだ若くて気が多く、桃の信頼を少し重いと感じていて、仲間の一人の女性に誘惑されたりしている。 その二人が代わり行く大都会・北京のなかで家族のため出稼ぎに来ているロシア人女性、堕落への誘惑をする金持ち商人、同郷から上京してきた仲間の事故死、結婚する友人、上司をたらしこんで昇進する仲間、北京を通過点にして世界に出て行こうとする人々などを描いてゆく。 まずは言語方面。 普通話[プートンフォア](標準語みたいなもの)を話している時は聞き取れるけど太原訛りなど方言で話されると字幕に頼るしかない。ロシア語は全く分からないのは言うまでも無い。 物語面。 日々の生活を描く作品なので短い話が沢山詰め込まれている。その全てから北京の人々(特に外郷人の心情)を感じる。一場面一場面に中国のリアルを感じる。 こうしなければならない、ああしなければならない等の示唆的なものは全く無い。しかし今の生活、果たしてこのままでいいのか?という疑問を訴えかける作品だと感じた。
2006/08/22
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ジェット・リー(李連傑)のデビュー作『少林寺』を観た。新作『SPIRIT(霍元甲)』の方を観たかったのだが全部借りられていた。変わりにこちらを借りてみた。 時代は隋朝の頃。役人から父を殺され、瀕死の状態で少林寺に辿り着き助けられる。 その後、寺に入り少林寺武術を教わり、後に唐王朝を起こす李世民を助け、寺の仲間の力を借りて父の仇である王将軍を打ち倒すという内容。 1982年の作品。ジェット・リーが若い。今も動きが早いけどこの時なんだかキレがある。話の内容よりも立ち回り(アクション)重視。いろんな少林拳の型が見られる。その型を見せるための映画。 中国武術っていつも思うんだけど一撃必殺じゃないんだね。本物の戦いであんな踊るように進むとは思えない。まあ、見栄えがいいから見ていて楽しいけど。でも子供の頃ジャッキー・チェンは本当に強いと思い込んでいた。 武術=殺人の手段という構図。でも所詮その通りなんだよね。今はそういう風になっていないけど。 若い頃のジェット・リーがみれてよかった。
2006/08/16
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火野葦平著『花と龍』を読んだ。地元、北九州の事(まあ小倉と若松は区が違うが)を描いた小説。リリー・フランキー著『東京タワー』に少しこの人の事が出ていたので気になって読んでみた。 作者の父である玉井金五郎と母、マンの半生を描いた小説。 作品は明治編と昭和初期編の上下編に分かれている。明治編。金五郎が四国の松山を飛び出していずれは中国大陸にとの夢を持ち北九州にやってくる。一方マンも広島の田舎を飛び出していずれはブラジルへとの夢を持ち同じく北九州にやってくる。金五郎は一介の沖仲仕から仕事もよく出来ることからぐんぐん出世。戸畑に移りマンと一緒になる。喧嘩嫌いで情に厚い事から皆から慕われるようになり一つの仲仕の組を任されるようになる。その後若松に移り吉田一派と対立しながら成長していく。昭和初期編。金五郎の組も成長し、彼自身は市会議員になっている。その後三菱炭積機問題、長男、勝則の結婚などがあり吉田一派との対立を深める。その中で足掻きながら生きてゆく金五郎の生き様を描く。 自分から見れば3代上の世代、曽祖父の頃のお話。最近、故郷の事に興味がある。「故郷は、遠きにありて想うもの」とはよく聞くがまさに今それなのかもしれない。おそらく自分のルーツを知りたいのかも知れない。 元々歴史に興味はあった。しかし地元の歴史に興味を持ったのは最近だろう。外から見る故郷。そうするとなぜか知りたくなってくる。自分が昔いた場所についてあまりに無知だった事に気づくからだろうか。それとも郷愁に浸りたいからだろうか。 