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ハンター親父です。 オンラインの中でしか 出会う事が出来なかった 友と実際に会う事・・・それを オフ会 って言う事をしったのは 数ヶ月前。 親父も 数回のオフ会を経験したので 全くそういった事が分からない一般人から 少しだけ 変な人の仲間入りを 着々と はたしております(笑) 実際に 皆に会う前は オンラインやってる人は TVチャンピオ○の 秋葉~のイメージが先行し 来る人 来る人 全てが リュック背負ってて メチャ痩せてるか メチャ太ってるってイメージしか なかったすけど 会ってみると 普通の人・・・ 嬉しい反面 そういう人見てみたかったなぁ~ って残念がる親父もいます(笑) 何回か オンライン外で会う事を経験した今でもああ 恥ずかしい。 って未だに慣れない事が 唯一つだけあるっす。 それは呼び名・・・ 元々 モンスターハンターの世界観は 中世のヨーロッパを 元にしてるっぽいゆえ本名が 山田太郎 だとしても ハンターネームを TAROU なんて付ける人は少ないっす。たとえ 山田太郎でも 格好よく ジーク とか シャドウとか まぁ 名前をもじって 世界観にあった名前が多いっすね・・・ 親父のハンターネームは JIN やっぱりこれも 本当の名前じゃない。。 親父と知り合って 長い人は既に 半年以上の季節が流れ去り知り合った人は み~んな 親父 オヤッサン 親父様 とか呼び続けた結果 JIN=親父 であって 決して本名の ○○さん じゃね~訳っすね。。 それは 親父もまるっきり同じ。ほぼ全ての団員の本名を知ってる訳っすが いまさら覚えるつもりねっす(笑) 親父にとって バンビは一生バンビであり アッキーも 一生アッキーのまま。。 でも でも 実際に 皆とオフ会で会った時が困るんす・・・・名前を 呼ぶ時 すっげ~~~困る。 例えば・・・・ リュウって名前は いいっす 「竜一」 「龍司」 「隆三」 なんて名前なら 実際に縮めて呼べば 一般社会でも リュウって普通に呼ぶと思います。。 アイちゃんも 「愛」 「藍」 「亜衣」 う~ん一般的だな。 レイは 楽勝 楽勝 「礼二」 「麗子」 いるいる~ マル これも プロゴルファーの丸山も 「マル」 「マルちゃん」って呼ばれてる。 スケ この辺から 怪しくなる・・・ 水戸黄門っぽい。。 ちと恥ずかしくなる。 シャル これも 日本の一般社会では なかなか呼べねっす。。 Jo ジョーって 矢吹じゃないっす(笑) 「丈一朗」とかならいるか・・・ レジ どう考えても 外人っすw 呼ぶ時かなり気合がいるな(笑) JAM ん~~と 素面じゃ中々呼べねっす(笑) ヤキトリ 小学生だって 今時 そんな あだ名つけねっすよぉぉ(笑)ポチ 羞恥プレイっすか? (笑) こんな名前を 駅とか公衆の面前で 30過ぎたおっさんの親父が「どう JAMいた? 携帯に連絡ないんだけど・・・」「うーーん どうだろ」「シャル もいないし 参ったなぁ・・・・」 「幹事の ヤキトリ に聞いてみたら???」 「バンビ 遅刻するって言ってたけど まだかよぉぉ」 「ポ・ポチ いなくなったぁぁ~~」 ってやる。。 どっすか? やっぱ恥ずかしいっすよね? (笑) 今更 呼び名は変えられねぇし もう 一生このまんまかみさんに 「ヤキトリがさぁ 幹事になってくれたんだよ」 って言っただけでかみさんもうなづく。。(笑) これから 名前をつけようとしてるハンターの皆様。。 いつか 街中で 他のハンター達と会うやもしれません。。決して 恥ずかしい名前はつけないように・・・(笑)
2006年10月30日
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第2回 親父ハンターズ 年忘れだよ 全員集合!! 忘年会のお知らせ 第一回の余韻も冷めぬ中 団員からは 「次はいつっすか?」等の多数の希望を頂き嬉しい悲鳴をあげておりました。。何も名目が無いのでは 何か変なので 「忘年会」を兼ねてオフ会を開催致します。 前回は 東京で行った為 遠方より多数の参加をもらった関西方面の方に二度も負担をさせる訳には 申し訳ねぇ~ つうコンセプトから関西の都 と呼ばれる 大阪 で開催する事に決めたっす。。また 親父は地元じゃないので 地元幹事の必要性を感じ 下記の2名にお手数かけちゃうかもしんねっすけど 地元幹事を頼んでます地元幹事 ヤキトリ様 カツ様 逆に もっと遠くなってしまった団員には 申し訳ないっす ><次回こそ 次回こそ ・・・と願う 親父でした(笑)沖縄にしちゃうかも ボソッ ※まだ予定は完全ではないので ちょっと変更があるやもしれません・・・ 開催日時 平成18年 12月16日(土) ~ 17日(日)開催地 大阪 1部 16日 13:00 新世界 道頓堀極楽商店街等の大阪探索 2部 16日 19:00 道頓堀近辺で 飲み放題3時間での忘年会 予算¥3800程度 宿泊 旅館等で宿泊(大部屋での宴会 希望者には銭湯等も予定してます) 予算¥4000程度 3部 17日 ユニバーサルスタジオジャパンで遊びます。 予算¥5800程度 ※ 交通費等 各観光地での飲食代は各自負担です※ 1部 2部 3部 どこから出ても構いませんし 1部だけといった事も可※ 個人での参加は高校以上を基本とし それ以下は保護者同伴か 委細相談※ ある程度の交流がある方は 親父ハンターズじゃなくても参加可。 とりあえず相談を。※ ある程度は対応致しますが 宿泊施設も大人数になるゆえ 一回目の締め切りは 10月31日(火)までに 下記の事柄を明記し 下記の宛先にメール下さいませ。 遅れた場合でも最大限の努力はしますので 予定が決らない方は相談を・・・ ------------------------------------------------------申し込み要項1. 参加希望 1部 2部 3部 ←希望を明記して下さい2. 宿泊の希望 有 無3. ニックネームと本名4. 連絡先(携帯 or 自宅の電話番号)5. 連絡可能なメールアドレス6. 住所(県名だけで可)7. 年齢(何十代で可) 十代の場合は年齢を書いてください ------------------------------------------------------------- 参加希望の アンケートの送り先 ←PCからのみ可能ですので 携帯の方はBBSへ 現在 参加希望を頂いてるメンバーです。ラウル シャル 藍 ヤキトリ JAM ミナ スバル 親父 Jo タカシ SU カツ 英史 アッキー クスハ スケ セレ れい バンビ アヤメ ラテ マスオ合計22名(その他に まだ名前は出せないけど別途に5~6人)※初参加の団員(JAMとミナはプチオフ参加済)スバル マスオ SU カツ クスハ アヤメ ラテ JAM ミナ 皆様のご参加心よりお待ちしているっすよぉぉ
2006年10月27日
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ハンター親父です。 さて うちには数多くの団員がいるっす。 その ほとんどが 男 男 男 の 汗臭い体育会系のチームが親ハン(笑)女性キャラも半分位いるっすけど モニターの向こうは男性。。 うっ・・・ .o(;-_-;)o 何故 女性キャラを使うかが 親父にはイマイチ分かんねっすけど まぁ その辺は好みの問題ですので・・・・(笑) でも 少数ながら 実際に本当の女性の団員や お友達も実在します。親父の世代といえば ゲームをするのは男性で 女性は興味を 示さない分野ですた。まぁ 興味を示したとしても プヨプヨ とか テトリスとかのパズルとか そんな感じ。。 ゲームの中でも かなりハードで難しい部類に入る モンスターハンターを女性がやるなんて 親父には信じられなかった訳。。 (実際に ほんとに女性なのか・・・?) なんて いっつも半信半疑だったすけど そのうち どうでもよくなっちゃって どっちでもいいやぁ~って なっていきます。 親父が 恥ずかしくも 大人のハンターゆえか 何故か集まってくるのも大人の女性ばかり・・・会話も グーーンと 大人っぽく なってくるんすけど時には ゲーム内でも 大人の親父が思わず赤面してしまう話題を振られたりここには書けない様な 18禁スレスレの話題もポンポン出てくるので切り返しに困る時も 結構あるっす(笑)(/▽\*)ハズカシ~ まぁ 大人の言葉遊び なので 全然いやらしくないんすけどね。 集まってくるのが 大人の女性ゆえ 発想や冗談が ビビる位すごい時あるっす(笑)その子のコメントを見てみると 「親父の子供を 現在 身篭ってます・・・ 認知はまだです」 ( ̄□ ̄ノ)ノ えええぇぇ!! そんな事してねっつうの(笑) とか 個人チャットで 「今日も本妻のもとで食事するんですか?」 とか聞いてくる(大笑) 親父も大人ですので 「しょうがないだろ 今日は帰らなくちゃ・・・」なぁ~~んて バカな切り返しをする(笑) ヽ(゚∀゚#)ノ 「30過ぎてるオッサンですけど何か?」 (笑) モンハン始めて 7ヶ月近く立つ間に 親父には いつの間にやら愛人 恋人 娘 女友達 ができちまっております・・・・うひょ~~ 一般社会だったら 確実に チョイ悪オヤジを通り越して極悪オヤジのレッテル貼られてますなぁぁ~~(笑) ヾ(  ̄▽)ゞオーホホホ 男性と女性では チャットの返し方も全然違います。。例えば 親父が 冗談で「クエお疲れ様 (*^3^)チュッ♪」 って やる。 ダイは 「親父・・・ 勘弁しろ」 って言う。。シンは 「おやじ チュはいらねぇよ チュッはよ」 って言う。まぁ 男だったら 概ね こう切り返されるっすね。。 レジ や Jo ルイ 辺りにやると「(||| _ _) おえ~~~~~っ」 ってやられる(笑) でも でも 恋人や 愛人に チュッってやると・・・ (*^∀^*)イヤ~ン とか「う・うれしい ぽっ・・・」 とか 返される。 親父は思わず 大笑いすると共に(((((・ロ・;)ヒク ヒク・・・ ちょっと びびる(笑) こんな 馬鹿な事をやってる団長が親父っす。。(笑) さ・さ・さすがに 藍には この手の冗談は言えねぇな 泣いちゃうかも(笑) PS 日記をチェックしてる かみさん あくまで冗談っすので怒らないでね(笑)
2006年10月27日
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ルイは猛然と ヤツとの間合いを詰めていた。。腰に光る ハイフロストエッジは冷たい光を湛えはじめている 亜麻色の髪が風になびき ヤツに 矢の様に迫る姿は 古代神話のヴァルキリーを思わせた。 疾走は一瞬!! 笛の様な甲高い呼気が聞こえた刹那 宙空に舞うルイ 頭上で一気にハイフロストエッジを抜き放ち 閃光にも似た斬撃をヤツに叩き込む!ヤツのびっしりと黒毛で覆い尽くされた表皮に 朱線が走り 見る間に 血液とも腐汁とも分からない液体が溢れ出し始める。 グォォォオオオ 空気をも揺るがす咆哮があがる ハイフロストエッジの凍気で ヤツの血潮が 一気に凍結し 粉々に飛び散るさまは俺に一瞬でも 闘いを忘れさせてくれる程の幻想的な光景だった。。 それと 同時に 左腕が使えない ジョーカーは 双剣の最大の奥義である 乱舞を はなから捨てていた・・・飛燕を思わせる動きで ヤツの死角へと 体を滑り込ませ 剣柄に体躯を押し当てながら ギルドナイトセーバーを ヤツの右耳に一気に押し込む。刀身の半ばまで沈み込んだ・・・・ ギッシャァァァァ~~~ この世の物とは思えぬ雄叫びがあがる。 それは 新たなる獲物の登場による歓喜なのか 攻撃に対する痛みなのかは 俺には判別つかなかった・・・ これ程のものなのか!!! 雄叫びをあげ続ける ヤツの巨大な顎からは 飛竜種の倍以上もある犬歯が迫り出しヤツの体躯を支え切れなくなっていた リュウの首筋に 臓物で薄汚れきった顎 が迫る。 ガハァァァァァ・・・・ 呼気から たまらぬ瘴気が リュウの顔をゆがませた。 「ぐっうううっぅ・・・・・」 急激な圧力により 腕の毛細血管がブチブチと断裂しはじめ 力の均衡が崩れた。 一気に 迫りくる顎!!!!! (くっ!! 間に合え!!!) 俺は ありったけの力を込め ヤツの顔に右の廻し蹴りをぶちこんだ! 蹴りの衝撃で ヤツの攻撃コースが僅かながらずれる。。 ゾブリッ!!! 咬み合った顎は 目標の首ではなく リュウの左肩の上で重なっていた・・・左肩は プレートアーマーごと 半分以上消失しているだろう。 「ぐぅぅぅっ・・・」 大量の鮮血を吹き出しながら リュウは片膝をつく。 攻守の要が崩れ落ちる・・・・ その隙を見逃すヤツではない・・・ 丸太を 数本ならべたような下肢が倍以上に膨れ上がった。 (バックステップかっ!!!) 俺の想像を裏切り 宙空に飛翔したヤツの口から 飛竜とは比べ物にならぬ大きさの光弾が 吐き出される!!! 奇妙な事に 俺の中で 景色がゆっくり流れ始めた・・・ ルイの亜麻色の髪が見える。。 ジョーカーの どこか寂しげな顔。 リュウの苦悶の表情。 とてつもない轟音を発しながら 俺たちの中心で大爆発が起こった・・・・ 続く・・・・・・ 後記・・・いやぁ 久々の後記ですが 回を重ねる毎に筆が進まなくなります・・・(笑)構想自体は既に終了してるっすけど 動作の表現 シーンの繋がり 語尾 etc全てにおいて難しく 難解なジクソーパズルを解いてる気分っすジグソーパスルが解けるかどうかは 分かんないっすけど精一杯頑張ってみるつもり・・・ああ あの時 「明日へ向かって走れ~」で 終わらせておけば良かった・・・と つくづく思う親父でした(笑)
2006年10月25日
