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久しぶりの蔵之介。 白石加代子さんは蜷川さんの舞台以来だった。松雪は劇団☆新感線以来かしら。 キャストが実力派揃いなので、見応え十分。 カケコキィキィが可愛らしかったなあ。手塚とおるは胡散臭い役がやっぱり似合う。 あまり、大きい小屋向けではなく、小さい小屋向けなのかなー。 水木しげるの世界観は、よく表現されていたと思う。水木しげる漫画を読んでいた者としては感じ入るものがあった。 白石加代子の妖怪感が半端ない。やっぱりこの人すごいわ。 人間がいなくなると妖怪もいなくなるという世界。妖怪を見るもの、感じるものがいなくなるとその存在が消えてしまうとのはなるほど、とうなる設定。 蔵之介の演じる根津は半人半妖だから、寿命がどうも長いみたい。それとも死なないのかな。だからこそ、一人で取り残されて寂しいと(多分)感じている。だから若い人間のカップルに子供ができ、彼らがここに住むと言い出し、消えた妖怪たちが徐々に戻ってきたときの感覚。観ているこっちまで嬉しくなってきた。 そう言えば、子供の頃は水木しげるの描く妖怪を本気で信じて、闇が怖かったなあ。最近はそんなことも思わなくなったけど。今でも、感じることができれば、私も妖怪に出会えるのかな。
2018.11.09
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宝塚退団後の早霧せいなの舞台を観るのはこれが初めて。初新橋演舞場の友人を連れて遠征に。主なキャスト 緋村剣心 早霧せいな 神谷薫 上白石萌歌 斎藤一 広瀬友祐 四乃森蒼紫 三浦涼介 武田観柳 上山竜治 相楽左之助 植原卓也 高荷恵 愛原実花 緋村抜刀斎 松岡広大 加納惣三郎 松岡充 本日の明神弥彦 大河原爽介 以下、ネタバレあり ちぎさんの剣心、また観られると思っていなかったけど、新橋演舞場で復活とあっては行かなくては。銀橋がなくて花道があるのが宝塚との大きな違い。男性が殺陣をやるとやっぱり迫力が違う。 花見に近い席だったので、花道をはける剣心の顔がよく見えた。 そして蒼紫の登場シーン。何やら視界の上の方に白いものがある??と思っていたらライトが当たる中、スーッと上から降りてくる蒼紫さま。白い上着の裾が翻ってなんてカッコイイ。そして、そのまま花道のすっぽんに消えて行く。さすが御庭番衆、忍びだからね。でも上の方でスタンバってる蒼紫さまを想像するとなんだか笑える。 御庭番衆と言えば、「1789」のアクロバットチームや元体操部が配役されていてアクロバットがとても派手。忍びなので客席に隠れるし、客席にハケる、神出鬼没ぶり。このへんの迫力は流石。 斎藤一もカッコよかった。背が高いから映えるしね。こんな渋い広瀬友祐も悪くない。 武田観柳の上山竜治が、宝塚版の彩凪翔のキレっぷりを彷彿とさせるキレっぷりで、面白かった。ガトリング砲の歌、最高。斎藤への捨て台詞「前髪を切れ」は良かったな。 弥彦と左之助のコンビは微笑ましくて面白かった。この日の弥彦は9歳ながら、台詞が達者だった。よく覚えてるな、凄いぞ。 薫は18歳の上白石萌歌ちゃんが溌溂としていてピッタリだった。 ちぎ剣心は背の高い斎藤や蒼紫さまと並ぶとやっぱり小柄なんだけど、小柄なのもイメージとしてあるので違和感なく存在していた。 今回特筆すべきは、剣心の影をやった松岡広大。動きが非常にイイ。切れ味抜群の殺陣で、素早い立ち廻りが観ていてとても気持ちよかった。二幕でのちぎ剣心との立ち廻りも、彼のおかげででとてもレベルの高いものになっていたと思う。 なかなか楽しい作品に仕上がっていた。
2018.11.01
