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久々にOur favourite Shopのころに戻ったようなボサノバ調の曲。84年のシングルB面と言われたらしっくり来るような、ちょっといい曲。名曲には遠いが、少なくともA面曲よりははるかに良い曲だと思う。 だからといってA/B面ひっくり返すべきか、というとそういうワケではなく、明らかにB面向け、ってのもまた事実。かなり熱心なファンが「俺ベスト」にこっそり紛れ込ませるタイプの曲。 但し残念ながらプロダクションが若干雑な感がある。また、ドラムはクレジットは無いがホワイティと思われる(シングルの時点では脱退していなかったかもしれない)のだが、そのプレイも、例えばWith Everything to Loseに比べて冴えているとは言い難い。
2009.01.31
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Confessions of a Pop Groupからの先行シングルとしてリリースされた曲。既にホワイティのクレジットは無く、ドラムはサウンド、クレジット両面から考えても打ち込みと思われる。派手なホーンもシンセか? 音だけはやたらに派手になったが、何だかものすごく物足りない曲で、Shout To The Topのライヴヴァージョンを発展させたようにも解釈出来るリズムパターンもあまり躍動感を感じない。個人的にだが、TSCの全シングルでも最も楽しめない曲だ。(Um & Argh Mix) いかにも1988年という時代を感じるリミックス。そう言えばドラムのサウンドも(オリジナルヴァージョンとの変化はないが)「アーサー・ベイカーを狙って失敗してみました」と言う感じにも聞こえる。あまり面白くないリミックスヴァージョンである。 日本盤3インチシングルに入っているExtended Remixはこれと同じものか?違いが解らなかった。(Spank![Live at the Top Peoples Health Farm]) 少し違うタイトルが関されたこのヴァージョンは、12インチのリードトラックにもなっているが、勿論この曲のリミックスの一つであり、また、ライヴヴァージョンなどでは全く無い。 インストパートにタイトル通りの「Spank!」というサンプリングヴォイスが繰り返され、またしても80年代にしかあり得ない、強引なミックスが施されている。懐かしい音だが、懐かしければいいと言うものではない。
2009.01.30
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Can't Find My Way Homeを聴くたびにJohn Barleycornと間違えそうになる。なぜエリックがトラフィックのカヴァーを?ああ、違うやブラインド・フェイスだ、ってな具合。 どうも昨年、具体的には四人囃子以来だけど、極端に走りがちだ。四人囃子一辺倒→その流れでフロイドに狂う→来日を機にフーしか聴かない→(発狂休止期間)→ライヴに誘われてエリック猛勉強→ちょっとした切っ掛けからウェラー聴き狂う。 そういうワケで、少し自分をだます。ブラインド・フェイスからトラフィックに流す試みであったが、何故かトラフィックは少しだけ聴いて、デイヴ・メイスンのAlone Togetherとスティーヴ・ウィンウッドのNine Livesを聴くハメに。他には少しロニー・レインも聴いた。エリックは少し抑えないとね。来月半ばくらいからでも充分だから。そうだ、この流れでAll Things Must Passでも聴こうか。英国スワンプ特集、ってワケだね。得意分野ではないが。 とか言ってたら突然キンクス気分が来る気配が・・・急にヴィレッジ・グリーン聴きたくなったりしたんだよな。そー言やぁボックスが出てるじゃないか。ヤバいぞ。エリック来る頃にはキンクス漬けだったりして・・・。
2009.01.29
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八百万の神に似てるので見ず知らずの神を崇め奉ることにした。この神は見ず知らずの為、他の神を人違いで崇めてしまうことも多い上に、所詮見ず知らず同士の為に願い事も叶えたり叶えなかったり解釈によっては非常に微妙だったりすると言う、よく考えれば神としては非常に当たり前の、ごく一般的な能力を持つ。この神の力で俺は幸せになったりそうでも無かったり、場合によっては酷い目に遭ったりすることであろう。全て神の思し召しかそうでも無いかどっちかである。 非常に理想的な宗教との付き合い方を発見した所でひっくり返してみる試み。 このところ諸事情あってなんだか気分が優れない日が続いたので、「こういう時は!」と思って得意の「俺復活ソング(または鼓舞ソング)」From The Floorboards Upを聴く。2回続けて聴こうとも思ったケド、やっぱり、と思いアタマまで戻ってAs Is Nowを全部聴く。なんとその途中で、気分復活に向かう切っ掛けがやってきた。見事復活。 やっぱり俺には宗教はいらない。音楽があれば絶対どうにかなる。宗教にハマってるヤツは一度本気で音楽の力を信じてみるべきだと思うぞ。 何度も書いてるけど、俺、母が亡くなる前日にナット・キング・コール聴かせた時の微妙に安らいだ表情が忘れられないんだよ。あの時本気で「音楽って凄い」って思った、ってのも何度も書いてるんだけど。 そう考えると凄いな。そんな凄いものを演ってんだな、俺ら。同じレベルじゃないとしたってさ。 いや、実際のところ下手な宗教の人より「お布施」払ってる気もするけどな、俺。
2009.01.28
