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今泉忠明「絶滅巨大獣の百科」データハウスめちゃくちゃ面白い。イクチオステガに始まる魚類の陸生化から、エリスロテリウム、エオゾストロドンに始まる哺乳類の様々な種の誕生、反映から絶滅にいたるまでを、可愛いイラスト満載で手際よく説明している本。とにかくイラストの動物たちが可愛すぎる。広大な空間が気象変動や乱獲などで支配動物が絶滅して空くことで、別の種が繁栄し進化するという、動物進化に関する著者独自の理論が展開されている。肉食獣による捕食や気象変動が大きな絶滅の原因であったようだが、生物史上で最も大きな災厄は人類の誕生であったというのが皮肉で最高にいい。人類がユーラシアから南北アメリカへと進出しながら哺乳類の70~80%もの種を絶滅に追い込んだというから、寒冷化だの隕石落下だのどうってことないじゃんとすら感じてしまう。特に最後に出てきた、発見からたった27年で人類に滅ぼされたステラーカイギュウの愛らしい容姿や優しい習性を読んで泣いてしまい、読んでから2日ほどはステラーカイギュウのことが頭から離れなかった。俺ももう年かもしれない。9/10点
2009.11.25
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Xのアーチスティーヴ・エリクソン「Xのアーチ」集英社一種の改変歴史幻想小説。トマス・ジェファソンの黒人の愛人サリー(奴隷の娘)の「自由か愛か」の選択によって異なる歴史の流れが成り立ち、歴史の流れを超越したその狭間に「永劫都市」という幻想世界が現出する。本作は中盤から、永劫都市におけるエッチャーという男のサリーへの愛を軸に、さまざまな異なる歴史の間を記憶とともに揺れ動く人々の姿を、ボルヘス的な前衛手法を駆使しながら描いていく。終盤では、作者エリクソン自身が登場し、ほかの登場人物に殺害されるというメタフィクション的なおまけまでがつく。内意識が世界に歴史を与えるという作品構造はバラードと通じ、夢と現実との間を揺れ動くメタフィクション的手法はボルヘスと通ずる。幻想SF(異次元・改変歴史テーマ)としても愛と自由の相克を描く純文学としてもなかなかの秀作だった。未読だが、世評の高い「黒い時計の旅」への期待も高まる。8/10points
2009.11.20
アドルフォ・ビオイ・カサーレス『日向で眠れ/豚の戦記』集英社 ラテンアメリカの文学ノヴェラ(短めの長編)2編を所収。「日向で眠れ」★★★★1/2(9/10点)73年の第5長編。『モレルの発明』『脱獄計画』につづく、マッドサイエンティストもののSFミステリだが、SFネタであることは終盤まで伏せられている。妻を精神病院に入れた男。退院した妻はすっかり性格が変わっていた。はじめは妻の外見、イメージを愛していたと思っていた主人公は、次第にこの妻のあまりの性格の変わりように疑念を抱き始め、精神病院を訪ねて治療内容を尋ねる。しかし自らが病室にとらわれの身となってしまう。はたして、この精神科医が行っている治療とは?SFアイデアの奇想性は前2作に比べて減退し、普通の脳科学ネタになっているし、結末もすっきりと辻褄が合い、メタフィクションとしての多義性・幻惑性も減退(逆に言うと、すっきりした結末を好む読者にはかえって読みやすいだろうが)。つまり、「普通のホラーがかったSFミステリ」により近づいている。しかし本作の読みどころは、むしろ結末に至るまでの過程の描写にある。前2作と異なり、本作品は市井の平凡な人間の日常生活の中に異常な要素が入り込み、それを通じて主人公と妻との微細な心の揺れ動きが非常にリアルに描き出されている。その分、前2作のような作り物っぽさが消え、普通の文学作品としての読み応えを感じさせる作品になっている。超現実的な人工設定での幻想(初期2作)と、よく見知った日常生活の観察(第3,4長編)という両極を経て、本作において、両要素のバランスのよい統合が実現したのだとみる。やはりカサレスの作品にはずれはない。全作読むべき作家だ。「豚の戦記」★★★★(8/10点)69年の第4長編。中高年(50代ぐらい?)にさしかかりながらも、まだまだ若い気分が満々の主人公が、老人(中高年も含んでいる)に対する嫉妬からテロに走る若者たちとの「戦争」に遭遇し、命を狙われながらもしぶとく生き延び、女をものにするという、作者自身の願望充足および当時のアルゼンチン社会に対する風刺的描写を兼ねたタイプの作品。世代間の戦争というイヴェントがSF的ではあるが、あくまでも社会造形から演繹的に導き出された設定として位置づけられうるに過ぎず、作者が一貫して書こうとしているのは「青春の欲望を保持している中高年たちがどう生きていくべきか」である。この問題意識は今の日本社会にもそのまま当てはまる先取り的なものでもあり、より興味深く読める。作者の真骨頂はやはりSF三部作のような奇抜な人工社会を舞台にした観念的スリラーにあると思うが、それに比べると地味とはいえ、作者の違った側面を見ることができ、意外な才能の奥の深さを確認することができた。
