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(見たい番組がないだけでなく、見たくない人が頻繁に登場するテレビ) 筆者は、最近ではテレビの地上波はほとんど見なくなった。 毎日、結構の時間、パソコンで作業をしているので、疲れた時や作業の合間に、ネットの色々な解説トークを見ると、情報量でも分析力においても、地上波のそれが、あまりにもお粗末に見えて来る。 地上波で頻繁に出て来る評論家や学者、記者にはもっともっと勉強してと言いたくなる位、ネット情報と地上波情報には大きな差がある。 勿論、ネット上にもいい加減な情報も上がっているが、内容を聞けば、本物か偽物かわかるし、何よりも、多くの選択肢があるのが良い。地上波のようにテレビ局や番組のプロデューサーの考えを押し付けられなくて済む。 ドラマやバラエティーも、CS放送の外国の番組を見ると、構成がしっかりしたものが少なくなく、視聴者を引き込む力を持っている。これに対して、日本のドラマなどは構成も粗いし、金をかけずに安手に作られている。 日本の地上波のドラマやバラエティーなどは、1,2の必要で見るものを除いて、今では見る事はほとんどなくなった。 それでも、朝、昼、晩の食事時には、当方の家の食卓にはパソコンがないので、食事の箸休めには、ニュースを中心に報道系の地上波の番組を見る事になる。そして、番組の合間にCMや、ドラマなどの予告が入ったりするので、地上波の状況を垣間見るようになる。 そうした時に、この顔、見たくないと思える人が結構、登場する。 好き嫌いは個人の好みなので、筆者が見たくないと思っても、見たいという人もいると思うので、「こんな人間使うな」と、テレビ局に文句を言う積りはないが、そうした人間が画面に映ると、チャンネルと変えるか、テレビを消してしまう。 筆者だけでなく、筆者の70歳を越える妻も、かつては、これと言って見なくない番組がなくても、テレビはつけっ放しにしていたが、今では、見たい番組がないと、テレビを消して、本や雑誌を読むか、家事をしたりしている。 そして、時折、テレビをつけても、彼女が見たくない人の顔がテレビに映ると、チャンネルを変えるか、テレビを消している。 そんな時、「好きな人を出せとは言わないが、最近は、どうして顔を見たくない人を多く登場させるのか、発想が理解出来ない」と文句を言う。 今、ネットやスマホで情報を得て、テレビを見なくなった若者が増えたと言われているが、テレビ中毒だと考えられている年寄りでも、知人と会って話をすると、「最近は本当に見ようと思う番組がなくなった」とか「何故、あの不愉快な人が何度も登場するの」と、多くの人が異口同音に文句を言っている。(見たくない顔の筆頭、デヴィ夫人) 筆者が見たくないのに頻繁に登場する人の筆頭格は、まず、デヴィ夫人だ。 何よりも彼女には品がない。そして、元大統領夫人という肩書のせいか、上から目線で高飛車に物を言う姿勢が不愉快でたまらない。 およそ上流階級の人の立ち居、振舞いとは反対の極にいる人である。 そんな彼女を、CMや番組に使うテレビ局や会社の考えが何とも理解できない。 筆者くらいの年齢のマスコミ関係者なら、彼女がインドネシアに行って経緯を知っている。そして、それは、彼女がスカルノ大統領との馴れ初めをテレビで話したり、本に書いたりしている事とは全く違う。 インドネシア独立の父、スカルノは大統領になり、権力を掌握すると、自分の愛人に日本人が欲しくなったのだ。そして、当時の自民党の大物、岸信介元首相にそれを頼んだ。 名前は第三夫人とか言って恰好をつけているが、要は愛人である。いくら頼まれても、普通の女性に、その役を頼む事は出来ない。そこで、岸元首相は当時、流行っていた都内のキャバレーで、ホステスとして働いていたデヴィ夫人に因果を含め、大金を渡して、インドネシアに行かせたのである。 本人は金を受け取り、納得して行ったが、それこそ、性の対象としてインドネシアに渡ったのである。だから、いくらインドネシアに何年いようと、上流階層の作法など身につけようもない。 そのスカルノは晩年、独裁がひどくなり、クーデターが起きて、大統領を辞めざるを得なくなり、それとともに、居場所をなくしたデヴィ氏はインドネシアを去り、その後、日本に帰って来たのである。 以前は、たまにテレビに出る位だったが、今は何故かよく出て来るし、CMにまで登場するようになって来た。彼女に何かの売りがあるかと言えば、何もない。 知識でも、知性でも、品でも何でもよいが、テレビに出る人は、その人特有の売りがないといけないと思うが、彼女にはその売りがないのだ。 そんな人をどうして高い金を使って登場させるのか。使う人の気が知れない。(刺身のつまがメインディッシュになってしまったマツコ・デラックス) デヴィ氏とともに、見たくない人で、筆者にとって、上位を争っているのが、マツコ・デラックス氏である。 断っておくが、筆者は同性愛者に対して、何の偏見もない。どこの国でも、歴史的に見ても、同性愛者は10人に1人いるという統計がある。という事は1クラスに3、4人の同性愛者がいてもおかしくない計算になる。 テレビに同性愛者と公言して登場したのは、おすぎとピーコが最初であったと思う。彼らは映画やファッションについて、解説出来るくらいの知識をもっていたし、何よりも高飛車でなく、不愉快さを感じさせなかった。 だから、好きではないが、テレビに出ているのを見ても嫌な感じはなかった。 また、かつて「世界は二人のために」という曲を歌手として大ヒットさせた相良直美は頂点にいる時に、週刊誌に同性愛者だと書かれ、そんな事で騒がれるのに嫌気を指した彼女は、歌手活動を辞めてしまった。 筆者は彼女のファンであった訳ではないが、歌は上手く、こんな事で、引退に追い込む週刊誌を理不尽だと、当時、思ったものだ。 マツコ・デラックス氏について言えば、売り出し始めた頃、深夜番組で、有吉弘行と夏目三久の3人でのトークをたまに見る機会があったが、3人のバランスが面白く、マツコ氏に特別嫌な感じはなかった。 ところが、最近のマツコ氏は大手企業のCMに5本出ているし、番組も出すぎという位に出ている。そして、元々辛口なトークだったが、段々上から目線になって来て、嫌味が増して行ったのである。 筆者の印象で言えば、今のマツコ氏は、刺身のつまとか、わさびがメインディッシュになって皿の上に乗り、さあ食べろと言われている感じである。わさびは所詮、ちょこっと、皿の上に乗って、他の食材を引き立てる役なのに、それがメインになった事による違和感が半端ないのである。 そして、N国党の立花孝志議員とN国党の投票した人を批判するコメントを番組で言った事に対して、立花議員が噛みつき、テレビで論争しようと言った話が出て来た。 これに対して、マツコ氏が謝る訳でもなく、反論するでもなく、議論をするでもなく、ただ、逃げ回っているだけである。 筆者は「マツコ・デラックス氏は所詮、評論家として、無責任に高い所から好きな事を言っている癖に、噛みつかれたら逃げ回っている。それなら、辛口コメントで売っている意味はない」と感じた。 立花氏の喧嘩商法を是認する訳ではないが、自分が言った事に対しては、きちんと責任をとるか、反論するかするのが、辛口コメントで売る人の姿勢だと思う。 そして、立花氏が言う「ホモでデブでブスがマイナーな立場で、辛口な事を言って売ったが、今はCMだけで年収数億円のメジャーになった。体制側の人間になったのに、本人にその自覚がなく、相変わらずマイナーの意識のままで行動している」という論が、筆者には説得力がある話に聞こえる。(間違った説明が多い池上彰氏) 筆者が顔を見ると、チャンネルを変える人に池上彰氏がいる。 彼は元々、NHKのテレビで子供向けにニュースをやさしく解説する番組をやっていた。そして、それを民放に持ち込んだのである。 政治経済の話は理屈があるし、業界の慣行もあるので、わかりにくい。それを子供でもわかるように解説するのが池上氏の売りである。 ところが、彼の話には嘘、間違いがとても多く、それを知らずに信じた人は、間違いを刷り込まれているのである。この批判は多くの専門家が指摘しているし、筆者の専門の経済の話を聞いていても、間違いがとても多い。 何故、そんな事になるかと言えば、テレビや新聞、雑誌などの露出が増えて来ると、自分ひとりの勉強、リサーチでは足りなくなって来る。だから、チーム池上は何人ものスタッフを抱えるようになった。 このアシスタント・スタッフ達は、市販されている本を読み、その分野の専門家と言われる人の話を聞いて、メモを池上氏に上げる。