作者の書いている通り、荒くれ者の暴力社会だった若松の中で必死に正しく生きようとした一庶民、玉井金五郎を描いている。 たしかに北九州は炭鉱の街で気性が荒い事で有名だ。離れてそれを改めて実感した。とにかくヤンキーが多い。夜の街など怖くて歩けなかった。一般人が歩いていて因縁をつけられる街なんてそう無いだろう。おそらく日本で「ガラの悪い街のランキング」でもすれば必ず上位に食い込むだろう。最近は変わってきてるみたいだが。 母にこの小説の事を聞いてみると知っていた。「知っとるけど読んだこと無いね~。ヤクザの小説やろ?」と言っていた。読んでみて感じた事。これはヤクザの小説じゃない。作者は単に父親を描きたかっただけだ。作者の父親の世代の若松は確かに荒くれ者の社会だった。その中で生きてきた父親を描くと自然ヤクザも出てきてしまうが主人公、金五郎はそれに抗して生きた姿を描いている。 「小説とは一民族の秘史である」(バルザック)というが、この作品は北九州の歴史を知る上で有意義な小説だった。
2006/08/15
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チャン・ツーイー(章子怡)主演『SAYURI』を観た。色々と違う意味で話題になった映画。 一芸者の半生を描いた作品。 姉とともに貧しい漁村で暮らしていた少女、さゆり(大後寿々花)は母が病気であることから口減らしのため、人買いに売られてゆく。売られた先は置屋、そこで女中として働かされる。そこで売れっ子芸者、初桃(コン・リー)にいじめられる。さゆりの中に非凡なものを感じたから。 絶望的な毎日の中、橋のたもとで泣いていると会長(渡辺謙)に声を掛けられ、優しく慰められる。そこから会長に近づく為、芸者になろうと決意する。 成長したさゆり(チャン・ツーイー)は一人の芸者、豆葉にその才能を買われ訓練を受ける。半玉(芸者見習い)となり座敷に上がるようになる。すぐに周囲の注目を浴び始め、都一番の芸者となる。 その後水揚げの儀式のため様々な人を誘惑し競りをさせて値段を吊り上げ、色々な葛藤、初桃などの妨害、思わぬ事件もありながら何とか高値をつけ自分の身を買い戻す事に成功する。 その後第二次世界大戦が起こり疎開。2年後に会長が現れ米軍の融資を引き出すために接待してくれと頼まれる。恩も好意もあるさゆりは協力を決意。再び芸者に戻る。 接待は上手くいくが以前、水揚げの時に誘惑した延(役所浩司)から迫られる。彼をあきらめさせる策を弄すが親友であるおカボに裏切られ、会長への想いを絶たれる結果となる。 その後、芸者として暮らすがある日、会長が迎えに来てハッピーエンド。 細かい部分を気にしなければ楽しめる映画だった。 画は綺麗。とにかく美にこだわっている。芸者を演じる女優が綺麗。特にチャン・ツーイーとコン・リーの共演は中国映画をよく見ている人にとっては面白くないはずが無い。国際的に見てコン・リーは90年代の中国映画を代表する女優だといっていいだろう。対してチャン・ツーイーは2000年代を代表する中国の女優であるといえるだろう。これはあくまで国際的な観点。国内は違うだろうが。その二人の共演はとても良かった。 コン・リーは一言で言って妖艶な感じを出していた。とても40代には見えない。 チャン・ツーイーは芸の場面があるのだがしっかりこなしていた。さすが踊りを学んでいただけはある。そういえば『HERO(原題:英雄)』でも結構な立ち回りを演じていた。芸者の格好をしている時も綺麗だけど普段も綺麗という不思議な綺麗さを持っていた。 日本人女優でも綺麗な人いるけどな…。たぶんハリウッドで活躍する日本人女優って思い当たらなかったんだろうな。うーん、栗山千明とか?でも眼がきつ過ぎるのかな?小雪とか京都の人らしいからいいと思うんだけど…、でも少し憂いを帯びてる雰囲気だからかな?