2009.11.15
サルバドール・エリソンド「ファラベウフ」水声社メキシコ作家のきわめて前衛的なSM妄想小説。ジョルジュ・バタイユが偏愛した、清国末期の<陵遅処死刑>廃止直前の処刑写真に触発された性的妄想をひたすら<私>が<おまえ>に語りかけるスタイルでつづっている。死への願望・タナトス、死体へのフェティシズムと性的欲求の強い結合というバタイユのエロティシズム論の、小説的実践というべき内容。<陵遅処死刑>の写真が引用され、そのディテール描写が再三繰り返され、処刑されている人物の恍惚たる表情からその人物が味わっているであろう性的快感をひたすら想像し、この写真を持ち帰った医者による処刑再現(手術・解剖)という形態での性戯(性交の暗喩であると同時に、性的遊戯としての人体解体そのものでもある)に強く憧れる<おまえ・あなた>(訳文では女性と特定されているが、原文には性別を特定する意図はなく、タナトスとエロスとの結合の快感を共有することの可能な不特定のすべての人間=作者自身+読者一般を指すだろうから、極力性別特定しない訳語を当てるべきだろう)というものを語りかける対象として想定し、その人物に対するファラベウフによる解剖手術の実施が性的エクスタシーの極致として妄想される場面が全体の締めくくりにおかれている。作者=私というよりも、むしろ作者=お前、と考えて読んだほうが、本書の製作意図はより明快に理解できるだろう。作者は、陵遅処死の写真に性的興奮を覚えたというバタイユに深く共感し、自らもこの写真から強烈な性的妄想を膨らませ、その自分の中の性的妄想者を愛人に見立てて<おまえ>として作中に登場させ、この愛人に語りかけるというスタイルの中で、自己の中の性的衝動の視覚化を企てたのである。これは、死に行く自己の肉体を外から眺めることで性的快感をフィードバックさせて高めるという作者の欲求に起因するものでもあろう。作者のそのような欲求は、「解剖される自己を鏡で眺める」という、作中で再三言及される性的妄想によっても裏付けられる。作者のこういった変態的な性的妄想に資するべく、陵遅処死刑の写真や中国の文化に関するもろもろの付随情報が(西洋人で中国文化に疎いのをよいことに)さまざまに強引に歪曲されているのが面白い。例えば写真の人物は史実では男性であるはずなのに、両乳の部分の肉がそぎとられていることを根拠に女性であると強弁しているし(両胸の肉を最初にそぐのは当時の清国の刑法上、刑の執行方法が詳細に定められていて、それに従っているに過ぎず、囚人の性別を問わないことはちょっと調べればわかることである)、刑吏が6人であることの意味について、「六」という漢字が「処刑される人の形」=「ヒトデの形」であることにちなんでいるという漢字の字源とまったくそぐわない勝手な解釈をしている。が、本書が歴史的事実の追求にまったく興味を持っていない以上、作者にとってこういった史実はどうでもいいことであり、作者のすべての関心は、いかにしてこの写真をズリネタに、己の変態SM妄想を極限まで高めるかというただ一点のみにつぎ込まれているのだ。そして、バタイユの同種作品に比し、本作はかなり具体的で詳細な即物的文体を用いている分、インパクトもよりシュールで強烈である。★★★★(8/10点)なお個人的には、この陵遅処死の写真よりも、ネットで検索してて見つけた中国の公開銃殺刑の写真(女の子が連行されて頭を撃たれ、頭が半分なくなっている写真のアップなど)のほうが強烈だった。しかもその写真の刑は、2005年ごろに執行されたもの。やっぱり中国はすごい。
2009.11.09
ヴァージニア・ウルフ「波」みすず書房若いころは記憶をほぼ共有している6人の霊(生き霊か死霊かは不明だが、集合知性に近い存在)が各自のその後の人生を振り返りながら、人生や文学の本質についてとりとめもなく語り合う様を、岸辺の波の情景とパラレルに描述した、散文詩的な作品。一種の幻想的なSFともいえるし、メタフィクションでもある。最後にバーナードという男が全体を総括し、人生を死と生の相克として捉える結論と、砕け散る波とが符合して終わる末尾がうまく決まっている。ただし、物語性は皆無なので、「面白い」類のものではない。★★★1/2(7/10点)
