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ビートルズに良い飽き方をしたタイミングでブラック・サバスのオジー時代末期2枚が届いた。今年発売のリマスター盤(輸入/ディジパック)だ。以前町田のタワーで旧規格盤を買い逃していたらリマスターが出た。ちょっと嬉しい。 まあ「良い飽き方」なので、適度に気分が残っていて、ハードロックを真剣に聴く気分でもない。そこで適度に緩く聴き流すつもりでかけたらこれがハードロックとしては適度にポップで、非常にちょうど良い(今聴いてるのはTechnical Ecstasy)。 「適度」になっちゃったサバスのこの2枚は世間で結構評判が悪い。まあご多分に漏れず近年は少し評価が上がって来ている様でもあるし、とにかく世間の評判に惑わされていると第四期パープルを聞き逃す様な致命的なミスを犯すことになるので、いつかは絶対聴こうとは思っていたのだけど、これはタイミングも良かった。多分今聴いたからより良く感じてるんだと思う。もっとハードロックな気分の時だったら「ショボいなぁ」とか思ってたかも。でも「B級HR的良い位置まで降りて来たサバス」って解釈でも結構アリだな。 何を勘違いしたのかビル・ワードが1曲歌っちゃって、しかもそれがシングルカットされちゃって「えぇーッ!?」って感じなのもまた、逆によい。 ちなみに俺今まで「Extacy」が正しいと思ってたんだけど「Ecstasy」なの?
2009.09.30
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よし、この際だ。今なら出来る、リマスター発売超記念ビートルズ究極のベスト10を発表する。異論は一切認めない。俺が発表するからには世界一のビートルズベスト10でありこれこそ究極である。これを超えるベスト10を選出出来るのは10分後の俺だけだ。 なお、いつもと違って解説は無い。なぜなら、全くひねりのない当たり前の選曲だからだ。いちいち語らなくても「な~んだ」と思ってもらえると思う。 また、たった8年しか活動していないバンドなので、いちいち「前期、後期」とかみみっちい分け方はしない。ビートルズの10曲はこれである。早速発表しよう。1.The Word2.It's All Too Much3.I've Got A Feeling4.Hey Bulldog5.Strawberry Fields Forever6.Old Brown Shoe7.Don't Let Me Down8.I'm Down9.You Can't Do That10.You're Going to Lose That Girl 最高傑作であるWhite AlbumとRevolverから選曲が無い。その理由だけは軽く書こう。 この2枚が最高傑作であることに異論は無いと思う(あっても認めないが)。が、それが故に、この2枚から選曲するとあっという間にベスト10では納まらなくなってしまうのだ。Taxmanを選んでShe Said She SaidやTomorrow Never Knowsをカットするワケに行かないし、While My Guitar~を選んでHppiness Is A Warm GunやHelter Skelter, Dear Prudenceなどをカットするワケに行かないだろう。10曲では足りなさすぎるのだ。あえてカットしたのはそういう理由だ。この2枚のアルバム収録曲は全てこのベスト10と同じくらい好きである。それは大前提としておきたい。 最後に、コメント欄で「あなたの選ぶベスト10」は積極的に拒否させて頂く(平気で削除しますよ、マジで)。ご自分のブログなどで勝手にやればよろしい(ブログを持ってないという言い訳は不許可)。なぜなら、俺を超える選曲は絶対に不可能であり、そんなものをここに並べても可哀想なだけだからだ。
2009.09.29
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さすがにいくら何でもビートルズばかりじゃ飽きてしまう。耳もいい加減疲れてくるので耳あたりの良い音楽を聴こうと思ってオーガスタス・パブロにしてみた。最近(ビートルズの前、90‘s懐古モード含め)聴いていたサウンドから出来るだけ遠いところ、と思いながらもテクノとダブって結構密接だからそれほど遠くないかも知れない。 で、全然関係ない話。 先日、出先で何となく服屋に寄ったら格好良いストライプのシャツが売っていた。しかも何種類もある。「おお!ストライプの楽園が!?」と思い値札を見ると軒並み2万円近い。50%Offと書いてあったがそれでも9800円とか。これは無理だ!と、楽園を後にする。 その後地元のファッションセンター(笑)へ。一度も入ったことが無いのだが、おばちゃん服屋が侮れない場合があるのは解っていたし、職場の後輩達に安いと散々聞かされていたので一度行ってみようと思ってたのだ。 店内に入るといきなりTシャツ299円とか、長袖で100円とか、もうおかしいだろ、という値札が山盛り。流石にセンスがいいのは無いなぁ、とは思ってたけど、奥の方に入ったら少し好みのストライプのシャツが数種類。おお!と思い値札を見ると1000円とか、1480円とか。 この時点で俺は完全に感覚が狂っていた。 普通なら、先の高価い店との比較で「安い!」と買ってしまうのだが、先に100円の長Tとか見てたせいで「ちょっと高いなぁ」とか感じてしまったのだ。明らかにおかしい。 まあ実際のところ、物凄く良いという感じではなかったんだけどね。例えば先の店に3000円のシャツがあったら買ったかも知れないと思うんだけど、このファッションセンターのシャツは冷静に考えれば買っても仕方が無いという感もある。要するにさ、ストライプって比較的希少なんだよね。チェックならいくらでも売ってるんだけど、俺好みのストライプは結構見かけないんだよ。ストライプでフロントがジッパーだと反射的に買いそうになるくらいだから。だから判断基準が鈍るんだよね。やっぱりアレは僅差でおっさん臭かった様な気がする。 でも直前にビートルズの箱買ってなかったら買ってたかもなぁ。
2009.09.28
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やっぱりビートルズクラブはヒドい低レベルの解説を書いていて、これに差額の一万円と思うと腹も立つのだけど、まあオリジナル・ライナーノーツの対訳は有意義なので許してやることにする。ちなみに「Old Brown Shoe二人録音説」は無かったことにされてました。馬鹿じゃねえの。 今回ようやく、森山直明氏が長年苦言を呈し続けて来たRock and Roll Music歌詞出鱈目問題は解決されていた。目出たいんじゃなくて当たり前なんだけど。あとThe Endの最後の有りもしない歌詞もな。 で、それとは関係なく、何となくパンクルズを聴いていたのだけど、彼らのヴァージョンのRock and Roll Musicは日本盤歌詞カードの間違ったヴァージョンで歌われていることに気付いた。思いっきり「To let me is the Modern~」と歌ってるのだ。何故。俺の持ってるこの曲で「Just Let Me~」と歌いださないのはパンクルズとハンブル・パイだけ。いや、パイは確かにJust Let Meなんだけど、Here Some More Thatがなくて、ってーかSome More Thatの位置にJust Let Meが来て、つまり「じゃすれっみろっけんろーるみゅーじっく」って解り辛いな文章だと。とにかく歌詞が適当に省略されてんだよね。 パンクルズはドイツのバンドで、英語が得意なのかどうかわからないけど、カヴァーする時に歌詞を確認する為に、多分世界で唯一全アルバムに歌詞カードがついてる日本盤を取り寄せて確認してしまったのかも知れない。そう考えると面白いけど、全世界的に迷惑をかけたことになるんだよな、東芝EMI(当時)は。謝れ。
2009.09.27
