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TSC全曲解説が完結に向けて爆走中です。 マードックスの「コンイチ」にも書いたが、遂にボクサーを手に入れた。残念ながらCDではなくてDL販売だけど。TSC全曲解説が進行中だからソレ聴いてるのかと思われるかも知れないけど、今日は一日中ボクサー聴いてた。iPodに入れて、アルバム2枚延々リピートしてたぞ。TSCの文章は実はここ数週間で大量に書き溜めてるんだ。実はもう活動期間中に出た楽曲については終了してる。目標、年内完結! で、ボクサー。エロジャケ1stについてはコンイチで書いたのでこっちでは76年のグロジャケ2nd、Bloodlettingについて書く。 Hey Bulldogのカヴァーはこの曲のどのヴァージョンより格好良いのだが、パトゥ~ボクサーのアルバムとしてどうよ、と言われると少し首をひねる。作品としては明らかに1stの方がいいし、コンイチでも書いたけどパトゥらしい。 でも「ボクサーがパトゥらしい」ってのはどうか、という考えもある。別の名前、別のメンバー(フロントが同一だとしても!)で始めたからには「別のバンド」と言う意識はあった筈。むじろ「パトゥらしい」方に違和感を感じて軌道修正をかけたのかも知れないが、残念ながらそれは功を奏していなかったように感じる。カヴァーが4曲も(うち1曲はニール・ヤングのLoner)入ってるのも迷いの現れでは・・・? 結果としてこのアルバムはお蔵入り(79年にリリース)、マイク・パトゥ以外のメンバーは脱退・・・ということになるのだが。 と、ここまでネガティブに書いてきてナンだが、実はこのアルバム、それほど悪いワケではない。つまりパトゥを期待して聴いた場合には上記の様な感想になるのだけど、これを単独で聴いた時、やっぱりオープニングのHey Bulldogの迫力から一気に聴かされてしまうのだ。少し音楽性がアメリカっぽくなった気もするけど、従来のパトゥを感じるRich Man's Daughterみたいな曲もある。むしろパトゥらしいメロディが無い方が違和感のもとか。それは当然、カヴァーが多いせいなんだけど。しかし何故かレナード・コーエンのTeachersがマイク・パトゥのメロディっぽく聴こえるんだけど。 さて、3rdは手に入るかな♪
2009.10.31
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Hon Councilers:Bass : Camille HindsDrums : Steve WhiteTrombone : Chris Lawrence B面では一番いい曲。 ソウルフルなバラードで、The Gardener of Edenの不満点を解消してくれる曲だ。バッキングのメインがピアノだし、打ち込みも使ってないのでA面の方が似合っているかも知れない。 参加メンバーもカーメル&ホワイティに加え、ホーンセクションの一人にトロンボーンのクリス・ローレンス(ソロも)がいて、やっぱりお馴染みの顔ぶれには嬉しくなってしまう。勿論彼らの演奏は最高だが、ミックのピアノもいいし、ところどころでポールも(このアルバム中では実は少ないのだが)素晴らしいギターを聴かせてくれる。ソロなんか短いけどCafe Breuの頃みたいな雰囲気でとても良いのだ。 唯一苦言をいうなら、曲中にかぶさる変な貧乏臭い歓声。あればっかりはどうにかならなかったのか。
2009.10.31
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前の曲から間髪入れずにスタートする打ち込みファンク。タイトルはI Was A Dole Dads Toy Boyと読む。 Money-Go-Roundを打ち込みで再現してみました、という感じの曲であり、特別にどうというものではない。ミックのオルガンソロは格好良いが、その前後のあまりにも80年代的リッミクスっぽいアレンジはいまいちだし、後半で一瞬だけ出てくるアーサー・ベイカー風を狙って失敗した感じのドラムサウンドはあまりにも焦点がはっきりしない。メロディにも魅力が無いし、ちょっと困ってしまう。 強いていうなら、この後ハウス路線に進む足がかり、プロトタイプ的な一曲と言えないことも無いかも知れない。断言はできないけど。
2009.10.31
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念願のアルバムを手に入れた。 恥ずかしい、というかちょっと問題ある話からはじめると、実はこのアルバム、ネットの違法DLサイトで見つけて一度落としている。廃盤が長くてあまりにも手に入らなかったので出来心で・・・というのは紛れも無い言い訳。 だがそのZIPファイルが開けなかったので職場の「違法大好き」Aさんに話したら「開かない圧縮ファイルは危ないよ~。俺も一回ソレでやられてるからね」とのことなので速やかに廃棄。Macには感染しないとは思ったけど、人にばらまくのは嫌だからね。やっぱりああいう音源DLはブートレッグだけにしよう、と再度誓う。 でも諦め切れず検索したらヤフオクで、コレと79年のミニアルバムがカップリングされたCDが出品されてるのを発見。残念ながら別に出ていた単独CDのボーナストラックは入っていなかったが、代わりにそのFour On The Floorが入ってるし、ともかく本編だけでも聴きたい、と思ったので迷わず入札。 競いもせず落札に成功したアルバム早速聴いてみる。うむ、予想に違わぬ「非ハードロック作品」である。完全にブルー・アイド・ソウル路線を狙って、でも資質がアレなんで自動的にロックになってると言う、かなり理想的と言っていいアルバム。 ハードロック的じゃないとは言っても、Stormbringerの名曲群(Hold On, Love Don't Mean a Thingなど)からは完全に地続き。トラピーズの3rd~Stormbringer~コレ、と続けて聴けばグレン・ヒューズという人が何をやりたいのかだいたい解る。 今挙げたのってヒューズの参加作品としては1枚おきになってるんだけど、その合間にBurnやCome Taste The Bandみたいなロック色が強いのが入って来るのが面白いんだよね。なるほど、そう言うところを行ったり来たりする人なんだな、と思った。そう考えるとどんどんこれ以後の作品が聴きたくなってくる・・・。 今のところ(まだ2回しか聴いてないけど)1曲目のファンキーなI Got It Covered、トラピーズっぽい・・・と思ってクレジット見たらメル・ギャリーとデイヴ・ホランドが共作者。つまり完全なトラピーズの作品だという(笑)Destinyがお気に入り。ラストのSmileなんかTSC時代のポール・ウェラーがやっても違和感無さそうだなぁ。 なお、貧乏臭いディスコ・サウンドに挑戦して大失敗したFour on the Floorは最低である!特にラストの16分にわたるストーンズ・メドレー。スターズ・オンにでも対抗しようと思ったのか?長ったらしくて退屈でもう最悪。 またアル・クーパーとかジェフ・バクスターまで参加(・・・ってーか、何お前らプロデュースとかしてんの!?)してんだけどさぁ。ヒューズも含めて、お前ら馬鹿じゃねえの!って。よく調べたらFour on The Floorって名前のプロジェクトで、それにヒューズが参加した、って形みたいだけど。何にしても、全然駄目。
2009.10.30
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Hon Councilers:Drums : Nick BrownBass : Camille HindsFlute : Dick MorriseyPercussion : Little Jo Ruocco これも前の曲に似た路線の、ポップでキャッチーだがどこか微妙に物足りない曲。こちらの方が微妙に派手なので何故かシングルカットされた。 ホワイティは脱退したが、ドラムレスの曲や打ち込みを使った曲が多いので、実はこの曲が唯一他のドラマーが参加している曲ということになる。他のメンバー(フルート、パーカッション)も新顔ばかりで、唯一カーメルが古株として例によって信頼のおけるベースを聴かせている。 ポップで結構いい曲ではあるのだけど、やっぱりメロディラインが明らかにSeptember(いわずと知れたEW&Fの大ヒット)に似ているのは問題だろう。 なお、日本以外では1 2 3 4 (A Summer Quartet)というEPの1曲目としてのカットであり、純粋な「シングルA面曲」ではない。
2009.10.30
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Hon Councilers:Bass : Camille HindsDrums : Steve White アルバムB面はアルバムタイトルと同じConfessions of A Pop Groupと名付けられていて、ポップ系の楽曲が並ぶ。トップはLife at the Top People's Health Farmで、2曲目となるのがこの曲ということになる。 ホワイティとカーメルが参加していて、ポップな曲調は2ndの頃を思わせる。なかなかキャッチーなのだけど「なかなか」止まりで、どう考えてもシングルにはならないタイプの曲。だが、この時期のウェラーのポップナンバーはそう言う曲ばかりなのだ。シングルのB面か、アルバムのB面2曲目(またはラスト前)くらいが非常に良く似合う。でも絶対にこういうタイプの曲のファンはいるのだ。 この曲でもカーメルのベースが光っている。メロディアスで気持ちいいラインだが決して出しゃばり過ぎない。逆にホワイティは堅実だが、一瞬ではあるが妙なところで不必要に出しゃばってしまっている。残念。
2009.10.29