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前回からの続き・・・ 初めて見る ミラバルカンを一言で言い表せば コワ~イ(゚∇゚;ノ)ノ 本当に恐かった。 絶えず 死の恐怖が付きまとい 親父が考える事と言えば (お願い死なないで~~~) ただそんだけ(笑) もうちょっと 踏み込むと (早くクリアして~~~~) 自分でクリアする気持ちはサラサラねぇ(笑) まず ガンの撃ち方からのお勉強が始まる。。キング を傍で見ていると すっげ~近距離で撃ってる・・・L1ボタンで照準が出ることさえしらない親父は 大剣で R1ボタン=ガードを勉強したので R1押せば何か出るって知ってた。だから ずぅぅぅっと スコープで撃っていたわけ。。 的確な間合いさえしらないので 超超遠距離からのスナイプ 今だからこそ言えるっすけど 全弾当たってなかった と思うっす(笑)当たるとブルブル震えることを知るのは もっと先の話・・・ 親父が挑んでいた当初は ドラゴン装備に移行する団員は 本当いなかった。いても2~3人位で HR50を超えていたのも数えるほど。。 それゆえ クエに行こうにも メンバーさえ揃わずたとえ条件があっても 皆 防具は裸 言うなれば 裸族ガンナーそんなメンバーで討伐なんて 出来るはずもなく3死 3死 3死 もう本当にクエ失敗ばっかりだったなぁ。。 親父は 恋焦がれて 紅竜行ってたっすけど まさか こいつを倒しても 役に立つのは 黒竜を倒してから・・・なぁ~~んて事は 毛ほどにも思わず ただガムシャラだった あの日。 もう 本当に打ちひしがれちまって 親父自身が 神の巣食う街と称して神ハンター が多くいた 赤紙の本拠地ファニーに毎日通う。 あの当時は 親父が毎日オンしないと大問題になり まして隠密にして他の街に行ってた事がバレると 蜂の巣を叩いた騒ぎになったっす。それに 親父のメールBOXは 絶えず新規メールで一杯。 「部屋に入れな~~い」 とか 「あっちでケンカ」 とか「僕~~です よろしく」 とか 「友好チームで~」 とか次から次へと来るメールで 読む前にメールが消えちゃう。。それで 街のチャットも同時に こなしてたんだから すげぇかも(苦笑)まぁ シャルが言ってたけど どっちかが 聞いてないのかもしんねっすけどね(笑) 今思えば あの当時 一人のハンターとして 本当にクエだけに集中し続ける事が出来たのは 赤紙に隠密で行った時かもね。 でも でも ハングリーで 忙しい時の充実感って言うか そういうのも格別だった・・・ おっと 話がそれちゃったすね・・・ もうね 赤紙のハンター達は 目を見張るばかりのコンビネーションだったしあの当時で 既に 今とほぼ同等の攻略法を実践していたと思う。 親父が何度も何度も迷惑かけても 赤紙の皆は笑って何回も付き合ってくれた・・・親父に負担にならないように 個人チャットで 「骨足りてます?」 と聞いてくれたり あまりに死んで (もう 迷惑かけられねっす・・・) と思い帰ろうとしても ワザと挑発して 親父がクエストに 行き易くしてくれる。。 その 優しさが胸に染みた。。 赤紙で培った技術や知識が 愛すべき 親父ハンターズの面々に浸透し 皆が 紅竜に挑むようになるのは 次の襲来。 あの時 がむしゃらに毎日 毎日 笑い続ける事が出来たのも赤紙 や 親父ハンターズの 皆がいてくれたおかげっす。。 紅竜が去り やっと防具が作れない事に気付く親父。 防具は作れなかったかもしんねっすけど 素敵な思い出が一杯残った。。 そんな ちょっぴりほろ苦くって すっごく楽しかった思い出が浮かぶ 紅竜。 いつまでも この気持ちを大切にしまっておきたい 親父でした。
2006年10月23日
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ハンター親父です。 今 街に ミラバルカン 通称 「紅竜」 が来てるっす。皆さんにも 思い出の飛竜がいると思うっすけど 親父にとって 数ある飛竜の中で 最も記憶に残る飛竜が紅竜であり 最も苦労したのも 紅竜。 今でこそ 優れた防具&武具に 確立された攻略方法があり しかも 親ハンには 凄腕と呼べるハンター達が多数おりますのであまり苦にせず 討伐されてるっす。。 親父の時代は そんな あめぇ時代じゃなかった。。(笑) 少しだけ 過去に遡って 親父が初めて紅竜と死闘を繰り広げていた頃のお話をしますね。。 街では 黒竜なる 最強の飛竜が 初めて配信されるとあって その話題で持ちきり。。親父にいたっては その後に続く 「紅竜」 「祖竜」 なんつう存在自体も知らず新しい飛竜が見れるっつうだけで もうすでに興奮状態。。 「どんなんかなぁ~~~???」 もちろん HR50以上のみ行けるなんて条件さえ知りません(笑) 親父のHRは43 HR50という障壁があると聞いたのは 配信開始の前日でした。。 工エエェェ(゚□゚;)ェェエエ工 マジっ??? それを聞き 必死の思いでHRを上げる親父。。今の様に ほぼクエ成功率100%では無い時代。。。仕事の合間を縫って 必死で必死でHR上げて49までなったす。。 既に 体は限界に達し 親父の目の前からスルリと黒竜は逃げていきました。(どうせ すぐ来るんだろうww) 軽い気持ちの親父。。 まさか 来襲が 一ヶ月に一回とは知らない頃。。 親ハンにも ポチポチHR50試験に突入する団員も出始め 未知への階段を登って行く。。 ちょうど同じ時期に 隆盛を誇ったのが赤紙DK団の面々。そうっすね おおよそですが 親ハンより一ヶ月程度は 先に行ってたかな。。。 Gからの出身者を多数抱え 知識も腕も豊富ゆえ 黒竜を討伐しまくり ドラゴン装備の ハンター達が急激に増加。。みんな丁寧な事に 親父に自慢しに来ます。。(笑) (/□≦、) 悔しい!! この黒竜から バルカン ルーツまで派生する訳なんすけど幾ら その説明を キング や シンから受けても チンプンカンプンな親父は分かった振りだけして 「うん うん」 ってばっかり言ってたっす(笑) 余りに何度も同じ質問をする親父に シンやキングは定形文まで作ってました(笑) 次に配信されるとの情報がもたされたのが 紅き怒りの 紅竜。。 親父は 黒竜の色違いなだけかと勝手に思い込み(クックの様な) 紅竜行けば ドラゴン装備が出来ると思ってたなぁ・・・ またもや街は 「紅竜」 の話題で持ちきり 今 思い返せば 紅竜をクリアできる猛者は 親ハンには数えるくらいしかいない時代。でも でも 親父はドラゴン装備欲しくて仕方ねぇ訳。。 仕方なく 「クラウド サイ バロル Jo」 がたむろす部屋に お願いしに行くっす。。この部屋は通称 「神の間」とも呼ばれ 親ハンの一般団員は入りにくい(笑)自分たちより 何歩も先に進んでいて 会話についていけないからなんすけどね。 「あのぉぉ 準備は何したらいいっすか?」 と親父。親父の50試験は 屈強の団員達が ほぼ親父抜きでクリアしてくれた為ガン知識はおろか 防具&武器さえも 一切ねぇ状態。しかも HR50過ぎても なんも知らない親父は カラ骨 竜の爪も全部捨てたっす(笑) 「神が島作るといいよ」 と サイ「防具はいらない」 と クラ「親父さん 裸はまずいっしょ せめてTシャツ着ようよ。」 と Jo「大丈夫 親父さん いけますってw」 と バロル こうして 全てを勘違いしたまま 頭だけ暁丸覇 胸には狩人Tシャツの親父が出来上がった。。 準備は整ったっす。。 ( ̄ー+ ̄)ふっ 続く・・・・・
2006年10月23日
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※今日の日記は かっなり古~い表記や 東京の人しか分からない内容もあるっす。そんな時は 軽くスルーしてくだはい。 さてさて やって参りました 第2回プチオフ会!! ヾ( ̄▽ ̄;) (つ・つか 先週やったばっかじゃん・・・汗) 今週は レジが上京してくるっつうんで 関東近辺の団員が集まったっす。。2週連続で来てくれた ひま人 優しい団員はリュウ Jo バンビ 藍 それと・・・ 親父。 集合場所は 東京でも最もトレンディかつ お洒落な街として有名な六本木っす。レジの知人が そこで カラオケ大会 ライブをやるっつうんで 皆集まった訳。 親父にとっては ライブなんていう サバトは はるか昔 ディスコ (今で言うクラブ) に行ったっきり覚えがねぇっす。あ~ あの頃は 基地から来てる黒人のステップが格好よくて 真似したもんす。ソウルトレイン よくみたなぁ・・ (● ̄▽ ̄●)ぼぉ~~~ 会場に着くや否や 若ぇ人が もう箱の中に 所狭しとギュウギュウだし覆面してるヤツもいる。。 お前はミルマスカラスっすか! (笑) お目当てのバンドが登場したので 会場入りしたのですが はっきり言ってうまいっ うまいっ うまいっ の3拍子なんすけど・・・・ |(*-_-*)| 音がうるせぇぇ~~~(笑) 耳が痛い程の大音響!!! これが 若人世代と 親次世代の感性の違いなんすかねぇ。。。(笑) ライブも無事終了し お目当ての飲み会開始っす。今回の会場は 日本屈指のお洒落スポット 六本木ヒルズ。 親父が予約したお店の名は・・・( ̄へ ̄;)ウーム 思いだせねぇ。。 バリカフェ何とか(笑) ネットで調べて予約した親父は 場所をだいたいしか分かってねっす。。ヒルズの中の どっかなんすけど 複雑すぎて迷う 迷う。。雨もポツポツ降り出し 団員の目は親父をジリジリと攻めはじめる・・・ レジ 「私の方が よっぽど詳しいんじゃないですかぁ~? w」(た・たしかに 親父は まだ2回しか来た事ねぇ~んだよぉぉお) リュウ 「親父さ~ん そのアバウトの地図じゃ かなりヤバイっすよw」必死で 手元の地図に目を通す親父。。親父の手元にある地図は まるで中世の宝の地図なみ。。( ̄ー ̄;)うっ・・・ Jo 「親父さんが 自信ある時は やばいのよね~w」 親父 「・・・・・・・・・・・・・」 ヽ(`Д´)ノ ごらぁぁ 「親父だって 知らねっ~~!!! そもそもTDLの地図もらって うんとね お店は ホーンテッドマンションの近くってだけで探し出せるけぇぃ 笑」 そんなこんなで なんとか無事にお店に到着。。 参加してくれた女性陣に 綺麗な夜景を見せてあげたくて オープンテラスを予約した親父。外は完全な豪雨。。。 格好つけて外に近い方に座った男性陣はビチョビチョ(笑) まぁ とっても仲良く楽しく過ごした事だけは間違いねっすね(笑) そっそ 親ハンのオフ会と言えば 必ず大爆笑すること起きるんすけど・・・今回は 東京で最もトレンディで ヒルズ族との有名な言葉も出来た場所なのにホリエモンや村上さんの住んでた 一ヶ月ン百万円の場所なのに・・・ うちの団員のバンビは・・・ サンダルで来ちゃ まじぃだろぉぉ!!! (笑) ほんっとに愛すべき仲間達です。。(笑)
2006年10月23日
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「片道分のチケットしかねぇぜ」 俺はぶっきら棒に言い放つ。 美男子とは とても言えない面構えだったが不思議と人を魅きつける顔の リュウが笑う。 「ああ 帰りのチケットは 自分で用意するってのが ハンターの流儀だろ」 「そうだったな・・・」 4人の視線が絡み合い 全員が大きくうなづいた。 ヤツへの追跡が始まった・・・ ルイの投げた 俺特性の煙玉は ペイントボールの役目も兼ねている。転々とつづく ヤツの痕跡を追う。 追跡をはじめて 数刻が過ぎようとした時 わずかな痕跡の変化があった。。 (おかしい・・・ ここで痕跡が途切れてやがる・・・) 脳裏に嫌な違和感が広がる。。 (ま・まさか・・・・ 止め足???) 止め足とは 獲物が追われてる事に気づき 一気に横とびをして痕跡を消す事を言う。。奇襲をかけられる可能性もあり 追う者が 追われる立場になる事さえありうる 俺は ハンター達だけに通じる手話で 皆に危険を告げる。。 首筋の毛がチリチリ逆立ち始めた。。 (やべぇな・・・ 何だか分からねぇが とにかく 嫌な感じだ。)俺の命を何度も救った スナイパー としての勘が危険を告げ始めた。。。 左右に視線を走らす。。 ヤツの姿は見えない。。 僅かな雪片が 気まぐれな風に乗り 頭上より舞いおりた。 塊にも似た 殺気が上空から俺を襲う!!! (ちいぃぃ!!! う・うえかっ!!!!) 反射神経だけを頼りに 一気に横に飛ぶ。。 ヤツの頭上からの 強烈な一撃を 間一髪でかわした俺だが その反動で体制を崩していた。 間髪をいれずに 木の幹ほどもある黄金色の尖角が俺を襲う!熱風にも似た殺気をまとい 眼前に迫る。 (避けきれねぇっ!!!) ガゴッッッ!!!!! 死を覚悟した俺の前には ジークムントを盾にし ヤツの突進をとめたリュウがいた。 「ぐっぅううううう」 己の命をも搾り出すような唸り声をあげる リュウ 衝撃を吸収しきれず ジワジワと後ずさる。リュウの両腕は瘤の様に膨れ上がり 筋肉の束が幾重にも浮かぶ。。 両者の間には まるで眼に見えぬ火花が散り 俺の鼻腔に 焼け焦げた様な匂いが届いた。。 「長くは持たんぞ!!!」 渾身の形相で叫ぶ!! 俺が体勢を整えると同時に ジョーカーと ルイの攻撃が始まっていた。。。 続く・・・・
2006年10月21日
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リュウは 巨大な獣に追われていた・・・山の中を必死で逃げる。 剣士としての誇りも 隊長としての責務も ヤツの恐怖に比べればクソの役にも立たなかった。。 本能に訴えかける恐怖・・・逃げ出す足がもつれる。 仲間の所在は もう分からない。。 スバル とはぐれてから もう半刻は経っているだろう・・・ 飲み込んでいた悲鳴が 喉まで出かかる。ここで 声を出せば見つかってしまう・・・ 走る走る 迫る足音!!! 我慢の限界に達した時 リュウの喉につかえた恐怖の塊が 絶叫になってほとばしった!!! 「うわぁぁ~~~~」 もつれた足は 岩肌をすべり 一気にリュウの体を滑らせる・・・・ 暗黒に包まれる意識。 目覚めた リュウの胸に去来するものは 悔恨 最後に 己であげた悲鳴が くっきりと耳に残ってる。。部下を見捨て 己の保身のみを考えた自分を ぶちのめしたかった・・・ 俺は 愛娘 アイの元に帰りたかっただけなのだ・・・ 帰ってどうなる? 敵前逃亡は処刑されるだけ。。しかも 隊長職ならば 責任は家族にまで及ぶ・・・ 俺を慕ってついてきた スバル ジャム ミナ 向こうで やつらに なんて言い訳すりゃいいんだ・・・ 答えは一つしかない。 (すまないな アイ 帰れなくなるお父さんを許してくれ・・・) ジークムントを握る手に力がこもる。。 リュウの脚は 山頂に向かいはじめていた。 失った仲間達の導きか リュウの眼に 偶然にも シンの姿が映ったのである。。 (もう一度だけ 俺にチャンスをくれるというのか・・・) 「その船のチケットはまだ余ってるかい?」 思わず口に出た。 ここに ヤツとの雌雄を決す4人の戦士が集ったのである。。 続く・・・・
2006年10月20日