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深夜になんかおかしな文章を垂れ流してしまったが反省はしない。そういうのコミで俺なんでね。 精神状態がそれほど悪かったワケではなく眠れなかっただけなんだけど、それほど良かったワケでも無かったのもまた事実。だが今日突如好転した。俺は単純だ。 今日は基本的には金を使うつもりはなかった。自転車のチェーン(緩みまくってた)を直して、来週の友人の結婚式二次会用のズボンを、ちょうど5000円分の商品券があるのでソレで買って、それで終了のつもりだったのだけど。 自転車の修理に時間がかかるというのでちょっとタワーまで足を伸ばしたのが運のつき。なんとそこには黒くて縦に長い物体が。財布には1万円札が1枚と千円札が数枚そして先日晒したポイントカード。勿論寝不足で朦朧としていたということもあるが、まるでその物体に操られる様な状態に陥ってその後の記憶があやふやである。気付けばカバンが重たくなっていた。何が起こったのかさっぱり理解出来ないが、今俺の右からはレノンのヴォーカルが、左からはビートルズの演奏が聴こえてくる。Ask Me Whyというのは両方から同じ音が聴こえて来るものではなかったか。 これか、例の「モノリス」ってのは。我々はここから新たな進化をはじめるのだ。
2009.09.26
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夏の間、朝が異常に早く目覚めてしまっておじいちゃん呼ばわりされていたのだが、最近は夜が眠れない。そんな話を先日友達と呑んだ時にも話した。「なんか悩みでもあるんですか」「うん、なんか悩みでもあるんじゃないかと心配でさ、眠れないんだよ」ワケが解らない。 悩みが無いと言ったら嘘になるがだからと言って人に話したところでどうなるというものでもない。話した方が楽な悩みも多いだろうが、まあ所詮は俺の問題だし、結局他人との感覚の違いにまた違う悩みが生まれたりするのがオチなのだ。いや、決めつけてんじゃなくてそういう経験が山ほどあるからさ。どうも俺の感覚はズレてるらしいんだ。相談した挙げ句に異常呼ばわりされたら不快なだけじゃん。 いや、ベツに誰かに不快な思いしたワケじゃないよ念の為。お前にもあんたにも、てめーらにもホントに世話になってんよ。いい奴だよ(いやマジで)。 いや、実際に眠れない状態で書いてるからなんかおかしいんだって解ってんだけどさ。 具体的な悩みが無いワケじゃないが、それが眠れなかったりとか、普段の発作的不機嫌(人前では出さん様に気をつけてるけどね)に直接絡んでるとは限らない気がするのがまあ、また悩みっちゃあ悩みで。そういう意味では「悩みでもあるんじゃないかと心配」ってのはホントなんだけど。自分のコトなんかさっぱり解んねえよ。 いや、決して精神的に不安定とかそういうんじゃないんだよ。どっちかってーと圧倒的に能天気な部類に入る方なんでね、悩んでるっていうレベルが結構低いんじゃないかと。悩み慣れない分悩むと辛いってーかさ。病気慣れしてない奴がちょっと風邪引くと大騒ぎするみたいな、そういう感じ。 まあこんなクソみたいなブログで吐き出してちょっとは楽にしよう、ってそういうハラさね。ゲロ吐く様なモンだよ。 音楽の話書いてねえなぁ。
2009.09.26
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なんかこの二日出勤ってのはキツいんだか楽なんだかな。 で、一昨日の晩は久々に、何を思ったかストーンズ(勿論リマスター前)を聴いたりしていて。しかし急に音楽をシフトしたせいか身体が着いて行かない。原因不明のの体調不良。いや、夕方くらいから最近にしては珍しく腰が痛いな、と思っていたら急に気持ち悪くなって、腹も痛い。何だこれは、と思いトイレにこもると案の定の下痢。だが一向に状態は改善されないし、こういう時は寝るに限る!と思うが当然の様に眠れない。半分朦朧としながら夜中トイレに起きたりしてやっぱり今ひとつしっかり眠れない。 朝には気持ち悪さは治まったものの、なんかすっきりしないし下痢も治っていない(って連日汚い話だな)。仕事は休めないし、まあどうにかなるだろう、と思いつつ出勤したらどうにかなった。昼過ぎには殆ど問題なかったな。 おかげでというか、そりゃあそれこそ「瞬間風速」だけど昨日の朝は量った体重が76.3kg。でも体調崩して痩せるのは嫌だ。以前母が亡くなったひと月後くらいかな、一気にガクッと来てその当時の体重から2kg減ったコトあったんだよね。アレは一個もいいこと無かった。だいたい体調戻れば体重も戻っちゃうし。 今日は朝77.3だからまあ、悪くないだろう。もうちょっとゆっくり落ちてもいいとは思うんだけどね。
2009.09.25
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汚い話をする。読まない方が良い。 さっき某有名ブログ(俗に言う面白系?)を読んでいたら、夢の中でトイレに行っておねしょをした、という話が出ていた。「大人になってから2度目」という凄い言葉とともに。 子供の頃夢の中でトイレに行ったかどうかは覚えていない。そもそもそれだけ夢を片っ端から覚えたりはしていないのだけど、おねしょをしたことが無いワケではないからそういうこともあったのかも知れない。勿論、大人になってからおねしょをした経験は無い。 と、その辺は強く断った上で。 大人になってから夢の中でトイレに行ったことは何度もある。しかも平気で排尿(なんか嫌な表現だな)していたりもする。だが、おねしょに至った経験は無い。目覚めてみると確かに尿意があるんだよな。これ、更に年取って本気で緩みだすと怖い気もするんだけど。やっぱり目覚めてから少し焦るし。「まさか!」とかね(笑)思うよ、やっぱり。 一番酷いのは、小便を漏らした夢。あれは何なんだろうな。細かいシチュエーションは覚えてないけど、多分外だったと思う。物凄く(夢の中で)焦ってるんだけど止まらないの。でも起きると全然平気。凄く不思議だったけど、まあ、ほっとしたけど(笑)。
2009.09.24
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金曜日残業を終えて駐輪場に向かったら、前からウチの職場の後輩夫婦(正確には夫は今別の職場にいる)が歩いて来た。「おつかれー」「これからバスケなんですよー」(彼らは金曜の定時後会社の体育館でバスケをやっている)などとまあ、普通に挨拶して別れる。普通だ。 土曜日、従弟とスタジオに入る為本厚木に向かう。厚木駅で乗り換えようと思ったら前に見たことのある奴等がいる。なんと金曜の夫婦だった。「また会ったな」「これから千葉に行くんですよ」「俺はスタジオだ」などと挨拶して別れる。偶然ってのはまあ、あるものだよな。 月曜日、友人達と茅ヶ崎で呑む。昼間の用事を済ませて、思ったより時間が会ったので早めに茅ヶ崎に行った。必要な買い物があったので色々見ていたがあまりピンと来るのが無い。この日は諦めて店を出たら路上で声をかけられた。これがなんとまたしてもその夫婦。「奇遇にも程があるな!」「こうなると運命を感じますね」「何の運命だよ」挙げ句に別れ際に夫の方が「じゃあまた明日」。 しかも月曜日に買おうと思っていたものってのが、実はその夫婦の結婚式二次会に着ていく服だったりするのだから。確かに運命を感じるかもな。いらねえ運命だけどな。
2009.09.23