勝手な想像。 『ラストサムライ』と同じく幾つか気になる点がある。神社にお賽銭投げるのに中には黄金の仏像…。まあ神仏冥合とか言って無理やり解釈できない事も無いけどケアレスミスだよね。そんなのが何点か間違い探しのように点在する。でもそんな細かい所を気にしてたって始まらないだろう。 あと香港で上映禁止になった事件だけど、要するにキャストが問題ってことだろう?芸者に中国人を使う。芸者=娼婦の構図らしい。下のほうはともかく上のほうは違うんだけどなぁ。なかにし礼の『長崎ぶらぶら節』とか見ればそこらへん理解できると思うんだけど。まあ感情を考えてみれば仕方ないのかもしれないが。こんな状態ではいつまでたっても何も始まらない気がする。 そんなことを思った。
2006/08/11
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1972年に起きたアンデス山脈での飛行機事故から奇跡の生還を果たした人々を描いた作品。想い人のお勧め。 ウルグアイのラグビーチームが飛行機をチャーターしてチリ遠征に向かっていた。その途中、アンデス山脈のど真ん中でパイロットの操縦ミスにより機体が山と接触、雪山のど真ん中に墜落する。 墜落後生き残った46名は極寒の寒さの中、僅かなチョコレートとワインを食料にして飢えを凌ぎつつ救助隊を待つ。しかし怪我の傷などで徐々に死者が増えていく。 しかし、雪山の中白い機体を見つけることは困難なため、救助が打ち切られる。そのことをラジオで知る。皆は絶望するが仲間の一人ナンドはアンデス山脈を越えてチリに出て、助けを呼ぶ決意をする。 動くためには食料がいる。背に腹は変えられない状態に陥った彼らは死んだ仲間の肉を食べて生き延びる決意をし、実行する。 その後徐々に探索範囲を伸ばし希望を見出しかけるが夜中に雪崩に遭いさらに8名死亡。 遭難から約二ヶ月、暖かくなってきたのを見計らって身体の比較的元気な3名を選んで山脈越えを決意。体力の衰退と精神の絶望を乗り越え、山を越え救助隊を呼ぶ事に成功する。 人間の生命力の強さ、極限状態での心理を事実に即して描いた作品と感じた。 しかし作品を見ていて常に感じていた事。どうしてかまくらを作ったりして暖をとる方法を考えなかったのかな?なぜ最初から火を起こさなかったのかな?そうすれば狼煙(のろし)になるのに…。少しずつ日中の暖かい時にキャンプ地を移動すれば案外そんなに苦しまずとも良かったんじゃないか?とか思った。 しかしメイキング、ドキュメンタリーを見ているとそんなことはできなかったと理解した。皆、事故でほとんどが負傷しており、動ける状態じゃなかったのだ。私の見方もその場に置かれてなかったもののただのゴタクに過ぎない。 若きイーサン・ホークも出ている。また回想し述懐する人は本人では無くマルコビッチだったらしい。分からなかった。 あとこの作品の中で「神に会った」という表現が頻出するが理解できなかった。遭難者は全員カトリック。理解しがたい事実を神と称しているのだろうか?自分には理解できなかった。 人肉を食って生き延びたという事が問題になったらしい。たしかに人を殺してその肉を食ったということなら問題だが、極限状態の中仕方なくこの決断をしたのだから彼らに火は無いだろう。 そんなことを感じた。
2006/08/10