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ハンター親父です。 ああ モンハンの日記 書くのも久々っすねぇ~~それもこれも 親父は 神ハンターになっちまって 下界の下々のハンターとは 一線を画しちまたからなんすけど・・・・ m(*_ _)m すんません 調子に乗ってましたぁぁ~~(笑) まぁ 神ハンターの話は 冗談なんすけど HR200を越え廃人ハンターになっちまった 親父にとって 欲しい物はあんまり無いのも事実っす素材だけは 山の様にあり お金が無くなればポイッ ポイ って素材売っちゃえば すぐ 200万z位 貯まっちゃう(笑)親父が大好きなミラボレ素材なんかは 黒&紅&祖を合わせりゃ 2000個位あっかも! こんな 親父でも あえて あえて避けて 見てみない振りをしていた装備がありやす。そ・それは モンハン史上最も過酷で そのわりには報われずただ グラフィックだけは最高にイカす装備・・・ ドラゴンS に他ならねぇ・・・ ある晩 一人で素材を集めてる ヤキトリに遭遇したっす (゚∇゚) ヤキトリ君! 何を必死で集めてるんすか? 「塵粉20個足りないんです・・・ あと逆鱗も・・・」 ヽ(゚□゚;)ノ 20個ぉぉぉおおぉ!!!! テオの塵粉 と言えば ほんっとに手に入らない素材のベスト5に入るっす・・・そんなに使うっていやぁ 答えはひとつ・・・ ( ̄‐ ̄*) ま・まさか ドラSやってんじゃねっすよね? (*^_^*)エヘヘ そうです。。 (ー'`ー*)ムムッ (親父でさえ 避けて通ったのに 防具一個しかねぇヤキトリが ドラSとは許せねぇ・・・) (* ̄^ ̄) 決めたっす!!! ヤキトリ作るなら親父も作る!!!! ヤキトリには負けねぇぞぉぉお!!! ※ライバルがいると異常に燃える親父 さっそく在庫を確認する親父。。 雌逆鱗 0雄逆鱗 2テオの塵粉 0ナヅチの尖角 1 _| ̄|○il|li ことごとく レア素材がねぇ・・・ そ・それに 最大の難問があるっす・・・ そっちの方がもっと きちいぃぃ それは・・・ なんで 尻尾つくんだよぉぉぉ!!! かっこわりっすぅぅう(笑) またもや 果てしの無い モンハン地獄にハマりそうな親父でした(笑)
2006年10月18日
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レジの遺体の埋葬を終えた俺は その場を動こうとしないジョーカーに声をかけた・・・ 「落ち着いたか・・・?」 小さくうなづく。 「レジ の両の眼を抉り抜いたのは私なの・・・」 俺は自分の耳を疑った・・・ 「もう十年ほど昔の話になるけど ある王族の暗殺未遂騒ぎがあってね・・・」 「まぁ その護衛が私で 暗殺者がレジだったわけ」 だまって聞き続けた・・・ 「レジを捕えたのも私」「捕えたレジから 背後関係を吐かせるため 眼球を抉ったのも私。。」恐い事をサラリと言い放つ。 「吐かせるだけなら 他にやり方位あるだろう?」 「無痛症って 聞いた事ある?」 「無通症?」 「何万人に一人の割合で 生まれる奇病で 私には 生まれついて痛覚がないの・・・」「私は 痛み というものが理解出来ないし 眼球を抉り出される痛みにも興味があったし・・・」 俺は 驚愕とともに ジョーカーが まるで子供の様に無邪気に 人を殺せる理由を理解した・・・ 「王族の殺害は 一族郎党皆殺しが掟・・・ たとえ未遂であったとしても・・・ね」 「レジには 1人の娘がいたわ・・・」 「その娘の命を助ける代わりに 私に 痛みを伴った死を与える事を 交換条件にしたの・・・」 支離滅裂に 思ったままを ジョーカーは語っているようだった。。 「果たせぬまま いっちまったな・・・」 「そうね・・・」 「これから どうする?」 「お前の その有様じゃどうにもならねぇだろ?」 「あら この腕の事かしら?」 ガゴッッ 氷の石柱に 砕けた腕を 横殴りに叩きつけた・・・血飛沫が舞い 腕が さらに ありえない角度になる。。 「レジの役割をヤツにさせるわ・・・ その機会を奪うつもりなら・・・」鬼気迫る迫力で 俺を睨む。。 まるで 心臓を鷲掴みにされた様な気分だった。。 「分かった 分かった 乗りかかった船だ・・・ 最後まで付き合うぜ」 「そう・・・ 良かった。。」 いつもの ジョーカーに瞬時に戻る。 憑き物が落ちた様な変わり様だ・・・ 「その船のチケットはまだ余ってるかい?」 頭上を見上げた 俺の視線の先には 2mを越す大男が立っていた。。 ギルド一番隊 隊長のリュウだった。続く・・・・
2006年10月17日
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お前らバカと違って 俺は頭がいい。 何の勝算も無しに 飛び降りたりはしねぇ。。飛び降りた先は 数メートルに及ぶ積雪ゆえ 落下の衝撃を充分殺せると踏んだ上の行動だ。 あのまま ヤツの側で チンタラやっていたら・・・ 考えただけでゾッとする。まぁ そこまで決断出来るヤツは そうはいねぇがな。。 俺と ルイで 傷ついた二人を背負い 近くの洞穴で治療を始めた。飛龍たちとの討伐の際に 身体に負う 擦り傷や切り傷の外傷はハンター達が常時 携帯している回復薬と呼ばれる治療薬で ある程度は完治する。ただ あくまでも簡易的な治療であって 骨折や 重度の火傷には気休めしかならない ルイが 今にも消え入りそうな 焚き火に 湿った薪をくべる。薄明かりの中 不安気なルイの顔が 倒れた二人の状況を物語っていた・・・ 「シン・・・ 助かる?」 俺は 答えに詰まった。 ジョーカー の方は 攻撃を受け止めた衝撃で 左腕はオシャカだし肋骨もかなり折れてるだろう・・・しかも 折れた肋骨で内臓をかなりやっちまってる。 レジに いたっては 全身に重度の火傷を負い 今生きてるのが不思議なくれぇだ。。゛絶望゛ の2文字が脳裏を掠める。 「シン!! ジョーカーが目を覚ましたわ」 「す・すまないな 迷惑をかけたようだ・・・な」 体を起こしながら ジョーカー は礼を言った。 「へっ お前らしくねぇ・・・」 「ふふふ・・・・・」 ジョーカーが微笑を浮かべる。 「レ・レジは? レジは どこなの?」 俺は傍らで 未だ目を覚まさないレジを指差した。 その時のジョーカーの顔は今でも忘れられない。。ジョーカーの端正な顔が崩れ 半狂乱になりながら レジを揺り動かす。 「お・お お前がいなくなったら 誰が私に痛みをくれるというの!!!」「レジッ!! 約束を果たせ!!! 目を覚ましなさいっ!!!」 動かした衝撃で 腕に巻かれた包帯も剥がれ落ち 皮膚を突き破った骨が見える。。 俺達二人は あまりの光景に動けなかった・・・それほどの 慟哭 叫び 動く腕で ジョーカーは レジを平手打ちしはじめる。 「やめろ!! 何しやがる」 ジョーカーの腕を押さえた。 「うるさいっ 私に構うな!!!」 俺の腕を力任せに払う。。 「何が分かる? 貴様に何が分かるというんだ!!!」 喧騒と身体を揺れ動かされた刺激から レジが微かに目を開けた・・・。 「ジョ・・・・ ジ・・・ ジョー・・カー・・・・・」最後の力を振り絞って レジが声をあげる。。くぐもった声にしかならない 「レジ 見ろ!! 私の首だ!! 私の命はお前が取る約束だ!!!」「や・や・やく・・そく 果た・・・せそうに・・あり・・・ま・・せ・・」「うう・・・うっ」 ゆっくりと 最後の微笑を浮かべる レジ。 「レジィィィイィ!!!!」 ジョーカー の魂の叫びはいつまでも響いた・・・
2006年10月17日
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「俺は ジョーカーを救う ルイ お前は レジを頼む!」「出来るかっ?」 「やってみるわ!」 怒りに我を失ったヤツは 怨嗟の叫びをあげ 手当たり次第 熱線を吐きまくっている。 グゥゥワァァァーーー 「行くぞ!!!」 ゼウシカの堅皮を 重ねたブーツが大地を蹴る。 自分でも 信じられぬほどに身体が動いた。 頭上スレスレを通る熱線にキモを冷やしながら ジョーカーまでの最短距離を走った。 ヤツの脇を 脱兎のごとく擦りぬけ 動かぬジョーカーの華奢な体を抱えあげる。「!!!!!」 手に残る嫌な感触。。(やべぇ・・・ 肋骨が折れて内臓までいってやがる・・・) 「しっかりしやがれ!!!」 ----返答は無い 「ちいぃぃい!!!」 ルイを見る。 レジを抱え こっちに走りはじめている。 ヤツが気配に気付きはじめた・・・ 獰猛な笑みを浮かべ始める。。 「ルイ 急げ!!! その先の崖から飛び降りろ!!!」 躊躇無く頷く ルイ 背後から 地響き と 雪煙を 巻き立てながら ヤツが迫る。 「飛ぶぞっ!!!」 銀風を巻き起こしながら 俺達4人は空中に身を投じた。。 続く・・・・
2006年10月17日
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昨夜のプチオフ会は 前回のオフ会と また一味違って少人数ゆえ 数多くの人とお話が出来て 最後まで笑いが絶えない楽しいオフ会でした。そこでも お話が出たのですが 忘年会のお話があります。 前回は 東京で開催したゆえ 地理的な面で 遠方の人には経済的負担や遠方ゆえ来れなかった人もいるやもしれません。そこで 第2回オフ会(忘年会)は 西の都 大阪 でやろうかと思ってます。しかしながら 今回は 前回の様に 店長のご好意によって お貸し頂いた 朝までいられる場所は無いゆえ 宿泊施設も考えなければなりません・・・ それゆえ 事前に 参加人数の把握 宿泊の希望等のアンケートを取りたいと思います。参加希望の団員は 下記の内容を明記し 親父宛にメール下さい。参加人数等を把握し 開催の有無 予算枠等を 再考致します。※宿泊施設の確保等があるゆえ メールの締め切りは 11月10日 必着※金銭的負担もあるので 無理はせず 参加できる人だけお願いします。※前回の様に 高校生以下の参加は原則的に 親の同伴のみ可としますが 今回は宿泊もあり 遊園地もあるので 各自相談に乗ります。プラン予定 1日目の夜 忘年会 終了後 宿泊 2日目 USJで目一杯遊んで解散※日程は 希望者数の多い日程を優先すると思うっす・・・おおよその予算(各自の交通費は含みません)宿泊費(素泊まり)¥4000 宴会費¥4000 USJパス¥5800 程度 ------------------------------------------------------アンケート1. 希望日時 12月9~10日 12月16~17日2. 宿泊の希望 有 無3. USJの参加 有 無4. ニックネームと本名5. 連絡先(携帯 or 自宅の電話番号)6. 連絡可能なメールアドレス7. 住所(県名だけで可)8. 年代(何十代で可 16歳以下の場合は 年齢を書く事)※ 宴会 or USJ どちらか一方の参加でもOKです。親父あてのメールの宛先 ------------------------------------------------------------- 以上 みんなのお返事待ってんぜぃ
2006年10月16日
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前回参加出来なかった JAM と ミナが上京するっていうんでさっそく 関東近辺の団員にお話したところ なぁ~~んと10人以上が集まりプチオフ会とは名ばかりの 結構 大掛かりな オフ会になったす (*゚∇゚)人(゚∇゚*) お前ら 良いヤツばっかりっすね~ 今回参加してくれた仲間思いの団員達Jo リュウ 英史 バンビ 藍 ラウル れい ゼファー JAM ミナ 前回の様に 全く顔を合わせた事ねぇ状況とは違い 顔も知ってる訳だから かなり楽っす。。(前は すっげぇ人数集まる改札口で 胸に薔薇をつけさせられたからなぁ~笑) 親父が いっつも思うのは 社会人になると 上下関係や利害関係に縛られ中々 子供の頃のような 親友っつうか 本当の意味での友達が出来にくいんすけど親ハン 始めて ほんっとに たくさんの親友が出来た事が一番の幸せ(笑) 改札口で 長年の親友と会う感じで 皆と合流。初めて会う JAM と ミナも すぐに仲良くなる。。こういう関係は 一般社会には ねぇぇっすね。 親父が親ハン史上 最も爆笑した JAMの 超巨大アフロこそ見れなかったっすけどJAM と ミナに会えた喜びだけでお腹一杯ですた。。。。 さてさて 予約した店にも無事ついた所で 注文開始。。 親父世代は 酒は飲むけど つまみは そんな喰わないっす。。まぁ お酒をチビリチビリ つまみはチョコチョコって感じかな。それゆえ 宴会セットにすっと 余計高くついちゃうし 料理も残っちゃうので今回は フリーで入った訳っす。。でも でも _| ̄|○il|li 若手団員の食欲舐めてたっす・・・ 食うこと 食うこと もう止まんね~~って感じ。 特に れい お前は 大食い選手権でも出るつもりかよぉぉ って位食べる。。英史も 負けず劣らず食う・・・ (もう お前らだけ 別会計しろやぁぁ~~~ 親父達は他人っす 笑) 親父LOVEのセレは 親父に電話ばっかくるし(笑)うちの若手はどうなっているんじゃっぃいぃ(笑) まぁ可愛いから良いけどねw いつまでも続いて欲しい楽しい時間も そろそろお開き。。店員のお姉さんから 「こちらになります~~~」 と手渡された 一枚のレシート。。 まるで トイレットペーパーの様に クソ長く 最後に書かれた数字は 60000z ガ━━(°Д°;)━━ン! れい&英史のせいや・・・(笑) 流れは止まらず2次会へ・・・ 皆の笑いが止まらぬ中 終電の時刻は迫る。。 「親父さん そろそろ終電やばいんじゃない?」 と リュウ (* ̄□ ̄)はぅ! 親父の自宅は 飲み会会場から タクシーで帰った場合 PS2が余裕で買えちまう。。 (|||||゚ _ ゚ ;) ま・まじぃぃ ダッシュで 駅に向かう親父。。 手にはJAMの御土産 一升瓶持って(笑)お・おもぃぃぃい(笑) 駅員さんからの 「今から最終電車が参ります ホームの内側・・・」 (やめて~~~~~~~~~~ まって~~~!!!!) 電車に飛び乗った瞬間 閉まる扉。。 「あああ 助かった。。。」 今回のプチオフ会は 皆に会えた喜びと 最高のスリルを味わった親父ですた(笑)あ~~ 楽しかった また遊ぼうぜぃ ( ^▽゚)bグッ!