池上氏はそれを読んで、自分の知識、意見と思えるような態度でテレビで話をする。それがチーム池上のスタイルである。 だが、最近の日韓のトラブルでも明らかになったように、教科書に書かれている常識と実際の歴史は異なっている事は少なくないし、意図的に間違った常識を堂々と主張している大学教授や評論家が多くいる。 池上氏が政治でも、経済でも、社会部ネタ的な話でも、専門がきちんとあり、数多くの取材をしてきた人なら、自分が知らない分野の話でも、話をしている相手の人間性を見極め、話に問題がないかどうか相手を見るのだ。 だが、池上氏はそれができないのだ。 今の日本社会の問題点は、彼のような人間に一流国立大学が教授の肩書を与えてしまう事だ。専門性がなく、間違った話をする人間を国立大学の教授にする大学って何なのか、本当におかしい。(武井咲など目の鋭い女優、タレント) 筆者が顔を見ると、チャンネルを変えてしまう対象の人間に武井咲や桐谷美玲などの女性タレントがいる。 共通している事は目が鋭く、多分、学校時代に番を張っていたと思える事である。「目は口ほどにものを言い」という言葉があるが、人間の目を見れば、その人の性格、これまでの人生などが見て取れる。 武井咲はかつて、東京の地下鉄の宣伝ポスターのキャラクターに起用された事があるが、駅に貼りだされていた大きなポスターの目の部分がペンで塗り潰され、横に「この目、怖い」という書き込みがあったという話がある。 日本共産党の幹部も目が鋭く、顔が笑っていても、目が笑っていない。こういう人は要注意で、いつ足をすくわれるかわからない。 女優と言えば、筆者が子供の頃の主演女優達は皆、美人で、知性があり、育ちが良いという感じの人が多かった。久我美子、有馬稲子、香川京子、司葉子、佐久間良子、山本富士子などなど。 好き嫌いは別として、彼女達が出て来ると、ほっとする感じがした人が多かった。それが今の女優やタレントは顔は美形だが、少し気を許せば、後ろからどつかれそうな人が多い。 女優、タレントだけでなく、アナウンサーや司会者にもそうした警戒が必要なタイプの人が結構多い。 こうした業界では枕営業が珍しくなくなって来ているというし、有名番組のプロデューサーには、タレントの所属事務所などに金や女性を要求する人が少なくないともいう。 こういう事に耐えて、のし上がっていく事が求められるようになると、目が鋭いようなタイプの女性が増えて来るのは仕方がないのかもしれない。
2019.09.16
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(「次期総理に間違いない」と公言する大手マスコミの記者) 昨日の内閣改造の話を報道するテレビの昼の番組を見ていたら、そこに出演していた大手通信社の政治部記者が信じられない事を言った。 「彼は環境大臣になって、1,2年後の自民党総裁選挙に出れば、当選間違いないから、次期総理が決まったようなものです」 年齢からみて、記者歴が20年位はある人間である。政治部記者を長くしている人間がこの程度の発想かと思い、今更ながらマスコミの劣化を感じた。 筆者のその思いを代弁するように、番組に出ていた弁護士が「政治ってそんな簡単なものではないでしょう」と反論をしたら、その政治部記者は「いや、決まりですよ。問題は当選するかどうかではなく、総裁選に出馬するかしないかで、出馬すれば、当選間違いなしです」と更に念を押していた。 確かに、マスコミが行う「次期首相に誰がふさわしいか」というアンケートでは、ここ数年、小泉進次郎がトップになっているのは事実である。 しかし、大統領制度の国なら、本来は大統領にふさわしくない人間でも、国民に人気があれば、大統領になるというような事は起きうる。現に隣の国で起きて、国を大混乱に陥らせている事をみても、それはわかる。 しかし、日本のような議院内閣制度の国だと、国民に人気があっても、自党の議員の多数の支持を得ないと、首相にはなれない。例え2年後であっても、今の自民党の議員の過半数が、2年位の短期の内に、首相に小泉進次郎を推すとはとても思えない。(不倫騒動で総裁候補から名前が消えた議員) 小泉進次郎の人気が出たのは、元首相の息子で、イケメンで話もパキパキしている事などによる。そして、スターを欲しがっていたマスコミが、彼を持ち上げ、将来の総理候補などという報道を何回もするので、何も知らない国民はそうなのかと思っているだけである。 少しくらい顔が良く、サラブレッドであったとしても、政治家が評価されるかどうかは、大きな問題が起きた時の対処の仕方とか、トラブルの処理の仕方によるものであり、そこで初めて、政治家としての資質が問われるのだ。 これまでに、そうした場面に出くわした事がない小泉進次郎氏は、そういう意味では、政治家としては、まだ、全く未知数なのである。 テレビなどに多く出て、国民の人気が少し出たとしても、その政治家を支える議員が多くならなければ、それこそ、派閥の長にもなれないのである。 一般の政治家ならともかく、首相は国の命運にかかわる重大事について、きちんとした判断が出来、外国の首脳とも厳しい交渉が出来ないといけない。 イケメンであるとか、名門だというような事は、そうした重大事の対応と何も関係はない。 これまでも、サラブレッドで顔も悪くなく、弁も立ち政策にも明るかった政治家が問題の処理を間違えたり、起こした問題そのものから、その政治家の資質がわかってしまい、首相候補から外れてしまい、今でも、閣僚候補にすら名前が上がらなくなった人はいくらでもいる。 その端的な例が船田元議員である。 祖父は衆議院議長を務めた名門で、家は地元で有名な学校を経営している家で、政策にも強く、一時期は次の時代の総理候補と言われ、周囲も本人もそのつもりでいた。 しかし、船田議員はNHKの元アナウンサーで議員になった女性と不倫をした上、長年付き添って来た妻と離婚して、この女性と再婚した事で、選挙民の反発を浴びて落選し、その後、復活したものの、今では、彼の名前を聞く事もほとんどなくなってしまっている。(滝川クリスタルとの結婚でわかる進次郎のレベル) 筆者は小泉進次郎議員とは会った事もないので、個人的な事は知らない。しかし、伝わって来る話を総合すると、とても、総理の器とは思えない。 それを明確に示したのは、滝川クリスタルとの結婚である。 彼女は多くの男性と浮名を流し、男性と半同棲もしていたという女性である。顔はハーフという事もあり、知的に見える。だが、頭が良くない。だから、話せば直ぐにボロが出る。 従って、アドリブが必要な時の対応はまず無理で、ここしばらくは、アドリブが不要なCM出演を中心に露出をして来た人である。 彼女と半同棲していたある俳優は、スポーツ選手と三角関係からの争奪戦で、滝川クリスタルを彼女にする事に成功した。しかし、一緒に生活してみて、彼女があまりにも頭が悪い事に嫌気がさして、別れたと言われている。 彼女の資質を示す話として、以前、宮根誠司とともに、報道番組の司会をした時のエピソードがある。 滝川は宮根の会話についていけず、ボロを出しまくり、ついには番組を下りる事になったのだ。筆者もその番組を何回か見たが、アドリブが必要な報道番組は彼女にはとても無理という事が明白だった。 報道番組の司会者なら、新聞などの丹念に目を通し、頭と知識を整理しておかないといけないのに、それすら出来ず、番組で絶句するシーンが何回もあり、見ている人間に「こんな事も知らないのか」と思わせた人である。 それでいて、男性関係は活発で、顔と違って、かなりの肉食系だという。 滝川クリスタルがどんな人間でも良いが、問題は小泉進次郎がそんな滝川クリスタルと結婚した事である。 そして、官邸で行われた会見で、記者に「彼女のどこが良かったのか」聞かれた小泉進次郎は「一緒にいると、ホッとする。構えなくて済む」という話をしている。 これは、宮根の話についていけず、半同棲した俳優から、あきられた知的レベルの女性が小泉進次郎にとって、自分と同じレベルで、丁度良く、ホッとするという人であるという事である。 つまり、マスコミが作り上げた虚像に苦しみ、実像とのギャップに悩んでいた進次郎氏が、滝川のレベルに自分が合うという事を言ったのである。 学歴もアメリカに留学してデコレーションしたが、関東学院大学卒である。そう考えれば、納得する話である。(既に財務省に取り込まれている進次郎) 小泉進次郎の母親はエスエス製薬の元社長で、政治家も務めた、泰道三八の娘である。小泉純一郎は閨閥作りのために、泰道の娘と結婚したのである。 だが、彼女はとても、政治家の妻が務まる人ではなかったのである。 