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そういえばちょっと前に湘南台の方を通ったとき(例の特盛り大会)、藤沢北だっけ、警察署の前を通ったのだけど、あそこにあった異常な看板が遂に撤去されていた。 ここには「飲んで乗りますか、人間やめますか」(人生、だっけな?)という看板があって。前にも書いたっけこれ。良く覚えてないな。とにかくインパクトが強い、ってーかもう明らかにおかしい。 二択、というのは、例えば同種のコピーなら以前「覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか」ってのがあったけど、「こっちとこっち、どっちをやめますか」っていうモンでしょ。この二択なら(人間やめたい人以外は)「ああ、覚せい剤やめます」って答えられる。 ところが、「飲んで乗る」と「人間やめる」の二択ならどうか。人間やめたい人以外は「人間やめるくらいなら飲んで乗った方がマシだ」と思わないだろうか。ってーかコレ、ホントに以前も書いたんじゃないかな。俺この看板好きだからさぁ、なんか記憶あやふやだし。 いや別に俺が酔ってるワケじゃなくて。 こないだ友達と呑んだら「あなたは立派な飲兵衛です」などとワケの解らない認定をされた。寝耳に水。だいたい俺はそんなに呑めないし、回数だって月に3~4回(増えたな、かなり)だ。家で呑むことは一切無い。しかし先日の夏祭りの話とかしたせいか、そういう扱いらしい。いや、だいたい頻繁に呑む習慣が出来たのはあんたと知り合ってからだし。この人に言われるのは非情にショックだったよ。 あれ?何の話だっけ。いや、マジで酔ってないってば。 でもアレだなぁ、その夏祭りの帰りだけど、ホントに「呑んで乗る」のはいかんと思ったね。いや、自転車だけどさ、自転車なら、って油断するじゃん。正直な話。ホントは立派な飲酒運転なんだけどさ。ベツにそのとき、ふらついたりとか、危ないと思う瞬間があったワケじゃないんだけど、なんかこいでて数回「あ、俺やっぱ判断力とか鈍ってるな」って思う瞬間があったのね。「鈍ってる」って自分で感じられるうちはいいけどさ。これ以上行くとホントにヤバいでしょ。反省した。 いいや、寝よう。
2009.09.22
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ハードオフのジャンクコーナーでこんなものを拾った。2625円。 スズキ(ハモンドとか売ってる会社)のスネアで、多分12インチ。深さは6~6.5くらいかな。シェルはアルミかなんかで、異常に軽い。シェルの継ぎ目は雑に溶接してあって、ボトム側は折り返しも無いのでエッジに溶接痕がモロに来る(つまりヘッドに当たる)と言う男気溢れる仕様。また、シェルには用途不明のねじ穴がゴツいボルト付きで空いていて、これも鳴りを平気で妨げそう。取ろうかな、とも思ったけど、こんなものに鳴りとか期待してもしょうがないし、このままの方が面白いかも知れないのでつけておいた。内蔵ミュートもある。グレッチみたいなでかいヤツ。 この値段だし、以前から小口径スネアを買おうとは考えていたので迷わずゲット。スタジオに持って行って色々試そうとは思ってるけど、とりあえずチューニングしてみた感じでは思ったより使えそう。ってーか結構普通?ただ材質のせいか、リムが変な音で笑えるな。この辺生かして使ったら面白いかも知れない。 ところがスタジオに持って行って叩いたら、これがもう笑っちゃうくらい鳴らない。期待しても、と書いたけど、そういうレベルじゃない鳴らなさ。ちょっとコレは改造も考える必要あるな。とりあえずなんか変な作りのバターヘッド替えてみるか。12インチ用の奴あるかなぁ。
2009.09.21
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前回書いた「Old Brown Shoeはジョージ&リンゴの二人での録音説」、やっぱり出鱈目満載ビートルズ死ねクラブによるものでした。 通りすがりさんの指摘通り、Beatles Sound Bookには序文に「マーク・ルイソンの最新の調査研究を踏まえて」とあり、更に「例えば高音のハーモニーならポールと思われがちだった曲については修正を加えました」ともある。そして問題のOld Brown Shoeについては「メロディアスなベースプレイはポールのものと言われてきたが、The Continuing Story Of~と同じくジョージがベースを担当したと発言しているのでジョージに間違いない」「後半で聴かれるハーモニーヴォーカルもジョージ一人によるものと言えそうだ」との記述が。 全部が突っ込みどころ。 そもそも、「踏まえて」と言ってるくせにレコーディングデータを無視する。「ルーイスンの最新の調査研究」にはこうある(太字は俺による)。 「ライヴ録りのベーシックトラックはドラムス(リンゴ)、リードギター及びガイドヴォーカル(ジョージ)、ジャングル・ピアノ(ポール)、リズムギター(ジョン)」とあり、4人で録音されたことが明記されている。 更に「第4テイクにベースとリードギター、ジョンとポールのバックヴォーカルをオーバーダブ」とあり、この時点でジョージのコーラス説も消える。ベースについては直後の文に「極めて特徴的で印象的なベース・サウンドは、実はジョージのリードギターとポールのベースのコンビネーションだ」とある。 このベースラインは確かにジョージのデモ(アンソロジー3で聴けるもの)にもあり、ジョージが「このフレーズを弾いた」と発言しているとすれば矛盾は生じない。ジョージは「ベースライン」を弾いたのだ。ギターで。同時にポールも同じ「ベースライン」をベースで弾いた。ベースを弾いたのは勿論、ポールである。(ジョージの発言の出所は相変わらずはっきりしないけどな) コーラスに関しては上記のセッション記録でも充分だけど、そもそもこの曲のコーラスって「高音のハーモニー」ではない。確かにジョージのパートよりは上だけど、明らかにCome Togetherと同じ系統の、ドスを効かせたポールの声だ。もうこの著者は「高音ならポールじゃない」くらいに思い込んじゃったんじゃないだろうか。 ピアノについてはなんとビリー・プレストンだとしている。どう聴いてもプレストンのプレイじゃない(勿論不参加)のだけど、「右手が強いからプレストン」って表記はポールにもプレストンにも失礼だろう。更に「アップライトピアノ独特のサウンド」とあるが、このピアノ、プレイもサウンドもFor You Blueのそれと良く似ている。「ジャングル・ピアノ」がグランドピアノかアップライトかは不明だけど、まあどっちにしてもコレ、やっぱりポールのプレイなんだよね。 なんか昔から、ビートルズって熱心なファンほど思い込みばっかりで正確な知識を知らないと思ってたけど、実はこいつらが全部悪いんじゃないかって気がして来た。いや、俺もガキの頃入ってたケドさ。ファンクラブって気持ち悪いからやめたんだよね。うん、続けてなくて良かった。
2009.09.20
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ブートでGood Morning, Good MorningのSEだけを抜き出したテイクを聴いて気付いたんだけど、この曲とAcross the Universeの鳥のさえずりって同じ音源使ってるみたいだ。要するにEMIのテープ・ライブラリから「鳥の声」を選んだらソレだった、という話だろうけど。 ツタヤで既にリマスター盤のレンタルをしていた(勿論ステレオバラ売り)。取り出して見ることが出来る状態だったので、ブックレットやライナー、アートワークを確認。新アートワークやブックレットは楽しいがオリジナルを再現しようという意思は無し。やっぱりYellow Submarine~Let It Beの紙ジャケが欲しい。ユニオンあたりがこの3枚セット作ったら俺一万円でも買うぞ(ジャケだけでもな)。でも紙質も印刷も奇麗だからコレはコレで魅力的だぞ。 問題はライナー。相変わらず、著者はチェックしなかったけど、今回もビートルズ・クラブなのかな?こいつら昔から出鱈目ばっかり平気で書くんだけど(これでファンクラブってんだから本気で呆れる)、今回もIt's All Too Muchのラストの最後、ジョージがマージーズのSorrowを歌う部分を「ジョンとポールがアドリブで歌った」と書いている。マージーズのマの字も無し。馬鹿じゃねえの!もしかしてRock and Roll Musicの歌詞とかまだ直してねえんじゃねえの。 Nowhere Manのコーラスをレノンの多重録音だと言い張る人にも呆れるけど、そういえば「Old Brown Shoeはリンゴとジョージによる録音」という説を唱える文献を見たことがある。勿論珍説に過ぎないもので、その根拠は「Ballad of John and Yokoはレノンとポールによるものだから」というヒドいもの。勿論Old Brown Shoeのバッキング・ヴォーカルはどう聴いてもポールの声で、この説を唱えた人間には耳が無いのかも知れない。いや、たしか「かもしれない」レベルの書き方だったと思うんだけど。ソレにしたってヒド過ぎるよ。 どいつもこいつも俺(ミュージシャン、音楽ファンとしては結構致命的な耳だと自負している)より耳が悪い。ちゃんと聴けよ。