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Hon Councilers:Harp : Rupert ParkerBass : Camille HindsDrums : Steve White 3パートからなる組曲。 パート1となるIn The Beginning(2:40まで)はセミクラシック、というか映画音楽風のインスト。全編がオーケストラによって演奏されていて、メインとなる楽器はハープ(勿論ハーモニカではない)。「映画音楽風」なだけあって今ひとつ個性に欠ける。挑戦はしてみたものの・・・という感じだ。 パート2は全体のタイトルともなっているThe Gardener of Eden(~8:36)。ホワイティとカーメルがリズムセクションをつとめ、安定感のある演奏を聴かせる。特にメロディックなカーメルのベース(フレットレスかな?)とブラスのアレンジが良い。後半ミックのオルガンも入ってきて盛り上がるあたりは絶品だ。 曲調はソウルジャズっぽい感じで、リードヴォーカルはディー。ただこのアルバム全体の欠点でもあるが、彼女のヴォーカルが平板で、ソウルフルさが全然感じられない。もともとあまり上手い人ではないが、以前持っていた「それでもいい!」っていうパワーも無くて・・・あまりにも物足りないのだ。非常に惜しい曲だと思う。 最終パートMourning The Passing Of Timeはミックのピアノソロ。Le Departを更に地味に、短くした様な雰囲気のある曲。最後の45秒程はDiving Repriseなので、実質1分程度の小曲だ。
2009.10.28
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ミックのピアノソロによるインストナンバー。最初の1分強がThe Little Boy In A Castleで、それ以降がA Dove Flew Down From The Elephantである。 クラシック風というよりはジャズバラード、いや、ジャズというほどジャジーな雰囲気は無いがクラシカルというワケでもなく、どっちかというとイージーリスニングという感じか。 89年のロイヤル・アルバート・ホールではThe Little Boy In A Castleのみが、横浜アリーナでは2曲共に演奏されている。どちらが89年ツアーの基本スタイルだったのかは不明。
2009.10.27
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TSCに準レギュラー参加していたパーカッショニスト、Steve Sidelnykについて少し調べてみたら驚いた。 以前Primal ScreamのKnow Your Rights(クラッシュのカヴァー)にドラムとプロデュースで参加していたのは知っていて、でも不思議に思ってたんだけど、色々調べたら結構活動の幅の広い人の様だ。本来はドラマーで、マドンナ(ライヴ8の時は彼らしい!)やアニー・レノックスのバックでも叩いていたらしい。それって結構大物なのでは?もしかしてホワイティより遥かにビッグネーム? でもそれより驚いたのが実はGrid。俺はSwamp Thingってシングルを買ったことがあるだけなんだけど、バンジョーをフィーチャーした「カントリー・テクノ」とでも言うべき曲。一発屋かな、と思ってたけど活動はまだ続いている。基本的にはRichard NorrisとDavid Ballによるユニットなんだけど、どうもある時期、シデルニック(発音はこれが正しいらしい?)もメンバーだったらしいのだ。ゲストではないみたいなんだけど、音も聴いてないし情報も足りなくて正確なところは解らない。 公式サイト(ってーかMySpace)を見るとリンゴと一緒の写真(!)や何故かキース・ムーン・モデルのプレミアのキット(所謂Pictures of Lily)に座ってる写真とかあって、顔が間違いなくあのシデルニックなのが何故か笑える。いや、TSCで一番正体不明な印象があった人が、結構大物だったなんてさ。
2009.10.26
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中学生のとき、何故か異様に良く覚えているんだけど、当時向ケ丘遊園に住んでいた母方の祖母の家に行く時、祖母の家に向かう途中のスーパーのレコード店で買ったのがRun DMCのシングルYou Be Illin'。ホントは勿論(って言うのもなんだが)Walk This Wayが欲しかったんだけど、無くて代わりにコレを買った。そう言う買い方をする癖はあの頃からあったんだな。イメージ通りのものが無くても買いたい気持ちだけが残って違うものを買ってしまう、って癖。 で、当然っていうか(笑)やっぱり全然気に入らなくて。さっぱりピンと来ないんだけど勿体ないから何回も聴いたけど結局最後までピンと来ないまま、あのシングルは結局どうしてしまったんだろう。なんかガキだったせいかヒドい扱いをした様な記憶もあるんだけど。とにかく、売った筈は無いのだけど手元には無い。ってコトは結局捨てたんじゃないかと思う。 少し前からそのYou Be Illin'が何となく聴きたい、って言う気分が微妙にくすぶり続けていて、忘れたり思い出したりしてたんだけど、中野に行った時にその気分を思い出すでも無く何気なく普段は絶対見ないヒップホップの棚を見た。テクノの隣だったからってのもあるかも知れないけど、そっちに目を移し、まあ俺が知ってるヒップホップのアーティストなんかRun DMCだけなのでなんとなく自動的に目がサーチした先にこれがあった。裏ジャケを見ると(いや、このアルバムだったって記憶はあるんだけど)Walk This Wayが入っている。で、You Be Illin'も入ってるコトに気付き「あ、そう言えば」と、やっとここで思い出す。地味で感動も薄い運命の再会である。 え~とね、やっぱりあんまり得意じゃない世界なんだけどさ。やっぱWalk This Wayは格好良いな、とは思うケドさ。俺あのドラミングコピーしたけど、念頭にあったのは大抵こっちのヴァージョンだもんね。ま、世代ってコトでね。 もう一曲アルバムタイトル曲Raising Hellにもロックっぽいギターが入っていて(リック・ルービンが弾いている)、やっぱりそういうのが格好良いって思うのはもう俺の場合どうしようも無いね。体質があんまり黒くないんだろうなぁ。 ところで俺の買ったCD(ディジパックでボーナス入り)のジャケは緑なんだけど、オリジナルは紫だっけ?(ブックレットは紫)。画像検索すると紫の方がいっぱい出てくる。 で、肝心のYou Be Illin'ですが。今聴いてもやっぱりあんまり(笑)「懐かしい」ってファクターが加味された分少しだけ良くなったかな。
2009.10.25
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レコミンツのポイントカードの期限が切れそうだったので中野へ行ってきた。結論から言うと、TSCに呼ばれたということになる。 そういうワケでレコミンツへ。なんか久々に行ったら店の配置換え、ってーか1号店~3号店の商品がシャッフル、ってーかなんてーだ。とにかくどこに何があるのやら。加えて何が聴きたいのかよく解らないのでどうにも集中してレコードを探せない。どーしようかなぁ、と思いつつDVDコーナーを見たらTSCのTV Compilationってのがある。俺も実はこの手のDVDやビデオ持ってるのだけど、ビデオ時代から画質がヒドいのしかなく、しかも時系列が滅茶苦茶で見辛くてしょうがないのだ。YouTubeにも色々アップされてるけどほとんどがこのテのもの。 期待しないで手に取ると「テレビから直接録画した1stジェネレーションのテープがマスター」「クォリティが違います」とある。コレは・・・?騙されたと思って買ってみるコトに。 いつものようにユニオン~RAREへ向かう。すると今度はRAREのブートDVDコーナーにもTSCが!こっちは日本公演コンピレーションで、84年と87年を収録。87年!両国国技館!そう、俺が最初に見たライヴだ。当時テレビ放送をビデオに撮ったのだけど、確かばあちゃんが上からなんか撮って消しちゃったんだよな。それを約20年ぶりに見ることが出来る。コレは多少画質の不備があろうと買いでしょう!(ちなみに84年の方は中野サンプラザ。海外で出たFar East And Far Outという不完全版の方) さて、帰宅してとりあえず見てみると・・・どちらも画質は文句無し!内容も充分。前者は84年3月のTVライヴ(ジェイン・ウィリアムスンとアンソニー・ハーティを擁するラインナップ)で、Meeting Over Yonderの映像が嬉しい。短いTVライヴでLe DepartやParty Chambersをやってるのが当時のTSCらしいところか。 ボーナス的に2回のThe Tubeでのライヴも。1回目は83年11月で、ゲストとしてディーが登場するのが見所かも。あとこの頃はMy Ever Changing Moodsのベースはミックかヘレン(またはローディ?)がキーボードで弾いていて、ハーティは84年の方ではアコギ、そしてこっちのThe Tubeではなんとカウベル。パーカッション3人体制(シデルニックもいるんだ)という凄い状態に(笑)。ディーは2曲目まで出て来なくて、普段ディーやジェインが歌う女声コーラスのパートはミックが歌ってるのが珍しい。ってーか本当はこっちがレコード通りなんだけどね。 もう1回のThe Tubeは84年8月だけど、ヴォーカルはジェインからディーに交代している。ベースはまだハーティ。シングルヴァージョン準拠でのShout To The Topのライヴは珍しい。あと単独で演奏されるStrength of Your Nature(テンポはメドレー版くらいまで速くなっている)、間奏がギターのMan of Great Promise、そしてレアなカヴァーのRazor's Edge。 後者、84年は正規盤で散々見たものだけど、この短縮ヴァージョンは初見。ベツに嬉しくないけど。むしろ後半、87年。やっぱりコレは映像で見ると格別。音だけならネットで入手済みなのは以前書いたけどね。当時ホワイティ不参加に泣いた俺だけど、今映像で見るとなんかホワイティに見えてしょうがないんだよな。いや、よく見ると別人だし最後に名前も出て来るんだけど。でもなんかね、微妙なところが似てるんですよ。 他にCDを2枚ばかり買ったけどそれはまたそのうち紹介するかもしれない。
2009.10.24