2006年10月16日
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俺が 狙撃ポイントに辿り着いて 数呼吸もおかないうちに遠くで ひどく現実味のない音が聞こえ始めた・・・ 凄まじいまでの声量を誇る 雄叫び それに纏わりつく双剣と何かが交錯する音。(ジョーカーが おっぱじめやがったな・・・) まだ こちらに来るまでは時間がある。目にもとまらぬ速さで 風速 湿度 温度を確かめ 膝射の姿勢を取る乱れた気息を整え 目を瞑った。。 呼吸数 いい感じだ。心拍数 いつも通り脈拍数 戦いの幕開けを予感し 少し高いってとこか・・・ 問題ねぇ。 スコープを覗く俺の体は高揚し 指先は 発射の瞬間を 今か今かと待ち続ける。。辺り一面に俺の神経が張り巡り始め 通り過ぎていく風の色までもが意識下に落ちていく。 準備は整った・・・ スコープ越しに見る ジョーカーの動きは 神の演出による戯曲を思わせた。一切の無駄な動きが無く 全て計算された様に ヤツを翻弄し続ける。 巨腕から繰り出される一撃を センチ単位で見切り その間隙を縫ってギルドナイトセイバーが ヤツの表皮を切り裂く。巻き上がる雪煙に血が混ざり合い 俺にしてみりゃ 墨彩画を思わせる・・・ (よし ジョーカー もう少し もう少しだ・・・・) 俺は精神統一をさらに続けた・・・目には見えぬ 俺だけの結界。。 狙撃対象と呼気を合わせ 脈拍を合わせ さらに意識まで同調させる。これが出来てこその ワンショット・ワンキルである 始めに流れてきたヤツの感情は 「殺」 と 「喜」 人との感情とは 違うゆえ うまく言い表せねぇが一言で言やぁ 人間とは比べ物にならねぇほどの ドス黒い瘴気・・・ 「殺」 「喰う」 「喰う」 「殺」 「殺」 「喰らう」 ヤツから 流れこんで来る意識。 俺の意識さえも 喰われそうになる。。 (くっ・・・・・ そうこなくちゃな・・・) 強張った笑みが俺の顔に浮かび始めていた。 ジョーカーの再三たる攻撃に 業を煮やしたヤツは 乱杭歯並ぶ口を開け吼える!!「ゴオオウウゥゥゥウーーーー」 たまらない雄たけび。。 大気が震え 地響きと共に ヤツの体躯に黄金色の朱が走り始めた。 (やべぇ ジョーカー もういい!!!) 殺気の風圧に圧倒され 動けないジョーカーに 巨大ハンマーの一撃の様な衝撃が襲う。咄嗟にブロックした左腕が いともたやすくブチ折られ 独楽の様に回転しながら ジョーカーは倒れた。 口からは大量の吐血。 ヤツの歓喜は頂点に達した・・・ 「ルイ 早く 早く そいつを投げつけろ!!!」 金獅子を直視したことによる 一時的な 恐慌がルイを襲っていた。。 「早く ジョーカーが 危ねぇ!!!」 「は・はいっ」 ポンッ ポンッ 一気に濃密な煙が充満する。。 ヤツの意識から 殺戮を邪魔された激しい怒りが噴出してきやがる。。 グゴココォォォオ~~~ 絶え間なく続く 咆哮! (レジ おめぇの出番だ!!!) 機械の様な精密な動きで レジが 我微針を放つ。。銀色の光の筋が煙に吸い込まれた瞬間 凄まじいまでの咆哮が2度上がる 意識を同調させた 俺にまで届く右目の痛み・・・ 1秒後に 左腕を真正面に叩きつける。2.5秒後に 雄たけび (いいぞ このままいけ・・・) 俺の体に血が滾りはじめる。。人間の奥底に眠る 狩猟への歓喜。。 6秒後に 振り返ったその時こそ おめぇの終りだ!!!! 薄れゆく煙の中 完全にヤツに同調した俺は 必殺の一撃を放った!!いや 放とうとした。。 トリガーが引ききられるまで あと2mm足らず ヤツとの射線軸に 走り出した レジの姿が重なっていたのだ!このまま撃てば レジに当たっちまう (バカやろうがぁぁ!!!! 何考えていやがる!!!) レジの走る先には ピクリとも動かないジョーカーがいる。 (あ・あいつ! ジョーカーを!!!) 吸い込まれる急激な呼気 ヤツの体が倍以上になった瞬間 四方八方に 灼熱の光線が吐き出される。 俺のまなこに くたびれたボロ布の様に吹き飛ばされる レジが映った・・・ 続く・・・・
2006年10月14日
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俺が考えていた作戦は どう考えても1人や2人の犠牲がいる。 俺以外の誰かが あの世に行くのは 気にもとめねぇがルイが 死ぬやもしれぬ作戦は出来ない。 幾つかの作戦が ルイの登場によって使えなくなった訳だ。。残ったのは 一つ。 俺の切り札的カード。全員の息が合った時だけ成功し タイミングがずれれば 仲良く 三途の川を渡る事になる。いきなり 切り札を使うのは 俺の流儀に反するが 贅沢を言ってる場合じゃねぇな。 俺は 有無をいわさない口調で切り出した・・・ 「聞いてくれ・・・」 「この先に 入り口は広いが 先は袋小路になってる場所がある」「そこに おとりを使って ヤツをおびき出すわけだが・・・」「その おとり役は ジョーカー お前だ」 ジョーカーは何も言わず 微笑を浮かべる。 「次に ルイ」「ここに 俺が作った特性の煙玉がある。 誘い出すのに成功したら こいつを ありったけ ヤツに投げつけてくれ」「普通の煙玉と違って 持続時間も 煙の濃度も桁違いゆえ かなり長い間 視界が効かなくなる」 ルイ が数度うなづく。 「最後に レジ」「気配や音で行動するお前なら 煙玉は苦にならねぇだろ」「その 懐に抱えている針で ヤツの残った目を潰してくれ・・・」 「承知・・・」 短く返事を返す レジを無理矢理パーティに参加させた理由がこれだった。気配と音で行動が可能な レジがいてこそ この作戦は成功する。 「そこから先は俺の役目だ・・・」 自分自身に言い聞かせた・・・ (俺の役目か・・・・) 単純な話だ・・・ ヴァジュラ を撃ちこみゃあいい。 煙玉で 俺も視界を奪われるが ワンショット・ワンキルを撃つ前の様にヤツの思考と同化さえ出来れば 目をつぶっても当てられるだろう。狙うは 中枢神経が集中し 眉間以上の急所である 延髄 俺が用意した ライトボウガンには 特性のサイレンサーを装着し狙撃時に起こる発射音を 限りなく ゼロに近く押さえてある。しかも 弾丸自体が螺旋状になっており 弾丸自体の速度こそ落ちるものの空気を切り裂く擦過音も立てねぇ。 両目を潰されたヤツに 無音で飛来する必殺の矢 ヴァジュラ 勝機は充分にある。 だが あくまで 仮定の話だ。。 4人の命を ベットするには分が悪すぎる。。。 「どうだ 分がわりぃ賭けかもしれねぇが 俺に賭けてみるか?」 「シンの無鉄砲さは 昔からでしょ・・・ いまさら聞く意味ある?」 少し はにかみながら ルイが笑う。 「まぁ ポチに任せるのも一興かもね・・・」ジョーカー も続く。 「異論はない」 レジが呼応する。 「ガラじゃねぇが言わせてくれ・・・」 「死ぬんじゃねぇぞ!! 生きて帰ろうぜ !!!」 素面では とても口に出来ねぇセリフを言う 俺だった。 続く・・・・・ 後記む・むずかしい・・・ 登場人物が増えれば増えるだけ 設定が増えれば増えるだけ整合性が取れなくなり あっちを弄くれば こっちが立たず・・・まして 登場人物に性格を与えた為 「う~~ん こいつは こんなセリフは言わない・・・」とか めちゃくちゃ悩みます。。一番の悩みどころは 主人公の武器は一発のみそこに最高の演出を与えてこそ カタルシスが生まれる訳ですが 親父の腕では役不足で・・・ (苦笑) 生み出す苦しみを今更ながら味わってます
2006年10月12日
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戦う ジョーカー レジ ルイ 俺は バーーンって 撃った。 うう 効かない。 まいったなーーー ピンチだ~ こんな時はあの人を呼ぼう!「JIN様~~~~~」 「とうっ 待たせたな みんな」 颯爽と現れる 廃人ハンター JIN 「必殺 プレイ時間1400斬り!!!」 ギャーーーーーー 倒れる ラージャン 「良かった 良かった ワハハハハ」 明日に向かってがんばろ~~ 完 うそうそ 本気にしないように(笑)
2006年10月11日
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「おい どこまで行くんだよ!! そろそろヤツのテリトリーに入んぜ!!!」俺は 散歩でもするような足取りで前を進む ジョーカーに問いかけた。 「ポチは黙ってついてくればいいのよ」 (てめぇ~ いつか ガタガタに言わしてやる) 「ん 何か言ったかしら?」 「何も言ってねぇよ」 (地獄耳だぜ ったくよ・・・) 「レジ と合流ってとこか?」 ジョーカーが歩みをとめる。 どうやら図星だったらしい。。 こちらを振り返りながら 「まぁ そんなとこね。。 ポチは頭だけは良いのね・・・ ふふふ」 「もう少し登った先に ベースキャンプの跡地があるわ」 「そこなら 多少の休息も取れるはずよ」 「ああ 願ったりだね」 登攀の間 きたるべく ヤツとの闘いに思いをはせる ジョーカー と俺だけのパーティでは 勝機すらないだろう・・・皆には悪いが 数多くの活餌を ヤツの前にぶらさげ 俺の狙撃から ヤツの注意を逸らすことが絶対条件だ。 単独で狙撃した場合 確実にかわされる確信が俺にはあった。 スナイパーのみに備わる 絶対的な勘俺の何よりも頼れる武器。 ベースキャンプに辿り着いて半刻もしないうちに 2つの気配が近づいてくるのを感じた。 風に たなびくフードの音は 間違いなく レジだ。もう一人の足音は? 聞き覚えがなかった。 いやっ 待てよ この2歩目から 3歩目にかけて歩幅が広がるこの音は・・・(ま・まさかっ!!!) たまらず 俺はキャンプから飛び出す!!! 「ル・ルイ か・・・?」 少女から 乙女に成長していたが あの頃の面影は充分に残している。まして 亜麻色の綺麗な髪は 昔と寸分も変わってない。 「う・うそでしょ・・・ シン! シン なの?」 感情を殺していた反動からか 大きな褐色の瞳から大粒の涙がこぼれる。。 「生きていた 生きてい・・・」 涙で声が繋がらない。「随分 待たせちまったな・・・」 そっと ルイの肩を抱いた。。 「ダイ と テン はどうした?」 ルイ が 胸の中で 小さく首を振る・・・「分かった もういい・・・」 泣き崩れそうな ルイを 俺はもっと強く強く抱きしめた。。 パン パン パン 愛想の無い拍手の音 「はい はい お涙頂戴は もうすんだかしら?」 と ジョーカー 「そろそろ 本題に入らせて欲しいのだけれど・・・」 「ああ すまねぇ」 落ち着きを取り戻した ルイを 傍らに立たせ ジョーカーの話に耳を傾ける。 「ポチ そろそろ あんたの 奥の手とやらを聞かせてもらえないかしら?」 (ケッ・・・ 腹の探り合いは向こうの方が1枚上手だな。。) 「ヤツの動きを 最低で1秒 止める事はできねぇか?」 「そうねぇ~ レジと私の二人じゃ無理かもね・・・」「その お嬢さんが入れば 何とかなるやもしれないわ。。」 「どう思う レジ 」 「御意・・・・」 「駄目だ! 駄目 駄目 こいつは下山させる」 「あら 手伝わないって事かしら?」 「ここで逃げても 私か レジが殺す事になるだけよ」 ぞろりと 怖い事を言い放った。。 「ギルドからの依頼は絶対の掟。」「敵前逃亡は ゛死あるのみ゛ を知らない訳じゃないでしょ?」 こいつらなら どんな事をしてもやるだろう・・・二人が相手とあっちゃ 相打ちさえも難しい。 何しろ 俺には武器ひとつないのだ。。 俺は両手をあげて 降参のポーズを取る「ああ 分かったよ 俺の負けだ。。」 「私からもお願い ダイ と テンの仇を取りたいの!!!」「生きて帰れなくても構わない だって シンに会えたのだから・・・」 覚悟は決った・・・ 「作戦を説明する」 俺の声だけが響いた。 続く・・・・
2006年10月11日
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城塞都市 ドンドルマ四方を 頑強な城壁で囲まれ 中心部の王城を核とし 放射状に 様々な施設が所狭しと隣接する複合都市。 人の生死を司る カント寺院大衆の胃袋を満たす ゴッド市場ハンター達の憩いの酒場でもある Bar of rickey 中でも最も活気に溢れ ドンドルマの経済の一端を担うといわれているハンターズギルドが いつもとは違う静けさを見せていた。 ハンターズギルド 地下3階 書庫室 一般のハンターでは 立ち入る事さえ出来ない区域である。古今東西の飛龍や 様々なモンスターの資料が 何万冊と並びその中には 禁書や 既に失われた古代言語を司る魔法書も 多数存在すると言う。 書庫室の薄暗い部屋の中で 3人の男達が一心不乱に かび臭い資料に眼を通していた。 「まだ 見つける事ができんのか!」 怒声が飛ぶ 「まぁ 落ち着きなされ リー教官殿 もう少しじゃ・・・」 ページをめくる手が早まる。。 「こ ・ これじゃな・・・」 年老いた老人の眼が細まる。 「分かったのか? コバン書記官!」 「うむ Rarjan ラージャン とでも発音するんじゃろう・・・」 「名前なぞは どうだっていい!」 「ジョーカー達が失敗した時の事を考え 防衛戦の準備をしなければならんのだ!」 「有効な 手立てはあるのか ないのか どっちなんだ!」 「まぁ 落ち着きなされ ここは ちと暗いわい ジュン もう少し灯りをくれ」 「は・はい」侍従の ジュンが 席をたった。 文献によれば ラージャンという呼び名は リオレイアの様な種を意味する物ではなく 単独種を意味する。 東方では 金獅子と呼ばれ 神の化身のごとく扱われる。百年単位で現れ 暴虐の限りを尽くした後は 突然と姿を消すゆえ 未だ討伐に成功した記録はない。 体長は 少なくとも10m以上飛龍のブレスの代わりに 爆発性の光球を吐く。最大の特徴は 金獅子の名前の由来となっている 体表の色を黄金色に変える。 「ええい そんな話はどうでもいい! 対応策はないのか?」 「文献はこれで 終いじゃ・・・」 「この文献によると 最後に存在が確認されたのが100年ほど前じゃな」「重騎士を 多数抱えておったカッツ王国でさえ 滅びるのに 2日余りだったと この伝記は結んでおる・・・」 「獲物を食い尽くせば ここに現れるのも時間の問題やもしれぬ・・・」 「ぐっ・・・」 絶句する 教官。 「ジョ・ジョ・ジョーカーらが きっと な・なんとか・・」 「無駄じゃの・・・ 神に逆らえるものはおるまいて・・・」 書記官が俯いた。 「打つ手は無し あるとすれば 祈るのみじゃ・・・の」 静まり返った書庫室に 重苦しい空気がただよった。 続く・・・後記今回は オマケっす(笑) このセリフは 他の人が話す予定だったんすけど残りの登場人物を数えたら もう話が滅茶苦茶になっちゃうので 無理矢理いれました(笑)出てなかった 皆さんを全員 どこかに散りばめたつもりですので 探してみてね。。
2006年10月10日
