全2件 (2件中 1-2件目)
1

Dear昭和 魅惑の渚に別れ告げるとき海と、素朴で温かい人々、そして錆び付いた習志野ナンバーの2tトラックに別れを告げ佑とマキ、撮影スタッフたちを乗せて飛行機は滑走路を離れ、機首を上げて上昇を続けている。それぞれの胸の内にそれぞれの想いをしっかり抱きかかえた若者たちの熱気が機内に充満していると感じた。平行飛行に移り、シートベルト着用のサインが消えるとマキはハンカチを取り出して何やら書き付けている。「はい、これ持ってて」彼女はすらすらと書き上げたハンカチを佑に渡しながらそう言った。佑はハンカチに書かれた文字をしばらく見つめ、肘掛の上のマキの手に彼の手を重ねた。ハンカチにはこう書かれてあったのだ『忘れらないフライトになるわ、きっと。ありがとう』 ブログランキングに応援をお願いします。
2013.11.23
コメント(29)

魅惑の渚 (5) 短い時間のうちにいくつもの夜が過ぎ去って行ったような二人の時のあと「明日の朝刊の日付が今日と同じならいいのに・・・」佑の腕の中でマキが言った。「俺も同じ思いだよ」「本当に?」「ああ、嘘じゃない」佑の言葉を確かめるかのように彼の目を凝視してからマキが言う「仕事、なんでもいいから決めてくれない?」「俺もそうしたい、けど急にどうした?」「父があんたに会わせろって言うの・・・」来たか!いつかは来る、そう覚悟はしていた佑だったがついにその日はやって来たのである。「分かった。東京に帰ったらすぐに決める」「本当!?」「ああ、だいたい目星はつけてるし、頑張って決めるさ」マキの腕が佑の首を巻き締め、彼を求めた言葉にできないほどの彼女の喜びが佑にも伝わった。マキの思いに応える前に佑は「明日の朝刊の日付はちゃんと替わってなけりゃいけない。俺たちの新しい旅立ちの日だからな」「佑!」Love. Again!今更ながら気に入っている曲です。イーグルスで「駆け足の人生」Up in high quality! by TheRotsenestorさん 応援のポチ、宜しくお願いします
2013.11.17
コメント(10)
全2件 (2件中 1-2件目)
1