2009.09.20
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iTunesに入ってるComing Upが11ヴァージョンあった。この曲を語る。 順番として最初なのはどちらか微妙だけど、多分最初のものと言っていいのがグラスゴウでのライヴヴァージョン。勿論ウイングスの演奏で、公式には後述のソロヴァージョンにカップリングされ、アメリカではA面扱いでNo.1を獲得した。つまりウイングスとして最後のヒット曲という訳だ。 スタジオヴァージョンよりアップテンポで、よりファンキーなヴァージョンになっている。ポールのベースも音数が多く、また、スタジオヴァージョンでは聴けない歌詞も登場する(正確にはエンディングのアドリブ風のパートとして出てくるが)。 ウイングスのヴァージョンは他にカンボジア難民救済コンサートのものや、リバプールでのライヴを持っているが、やっぱり出来はグラスゴウのが一番。ちなみに11ヴァージョンのうち一つはブートレッグLast Flightからのもので、公式ヴァージョンと同じだ(つまり正確には10ヴァージョンなのだな)。 ポールのスタジオヴァージョンは、実は正式盤より2分長いラフミックスが存在する。所謂Lost McCartney Albumからのヴァージョンで、ウイングスのヴァージョンでも聴ける歌詞はここには登場している。この部分は演奏も散漫になっていて、カットされたのはそれが理由と思われる。もっと適当なインストパートも登場する。全体的にはまあ、面白くはあるけどやっぱり散漫。コレを見事にエディットしたシングル(アルバム)ヴァージョンが如何に素晴らしいか、という話にも繋がるのだけど。 で、そういった散漫な部分をばっさりカットして、一部強引にも聴こえるエディットさえあるのにそれさえちょっとしたフックとして聴かせてしまう編集センスはちょっと凄いんじゃないか、と今更思う。B面がウイングス最後のヒットならA面はソロ復帰後初のヒット・・・ではなく、Wonderful Christmas Timeもソロ名義なんだよね(演奏もソロだが、ビデオにウイングスが登場する)。 ビデオと言えば、このシングルのクリップも楽しかった。ポールのインチキ臭い一人モノマネ大会だが、話題のビートルズのポールよりむしろロン・メイル(スパークス)もどきの方が笑える。サックスはアンディ・マッケイのつもりなんだっけ?あとドラムはどうやらジンジャー・ベイカーのつもりらしいという説も・・・無理がある気がするけどな。 89~90年のツアーでも定番だったのだけど、この時はクリス・ウィッテンがサンプリングを鳴らしながらのエレクトロ・ファンクって気配に。ギターも「流石元アヴェレイジ・ホワイト・バンド!」って感じのファンキーカッティング。特に間奏の単音フレーズはもうAWBとしか思えない!ヘイミッシュのファンにはたまらないよね!? そのヘイミッシュが2ndヴァースのリードと、それ以降の掛け合いヴォーカルを担当し更にグルーヴィに持ち込む。実は俺、このヴァージョンが一番好き。ヘイミッシュが歌ってる、ってのが嬉しいってのはホントだけど。逆にリンダの「いぇー」がウザイが。 公式にはTripping Live Fantastic収録のと、ネブワース90のが出てるけど、まあどちらも大きく変わらない。件のAWB風ギターはネブワースの方が目立ったミックスになってる気がするかな。 93年にはドラマーが変わって、打ち込みは残ってるけどもう少しシンプルにアレンジされて再登場。俺の持ってるブートは音がこもっていて細部のディテールが解り辛いのだけど、ドラマーが黒人になったにもかかわらずファンキーっぽさは薄れた印象。テンポも下がった。ヘイミッシュのヴォーカルパートは健在で、それは嬉しい。もう少し音のいいヴァージョンが欲しいな。 2003年のBack In The USにも入っている。コレは勿論現在のバンドによる演奏で、テンポは再び速くなった。カッティングはそれなりにファンキーだけど、89~93年の手練バンドに比べると荒っぽい。まあコレはこのバンドの別の魅力でもあるのだけど。ヴォーカルはポール一人に戻った。まあ、ヘイミッシュみたいなシンガーはいないからな。 これが同じバンドの2007年のライヴ(iTunesフェスティヴァルより、配信のみのライヴ)になると、テンポはスタジオヴァージョンに近いくらいまで落ちて、エイブのドラムのヘヴィネスを生かす方向へシフトしている印象。ギターもスタジオヴァージョン風に戻った・・・と油断しているとなんと、2回目の間奏から突然Peter Gunnのリフが登場して全くの新アレンジに。これが結構格好良い。今のバンドの荒っぽさをいい方向に昇華した(今の選曲は全体にそうなのだけど)好ヴァージョンになっている。好きだね、俺は。 (追記:iTunesで89年のヴァージョンが★★★★★だったのでカテゴリを変更。サバスが第1回ではなくなってしまった・笑)
2009.09.19
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服を買うことともう一つ、ここに書いて経過を晒して自分をある意味追い込むってのもちょっとしたモチベーションになっている。何かと言えば勿論体重の話だ。月初めに「停滞中」(78~79.5kgくらいだった)と書いたが、その直後には78kgで安定し、少し減ったな、と思っていたら一昨日には遂に!77kgを達成!(ちなみに今朝時点では76.7!) 一度、山下洋輔トリオを見て帰宅後に量ったとき、瞬間風速として77kgを記録したことがあったがそれから2ヶ月、三日ほどこの体重だからまあ安定したと思っていいだろう。 以前も書いたがこれをもって俺は「肥満」を卒業する。少なくとも数字の上ではBMI24.99。25以上が「肥満」だから、その域をわずかに割り込んだということになる。 「俺最近太り気味でさぁ」とか言っちゃおうかな。「リバウンド?」とか訊かれたら「いや、太り過ぎじゃなくて太り気味になったんだ」って・・・こういうストーリー考えるのって痛い。 勿論あくまで「数字」の話であって、流石に服着て立ってればさほど気にならなくなった(それだけでも凄いと自負してるんだぜ)ケド、風呂とかで裸で座ればやっぱり「その腹で何を言う」ってコトになはるんだけど。まあとりあえず「ここまで来ましたよ」というお話。 でも9月に入って2週間ほどで2kg落ちると若干不安にもなるんだけどな。とりあえず現状、体調不良とかはございません。
2009.09.18
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Hey Bulldogのステレオヴァージョン(旧CD)と今回の本モノ、エンディングがモノの方が明らかに長いのにiTunesにはどちらも同じ「3:14」と表示される。何故?と思って聴いてみたらなんと無音部分が6秒近くもあった。ちなみにピーター・コビン・ミックスは3:12。 そういった流れから趣向を変えてYellow Submarine Songtrackを聴いてみた。はたして、今の耳で聴くとピーター・コビンの仕事ってのは何だったのか、どうだったのか、という考えだ。 例えばHey BulldogやThink For Yourselfみたいなソリッドな曲では全体にパンチの効いたミックスに仕上がっていて、この辺は昔から好きだった。ついうっかり「昔」って書いたが、実はコレが出てからもう10年も経ってるんだね。恐ろしい。 でもタイトル曲やAll You Need Is Loveみたいな凝った曲ではやっぱり「変わったコトもやってんな」という感想と同時に違和感も強く感じてしまう。タイトル曲の波が押し寄せるところで突然「だっぷ~ん!」と「ブレイクする」ように聴こえちゃうところとか特にそうだ。あと良く言われるEleanor Rigbyのヴォーカルが遅れてるのとかね。凄くもっさりして聴こえる。All Together Nowの別物っぷりも気持ち悪いなぁ・・・。あまりにも色んなものがバラバラになり過ぎて全然「All Together」じゃない感じだよ。 前述の通り全てが違和感じゃなくて、勿論所々は良いし、Only a Northan Songのリアル・ステレオなんてその名前だけで嬉しくなるじゃん。総じてジョージの曲のミックスが悪くないのは俺に対する御機嫌取りのつもりか?コビン。 こうして聴くとやっぱり、まあそりゃあ今回へ繋がる「道筋」の一つだったんだろうけど、どうしても俺には「踏み石」感が否めない。「徒花」って表現も悪くないか。逆に言えばこのアルバムの経験から「こういう方向性は無し」と決定し、今の「オリジナル音源に忠実に」という方向に定まったんだとしたら喜ばしい。現行CDを踏まえた上でこれを聴くのは(違和感はあるけど)「リミックス盤として」面白いからだ。