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そっち方面を狙ってなくても例えばヤフオクや楽天で、「格好良いな、欲しいな」と思ってチェックするとベン・シャーマンやロンズデールだったりする問題。逆にそっちを狙って検索するとザクザク好みの服が見つかる問題(高いけど)。 いや、「高い金(ブランド代金)出してまでは買わない」とは思うけど、安かったら欲しくなるじゃん・・・(言い訳風に)7000円だ9000円だってTシャツ買えないよ。でもソレがヤフオクで900円とか2300円とかなってたらさぁ。 ベン・シャーマンでもロンズデールでもフレッドペリーでもないが、結局悩んだ末にやっぱり例のアレを買ってしまって少し気まずい。楽天のポイントがあったからちょっと思い切ってしまって・・・。そのままでアレと思われると嫌なのでバッジを幾つかくっつけるとモロにそっち方面に寄ってしまうので更に気まずいが好きなんだからしょうがない。この冬は多少気まずくても知らんぷりして着倒そう。 痩せて服が着れる楽しい、はいいのだが、ファッションに対するコンプレックスは治っていない&「そっち方面」しか知識が無い(だってファンなんだもん)ので結局「D♂kaのくせにそっち方面気取りやがって」という悪い自意識過剰に陥って行くのだ。ああ、そんな自分が嫌だ。友人の皆さん、あんまり突っ込まないで下さい(笑)。 そういえば関係あるのか無いのか微妙だけど、以前紹介した「NWOBHM」Tシャツは結局買わなかったけど、最近服屋を見たら、その店以外でも同じ系統のTシャツやトラックジャケットをよく見かける。なんか「Mersey Beat」とか書いてあるのも見かけた。なんか「英国風」を流行らせる動きがある? いや、実は「英国ネタの文字」がプリントしてあるだけで一個も「英国風」ではないのがアレなんだが。書体にしても全くこだわりは無い感じだし、ユニオンジャックの絵柄こそ入ったりしているが(黒一色だけど)、それ以外に特に英国、特に英国音楽好きをニヤリとさせる様な仕掛けは無く、非常に底の浅い使い方というか。 文字にしても最近の馬鹿っぽい若者服みたくごちゃごちゃ大量の字が入っていてセンスを感じる部分は無い。なんか英国風って、(海賊のくせに)どこか上品なところあるじゃない。ソレが一個も無いんだ。なんかそれっぽい文字を出鱈目に詰め込みました、って感じの。嫌いなんだよな、アレ。少なくとも俺のイメージする「そっち方面」の英国風とは真逆の方向性だな。 いや、間違っても免許とってスクーターに乗ったりとかはしないから。誓うから。ってーか何十万も出してスクーターなんぞ買うんだったら楽器買うわい。
2009.10.24
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この曲を知ったのはポール・ウェラー・ムーヴメントのライヴビデオ。ソロデビュー直前のライヴを収めたビデオで、アシッドジャズ色が強い演奏をしていた。メンバーのマックス・ビーズリーはキーボードとパーカッション、ヴァイブを担当していて、彼をフィーチャーしたこの曲をカヴァーしていたのを見たのが出会いだ。 最初はウェラーが目立たないインストの曲で、あまり面白くなかった。だが聴いて(見て)いるうちにだんだん好きになって行って、そのうち当然のように原曲が聴きたくなるワケだ。 調べたらボビー・ハッチャースンという人の曲だという。だがなかなかアルバムが見つからなく、見つけてもこの曲が入っていない。どこのレコード店に言ってもピンクのジャケで女の人が写ってるヤツだけだ。Ummhはどこ?まさしく「う~む?」と唸ってしまう・・・などということは書きたくなかったのだけど。 で、結局たまたま中古で見つけたコンピレーション、Blue Break Beatsでこの曲を発見。安かった(と思う)し、もう迷わず買った。 ウェラーのヴァージョンはほぼコピーと言っていい演奏なんだけど、もう技量、と言うか持ってるものが全然違う。結構グルーヴィーだと思っていたウェラーもコレを聴いた後ではグルーヴどころの騒ぎではない。もう「出直して来い!」と言いたくなるような。オリジナルを聴いて以来、ウェラーのは全然聴けなくなってしまった。カヴァーとオリジナルを聴き比べたりとか好きなんだけど、ここまで原曲に圧倒されたのははじめてだった。しかも俺が大好きなアーティストのヴァージョンがね。 例えばギル・スコット・ヘロンのThe Bottleは原曲も大好きになったけど、ウェラーのヴァージョンだって今でも好きだ(両方★★★★!)。でもこの曲はそうじゃなかったんだ。ウェラーは完膚なきまでに叩きのめされた。影も形も無い。これはある意味凄い衝撃だった。今でも衝撃だ。 勿論この演奏は大好きだけど、この★★★★★にはそういう「敬意」のような意味も含まれている。ウェラーの大ファンとして、ボビー・ハッチャースンにはもう足を向けて寝られない。
2009.10.23
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こ、コレは安い。 コロムビア時代の全アルバム収録70CD+ボーナスDVDで約4万5千円。1枚あたり650円弱。全部中古で集めるより安いじゃん。凄いな。はっきり言ってコレは「買い」だね。 今年がビートルズリイシュー地獄の年じゃなかったら、の話だけどね。 いや、無理だよ。流石に高額ボックス何個も買えない。ただでさえビートルズとロージズの箱で泣きそうなんだ(色んな意味で)。クリムゾンの宮殿箱(絶賛発売延期)は諦めたんだぜ・・・。それにコレからストーンズのヤズアウト、ポールの最新ライヴ、ウェラー1stのDE、Quoの最新ライヴDVD、電気の初期DVDリイシュー(3タイトル)等々・・・既に手一杯を明らかに超えてる状態なんだから。ヤズアウトは買うけど、まだストーンズリマスターだって一個も手を付けてないんだぜ・・・。そーいやExile on Main St.のデラックス盤も出る筈じゃないか? それにマイルス、この量をどーするんだ、と。70枚一気に買うというのはそれはもう大変なコトで、どこに置くんだいつ聴くんだ、と。はっきり言って色んな意味で「無理!」って感じだよね。ジャズマニアだけ買ってくれ。俺には荷が重い。 ってーか正直、マイルスは今持ってる奴で相当満足しちゃってるんだよね・・・。
2009.10.22
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俺が最初に買ったQuoのアルバムはJust Supposin'で、★★★★★の曲も幾つかあるのでそれはそのうち書くことになると思う。とにかく思い入れの強いアルバムだ。 じゃあ最初に買った「リアルタイムの」作品と言うことになると、このRed Skyの7インチと言うことになる。画像ではよく解らないかも知れないが、Rockin' All Over The World / Whatever You Wantのボーナス7インチ付きの2枚組だ。 散々書きまくっているように、Quoを知ったのは言うまでもなくライヴ・エイドだ。そういうワケで、その当時の最新盤はBack to Backというコトになり、これが一番「リアルタイム」に近いのだが、このアルバムは84年だし、実は俺が買ったのはだいぶ後だった(従弟は買った)。俺はJust Supposin, Hello!,12 Gold Bars, 1+9+8+2...と言った具合に旧譜を(主に中古で)集めていたのだね。 ある日書店で立ち読みしたロッキンF。何で読んだのか覚えてないのにやたらに覚えているのは表紙が浜田麻里だったということ。とにかく、そのロッキンFのニュースページの小さい囲み記事に「ステイタス・クォー再結成」の文字を見つけたのだ。フランシス、リック、アンディの3人に新メンバーを加えての再結成、という報道にがっかり感と期待感がないまぜの気持ちになったのを覚えている。 前置きは長いが、そう言う経緯で再結成後の動向は注意深く追っていた。ネットも無い時代の田舎者の高校生としてはかなりの情報収集能力だったと思う。西新宿には(時には学校をさぼって)こまめに足を運び、新譜が出ていないかチェック。出ていなくてもQuoの旧譜やスタイル・カウンシルのシングルを買って帰る、というのがもう生活習慣と化していた(と言ったら言い過ぎかな)。そんなある日にようやく(だったのか、あっさりだったのかの記憶は定かではない)出会ったのがこの2枚組シングルだ。 ジャケもシリアスな感じだが、曲調も今まで慣れ親しんだQuoとは少し違う感じで、今っぽい(87年現在)感さえあるサウンドには違和感も感じないでも無かったが、それでも聴き込むうちにどんどん好きになって行った。そうこうしてるうちにもっと馴染みやすいRollin' Homeも手に入ったが、既にRed Skyの方が好きだったな。 当時は何故かリックが歌ってるのかも、と思っていて、いや、ロッシの声なんだけど、微妙に違うような気がしていて。それは声を聴き分けるほどQuoに慣れてなかったというのが一つと、ロッシっぽくない曲調だと思ったのが一つ。今聴くと、なんとなくComing and Going(リックの曲)あたりと近い雰囲気も持っている様な気がする。 こういう雰囲気のQuoの曲はあまり類を見ないが、作者はジョン・デイヴィッド。デイヴ・エドマンズのベーシストだと知ったのはかなり最近になってからだ。作風が違うのかな、とも思ったが同じ作者によるRollin' HomeはかなりQuoっぽいんだよね。ちなみに最近の曲、The Party Ain't Over Yetもこの人の曲だけど、コレもQuoらしい曲だよね。 ちなみに最近になってこの曲の12インチも手に入れたけど、カップリングはラストツアーのMystery Song Medley。コレも大好きで★★★★。
2009.10.21
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ほう、フロイドで★★★★★は少ないな。3曲しか無い。 そのひとつがコレ、ってのはなんか、熱心なファンにも微妙だろうし、あまり詳しくない人にも「?」なんじゃないかとも思う。勿論その基準は俺の好き嫌いと、リッピングした日の気分だけなので誰がなんと言おうと関係ないのだけど。勿論このランキングに入ってる曲は★★★★以上の価値を感じているのは言うまでもない(実際には★★★になってる曲もあるんだけどね)。 そんな前置きはいいか。俺ランでも書いたけど、この曲は(気分でシングルのジャケは貼ったけど)ウマグマに入ってるライヴヴァージョンが一番好きだ。他にもブート含めていくつか聴いてるけど、ウマグマが一番だな。ボンペイもいいケド、長さと演奏の質のバランスが一番好き。ボンペイは6分台、少し物足りないのね。ウマグマの8分台は手頃だ。ブートで11分のヴァージョンも持ってる(70年スウェーデン)ケド、コレだと少し長く感じるかな。 やっぱりキモはウォーターズの絶叫とメイスンのフィルの入って来る瞬間で、ここの「爆発感」は実はボンペイが最高。ウマグマはウォーターズがかなり早いのね。ボンペイはほぼシンクロしてるから、やっぱりガツンと来る。それにアレの場合本当に火山の噴火の映像が組み合わされて、更に爆発感を演出してるってのも大きいね。俺の場合もう完全にアレが刷り込まれちゃって、普通に音だけ聴いててもフィルインと共に映像が脳内再生されるから。 でも実際、この曲って今や代表曲とは呼べないかも知れないけど、世間の持ってるフロイドのパブリックイメージってまさしくコレだと思う(または原子心母)。狂気とか、エコーズみたいなポップさはちゃんと聴いた人しか知らないんじゃないかと。「プログレって難しいんでしょ」的なイメージの一方の端部をになうのがフロイドのこういう「雰囲気系」の曲で、その逆サイドにクリムゾンなんかがあると思うんだけど。 そう言う意味ではここから入っちゃうと取っ付きにくいと思うけど、一回エコーズとかを通ってからここに戻ってくるとたまらなく楽しい。