政治家の妻は頭の回転が良い上、気配りができ、後援者ときちんと付き合い、夫に代わって、政治活動をしないといけない場合が多いが、彼女にはとても、それが無理だったのである。 だから、彼女の役目を小泉純一郎の姉が務め、自分は結婚もせずに、政治的に小泉純一郎の妻の役、そして、進次郎たちの母親の役、政治家の秘書の役をこなし、弟、純一郎を首相にまでした女傑である。 この純一郎の姉は、進次郎の滝川クリスタルとの結婚を聞いて、激怒したと言われている。それはそうだろう。自分が丹精込めて育てた進次郎が、とんでもない女に引っかかったと、彼女は感じたのだろう。 小泉進次郎の母は、かつて、雑誌のインタビューを受けた事がある。離婚して大分経った時点の話である。だが、その話を読んで感じた事は、彼女は何故、自分が政治家の妻が務まらなかったかが、いまだに、理解していないという事である。 進次郎は母親代わりの叔母さんや、父親の様子を見て育ったので、多少鍛錬はされているが、資質は母親に近いのかも知れない。 小泉進次郎のもうひとつの、そして、最大の問題点は既に、財務省に取り込まれ、緊縮財政、増税派であるという事である。 財務省は先を見て、色々な手を打っている。その1つが、財務省出身の同じ年くらいの政治家を進次郎の側近として、張り付かせている事である。 財務省は民主党政権時代、それまで増税に反対だった野田元首相、菅元首相などをレクチャーという洗脳で、増税派に転向させ、公約と全く反対の増税が民主党政権下で決まったのである。 安倍首相は、その民主党政権が決めた日程に苦しみ、二度、延期したが、今回はもう延期は無理と思って、実施しようとしているのだ。 これまでにも書いて来たように、平成の30年間、日本がデフレで苦しんだ最大の理由は、財務省、日銀の間違った政策のためである。今年10月の消費税増税も、してはいけない事を更にしようとしているのである。 その財務省に小泉進次郎は既に取り込まれているのだ。 そもそも、彼が次期首相に有力候補と言われる事自体、今の日本に、いかにしっかりした政治家が不在なのかの証明でもあるのだ。
2019.09.12
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(中国、韓国の歴史、彼らの民族性をあまりにも知らない日本人) 半導体に使うガスの輸出管理の厳格化から始まった韓国と日本とのトラブルについては、ネットでも大手マスコミでは、多くの人が取り上げ、ユーチューバーによると、韓国問題を取り上げると、アクセス数が増えると言わせる状態にまでなっている。 そして、雑誌やネットなどでは、嫌韓や断韓の話があふれている。 それはそれで良いとは思うが、筆者は、今の日本は韓国の事のついて、また、日韓の歴史をほとんどの日本人が知らないで、議論をしているように感じてならない。 まずは歴史をきちんと知り、韓国とはどんな国で、どんな人達であるかを理解した上で、正しい対応をすべきであると思う。 歴史を知らないので、中国人や韓国人の嘘の歴史の話をされた時に、日本人の多くは反論も出来ないし、人によっては彼らの嘘の話を信じ、大手マスコミのコメンテーターのように、平然と、韓国や中国が言う話をそのまま言う人すらいるのが今の日本である。 更に、韓国は中国ととともに、国連など世界の様々な場で、日本の悪口を言い続けるだけでなく、嘘の歴史を多額の金を使ってPRしている。 これに対して、日本はこれまで、中国や韓国に遠慮をして、そうした活動をほとんどしてこなかったため、韓国や中国が言う嘘が、世界では真実として通ってしまっている話が少なくない。 嘘の従軍慰安婦の話は、韓国人たちの活動の結果、第三国のアメリカの学校の教科書に載って、アメリカ人に嘘の歴史を教えているという事が今現在、行われているのである。 今、日本がすべき事は、正しい歴史をしっかり認識し、韓国や中国という国や国民性を理解する事である。 そして、その上で、国を挙げて、中国や韓国が世界でばらまいている嘘の歴史を否定する正しい歴史の知識を発信する事をしないといけない。(世界では真実は勝つとは限らない。情報発信は重要) まず、世界で他国との問題、トラブルを論じ、対処する時、戦後の日本で憲法などで教えて来た、「世界の国の人々は平和を愛し、話し合いで何でも解決する人達ではない」という事を日本人は理解しないといけない。 個人としては良い人でも、国と国とという話になると、利害が対立し、個人の友情などではどうしようもない事がいくらでも起きるのである。 それを勉強するのが地政学で、本来、地理の勉強は地政学が含まれるのだが、戦後の日本では、GHQの命令で、地政学を教える事が禁じられ、今でも、それがそのままなのである。 だから、戦後の日本の地理の勉強は、地名や川などの名前を無意味に暗記する全くつまらない学問になってしまったのだ。 どこの国でも国境を接した国同士には、争い事はつきものなのである。そして、話し合いでは解決できずに、武力衝突という事は少なく起きるのである。 まず、日本人は「人類皆兄弟、話し合いでなんでも解決できる」というドン・キホーテのような発想を一日も早く捨てる事から始めないといけない。 また、日本人の多くの人は、「真実は勝つ」とばかりに、トラブルが起きると、「冷静に」「大人の対応を」などと言って、日本の正しさをあえて大きな声で言わないのが美徳のような事を言う人が、マスコミや学者に多いが、これも間違いである。 日本が正しい事を主張しない間に、「従軍慰安婦や性奴隷」と国連人権委員会では認定されてしまったし、本当は募集工なのに、徴用工という言葉が定着し、それがユダヤのアウシュビッツ収容所のような所に閉じ込めれ、強制労働をさせられて来たという話が世界で飛び交っているのである。 日本は200年以上にわたって、1つの国で同じ民族が生活して来たため、「以心伝心」(話をきちんとしなくても、思いは理解してもらえる)という発想が強い。 だが、これは世界では通用しない。自分を守るためにも、主張すべき事はきちんと主張しないといけない事を認識すべきである。(歴史を書き換えるのは、中国三千年の常套手段) 中国、韓国を理解するには、その歴史を知らないといけない。 中国では何十年に1回というように王朝が交代して来た。多くの場合、前の王朝の幹部だった人間が前の皇帝を倒して、新しい皇帝に就任した。 新しく就任した皇帝がまずする事は何かというと、自分の協力して、自分が皇帝に着くのに功績のあった部下の幹部を一族郎党ともに皆殺しにする事である。 理由は簡単で、それだけ力のある部下は、自分がしたようにいつ自分を倒して次の皇帝になろうとするかわからないからである。 実力者を排除した後、皇帝がする事は前の王朝の歴史を抹殺する事である。前の皇帝は悪い人間で、間違って支配者になってしまった。自分がその前皇帝を倒して、新しい皇帝になるのは、神の意志なのである。 中国三千年の歴史とかいうが、その割に歴史的な史跡や建造物があまり残っていないのは新皇帝が前の王朝のれ歴史を抹殺し、遺跡や施設を破壊したからである。 破壊するだけでなく、前の王朝の歴史を改竄し、自分の都合の良いように書き改めて行くのも常套手段である。歴史は事実が大切なのではなく、自分にとって、あってはならないものは、自分の都合の良いように変えていく。それが中国の歴史なのである。 また、皇帝は自分が正当に神に選ばれたものである事の証明として、周辺の国からの朝貢を求める。朝貢をする国が多ければ多い程、自分が皇帝として相応しいという証明になるからである。 朝貢は属国が強国、中国を恐れ、臣下の礼をつくすものではない。簡単に言えば、盆暮れの挨拶に土産物を持って行くという感じの方が実態に近いのである。 だから、少し力のある周辺国は朝貢をしない。 だが、そうだと、中国の皇帝は自分の正当性が示せない。だから、朝貢をする国の旅費を中国が持ち、貢物への返礼品は貢物よりも高価なものを持たすから、来てくれと頼む事も珍しくなかったのである。 こうした背景があるので、日本は聖徳太子の有名な書、「日出る国の天子、日没する国の天子に、、、」というような書状を出せたのだし、それまで国名を倭国(背の低い人の国)という別称から、「日本」と変える事が出来たのである。 また、皇帝と同格に近い「天皇」という呼称も中国の皇帝は認めたのである。(自分の嘘の騙される日本人はバカと考える中国人) 日本の話はともかく、中国では、歴代の王朝が前の王朝を否定し、歴史を書き変える事が繰り返されたが、こうなると、一般の国民はどうなるのか。 簡単である。