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「ううう・・・ うう」 体に沁みこむ冷気が まどろむ意識を覚醒させた。。肩から綺麗な亜麻色の髪が流れる。 「ここは・・・?」 ルイ が不安気に声を出した。 (た・たしか 後ろから吹き飛ばされて・・・) 現状を確かめるべく 周囲に視線を這わす。異常はみられない。 さらに 視線を頭上に移した・・・頭上には ルイの落下を偶然にも防いだであろう 立木が数本折れていた。今更ながら 立木に 引っかからず直撃した事を思うと 身震いする。 体に負傷はないようね。。 打ち身が少々あるようだけど 怪我の内には入らないわ。 立ち上がろうとした その時!! 「がっ!!!!・・・」 尋常ではない痛みが 首筋から走り 全身が硬直する。。指一本動かせない。。どうやら 背後から 首の神経をつかさどる点穴を押さえられてるようだ。。 「声を出すな・・・ 声をあげれば殺す・・・」 「Yes なら歯を一度鳴らせ No なら二度だ」「分かったか?」 一度だけ歯を鳴らした。 とても反撃できる状況ではない。 「アサシンギルドからの指令に シンと言うガンナーの暗殺は入っているか?」 (シン?? ま・まさか あのシン? どういう事?・・・)数瞬の間 思巡する。 「ぐっっう・・・」 再度 痛みが襲う。。 「聞こえなかったのか?」 歯を二度鳴らす。 「最後に尋ねる マルボロという名前に心当たりはあるか?」 もう一度 歯を二度。 「・・・ギルドも 手の込んだ真似をする」 何者かが 背後でつぶやく。 点穴を押さえていた指先が離れ 徐々にではあるが 体の自由が戻りつつあった。 ゆっくり 振り向いた 視線の先には 目深にフードを被った軽装のハンターらしき者が立っていた。。 フードからは表情は見えない。 「よく聞け 一度しかいわん」 「登攀途中に 幾つかの 人だった残骸に出くわした」人だった という言葉が ことさら強調される。 「残った装備から見て お前らパーティの仲間だろう」 ルイ の足元に カタールが投げ込まれた。。 「こ・これは テンの・・・」 言葉を飲み込む。。 (お前程度でも時間稼ぎにはなるやもしれん・・・・) 「生きて帰りたかったら 協力するんだな・・・」 反論を許さない声だった。 (どうやら 敵ではないらしい・・・) 「交渉する余地はなさそうね?」 と ルイ 返事は無かった。。 きびすを返す一瞬 フードが揺れる。。あるべき位置に 眼球は無く 深い窪みがだけが見て取れた。。 (ひっ・・・・) 小さな悲鳴を ルイは飲み込んだのだった。 続く・・・・・
2006年10月09日
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「いったい どういう風の吹き回しだい? 力仕事はしないはずだろ?」「だってぇ~ シンが心配だったんですものぉ~」 (ケッ 大方 俺が逃亡するか 失敗した時の為の 後詰めってとこか・・)それにしても 俺に一切の気配を感じさせず ここまで追随するとは恐ろしい野郎だ・・・しかも 殺す瞬間も 殺気一つ感じさせねぇ。。今更ながら 敵に回すと恐ろしいが 味方にすりゃ これ程頼もしいヤツもいねぇな。。。 ジョーカーは 物欲しげな表情を浮かべながら ナイトセイバーに こびり付いた血糊を マルボロの死体で拭っていた。。「・・・・って どういう感じなのかしら・・・・」 消え入りそうな声で囁く。 一陣の風が ジョーカーの呟きを打ち消し 俺には聞き取ることは出来ない。 「この貸しは高くつくわよ 」「ああ・・・」「そうね~ ドンドルマ一の 気分屋さんを 好きなニックネームで呼べる権利はいかが?」「勝手にしろ・・・」 「さぁて 行くわよ ポチ!!!」 「なっ!!! お前それはねぇ~だろうが!!!」 「や ・ く ・ そ ・ く でしょ?」 どこまで本気で どこまで冗談なのか その表情からは読み取れなかった。。 「好きにしやがれ・・・・」 目だけは笑わず 唇だけを釣り上げる 独特の表情をジョーカーは浮かべた。 それと 同時刻 カル=スと プロトは 生態系の激変に気づき始めていた。。この時期は ガウシカの群れを そこかしこに見かけるのだが 痕跡すらない。 中でも異様だったのは 登板途中に フルフルと呼ばれる飛龍の亜種が 胴体を中心に捻じ切られて絶命していたのだった。。しかも 今まで見たことの無い どす黒い色にまで変色している。 「お・おい どうすりゃ フルフルをここまで できんだよ・・・」 プロトが問いかける。「お・お・おれに そんな事が分かる訳ねぇよ・・・」 カルが答えた。「な・なんか や・やばくねぇか?」「報酬も法外だったし たかが ドドだろ? やれねぇ事はねぇって!」「それに この金があれば 弟のナルを 良い医者に見せられるんだろ?」「そ・それは・・・」「ジョーカーさんの話では シンっていうガンナーに任せておけば良いって言ってたしな」「あぁ・・・」 「しっ!!! 何かいる」 二人のハンターは 下位とはいえ それなりに修羅場をくぐってきた者たちである。一瞬で状況を理解し 臨戦態勢を整えた!!!この化け物を 先に見つける事が出来た幸運を知らずに・・・ 二人の視線の先に 小山ほどの大きさの何かが蠢いている。どうやら食事中のようだ。。 黒褐色に染まった体毛の下から グズグズに糜爛した体躯が見て取れる。その腐りつつある部位は 左半身に集中しており 時折 緑色の液体が 噴出している。地面に落ちた 緑色の液体からは 酸の様な刺激臭が立ち ジュウジュウと音を立てていた。 「お・おい あ・あ・あ あれって ほ・ほんとうに ドドブランゴなのかよ!!!」 「わ・わ・わ・わ わからねぇ」 脚が小刻みに震えだし 背骨が引き抜かれる様な感覚。。人間が太古から持つ 原始的な恐怖感。。 「に・に・に・にげよう・・・ 俺達で ど・どうにか できるレベルじゃな・な・ない」 震えた足が 不安定だった岩場の一部を壊し 派手な音を立てた。。(バ・バカヤロー・・・・) 黒褐色の化け物は ゆっくりと こちらに振り向き始める。。あまりの恐怖のため プロトは視線を外すことが出来ない。。 カルも同様だった。。 ドグォォオォォォ~ッ 強烈な咆哮が あたり一面の空気を震わせ その怒号が終わるやいなや大型の獣とは思えない早さで跳躍した。 訳がわからなかった このまま狂ってしまえればいいのに・・・・怪物の一撃は カルの頭頂部に直撃し 内臓を破裂をさせながら 身長を半分にさせた。 何かの冗談のような光景に 現実感が消失し 自慢の太刀 さえ抜くことを忘れる。 強烈な獣臭と 酸の匂いが鼻につく正面から怪物に抱きすくめられた。。 「ぐわぁぁぁ~~~」 緑色の酸が体を焼き始める。。。 ジュウジュウと 煙をあげながら 肌が焼かれていく。。 万力の様な力で押さえられた体躯は 腕一本動かすことは出来ない。。 「うぐっ ぐぐぐう ぎゃぁぁ~~~」 「と・と・とける 俺の体が と・とけていく・・・・・」 断末魔を十分楽しんだのか 一気に両腕が膨れ上がった!!!ガッゴゴキ 乾いた音が鳴った 全身の骨を粉々にされたプロトは絶命した。。 二人の若者の夢は 適う事はなかった・・・ 続く・・・・ 後記がんばって なんとか 出演していただきました(笑)ちょっと苦しいっすけど その辺はご勘弁を。。。
2006年10月07日
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俺には ひとつの確信めいた考えがあった。 ブロウガンは 必殺の武器に違いないが 針を呼気で飛ばすゆえ貫通力が大幅に落ちる。俺がヤツだとしたら 鎧を貫通できなかった場合を考慮し狙うなら 首筋 しかも心の臓に直結する 左の頚動脈を狙う。。 そこさえ防ぐ事ができれば・・・ 陽光のきまぐれか 右斜め前方 ほんの一瞬だったが僅かな反射による光源が眼に映る。 (あそこか・・・・!?) 俺は賭けに出た。 距離は20m強 突進を開始する・・・頭の中でもう一度 自分の動きを組立る。 その間も肉体の動きは止まっちゃいねぇ。一歩ごとに 俺の動きは加速していくあと10m・・・ 俺なら ここで撃つ。 祈るような気持ちで ハンターナイフを首筋に被せた。 キィィイィーーン!!!!金属と金属が激しくぶつかる音 (ドンピシャ!!) ここまでは俺の勝ち さぁ どう来る? あと目標まで4m・・・ 2m・・・・ 一気に 隠密の体捌きを利用した 加速を加え 体勢を極限まで低くしての側転回避を行う!!!! 1m・・・ 案の定 俺の頭があったであろう空間に 巨大な重量をもった物体がとてつもない速さで通過していく。。風圧で髪が数本もっていかれる。 ヤツの顔が引きつる。攻撃を 振り切った筋肉は 伸びきり 咄嗟の対応ができねぇはずだ!!俺は 逆手に持ったハンターナイフを ヤツの首筋に叩き込んだ。 「じゃっ!!!」 パッキーーーーン!!!! 乾いた音をたてながら 中ほどからナイフが折れる。。 (ちっぃぃぃ ブロウガンの衝撃に耐え切れなかったか・・・) 交差した二人は 再度 間合いを取る。。 「くっくくく キモを冷やさせてくれるじゃねぇか ええ おい」「そう しけたツラすんなよ くっくく」「まぁ 万策尽きたって所だろうがよ・・・」 下卑た笑いを浮かべるのは 仲間のパーティであるはずのマルボロだった・・・ 「なぜ 俺を狙う?」「冥土の土産にでもするつもりかい? くっくくく」 「ああ 三途の川の渡し賃くらい 貰ってもいいだろう?」 「くっくくく」 泥が煮立つような笑い声が響いた。。 「ずっと行方知れなかった 野郎がいてよ・・・」 「何でも 暗殺組織を抜けるだけでも大罪だっていうのに 仲間殺しまでしたって言うんじゃ 生かしておく訳にいかねぇそうだぜ」 「くっ・・・」 「そろそろ くたばってもらおうか・・・」完全に優位に立った マルボロは喜悦の笑みをうかべ ドラゴンデストロイを振りかぶった。 もう 打つ手はねぇ どうやらここまでの様だ・・・ 自分の顔が挽肉になるのだけは勘弁してくれ・・・ バカな事を考えるものだ。。せめて美女でも思い浮かべながら死にたかったんだがな・・・ズッサ!!! 「・・・・・ ん???」 (なぜ ふりかぶったまま 振りおろさねぇ?) ゴポッ・・・・・ マルボロの口から血泡が吹き出す。。 振り上げた姿勢のまま マルボロは 前のめりにぶっ倒れる・・・その背には 深々と ギルドナイトセイバーが 2本 突き刺さっていた。。 「どうなってやがる?」 完全な逆光の中に細身のシルエットが浮かぶ。眼を細めながら そいつを見上げた・・・ 「ハァ~~イ シン これって貸しって事でいいかしら?」 天使の微笑を浮かべた ジョーカーだった。 続く・・・・ 後記出演依頼 遅せぇ 遅いすぎんぞぉぉお (笑)雪山まで来て どうせぇって言うんじゃい!!!残ったのは 超難題 ゴッド ナル ポチ リッキー こりゃ頭が痛いっす(笑)んとね シンが休憩した小屋に生息する 7人も小人役でも どっすか?「化け物は あっち行っただよ」 7人は声を揃えて叫んだ。。こ・これじゃ やっぱ駄目っすよね・・・・? (笑)
2006年10月07日
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隠密 それは アサシンに脈々と受け継がれる 特殊な隠身法 独自の呼吸法により 気配を完全に殺し 自らの存在自体を希薄にする。その歩法は独特であり 常識では有り得ない姿勢からの移動や 人間の限界レベルを超えた速度で移動するゆえ 視覚では認識してるはずなのに うまくその情報を脳に伝える事が出来ない訳だ。 頭の悪いお前ら用に簡単に説明すっとだな「なんか 通ったかいま?」 こんな感じになるな また 戦闘時も この歩法を利用し 静と動の緩急をつけることにより 静止状態からの急加速 急激な方向転換などによって相手には実際以上に速く見せる事も可能にする。それゆえ 並の動体視力では捉えられる事もなく 瞬時に死角へと飛び込む事も出来る。 俺が 単独行なんて 洒落た事が出来るのも この隠密によるところが大きい。 レジらと別れてから半刻が経過していた。。。 未だ 敵に視認された形跡は無し。。 我ながら惚れ惚れする。微量な粉雪が 舞い散る中 俺は杉の木立に 身を潜めた。 (何か おかしい・・・)首筋の毛が チリチリと逆立つような緊張が続いている。 (言葉では言い表せねぇが こんな時は 決まってやべぇ時だ・・・) 呼吸を大きく吸い込み 一気に止める。自らの気息によって生じる気配を絶ち 周囲の景色と同化した。。 後方からの気配を探る。。 気配はなし・・・・ か・・・ その時 空気がわずかに揺れた。 はっきりと認識できたわけじゃねぇが 俺の本能が危険を告げる!!!反射的に 体を仰け反らす!!! ピシュッ! 俺の 色つきグラスが弾け飛んだ。。 (なっ・・・ 何がおきやがった・・・・) (飛び道具には間違いねぇ・・・・・) 即座に 弾けとんだ色グラスに目をやる。色グラスの縁の部分に 長さ7~8cmの針が深々と突き刺さっていた。。 (ブロウガン!!!) 一気に 俺の血の気が下がる。。 ブロウガンとは 通称 「吹き矢」 と呼ばれ 1m程度の中空の筒から使用者の呼気によって 針を飛ばす武器だが 使用者の肺活量によっては時速400kmを越える。やっかいなことに 呼気によって飛ばされる針は無音に近く 破壊力 飛距離こそガンには及ばないものの 針先に毒を塗る事によって悪魔の武器に変貌する。 考えてもみろ 7~8cmの針が 時速400kmで 音もせず向かってきたら かわせる訳がねぇ。。 俺が かわせたのも奇跡に近い。。きっと 馬鹿丁寧に たっぷり毒も仕込んでいやがるだろうしよ・・・ (どこに いやがる・・・・) 全身の毛穴から嫌な汗が滴り落ちる。腰に常備している ハンターナイフを そろりと引き抜く・・・ 俺は着弾の角度から ある程度の発射位置を予測し 必死で気配を探り始めていた。 (スナイパーが狙われるんじゃ わらいばなしにもならねぇ・・・) ジリジリと時間だけが過ぎてゆく。。 2撃目が放たれれば 発射位置が特定されるとあって 簡単には撃ってはこねぇだろう見えない狙撃手と俺の 命がけの消耗戦が続く。 空は 粉雪が消え 陽光が差しはじめていた。
2006年10月07日
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ドンドルマから 早馬で1時間ほどの距離にある ザクト山脈 この山脈は 標高8000mから 2000m程の山々が連なる。寒冷期には 猛烈なブリザードが荒れ狂い 人を一切寄せ付けない。数々のクライマー達が 寒冷期の登坂に挑んだが 今だ成功例はなかった。 その反面 温暖期や繁殖期には 気候も安定し ガウシカや ポポ達の繁殖地帯になり その毛皮や 装飾品に加工される角や牙 また ドンドルマの市民たちの食料として 重要な資源となっている。 人という存在が 他の生命を奪う事によって存在し続ける事が出来る様に大型モンスターも同様に 生きていくためには他の生命を消費しなければならない。それゆえに ここを根城とするドドブランゴらと人間の獲物の奪い合いが起こる訳だ。そうなって 初めて ハンターの出番になる訳だがこいつらが存在してこそ 俺たちの商売が成り立つ って言うのも皮肉な話だな・・・ おしゃべりが過ぎた。。 ようやく ザクト山脈のふもとに到着した俺達パーティは 雪煙が舞う頂上付近を見つめた。ジョーカー から 大まかな話だけ聞かされている カル=ス や プロトは緊張の為か 極端に 口数が少ない。得体のしれねぇ レジにいたっては 街を出てから一度も口を開かねぇ。。(ちっ 何考えてやがる・・・) 俺は心の中で舌打ちした。 「ここからは それぞれ別行動で ヤツを探そう」「見つけたら 発光弾で合図をしてくれ」 俺は最低限の事だけを短く告げる。 「承知・・・・」 レジが応える。「あ・ああ 分かった 俺は プロトと ツーマンセルで・・・」 震えを押し殺す様に カルが返事をした。 マルボロと呼ばれたハンマー使いは ニヤニヤと薄ら笑いを浮かべる。。 「聞こえているのか!? マルボロ!!」 「ああ 大声を出すんじゃねぇ~よ 聞こえてるって・・・」泥を煮詰めた様な声が響く。 (いけすかねぇ野郎だ・・・) 「メインは 大型モンスターの殲滅 サブは生存者の救出」「いいなっ!!!」 「生きてなんかいねぇよ・・・ 何を今更 くくっく」先ほどの薄ら笑いを続けながら マルボロが嘲笑した。 強烈な殺気が 俺の中に満ちる。。。自分でも馬鹿な事をしているのは分かってる。 狩猟場での仲間割れなど 最も愚かな行為であり 自らの命をも捨てる行為だ。。 「くくっく 俺は別に ここで やりあっても いいんだぜ・・・」 二人の殺気が充満するにつれ 空気が急激に張り詰めていく。。 「いい加減にしろ 敵だ・・・」 レジが小声で言った。 俺たちの殺気に反応したのか 雪原地帯にのみ生息する白鱗をもったランボスが 俺たちを取り囲み始めていた。 レジが 閃光の様な速さで ランボスの首を叩き落すと同時に「我微針」 と呼ばれる東方から伝わる 小型手裏剣を 続けざまに叩き込む。俺は内心 舌を巻いていた。。かなりの使い手と睨んでいたが ここまでやるとは! マルボロの野郎も 長身から繰り出されるデストロイは 必殺の威力を秘め振り回すたびに ランボスを挽肉に変えていった。。 (俺の出番はここじゃねぇ。。)軽い体捌きで 攻撃を受け流す。 最後の1匹を カルと プロトが止めをさした。。俺たちの足元には ランボスと呼ばれた肉塊が並び ランボスの はらわたからは 湯気が立ち上っている。濃い目の色グラスをかけた俺には 全てが白黒の世界としか認識できねぇがさぞ 阿鼻叫喚な世界になっているだろう。。 肩で息をする カルや プロトに比べ レジやマルボロは 呼吸一つ乱しちゃいねぇ。。。 「準備運動は済んだな?」 と 俺が叫ぶ 4人がうなづき それぞれが それぞれの思いを胸に 自らの命をチップにかえ 生と死が 隣り合わせに交錯する ゲームのダイスを投げ始める。。 俺に ハズレがでねぇ事を 祈っててくれ 続く・・・