2009.10.20
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東京No.1ソウルセットとハルカリによる今夜はブギーバックのカヴァー、興味あったんだけど、YouTubeでライヴ(口パク?)が見れると言うので見てみたら、なんと単なる「小沢健二のカヴァー」だった。ラップ無し。テンポが速いからこのテンポでラップ出来るのかな、と思ってたら、最後まで歌だけだった。しかもハルカリが歌ってるし(当然っちゃあ当然だけど)。 でもさ、ハルカリってラッパーじゃないの?この選曲でラップさせないのって何の意味があるんだ。この曲じゃなくていいじゃん。ラップやる人にラップ入りの曲をあてがってラップさせない。全く意味が解らない。すげーがっかりだ。 いや、普段ラップ音楽聴かない俺がラップが無いと言って怒ってるのも意味が解らないかも知れないけど。 YouTubeには宇多田ヒカルがこの曲をカヴァーしてるのもアップされていたが、こっちは誰だか知らないけどラップが入っていた(男性)。だけど、YouTubeのコメント欄にもあったけど、スチャダラのラップを他人が同じ詞でやっても全然意味無いんだよね。 特にアニのパート、他の人が「俺って何にも言ってねー」とかやってもさ、説得力無い、ってのも変だけど。アニなら説得力があるのか、って言われるとアレだけどさ、アニだと説得力云々じゃなくて「そう言うモン」じゃん?逆に他の人は「そう言うモン」じゃないから。他にアレが似合うって言ったら、まあせいぜい瀧、だよな、やっぱり(方向性結構違うんだけどね)。 そう言う意味ではハルカリもラップカットして正解か。いや、ラップの部分は新しい詞が乗るんだと思い込んでたんだけどね。でもハルカリもそれなりにあのダラダラ感は似合うから、ある程度踏襲して載っけてくるかなーって、期待してたんだけど。 そーいや全然関係ないケド、マンチェスタームーヴメント・オマージュ系のTシャツ通販サイト見てたら「ベズ&クレッサ」って書いたTシャツ(笑)売ってたんだけど、コレって日本語(?)に訳したら「瀧&アニ」だよな。
2009.10.19
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昨夜から妹が来ていて、世界ふしぎ発見がビートルズネタだから見る、と言うので珍しくつき合った。ちゃんとテレビを見るのは京都以来だ。今年はよくテレビを見るなあ。 来日ネタが中心なんだけど、リバプールやロンドンの取材もあって、キャバーン(勿論当時のキャバーンはもう無く、移転したレプリカ的な店)も当然のごとく出て来たのだが、そこで、どうやら店内BGMの様だけど聞き覚えのある曲が聴こえる。ビートルズではない・・・って、Down Downじゃん!なにコレ!いきなりテレビから不意をついて出てくるQuo。身を乗り出したね俺は。Quoだよ!とわめき散らしていたら妹が「でもイギリスだと結構普通にQuoってそこらでかかってるよ」う~む、普通にQuoが流れる国。その一部がこの日本に伝えられたのは画期的かも知れない。 要するにアレだよね、サザンだよね、Quoって。 回答者の三船美佳がユニオンジャックのカットソー(ニットか?)を着てたのが目についたんだけど、2問目時にそれが「気合いの英国デザイン」であることが明らかになる。回答を説明するときに、夫の高橋ジョージ(創価)と自分にとってビートルズは大好きで云々、と話す中「ヘフナーのベース」「スチュアート・サトクリフ」と言う単語が。この女詳しいぞ!勿論2問目は正解。そういえば昔創価に拉致(?)され、とらぶりゅーのビデオ見せられた時に唯一印象に残ったのが彼らが語るバックに映っていたリッケンバッカーだったコトを思い出す。 しかし、3問目「レノンが土産で持ち帰ってアルバムのジャケットにも乗ったものは」という3択問題に三船は「招き猫」を選んでしまう。「お前旦那に怒られるぞ」とか爆笑していたのだけど、どうも回答発表までの彼女の表情を見ると「やっちゃった」「間違えちゃった」としか解釈の出来ないにやにや笑い。明らかにこいつ、知ってる筈なのに間違えたのだ。やっぱりこいつ詳しい。創価のくせに生意気だ。 実は俺も間違いかけた。勿論選択肢に福助が出て来た瞬間に「あ、そうだ」なんだけど、1番が猫だったんだけどさ、招き猫が写ってた気がしたんだよね。で、よく考えたらソレはペパーのパロジャケ、小林克也のアルバムのジャケだった、という。アレだと思いっきりど真ん中に招き猫がいるんだよ。実は高橋ジョージが小林克也のアルバム持ってたりしたら笑えるんだけどな。 あとレポーターの女の子がビートルズかつら(前述2問目の正答)をかぶって出て来た瞬間「似合う」「普通に可愛い」「むしろ普段より可愛い」「絶対マッシュルームカットにすべきだ」と、非常に高い評価がウチの兄妹によって与えられたことは特筆すべきであろう。
2009.10.18
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既にそこかしこで話題になっているディズニーによるYellow Submarineリメイクの企画。「ディズニーが」「現代に」「3Dで」という時点でもうどう考えてもオリジナルを超えられる要素が一つとして見当たらない絶望的な企画ではあるけど、「ビートルズが直接絡まない企画」という条件は同じなワケで、まあ全く光明が無いとも言い切れない。だがオリジナルがあまりにもよく出来ているから、ちょっとディズニーには敷居が高いんじゃないか、と思う。 ただこの分野では例のLoveという先達がいるワケで、例えばサウンドトラックのアプローチもアレと同じと言うワケにも行かず、だからと言ってストレートに楽曲を並べたのではSongtrackが既にあるうえにリマスターが出たばかりと言うタイミングで「二番煎じ」「金の二重取り」という批判を避けるのも困難だ。だからと言って「ビートルズ商売」でサントラを出さないと言うことも有り得ないので、ここは新たなアプローチが絶対必要。 そういうワケで、コレって相当に難しい企画なんだよね。逆にコレを成功(興行的に、と言う意味では無く、芸術として、エンターテインメントとして)させたらソレはとっても凄いコトで、さぞかしディズニーの株も上がろうというもの。クリエイターにとってはやりがいのある仕事かも知れないけど、目標はなんたって「ビートルズ越え」なんだからね。それがどれだけ巨大な山か、そんなコトは俺が言うまでもなく芸術家なら当然理解しているだろうけれど。 でもさ、3Dなんかでこんな狂った映像イメージ作れると思うかい?
2009.10.17
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この曲はなんかBSかなんかではじめて見たんだよな。Devil's Haircutと2曲スタジオライヴでやってて、面白いサウンドに変な動きにいきなり魅了され、Devil's~の途中から録画した。特にこの曲には一気にハマり、たまたまその直後にCSでライヴ(98年のフジロック)を見て更に好きになった。そのヴァージョンをMDに落としてしょっちゅう聴いていたな。 そういうワケで、ソレをMDからiPod用にコンバートした音源をいまだに良く聴いているワケだね。 あの頃のライヴ(最近はそうでもない様なのだけど)では7~9分くらいまで引き延ばされて、後半にHold On I'm Comin'風のホーンセクションが追加されたアレンジが定番。客煽りのブレイクもふんだんに織り込まれ、また、前列のベック、スモーキー・ホーメル(G)、ジャスティン・メルダル・ジョンセン(B)の3人によるダンスともつかない「奇妙な振り付け」のインチキ臭さも相まってもう楽しくて仕方が無い。ベックのヘタクソなブレイクダンスも見物。 そんなワケで是非ライヴを見たい曲なんだけど、最近YouTubeでもっと面白いヴァージョンを見つけた。って確か以前も書いた筈だけど。 これはアコースティックヴァージョンで、テレビでのスタジオライヴの様だ。少しふざけながら演奏していて、歌いながら笑ったりとか、アドリブで歌詞を変えたり(キーボードが安物のカシオなので「Two turntables and Casio」って歌ってる)、DJパートを口でやったり・・・。 しかしやっぱりキーボーディスとのすっとぼけた味わいが最高。クールと言うよりはとぼけた感じ。終盤は彼が勝手にリズムを変えて、全体をリードしてしまう。無理矢理ベックも合わせようとするんだけど・・・なんか上手く行かず笑ってしまうのだ。 ジョーイ・ワロンカーの天才的ドラミングに関して触れずにこの項を終わるのも不公平だと思うのだが。まあ、こっちのヴァージョンを見て納得して欲しい。
2009.10.16