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ベーシストから「スネア変えた?」と聞かれる。実は俺も「今日は音が違う」と感じていたのだ。ギタリストも「なんか凄い抜けてくる」と言われる。 実はどうも前々回から使ってるスティーヴ・ジョーダン・シグネチャーのスティック、アレのせいのようだ。途中で以前からのジョニー吉永モデルに戻したらやっぱり音が違う。う~ん、この前の時はあんまり感じなかったんだけどな。あの時は発熱によるギター不在で、メンバー3人だったから演奏のテンションとかも違ったのかもしれない。今回の方が明らかに音量も出してるし。 個人練習で使った時は「クローズド・リムショットの音が全然違う」としか感じなかったんだけどな。 あとダイナミクスのコントロールもしやすいように感じた。長い分振り幅に差がつけられるのかな?それ大振りが出来ると、体全体の動きも大きくなるから、体での表現が効く、そうするとグルーヴにも影響があるみたいな気がする。 それからマードックスのコンイチでも書いたけど、エイブ・ラボリエルの動きを参考に、少し「動きでグルーヴを出す」って方向に挑戦しようと思ってたから。しかも加えて細い分細かいコントロールがしやすいし、どうもワリといいかもよ、このスティック。 でもギタリストから「あのあとタム叩いた時Owner of a Lonely Heartのフィルみたいな音だった」とも言われた。タムでも「ガーン」と抜ける音って意味なんだろうケド、それはいいのか悪いのか。
2009.01.27
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先日買ったアフィニティのアルバム、カヴァー曲が2曲もウェラーとかぶっていることに気付いた。しかも両方ともStudio 150の時期にカヴァーしている。All Along The WatchtowerとCoconut Grove(こっちはThe Bottleのシングルに収録)だが、まさかこの頃ウェラーがアフィニティを愛聴していて参考にした、なんてコトではないだろうな。やっぱりウェラーのカヴァーのセンスには全くひねりが無いことに起因する、という解釈としたい。 カーティスならMove On Up、ファンカならOne Nation Under A Groove、ディランなら見張塔にI Shall Be Released、ギル・スコット・ヘロンのBottle、スライはFamily Affairだし・・他にもトラフィックFeelin' AlrightにレノンのInstant Karma、Ben E KingのStand By Meもやってたし・・・ 流石にフー(Disguises,So Sad About Us、Batmanなど)ビートルズ(Slow Down、And Your Bird Can Sing、Sexy Sadie、Don't Let Me Down、Rain、All You Need Is Loveなど)、スモール・フェイシズ(Tin Soldier、Get Yourself Together、I'm Only Dreamingなど)、キンクス(David Watts、Dead End Street)あたりだと気持ちひねった選曲になるような気もしないでもないけど・・・「気持ち」ってレベルだけど。せいぜい「超定番ヒット」を避けて「ベストに時々入る曲」を選んでるってレベルだけど。 まあ、何でも噛み砕いて俺に渡してくれてるんで、ソレにはむしろありがたみを感じてないコトもないんだけどね。
2009.01.26
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EL&P「恐怖の頭脳改革」(あえて邦題)のデラックス盤が出てたので買って来た。どうしてもこのアルバムの観音開きヴァージョンを入手出来ない巡り合わせ。なお、日本盤には何故か「DEカバー」が付属しない。 「展覧会の絵」(あえて邦題)をスルーしてこちらだけ買ったのは明らかにこっちのボーナスの方が面白そうだったから。「悪の教典#9」(あえて邦題)の別ヴァージョンは、はっきり言って聴き込みが足りないので違いがよく解らなかったけど、やっぱり今回の目玉は俺未聴の「あなたのバレンタイン」(あえて邦題)と「恐怖の頭脳改革」(あえて邦題)だ。前者は「聖地エルサレム」(あえて邦題)のB面、後者はアルバムたいとる曲ながら当時はNMEの付録ソノシートのみの収録、後に「庶民のファンファーレ」(あえて邦題)のB面で出た曲。まあ、聴いてみればどちらも「名曲!」ってワケでは無いんだけど・・・(笑)まあ、聴きたかった、と。 久々に聴く「悪の教典#9」(あえて邦題)のダイナミックさと、そのはったりの利き具合に高校時代の部活顧問の言葉「EL&P?あれはプログレじゃなくってキワものって言うんだ」というのを思い出す。 しかし、「用心棒ベニー」(あえて邦題)を聴くたびに「久しぶりそいつはゲイだなあ部長」を思い出してしまうのは、メタリカにも負けず劣らず困ったものだなぁ。
2009.01.25
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シンバルの構成がほぼ落ち着いて気付く。左20、右18というシンバルの構成はリンゴと同じじゃないか。たまたま気に入ったから右手側に置いた20インチ、そしてそれとのバランスで「違った音」と言う観点から右に置いた18インチ。リンゴは右手側の18をライドとしても使う2シンバルだが、俺は別にライドも置いているので、厳密には同じではない。それにリンゴはジルジャン、俺はパイステ。その辺は全く違う。 何故パイステ、しかも2002かと言えば勿論ボンゾなワケで、何度も書いているが、ハイハットをサウンドエッジの15インチ、出来ればライドも2002かジャイアントビートの24インチにしたいと思っている(今は2002の20インチライド)。それに2002の16インチさえあればまるっきりボンゾ構成(ボンゾは時期によって色々違うんだけど)だが、それはやらない。 