2009.11.08
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死の泉皆川博子「死の泉」早川文庫JA戦時中から戦後20年程度の期間のドイツを舞台にした歴史ミステリ。ナチスを信奉し、自己の美的信念を追究して過激な人体実験を繰り返すマッドサイエンティストへの子供たちの復讐を軸に話が進む。全体がメタフィクション構造をとっていて、殺されたはずの男が実は語り手だったのではと思わせるどんでん返しの「訳者あとがき」がついているという凝った構成である。作中では死んでいたはずの人体接合された女が最後にチラッと生きて出てくることでそれを暗示。凝った構成、執拗な出来事や人物の書き込みなど、その筆力は圧倒的で、完成度はとても高い。しかしながらあまりにも長すぎるので、第1部で飽きてしまい、体調が悪くなってしまって後半は流し読みで済ませてしまった。もっと若くて体力のあるときに読んでいたら「これはすげえ!」と叫んでいたかもしれないが、人間中年の域に入ると、体力・健康上の制約からあまりに長く重厚な作品は次第に読めなくなってくるものだ。やはり、読書は若いころにたくさんしなければだめだと痛感した。客観評価は満点に近いが、上記の体力的理由で、主観評価は★★★(6/10点)。
2009.11.08
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台湾セクシュアル・マイノリティ文学(2)台湾セクシュアル・マイノリティ文学(2) 紀大偉作品集『膜』 著者: 黄英哲 /白水紀子 出版社: 作品社 サイズ: 単行本 ページ数: 299p 発行年月: 2008年12月 この著者の新着メールを登録する ISBN:9784861822285 本体価格 2,400円 (税込 2,520 円) 送料無料 在庫あり(1~2日以内に発送予定) ※注文個数によりお届け日が変わることがあります。 残りあと4個です 個数 友達にメールですすめる ケータイにURLを送る お気に入り商品に追加 レビューを書く 【内容情報】(「BOOK」データベースより)本書は台湾クィアSF小説の旗手、紀大偉の代表作4篇を訳出したものである。「膜」「赤い薔薇が咲くとき」「儀式」は、“記憶”を題材にした作品となっている。「膜」と「赤い薔薇が咲くとき」は、近未来社会における先端科学による記憶の移植・改竄・消去と身体改造を描いており、時間と空間が相互に複雑に交差する異空間の中で、クィアの転覆性を表現している。「儀式」は主人公の記憶と「事実」との間の矛盾を突くことによって、ホモフォビアの内面化を描いている。また、「朝食」は、第21回聯合報ショートショート賞第1位を受賞した。 【目次】(「BOOK」データベースより)膜/赤い薔薇が咲くとき/儀式/朝食 【著者情報】(「BOOK」データベースより)紀大偉(キダイイ)1972年、台湾台中県生まれ。現在、アメリカコネチカット大学外国語学科准教授として教鞭をとっている白水紀子(シロウズノリコ)1953年、福岡生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専門は中国近現代文学およびジェンダー・セクシュアリティの研究。現在、横浜国立大学教育人間科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) これ、SFらしい。「SF」として売るよりも「文学」として売ったほうが売れるんだろうね。同じような売り方をすれば未訳の古典SFも翻訳して採算がとれるかもしれない。しかし、台湾SF、読んでみたい。でもその前に、手持ちの2004年の科幻小説アンソロジーを読まねば。
2009.11.03