2006年10月06日
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雪山の 中腹部付近にある 人間一人がやっとの思いで身体を潜らせる事ができる洞穴に 二人の人影が身をひそめていた。。 「ヤツは一体なんなんだ!!」「俺の一撃は 確実にヤツを切りつけはずだぜ!!!」「ううう・・・うっ・・・」 「もう喋るんじゃない テン 傷に響く」 テン の胸に刻み込まれた傷は 一目で 致命傷と 分かる・・・しかも ヤツ自身が 毒を内包しているらしく テンの傷口は膨れ上がりグズグズに膿はじめている。。 傷口の包帯を変えながら ダイは先ほどの戦闘を思い浮かべていた。。数百人が警護を固める 王族の寝室でさえ 忍び込みつつ 暗殺をやりとげる俺達がたかが 獣一匹にてこずるとは思えなかった。。獣のどこでも構わない この猛毒が付着するカタールの刃先で切りつければすむ。。そう考えていた矢先に 突然 そいつは現れた。。 とてつもない熱量を持った 光球が俺たちの背後で爆発し その反動で リーダーの ルイが谷底まで吹き飛ばされる・・・光球の熱量により 背中一面に小規模な火傷を負った俺は なかば意識を失いつつあったが ヤツに切りかかる テンの姿だけはハッキリ見えた。。 テンの カタールは ヤツの人間で言う頚動脈を正確にとらえていた。(やった・・・・ これで おしめぇ・・・だ) テン の顔にも 安堵感が広がる。。 その時の顔を 俺は生涯忘れないだろう。。。狂乱の浮かぶ表情の中 ヤツが不敵に 片方の唇を釣り上げたのだ! とてつもない速さから繰り出される 豪腕の一撃。ヤツの爪先は 長弓の矢さえ貫通しないと言われた鎧など 何の障害にもならずボロ屑の様に テンを切り裂く・・・ 迫り来る ヤツの巨体 死を覚悟した その時 光球の爆発によって もたらされた振動が 雪庇に積もっていた大量の雪を動かした。 ゴォォォオオオ~~ (雪崩っ!!!!) 全てを飲み込む 雪の激流が 俺たち全てを巻き込む。。俺たちの身体は 大量の雪と共に宙を舞ったのだった。。 「おいっ 目を覚ませ!!!」 バシッ 頬を叩かれる痛みで テンが 目を覚ます。。 「うっ うううう ダ・ダイかっ?」 まどろむ意識の中 尋ねる。「俺たち どうなったんだ? ヤツは?」「分からん どうやら 俺達ごと雪崩で流されたみたいだな・・・」 「そばにいた お前を引きずって この洞穴に引っ張るだけで精一杯さ」 「ルイは・・・?」 消え入る声で テンが尋ねた。。。静かに首を横に振る ダイ「そうか・・・」 「くぅぅぅ・・・・」 覚醒した事によって 傷の痛みが広がったらしい。慎重に鎧を剥がし 傷口を治療しようとしたが 徒労に終わった。。傷跡は 鍛え上げられた筋膜をも切り裂き 内臓まで達している腹腔からは 内臓の一部が今にも飛び出してきそうだ・・・ 「お・おれは もう駄目なのか? ダイ 答えてくれ!」 「馬鹿な事を言うな!!! 俺が助ける 助けてやるとも!!!」自分で言ってる言葉さえ 空虚に感じられた。 テンが 3回目の意識を失ってから もう数刻は立つ。このまま ここにいれば間違いなく 2人は助からない。。どうする・・・ テン を担いで下山しようにも 俺の鎖骨も肋骨も数本いかれている。。とても もたないだろう・・・俺一人なら助かるかもしれない・・・テン を見捨てて・・・ 「やめてくれっ!!!」よこしまな考えが広がりつつある 自分を恥じた。 テンや ルイとは 生きる時も 死ぬ時も一緒と 誓った仲だ。。今更 俺だけが助かって 何になるって言うんだ!!!こんな時 シンがいたら 挫けそうになる 俺を殴り飛ばしたかもしれないな・・・ ヤツは 生きているだろうか・・・ 覚悟は決った。。 死ぬときは一緒だ。 テンを やっとの思いで背負い 洞穴を後にする。。「ぐっ・・・っくぅぅ」 強烈な痛みが そこかしこから襲う。(へっ・・・・ 気付薬にもってこいってもんだ) 下山を始めて 数刻後 テン の息遣いが聞こえなくなった・・・ 「おい テン!!! おい 目を覚ませ!!!」「なに 死んだ振りなんてしてるんだよっ!! らしくね~だろうが!!」「やめてくれよぉぉ 今回の仕事で アサシンを抜けられるんだろ!!!」「俺を置いていくな いかないでくれ!!! 頼む・・・ ぅぅぅぅ」 「テーーーーンッ !!!!!!」 嘆きの叫び が辺りに響き渡った・・・ 暗闇に たたずむ二人 その背後に浮かぶ 真紅の隻眼 殺戮の宴が始まった・・・・ 続く・・・ 後記帰宅した後や 仕事の合間を縫って一気に2~3話分 書いてしまうんすけどこの辺りから 描写が難しくなっていきました。。。ダイとテンは とっても可哀相な事したなぁ~と 思ってます。ただ ダイは食われちゃう事が希望だったみたいで・・・・(笑) さぁ ラストスパート頑張るぞぉぉ
2006年10月05日
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広場で俺を待っていたのは 一流とは程遠い ハンターと呼ぶのもはばかれる3人。装備自体も 上位のハンター達に及びもしねぇ。。 (ちっ ジョーカーの野郎 こんな やつらしか用意できなかったのかよ・・・)ペっ・・ 大量の唾を吐きすてた。。 名前すら聞く気も起きない俺を察して ジョーカー から紹介が始まる。こちらにいる片手剣を持っているのが カル=スさんそれで こちらが プロトさんになるわ・・・最後に 背が高くて ドラゴンデストロイ を担いでるのは マルボローさんね 前の二人は話しにならないレベルだったが 最後の男だけは少しひかっかた。。どこかで見た事がある?・・・か・・ まぁ どうでも良い事なのだが 無性にヤツの目が気になる。。この時 もう少しだけ こいつの事に 思いを巡らせておけば良かったとしこたま 後悔する事になるのだが・・・ 細かな作戦を話し続ける ジョーカー の言葉なぞは聞いちゃいなかった。要はいかに こいつらが ヤツの目を引きつけてくれるかに尽きる。言うなれば 狙撃のチャンスまで 生餌的役割 をしてくれれば いいだけの話だ。 「お前らに言っておくがな 俺の事は無視してくれていい・・・」「せいぜい 生き残る事だけ考えてくれ」「ヤツは俺がやる!」 横暴なまでの 俺の言葉に しらけた雰囲気が広がった・・・ パチパチパチ・・パチ ジョーカー の乾いた拍手音がこだまする。 「さすがね~ 痺れちゃうわ その言葉」言葉とは裏腹に ヘビの様な冷たい視線で 俺を睨みつける 「ジョーカー お前さんは同行しないのか?」「あら 私は 頭脳派よぉ お肌が荒れることはしないわ」 ちっ・・・ 「なら 一つだけ条件がある」 「何かしら?」 「お前の後ろにいる レジを借りてぇ」「今更 何だが これが俺からの最終条件だ これだけは譲れねぇな・・・」 「クッ・・・」 眉間に皺を寄せ 数瞬 考えた挙句 「分かったわ・・・ いいわね レジ?」「あなたの お望みのままに・・・」 「よし交渉成立! 報酬は 100万zで宜しくな」 「なっ・・・・!!!」 こいつとも付き合いは長いが 初めて感情らしい感情を出させる事が出来た。く くくっっっ 苦笑する俺 まぁ 報酬は 生きて帰れればの話だがな。。 真っ赤に憤慨する ジョーカーを尻目に 5人のハンター達がドンドルマを後にした。。ヤツが待ってる死地へ向かって・・・ 続く・・・ 後記かなりの人数の方を出演させることに一苦労。。純和風テイストの名前は 世界観を壊してしまうので とっても難しいっす(笑)そこかしこに 少しづつ散りばめてありますので それを探すのも一興かと思います。やっと物語は終盤にさしかかり なにやらキナ臭い人も出ておりますが今まで死んでない人は 出番が まだまだありますんで こうご期待!
2006年10月05日
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くっ・・・ ジョーカーに指定された時刻まで あと数刻しかねぇ。。 厳重に施錠をしてある 地下の調合室へ俺は向かった。。。 ドアを開けた瞬間 数々の毒生物の息吹が 自らを主張しはじめ毎度の事とは言え 俺は顔をしかめる。。 半端な 毒じゃヤツには通用しねぇしかも トラウマって時限爆弾も抱えちまった俺に 取れる道は ただ一つしかないワンショット・ワンキルで 一撃で葬る。。 俺が考えていた奥の手・・・蠱毒の中でも 「外法」と呼ばれている秘術で あまりの非人道的殺傷力と製法の難しさから 時の皇帝より 作成した者も 使用した者も即座に 一族郎党まで処断された 禁断の代物 何しろ 空気に触れただけで気化しはじめ わずか10mgも 空気中にばらまけば5km四方は 草木も生えぬ死の大地に変貌する。。相手の体内で 炸裂したならば 体内の血液と化学反応をおこし対象物の体内に留まるが 外した場合を考えると とても実戦で使用出来るとは思えなかった・・・ 頭の悪いお前らに この最強最悪の 毒の名前だけ教えてやる その名は vajra バジュラと読む古代サンスクリット文字で 金剛石という意味だ。。 アダ の話から推測するに 前回の被弾によって 毒への耐性が大幅に上がったはずだし脳神経が狂ってるヤツには 既存の毒では二の舞を繰り返すだけだ。結末は一つ 全滅の二文字。。イチかバチか バジュラに かけるしか方法が無かった。 さっそく調合にとりかかる。東方からの行商人シゲから 6万zで購入した 毒ヘビ ジャガリの毒袋をベースに蠱毒の技法で生き残った数種の生物の毒をかけあわせさらに マンドラゴラの根から 微量だけ採取する事が出来る トリカブトの毒を粉末状にして加えた。。ここからが本番である馬の精嚢から取れた 精子を蒸留させつつ 調合が済んだ物からミリ単位ずつ溶け合わせる作業を行う。。 額から汗がこぼれる。。 極度の精神集中ゆえだった。 ここから先は バカなお前らに話しても無駄。理解できるわけがねぇからな。。 最後の調合を 無事に済ませ 震える指先で 弾丸に込める。 俺の命 強いては ルイや ダイ テンの命もかかってる訳だ。ドンドルマのヤツらが どうなろうと構わねぇが アダ だけは 何とかしてやりてぇと ぼんやりと考えていた。。 (馬鹿か俺は!! 自分の命さえも どうなるか分からねぇって時に・・・) く く くっっ・・ 笑いが止まらねぇ ようやく いつもの俺らしくなったようだ・・・ 集合場所の広間に向かう 俺の足取りは いつにもまして軽かった。
2006年10月05日
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ここ 一週間の俺は 傍で見てても 軽蔑にさえ値する。。 酒を喰らいながら アダにあたり飛ばし 酔いが限界を超えると泥の様に眠る。。目が覚めれば 果実酒を 浴びるほど飲みまくるのだが意識がなくなった回数も 一度や二度じゃねぇ。。 とばっちりを恐れてだろう アダは ここ数日 姿を見せない・・・ 徐々に酔いも回り始めた矢先 入り口のドアから 2人の人影が入ってきた。。。 (ちっ 情けねぇ 気配さえ感じられなくなってるとは・・・・) 「その色つきグラスを かけてる所を見ると うわさは本当らしいわね」「何の用だ?」「あ~ら ご挨拶ね 私の用件は決ってるでしょ お ・ し ・ ご ・ と」「けっ お前の顔なんてみたくもねぇがな」「たかが 一度死んだくらいで もう怖気ついたのかしら・・・」「なにっ!!!」 酔ってるとはいえ こうも あからさまに挑発されては 良い気分ではない。多少の殺気をこめて 整った顔立ちのヤツをにらみつけた。 「まあ 恐い 恐いわ~」 涼しげな顔で 軽く受け流す。 こいつの名は ジョーカー と言う。ドンドルマに 存在するギルドに所属し ハンター同士の揉め事の仲裁古龍と呼ばれる 普通のハンター達では 対処できない場合の手配や表に出すことが出来ない裏の仕事の時に 初めて顔を出す。 言うなれば トラブル専門の交渉人みたいなもので しかも かなりの権限まで有する。。 彼女自身の腕も そんじょそこらのハンターが 束になっても相手にならず以前 ギルドとの契約を破棄し 報酬を持ち逃げした ハンター数人を返り血ひとつ浴びず 人数分の首を持ち帰った逸話は 今でも語り草になっている。 ジョーカー の後ろに 影の様に寄り添うのが レジこいつも得体がしれねぇ・・・ 絶えず ジョーカーと 行動を共にし身の回りの世話をしているようだが 目深に被ったフードのせいで つらさえ見ることはできねぇ。。はっきりと見て取れるのは 腰にさげたアサシン専用の武器である カタールだけ。鈍く光るそれは 持ち主の技量を示す様に するどさをひめていた・・・ サシでやりあったとしても 勝てるかどうか・・・ 「お前からの 仕事を請けるつもりもねぇし いまは休業中なんでな・・・」「休業中どころか 失業中じゃないのかしら・・・」 (ちっ アダの野郎だな・・・) 「そもそも ギルドからの恩恵を受けてない俺が 仕事を請ける義理もねぇだろ」「さぁ 帰ってくれ もう話す事はない」 「あなた 確か キャラバンの商人達に 行方不明者の探索を依頼してたわよね?」 俺は言葉を飲み込んだ。 心臓の音が鈴なりの様になる 「そんな恐い顔しないで・・・ これで交渉のテーブルについてもらえるかしら?」 (喰えねぇ 野郎だぜ 全く・・・) 「確か ルイって言う子と ダイだったかしら??」 「ああ それがどうした!」 俺は毒づいて答える。 「私の依頼を請けてくれるなら 行方を教えてもいいんだけど・・・」 「い・い・ いきているか!?」 「これから 貴方に頼む お仕事にも関わるわよ」 「とにかく その酒臭い体は何とかならない?」 ジョーカーは 無垢な赤子も 凍りつくほどの笑みを満面に浮かべた・・・ 水を浴び 素面に戻った俺は ジョーカーの前に腰を降ろす。 「きゃっ 水も滴るいい男ってわけね」「世辞は良いから 話を続けろ」 「お前が来るくらいだ ヤツの始末だろ?」 「いい男は頭の回転も速いわね~」 「ぶっちゃけた話をすると もう形振り構ってられないのよ」「ギルドの存在意義に関わる問題にまでなってはね・・・」 ジョーカー の話は 真実を告げていた。俺が酒びたりの間 数度の討伐隊が編成されるも 生還したパーティーは未だゼロ一流と言われる上位のハンター達は 底をつきはじめ ドンドルマに残るのは一般に下位クラスと呼ばれる 二流ハンター達だった。。 「それを見た うちのギルドが アサシンギルドに依頼いれちゃったって言うわけよ」「それも 飛び切っり危険で 腕が立つと評判のとこね」 「それなら わざわざ 俺に依頼する必要性はねぇだろうが!!」 「そこからの連絡が途絶えたのが 2刻前だったかしら・・・」 「確か そのアサシンのリーダーの名が ルイだったわ」 「なんだって!!!」 ジョカーの胸倉を掴みながら 怒声をあげる!「イタタタ レディに対する扱いくらい覚えなさいよ全くっ!!!」 「おいおい分かった 分かったから その物騒な物を 俺の首筋からどけてくれ・・・」「胸倉からは 手をはなしただろがぁ・・・」 俺の背後には 首の頚動脈に カタールの刃先をピッタリ押し付けるレジがいた。「レジ もういいわ・・・」「はっ・・・」 「どうする? この続き 聞く気ある?」 悪魔のように囁く 俺に断れる余地は無かった・・・あの時の約束は 1日たりとも忘れちゃいねぇ必ず 迎えに行く・・・ と 「俺の負けだ・・・」 「出発は夜明け 役に立つか分からないけど 1組だけパーティを同行させるわ」 「そいつらの命の責任までは取れねぇぞ・・・」 「貴方の仕事は ヤツを葬ることだけ それ以上は望まないわ」 「了解だ・・・」 出口に向かいながら 俺の横を通り過ぎる レジがつぶやいた。。 「ジョーに 手をだすヤツは 私が殺す・・・・」 俺を 見上げた顔には あるべき位置に おさまっているはずの眼球がなく眼窩がそのまま剥き出しになっていた。 (こ・こいつ 盲目だったのか・・・・) 俺の背に冷たい嫌な汗が流れ落ちていく。。。 数刻後には 幾らでも流すであろう 冷汗を早くも俺は流していた。。 後記 ああ 書きたい内容は一杯 でも 泣く泣く 物語のスリム化とスピードアップの為に お話を削っています。。もっと もっと許せるなら書いてみたい。。 でもそれは 余剰な脂肪。。それがなくてこそ 物語は走り出すのではないかと思うっす。。