現状、20インチでクラッシュすることは凄く気に入っていて、自分の中ではもう完全に「俺スタイル」としての重要な部分になっている。とにかくコレがないと「ガツン」と行けない。だから機材を最小限にしたいBCWのライヴでも持っていくのだ。メインを20インチにすると右が16ではバランスが悪いし、物足りない。サウンドに差をつけたいから、別の20インチと言う手もあるが、やっぱり使い勝手と、うまく手に入ったのと(笑)で18となる。結果としてリンゴ構成と言うワケだ。 さて、そういうワケで、気付けば俺の中でのシンバルのコンセプトが「リンゴ+ボンゾ」というものになってしまったのだった。コレは全く狙い無しで、気付いたらナチュラルに「原点」へ向かっていたと言う次第。昨日気付いたんだけど。 でも方向性が見えた。そう考えれば、「5インチのスープラフォニック」ってスネアも「5インチ」(リンゴ)+「スープラフォニック」(ボンゾ)って意味と考えられる。これで高価い6.5のスープラフォニック買わずに済む(笑)。 でも逆言えばペダルはスピードキング使え、って意味だよなぁ・・・。
2009.01.24
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楽しく生きる為には多少のポリシーなど簡単に曲げるのを新しいポリシーとすることに決定。このポリシーも楽しく生きる為には曲げられることは言うまでも無く、その結果がどうなるのかは想像も付かない。 ポリシーを捨てて、マドンナのCDを315円で買った。250円以上のマドンナははじめてかも知れない(Rain / FeverのEPを除く)。このヒット作「レオタードおばさん」のジャケが意味することは一つ。「ケツを見たけりゃ買って中を見ろ」というコトである。 Hung Upはご存知のとおりアバのGimme Gimme Gimmeのサンプリングを山ほど使っているわけだが、この曲(アバの方)には少しだけ思い出がある。 この曲は中学の部活に、吹奏楽ヴァージョンのスコアがあって、俺が入学した頃には時々演っていた。そして、このヴァージョンには何故かドラムソロがあったのだ。確か4か8小節程度(8も無いかな)の短いソロだが、ソレを叩く先輩がエラく格好良く見えたのだな。 俺もいつかは、と思っていたが、結局この曲を俺の代が演ることは無かった。高校でもこの曲はやらなかったが、そのかわりもっと俺好みのロックン・ロール・メドレーでドラムソロを叩くことが出来た。 ドラムソロ、やりたかったんだな、当時は。ガキだから自己顕示欲が強かったし。いや、実は多分俺、今でも少しだけソロやりたい。コレ凄い「告白」だけどね(笑)。ホラ、俺らビートルズファン、いや、リンゴファンは「ドラムソロは退屈だから嫌いだ」って言わなきゃいけないコトになってるじゃん(笑)。いや、実際素人の自己満足ソロは格好悪いだけ、って思ってる部分もあるしね。自分で「音楽」として満足なソロが叩ける自信がついたら、いつかやりたいと思っている。 まだ無理だ。
2009.01.23
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HMVから、一時的に「入手困難」表示になっていたので届かないと思っていたAffinityのアルバム(Akarma盤、プラケ)が届いた。驚いた。ってーか、忘れていた。ネット通販の怖さである。 まあ雑把に言えば「キーフのジャケが全て悪い」ってコトになるワケだが、要するにもっと所謂「プログレ」だと思っていたわけだな。そしたら一曲目「え?ブラスロック?」だし、「あれ?オルガン、ファンキーで格好いいじゃん」とか、「何Watchtowerやってんの!」とか、つまり予想したよりはるかに「土系」の音がしたのでびっくりした、というワケだ。 勿論、組曲風のアレンジだったり、所謂英国フォーク調だったり、ジャズロック?な感じだったり、という予想どおりな一面もあったんだけど、例えば女性ヴォーカルの野太さとか、リズムの60年代終わりっぽいうねり方(実際の発売は70年)とか、キーフの美しいジャケから想像したのとは全然違ったのね。もっと、トゥリーズとかああいうのをイメージしてたんだけどアレはキーフじゃなくてヒプノシスだってのに。だってキーフっぽいじゃん。 ってーか、キーフがクォーとかサバスとかデザインしてるのを完全に忘れた発言なワケだが。
2009.01.22
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今年は全力で良い年にしようと考える所存であったりもするのだけど、それはフーを見て以来の諸方面の絶好調を受けてのものであることは既に書いた筈だ。特に昨年末は色々と楽しい思いをした上にウィドウメイカーやエリスまで手に入ってしまい、そういう意味でも結構絶好調な感があった。 さて、今年の幕開けにふさわしいのは画像のヤツである。 以前QAJ集会で、そうだ、今は亡き新宿のBlack and Blueさんで、6さんのリクエストだっけな、とにかくそこではじめて聴いて、それ以来ずっと心の片隅にこびりついていたブツである。当然一回聴いただけで、そのサウンドとかはすっかり忘れてしまっているんだけど。ここ数年「Heavy Metal KidsとBoxerとWidowmaker!」ってわめき続けてきた甲斐もあったというものだ。今回はまとめて1stと、The Kids名義の2ndが出るようだ。日本盤も出るみたいだけど(多分輸入盤+解説仕様?)、紙ジャケとかじゃなさそうだし、価格差が大きい(amazonだと1000円以上)ので輸入盤で買うことにした。 さぁて、じゃあ残るはBoxerだよな・・・
2009.01.21