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死者の軍隊の将軍死者の軍隊の将軍 東欧の想像力 著者: イスマイル・カダレ /井浦伊知郎 出版社: 松籟社 サイズ: 全集・双書 ページ数: 301p 発行年月: 2009年10月 この著者の新着メールを登録する ISBN:9784879842725 本体価格 2,000円 (税込 2,100 円) 送料無料 在庫あり(1~2日以内に発送予定) ※注文個数によりお届け日が変わることがあります。 残りあと3個です 個数 友達にメールですすめる ケータイにURLを送る お気に入り商品に追加 レビューを見る(1件) 書く 【内容情報】(「BOOK」データベースより)掘り起こすのは、遺骨と、記憶と、敵意と、徒労感と…第二次大戦中にアルバニアで戦死した自国軍兵士の遺骨を回収するために、某国の将軍が現地に派遣される。そこで彼を待ち受けていたものとは…。 【著者情報】(「BOOK」データベースより)カダレ,イスマイル(Kadare,Ismail)1936‐。アルバニアの作家・詩人。1936年、同国南部のジロカスタルに生まれる。ティラナ大学卒業後、モスクワに留学するが、アルバニアとソ連の関係悪化をうけて帰国した。その後ジャーナリストとして活動しながら、詩や小説を発表。1963年の小説『死者の軍隊の将軍』が国際的に注目され、作家としての地位を確立する。労働党の一党体制下で制限を受けながら執筆を続けていたが、1990年にフランスへ亡命。翌年、複数政党制となった母国に帰国、現在も旺盛な執筆活動を続けている。第1回「国際ブッカー賞」受賞井浦伊知郎(イウライチロウ)1968年、福岡生まれ。1998年、広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。博士(文学)。1998~2001年、日本学術振興会特別研究員。現在、広島文教女子大学非常勤講師(ドイツ語)。専攻はアルバニア語学、バルカン言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです 東欧の想像力シリーズ。
2009.11.03
ハヤカワ文庫早川書房 ハヤカワ文庫JA 未踏の時代 福島正実 798 上旬 9784150309763 名著文庫化!早川書房 ハヤカワ文庫SF へリックスの孤児 ダン・シモンズ酒井昭伸ほか 924 下旬 9784150117382短編集かな?早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫 現代短篇の名手たち7 やさしい小さな手 ローレンス・ブロック田口俊樹ほか 924 下旬 9784151782572 早川書房 ハヤカワ文庫NF 〈数理を愉しむ〉シリーズ 量子コンピュータとは何か ジョージ・ジョンソン水谷 淳 735 下旬 9784150503611 発行角川グループパブリッシング発売 ホラー文庫 保健室登校 矢部 嵩 630 25 9784043901029 角川書店発行角川グループパブリッシング発売 ホラー文庫 恨み忘れじ 松村比呂美 620 25 9784043943173 角川書店発行角川グループパブリッシング発売 ホラー文庫 魂追い 田辺青蛙文倉 十 567 25 9784043923021 角川書店発行角川グループパブリッシング発売 角川文庫(海外) アーサー王宮廷のヤンキー マーク・トウェイン大久保 博 735 25 9784042142089 角川書店発行角川グループパブリッシング発売 角川文庫(海外) コララインとボタンの魔女 ニール・ゲイマン金原瑞人ほか 735 25 9784042971047 文庫落ち。
2009.11.03
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黄昏の遊歩者黄昏の遊歩者 A・L・マカン 下楠昌哉訳978-4-336-05145-5四六判460ページ定価2,730円(税込)(本体価格2,600円) 19世紀末から20世紀初頭までのメルボルンとウィーンを舞台にし、特異な性癖を持つ親子と、彼らの生み出す芸術作品が、様々な軋轢を生み出していく……。オーストラリアの歴史的に大きな事件を背景に描き出した、ときにグロテスク、ときにエレガント、ときに官能的な、メルボルンという都市の神話化を目指した、純文学志向のゴシックホラー小説! 歌の翼に歌の翼に トマス・M・ディッシュ 友枝康子訳978-4-336-05116-5四六判426ページ定価2,520円(税込)(本体価格2,400円) 少年は歌によって飛翔するためにあらゆる試練をのりこえて歌手を目指す……SFのみならずゲイ小説、教養小説、音楽小説などのあらゆる要素を投入しながら、支配する者とされる者の宿命、芸術の喜びと悲惨をエモーショナルに描く、奇才ディッシュの半自伝的長篇にして最高傑作がついに復刊!