2009.09.17
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非情に恥ずかしい話ですが、Bangalow Billの最初の部分でリンゴのコーラスが異常に目立ってることに気付きました。Carry That Waightに匹敵するくらい。でも2回目以降はヨーコ(モーリン?)の方が目立ってる。まあともかく、珍しい声がいっぱい聴ける曲なのね。声じゃないけどクリス・トーマスのメロトロンも聴けるし。 そういうワケで、一応全部聴きました。でもビートル気分抜けないなんて生易しいものではないので2周目3周目に入ってます。 2周以上する必要を感じたのは気分以上に、どうやら俺のCDプレイヤーの調子か性能が悪い様で、何となくMacの内蔵ドライブで聴いたらまるっきり低音の抜けが違ったと言う。これは音質云々とか言える状態ではない、と思い直し聴き直し。バスドラの存在感が雲泥の差でしたごめんなさい。 Yellow Submarineの「本モノ」は、Hey Bulldogのエンディングが長い(ピーター・コビン・リミックス並み)のが発見。ってーコトは、Yellow Submarine Songtrackは用無しか。アレはAll You Need Is Loveの糞ミックス(世間の評判がどれほど良くても俺は認めん)が入っちゃってるしな。 ホワイトのモノミックスはやっぱり結構馴染んでいる様で、何気なく聴き流していると「帰って来ない」Helter Skelterとかも全然違和感が無い。逆にじっくり聴いているとWhile My Guitar Gentry Weepsの「ミックス時手動トレモロ」(エンジニアがフェーダーを小刻みに動かして死ぬほど退屈したというヤツ)が耳に入って来て「コレコレ!」って気分になったり・・・やっぱり金持ってない頃に買ったレコードは聴き込んだよなぁ・・・(それは決してビートルズが別格という意味ではなくて)。 無闇に買う行為自体を反省。
2009.09.16
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自慢から。画像をご覧ください。 「こんなこともあろうかと」長年溜め続けたタワーのポイント。モンティ・パイソンのボックスの時に使いそびれたポイント。遂に解放する時が来た。記念としてスキャンして残しておくことにしたのだけど。数年にわたって溜め続けたものだから、今後もうこれだけ莫大に溜まることは無いだろうなあ(解らんけど)。何だか勿体ない様な気もするが、使わない方が勿体ないことをうっかり忘れがちなのがポイントカードである。溜めることが目的化する瞬間って、無い? まあ現状ステレオボックスは品切れ中なので再入荷後ってコトになりますな。タワーだと輸入盤は25800円だからほぼ無料!日本盤でも、実は「タワレコイン」が2枚あるから10%Offにして1万円しない!? まあ、溜め続けるとかえって使えなくなるんだけど、この用途って圧倒的に正しいと思うな。なんか本当の意味で、「還元」って感じだ。俺に還元。(タイトルの使い方の意味は完全に間違っています)
2009.09.15
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Revolverをもう一回、それからPepperとWhite。(あえてMagical Mystery Tourは飛ばした) Rubber Soulと逆にこの2枚はアナログ時代モノで持っていた。特にPepperのレッドヴァイナルのモノ盤は俺がはじめて買ったLPであり、思い出深い。当時地元にあったエコーと言うレコード店で、友人とその店の店員に「買っちゃえよー」とそそのかされて買ったのだ。今は数少ない「町のレコード店」ならではの思い出。その店も、その友人も今はもう亡い。 どっちもステレオミックスとの差異が結構大きな作品で、個人的には上記の様な理由もあって、Peeperはやはり久々に聴くこのミックスがどうしても思い入れの強いものになっている。Sgt. Pepper's(Reprise)のエンディングのポールのアドリブを聴くと「やっぱコレだよ!」って思うし、She's Leaving Homeとかピッチが早いのとか、懐かしさがぐいぐい出てくる。何が凄いって、やっぱ刷り込まれてる。ここ20年はステレオヴァージョンばっかり聴いてた筈なのに、モノで聴いて、これだけ違って一個も違和感が無い。でもやっぱり例によって色々蘇ってくる。駄目だ俺ビートルズはやっぱ思い入れ極端に強いんだ。 逆にWhiteの方はアナログをよく聴きはしたものの、やっぱりステレオのイメージが強い。特にHelter Skelterの「帰って来ない」ヴァージョンだとか、この頃になるとそろそろステレオ主体の音作りだったんじゃないか、と思えてくる。よく言われる「このアルバムまではモノが本来の音」というのは微妙だ。俺はPepperまでだと思っている。Helter~もそうだし、やはり「違う」代表の一つDon't Pass Me Byもステレオの方が整っている印象があるし、また、Revolution 9なんかはステレオの効果があってこその、という感は否めないと思うのだけど。 そういえば少し戻るんだけど、実は俺、Help!のアナログは何故かUS盤しか持ってなくて、今回はじめてちゃんとしたオリジナル・ステレオミックスをちゃんと聴いた(従弟に録音してもらったテープは別として)んだけど、所謂Rubber Soul式と勘違いしていた自分を恥じる結果となった。思った以上に素晴らしいんだね。好きだな、あの音は。87年リミックスがどうリマスターされてるのかも逆に気になって来たんだけど。 現在モノ/ステレオボックス共に完売品切れ状態。凄いよな。ステレオは再入荷があるからその時に買う予定だけど、モノももっと多くの人の耳に届くようにして欲しいな。出来ればバラ売りもして欲しい。
2009.09.14
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とりあえずiPodにモノボックスを全部詰め込み、池袋に向かう。昨夜は以前からBCW関係のライヴなどで会っていたとししゅんさんと呑む約束をしていたのだ。出かける前に自宅でRubber Soul, Revolver, Mono Masters Disc 1まで聴く。所謂「前期」、赤盤の範囲をクリアする。久々に聴くRubber Soulのオリジナル・ステレオ・ミックスが新鮮だ。 そういえば俺がアナログ時代、本当に「溝がすり切れるまで聴いた」アルバムがこのRubber Soul(と、WhoのLive at Leeds)だった。すり切れてしまって以来LPは買い替えず、CDになってからジョージ・マーティン・リミックスで20年くらい聴いていたワケだ。しかも、iPodで聴く時は独自に「モノミックス」化をしていた。エンコードする時にモノで取り込んだのだ。これはイヤフォンで聴く時に聴き辛いから。所謂「偽モノ」ってヤツである。とにかくそのLPの溝がすり切れて以来のステレオミックス。なんだかもう凄く色んなものが蘇って来る気がしたな。それはやっぱりリマスター効果ではなくてビートルズの音楽と俺の人生の効果なのだけど。 iPodには256kbpsで取り込んだ。