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ず~っと気になってたんだけど、3000円以上出して買うのが馬鹿馬鹿しくって、何度も手に取ってはあきらめ続けていたAmazing JourneyのDVDを手に入れた。 勿論、件の映画の米国盤を買うのが馬鹿馬鹿しい、と言う意味ではない。Amazing Journeyってのは(多分)バンドの名前で、(多分)DVDのタイトルはOne Night in New York Cityである。そう、コレは米国ハードロック界のお達者プレイヤーが集まったフーのトリビュートバンドなのだ。メンバーを聞いて驚け(知ってる人は驚かないでよろしい)。マイク・ポートノイ(D)、ポール・ギルバート(G)、ビリー・シーン(B)、ゲイリー・シェローン(Vo)という、まあそっち方面が好きな人なら大抵知ってる、しかも無茶苦茶上手い人たちが寄ってたかって。結局演ってるのは単なるフーのトリビュートバンドである。ってーか、コピバンだ。 シェローンとシーンはまあ、まだ普通なんだけどさ、とにかく徹頭徹尾面白いのがポートノイとギルバートだ。 まずギルバート。いきなりつなぎ着て、「2」のマーキング入りレスポールデラックス。まあそこまではいいとしても。つなぎにナンバー入りLPは時代が違うだろう、って話でも。とりあえずこの人、わざわざこの為にソレっぽいヒゲ生やしてきてます。そして勿論、風車奏法(ピートに比べて全然甘いが)をキメるだけでなく、随所の細かい動きをよく真似しております。ジャンプはしないんだけど。 もっと面白いのがポートノイ。勿論最初はターゲットTシャツで登場。ドラムセットには当然ハイハットは無い。そして、オープニングのBaba O'Rileyのイントロから既に「あの動き」を披露。その後も随所でキース特有の「必要ない動き」を完全コピー。揚げ句にA Quick One While He's AwayではIver the Engine Driverの前にオフマイクで何やら喋ってるヤツまで完全再現。もうまるっきり馬鹿である。 要するにアレよ、以前も書いた、ビートルズコピーバンドがI've Gotta Feelin'の後に「お~まいそ~」って言っちゃう、ってアレ。全編アレ演ってんの。勿論最後は(露骨に安そうな楽器に持ち替えて)My Generation。大馬鹿のポートノイは本気で壊すけどな。あとビリー・シーンも壊すのが本家との違いか。やりたかったんだろう。 面白いのが、小柄なシェローン(ちょっと80年代のロジャーっぽい髪形になっている)、ポートノイと両脇に長身のシーン、ギルバートって言う「立ち姿」が非常にフーっぽい、ってのは特筆しておきたい。 そんな超テクニシャンがぬる~い(しかし凄く上手い)演奏を聴かせてくれるワケだが、結局見てて思うのはひたすら「こいつら楽しそうだな」そして「俺もやりてえ」。ひたすら楽しそうで、どんなに楽器壊してもフーが(今でも)持っている「危険な感じ」はいっさい感じないけどね。 フーのコピーバンドやりたし。当方キース。ピート、ジョン、ロジャー募集(痛いメン募の典型例)
2009.01.20
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ところで昨日も書いたロニー・レインのThe Poacher、オリジナルの頼りない、と言うより「小さい」(って感じ、解るかなぁ)アレンジが凄く好きだ。オーボエの音がまた良い。 それはともかく、この曲も名曲How Comeも、楽しいChicken Wiredも好きなのだけど、実は俺が一番好きなのはプロンク自身のアルバムには入って無い曲だ。 それは勿論、Evolutionで、この曲はもともとミハー・ババのトリビュートとして提供された曲で、ピート・タウンゼンドのソロデビュー作、Who Came Firstに入っている。ピートのソロアルバムなのだが、いきなり2曲目がプロンクの曲で、プロンク自身が歌って、ギターを弾いている(ピートのギターも入ってる筈)。しかしコレがまた異様に良い曲なのだから始末に悪い。プロンクのベストとかには入ってるのかな。こんな良い曲を、ピートのアルバムでしか手に入れられないというのはファンにとってはもったいないのではないか(しかもプロンクの話題だというのに結果として画像もピート、というのもどうか)。いや、Who Came Firstは良いアルバムだけどさ。 むう。しかしこないだからいつの間にかプロンクが裏テーマ的に随所に顔を出してるじゃないか。良い傾向である。プロンクはこういう裏テーマっぽい存在感がよく似合う。
2009.01.19
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ディスク1と2は所謂「BBC スタジオ・セッション」と言われるタイプのもので、基本はスタジオライヴだが、場合によってはオーバーダブや録り直しもあるし、あとあまり客を入れて演る場合は少ない。で、ウェラーの場合は結構アコースティック形式のものが多いのも特徴で、Days of Speedなんかにも近い感触の演奏が多く聴ける。 このディスク1ではPink on White Wallsのアコースティックヴァージョンの様なある意味珍品や、逆におなじみのFly on the WallやAmongst Butterflies、Cluesなどもあるし、また、Out of the SinkingやBroken Stonesはエレクトリック/アコースティックを聴き比べられるのが面白い(ちなみにOut of~は4枚のディスクで4回収録されている)。Broken Stonesはピアノのイメージが強いけど、ギターアレンジも結構いい感じだ。You Do Something To Meはピアノ/ギターともにお馴染だね。 エレクトリックでは大好きなWhirlpool's Endの収録が嬉しい。"MC"ブレンダン・リンチを紹介してのBrushedも結構豪快な演奏。 そのBrushedからは97年、Heavy Soulの時期のライヴを収録していて、Modern Classics on Filmに入っていた野外ライヴ同様のストリングスを交えての演奏も聴ける。Up in Suze's Roomが特に素晴らしいが、Mermaidsでは出だしで結構音を外す師匠のお姿も・・・(笑) そのラストはロニー・レインを追悼したThe Poacherなんだけど、ここで師匠を喰うほどの大声でコーラスを付けてるのがサイモン・ファウラー(OCS)だと思うがどうだろう。OCS愛好家として知られるウチの妹が正月に来た時に訊いたが否定されてしまったのだが(但しヤツも最近はサイモン説に傾きつつあるようだが)。俺の根拠は「ウェラーファミリーであんな空気読まないのはサイモン以外にいない!」と言うものなのだが(勿論声からもそう思うんだけどね)。