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キーラ・ナイトレイ主演『ドミノ』を観た。 実際にいた女賞金稼ぎドミノ・ハーヴェイのお話。 全てはドミノが捕まってからの回想で物語が進む。 父は映画スター、母はモデルという家庭に生まれる。母との生活、普通の暮らしに飽き、新聞広告に乗っていた賞金稼ぎの仕事に応募。賞金稼ぎとなる。 死を恐れないドミノは様々な危機を潜り抜け賞金稼ぎの世界でトップに立つ。 しかし僅かな綻びから坂道を滑り落ちるようにして大きな危機に陥ってしまう。 仲間全員が殺されぼろぼろになるが生き残る。そこで終了。最後に本人がワンカットだけ登場。 実際にいたとしたらすごい人間だ。メイキングに登場する本人は目つき鋭くハンサムな女性だった。モデルもやっていたのだから当然か。とにかく屈強な女性というより鋭い女性だった。 キーラもロックな感じがまた違った感じで似合っていた。現代劇もやるんだ。気の強い役柄は変わらないがまた違った魅力を放っていた。 自伝アクション映画とでも言おうか。とにかくそういう内容のものだった。
2006/08/06
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三日目は七時起床。朝食を済ましチェックアウト。食事はカレイの焼いたのが美味かった。 朝、実は大変に不安だった。前日遊覧船に乗ったのだが非常に適当で時間通り運行するのかが疑問だったからだ。そのことでかなり神経質になっていた。気づかぬ間に相手に当たってしまった。少々反省。 名古屋までほぼ順調に乗り継ぎを続ける。道中は相手はゆっくりと休んでくれていた。自分はその間読書をしたり、音楽を聴いたり、景色を見たりして過ごす。 米原―名古屋間の列車内で小学校低学年の少年二人がじゃれあっていた。どうやら兄弟らしい。家族4人で旅行のようだ。二人で観察をしていたが、長男の方は父親に次男の方は母親に似ていた。 ふと、昔を思い出した。自分もこんな風に兄貴とじゃれあっていたなぁと。兄とは2つ違い。しかし小さいときの二つ違いは難しい。力の上では敵いそうで敵わない。だから弟という立場を最大限に利用した。 現に目の前の兄弟はじゃれあっているが弟の方は常に父親を背にして兄とじゃれている。つまりいつでも助けを求めて父親の力を利用できるようにしているわけだ。現に時々兄が本気になりそうなときは父親に助けを求めていた。 私もいつも弟の特権を最大限に用いていた。今思えば少々狡賢かった。 母親は座って眠っていた。男三人にとってのお姫様なんだろうな。そんな暖かい家族を見ながら名古屋に着いた。 いつも通過していた名古屋に途中下車。何かと話題なので一度降りてみたかったのだ。 名古屋では人と待ち合わせをしていた。ネットで知り合った50代のおじさん。幾度か東京に来た折に飲んだことがある。眼の綺麗な大変面白みのあるおじさん。 元々会う予定ではなかった。平日だから仕事だろう、そう思ってひつまぶしの店を教えてもらうだけにしようとメールした。しかし「友達いるんですか?迷惑でなかったら案内しますよ。」というお誘いがあり無碍(むげ)に断るのも悪いので甘えさせてもらう事に。 おじさんは白の半袖シャツに黒ズボン、小さな皮の肩掛けバック。いつもながらシンプルな軽装。お仕事はどうされたんですかと聞くと、「友人との付き合いがだいいちだから…、せっかくまろにんが来てくれるんだからね。」…これがこの人の価値観なのだろう。僕等の世代にはほとんど見られなくなった価値観。「上からはやんや言われたけどね。気にしない。」なるほど。代償はきっちり払っているわけか。とにかく動きや言動から見てこの人は今まで観たことのあるおじさんの中で一番バイタリティに溢れている。人の3倍は動いている感がある。どんな人生を歩いてきたのかは知らないが力のある人だということは分かる。 ここで一つ心配していたのは想い人のこと。彼女は初対面に弱い。そこを越えれば魅力を示しだすのだがひどく緊張してしまう癖がある。まあ、誰だってそうだが。 きっちり緊張していた。でもなるべくの努力はしてくれていた。食事の際、何度か話に加わって何度か話題を提供してくれた。感謝。 地下鉄に乗って行ったひつまぶしのお店は夜は会席も出している所だった。そこでうなぎの蒲焼を酢漬けにしたもの、うなぎの肝、うな玉、そしてひつまぶしをご馳走になった。