庶民は皇帝などの支配者や歴史、国を信用しなくなるのだ。信じられるのは自分と、自分の一族であり、自分の身は自分で守るというようになって行くのだ。 生き抜くために、生活の知恵として、嘘をつく事は珍しい事ではない。だから、中国では「嘘をつくという事」はアメリカのように、非常に厳しい批判の対象にならないのである。 嘘をつく事は悪い事ではなく、「嘘をつかれて騙された自分がバカだった」と中国人は考えるのだ。だから、「自分の嘘に騙される人間、日本人はバカだ」と思う、それが中国人なのである。 また、中国人は笑顔で接して来る人、自分から折れて来る人は信用しない。何か腹にあると思うからである。だから、譲歩を続ける日本から金だけをふんだくりながら、心の中で、そんな日本を軽蔑しているのだ。 中国人が尊敬するのは、自分を打ち倒すくらい強い相手であり、譲歩しない相手である。 良い悪いではない。相次ぐ王朝交代の中で、庶民が生き抜いていくために、みにつけた生活の知恵なのである。 では、韓国はどうか。 韓国は日本など力のある他の周辺国と違い、2000年にわたって中国の属国だった。今、韓国が自国の歴史として教えている高麗、高句麗についても、中国の歴史学会では、「あれは中国のかつての王朝の1つ」と認識していて、中国にとっては、韓国の歴史は中国の歴史の一部の扱いなのだ。 中国の属国の時代が長かった韓国人は、ではそれをどう考え、自己を正当化しようとしたかと言えば、世界の中心は中国で、韓国、朝鮮はその側近の小中華であり、それ以外の日本を含む周辺国は、それ以下の蛮族としたのである。 朝鮮の国内では、武力を持つ武人が力を持っていては、いつ自分がひっくり返されるかも知れないので、武力を軽視し、削減した。そして、支配者同士の間で、血みどろの権力闘争を国民そっちのけで行っていたのである。(強国日本の一部になろうとして、敗戦で裏切られた朝鮮人) 朝鮮の支配者は、中国が世界の中心で、自分はその一番の子分とずっと思って来た。だが、その中国が日清戦争で日本に負けた。そこで、李氏朝鮮の皇帝は何をしたかと言えば、強国ロシアの大使館に逃げ込んだのである。 中国が頼りにならないから、強国ロシアに頼ったのである。だが、そのロシアが日本に日露戦争で負けてしまった。 そこで、どうしたかと言うと、自ら進んで日本に併合してもらい、自分達が日本人になる事を望んだのである。 日本と中国(当時の清)が戦ったのは、朝鮮の扱いをめぐっての戦争だったのである。日清戦争に日本が勝つことによって、朝鮮は中国の属国の位置から脱して独立国になる事が出来たのである。 ロシアとの戦いも朝鮮が火種だったのである。 朝鮮の人達には他の国は自分の上か下しかないのである。 同格という発想がないのだ。そして、強国にはひれ伏し、自分よりも下だと思う国には、見下したような態度をとるのである。事大主義である。 自分が強く主人と思っていた中国、ロシアを破った日本に憧れ、自分自身、強国日本の一員になろうとして、日韓併合を自ら日本に願い出たのである。 ところが、その日本がアメリカとの戦争に負けてしまった。彼らにすれば、やっと自分が一流になれたと思ったのに、戦争に負けてしまった。 そこで彼らはどう考え、自分を正当化しようとしたか。 それは、自ら進んで日韓併合を申し出たにもかかわらず、武力で威嚇されて、併合されたという話を作ったのだ。そして、日韓併合時代にありもしなかった日本からの独立を戦う集団がいて、独立運動を戦い続けたという嘘の話を作り上げ、戦後、自分も戦勝国の地位に着こうとしたのである。 だが、この嘘はアメリカに拒否されてしまった。(戦後の日本で悪の限りのつくした在日の人達) ただ、日本との戦争に手を焼いたアメリカは、日本を二度と立ち直れない国にする事を考え、武力を否定する憲法を押し付けただけでなく、日本にいる朝鮮人の勝手な行動を黙認したのである。 そこで、戦後のGHQ支配時代に、朝鮮人は日本人に強盗、強カンをし続け、駅前の土地などは不法に手に入れていったのである。GHQに武力を取り上げられて、何も出来なかった日本の警察署の襲撃まで行っている。 長い間、日本における朝鮮人の好き勝手の許していたアメリカは、朝鮮戦争の勃発とともに、方針を変えて、日本の警察に武器を持たせ、自衛隊まで作らせた。 これにより、朝鮮人の日本での好き勝手な行動は少し収まったが、38度線で共産圏の北朝鮮と対峙する最前線の韓国を大事にせざるを得ないアメリカは日本と韓国の間で揉め事をあると、基本的に日本に譲って解決するように、日本に迫り、日本はそれに従わざるを得なかったのである。 だから、1965年、日韓基本条約を結ぶ際にも、日本が朝鮮半島に残した財産や作った学校などの施設の建設費などの返還も放棄し、当時の韓国の国家予算の1.5倍の金を日本が支払うというという事で話をつけざるを得なかったのである。 日韓基本条約だけでなく、戦後の日本は韓国に譲り放なしだった。それはアメリカがそう仕向けた事もあるが、多額の金が日本から韓国に流れるにあたって、その金の一部をキックバックさせて私腹を肥やす日本人の政治家などが何人もいた事も事実である。 自民党のこうした行為だけでなく、北朝鮮の日本人拉致について、社会党が北朝鮮の手先となって、拉致活動の手助けをしていたという証言が出ているなど、与野党挙げて、売国奴の日本人が多くいたもの事実である。(会えば、会釈をするくらいの隣人になる) 過去の歴史をきちんと知り、また、そこから来る民族性やものの考え方を理解した上で、中国や韓国とは付き合わないといけない。 また、中国、韓国には多額の費用をつかって、日本を貶める広報活動を熱心に繰り広げている。そして、それに日本人の左派系の弁護士やマスコミ関係者、学者が協力しているのだ。 日本政府は、こうした事を知りながら、ずっとほとんど何もして来なかった。だから、好き放題が出来て来た韓国は、今回の安倍政権の輸出管理の強化に、どう対応して良いかわからずに、右往左往しているのである。 日本が今、すべきことは、歴史をきちんと知り、中国や韓国が歴史から出て来た民族性などを理解し、「隣人だから仲良く」ではなく、「会えば、会釈をするくらいの仲の隣人」となり、経済的にも政治的にも出来るだけ関係を絶つ事が極めて重要である。 「反日種族主義」の本を書き、韓国が真の近代国家になるために、歴史的事実をファンタジーで書き換えるのではなく、事実を事実としてとらえ、国を変えようと呼びかけているソウル大の名誉教授は、「日本は変に妥協せず、今の厳しい態度を貫いてください。それが韓国の近代化を進める近道なのです」と言っている。 韓国は今、文在寅大統領の思想の下、北に吸収合併される路線に突き進んでいる。それは韓国滅亡の道である。日本は余計な事はせずに、それをじっと見つめる事である。 そして、それによる難民が大量に日本に来る日がそう遠くない事を理解して、その事態に備えた準備にとりかかるべきである。 国際的には、ここ何十年と中国と韓国がして来たように、世界に向けて、事実を基に、嘘を暴くPR活動を少なくても韓国並みの予算をつけて、本格的に行うようにしないといけない。 それが後世の日本人が中国人や韓国人にたかられないようにするための今の世代の日本人の責務である。
2019.09.08
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(U18野球、甲子園の優勝チームから選出ゼロの不思議) 本日、9月6日、韓国で行われていたU18ワールドべースボールで、日本は韓国チームにサヨナラ負けを喫して、決勝ラウンドへの進出が難しくなった。 このチームの派遣にあたっては、開催地の韓国に配慮して、日の丸を外して行くという事を高野連が決め、高野連の一体である朝日新聞がスクープの形で、それを報道した事もあって、厳しい批判を浴びて、日の丸を復活するというお粗末ぶりを発揮しての大会出場であった。 日の丸問題はともかく、このU18チームの選手選考は全く、お粗末の極みだった。直ぐ前に開かれた甲子園の夏の高校野球で優勝した大阪の履正社から、選手が1人も選ばれなかったのである。 どのスポーツでも、海外遠征をする時には、直前の全国大会で優勝したチームの選手を中心に選ぶのが常識だが、今度のU18では1人も選ばなかったのだ。 また、右投げ左打ちの内野手を6人も選ぶという偏った選考であり、台湾のチームからは、「日本は左バッターが多いから、左投手をぶつければ勝てる」と言われる始末である。 そして、本来の守備でないポジションに選手を試合で配置したため、送球などでの凡ミスが相次ぎ、それが原因で負けるという試合があった。