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本日のキャスト マリー・アントワネット 花總まり マルグリット・アルノー 昆 夏美 フェルセン伯爵 田代万里生 ルイ16世 佐藤隆紀 子役 マリー・テレーズ 叶 英奈 ルイ・シャルル 長堀 海琉 前回(2006年版初演)も観ているのだけど、涼風さんのマリーの記憶しかない。過去のブログ記事を確認してみたら、涼風さんがキュートだったと書いてあった。そして、国王陛下の石川禅さんが良かったと。 初演では、怪しげな存在として山口祐一郎のカリオストロ伯爵がいたのだけど、今回はカリオストロ伯爵はなし。オルレアン公(吉原光夫)とジャック・エベール(坂元健児)がヒール役をつとめていた。(以下ネタバレあります) 12年前かつ一回だけの観劇だったので、初演の記憶はほぼなく、改めて新作を観る気分でのぞんだ。音楽も「100万のキャンドル」くらいしか記憶にない。プログラムを見たら新曲が16曲増えた、とのことだった。記憶にある曲が少なかった割には、一番最後の「どうすれば世界は」だけは、こんな曲前回なかったなと気づいた。「この世界を変えられるのはわたしたち」という歌詞が突き刺さってくる。フランス革命は過去の出来事だけど、同じことが現在でも起きていないか、それを変えられるのは今を生きているわたしたち…。 花總まりのマリーが無邪気で可愛らしいのだけど、フェルセンの忠告も耳に入らないところが危なっかしくて観てるこっちの不安を駆り立てる。それを全部わかってるから、と包み込む国王陛下の愛情が切なくて。国王陛下が処刑された後のマリーはそこで王妃としての自覚をするのかなあ。ジャコバン派の法定に引きずり出されたマリーは毅然とした表情で、処刑を受け入れていた。 花總まりの凄いところは、高貴な人物の気品というものを自然にまとっているところ。王妃さまとか皇后とか女王とか似合うんだよね。 佐藤隆紀の国王陛下も良かったわ。国王一家の歌はレベルが高い。この人はずっと鍛冶屋になりたいと思っていて、鍛冶屋だったら幸せな生涯を送れたのかな。国王陛下のマリーへの愛情が深いのは、「1789」でも感じたけど、この作品の国王陛下も愛情が深い。 マルグリットの昆夏美、ワタクシが過去に観た彼女もだいたい民衆のために戦ってた。「アダムスファミリー」は違ったけど。パワフルで賢いマルグリット。マリーの近くにいるうちに、彼女とマリーが実は腹違いの姉妹だったと知り、徐々にマリーはこんなに酷い目にあう必要があるのかと思い始める。マリーの無知は確かに罪だけれど、嘘の証言でそこまで貶められる必要はあるのか、マリーはなぜそこまで侮辱されなければならないのか。その思いにはとても共感できる。最後にオルレアン公とジャックと処刑に追い込むシーンは少しすっとした。そもそも処刑の連鎖ってだけでいい気はしない。自由・博愛・平等の理念の下の革命だけれども、なんでも処刑でかたを付けようとするやり方はいただけない。 こんちゃん、良かったわ。 まりおのフェルセン伯爵、大人で苦悩している感じが二重丸。マリーを愛してるが故に、なぜマリーがマリー自身の立場を自覚していないのかとちょっとイライラしていた。タンプル塔からマリーを助け出そうとしたとき、「子どもたちを置いていけない」というマリー(マリー的には当然)に、(わかってはいたけど)残念な顔をするフェルセン。 このお話で一番気の毒なのはフェルセンなのかもしれない。恋人はなかなか自分の立場を理解しないし、やっとしたと思ったら幽閉の身になっているし、助け出そうにも応じないし、結果恋人は処刑されるし。 オルレアン公とジャックのヒールぶりが良かったので、マルグリットの逆転告発が効いた。吉原光夫のオルレアン公、腹に一物持ってて王位簒奪を企んでいるところがよく出ててイイ。若いのに貫禄があって本当にイイ。ますますファンになった。
2018.11.01
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