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MotherearthのPeople Treeは大好きなアルバムで、諸事情で3回買ってるし、iTunesでもレート★★★★をつけてる曲が5曲ある。大盤振る舞いだ。で、★★★★★なのはこの曲。勿論一番好きなのだ。 って言ってしまうと「お前ポール・ウェラーが参加してるから好きなんだろ」って言われそうだけど、ウェラー先生の存在感は、少なくともこの曲で、俺にとってはそれほど大きいものではない。確かにコーラスで凄く目立ってるけど、この曲の魅力はそこではない。 とにかくイントロから、スピード感溢れるファンクリズムがガツンと飛び出して来て圧倒。いきなりバンドで、前触れも何も無くバンッ!って出て来るのが凄く格好良い。マット・デイトンのギターの溜めがあるのにスピードを感じる音色と、クリス・ホワイトのハイピッチで抜けるスネアがいい絡み方してるのよ。そこにホーンが切り込んで来て、もう掴まれちゃったでしょう。ウェラー先生なんか出て来る前にこっちはメロメロなのだ。 このアルバムではデイトンと女性ヴォーカルが絡む曲が多いんだけど、この曲ではいつものMeryl Kenton Forbesではなく、Sherineっていうシンガーが参加。時にウェラーと合わせて、時に掛け合い的に入ってくる。サビではソウルフルにフェイク、ヴァースではクールに囁くように入って来るのがまたね。良いんだコレが。 あとオルガンが入って来るタイミングがね。1コーラス目のブリッジから満を持して!って、なんかなにもかもが上手くハマッてんだよこの曲は。ラストヴァースのブレイクとかね、右チャンネルのコンガとか。全部好き。最高。 あ~、なんか取り乱し気味の文章になったなぁ。 細かい話だけど、トランペットを吹いてるGerrard Presencerって多分ポール・ウェラー・ムーヴメントで吹いてた人と同一人物だよね(あっちはPesencerって綴りだったけど、どっちかがミスだろう。多分ウェラーの方)。要するにアシッドジャズ人脈で、ってコトね。 そういえばコーネリアスの初期のシングル、You Can't Always Get What You Wantってタイトルはストーンズだけどこの曲に似てると思う。まあ、あの人の嗜好考えれば不思議でもなんでもないけど。
2009.10.15
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Smoke on the Waterは20代初めにはすっかり聴き飽きてしまって、まああの頃は一生分聴いた、と思っていた。だからと言ってその後も全く聴いてい無いワケではないのだが、とりあえず現在に至るまで、この曲がDeep Purpleの楽曲の中でも取り立ててベストな曲、と思ったことは無い。勿論俺のベストは圧倒的にGettin' Tighterであり、これはおそらく揺らぐことは無い。それ以外にも大好きな曲は沢山あり、まずこの曲がベスト10に入ることは無いだろう。 だが、どうやらあの頃「一生分」と思っていたのだけは間違いだった様だ。昨夜突然この曲が「切れた」。 多分切っ掛けはやはりエイドもの振り返りだと思う。そう言えばなんか「みんなでSmoke on the Water」があったよな、と思って検索。見事にRock Aid Armeniaのこの曲の動画を発見。まああのメンツだし、やっぱ楽しいや、と思って寝たのだけど、なんか知らないけど寝床でも、今日の会議中も脳内でこの曲がリピートし続けている。何だコレは。そして気付いたら一気に5ヴァージョンを聴いていた。いや、まだ聴き続けている状態だからコレをアップする頃には8ヴァージョンくらいまで行っているかも知れない。 ちなみにここまで聴いたのは72年BBCライヴ、72年日本公演(三日分全て)、73年ニューヨーク。イアン・ペイスが余計なコト叩きまくっている73年がいい。8/17武道館はリッチーのイントロがヒド過ぎて笑える(他の二日より更にヒドい)。73年も全然違うキーで弾いてて何事かと思うんだけど。 第3期のライヴヴァージョンは無いから、次は75年の日本公演になる。Who Do We Think We Areの頃のヴァージョンを聴いてないから何とも言えないけど、もしかして日本のファンはこの曲のまともな演奏を聴いてないってコトになる!?第4期のSmoke on the Waterは(Highway Starもだけど)全然良くないのでお勧め。3テイク4ヴァージョンが出てるけど、実はSoldeir of Fortune~ジョン・ロードのソロ(Woman From Tokyoのパート抜粋)とメドレーになるように(何故か)編集されたLast Concert in Japanのヴァージョンが一番楽しかったりするのは気まずい。案の定ボーリンはもう悲しいくらい駄目なんだけど。 そんなワケで第4期の他のヴァージョンを飛ばして、年代順に聴くと次はなんとブラック・サバスのヴァージョン。コレは凄いよ。ニコ動で「黒い煙」「重い」などのコメントがつきまくったヴァージョン。ギラン期のサバスも悪くないんだけど、この「混ぜるな危険」的ヴァージョンは結構キている。例えばサバス側のChildren of the Graveなんかはそれほど危険に出来てないんだから、うっかりファンサービスでコレ演っちゃったのは大正解。変なハマり方してしまった。 再結成パープルは持ってないし、コージー・パウエルのフォースフィールドはショボいので飛ばすと、次はギランがラッパーと共演したヴァージョン・・・もアレなので飛ばして、スカパラの連中がカヴァーしたヴァージョン(Speed King名義)もまあ楽しいケド、今日はいいだろう、と。するとやっぱり最後はまたRock Aid Armeniaってコトになる。 メンバーを列挙するだけで楽しいので解説は不要か。Ian Gillan, Bluce Dickinson, Paul Rogers (Vo), Brian Adams (B.Vo), Richie Blackmore, Dave Gilmour, Brian May, Tony Iomi (Gt), Chris Squire (B), Keith Emerson, Geoff Downs (Kbd), Roger Tailor (Ds)等、という、名前見ただけで爆笑の。ちなみに録音はギランがパープル脱退中で、ビデオクリップは全体に和気あいあいとした録音シーンなんだけど、明らかにブラックモアは他のメンツと顔を合わせていない、と言う感じが逆に良い。参加しただけで凄いっちゃあ凄いがな。クリス・スクワイアのベースはいいな。ロジャー・グローヴァーよりはずっといい。あとエマーソンが何故か一瞬Owner of a Lonely Heartのオケヒットを弾くのが笑えるのだけど。どういうつもりだったんだ。 そんなワケで、コレでもう数年分は補給した。当分は聴かないだろうな。でも、楽しかった。
2009.10.14
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「爆音ギター女子図鑑」という本が出るらしい。当然例の「けいおん!」便乗商売なんだろう。それでは早速ギター女子ベスト5を発表する。 まあ同書籍の表紙画像から推測して、ベツに持ってればいいんだろうから個人的な趣味でのみ選出する。主にルックスである。また、同書籍の表紙画像に準拠し、ギターに限らずベーシストも含むものとする。コンセプトに準じ、今回は画像満載でお送りする。オタク諸君、萌え死ぬが良い。1. Gail Ann Dorsey 彼女については何度も書いている。勿論、今回のランキングは同書籍のコンセプトと全く同じである。つまり「萌え」だ。ゲイル・アンに萌えない人は二度と俺のブログなんか読んでくれなくて結構だ。ああ結構だとも!2. Chrissie Hynde 順当だね。いや、普通に素敵なんだけどさ、でもリンダ・マッカートニー追悼かなんかのイベントで、最後ポールに抱きついた瞬間はホントに萌え死ぬかと思ったぞ(笑)。あんな可愛いおばさんいねえ。3. Yolanda Charles お前黒人女性ベーシストに弱いだろう!って言われたらうつむいて小声ではいと答えます。いやぁ、ヨランダは可愛いよ。昔っから可愛いけど今は格好良い。Deep Mo買わなくちゃ。4. D'arcy Wretzky スマパンは嫌いだったんだけどね。今では結構いけるけど。まあ、それはともかくダーシーは奇麗ですよ。この写真はちょっとアレだけど(笑)。まあ、そうじゃなくても。5. Kim Deal なんか山中さわおが執着してなかったっけ。いや、俺も結構好き。ってーかこの写真いいな。ピクシーズはそれほど真面目に聴いたワケでもないんですけどー(笑)。 ちなみにベスト10なら他にタルちゃんとボニー・レイット、ラッシュのミキとエマ(両方好き)、マイブラのビリンダ・ブッチャーも入ってたな。とりあえず画像満載がコンセプトなので次点もご覧ください。左からレイットさん、タルちゃん、ビリンダ(声もいいんだよね)、ミキ(以前ならベスト5でも不思議は無いのだが・・・)、エマ。レイットとタルちゃんの年齢差凄いんじゃないのか。 なお、邪魔なケヴィン・シールズとベックおじさんはカットしました。こういうコンセプトなんで。 いやしかしコレ、現実的に俺の好みのタイプが一人もいなくて、それでなおかつこの人達のルックスが好き、ってのが変な話だな。
2009.10.14
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ボン・ジョヴィのKeep the Faithの元ネタと言われるのがSympathy For The Devil。俺はGimme Shelterの方が似てると思うんだけど。まあそれはいいや。ベツにパクりとか思ってるワケじゃなく、まあインスパイアの源にはなってるだろうな、程度の似方。ストーンズっぽいアレンジにしよう、程度の意識はあったのかも知れない。 それより、俺はそのKeep the Faithのタイトルを歌うメロディとストーンズのOut of Controlのハミングのパートが似てると思う。コレは勿論ストーンズの方があと。まあコレも他人の空似だと思うけど。でもちょっと面白かった。 さて例によってビーズはKeep the Faithを(こっちは本当に)パクっているらしいんだけど・・・まあソレはいいか。 先日レンタルでShine a Lightを借りて来た。飛ばし見して「やっぱり買おう」と思ったんで全編は見なかったんだけど、まあそう思ったからには全体に良かったワケだが(最近の何かってーと4枚組DVDってのは重過ぎる)、キースのソロコーナーだけはいただけなかった。 このライヴでは、You Got Silverをキースがギターを持たずに歌う。その格好悪さ!しかも本人がそれを格好良いと思ってしまっているイタさ!この言い回しは嫌いだけどまさしく「こんなキース見たくなかったよ!」と思った。本気で最低だと思ったな。俺は大嫌いだ。 欧米のストーンズファンはキースのコーナーをトイレタイムにするというけど、Steel Wheelsツアーの頃は「信じられない!」と思ってたののね。キースの方が格好いいじゃないか!って。でも、その後徐々にキースのソロコーナーは格好悪くなり続けて、俺は今のキースだったら迷わずトイレに行くね。キースを甘やかすロニーとバーナード・ファウラーが悪い、と勝手に思い込んでるのだけど。スティーヴ・ジョーダンだったらこうはさせない筈だぜ!