守備は本来の位置の選手を選ぶのは当然である。それは体で色々な事を覚えているからだ。 にもかかわらず、本来の守備位置でない選手を多く試合に起用するという、野球という球技を知らないような采配を永田監督は取り続け、負けたのだ。 選手選考はそれだけでなく、元々投手だが、バッティングも良い選手を優先的に選び、投手として投球した上で、バッターとしても打ち、外野などの守備につくという選手が何人もいた。 高校野球では、エースで4番という選手がいる事は確かである。だが、少なくても、全国選抜を選ぶとなれば、野手として一流、投手として一流という基準で選手を選ぶのが当然で、両刀使いはせいぜい1人いるかいないかというのが普通だが、今回のチームでは何人も両刀使いを選んだのだ。 有能は投手は何人もいた。それをきちんと選んで、投球に専念させれば、簡単に点を取られるという事など、そうはなかったはずである。 韓国戦をみていたら、ある投手は外野手で試合を始め、先発の投手が1回でマウンドを下りると、投手となって4投げ、別の投手にマウンドを譲ると、別の外野のポジションについて、その後も試合に出続けていた。 この投手は過去の試合で4試合に投手として出場している。投手の休養という事の意味を永田という監督は全くわかっていないとして言いようがない。(個人の好みで選んでいて、勝てる程、世界は甘くない) 日本を代表して海外に遠征するチームの選手を選ぶ時は、複数の関係者が議論をして選手を選ぶのが常識だが、この選び方を見る限り、明らかに特定の個人の好みで選んだとしか思えない内容である。 そして、結果は、台湾に負け、韓国にも負けたのである。 ちなみに、チームの監督は甲子園の優勝チームの監督ではなく、高野連の技術委員長とかいう肩書を持つ人間で、試合を見ていても、監督の意思が選手に伝わり、選手がその線に沿って行動しているとはとても思えない状態で、肝心な時にエラーをして負けるというパターンが繰り返された。 見ていて、一生懸命プレーをしていた選手が気の毒でならなかった。 選手の選考について、監督は協会の幹部と相談したと言っているが、別の協会幹部は監督に任せたという趣旨の事を言っている。両方とも責任逃れである。 本来、選手の選抜については、公平な立場に立てる人が3,4人集まって議論をして選ぶというやり方でないと、今回のような馬鹿げた話が今後も起きかねない。 ついでに言えば、日本はU18の野球の世界の大会で優勝した事がない。隣の韓国は何回も優勝しているのにである。 何試合かを見たが、日本の選手が技術的に劣っているとは思えなかった。負けたのはチームとしての意思、勝つために何をするかという考えが不足していたとしか思えない試合ぷりであった。 かつては、高校野球と言えば、高野連が朝日新聞、毎日新聞、NHKと勝手に色々な事を決めて、好き勝手にやって来れたが、今は、ネットの普及で多くの人が高野連などの利権団体について、そのお粗末さを知るようになり、駄目な行動には厳しい指摘をするようになって来た。 だが、当事者はそうした事の自覚がなく、従来のままの行動で、負けるべくして負けたというのが、今回の結果だったと言える。(技を決めようとすれば、連続技が必要) 監督、コーチがお粗末だったのは、少し前に東京で開かれた柔道の世界選手権も同様であった。 前回、前々回に比べて金メダルの数は減ったし、メダル総数でも減らした。嫌メダルの数という事よりも、負けた選手の負け方が皆一緒なのだ。 負けた日本選手は自分の得意な型だけを必死にかけようとする。対戦相手は当然、強い選手の得意技を知っているし、ビデオなどで十分に特徴を見ているので、単純に得意技をかけに行っても、余程の幸運でもない限り、かかる訳がない。 そして、イライラして、スキが出たところを相手に技をかけられて決められ、何とか追いつこうとして技をかけるが、技が単発で単純なので、かかる訳もなく、時間だけが過ぎ、日本選手は負けたのである。 柔道でも相撲でもそうだが、いくら切れのよい技であっても、その技単独では相手に簡単にかかる訳はない。決勝、準決勝ともなれば、相手も強豪選手で実力はそれ程の差がないからだ。 下馬評で金メダルが確実と言われ、決勝で負けた日本選手の相手は、まず、日本選手に足技をかけ、日本選手がそれを何とか踏ん張ってこらえていると、そのこらえている足に別の技をかけ、それでも日本選手がこらえると、自分の体を日本選手に預けて倒れ込み、日本選手はたまらずに転んで、技ありを取られてしまった。 つまり、相手選手は3つの技を連続して出して、日本選手を倒したのである。 相撲の世界で、強い力士は鮮やかな技を決めて、相手の体を見事に横転させる。 どうして、あれだけきれいに決まるかと言えば、例えば、右から上手投げをしようと考えた時は、左から投げを打ち、相手が左足に力を入れて踏ん張った時、右から強い投げを打つと、体が逆に力を入れていたので、バランスを崩して、きれいに横転するのである。 きれいに技が決まるためには、この技の組み合わせが必要なのである。 日本の柔道選手を見ていると、この呼び水の技がない選手がほとんどなのだ。 そして、負けた後のインタビューを聞いていても、日本選手もコーチ、監督も何故、勝てなかったが全く分かっていない。 ある選手は「もっと練習の量を増やして、次はリベンジします」と言っていた。 これを聞いて、思わず言いたくなった。「必要なのは量ではなくて質なんだよ、連続技の工夫なんだよ」と。 どうしたら、連続して3つくらいの技をかける事が出来るかを考え、そうした工夫の練習をしないと、日本選手のメダルの数はどんどん減って行きそうである。 そして、日本チームの監督、コーチの話を聞く限り、こうした勝つコツ、理屈を理解し、選手に説明できる人がほとんどいない状態だという事がわかる。 野球も柔道もそうだが、もっと、プロのしっかりしたコーチが出て来ないと、選手があまりにも可哀そうである。(他国の優れたコーチを導入して強くなったバドミントン、カーリング) 今、日本のバドミントンの選手はとても強くなった。男子のシングルスで桃田は世界一のランキングで、世界選手権でも優勝したし、女子のダブルスでも日本選手は連キングが世界一で、世界選手権で優勝した。 かつて、日本のバドミントンはそこそこには強かったが、今はとても強い。その理由の1つに外国人コーチの存在がある。優れたコーチであれば、外国人でも招聘して指導してもらう。それが選手が強くなるコツである。 カーリングも先進国のカナダなどからコーチを招聘して教わり、強くなっている。 野球の世界では「名選手が名監督になるとは限らない」という趣旨の言葉があり、選手時代にそれ程活躍した人でない人が監督やコーチになって、チームを強くしてケースがいくらでもある一方で、名選手が監督としては無能で、結果が出せない人が少なくない。 理由は簡単だ。名選手は子供の時から選手になっていて、頭で理解するのではなく体で覚えてしまっているので、論理的に後輩や部下に説明が出来ない人が多いのだ。 また、一流選手だった監督、コーチは自分が簡単に出来た事を現役の選手が出来ない事自体、理解できないのだ。 高校野球の場合、伝統校と言われる名門校で監督をして来て、今、高野連で幹部をしている人は基本的に、全日本選抜の監督にすべきではない。 なぜなら、名門校で長く監督をした人間は全権を持って自分の好きなように采配して来ているので、他の人と相談をして決めるなどという事には慣れていないからだ。 では、全日本の監督はどうしたら良いか。簡単である。甲子園の優勝チームの監督を監督にし、ベスト8になってチームの監督が協議して、選手の選抜をすれば良いだけの事である。 今現在現役であり、選手を指導して優勝した。その実績が何よりも重要であり、今現在の強い選手を一番知っている人なのだからである。
2019.09.06