2006年10月04日
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目を覚ましたのは 慣れ親しんだベッドの上だった・・・「大丈夫ですか? シンさん」 心配そうに アダが声をかけた。 自らの四肢を確認する。 何ともねぇようだ。 死ぬ前と何一つかわっちゃいねぇ。たとえ 飛龍どもから 遅効性の毒を受けたとしてもカント寺院のクソ坊主どもは 蘇生と同時に完璧な解毒治療も行う 体調は完璧に近い。。 頭痛も既におさまっている。 「ああ 大丈夫だ。。」 「心配させないで下さいよ・・ シンさんが死んだりしたら・・・」涙ぐむ アダ 「ああ 分かった 分かったよ」(慰めてもらいてぇのは俺の方じゃねぇか・・・?) 「一応 渡しておきますね カント寺院の受取証」 それを受け取ろうとした瞬間 身体の奥底から 悪寒が波紋の様に広がり呼吸さえも絶え絶えになる。。心拍数は 200を越え 強烈な吐き気が 俺を襲う。。 またきやがったっ・・・・・・!!!! 「た・たのむ そいつを俺の前から 消してくれ」「はぁ???」 首をかしげる アダ「いいから 早くしやがれっ!!!!」「は・はいっ!!」 受取証を持って アダが隣の部屋に移動した 急激に収まっていく身体の不調。。 まるでさっきまでの悪寒がウソの様に 心拍数も落ち着き始める。。 まさかだよな・・・ 暗殺技術の講義の中で 対象者を洗脳し 言語や物体を 与える事によって自殺させたり 殺人鬼に変える方法が 頭をよぎる・・・スナイパーの俺には意味がない話ゆえ 大して真剣に聞いちゃいなかったがその中に 相手の精神の傷を利用し 思いのままに操ることも出来るという手法があった。。精神の傷とは トラウマとも呼ばれ 人が 何らかのショックを受けた時 身体に受ける傷の様に 精神に大きな闇が落ちる。俺に起こってる症状は 肉体的損傷より 精神に傷を負ったとみるべきだろうか・・・? バカなっっ!! 「アダ すまんが 標本の中の 薄紅色の蝶を持ってきてくれ」「分かりました」 やはり 震えがきやがった。。 真紅に近いほど症状は重く 薄くなれば症状は軽減する何度 試しても結果は同じだった。原因は一つしかない。。 死ぬ間際に見た ヤツの真紅の眼球。。そのクサビが 俺の精神の奥底に 打ちこまれたからだ・・・ やってくれやがって。。。 ハンターにとって 狩りには付き物の 鮮血は避けて通る事などできやしない。血風が上がるたびに 失神してるハンターなど 笑い話にもならねぇ。。 俺は ハンターとしての死刑宣告を受けたわけだ。 絶望が俺を包み どうしようもない やるせなさに天をも仰ぎたい気分だった。。 続く・・・後記数多くの皆様から出演依頼を頂き 嬉しい悲鳴をあげております(笑)みなを登場させてあげたいのは山々なのですが 物語にはパワーがあり登場人物が そのパワーを越えてしまうと オーバーヒートを起こします。。それゆえ 苦肉の策として 死体役や僧侶役に出演頂いた訳なのですがご気分を害された方がおりましたら どうかご容赦下さいませ。また 作品中に登場する固有名詞は お名前をお借りしただけであってその方自身の性格を模写してるか? と言われますと・・・答えは 「否」 です。 その辺りをご理解頂き 読んで頂ければ幸いっす。ちっとだけ 予告 次号には ジョ○カー様&レ○様が 出演予定っす(笑)
2006年10月04日
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カント寺院それは この世界最大数の寺院数を誇り 死者の蘇生に重きを置く宗派である。 遺体の損傷が激しくない事肉体に宿る魂の結びつきが強い事何よりも生命力が高いこと 数々の制約があるが いつ命を失うか分からねぇハンター家業を生業としている俺たちには 切っても切れねぇ施設であると同時に 法外な蘇生料を 取られる事で悪評を欲しいままにしていた。ハンターランク1レベルにつき 10.000z俺のレベルは 34だったから 340.000z ふんだくられたことになる。 司祭であるらしい タカ=シ と名乗る僧侶が 媚びた笑顔を俺に見せた。。ちっ・・・ 床に 唾を吐きたい気持ちを必死に抑える。。 従者の アダ から 俺が死者であった半月の間のありさまを細かに聞く・・・ 「話すときは 俺に唾を飛ばすんじゃねーー アダ!!!」「はっ はい~」 アダ の話によると 俺の敗北を知ったギルド組合が アイルータクシーを即座に手配し遺体の回収をしたらしいのだが ここで分からねぇ事が1つある・・・(あの 赤目の化け物は なぜ俺を喰らわなかったのだ・・・?) あの 目に宿る殺気から かなり高度な知能を持っていると確信した俺は重さが残る頭を振りながら 推測を始める。 俺が歯牙にもかける程の価値も ねぇってことか?いや 眼をつぶした相手が俺だと認識は出来たはずだ・・・ だとしたら なぜだ・・・ 「聞いているんですかっ!!! シンさん!!!」「ん? すまねぇ もう一度言ってくれ・・・」 いけねぇ 最近 考え込む癖がついちまった。。。 「シンさんが対峙した 化け物が 近隣の村を手当たり次第 襲ってるんですよ!!」「そんなはずあるわけがねぇだろ!!」「そもそも 飛龍たちの行動範囲は ほぼ 決っているんだよっ!!」「余程の事がねぇかぎりは 縄張りから出ねぇ」 それは ハンター達の間では 当然の常識である。。 「もうすでに 6つの村が全滅の憂き目にあってもですかっ!!!」「死者の数だけでも もう三桁にのぼります!」「かろうじて生き残った者の話によるとですね・・・」「化け物の顔の左側部分が グズグズになってるようで・・・」矢継ぎ早に アダからの報告が続く・・・ 最後まで聞く必要もねぇ・・・アダ の声は 俺の鼓膜を素通りしはじめる。。 俺の蠱毒だ・・・ 致命傷までは与えられなかったとしても あれだけの毒を身体に受ければ 生命体である以上 ただで済むはずがない。。蠱毒が ヤツの脳を腐らせ始め 正常な判断がつかなくなってるんだろう・・・これで 俺が助かった謎解きもとけた。。 だが 良い事ばかりじゃねぇ。最も危険で 最も凶暴な 手負いの獣 ってヤツを つくっちまった事になる。 「もうっ!! シンさんの悪い癖ですよ 人の話を聞いて下さい!」「それで ギルドの対応はどうなんだ?」 ピシャリ と小言をさえぎる。「ほら シンさんの後ろに横たわってますよ」 話を聞いてもらったのが 余程嬉しかったのか アダは嬉々としながら指を差した。 後ろを振り返った俺の目に映ったのは 簡易寝台に横たわる死体。ざっと見渡しただけでも 上位と位置づけられるハンターが数人見て取れる古の武術 柳生新陰流の使い手 死神 バン俺と同じガンナーだが火力重視のヘビーガンナー 火虎の Gou背丈の倍もの長さの槍を手足の様にあやつる 不死身のシバ音速を超える速さで双剣を振る 疾風のシャルナーク岩をもバターの様に切り裂く大剣使い オーファンの翼 マキ この近隣では 名を知らぬ者などいない 屈強のハンター達だ。。彼らは 蘇生金が 収められるまでは 防腐処理が施され ここで眠り続ける事になる。「これが ギルドの対応策の結果です・・・」 こいつらに 比べたら 俺は 幾分でも マシかもしれねぇわ。。普段は やかましい程 口うるさい アダに 俺は少しだけ感謝した。まぁ 俺の金だろうが・・・ 「さぁ 何にせよ 一度 家に帰りましょうよ シンさん」「ああ・・・ そうだな ここは長居する場所じゃねぇ」「受取証をもらいますから 待っていて下さい」 カント寺院の坊主どもから 赤い刻印 が押された 受取証をもらうのが目に入った・・・ その時から 俺の身体に異変が生じる・・・絶え間ない悪寒に脈拍数は増加し 猛烈な吐き気が俺を襲う。。しこたま 俺は寺院の床に胃液を撒き散らした。。 それでも 悪寒はおさまらず 指先から始まった震えが全身に広がり始め 流行り病と 同じ様な症状を見せ始めた。。。ぐぅぅぅっ・・・ (なんだよ これ! 蘇生の影響かよっ!!!) アダ が近寄ってきた時に 悪寒は頂点に達し 俺はそのまま失神したのだった。。 薄れゆく意識の中で 寂しげに微笑を浮かべる ルイの顔が浮かんだ。。 続く・・・ 追記 多数の押し売り出演要請に苦しみながら(笑) みずからが持ってる最大のポテンシャルで 血尿流しながら書いてます(笑)やっと プロローグも終わり これから中盤戦に入ります。戦闘描写もたくさん入れたいのですが 一番難しいのは擬音です。ガーーーンとか 本当に難しいっす。。 ああ 悩む。。
2006年10月03日
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どこまでも薄暗い闇夜の中に どうやら俺はいるらしい・・・ 頭の中で ぼんやりと 孤児院で ひもじかった頃の光景が浮かんでは消える。(ああ 俺が命より金を大事にするのも このせいかもしれねぇ・・・) へっ 孤児院だと 笑わせてくれるぜ。 各地で起こった戦乱で戦災孤児となった 俺は ここの孤児院に引き取られた。同じ様な境遇から 集まった孤児は数百人に登った。 孤児院とは名ばかりで 幼少時より 死に至るような 暗殺技術の訓練をさせある程度の技術が備わると 暗殺ギルド へ 売り飛ばす。それが ここの裏の顔ってわけだ・・・ 見込みのなさそうなヤツらは どこぞの金持ちやら 奴隷商らが集まる競りにかけられ うすぎたねぇヤツらの 性のはけ口 として一生を過ごす。 多少の才能があっても 訓練中にくたばるか 発狂する者 脱走を企て殺されるヤツらも数えると 15まで生き残れるのは 全体の5%にも満たない。。俺は類い稀なる視力と 相手の気配を読む事に長けていたため暗殺技術としては最も難しいとされる スナイピング(狙撃)技術を徹底的に仕込まれ なんとか今まで生を繋ぐ事が出来た。。皮肉な事に いまでは 200m先の ランゴスタ さえ 撃ち落すことが出来る・・・ 明日死ぬやもしれない毎日ゆえ 同じ境遇で生きる孤児たちとは奇妙な連帯感が生まれ 実の血を分けた兄弟などより 深い絆があった。 亜麻色の髪を持った少女 ルイ 東方より誘拐されたのであろう 黒髪の優男 ダイ訓練中に何度も俺の命を救ってくれた テン こいつらの為なら 命さえも捨てる覚悟が 俺にはあった。。 日課の実弾訓練をすませ 宿舎に戻ろうとする俺の耳に 微かな悲鳴が聞こえた・・・極限まで鍛えあげられた 俺の聴覚は 1km先の人の移動音まで聞き分ける事が出来る。(ルイ か・・・?) 獲物に忍び寄る様に気配を殺し 悲鳴のあった部屋へと近づく。。隙間からもれる明かりに そっと視線を投げ入れた・・・ 屈強な教官に 四肢の自由を奪われ寝台に押さえつけられている ルイ がそこいた。 「やめてください 私には訓練だって! どういことですかっ!!!」 声を震わせる ルイ 下卑た笑いを浮かべながら 教官の一人が耳元で囁く「お前はな ここにいる ボルグ大臣様に買われたんだよ・・・」 「いまさら つべこべ言うんじゃない お前には高い金をだしてるんだ!!!」 ルイの頬を張り いかつい指先で 少女の上着を引き裂き 胸があらわになった時 俺の中で何かが切れた・・・ 釣り糸を切られた操り人形の様に 血を吐きながら倒れていく教官手に残る 断末魔の感触違った場所から 俺自身の行動を見ているようだったかもしれねぇ俺が 生まれて初めて経験する殺人だった。。 涙でグシャグシャになる ルイ を横目に 初めて命を奪ってしまった罪悪感と 今まで 叩き込まれた技術を生かせた喜び様々な思いが交錯し 俺は何とも言えない気分であった。。 「こんなことをして タダで済む訳がないわ!」「ああ・・・・」「分かってるの 教官達を殺したのよ!!!」「ああ・・・・」 「逃げて 逃げるしかないわ!」「お前を残してはいけねぇよ」「俺が逃げたら 教官殺しの罪は お前が受ける事になる・・・」「私の事はいいからっ」 涙を浮かべながら哀願する ルイ を強く抱きしめた。。。「お願い 逃げて 私の為に シンが殺されるのは嫌なの。。」「・・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・・」「いつか必ず 迎えに来るからな・・・」「う・うん 待ってる テンも ダイも一緒に・・・」 騒動に気付き始めた 教官どもの足音が近づく「は・はやく!! 逃げて お願い・・・」 それから どこを どう逃げ回ったのかは覚えちゃいねぇ。。。気がついたら こんな商売をしていたって訳だ。。 うううう 頭が痛ぇ・・・ 急激に 過去の記憶 が洗い流され 薄闇が晴れていく。。。(なんだ? どこからか 祈りを捧げる声がきこえやがる・・・) その声は 深く 深く 俺の胸に響く 俺には 到底理解する事ができねぇ 古代の高等言語 らしかった。。急激な浮遊感に襲われる。 「・・・・・・・・・・・・さ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん・・」 「し・・・・・・・・・・ん・・・・・・・さ・・・・ん」 「し・・んさ・・ん」 「はっ!!!」 どうやら 俺は 死に損なったようだ。。 激しく残る頭痛を 振り払うかのように 頭を振った。 目の前に 顔をクシャクシャにして喜んでいる アダと仏頂面をした僧侶たち3人が俺を見つめていた。。生き返った直後には 見たくねぇツラだったのは言うまでもねぇがな・・・ 続く・・・ 後記 ちょっくらモンハンとは違う世界をかましてますけどモンハンでも 死んだとしても生き返りますもんね(笑)ああ プロローグなげぇ(笑) 皆の希望で 登場人物出しすぎて収集がつかねっす(苦笑)