2009.10.13
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Sun Cityのコトを調べたりしていて、当時のチャリティものをついでに聴いたりしていたら「そう言えば最近Do They Know It's Christmas?のニューヴァージョンとか出たよな」と思いだした。そしてそのBand Aid 20が2004年、つまり5年も前のリリースと言うことに気付いて愕然とする。 5年前のクリスマス、ってソレ、母が入院した頃じゃなかったか。つまりこの曲はぎりぎり母が存命の頃に出たと言うことになる。俺の中ではこの曲は「最近」のリリースで母は「何年も前に」亡くなっているのに。 体感時間ってのは面白いけど、したいのはそう言う話じゃない。 このヴァージョン久々に聴いたけど、さっぱり良いと思えない。知ってる人が歌ってないってのも大きいかも知れないけど、アレンジもなんかクリスマスソングみたいになっちゃってさ。クリスマスソングなんだけどさ。凡庸な感じじゃん。全然面白くねえ。せめて誰か「上手く笑えないや、ボブ」とか言ってくれればいいのに。 そう言えばサバスモードにもかかわらず相変わらずディオと上手く出会えずにいる俺だけど、俺の持ってる数少ない「ロニー・ジェイムズ・ディオの作品」の一つにHear 'N AidのStarsがあることも思いだす。有名なヘヴィメタル版We Are The Worldだ。確かU.S.A. for Africa IIと銘打たれてたんじゃなかったかな(バンド・エイド3じゃなくてな)。U.S.A.と言っても英国のメタルゴッドとかメイデンのメンバー、スウェーデンの淫具兵衛とかも参加してるんだけどね。まあ、本家(?)U.S.A. for Africaもゲルドフ参加してるけどね(まあこのテのプロジェクト総元締だからな)。 話をBand Aid 20に戻すけど、俺このジャケも嫌いなんだよね。オリジナルはピーター・ブレイクの作品で素晴らしいんだけど、これはなんか妙に安っぽい。安っぽいだけならいいんだけど、右下に、雪の中裸でぽつんと立ち尽くすエチオピアの少年。それをにやにや笑いの鹿と白熊がジロジロと見ている、凄く悪趣味なデザインに見えるのは俺だけ?可愛くないんだよ鹿が。悪意の笑顔に見えるんだよな。白熊はまだいいんだけどさ。
2009.10.12
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スレイドの曲で★★★★★をつけてるのは5曲あるけど、実はそのうち3曲が80年代の曲、1曲は78年であり、所謂全盛期の曲で★★★★★なのは1曲しか無い。その1曲が何かは今回は書かないが、とにかく俺は後期のスレイドが大好きなのだ。 勿論70年代からそのケは強かったが、80年代のスレイドはパーティバンドと言う性格を凄い勢いで強くして行く。だから一緒に歌って踊って盛り上がれる曲が山のようにある。言ってしまえば底の浅いポップ路線。「ああ楽しかった。それで?」という曲が目白押しである。 それの何が悪い。 スレイドが偉いのは、元々ティニーポッパーに毛が生えた程度の音楽製だったのだけど、途中で変にアーティスト精神に目覚めちゃったりしなかったところだ。いや、実際にはある程度は目覚めた筈なんだけど、生来のポップ体質とお気楽なキャラ(それが本質かは知らないが)がそれを奇麗に覆い隠してくれた。ジム・リーはところどころでその才能を見せつけてくれるし、デイヴ・ヒルも実はかなりツボを押さえたギターを弾いているんだけど、ノディとヒルの顔を見ちゃうとそんなコトどうでも良くなっちゃうんだよな。 で、俺達はスレイドの曲を一緒に歌い、踊りだしてしまうのだ。 この曲は本当に末期のシングル。一部ジム・リーや外部シンガーが歌っているが、それがかえって「みんなで歌うスレイド」というイメージに合致する。そしてサビはみんなで歌って(勿論俺達もだ!)盛り上がる。スレイドにこれ以上何を望む。最高のシングルだ。エンディングでMama We're All Crazee Nowを引用しているケド、12インチヴァージョンだと更にこの原曲のフレーズを歌い続けて楽しいぞ。リマスターCDに入ってるから、是非。
2009.10.11
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Children of the Graveがもっと聴きたかったのでオジーのライヴ盤を買って来た。ホントはLive Evilを買おうと思ってたんだけど、中古で見つからず、紙ジャケとしては手頃な中古価格(流石ソニー盤)のコレにした次第。まあ、ディオが歌ってるのより「本人」であるオジーの方が安心感あるしね。 いわずと知れたランディ・ローズの追悼盤であるこのアルバム。俺はメタルに関してはあまり明るくないので、さぞかし過激でおっかないサウンドなんだろうとビクビクしながら聴いたのだけど、意外にポップで驚いた。 いや、今のオジーを見るまでもなく、サバスと比較すると禍々しさも無いし、サウンドからも健全な雰囲気が感じられる。これなら蝙蝠齧ってもショーとして安心、って感じだ。 勿論サウンドの方も、予想されたことではあるがやっぱり、軽い。Never Say Dieの頃よりもっと軽いのだからサバスをイメージするとどうしても肩すかし、と言うことになる。それは勿論やむを得ない話で、サバスの重さが異常なのだ。 俺はランディ・ローズには一切思い入れが無いし、コレを聴いても特別にいいギタリストには感じられない。普通のメタルの人、と言う感じで、アイオミの様な異様な迫力は無い(勿論それを求めることは見当違いだということは解っている)。 だからといって「アイオミの方が良いギタリストだ」と言うつもりは、無い。オジーがローズを高く評価するのは、そのプレイヤーとしての能力などより、自信と彼の相性と言う部分が大きい様だ(勿論実力は当然高く買った上で)。ミュージシャン同士の相性なんて話は他人には絶対解らない世界で、それは当然グルーヴにも直結するから相性の良い(=グルーヴの合う)ミュージシャン同士は良くいわれるように「1+1>2」「マジック」なんてモノが生まれるワケだ。そこにあったマジックはまたサバスとは別のものだったのだろう。 更にひっくり返せば、聴く側にとってはそんなモン関係なく、「サバスの方がいいよ」って言ってしまえばそれまでだ。理由は「だって好きなんだもん」反論の余地はない。俺は多分今後、オジーのソロは買わないと思う。
2009.10.11
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Xのドラマーの画像をようやく見つけた。この人がヨシキという人らしい(コレが書きたかっただけ)。 たいして面白くないとか言った舌の根も乾かぬうちにXのCDを買ってしまったのだった。いやぁ、いいタイミングで2枚組アンソロジーが1000円だったモンで・・・しかも5枚以上で15%オフっていうじゃないデスか。ついでにジョン・フォガティのソロ(RAOTWのオリジナル収録のCDやっと見つけた・・・)やZepのブートDVD等と一緒についうっかりご購入。馬鹿じゃねえの。 馬鹿な買い物をした罰が当たったのか、実はコレ、ベストじゃなくてレアトラック集の性格が強いものだった様だ。いや、代表曲もそれなりに(通常ヴァージョンで)入ってるみたいではあるんだけど。所謂ビートルズ・アンソロジーのパターンね。初心者向けじゃない音源集に「アンソロジー」のタイトルつけるの禁止出来ねえか。 俺はパンクに関してはあまり明るくないので、さぞかし過激でおっかないサウンドなんだろうとビクビクしながら聴いたのだけど、意外にポップで驚いた。 いや、実際もっとハードコア系を予想していた(あ、昨日までね)のはホント。でも78年、オリジナルパンクの時代の人だからね。そこまで過激になる土壌がまだ、無い。 そんなワケで昨日も書いた通りサウンドは意外に普通のパンク。例に漏れずそこそこポップでもある。そして例に漏れず、下手。特に78年のデモって音源はもう見事に下手。デビューすると流石に結構整うんだけどね。 で、デビュー作から、それ以降もなのかな。プロデュースがレイ・マンザレクなのね。ドアーズからは遠い音、って思ってたらデビュー前のデモにSoul Kitchenが入ってる。まあ、原形を留めないパンクヴァージョンだけど。でもコレ聴いてプロデュース引き受けたってワケでもねえだろうなぁ。よく解らん。 昨日はつまらないって書いたんだけど、この男女デュエットってスタイルはパンクの中でもあまり多くないから新鮮味はある。でもまあ、やっぱ2枚組丸ごと聴くと飽きるなぁ(笑)。あ、ちなみにWhite Girlって曲はRHCPのGood Time Boysに挿入されてるアレです。これが収穫かも。
2009.10.10
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80年代半ばのチャリティブーム、俺が一番楽曲として好きだったのが、以前も何度か書いたとは思うけどこのSun Cityだ。 同じアフリカに向けたメッセージでも、Do They Know It's ChristmasやWe Are The Worldが「愛」を基調に歌っているのに対し、この曲の基盤となっているのは「怒り」だ。勿論そのメッセージの目的が違う。飢餓に苦しむアフリカに食料を、と言うメッセージには怒りはない。 差別に苦しむアフリカ人に救いを、という場合なら「愛」が基調となるとは思う。だけど、この曲の参加アーティストにヒップホップやジャズ、ソウル系の黒人ミュージシャンも多いことを考える。勿論We Are The Worldだってクインシー、マイケル、馬面の三人とも黒人できっと「飢餓に苦しむ、遠い国の同胞に愛を」的な(俺の表現嫌みか?)考えだったとは思う。 しかし特にヒップホップの人、彼らに語らせたらきっと同じ言葉を語ってもこうなるんじゃないか。特に問題は差別、暴力だ。「てめえらオレの兄弟に手ェ出したらただじゃおかねえぞ!?」 Sun Cityはそう言う曲だ。「差別と言う暴力」に対し、目には目を。「暴力的な音楽」で対抗したのがこの曲だ。やっぱり映像でこの迫力を見て欲しい(俺もそれで好きになった)から珍しくYouTubeへリンクを貼ろうと思う。 このテのもので参加アーティストが豪華なのは今更驚くことじゃないけど、ハービー・ハンコックやマイルスっていうのはやっぱり凄いと思う。あとリンゴとザックの参加ってのもね。まあ、この「誰が聴いてもアーサー・ベイカー」って音にリンゴを使った意味ってのがどこにあるのかは不明。この曲からリンゴの音を判別出来たら凄いと思う。まあ「リンゴ・スター」って看板だよね、欲しかったのは。リンゴもそれを解ってると思う。 細かく目につく話を。○ジョン・オーツがシンガーとして参加してるのが嬉しい。でも後ろからやってくるルー・リードも無性に良い。○後半の集合コーラス(チャリティものの定番シーン)がダンスシーンになってしまってるのも凄いが、そこでのマイケル・モンロー(と、スティーヴ・ベイター)が異常に楽しそうなのが素敵。○ボノはどうしていつもこう美味しいシャウトを持って行くのだろう。○Live Aidの映像だけどピートのジャンプが挿入されてるのを見逃すな。○デイヴィッド・ラフィン、エディ・ケンドリックス、ブルース・スプリングスティーンの3人が練り歩くシーンが格好良い。テンプテーションズ組のクールさがたまらん。 それにしてもこの曲が今CDなどで手に入らないのは惜しい。確かにアパルトヘイトが撤廃された今、その役割を終えた曲ではあると思う。でも「音楽」として見たらソレとコレとは別って話じゃないか。もうこの際だから、再発してさ、印税もリトル・スティーヴンに行ったっていいからさ。どうにかならねえかなぁ。