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(NHKはどこの国の放送局か) 朝日新聞、毎日新聞、東京新聞やテレビのTBS、テレ朝が反日報道をするのは広く知られているが、ここ数年、NHKの反日姿勢が半端ではない。 平昌五輪で、日本と韓国の試合で、日本が勝った時、実況しているアナウンサーは「韓国負けました」を3回くらい連発した。見ていて、本当に信じられなかった。日本のテレビ局なら、当然「日本勝ちました」でないといけないのに、主語が韓国になっていたのだ。 そして、それを誰も注意せず、訂正すらしないという状態で放送を終えた。 先にも書いたが、最近の日韓の騒動に関連する報道でも、竹島の事を報道する時、左派系の新聞ですら、「韓国が占拠している島根県の竹島」と書いているのに、NHKは「日本と韓国が領有権を主張している竹島」と報道した。 表現の不自由展として、議論になったあいちトリエンナーレの件を報道する際も、NHKは昭和天皇の肖像写真が燃やされ、灰を踏みにじるシーンの事はほとんど報道せずに、従軍慰安婦像の話を中心に語った。 朝日新聞の報道姿勢と同じスタンスであった。 どこの国のテレビ局も海外放送を英語でしていて、自国の立場をPRする内容を放送していて、中国や韓国のテレビ局は常時、日本を批判する内容を放送しているが、NHKは日本の主張はほとんどせず、むしろ、中国や韓国の姿勢を紹介するような内容が少なくなく、海外在住者から「どこの国の放送局か」という不満の声が出ている。 NHKの元職員の立花孝志氏がNHKから国民を守る党を立ち上げた理由の1つが、NHKの最近の反日的な姿勢にある事は知られている。そして、その主張に同調する国民が多かったから、立花氏は国会に議席を獲得したのである。(電通支配で反日になったという立花氏) 筆者が現役の記者だった時代には、NHKは記者仲間の間では、政府寄りで、むしろ右派系メディアと言われていた。 それがいつから、今のようになってしまったのであろうか。 その1つの理由に、東京代々木のNHKの本部の建物の中に、中国の党の宣伝活動をしているとアメリカに批判されている中国の中央テレビ局や、韓国のテレビ局の日本支社が入っていて、NHKが何かと便宜を図っていて、その影響が大きいという指摘がある。 NHKは日本の国会中継の映像は各委員会の議論も含めて、全ての映像を中国側に渡しているというのは公然の秘密であるし、ちゃんねる桜の水島社長が尖閣列島に船で接近しようとしているのをNHKの報道ヘリが取材をしていて、そのNHKが撮った映像がそのまま中国のテレビ局で流されたという。 水島社長によると、自分達の様子を映像で取材をしていたのはNHKのヘリだけであり、中国の放送局の映像はNHKが渡した以外考えようがないと言っている。 N国党の立花氏はNHKが反日になった理由について、電通がNHKの元会長の海老沢氏との闘争に勝って、海老沢氏がNHKを去った後、韓国びいきで有名な電通がNHKを実質支配したからだと、自身のユーチューブで語っている。 しかし、筆者はそれもあると思うが、NHKの反日、左傾化は電通問題だけが理由ではないと考える。(NHKに番組プロデューサー中心に元からいた左翼思想家) 筆者がまだ30歳位だったもう40年位前から、NHKには、番組のプロヂューサーに明らかな反日、反政府の思想の持ち主の左派系の人間がひと塊りいた。 今はなくなったが、土曜日の朝の奥様番組で、生命保険業界や流通業界の幹部など消費者の日々の生活に関係ある業界の人を呼んで、問題点を指摘して、業界幹部に答えてもらうという番組があった。 この番組では、質問をするのは、司会者ではなく、一般の家庭の主婦という肩書の中年女性5、6人である。 だが、一般家庭の主婦で、スタジオで質問をするという人たちはいずれも、共産党系の主婦団体の筋金入りの幹部であり、知識もかなり持ち合わせており、番組のプロデューサーと事前に入念に打ち合わせをしていたのである。 筆者はこの番組のプロデューサーと知り合いだったので、裏話を聞いた事があり、プロデューサーは得意げにからくりを話してくれた。 また、大分以前だが、「先の戦争の責任は昭和天皇にあり」という考えの基に、「昭和天皇を裁判にかける」という番組がNHKで作られ、「昭和天皇は有罪」という結論で放送され、あまりのひどさに批判を浴び、担当のプロヂューサーはNHKを退職した。 この番組の趣旨を考え、中心になって推進したのは、朝日新聞の松井という女性の編集委員だった事は関係者の間では、周知の事実である。 テレビ局で担当プロデューサーが企画して番組を作る時、企画会議があるし、作った後も、幹部クラスが収録時に立ち会って、内容をチェックするようになっている。それでこうした番組が放送されるという事は、幹部クラスにまで、反日の思想の持主がかなりいるという事の証明である。 ちなみに、この番組のプロデューサーは、今ではある大学の教授という肩書で、大学で反日の講義をしているし、問題になった、あいちトリエンナーレの表現の不自由展で、朝日新聞の記者とともに、委員会の委員を務め、ひどい企画を強力に推進した。 最近では、沖縄の反基地闘で、NHKの現役の番組のプロデューサーが積極的な活動をしていたと指摘されて、問題になっている。 (習った事を丸暗記し、信じるロボットを大量生産した教育) NHKに限らず、朝日、毎日、東京の各新聞と、TBS、テレビ朝日にどうして、こうも反日の活動家が多いのだろうか。 筆者が現役の記者時代にも、反日の記者や番組のプロデューサーは存在した。でも少数派だった。それが、どうして、こんなに増えてしまい、それが多数派になってしまったのだろうか。 筆者は、大きな理由に戦後の日本での教育があると考える。 筆者の一回り下の年代から、日本の教育は高度成長時代の経済戦士を育てるという発想の下、多くの人がそれなりの知識を持ってもらわないといけないという業界からの要請もあり、教育現場では、「詰め込み、丸暗記教育」が徹底して行われるようになった。 教育内容も増えて、教師は生徒の素朴な疑問に答える余裕もなくなり、生徒が質問をしようとすると、「ガタガタ言わずに、この通り覚えろ」と言うようになり、生徒が疑問を挟む事はタブーとなり、教わった事を丸暗記する風潮が強くなった。 自分の頭で考えるという習慣がなくなって行ったのである。 そして、丁度、その頃から、中国や韓国との間で、馬鹿げた「近隣条項」という約束が出来て、彼らに都合の悪い事は教科書から削除したり、彼らの主張する嘘の歴史に日本の教科書を書き換えるという事がどんどん行われるようになった。 例えば、筆者が子供の頃、習った、任那日本府の話は教科書から消え、半島から来た「帰化人」は「渡来人」という表現に改められ、日本では縄文時代から稲作をしていたにもかかわらず、「進んだ技術を持った半島からの渡来人」が稲作を日本にもたらしたという嘘の教育が教えられるようになり、それが今でも続いている。 今の日本の小中学校の社会の教科書を見て驚いたのだが、共産党の独裁国家の中国が「民主主義国家」と表現されているのである。 つまり、嘘の教育で、「日本が悪い事ばかりして、中国や韓国に迷惑をかけて来た」という事を教えられ、それを丸暗記した生徒を日本は60年近く育てて来たのである。 丸暗記教育で教えられた事を無批判に覚えた優等生が、東大、早慶に入り、その人達が一流企業に入り、大手マスコミにも入って来たのである。 彼らの多くは、実際にはなかった、「韓国が日本と戦い、独立を勝ち取った」という嘘を信じているのである。自分の頭で考え、少し調べれば、嘘か本当かわかるのだが、丸暗記優等生はそんな事はしない。 彼らの発想は、先生や上司に逆らう事は、自分にマイナスで、してはいけない事であり、上司の命令や言われた事は絶対なのである。(商品偽装も消費税増税もロボット優等生が原因) この疑問を挟まずに、言われた事を丸暗記して優等生となり、一流大学に進み、一流企業に入った人間も、早い年代の人はもう60歳代になっている。 団塊の世代は小学校高学年から中学にかけて、この丸暗記教育に従うようになる。団塊左翼と言われる人が大量に発生した理由はこのためである。 この考え方が、多くの企業で発生した「偽装」の原因である。おかしいと思っても、上司に逆らう事はタブーなのであり、とにかく、辻褄を合わせるという発想しかないのである。 財務省で、国民の多くが反対するす消費税増税に疑問の声が起きずに、省を挙げて増税に突き進んだ理由も同じで、上司の命令は絶対で、それに従うロボット人間が多くいるという事の証明でもある。 少し考えれば、学校で教師が言っている事はおかしなことが多いし、少し市販の本を読んだり、ネットで情報を得れば、幅広い知識が得られる。 有名なユーチューバーの1人、KAZUYAさんは、日教組が強い北海道の学校教育で反日教育を受けて育ったが、高校時代にたまたま目にした本で、教師が教えた内容に嘘が多い事を知り、それから、多くの本を読んで、それまでの考えを改めたと言っている。 だが、丸暗記優等生はそんな事はしない。彼らにとって、折角、苦労して覚えた事を変えるには手間であり、無駄なのである。 何年か前だが、ある国民的な議論がある問題で、法改正を進める話が出ていた時、筆者も当事者の1人として、日弁連の幹部の弁護士と議論をした事がある。 