2009.01.18
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iPodケースのストラップホールが壊れたので買い替える為にわざわざ横浜のヨドバシまで。いや、実際は何となく横浜に行きたかっただけ。 うっかりタワーに寄りそびれてヨドバシへ。色々見ようと思っていたのに面倒くさくなって、ケースだけ買ってMacのコーナーを冷やかして、それから携帯のコーナーを冷やかして、いや、買い替えようかと思ってはいるんだけどさぁ。なんか今のよりデザイン的に好きなのが無いから。G'z Oneの最新ヴァージョンにオレンジがあれば迷わないんだけどな。どうも俺は黒、銀、白のものは持ちたがらない傾向にあるのだ。スープラフォニックは例外だけどな。 バナナレコードでも収穫がないのでそのままイシバシへ。スティックは先週買ったんだけど、実はその時別のスティックが気になっていたので、この機会に試すことにする。Vic Firthのスティーヴ・ジョーダン・モデル。愛用のジョニー吉永モデルより一回り細いが、なんと3センチも長い。長いけど細いから、とりあえず店で振ってみた感触ではそれほど違和感のあるバランスではない。試しに2セット購入。スティックを買う時に1セットだけってのが出来ない性格。 その後色々中古屋とか東急ハンズとか眺めてたけどあまり目ぼしいものは無かったので(しかし5.5mmのボックスドライバーで磁石付きって無いなぁ)、飯喰って帰ろうかな、と思っていたらなんか気分がむずむずしてくる。 その場でいつものスタジオJamJamさんに電話。1時から個人練習オッケーというので、相鉄線に飛び乗る。今買ったスティックが試したくなったのだ。 スタジオで使ってみると、やはり振ってみた印象通り、大きな違和感は無い。細い分指を使った細かいスティックワークはやりやすいような印象もあった。悪くないかな、と思いながらしばらく叩いていたが、徐々に「違う」部分も解ってきた。 俺はスティックのグリップエンドを殆ど余らせずに持つ(短いスティックだしね)んだけど、このスティックでソレをやると長すぎて、バランス的にも難しいし、スネアのかなり奥を叩くようになってしまう。従って、ワリとオーソドックスなエンドから1/3くらいのところ、というスタイルに戻す。 ところがそうすると、慣れて無いもんだからグリップエンドが腿に当たって、リバウンドを使いづらくなってしまうのだ。なんか自分の足で止められちゃうんだよな。これはセッティング、特に椅子の高さとか距離を考え直す必要があるかも? 良い点もある。何故かこのスティック、クローズド・リムショットの音がとても奇麗に鳴るのだ。はじめスネアかな?と思った(勿論今日はスタジオのスネアを使っている)んだけど、ジョニーモデルでやったら全然違ったので、どうもスティックらしい。ってコトは、このスティック、レゲエ系の曲では積極的に使えそうな感じだ。 スティーヴ・ジョーダンみたいな音?ソレはスティックだけで出るモンではない・・・
2009.01.17
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嫌な気分が無くなったので本当は一昨日書こうと思っていたコトを書く。ごらんの通りだ。 先日のハイハットの話題の時に「既に入手済み」と書いたが、あの段階では手元に無かった。コレも(例によって?)ヤフオクでの入手である。パイステは高いのでどうしても中古ばかりになってしまうのだが、まあ、楽器は鳴らして育つもの。育った楽器を安く手に入れるというのは良いことだ、と言う解釈も出来る。積極的に(状態の良い)中古は買いたいものだ。 コレは現行品2002の18インチMedium。今のメインクラッシュは黒ロゴ(ヴィンテージ)の20インチMediumだから、世代は違うが同一モデルのサイズ違いということになる。勿論、今までどのシンバルをセットしても今一つしっくり来なかった右手側クラッシュに採用、と言うことになる。しっかり馴染んでくれると助かるんだけど・・・実際にそれを確認出来るのは明日、ということになるワケだな。 いや、今回何が面白いって、落札してみたらなんと出品者が隣の市、ウチからでも多分自転車で30分かからないくらいの距離の人。もっと言えば多分Ko-Ryuのウチからなら10分、いや、下手したら5分とかそういう世界なんじゃない?ってところに住んでる方だったのだった。仕事さえ暇なら取りにうかがっても良かったくらいだよ(結局郵送してもらったけどね)。
2009.01.17
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変な精神的不調は深夜突然弾け飛んだ。驚いた。 ちょっとこういうところに書くのもどうか、と言う話だけど。昨日は一日不機嫌(これ自体原因不明)で、特に夜は何故か異常に気分が不安定で、一回寝てから突然目覚めて、もうなんだか解らないけど「うわーッ!」って気分がしばらく続いてたのね。まあ、一時間程度だけど。それでも「狂うってこういう状態か?」って思うくらいのヒドい気分だったんだけど(ホントに狂ったコトのある人には怒られるレベルだとも、思う)。 で、それがなんか頂点の様なところに来たら、突然、全部無くなった。何だか解んないんだけど。もうあたり見回して「何だ?」とか呟いちゃったくらいだから。その前の気分とか、思い出そうとしても全然無理。何にも無いの。記憶が無いって意味じゃなくて、なんか辛かったりとか、吹っ切っても残るじゃない。そーいうのも無い。気分が消えたって感じ。 まあ、すっきりしたからいいか、って思って寝直した。基本が能天気に出来てるとこういう時は楽だ。今日は朝からすっきりした気分。 あまりにも変な体験だったから、内容はあまりにもパーソナルで普段は絶対に書かない類いのことだけど、このこと自体を自分の外に出したくてあえてここに書いた。基本的にコメントは受け付けません。