2009.10.10
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新企画(またか)★★★★★。コレは要するに俺がiTunesでレート★★★★★をつけている曲のレビューっぽいことをしよう、という話で「音楽レビュー」と何が違うかってーと1曲について扱うという程度の違いでしかもたいして好きじゃない曲1曲を扱うのは「音楽レビュー」の方でやる・・・と言うなんか解った様な解らん様な。適度に好きな曲に関してはここに掲載する為に★★★★★をつけるかも知れないし、★★★★★つけずに★★★程度のままあたかも★★★★★の様なフリをして紹介するかも知れない。どうせ皆さんにバレることは無いんだしな。この文章★が多くて鬱陶しいなあ。 さて、第1回を飾るのはコレ。現在ちょっとしたサバス気分が来てるので、大好きなこの曲を選んでみた。いや、大好きな曲しか扱わないんだけどね。 この曲もライヴ・エイドで出会ったんだけど、最初は「怖い」バンドの曲で好きとは言い難かった。これがいつ好きになってしまったのか、実は全然記憶が無いのだけど、ブラック・サバスを本格的に聴こう、と思った頃には既にこれがナンバー1だったと思う。勿論その段階では手元には途中から始まるライヴ・エイドの音源しか無い。 そのライヴ・エイドではオジーの観客煽りを挟みIron Manと繋がるようにして演奏。その流れも大好きなんだけど、いかんせん途中からの中継スタートなのが残念にも程がある。イントロにEmbryoを使っていたかどうかも解らないのだ。 そう、最初はEmbryoには違和感があった。いきなりあのヘヴィなリフで始まって欲しいのに!という憤りを感じたのだけど、逆に今ではEmbryo無しのヴァージョンを聴くといきなりヘヴィなリフでは物足りなく感じる。あの「静から動」って感じがいいのに!ってね。おかしなモンだ。 スタジオヴァージョンでは三連符で打ち鳴らされるパーカッション(ティンパニ?)が随所に入っていて、それはアクセントとしてはアリかもしれないけど個人的には今ひとつ。やっぱりサウンド的にもシンプルなライヴヴァージョンがいい。 手元には71、74、83、85(ライヴ・エイド)、98年のヴァージョンがある。やっぱり71年の演奏は別格で、再結成に寛容で、ライヴ・エイド贔屓の強い俺でもやっぱり85年では太刀打ち不可能に感じる。ちなみに83年のはイアン・ギランが歌うヴァージョンで、コレはカヴァーとして聴きたい。ちょっと笑えるんだ。持ってないけど、オジーのソロとか、ディオやトニー・マーティンの歌うヴァージョンも是非聴きたいね。 最後に、実はこの曲にはQuoのRoadhouse Bluesとカップリングされたプロモ用7インチがある。ちょっと憧れの品だ。
2009.10.09
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近所に後ろの窓に思いっきり国産Xのでっかいシールかなんか貼ってるワゴン車があって、あんなの俺から見たら充分痛車だよなぁ、とか思っていたのだけど、ある日その車(全く同一の車かは不明。車なんか見た目で区別がつかない)が本当に痛車、つまりアニメかなんかの女の子を思いっきりペイントした車になっていた。流石に驚いた。 でもこれをもって俺の持論「ビジュアル系のファンは基本的にオタク」の根拠とする。完璧に証明出来ちゃった。 以前からあの車、白いワゴン車にあんなでっかく「×」とか書いて富士ゼロックスの営業車と間違われないかと心配だったんだけど、コレでもう間違われることは無いだろうな。多分持ち主も同じ思いだったんだと思う。間違われたから「俺はゼロックスの営業じゃなくてオタなんだよ!」って主張したんだよ、絶対。 まあゼロックスのロゴ変わっちゃったけどね。 ところでLAの本物のXの方をiTSで少し試聴したけど、まあ特に面白くもない普通のパンクだったな。独創性ならペケポンの方がまだあるかも。まあ独創性がありゃあいいってモンじゃ無いけどね。どっちが好きかと聴かれれば、比較するのも馬鹿馬鹿しい。
2009.10.09
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「スパイもの」サウンドは好きな人も多いと思う。勿論サントラのサウンドもそうだし、ソレ風ポップソングも数多くて、結構俺の琴線に触れている。 そう、ビートルズのDon't Bother Meのカヴァーを聴いてたら「あ、この曲ってそういう路線なんだ」って思った。そうしたらいくつかの曲がばぁーって頭の中に蘇って来て。 モントローズ・アヴェニューがデビューしたとき、俺が一発で好きになったのはWhere Do I Stand ?だったんだけど、She's Looking For Meの方が「そういう路線」を感じた。ソレでアルバムも気に入ったんでライヴに行ったら「アイドル追っかけ風の女の子」が山盛りで団扇振ってて引きまくった・・・ってのは余談。 それじゃないんだ俺が言いたいのは。もうタイトルに書いてるから引っ張り過ぎだと思うかも知れんけど。ムーンチャイルドのEscapeって曲。コレ結構売れて、知ってる人も多い筈だけど、実は俺も少し好きだったのね。まさしくそういう音でさ。ギターが思いっきりアレじゃない。代名詞ばかりで通じねえ文章だな(笑)。ちょっと、まだ当時はあんまりおおっぴらに邦楽が好きって言えない中二病完治する前だったんで公言してなかった気もするんだけど。でも確かバンドでコピーしたんじゃなかったかな。テンポが速くて大変だったんだよ。 さっきYouTubeで久々に聴いたけど、今聴いてもやっぱりサビで「腹が痛いよ~」って歌いたくなってしまう。 あと他にピロウズのTERMINAL HEAVEN'S ROCKとかねぇ・・・
2009.10.08
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珍しくリアルタイムなネタ。 ユガラちゃんこと吉川晃司が仮面ライダーを演じると言う。学徒君は音楽畑とは言っても本職がオタクだからまだ解るが、まさかユガラちゃんがライダーとは。これで嶋大助と肩を並べる立場になった、とでも言うところだろうか。まあどっちもヤンキー受けしそうな人だから似た様なジャンルと言っていい様な気がする(違う様な気がする)。 さて、そのライダー、ベツに足をジタバタさせて変身するワケでもないと思うが、そんな話じゃなく、名を「仮面ライダースカル」と言うらしい。ナタリーでは「前代未聞のドクロライダー」と紹介されていて、デザインもご覧の通り。なかなかの石ノ森テイストで俺は好きだけど、とにかく「前代未聞」ってのは無いだろう、と。まあライダー好きなら全員そう思う筈なんだけど。 前代未聞どころか、「髑髏」は仮面ライダーのルーツである。ファンには今更だけど、ライダーの初期企画は「スカルマン」というもので、髑髏の仮面をかぶったアンチヒーローもの(石ノ森章太郎による漫画版がある)だった。このデザインに対しスポンサーが「髑髏は困る」と言ったところから飛蝗と言うモチーフにたどり着いたワケだが、そういう意味では原点回帰。 その「主人公が憧れるハードボイルド名探偵、鳴海荘吉」「仮面ライダーW誕生のカギを握る重要な役どころ」という設定は明らかに狙いだね。「仮面ライダーの原点=髑髏」を意識した設定であることは間違いない。 それから「探偵」「荘吉」という部分からはやっぱり特撮/石ノ森ファン的には「怪傑ズバット」「番場壮吉=ビッグ1(ジャッカー電撃隊)」すなわち宮内洋=仮面ライダーV3を連想しないわけにはいかない。 キワものっぽくありながら、仮面ライダー好きにはなかなか楽しいキャラクターだ。珍しく気になるね。
2009.10.07
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珍しくカウントダウンで行きましょう。5. Little Feat / Sailin' Shoes ファンシーで気持ち悪い。一つ目っぽいのも真ん中がざっくりと割れてるのも怖い。音楽が最高だから尚更怖い。4. Black Sabbath / Born Again このジャケを会社のパソコンの壁紙にしてたら上司に「怖いからやめてくれ」と言われた。我ながら悪趣味だと思う。3. Black Sabbath / Black Sabbath そう言われたからコレに変えたら「それも怖いよ!」と言われた。キーフのセンスを怖がるとは感受性のある上司だと思った。2. Van Halen / Balance これは怖いというより、不快。凄く悪趣味だと思う。この5枚の中で唯一本気で嫌いなジャケ。ここに貼るのは嫌なのでリンクで見て欲しい。ってーか見なくても良い。1. Kinks / Misfitsの裏ジャケ 怖過ぎて画像貼るのも嫌だ。俺このCD開けないモン、マジで。アナログでは絶対に欲しくない一枚です。本当に怖い。怖いよう!