ひつまぶし(ウィキペディアより)写真は三膳目。写真を撮るのも忘れて夢中で食べてしまいました。それぐらい美味しかった。 食事の後は名古屋のアメ横を散歩。服屋が沢山並んでいる。結構派手な服が多い。関西の派手さとはまた違った派手さ。そして必ず単独でそういう格好をしているのではなく二人以上の群れでそういう格好をしている。まあ一人では恥ずかしいだろうからな。東京はある意味みなよそ者だから単体でいることが多い。 ゴールは大須観音。高齢者たちの人気スポットらしい。後醍醐天皇の頃に建てられたものだとか。歴史のあるものなのだな。 出発の時刻が近づいて来たので駅へ。お土産を買いホームに行く。お腹が一杯で頭が働かずホームを一度間違えるなどのアクシデントはあるも何とか予定どおりの電車に乗れた。 飯も食って観光もできるとは思っていなかったので非常に充実した時間となった。おじさんには非常に感謝している。いつも恩を貰ってばかりだ。お土産を持参したが代価に合わない。いつか何かで返したい。 名古屋から横浜までは長い東海道を通る。遅い以外は全てが順調。 向かいの座席におじさん二人が缶チューハイで乾杯していた。おそらく九州の人だろう。顔立ちがそのようだし、一人がなぜか背中に「せからしか!(騒がしいなどの意味の方言)」と書かれた黒Tシャツを着ていたから。 もう一つの証拠に赤ら顔の一人が私の呼んでいる火野葦平著『花と龍』を見てにやりと笑ったから。これは北九州・若松の作家が書いた自伝的小説。間違いないだろう。なぜか嬉しかった。 そんなこんなで日付が変わる頃に無事帰り着いた。道連れの想い人は終始いい反応をしてくれたので疲れを感じることなく楽しめた。満足の旅行だった。
2006/08/03
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今回の旅は自分にはお馴染みであるのだが、青春18切符を使った。【青春18切符】 名前に「18」と入っているから18歳までと誤解している人も多いようだが、実際は年齢制限など無い。青春時の貧乏旅行の味方といった意味だろう。 簡単にいえば、鈍行&快速の一日乗り放題券。JRなら全国どこでも有効。5回分\11,500で売っている。一回分に換算すれば\2400。上手く使えばお得な切符である。 例えば自分は帰省の時よく使っている。深夜0時頃に品川発の快速ムーンライトながらに乗ると休み無しで行けば午後6時に地元の小倉に辿り着く。新幹線で学割を使っても\20,000前後、飛行機で格安チケットでも\13,000前後する。これを使えば\2,400。盆正月と年二回帰る人間としては重宝する切符である。 この切符で曲者なのは切り離しができない事。一枚で五回分となっているので友達と分け合うという事ができない。分けたいのなら同行程を一緒に帰るか、日程をずらすかしかない。更に5回という奇数はきりが悪い。 今回はこれを使ったので交通費往復\4,800+諸処の交通費(JR以外の鉄道)。自分は何度も動き回っているので慣れていたが、想い人はこういう学生旅行が初めてだったらしく刺激的だったようだ。窓から見える景色にもとてもいい反応をしてくれた。眠るべき時にはしっかり眠っていてくれたのでこちらとしては安心だった。体力面が心配だったから。 9時ごろ京都に着き途中下車。朝食をとる。今回、今まで降りてみたかった駅に降りてみることにしている。まずその一つとして京都駅。綺麗だったし造りが面白そうだったから。 黒を基調とした重々しい造り。階段が左右に伸びていて空港のような印象を受けた。駅ビルも上手くその一部にしていて面白かった。黒は京都の色らしい。古都のイメージは黒が多いのだろうか。中国の古代秦王朝も黒と赤がシンボルカラーだった。ちなみに自分の好きな色もこの二色。 朝食は何か京都でしか食べれないものをと思ったがどこも開いてなかった。