2006年10月03日
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(なっ!!!!)喉元まで でかかった言葉を 必死で噛み殺し周囲を窺う。。 モウモウと立ち込める雪煙で 視界はゼロに近い。。ただ 俺の体毛は全て総毛立ち 肛門は極限まで引き絞られていた。。歯はかみ合わず ガチガチと震え始め とてつもない恐怖感に冷や汗が止まらねぇ俺の本能が 命の危機を告げていた。 薄れゆく雪煙の中 スコープの中に映ったそれは真紅に燃える 2対の双眼(ドドブランゴの亜種か???) (違う 巨大すぎんぜ 12m・・・いや13mはありやがる・・・) 真紅の双目の主は 足元にひれ伏す 瀕死のドドブランゴに一瞥を与え頭上に持ち上げたかと思うと 一気に引き裂きはじめた。。。 この世のものとは思えない ドドブランゴの絶叫が響きそれをも 糧とでもしているのか 赤眼の化け物は 嬉々として引き裂き続ける。。グワッシャーーーーー !!! 股から 真っ二つに裂けた ドドブランゴの生血を全身に浴びながら鋼鉄をも引き裂きそうな牙で 以前はドドブランゴだった残骸を喰い始める。。 ゾブリ ガツン ゾブリ 耳障りな音が響く。 スコープ内で繰り広げられる惨劇に 我を忘れ 逃げることも 狙いを付ける事も出来ず 時間だけが過ぎてゆく。 指先が恐怖の為に震える・・・ (落ち着け 俺は超一流のガンナーだろ?) 自問自答しはじめる。。もう一度 真紅の双眼の化け物 に狙いを定め始めた。。 ヤツの呼吸が徐々に分かり始め 少しずつではあるが 同化してゆくここで 骨をしゃぶり 肉を食いちぎる ゾブリ・・・0.5秒後に 目の玉を噛み潰し グチャ・・・3.2秒後に 左足で雪をかく (いいぞ 俺の領域に取り込める・・・) 狙撃チャンスは いまから 4秒後 勝ち鬨をあげる瞬間!!! いまっ!!!! バシュッ!!!! サイレンサーから打ち出された 音速を超える弾丸の帯は 数多くの哺乳類の生命点である 眉間へと吸い込まれるように走った。勝利を確信した俺に 稲妻の様な快感が起こり戦闘の終わりを告げたはずだった・・・ スコープ内で ヤツが 瞬時に反応し 致命傷を避け 左目に被弾するのを見るまでは・・・ ギシャァァァ~~~ 左目を潰された怪物は 残った右眼に強烈な殺意を宿し始めその刹那 体毛を金色に変化させ とてつもない怒号を放ち始めた。ドグォォオォォォ~ッ 空気がビリビリと震え 聞くもの全てを恐怖に叩き込む怒声 バインドボイスが響き渡る!俺の放った必殺の一撃から 殺気を読んだゆえか俺の位置を 正確に把握し 視認出来ないほどの速さで突っ込んでくる。 「やばいっ!!!!」 その瞬間 俺の意識は 暗黒の渦に吸い込まれていたのだった・・・ そう 俺は死んだのだ。 続く・・・ 後記 書き溜めてあった分はこれで終了っす。怒号の如く 一気に書きましたが これ以降は いつものペースに戻りますいや 戻らないと 自分が死んじまいますので(笑)
2006年10月02日
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一番隊 から最後の連絡があった 雪山頂上の一角 この場所は どの位置からも死角になり 狙撃に最も適したポイントなのだがそういった場所を見つけるのも 超一流ハンターの俺様だから出来ること。俺は 青みがかった白色のケープを 頭から被って景色と同化しはじめた。。 頭の鈍い お前らに 俺様が説明してやるとだな真っ白なケープより 少し青みがかった方が見えにくいんだよ! 以上 講釈終わり!! 手元の計測器に 視線を動かす。。風速2m弱 湿度40% 狙撃には適さないが 超一流の俺様なら 何てことはないスコアである。。 ここに陣取って かれこれ 4時間余り・・・ガンナーの命と言うべき 指先を凍えさせる訳にはいかないゆえ火竜の鱗 から作られた温暖機に指先を当てていた。。 (来たっ!!!!) 報告のあった ドドブランゴ が数頭の ブランゴの群れを率いてる・・・でかいっ 優に 8mは越えてるぜ スコープを覗く俺の視界に ドドブランゴ が咥えていた物が映る。無残にも食い散らかしつつある ハンターの成れの果てで腹腔からは臓物がはみ出し 頭部からは脳漿がこぼれていた。。 (ああなっちゃ 蘇生のしようがねぇな・・・) 俺は吐き気を催しつつも 必死で それを飲み込み 狙撃の準備に入る。。今回 用意した弾丸は 熱帯地方でのみ採取出来る ヤクトガエルを数百匹共食いさせ残った一匹に レイアの尻尾から抽出された毒を数ヶ月の間 与え続け背表から噴出される体液を 俺独自の方法で生成した 言うなれば 哺乳類型モンスターの天敵ともいえる代物。。 わずか1mgで 数百人単位を 死に至らしめる事が出来る猛毒である。。 残弾は一発のみ ワンショット・ワンキル を成功させる為には 極限までの集中力を要するため「外しても良い」 という甘えがある限りは成功しない。外せば死が待つのみ という危機的状況に 自らを追い込んだ時こそ到底 到達することが出来ない境地に辿り着くことが出来るのである。。 慎重に 毒弾をチャンバー(薬室)に差し込むそれと同時に 神業的な速さでリロードを済ませ スコープを覗き込んだ。 大量のアドレナリンが分泌しはじめ 急激に鼓動が高鳴る。。トリガーにかかる指先に全神経が集中し 狙撃対象物と神経が一本一本繋がっていくような感覚が 俺を包みこみはじめた。 ヤツの行動パターン 息遣い 咀嚼する感覚 果ては思考までもが俺の脳裏に浮かび始め 俺自身がヤツになりかわりつつある。 そう そこで 肉を喰らう0.3秒後に 右を向きながら 獲物を横取りしそうな ブランゴに牽制をいれる2秒後に 喜悦を浮かべながら 湯気が上がりそうな肝臓に喰らいつく 狙撃チャンスは 6.2秒後 周囲を警戒する為に 斜め後ろを振り向いた瞬間!!!完全に ヤツと同化した俺の指先が 極限までトリガーを引き絞った時だった。。 大音響を響かせながら 大爆発が起こったのである。 後記ここまで読んで頂ければ 相手の飛龍はバレバレかもしれねっすね(笑)シンの運命やいかに?? リュウ隊長はどうなったのか?緊迫せまる次号へ(笑) んと 疲れました。 ペース飛ばしすぎっ >< (笑)
2006年10月02日
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「アダ そう興奮してちゃ 訳わかんね~だろ」「まぁ 落ち着けって・・・」 「ぜぇ ぜぇ は・はい・・・」「先刻 別の依頼で雪山に入っていたパーティとの連絡が途絶えました」「それは どこのパーティだ?」俺は 気にもとめない素振りで アダに聞き返した。 「はい ギルド一番隊の リュウ様のパーティです・・・」「なにっ!!!!」 確かに 俺は単独で狩りを行うが 他のハンターの名は耳にも届くしましてや リュウ 率いる一番隊のパーティは リオレウスにもひけをとらず もっぱら この城塞都市で 1.2を争うほどのパーティのはず。。。 この ドンドルマ付近で レウスより凶暴な飛龍のうわさは聞いた事が無い・・・リュウとは数度 酒を酌み交わした事があるが その顔に刻まれた傷を見ただけでも歴戦の戦士と分かるし その物腰には冷静沈着なリーダーとしての器も感じられた。俺が認める数少ない 一流ハンターのはずだが・・・ 「聞いているんですか? シンさん!」「ああ すまん それで俺のトコにお鉢がまわってきた理由は?」「はい 消息を絶ったパーティの救出と・・・」「その相手の始末って訳だな」 「は・はい」「詳しく話を聞かせてくれ・・・」 ギルドが請け負った 討伐目標は ドドブランゴ と呼ばれる獅子タイプの中型モンスター他の町との交流ポイントである雪山のベースキャンプに出没し多くの犠牲を出しているらしかった・・・昨夜のうちに 一番隊が召集され 今しがた全員との連絡が途絶えた様だ。。。 (おかしい・・・ リュウ ほどの手修が ドド相手に全滅するとは思えねぇ)(他に生息が確認された 幻獣キリンなんてのは 昔話みてぇなもんだろうが) 結論が出ない推論は意味がねぇ・・・ 「ドドブランゴって話は確かなんだろうなぁ!」「そう聞いてますが・・・」 と アダ「42000z だな・・・」 「ええ~ 高すぎますよ ギルドも とても首を縦に振るとは思えません!」 「そもそもな 俺のトコに回って来た時点で 何かしらキナ臭ぇ依頼なんだよ!」「不確定要素が多すぎるし これ以上はまからねぇ」「良いから 早く交渉してこい!! それがお前の仕事だろうがっ!!!」「は・はぃぃい」 血相をかえて ドアから飛び出した アダ を見ながら沁みの様に広がる不安感を拭い切れない俺がいた。。。 俺の勘は外れた事がねぇ やべぇ仕事になりそうだ・・・・ 続く・・・ 後記えっ 引っ張りすぎっすか? (笑)今回は前回の 「隻眼の剣士」より長編になる予定です。。まぁ なげぇ目でみてくださいね。
2006年10月02日
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ワンショット・ワンキル これが俺の信条 これにつきる 頭の悪いお前らに説明すっとだな 一撃で敵を倒すって事だ。自らの身体を犠牲にし 飛龍のやつらと切り合うなんて 俺には信じられねぇし馬鹿らしくてやってられねぇと つくづく思う。アホらしくてやってられっか・・・ 飛龍達の身体構造を理解し そこに的確な一撃を加えればすむだけの事。まぁ それができる俺だからこそ この商売で食っていけるんだから文句は言うつもりはサラサラねぇけど。。 そうそう 言い忘れてたな。。俺の名は あってないような物だが 俺が育った孤児院では シン という名をもらった。愛着も何もねぇが 今更名前を変えるのも面倒だし 呼ばれるままにしてる訳。。職業は 飛龍討伐請負人ってとこか・・・まぁ 俺より腕のいい ガンナーは いねぇ事だけは自信を持って言い切れる。 本当は 俺の商売に関わるんで 企業秘密だが さわりだけなら教えてやってもいいワンショット・ワンキル に どうしても必要な技術はだな・・・それは弾の威力でも 弾の数 そんなのはどうでもいい一番必要なのは 飛龍達の弱点である生命点に確実に弾丸を撃ち込む技術 それだけ。それが出来るのは まぁ 一流のガンナー 俺は その上をいく 超一流のガンナーなわけだが それには訳がある。。 ひょんなことから見つけた文献の中から そいつを見つけた時は 小躍りしそうになったよ「蠱毒」遥か東方の大陸より伝わった技術で 強烈な毒性を体内に持つ「蜥蜴」 「蛇」 「犬」 「猫」 「蛙」等 の様々な小動物を 互いに共食いをさせ最後に生き残った種に ナヅチの口腔から取れる毒や レウスの爪先から取れる毒成分を与え続ける事によって 最強の毒性分を分泌する生物になるこの 毒を弾丸に込めるってのが 味噌って訳だ。。 この毒弾丸が 音速を超えるスピードで打ち出され 飛龍達の生命点に命中すると衝撃で弾頭が破裂し 体内の奥深くで蠱毒が飛び散る。大動脈から 全身に毒が回り始め 毒鳥と呼ばれる ゲリョスでさえも 数秒で肌を爛れさせ体中の血管から血を吹き出しながら絶命する様は 見てても気分はよくねぇな・・・ この技術があるからこそ 単独で狩りをする事が出来るわけだし命より大事な金を 4人で分配する必要性もないわけだ。 おっと 話しすぎだな これ以上は 企業秘密なんでいえねえな。。 弾丸に毒を込める俺の元に 従者である アダが血相をかえて飛び込んできたのは どっぷりと 日の暮れた夜半だった。。 「い・い・依頼ですっ・・・」 俺の指先が止まった。。 続く・・・ 後記いやぁ久々の小説っす。 以前から構想のあったガンナーっすけど今回は モンハンの世界と全く同じではなく まぁ パラレルワールドの様に読んで頂ければ光栄です。。今回の相手は どの飛龍になりますことやら・・・(笑)
2006年10月02日
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ハンター親父です。 もともと ゲームをするのは もっぱら男性が多いみたいで 特に モンスターハンターは 「狩り」 というゲーム性ゆえ 女性の数はかなり少なく 親父が知ってるだけでも 数える位しかいねっす。。 それゆえ ネカマ(女性のふりをする男性)が かなりの数がいるみたいで・・・まぁ 親父自身は それはその人の個人的自由っすので構わないんすけど性別をしらず マジに惚れてるなこれ・・・ とか見ると ちょっとだけ可愛そうな気がしないでもないんすけどね(苦笑)ああ 親父の時代とは 恋愛のプロセスも違うのかもしれねぇなぁ って思う。 実際の性別を判断するのは チャットから読み取るしかねぇんすけど これがまた難しいっす。。女性を装う人は やっぱり気にしながら話すし 女性らしくを心がけるし。。でも 親父だけは 判別方法持ってる。。 それは・・・ ひ み つ でぃ (笑) ネカマも 数多くいますが 本当の女性も少数いるっす。これだけ 難しいゲームなのに よくチャレンジすんなぁ~~ って いつも思ううちの団にも 数人いますけど 親父よりうまいのが許せないんすけどね(笑)でもね 女性とクエに行くと やっぱり燃え方が違うっす「大丈夫か ○○子!!!! 無理すんじゃねぇぞ」 なんて野郎供には ぜってぇ言わない言葉も言っちゃうし 生命の粉塵も一杯使っちゃう(笑)親父も男なので その辺は しょうがないっすね(笑) クエストに 女性が混じる事はたくさんありますが 親父以外のメンバーが 全て女性って事はないっす。 つか ありえねぇ~~~(笑)で・でも ありやした!!!! モンハン生活 半年にして始めての快挙かも(笑)そのメンバーは この方たちっす親父のファンで ずっと応援してくれてた 泣き虫ハンター へたれハンター(仮名w)口は悪いが そんじゃそこらの男より頼りになんぜ 赤紙DK団 ルイ数々の 親ハンメンバーを魅了する 不思議語を話す強者 藍HR200を越えても 平気で2死する 出家ハンター 親父この ハーレム うはうは メンバーで ナヅチに挑みます(笑)(*≧∇≦)エヘヘ 照れるじゃん 親父の装備は 唯一親父が自慢できる ルーツ&覇 最強レベルと作ったばかりの 双剣「天地」(この装備なら 死ぬ事はあるめぇ・・・) 自信満々の親父「ヘタレ 大丈夫か! 無理すんな」 と甘く囁く 親父「はい♪」ヾ(´▽`*)ゞ くぅぅぅう たまんね~~~(笑) そんな 親父にナヅチの ゲロブレスが襲う。。チャットできない親父。。「・・・・・・・・・・・」追い討ちをかけるように 毒ブレス&ひっかき・・・(や・やべぇ 死んじゃう 死んじゃう)イヤイヤ o(≧∇≦;o) ここで死ぬ訳には~~~(笑) 口が聞けない親父に対し ルイの「なに 親父 無視してんの? シカト?(笑)」「・・・・・・・・・・・・・・・」 (ちくしょ~~~ 口が聞けないんでぃぃぃ)「親父 ほっといて ナヅチ やっつけよっかw」 と ルイ こんな親父は 放置され サクサクと倒されるナヅチ。。 こんなはずじゃ こんなはずじゃ・・・・ルイや 藍がピンチで 「いま行くからまってろ!!!」 って 親父が助ける。。へたれ の体力が減って 親父が粉塵使って 「GJ 親父様」 って言う。( ̄▽ ̄)V いえーい! こ・こうなる予定がぁぁ!!!!!!!こ・これじゃ 放置プレイじゃん!!!。・"(>0<)"・。ンモォ~ 放置じゃつまんねっすぅ(笑) んとね 親父と一緒に行く 女性の皆様・・・もうちょっと弱くなって下せぇ。。ほ・ほ ほうち は 勘弁っす(笑)
2006年10月02日
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