アップルロスレスを選択することも考えたけど、外で、しかも普通のイヤフォン(俺はカナル型が嫌いなので)で聴くという用途を考えればオーバースペックと判断。外では集中して聴くということも無いワケだし。 Please Please Meから順番に聴きつつ新宿へ。レココレと「レコーディング・セッションズ完全版」を買って池袋へ移動。R&RバザールでTレックスのTシャツを買いそうになるが我慢する。今後悔してるけど。 とししゅんさんには例によって気付かれず、別人ぶりを指摘するいつものやり取りを再現。毎週のごとく。 とししゅんさんはキリコスタイル、マインド・グルーヴ、CRすぎのこ、都市航海などのヴォーカルをつとめる50過ぎのシンガーであり、また、立派な酔っぱらいである。このおじさんと会うといつも濃い話になるので、一度ゆっくり話してみたいとは思っていたのだ。俺のブログを「マニアックでついて行けない」とおっしゃるが、この方に言われる筋合いは無い。俺とは違う方向に濃いだけで俺だって全然ついて行けない。しかもこの人には歴史がある。ウッドストックの頃から音楽を聴いてる人に40手前の若造(!)が適うワケが無い。俺には知識はあるけど歴史は無いのだ。 そういうワケで、共通項を中心に盛り上がる。ハンブル・パイ、XTC、キンクス、リトル・フィート、イアン・デューリー、ストーン・ロージズ、ジェスロ・タル、ブームタウン・ラッツ、ボブ・ディラン、イエス、クリーム、カクタス、デイヴィッド・ボウイ等々・・・やっぱり「Fools Goldは凄かった」なんてセリフが出て来る50代に勝てるワケが無い。ボロ負けである。あれ?俺は何か勝負をしに行ったんだっけ? Help~Rubber Soulくらいの音を聴きながら帰宅。上手いコトまだCDで聴いてない曲の前に家に着く。圧縮音源先に聴くのって損した気になるじゃん。
2009.09.13
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ざーっと流してHelp!まで聴いた。 やっぱり時々すごく何かが「クる」。何だろうな、と思っているとどうもレノンのヴォーカルの割合が高いことに気付く。 俺は所謂「レノン派」(○○派というものに所属するのは最低だと思ってる方だが)ではない。勿論レノンは凄く大好きだし、特にビートルズ時代、初期の声ってのは本気で凄い、とは思っていた。でも、今回のこの「ゾクッ!」って来る感じは何だ。 思ったのは、この人の声質って言うのは実は凄く難しいんじゃないか、従来のCDではその周波数と言うか、もしかしたらノイズ成分(それこそCDで切り捨てられる帯域の)が再現し切れなかったんじゃないか、と思った。解んないよ。理屈も知らないし、本当にそうかも解らん。 それから、ビートルズってのはやっぱり常に最高、ってワケじゃなかったんだな、というのも思った。まあコレはリマスター関係ないケドね。特にWith The BeatlesやFor Saleの一部、それからHelp!のB面。明らかにショボいし、捨て曲満載だし、気合いももう一つ、って感じがありありと解る。 でも俺はやっぱり、そういうのも含めてビートルズが大好きなんだな、とも。もう本気で俺のアイドルなんだ。平気で全肯定出来ちゃう。もうね、「Hold Me Tightショボい!ヘタクソ!でも可愛い~」くらい言っちゃうよ(痛い)。Tell Me What You Seeのやっつけっぷりとかスゴいもんな。It's Only Loveもね、これは音のせいかも知れないけど、今回はじめてレノンが嫌ってる理由が解った気がする。気合い入ってないもん。やる気無さそうに歌ってるんだ。You've Got To Hide Your Love Awayのけだるさとは明らかに異質だから。 で、そんなアルバムにポールはYesterdayとか「ぽ~ん」って放り込んじゃうんだよね。そういえばLet It Beもそうなんだけど。ポールの所謂「名バラード」は重要作に収録されてないの法則。Hey Judeもシングルのみだし。世間はこういうショボいアルバムを有名曲に騙されて「名盤」と思い込んで買ってしまう、という。よく考えれば凄い話だ。逆にアルバムとして凄いSgt Pepperは楽曲の粒が弱かったりして、ポールが張り切る時って何故か空回り感が漂う。それもまたポールらしい。全面支持。 もうこの際だから思ったコト全部書く(Help!まで)けど、今回凄かったのはTicket To Ride。リンゴのドラムがはいった瞬間「何この雷鳴!?リンゴって轟いたっけ?」俺はRingo Ramaではじめて轟いたと思っていたが大間違いだった。この曲、レノンが「初期のヘヴィ・メタル」って評してたんだけど、今まで長いこと全く理解出来てなかったのね。でもこのモノヴァージョン聴いて、はじめて合点がいった。なるほど、まあメタルとはいわないけど、このヘヴィなドラムは凄いよ。ちなみにステレオヴァージョンでは思わなかったから、コレはもう完全にモノでの音像の効果なんだろう。凄い。
2009.09.12
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届いたぞ。 ビートルズのCD、従来盤は音云々よりアートワークの貧弱さが圧倒的なネックだったので、今回のリマスターに期待したのはむしろその部分だった。音は良くなるに決まってる(!)。俺がまずモノボックスを入手したのは限定盤であるというコト以上に、紙ジャケである、しかも全て国内制作である、と言う事実からである。 そしてその点に関しては大満足。 とりあえず比較用にホワイトアルバムの30周年紙ジャケを引っ張りだして並べたのだが、良く見比べる必要も全く感じない圧勝ぶり。比較にならん。ただし唯一、こっち(モノボックスね)のジャケには限定ナンバーが振っていない。ここはちょっとした減点ポイント。 もっと気になったのが、USオリジナルのMagical Mystery Tourはあんなずさんな感じの作りだったの?あの周囲の「余っちゃった感じ」は何?調べたら確かに余白あるっぽいけど、ちょっと比率的に大き過ぎないか?初回盤は少し広いとか、あったのかなぁ。 でもPlease Please Meがゴールド・パーロフォンなのは高得点だね。まあ、制作スタッフが欲しかったんだろうなぁ(笑)。 音はね、正直まだはっきり言えません。俺あんまり耳良くないし。音量レベルは旧CDと大差ない様な気がする。でも、何故か解んない、音質のせいかどうか解んないけど、Ask Me Why, Please Please Me, It Won't Be Long、All I've Got To Doなどで一瞬「おぉッ!?」って思った。特にAsk Me WhyとAll I've Got To Doでは曲が出た瞬間に「ゾクッ!」って感じがあったんだよね。一昨日旧CD聞いてる時には無かった。今の気分か、音か、それは解らん。
2009.09.11
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叔母のつけていたテレビを少しだけ見た。ドラマをやっていた。 ドラマって何で滑稽で嘘っぽいんだろうな、と思ったんだけど、そりゃあ役者がヘタとか、画面構成が粗雑とか、まあ色々あるけど、とりあえず多分俺が感じた違和感はきっと「ちゃんと喋り過ぎる」ってコトなんだと思った。 NG集とかでよくあるじゃん、噛んじゃってNGってパターン。つまり、ドラマに出て来る人間は絶対噛まないのね。俺ら普段喋ってて普通に噛むじゃん。それがない。それに、二人以上の人間が同時に喋っちゃうこともない。話を聞いてない人間がいない。関係ないこと言い出す奴がいない。話題がそれない。バックに違う会話をしてる赤の他人がいない。などなど。 当たり前だ。そんなコトしてたらストーリーにならない。それは言うまでもなくドラマじゃなく現実であり、そんなモンわざわざテレビで見ない(強いて言うならトーク番組だが、アレは進行役がいて強制的にどうにかするのだ)。そんなリアリティは必要ない、というかむしろ邪魔なのだ。 要するに俺はドラマがドラマとして成立する為の要素に違和感を感じているワケで、それは勿論俺という人間が全くそういうモノを見るのに向いていない、というだけの話で制作側には一切の落ち度はない。しかも俺がドラマを見ないのはそれが理由でもなんでもなくて、単に落ち着きがないから1時間とかテレビの前にいれないだけである。どうにもならない。
