ある障害者の独り言

ある障害者の独り言

2010年01月09日
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カテゴリ: リハビリ

昨日1月8日は私にとって運命の日です。

私の人生を変えてしまった事故に遭った日です。

早いものであれから3年が経ちました。

今朝、妻と話したのですが、あのまま寝たきりになって、

天井をながめる生活になっていたら、どうなんだろう?

私に耐えられるのだろうか?


病院で医師が家族に説明していた、
「肺が機能していないので、喉を切開してチューブを通すかも知れません。
手術が成功しても、酸素ボンベを繋ぐ可能性があります、」

意識があった私はそれを聞いて、

自分の怪我が重大な状況にある事を知りました。

ひょっとしたら死ぬのかも知れない。

そんな考えも頭をよぎりました。


幸い手術は成功しましたが、右手の人差し指が1センチ程動いただけで、

首から下の感覚は全くありません。

医師の、「車椅子に乗れるようにリハビリ頑張ろうね。」

奈落の底に突き落とされました。

死ぬ事も出来ない絶望。

でも、諦めないでリハビリ頑張って良かった。


確かに事故で多くのものを失いました。

しかし、逆に他人の優しさ、他人を思いやる心、感謝の気持ち等、

今までの自分に欠けていたものも沢山手に入れました。

特に友達の有り難さは身に染みました。

自分は他人に同じように出来ていただろうか?


これからまだ長い人生が待ち受けています。

やらなければいけない事、やりたい事

まだ私には沢山あります。

諦めたくない。

望みは捨てません。

生きていられる事の感謝の気持ちを忘れずに、

これからも一日一日を大切に過ごしていきます。






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最終更新日  2010年01月09日 18時12分59秒
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