2009.10.06
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EL&Pのデラックス・エディションが不評だ。俺は「恐怖の頭脳改革」は持ってるけど、コレと「展覧会の絵」は良かったんだ。だがその後で出たLadies and GentlemenとWorks。コレが「どこがデラックス・エディション?」という代物なのだ。 Worksは要するにVol.1と2を合わせただけ。一切追加曲などは無い。ご覧の通りジャケは変わってるけど、はっきり言って改悪というレベル(元もたいしたモンじゃないけど、それなりに品と言うか、プログレ臭さと言うか(笑)があったと思う)。Ladies and Gentlemenは曲目を見た時点でもう「どこが?」だった。要するに通常盤。2枚組ならDEって言い張るつもりか?音源を一切追加しないDEってのも前代未聞だと思うんだけど。追加しないって意味ではWorksもだけど、こっちはオリジナルから変更が無いんだから呆れる。アマゾンのレビューによるとリマスターも「?」の様だし・・・。これはあまりにも酷い。 備忘録として、騙されて買わない様に。皆さんもね(持ってない人はいいけどね)。
2009.10.05
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12インチ用のスネアサイドヘッドなんか売ってるかなぁ、と思ったら、一番近所の楽器店でエヴァンスの旧モデルが安売りしていた。945円で入手。 バラしてみたら、元からついていたヘッドは枠の部分、プラスティックフィルムを固定するリングのところが、普通は金属製なんだけど、コレが変なプラスティックのカバーみたいのが付いていて。プラスティックって言っても何ていうのかな、雨どいみたいな素材の(笑)。グレーのヤツ。なんか明らかに変なんですよ。フィルムの素材もなんか中途半端な透明度で、妙に安っぽいし(ヴィンテージ風の乳白色のでもないんだ)。挙げ句に(案の定)外してみたら少しエッジが裂けていた。コレではやっぱり鳴るワケが無い。 打面はレモのアンバサダーが最初から付いていて、それほどへたってもいなかったのでそのまま使用。打痕はあるけどへこんでいる感じは無かったから、前のオーナーはハードヒッターじゃなかったんだろう。いや、ハードヒッターはこんな安物使わないけど。多分ロックの人とかじゃないな。吹奏楽とか、鼓笛の人が入門用的に買ったんじゃないかな。 ヘッドを張り替え、チューニングもし直したら若干鳴るようになった様な気もするけど、やっぱりスタジオに持って行くまで解らない。セットの中ではやっぱり埋もれそうな気がするんだよな。ハイピッチで使いたいからとりあえず締め上げてる(またコレがラグとボルトの精度が悪くて硬いんだよ)けど、それが更に鳴らなくさせてるのかも知れない。以外にローピッチでボドボド言わせた方が合うかも?まあ、それは今後色々試してみよう。 「安物買って改造してるとかえって高く付いたりするんだよね」って先々週Mo.と話してたんだけど、とりあえず現状ではヘッドの張り替え945円、まだ買った値段は超えていない。でもチューニングボルト替えたりしたい気もするしなぁ。後スナッピーと・・・う~ん、スナッピーだけで余裕で超えるな。 最後に、こういう安物はステッカーでデコレートして無理矢理思い入れを加味。ターゲットマークを張り付けとけば何となく俺の楽器になったって感じがするよな!
2009.10.04
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二次会なのでフォーマルじゃなくても良いだろう、と思ったし、実際「男はとりあえずスーツで良い」って雰囲気が嫌い(どっちにしても既にサイズが合わなくなった礼服しか持ってないし)なので考えた挙げ句に、黒のスラックスはまあ普通としても、上はノーネクタイでストライプ(白、赤、黒)のシャツにグレーのベスト(よりによって両方とも古着)、そしてコトもあろうかグレーのスニーカー(レザー)という姿で行ってやった。 職場のヤツらには「あんまり普段と変わらないですね」とか言われた。まあ、もっとカジュアルな感じのヤツ(こいつもスニーカーだったし)もいたから思ったより浮かなかったな。それより「会場で最年長疑惑」の方が・・・(A君は俺より上だったか、同じだったか、どっちだっけなぁ)。 受付で受け取ったビンゴカードの色がオレンジ、ってのがまた見事。ちょっと嬉しかった。「俺ッ!」って感じだったな。 新郎の服装が、なんか68年頃のGSって感じで笑った。変な似合い方してんだ、コレが。しかし結婚式の方の映像をみたら、なんかもう「馬鹿王子」(職場の後輩Aちゃん命名)って表現が異常に似合う・・・。まあ、Tちゃん(奥さんの方)は奇麗だったし、馬鹿王子もソレはソレで良かったよ。あいつは60年代っぽいのかもな。(ちなみに画像は馬鹿王子の胸元と俺の袖) まあいいじゃん、幸せになっちまえばさ。今年は俺以外みんないいコトあって羨ましいなぁ!
2009.10.04
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オリンピック無し、とのことで。リオデジャネイロ関係者より東京関係者に心より「おめでとう」と言わせて頂く。 ちゃんとした「おめでとう」の話。 今日は職場の後輩の結婚式。俺は二次会に参加するんだけど、一昨日だったかな、その奥さんの方がマスクをしている。風邪を引いたらしい。しかもダンナの方に移されたとのこと。直前に風邪引いて、と馬鹿にしてたらヤツは治って自分は・・・というオチ。 更に彼女、先日偶然会った話も書いたけどバスケやってて、それで突き指、骨にひびが入ったそうで、人差し指に湿布。周囲からは「薬指じゃなくて良かったね」とか言われてたけどな。 しかも今日は天気悪そうだ。目覚めたら晴れてたんで「何だ、良かったじゃん!」とか思ったら予報ではコレから悪化傾向?さぁ、どうなるか。 とりあえず「じゃあマスクしてウェディングドレスと鼻水垂らしてウェディングドレス、どっちがいい?」って聞いときましたケドね(笑)。「ティッシュ詰めてウェディングドレスも嫌だなぁ」とか言ってたけど。
2009.10.03
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今日はスモール・フェイシズ。 彼らとの出会いは遅い。今のマードックスのメンバーと知り合って、その頃60’sロックのコピーをやった時にはじめて聴いた。ソレでいきなりハマッて、一日で本厚木~海老名~藤沢と廻って全アルバム(正確にはIn Memoriumを除く5枚)を揃えたのが思いだされる。 その時のは勿論リマスター前。その後96年にデラムからリマスターで最初の2枚が出た時も飛びついた。ジャケ写が鮮明になっていたのは嬉しかったが、何故かアートワークが大幅に変更されていたことに気付かなかったのだから情けない。それ以上にボーナストラックとリマスターが嬉しかったのだな。 そして今年になってリリースされた紙ジャケ。最初の2枚は初かな?イミディエイト時代は2~3回目だと思うけど、サウンドはブラッシュアップされているし、デラムの2枚+イミディエイトの5枚(オリジナル2枚+Autumn Stone, In Memorium, There are But Four)で基本的に全部揃う仕様になったのが嬉しい。 イミディエイト盤は、前回はオグデンだけ買ったんだけど、比べても大差ない感じ。むしろ新マスター&ステレオ+モノ収録の方が重要か。In Memoriumもボーナス大量収録で物足りない感が払拭されたのが嬉しい。ただしAutumn Stoneとのカブりを考慮して、オリジナルB面に当たる音源がオルタネイトテイクに差し代わったりしているのが、こだわる向きにはイマイチかも。俺は全然オッケーだけどな。 サウンドは、まあビートルズのあとで聴いた(実は買ったのは前なんだけど・・・)せいもあって、音圧重視のリマスターになっちゃってるかな、という印象もあり。あとやっぱビートルズは元のマスターが良いのだな、ということも再確認されてしまう。原音(録音)が悪くてはいくらリマスターしても限界があるからね。キンクスとか、リマスターでも音悪いじゃない。スモール・フェイシズはソレよりはだいぶ良いけど。 まあ、何度も書くけど俺はマリオットが歌ってればそれだけで嬉しいからいいんだ、多少のアレは。あの声が、しかも若くて溌剌としてた頃の声が、いや、やっぱいい感じでガツンと来るよ、このCDは。
2009.10.02
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微妙に飽きつつもiPodがビートルズ仕様になっているので仕事の往復合計約1H弱はビートルズ。ウチではサバス。 Never Say Die!も良かった。特にA Hard RoadがなんかQuoみたいで格好良い。スピード感のあるブギで、サバスっぽくは無いのかも知れないけれど。 流れで紙ジャケで以前買って、1~2回聴いて埋もれていた(ごめん)Sabotageも聴く。3枚ともBlack SabbathやIron Manみたいなズブズブな曲が一個も無くて、やっぱりサバスらしくないと思うかも知れないけど逆にすっきりした、でもアメリカ臭さの一切無いハードロックが堪能出来る。そういう部分もQuoっぽいかもな。オジーのヴォーカルって結構軽い一面もあるから、実はある意味でロッシっぽいのかも。少なくともオジーよりリックやアランの方がハードロックな声してると思う。 結局サバスがゴリゴリだったのってごく初期だけで、その後音楽性を広げようとしていたにもかかわらず、誰にも理解を得られないままオジーの離脱と言う結果を迎えてしまった。Zepは確かに3rdが批判を集めたけど、それを乗り越えた。3rdのサウンドをSatirway to Heavenというかたちで昇華出来たのは大きかったとは思うけど。サバスも同じ様に行ければ良かったのだけど。その辺に関しては結局Stairway to Heavenの様なポピュラリティを得られる名曲に恵まれなかったってのはあるだろうけど、メンバーが一丸となってなかった、というのは大きいんだろうな。オジーとアイオミが揃って「コレでいいに決まってんじゃん馬鹿じゃねえの!」ってやってれば、もっと強力になったよね?Zepは少なくともそうだったワケで。 しかしSabotageのライナー、「帝王序曲(Supertzar)はフロイドの原子心母の壮大さを感じることが出来る」とか書いてあるけど、俺の耳にはむしろ「原子心母の失敗作」に聴こえるのだけどな。
2009.10.01
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