2009.09.10
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もしもピアノが弾けたなら思い出全てを歌にして君に聴かせることだろう。 ピアノが弾けるという能力と思い出全てを歌にするという能力を混同している。ピアノが弾けなくても思い出全てを歌にすることは出来るので思い出全てを歌にして君に聴かせることは出来るし、ピアノが弾けたところで思い出全てを歌にして君に聴かせることは必ずしも出来ないのだ。 だけど僕にはピアノが無い。 僕にはピアノがある。僕のじゃないけど。だけど作曲がヘタなので思い出全てを歌にして君に聴かせることはやっぱり出来ないのだ。 実際には、歌詞込みで完成させたことは過去に2曲ほどある。SIN Creation時代のThe New Day Is OverとPlanet Cubeの2曲だが、2曲とも思い出全てを歌にしたワケでも無ければ君に聞かせる様な内容でも無い。いや、今となっては君どころか誰にも聴かせたくない様な詞なのだがまあそれは置いておこう。むしろ思い出全てを歌にして君に聴かせる様な詞の方が後で君に聴かせるのは恥ずかしい様な気もするのだけど、残念ながら思い出全てを歌にした様な類の歌ではない。君に聴かせる歌なんかあったもんじゃないしそもそも俺は自分では歌わねえのだ。 そもそも誰なんだよ君は。
2009.09.09
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どうしても早く起きてしまう病はほぼ治った風なんだけど、今度はよるがイマイチ寝付き悪い。睡眠障害って程寝れないワケじゃないんだけどな。 自分で書いた文字が読めなかった。「ピュア」かと思ったら「Cm7」だった。どういうコトだ。 さて、そろそろ入手してる人もいるんじゃないかと思う(なんか深夜発売イベントもあるみたいだし、前日発売は無いのかな?)ビートルズですが、残念ながら俺も既にビートルズモードです。こんなに「ビートルズ聴きたい」って思ったの何年ぶりだろう。とりあえず旧CDでおさらい中。やっぱり「凄く悪い音」とは思えないんだけど、リマスター聴いたら全然印象変わっちゃうのかな。変わっちゃうんだろうなぁ。 俺はとりあえずモノボックスしか予約してない(輸入盤は既に品切れ!予約して良かった)うえに金曜日の到着になるらしいのでしばしおあずけ。でも多分明日はビートルズのTシャツで会社に行って浮かれっぷりを見せるコトでしょう。 と、そんなコト言ってるワリには今は上司に借りたHMOを聴いています。良く出来てはいるけど、やっぱり2500円出して買うモノじゃねえよなぁ(笑)。上手な打ち込み(あくまで「上手」ってレベル。プロっぽくはない)をバックにヘタクソな女の子が可愛く歌ってる、って感じかな。中古盤が500円になってたら買うかも。ジャケの構造上、ブックレット部分が壊れやすくなってるんで結構「ジャケ不良」の中古盤が安く出回ると思うんだ。欲しい人は待とう。
2009.09.08
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勿論「オーガニック」という言葉の意味はよく解らずに使っています。 無農薬音楽か、という話にはなったのだけど、ケミカルなのは使ってないけど無農薬な葉っぱとかは使ってても不思議なさそうだよね。サーファーの人とか、好きそうじゃん、アレ。ああ、そういえば自称プロサーファーとかって人が最近話題だったけど、自称だけあってケミカルな方でしたね。オーガニックじゃない。 俺はどっちかって言うとオーガニックよりケミカルな方が好きなんだけど、それって反対語として使っていいのかよ。あ、音楽の話ですよ、勿論。 あと「アーバン」って言葉も意味理解せずに使ってるよね。いや、AORの話してたんだけど。俺が全部「アーバンな」で済まそうとしたら突っ込み厳しいこと。いいじゃん、アーバンで。AORだし。アダルトでアーバン。もう全然解らん。 俺はアダルトとかアーバンとかはあんまり得意じゃない方なんでね。解んなくてもいいの。オーガニックも。 いや、だからって「クリスタル」もどうかと思うよ。
2009.09.07
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下北沢に行く前にDIG増刊(増刊ってーか、不定期間のうちの一冊って扱いなのかな?)を買う。勿論、もうあと三日後に迫ったビートルズリマスター盤の特集号である。 今回各社からこのテのビートルズ本(リマスター関係、無関係含む)が多種刊行されるのだけど、流石にCDだけでも大変なのにそれらを全部買ってたら死ぬ。内容もある程度予想がつくので絞って買うことは決めていた。 で、当然明らかに内容が薄いプロデュースセンター(ザ・ビートルズ・クラブ)のヤツとクロスビート増刊は無視。ロッキング・オンの単行本は内容的にはリマスターとは関係無さそうだけど、独自の切り口があるかな、と思ってチェックだけはしたかったけど売っているところを見つけられなかった。レココレ増刊は買うと決めてるけど来週以降の発売の筈。あと「聖書」の改訂版も来週。 で、Dig増刊。このシリーズは実は意外に内容に乏しい。だから買わない可能性が高いと思ってたのね。だけど、本屋でぱらぱら見たら結構面白い。旧CDからLoveまでの制作事情や、PCを使ったサウンドの解析、それからマスタリングエンジニアへのインタビューなど、「今回のリマスター」に的を絞った記事が中心に据えられ、そのせいかある意味関係ない星加ルミ子+長谷部宏やパティ・ボイドのインタビューも楽しく読めた。最後の(DIG定番の)オーディオ聴き比べコーナーは余計だったけどな。
2009.09.06
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下北沢で立ち話。 下北のお祭りにあわせて行われる小さいイベントにイノリカさんのThe Fancy'sが物販で参加するというので、ついでもあったので顔を出して来たのだ。 とりあえず買い物をしながら街中をふらつく。あの街並みに子供神輿と祭り囃子、という微妙なミスマッチにクラクラ来ながらそれも妙に心地よく、暑い中散歩兼買い物を楽しむ。まあ、前回行ったところで「この街のファッションはお洒落過ぎて若過ぎる」と結論が出ていたのであまり服屋は見ずに主にレコード関係。ポッピーズをまた買ってしまう。あと探していたマット・デイトン95年(まだマザーアースやってた頃)のソロを安く見つけた。店で思わず「あった!」と口走ってしまった探し物。とりあえずコレで大満足。 俺よりKo-Ryuの分野っぽい「オーガニック」(って言うのか)なサウンドだけど、所々で「やっぱアシッドジャズ出身!」って雰囲気があったり、どっちにしろこの人のヴォーカルは好きだったりでオッケー。今のところはStones Around The Candleがトラフィックがアコースティックなコトやってる風で素敵。 ついうっかり家に帰ってデイトンを聴いてしまったが、下北に戻ってイベント会場「おばあちゃん家」へ向かう。時間も昼間に戻さないとイベントも終わってしまうので大変だ。下北沢はさっき通った道に戻ろうと思っても油断すると戻れなくなってしまうのだがそこが好きだ。道に迷うことを趣味とする俺には最高の街。「下北に大きな通りはいらない」って、再開発反対運動をしてたけど、俺も本気で同意するね。 道に迷いつつおばあちゃん家へ到着。思ったより小さい店?レンタルスペースか。で、The Fancy'sのお店は店外で出店風になってたのですぐ解った。イノリカさんとは数年ぶりの再会。例によって「別人ですね!」なんぞのお決まりのやりとりをしつつ、外でまったり音楽立ち話。彼女の友達とおぼしきイベンターの方を紹介してもらう。ライヴとか色んなイベントをやってる様で、今度お馴染みBB Streetでやることも考えてるらしい。面白い偶然だったので、その際は是非!などと言いながらも気付くと流石(多分)同世代、90‘sオルタナ話で盛り上がってしまう。イノリカさんとも悪巧みをしつつ、Fancy'sのCDお買い上げで帰宅。ずいぶん長話で営業妨害しちゃったかな。あとから「缶バッジ買えばよかった!」って思ったんだけど。 帰宅してFancy'sの予想外(失礼)のクォリティに驚愕しつつ、影響受けてすぐガレージバンド立ち上げる馬鹿な俺。簡単に808風のトラックが出来てご満悦。しかしこれでオリジナリティ出すのはホネだな。 ガレージバンドに飽きたので買って来たマット・デイトンを聴いている。俺よりKo-Ryuの分野っぽい「オーガニック」(って・・・