9時台だから当たり前と言えば当たり前なのだが。計画が甘かった。と言うわけで駅構内のカフェで朝食。 その後駅周辺を散歩。しかし30分しか時間をとっていなかっため、庭園の入り口に来た所で時間切れ。ダッシュで駅に引き返す。 杜撰な計画で詰めが甘かったのにも関わらず文句一つ言わず、楽しんでくれたのには本当に感謝。 途中北近畿タンゴ鉄道に乗る。これがJRでないとは知らず誤算だった。天橋立まで片道\750取られる。交通費を余分に使わせてしまいショック。でも気にしてない顔をしてくれたので救われる。 景色は良かった。写真は福知山線の景色。山の風景もいいものだ。乗ったのはタンゴ鉄道のワンマン電車 午後二時ごろ天橋立駅に到着。天橋立ビューランドという所の景色がいいのをネットで調べていたので行ってみる。 観光客が少ないらしくリフトのみしか動いていなかった。観光客が少ないらしい。景色は快晴だったこともあって素晴らしい眺めだった。 その後あまりの暑さに飯屋でかき氷を食べて涼む。 体力が回復したので少し散歩して遊覧船(片道\520)に乗り向こう岸へ。海岸線は海水浴場になっていて親子連れが泳いでいた。たしかに人が少なかった。 四時ごろ民宿へ。「じゃらん」で予約。楽天を使い出したので楽天で予約しようかと思ったが楽天は一人頭一万以上のしか残っていなかった。 ネットの情報によれば温泉と飯が自慢らしかったがその通り。風呂は広くてゆったりとでき飯は魚主体でおいしかった。胃の調子が完全に良かったら相手の残した分までいけただろうが逸れは大事をとって控えた。 夜、海辺を散歩。静かだった。月が水面に映って綺麗だった。自分達の他にほとんど人がいなかった。まだピークではないのだろう。 そんなこんなで一日を終えた。
2006/08/02
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昼ごろ部屋の片付けなどをしているとメールが。想い人からメールが「しょわしょわしょわわわぁぁぁん・・・くるくるくるるるる・・・パタリm(_ _)mば私が走っても電車が走るわけぢゃないのはわかってるんですが・・・目覚めた時から視界が世界の車窓でねぇ・・馬鹿だなぁ(T_T)」部屋の中で思わずニヤついてしまった。こんなに楽しみにしてくれているとは思わず、嬉しくなった。最近、信じられないほど幸せだなぁ…。待ちきれないのは仕方が無い。8月1日の夜九時に出発するのだから。自分も正直それまでの時間が宙ぶらりんだった。旅行の事が気掛かりで何も手につかなかったのでちょうど良いので昼間から一緒に映画を借りて過ごす事にする。待ち合わせ場所に行くとロングスカートはためかせながら坂道をダッシュでこちらにやってきた。ノースリーブにロングスカート、いつも思うが似合う服を着てるなぁと感心する。「しかし世界の車窓って…。ここは日本ですよ。」メールの内容に突っ込みを入れると「分かってるんだけどね。昨日から目の前に田園風景が広がってるのよ。私の中ではなぜかルクセンブルク(!)とかになってて羊の群れ(!)が…」「それってハイジじゃないですか!しかもハイジはアルプスだからスイスでしょ!?これから行く場所は京都ですよ!大丈夫なんですか!」想い人は地理に超が付くほど弱い。普段、専門ではかなり高レベルな授業・課題をこなしているのに。そういう偏った所があって一緒にいて常に驚きと楽しみがある。 とにかくこのようなことを半分冗談、半分本気で言い出してくれる。道中も終始このテンションで進んだ。 観た映画は『ドミノ』、キーラ・ナイトレイ主演だったので。お互いキーラのまた違った綺麗さを談じつつ、時間を潰す。 夕食を冷麺で軽めに済ませてしばらくゆっくりし横浜へ。旅が始まった。
2006/08/01
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