その時に、日弁連の幹部が言った事が今も忘れらない。「この法律を改正すると、いくつも法律を変えないといけないし、我々はそれを覚えないといけないから大変です。だから、司法関係者は改正に反対なのです」 この30年間、日本は経済発展ゼロで、デフレ不況に苦しんでいる。その大きな理由は大蔵省(今の財務省)、日銀の失政が大きいが、それを更にひどくしたのは、日本の企業、官僚、政治家の中核にいる人達が、この優等生ロボットタイプの人達であり、日本を変えようという声が上がらなかったからである。(ネットの時代が大きく日本を変える) だが、今のネットの時代で、状況は大きく変わって来ている。 NHKを含めて、大手マスコミがいかにおかしいかを多くの人が知るようになって来た。今やNHKの放送内容を信じる人は、中年以上の女性や団塊左翼くらいになって来た。 今の若者は新聞や読まないし、テレビも見ないという人が増えている。だから、朝日新聞やTBSなどが左派系マスコミがいくら森友、加計問題を取り上げても、政権に大きなダメージは無かったのである。 ネットでは、問題が起きて間もなく、森友、加計問題の本質が直ぐに解説され、それが納得出来たので、ネット社会では、早い時期から解決済みの問題となったのである。 筆者は年寄りだが、特定に1、2の番組を除いては、地上波のテレビ番組を全くと言って良い程、見なくなった。NHKの紅白歌合戦や朝の連ドラを見なくなって、もう20年以上になるし、日曜日の大河ドラマも10年以上見ていない。 今やNHKの放送は、スポーツ中継以外には、ニュースを含めてほとんど見ない。ドキュメンタリー番組ですら、間違いのナレーションが多く、不愉快になるので、見る事は止めた。 NHKだけでなく、民放も見たいと思う番組がほとんどないので、テレビを見る時はCS放送で、外国のドラマかスポーツ中継を見るくらいである。ネットで情報が得られるので、それで生活に何の支障もない。 N国党が国会に議員を送るようになったのも、ネットの時代だからである。 中年から年寄りは、国が決める事には不満があっても、従うのが当然という発想の人が多いが、若者はおかしいものには、おかしいというようになって来たのである。(中卒、高卒でも本質を見る人間と、丸暗記ロボット優等生の違い) かつて維新の会に所属していた丸山穂高議員が北方領土について、戦争という言葉を使った事で、国会は全会一致で、議員辞職勧告決議をし、マスコミは丸山氏を叩きまくった。 その丸山氏が今度は竹島問題で、やはり戦争という言葉を使ったとして、マスコミや野党は再度、丸山氏を総攻撃したが、N国党の立花代表は「彼は現実を話しただけだし、選択肢の話をして議論をしようとしただけであり、それで彼に議員を辞めろというのはイジメだ」とネットで反論した。 その上で「共産党の小池書記局長が丸山議員に関連してN国党を批判したので、自分はネットの中継でいつでも議論をするので、出て来てください。 人を批判したり評論するのは簡単だが、国会議員の仕事は実行でしょう。丸山議員の行動がおかしいというなら、辞職勧告決議を2回受けた議員は議員を辞職しないといけないという法律を作ってください。国会は法律を作る所なので、できるでしょう。他人の行動を批判するだけの議員なんていりません」と言った。 その立花氏の発言に対する視聴者の反応は、賛成が多数を占めたので、野党やマスコミの丸山議員攻撃は勢いを失って来た。 左派系の人に少し批判されると、直ぐに謝罪した週刊ポストの幹部と、立花氏の姿勢は大きく異なる。大手出版社はやはり、丸暗記ロボット優等生の集団なのである。 立花氏は高卒でNHKに入り、仕事が出来るので、ローカル採用にもかかわらず、東京本部勤務となり、組織の中枢の経理の仕事をして来た人間である。 れいわ新撰組の山本太郎氏も自ら言うように、高校で2年に進級できずに、中退した、中卒の学歴の人間である。 2人とも、戦後の丸暗記ロボット教育で育たなかったために、逆に、自分の目を持ち、本質を理解しているのである。だから、国民の共感呼ぶのである。 これに対して、丸暗記ロボット教育を受けて一流大学を卒業して、大手マスコミに入ったり、野党議員になった人の多くが時代の変化に鈍感過ぎ、国民の支持を失っているのだ。 だから、嘘ばかり書き、戦前も戦後も日本の足を思い切り引っ張り続けて来た朝日新聞は、発行部数が最盛時の半分近くになって来たのである。 共産党の機関紙、赤旗は、日曜版を含めた発行部数が最盛期の3分の1以下の100万部を切るようになった。共産党の財政の9割が赤旗の売上げで支えられており、共産党の活動は大きく制約されるようになって来た。 共産党は党員が30万人に減少している上、高齢化が進み、若い人の入党が増えなくなって来て、危機的になって来た。 今、若い人で共産党に入り、議員になったりする人は、話を聞いても、幹部の嘘の論理をそのまま話していて、正にロボット優等生そのものである。自分の頭で考え、少し歴史を調べれば、嘘だらけの話を、丸暗記で信じているのである。 政治家、官僚、企業幹部、これから、戦後の間違った丸暗記ロボット優等生を排除し、自分の頭で考え、行動する人中心の社会にしていかないと、日本の再生はないと言える。
2019.09.06
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(朴槿恵前政権の要人30人が刑務所という異常) 半導体の製造に使うガスの韓国への輸出管理の強化から始まった、今回の日本と韓国のトラブルをきっかけに、日本国民も日韓問題に大きな関心を持つようになった。 そして、韓国問題について、様々な角度から詳細を書いた保守系の雑誌、HanadaとWillが書店で品薄の状態になっているという。 日本人の書籍離れから、本や雑誌は売れなくなって久しいが、どちらかと言えば、マイナーな雑誌であるこの2誌が品薄になっている事は、多くの日本人が「テレビや新聞の解説では、日韓問題の本質が何もわからないという不満の表れである」とも言える。 筆者も久しぶりに雑誌を買って読んでみた。歴史的な経緯はほとんど知っている事だったが、今、起きつつある事については、知らなかった事がいくつか書かれていて、参考になった。 その1つは、韓国の前の大統領の朴槿恵氏が、友人の女性に政府の重要な情報を漏らしたとして、逮捕された事件について、その証拠とされるパソコンの書き込みが捏造されたものだったらしいと書いた韓国人ジャーナリストが逮捕された事に関連しての話である。 真実を突き止めて、原稿を書いただけで逮捕される韓国という国はとても恐ろしいが、それだけでなく、刑務所に入ってみて彼が驚いた事は、朴槿恵政権の時の政府の重要幹部30人余りが逮捕されていて、同じ刑務所に収容されているという事だった。 前大統領の他、数人が訴追された事は報道されていたが、30人という規模は驚きである。 韓国の大統領は日本人が考える以上に強い権限を持っている。強いから独裁的な事が出来る。結果として、退任後、恨みを買った反対陣営から旧悪を指摘され、逮捕されるのが通常のパターンである。 韓国の大統領は、最高裁の長官に相当する人間に、自分の好きな人を任命できるし、その長官が最高裁の判事を任命できるシステムになっていて、それを悪用した文在寅大統領は、韓国の司法を完全に牛耳っているのは知っていたが、ここまでひどいとは思わなかった。 日本の雑誌に関して言えば、上記の2つの雑誌の売れ行きに触発されたのか、週刊ポストが同じように韓国特集を書いたところ、何人かの物書きに批判され、発行元の小学館が直ぐに謝罪したという出来事があった。 HanadaやWillは保守系雑誌と知られているし、左の人間からの批判は承知の上で、特集を組んでいる。だから、撃たれ強い。これに対して、週刊ポストの方は、売れそうだからという甘い判断で特集を掲載し、少し批判されたら、謝罪してしまった。 書いてある内容は至極当然な話なのだが、左派系の人には気に入らなかったようである。それにしても、小学館は腹が座っていない。金儲けしか考えていないから、こうなるのである。(多くの日本人が真実を知った事が最大の収穫) それはともかくとして、今回の韓国との騒動がきっかけで、多くの日本人が、日本と韓国の歴史の事実や、過去の経緯を知った。これは日本人にとって、とても大きな事である。 学校で教える事や大学の教授の書いた歴史の本は、嘘が多いが、ネットでは、日韓の歴史についても、現実の歴史はかなり書かれている。 でも、余程興味がある人を除いて、多くの日本人がそうした事に関心がなかった。 