2009.11.03
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壊れやすいもの壊れやすいもの 著者: ニール・ゲイマン /金原瑞人 出版社: 角川書店 /角川グループパブリッ サイズ: 単行本 ページ数: 455p 発行年月: 2009年10月 この著者の新着メールを登録する ISBN:9784047916203 本体価格 2,800円 (税込 2,940 円) 送料無料 在庫あり(1~2日以内に発送予定) ※注文個数によりお届け日が変わることがあります。 残りあと39個です 個数 友達にメールですすめる ケータイにURLを送る お気に入り商品に追加 レビューを書く すべてのページに驚きと感動が詰まった、いまだかつてない短編集!ホームズがSFに? ベイカー街に住む偉大な探偵が遭遇した緑の血が飛び散る殺人事件の顛末を描くヒューゴー賞受賞作「翠色の習作」の他、空前絶後の想像力を駆使したゲイマンの才能の全てが詰まった、傑作短編集! 【内容情報】(「BOOK」データベースより)ベイカー街の名探偵が挑む、緑の血が飛び散る殺人事件、ひとりの女性が忽然と消えた、いかがわしく謎めいたサーカス、パーティで女の子に話しかけようと奮闘する男の子の純真…。ほんのちょっぴり、何かがおかしな、ゲイマンのマジック・ワールド!生涯、忘れられない一冊との出会い。すべての予想を鮮やかに裏切る、傑作短編集。 【目次】(「BOOK」データベースより)翠色の習作/妖精のリール/十月の集まり/秘密の部屋/顔なき奴隷の禁断の花嫁が、恐ろしい欲望の夜の秘密の館で/メモリー・レーンの燧石/閉店時間/森人ウードゥになる/苦いコーヒー/他人/形見と宝/よい子にはごほうびを/ミス・フィンチ失踪事件の真相/ストレンジ・リトル・ガールズ/ハーレクインのヴァレンタイン/髪(ロック)と鍵(ロック)/スーザンの問題/指示/どんな気持ちかわかる?/おれの人生/ヴァンパイア・タロットの十五枚の絵入りカード/食う者、食わせる者/疾病考案者性咽喉炎/最後に/ゴリアテ/オクラホマ州タルサとケンタッキー州ルイヴィルのあいだのどこかで、グレイハウンド・バスに置き忘れた靴箱の中の、日記の数ページ/パーティで女の子に話しかけるには/円盤がきた日/サンバード/アラディン創造/谷間の王者─『アメリカン・ゴッズ』後日譚 【著者情報】(「BOOK」データベースより)ゲイマン,ニール(Gaiman,Neil)イギリス生まれ。アメリカンコミック「サンドマン」の原作者としてあまりに有名。世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞など数々の文学賞を総なめにする、今、もっとも注目される作家。『壊れやすいもの』で、ニューベリー賞も受賞金原瑞人(カネハラミズヒト)岡山市生まれ。法政大学教授。翻訳家。海外作品の紹介者として不動の人気を誇る野沢佳織(ノザワカオリ)東京生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
2009.11.03
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