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2017.05.14

人生タクシー★テヘラン

テーマ：映画館で観た映画(8586)

カテゴリ：映画

人生タクシー ■♪音が出ます！！

喜びと悲しみを乗せて

タクシーがテヘランの活気に満ちた色鮮やかな街並みを走り抜ける。
運転手は他でもないジャファル・パナヒ監督自身。
ダッシュボードに置かれたカメラを通して、死刑制度について議論する路上強盗と教師、一儲けを企む海賊版レンタルビデオ業者、交通事故に遭った夫と泣き叫ぶ妻、映画の題材に悩む監督志望の大学生、金魚鉢を手に急ぐ二人の老婆、国内で上映可能な映画を撮影する小学生の姪、強盗に襲われた裕福な幼なじみ、政府から停職処分を受けた弁護士など、個性豊かな乗客達が繰り広げる悲喜こもごもの人生、そして知られざるイラン社会の核心が見えてくる。

　　ジャファル・パナヒ監督はタクシー運転手に扮し、様々な乗客たちを乗せていく。
乗客とのやりとりの中から、テヘランに生きる市井の人々の姿や現代のイラン社会が浮き上がってくる。

カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの世界三大映画祭で高い評価を得る一方、映画製作や出国を禁じられているイランのジャファル・パナヒ監督のドキュメンタリー風ドラマ。
第65回ベルリン国際映画祭にて最高賞にあたる金熊賞を獲得。

　　　ドキュメンタリー？と思ってみていたら、「ドキュメンタリー風」の映画だった。

ドキュメンタリー風ということは、テヘランには、こういう人が多いのだろう。

テヘランは、イランの首都。
女性は観光客でも、髪を覆い、長袖を着て肌を見せてはいけない。
守らず街を歩いた場合「捕まる」のだそうだ。

映画の中でも言っていたけれど、
「髭を生やし、男は、ネクタイをしないのがいい」のだそうだ。

海外の映画なども見られないから海賊版が横行するようだ。