韓国は「日本の植民地支配で、ひどい搾取をされ、戦いをして独立を勝ち取った」というように自国民に教えている。そして、歴史を知らない日本人の一部には、その嘘をそのまま信じてしまっている人さえいる。 正しい歴史を教えれば、そんな事は起きないはずだが、戦後の日本では、占領軍のGHQの指導で嘘の歴史を教えるように強要され、それに朝日新聞とNHKが全面協力して、嘘が真実のように罷り通って来た。 それが、今回の一連のやりとりで、韓国がいかに嘘をつくのを平然とする国民である事が日本人に明らかになり、彼らの言う話はどうも違うようだとで、多くの日本人が皮膚感覚で理解し始めた。 そして、日本は譲ってはいけない事さえ譲り、何とか、友好を保とうとしたが、「日本が譲れば譲る程、相手はつけあがって、もっと押してくる」事も明確になった。 更に、韓国のソウル大学の名誉教授らが、「反日種族主義」という本を書き、その内容をネットでも詳細に紹介している。 この内容は淡々と事実や歴史的な記録を掘り起こして、従軍慰安婦の話も、徴用工の話も、韓国で言われている事は嘘だという事をデータで証明している。 日本人が知らない事も多く紹介されているので、是非、多くの日本人にネットで見て欲しい内容である。 日本では、今、あまり言われていないが、竹下、宮澤、村山など歴代の元首相は譲るべきでない事を譲り、謝らなくて良い事を謝り、世界に誤解を広めた事などは万死に値する。 そして、それを推進したのが、愛国心がなく、揉めなければ、自分も苦労しないで済むと考えた外務省官僚達である。彼らは中国や韓国が国際社会で、莫大な金をかけて嘘のプロパガンダを繰り広げているのを、何もせずに、傍観して、情報戦で敗北をしたのである。(隣人だから、仲良くしないというのは嘘) 学者や識者、そして、マスコミは二言目には、「隣の国だから、喧嘩せずに仲良くしないと」と言うが、世界を見渡せば、隣の国とは仲が良くなく、揉め事を抱えている国が多いのが世界の常識である。 国境を接しているのだから、揉め事があるのは当然である。 元々は1つの国であったインドとパキスタンの間では、武力による戦闘まで行われている。境を接しているからこそ問題なのである。 もっと言えば、個人の家庭を考えれば簡単にわかる事だが、隣やその隣、向かいの家など、周囲の5、6軒の家で、親しく付き合う家はほとんどないのが普通である。 顔を合わせれば、挨拶くらいはするし、喧嘩はしないが、隣人だからと言って、仲良くしないといけないという事は個人ベースでもないのである。まして、利害が対立する隣国はよりそうなのだ。 「隣の国だから、仲良くして」という人は、「相手に譲ってやれ」と言っているのと同義語なのである。そう考えれば、「仲良くしろ」と言っている人の多くが左派や、韓国に利権がある人や団体である事がわかる。 「国同士は喧嘩していても、市民レベルの交流は絶やしてはいけない」という人も結構いるが、これだけ揉めている時に、交流を続けていて、暴力沙汰が起きた時に、責任を取れるのかと言いたい。「揉めている時は、交流を一時中止しましょう」が常識的な大人の判断である。 「トラブルがなくなったら、交流を再開しましょう」で、何も問題はないはずだ。(日本国内の敵が明確になった) 今回の騒動による副産物で、一番良かった事は、「韓国がいかに嘘をつく国であるか」という事が、日本人にも世界の人にも明らかにした事である。 日本の政府や外務省が良くやったとは思えないが、文在寅政権がいわば、オウンゴールをして、自滅したというのが現状である。 そして、この韓国の滅茶苦茶ぶりの中から、その韓国を擁護する日本人、日本国内の敵、売国奴とも言える人や組織があぶり出され、多くの日本人に明示された事も大きな成果だ。 これまでにも韓国に土下座をして、日本を貶めまくって来た鳩山元首相は論評するのさえ、汚らわしい存在であるが、鳩山は予定通り、今回も「韓国様」の姿勢を貫いた。 元々ソ連共産党の日本支部からスタートし、朝鮮総連を兄弟組織として育てた日本共産党が「日韓の今回の揉め事の責任は日本にある」と言うのは、わかり切った事だが、朝日新聞など大手マスコミも、ずっと日本政府の姿勢を批判し続けて来た。 GSOMIAを韓国が破棄する決定をするに至って、韓国の肩を持つ事は難しくなった朝日新聞は論評を手控えるようになったが、その朝日新聞は英字版では、これまで以上に「原因は日本。日本が悪い」を連発している。 韓国軍の竹島に関連する報道では、NHKは「韓国が占拠している島根県の竹島」と言わないといけないところを、「日本と韓国が互いに領有権を主張している竹島」と報道した。 今更ながら、公共放送の名に値しない放送局になってしまった。スクランブル化の一日も早い実施が待たれる。 かつては、自民党の次の総裁の有力候補だった石破茂氏は「日本が悪い」と発言して、ネットでは、「韓国のハニー・トラップにでもかかったか」と、哀れに思われる有様である。 「韓国は敵ではない」というような言い方で、日本に争う事を止めるように呼び掛けた70人程の知識人は、全員が反日の人間である事を証明する結果となった。 その代表者の和田春樹東大名誉教授は、既に解決済みと韓国政府すら思っていた徴用工問題で、「日韓基本条約は国と国の話であって、個人の請求権は消えていない」という変な理屈を作って、韓国にわざわざ教えた事で、今日のトラブルの原因の1つを作った人間である。 そして、その功績で、韓国から名誉ある賞まで受賞している。国を売って、賞をもらう。どういう神経をしているのだろうか。 元通産官僚の古賀茂明氏も「日本が原因」と言い続けている。通産省を辞めた頃は、結構まともな事を言っていたが、維新の会と袂を分かった頃から、急に左旋回をして、左界隈以外は相手にしない人になっているが、自分の存在感を示すための発言なら、哀れ以外の何物でもない。 現在の韓国の実態を憂い、日本との関係を改善しようとする韓国人は異口同音に「韓国に媚びるような事をいう日本人の発言や存在が、韓国が正常化しようとしている事の足を引っ張っている。余計な事は言わないで欲しい」とさえ、言っている。(対外的な戦いの時は国益を最優先するのが世界の常識) 国内で争う時は、主義主張が異なり、大激論をするのは構わない。 しかし、国と国の争いとなった時は、対外的には一致団結するのが、国を愛する姿勢であり、それが世界の常識だが、戦後の日本では、そうした考え方が、特に左系の人からは消えてしまい、むしろ、国の足を引っ張る事に熱心が日本人が多すぎる。 世界の常識から言えば、売国奴が多数いる国になってしまったのである。 笑い話は立憲民主党である。 GSOMIA破棄の話が出た時、蓮舫議員は遺憾の意を表し、「破棄を抗議する」とツイッターで書いたが、左系の支持者から「日本が戦後、戦争がなかったのは憲法9条のおかげで、GSOMIAのためではない」とお花畑のようなコメントで厳しく批判されると、今度は汚名挽回とばかりに、党の枝野代表がラジオで「河野外務大臣の韓国に対する態度は非礼で辞任すべき」と語った。 だが今度は、その発言を批判されると、「辞任などを求めたのではない」と苦しい釈明をする始末である。主義主張がなく、風を見て、点数だけを稼ごうとする政治家が、野党の代表的な人物である事は嘆かわしいとさえ言える。 前に書いたが、文在寅大統領は意識して、韓国を破壊している。 彼は信念として、「大韓民国は間違って成立した国であり、金日成の北朝鮮が正当に成立した国家」と考え、その信念の基に、韓国を破壊する行動をしている人なのである。 一部の人がいうように、判断を間違った訳でもないし、焦っている訳でもない。 アメリカや日本との関係も意図して、壊しているのである。韓国を弱体化して、北に吸収合併される事を実行している人だと考えれば、彼の行動はわかりやすいのである。 朝鮮問題に詳しい専門家は何年も前から、「韓国消滅」「米韓同盟終焉」を書いている。文在寅大統領は、左派暴力革命で政権を奪ったと考え、その信念で行動していると何年も前から言っている。そして、その予想通りに文在寅は行動しているだけなのである。 その彼の肩を持とうとする日本人が多数いて、そんな韓国と仲良くしろと言っている人が多くいる事自体、信じれない思いである。 むしろ、韓国崩壊の時には多くの難民が発生するし、経済的な激震も起きる事が必至である。日本としては、1,2年後に起きるであろう、こうした時のために備える準備をしないといけない。時間は多く残されていないのだ。
2019.09.03
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