2009.01.16
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俺は不機嫌なのを隠さずにいても誰も不機嫌だと言うことに気付かないと言うことが解った。これはいいことなのか悪いことなのか(まあ今日は人と顔を合わせない仕事が多かったしな)。 ディレイニー&ボニーを持っていることを思い出したので聴いた。エリックは好きじゃないようなことを言っていたワリには、こういうのは買ってるのがいやらしいな。 ってもまぁ、タイトルで大々的にフィーチャーしてるワリにはエリックが極端に目立ってるワケでも無く、単なる格好いい(けどヤボったい)白人R&Bバンドで、ファンキーで熱っぽいけどあんまり邪魔にならない。アメリカのバンドはこういうのが多いな。俺は何となく「達者なビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー」って感じがしちゃったんだけど(但し女性シンガーの「強さ」だけ逆)。 マードックスの曲と同名の曲が一曲あったりするのだがソレはどーでも良い(成句だし)。とりあえずモッドクラシックの一つでもあるThings Get Betterがなかなか良いのだが、やっぱり今回の表題曲が格好良い(スタジオヴァージョンとキーが違うような気がするんだけども?)。でも最後のリトル・リチャード・メドレーは蛇足っぽいと思った。 それにしても「デュエイン」オールマンといい、「ディレイニー」ブラムレットといい、この時期のエリック周辺には(日本人的に)名前の読み方が微妙な人が多いな(もう一人いたような気がするんだけど思い出せん)。
2009.01.15
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ヘンリー・スピネッティ(グリース・バンド、ジューダス・ジャンプ他。クラプトン関係でも見かける有名セッションドラマー)がヴィクター・スピネッティ(ビートルズ映画の常連。テレビプロデューサー、科学者、軍曹役)の弟だなんて知らなかったよ。スピネッティって名字は普通にあるんだな、くらいにさえ思ってなかった。全く繋がりさえ意識してなかった。 昨日のコメント欄でも書いたが、ここ数週間で一番よく聴いた曲がWhy Does Love Got To Be So Sad?だった。かぶれ週間で結構エリックの曲を聴いたが、この曲より格好いい曲は無い。圧倒的だ。ライヴよりスタジオヴァージョンの方がシャープで好き。 しかしなぁ、聴けば聴くほどドミノズって、ボビー・ウィットロックがエラいんじゃないかって気がしてくるなぁ。この人がメインで歌う曲をもっと聴きたいなぁ。ソロアルバム探してみるか。なんか、クワイエット・メロンでアート・ウッドのバックでシャウトする時のロッド・スチュワートの格好良さ、って感じだ。グレッグ・リドレーやプロンクが歌ってる時に切り込んでくるスティーヴ・マリオットでもいい。 上記のようなメインヴォーカルをとってる人よりバックに回った人の方が明らかにうまくて、押しが強い時ってのは、結構不幸な結果になりそうで意外にこうやって格好いい方向に転がってくれることが多いような気がする。好きなパターンだ。 あぁ、リンゴが歌ってる時のポールとジョン、ってのもあったな(笑)。 しかしロニー・レイン・ARMSコンサートの時のジェフ・ベック。スティーヴィー・ウィンウッドとアンディ・フェアウッェザー・ロウを従えてHi Ho Silver Lining。いくらなんでも・・・。
2009.01.14
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日曜の練習には、もう何年も使っていなかったZildjanのQuick beat Hi-Hatを持っていった。実はコレをマードックスで使ったことは殆どない。レコーディングの時にタイトなクローズ音が欲しかった曲(確かSteadyだったと思う)のために持っていったことはあったけど、ライヴ活動するようになってからは使っていなかった。あんまり自分の(少なくともその時の)イメージにはあわなかったからだ。 久々に持っていったのは、そのオープンクローズ時の感覚をもう一度試したかったから。実は近いうちにPaisteのSound Edge Hi-Hatを買おうと思っていて、それとQuick Beatは共に、クローズ時の音がシャープになるように空気の逃げが設けられている、というものなのだ。Quick Beatはボトムに4個の穴が開いていて、そこから下に空気が逃げる。Sound Edgeはボトムの縁が波打っていて、周囲に逃げるようになっている。効果は基本的に同じ筈なので、まず手持ちのシンバルで感覚を確認しようと思ったわけだ。 で、使ってみたところ、その効果は思ったより絶大だった。たまたまその日はオープンクローズが多用される曲(ライヴ未登場曲)をやったのだが、その時の、クローズ時がルーズになりすぎる悩みがあっさり解消された。使える。 まあ、このQuick beatでも充分使える気もするんだけど、響き方がやっぱりPaisteと馴染まないような気も微妙にする。気のせいレベルだとは思うんだけど、オープンの音が少しだけギラつき過ぎてるかな、というような気がしないでもない。Paisteが欲しいが故の言い訳として自分でそう感じてるのかもしれない。多分メンバーは気にしてもいない。多分買い替えは自己満足の域を全く出ないんだろうなぁ。 だってさぁ、シンバル全部2002で統一したいじゃん(実は18のクラッシュもすでに入手済みなのだ)。