2009.09.05
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体重はひと月前くらいから面白いように停滞してるんだけど、実際のところ最近ちょっと油断気味なくらい喰ってる(さっきもアイス喰ったし)から停滞ですんでるのは順調なうちなのかも知れない。 先日叔母の持ってる体脂肪率が量れる体重計を試したんだけど、そしたら俺の体脂肪率、なんと(細かくは忘れたけど)18~9%くらいなんだそうだ。全然平均的なレベルじゃん。どれだけ正確か解らんけどな。だいたいこの腹に明らかに残ってる脂肪は何だというのか。20%には満たないというのか。それならいいか。 あと基礎代謝も出るんだけど、それによると1800kcal前後くらい。某サイトに載ってた計算式で量ってみたけどそれだと1760くらいだという。俺の年代の平均的な基礎代謝が1500kcalだというから、2~300kcalぶんくらいは余分に喰ってもいいワケだ。 ちょっとこの夏呑んだりする機会が多い(7月末~8月はほとんど毎週呑んでる)からアレだけど、このパターンが少し停滞したらまた減り始めるのかな。まあ、楽しい方を優先するけどね。停滞しなさそうな気配だし(笑)。
2009.09.04
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どうも思い入れない方らしい。 例えば、自分が好きな有名人の事件。要するに今回の酒井法子とかね。俺、酒井法子はワリと好きなタレントで、っても顔が好みってだけなんだけど、まあともかく、ファンとまでは言わないけど結構好きな方に分類されるわけだ。 今回の事件では多数のファンがショックを受けたり失望したり怒ったりしている。でもね、俺は全然平気、ってーかむしろどうでもいい。俺には関係ないじゃん、って感じの方が強い。 これはそれほどファンでもない例だから当然だろう。もっとショックだった場合の例を。 長年音楽ファンをやって来て、まあ今年は多いけど、ミュージシャンの訃報にも触れる機会が多い。特に俺の場合古いミュージシャンを多く好きだからね。 そんな中でもやっぱり一番衝撃が大きかったのはジョージ。それからジョン(レノンじゃないぞ。エントウィッスルね)。 たとえば職場の友人なんか、三沢の死んだ翌日は会社でも見て解るくらい落ち込んでいた。可哀想なくらいに。でも俺はそれが無い。ジョージやジョンの訃報を聞いた直後は、そりゃあショックで立ち尽くした。でも、そのままゲーセンで遊び続けたり会社で仕事したりしてたくらいなんだよね(でもその瞬間、ゲーセンや会社のどこにいたのか完璧に覚えている。「この辺」じゃなくて「ここ」って断言出来るレベルで)。勿論気持ちは「うわぁショックだ、残念だ、悲しい」なんだけど、やっぱりどこか冷めている。「結局他人じゃん?」みたいな部分が明らかにある。どうしても他人事なんだね。 ひとに対して思い入れない、って意味じゃないよ。自分に直接的な関わりがある人だったら別だ。母や祖母の死は明らかに体調にまで影響を及ぼすショックだったし、高校時代に死んだ幼なじみ、彼の死は俺、いまだに受け入れられていない気がする。 死んだ話じゃないけど先日触れた「三日食欲減退事件」とかもね。あ、思い出した。何年か前に好きだった同僚が退職するって聞いた時、俺からだが震えてるの隠すのに必死だったんだぜ。どさくさ紛れに恥ずかしい話を書いてしまったが。 結構繊細なんだよ、俺は(死ねばいいと思います)。
2009.09.03
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妹から貰ったトリコロールの太いストライプのシャツ。白い部分がオフホワイトなのか黄ばんでるのか微妙な感じで判断に苦しむ。 妹が確か古着で買って、サイズが大き過ぎたので「デザイン的に俺が好きだろう」と持って来たシャツ。だがMサイズ。いくら輸入で大きくても俺にMは絶対無理だろ、と言って、だが何故か処分もせずに放置しておいたら、結局着れるようになった。袖が短いんだけど。何だか凄い。 それを着て会社に行ったら「ストライプは痩せて見える。今度はボーダーに挑戦した方がいいよ」と言われた。彼は痩せっぽちな男なのだが、逆にボーダーを着て太く見せるんだそうだ。ん?でも俺あいつがボーダー着てるの見た記憶ねえぞ(奥さんは良く着てるけど)。 俺がストライプが好きなのは別に痩せて見えるからではないのだけど。理由は思い出せないな。チェックはオタっぽく見えるから避けてた様な記憶はあるんだけど(チェックも持ってるけど)。あ、そうか、以前書いたな。タルボットのジャケットか。 ボーダーのTシャツも持ってて、時々着るんだけどさ、アレ着てると100%「パジャマみたい」って言われるんだよ・・・。
2009.09.02
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シンシア・ロビンスンの声って元気な子供って感じだよね。しかも男の子。シャウト、叫んでるって言うよりむしろ「騒いでる」って雰囲気があるもんな。 そういうワケで、スライのウッドストックを良く聴いてます。ウッドストック40周年商品は今のところコレとジョニー・ウィンターしか入手していない。ボックスは・・・う~ん、年末ぐらいに商品が残っててしかも金に余裕があったら、かな。DVDくらいは買いたいと思ってるけど・・・ まあ、このスライのはベツにほかのモノ一生懸命買わなくてもな、というくらい満足度が高い。今多分マードックス内部では一番流行ってるんじゃないかな。Ko-Ryuに貸したらすぐに「俺も買う」ってメールが来たしな。Mo.もずいぶん聴き狂ってるみたいだし。 とりあえず「スライのライヴが聴ける」ってだけで嬉しいじゃん、普通。今までウッドストックで聴けたのはDance To The Music, Higher, Music Lover, I Want Take You Higherの4曲(なぜか1トラックで、Music LoverとHigherはクレジットされていないが)だけだったのが、フルサイズのライヴ、しかも選曲はその時点でのベストヒットと言ってもいい様な内容。文句言うとすればDon't Call Me Nigger, Whiteyをやってないじゃん、くらいのモノか。まあこういうキツめのメッセージより「愛と音楽」を選んだってトコだろう。いや、一個も文句無いっす。 演奏もテンション高い。なんかもっとグダグダかと思ってたらすげえタイトだし、疾走感あるし、グルーヴィだし。つーかもうカッコ良いッ!どの曲もグイグイ盛り上げてオリジナルの3~4倍の長さになってるんだけど、ファンクだから全然よい。飽きない。 いや、俺はハードロックでも全然飽きないんだけど、インプロじゃなくてノリで聴かせてくでしょ。踊るのは長い方がいい、ってのは後のテクノも一緒でさ。ってーか、今まで散々「スライはロックだ」って言ってたんだけど、ライヴで、しかもまあこういう端的なところ聴かせてるってのはあるけども、やっぱファンクだな、と。感じました。 勿論音もよい。リマスターのウッドストックを聴いてないけど、今手元にある音源のもこもこした音とは全然違う。実は多分それが「グダグダかと思ってた」理由かも知れないと気付いたけど。音質が演奏のタイトさも際立たせてると思う。 ソニー以外もこのシリーズ出して欲しいねぇ。とりあえずフー希望。
2009.09.01
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