2009.01.13
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かぶれてるウチにやっておこう企画・俺ラン・エリック・クラプトン・ベスト10!分かりやす~い(嘲笑)。勿論クリーム、ブラインド・フェイス、ブルーズブレイカーズ、ヤーディーズは含みません。ドミノズは含むの。我が侭。1. Why Does Love Got To Be So Sad? もう圧倒的に格好良い。後半掛け合いしに飛び出してくるボビー・ウィットロックが格好いいけど、ウィットロックが出てくるまでその位置を埋めてるギターも良い。ファンキー。2. Easy Now 昔森企画でやって以来好きな曲。後年の変なバラードより百倍良いぜ?演ってくれないかなぁ。3. Behind The Mask 「えぇ~ッ!」って言われそうだけど(笑)好きなんだよ、このヴァージョンが。勿論プリンシズ・トラスト’87のヴァージョンが最高。4. Tell The Truth やっと定番が(笑)。コレも実はウィットロックが良かったりするよねぇ。いかにもジャムが発展したっぽいルーズさがすごく好き。5. Motherless Children これも最近になって気に入った曲。ちょっとトラフィックがアメリカっぽくなった感じのグルーヴに聞こえる(でも後期トラフィックとは似てない)。ドラムがいいな。6. Let It Rain 実は最近までLet It Growと混同していた(笑)。全然違う。こっちの、なんか広がり感が好きだなぁ。ドミノズのライヴヴァージョンも良い。7. Let It Grow Growの方も最近好きになったのだ。ヴォーカルが明らかに弱々しいところが好き。ライヴヴァージョン(461のボーナスディスク)はもっと弱いけど、アルバムのバランスの方がいいかな。8. Keep On Growing コレも明らかにウィットロックが格好良いような気がするんだけど、まあ、グルーヴも良いからな。ボンゴのぽこぽこ感が素敵です。9. Tearing Us Apart スタジオヴァージョン聴いたコト無いんだけど、コレもプリンシズ・トラストから。いやぁ、実は好きなんだよねえ。格好いいよね、ティナ。10. Layla 最後はベタで。結局やっぱ好きなのよ。 ってなワケで(笑)ごらんの通り見事に70~74年+80年代の2曲と言う偏りたい放題のセレクトに。初心者丸出しの選曲で(笑)。いやぁ、お恥ずかしい。再来月頃にはランキング変わってるかな?
2009.01.12
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とにかく「中山康樹が嫌い」はいつも書いてるわけだが、「俺は買ってるんだから文句言う権利があるのだ!」とわめき散らすように、結構ちゃんと買って読んでいる(さすがにレノンのは酷すぎて買えなかったが)。で、今回もまた、買ってみた。 最初はタイトルにひかれ「面白そうだな?」とは思ったが「なんだ中山か」と思ってスルーしたのだが、ある日電車に乗る時読む本が無くて、「安いしこれでいいか」と買ってみたら、実は思ったよりはるかに読みやすくて、面白かった。 要するに中山の何が駄目かってーと、自分が理解出来ないものはとにかく全否定する、というところ。しかもこの男はロックやジャズを聴く人間とは思えないガチガチ頭で、ミュージシャンが新しいことをするのは悪いことだと信じている。したがって、ビートルズ関連ではサイケデリック、アバンギャルド、小野洋子、そしてジョージ・ハリスンは常に悪役なのだ(そのワリにはビーチボーイズだとマイクを目の敵にするんだけどな、こいつは)。 ところが、この本では新事実を検証していくスタイルのために、そういう個人的な嗜好が顔を出す暇が無い。 一番納得がいったのが「これは推論集である」という意見であり、要するに過去のビートルズ本であまり触れられなかった、または最近解った事実を、アルバム別に章立てしていろいろ紹介しよう、という本であり、実は内容自体は大項目とコラムで重さの差は無い。 いやむしろ、大項目では中山が無理に更なる(独自の)推論を推し進めようとして、結局中途半端で、まともな結論が出なかったり、出しても強引すぎたりする部分があって残念な結果に陥っているわけで、そのぶん投げ出し気味のコラムの方がはるかに面白かったりする。 でまあ、俺が一番興味深く読んだのはそのコラムで、例の、俺の敵(中山よりもっと敵)である「ビートルズのドラムはバーナード・パーディが叩いている説」の真相を検証した部分だ。 中山の本なんか買わなくていいので、結論を書いてしまうと、これがなんと「バーナード・パーディはビートルズの音源で叩いている」と言うコトになるのだ。これが面白かった。ちょっと、引用と俺の検証を混ぜちゃうけど、以下に解説しよう。(こっちも参照のコトね) まずパーディの主張。「俺はビートルズの曲、初期の21曲で叩いている。その21曲ではリンゴは叩いていない」「63年の夏、キャピトルのスタジオでドラムをオーバーダブした。She Loves Youを叩いたことは覚えている」(以上「謎」より) さてここで早くも嘘が。まず「63年の夏にキャピトルで21曲」がおかしい。63年の夏までにレコーディングされたビートルズの曲は実はアルバムPlease Please Meの14曲と、From Me To You / Thank You Girl、One after 909、She Loves You / I'll Get Youで以上19曲。まあ、21曲っていうのは意外に近い数字なんだけど(これにI Want To Hold Your Hand / This Boyを加えれば21曲だ)、問題は、これらの曲はすべて(I Want To~を除く)キャピトル以外のレーベルからリリースされている、というコト。つまりキャピトルが動く前にとっくに世に出てる曲だ、ってコトなのね。 従って「リンゴが叩いていない」はあり得ない(1stシングルの両面を除く)し、それを消してキャピトルの為にレコーディングし直したと言うことも無い。ヴィー・ジェイやトリーからのシングルのためにキャピトルで録音することもあり得ないし、勿論これらの曲も後にキャピトルから出てるんだけど、その際にパーディが叩いたテイクに差し替えられた、ということがないのはEarly BeatlesとPlease Please Meを聴き比べれば解るだろう。 じゃあ、With The Beatles収録の14曲+シングル数曲か。これも「63年の夏」と言った時点でありえない。なぜなら、63年の夏はまさにビートルズがこれらの曲をロンドンで録音している最中であり、レコーディングの終了は10月の末になる。これらのドラムを「夏に」差し替えることは不可能なのだ。(以上は俺が調べた部分。参考文献は例のバイブル) そういうワケで、パーロフォン/キャピトル音源をパーディが叩くことは不可能、と結論づいた。じゃあ、何故「パーディは叩いた」と言えるのか。以下は「謎」からの抜粋を再構成する。 つまり、パーディが叩いたのはドイツ録音のポリドール音源なのだ。トニー・シェリダンと録音したヤツ。これがアメリカではアトコから出ることになり、その際に「弱い」と判断されたドラム(と、ギター)が差し替えられることになったらしい。実際、60年代半ば以降リリースのポリドール原盤音源のいくつかはこの「差し替え版」だ。よく書籍等でも「スタジオミュージシャンによって再録音されたヴァージョン」として紹介される。で、アトコ(アトランティック系列)の「スタジオミュージシャン」といえばそりゃあもう、バーナード・パーディその人こそ第一人者なのである。(ちなみにギターはコーネル・デュプリーだったようだ) そういうワケで、「バーナード・パーディがビートルズの音源でドラムを叩いており、その曲にはリンゴは参加していない(この時期のドラマーはピート・ベストだからね)」ってのはなんと「本当」なのであった。奥が深い。でもやっぱり「キャピトルでShe Loves Youを含む21曲に、エプスタインに呼ばれてダビング作業をした」ってのは、嘘。
2009.01.11
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昨日は個人練習をしてきた。正月ボケで腕も鈍ってるのでいつもより長めに時間をとって、最初から曲をやらず、しばらくは勘を取り戻すために好き放題叩くことにする。フーやゼップをひとしきり叩き、原点回帰的な部分も忘れないように。それからクリックを使ってマードックスの曲を練習。う~ん、やっぱりいつもは時間が短いんだな。これくらいの時間は必要だ。 自転車でスタジオまで行ったので、ついでなので以前見つけてどこにあるか忘れてしまっていた楽器店を探すことにする。でまあ、ソレを思いついて道を曲がったらいきなり見つかったのだが(笑)。う~ん、今まで場所を完全に勘違いしていた。見当違いのところ歩いてたんだな。 店内でスティックを物色していると、店主らしき人が話しかけてくる。「スタジオとかでやってんの?」「ええ、今もソコの24で個人練習してきたんですよ」「うちもスタジオやってるんだけど、ドラムは日本で一番だよ」云々。 興味深かったので話を聞き始めたのが失敗。曰く「ウチのはパールのマスターワークスで100万を超える」「シンバルもセイビアンHHの一番高いヤツ」「遅くても8月にはDWの500万位のセットが来る」・・・いや、高級品使ってるのは解った。でもあんたの話は金額のことばっかりだ。せめて材質がどうでどれだけ鳴ってこんないい音がして、って話に持っていってくれれば、こっちもさらに興味を引くのだけど、単なる高級品の自慢話じゃあうんざりするだけだ。 すっかりがっかりしていると、他のスタジオの悪口を始める。「24の客は断ってる」「あそこの客はスタジオにビールを持ち込むから駄目だ」「○○スタジオの何倍も金かけてる(また金か)」・・・あぁ、鬱陶しい。 個人練習の予約が前日で出来る(夜から)とか、金額も結構安いみたいなんで試してみようかな、とも思ったけど、なんかウザいからやめておこう、と決めた。毎回アレ言われたんじゃあたまらん。うまいこと他の客が来て相手を始めたので、その間にサクっと逃走。
2009.01.11
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何で「ノー残業デー」に八時まで仕事してんだ馬鹿。死んじゃえばいいのに。 まあ勿論昨日の話なんだけど。 諸事情あってもう少し生きていたいのでどうにかしようと思ったら、昨夜帰宅したらEllisのアルバムが届いていたのでこれを糧に延命しようと試みてみた。 ぶっちゃけ、Widowmakerではさほど長生き出来そうにないのだ。あれはありきたりのB級ハードロックであって、まあ1枚でスティーヴ・エリスが脱退したのもそういうコトなのかなぁ、とも思える内容であった。 Ellis(ブックレットのクレジットはEllis Band)はスティーヴ・エリス(以後カタカナで書く場合は人名の方のエリス)がLove Affairのあとにズート・マネーと組んだバンドで、むしろこちらこそエリスがやりたかった音なんだろうと思える。多分エリスにとってのトラフィックやハンブル・パイと言っていい音楽なんじゃないだろうか。このCDは彼らが残した2枚のアルバム、Riding on the Crest of a SlumpとWhy Not?をカップリングしたもの。もうウィドウメイカーなんかとは比べ物にならないくらいソウルフルでファンキー。これは素晴らしいんじゃないの!? 例によって感想はまだ中途半端なんで少しデータを。バンドメンバーにジム・リヴァートンやデイヴィー・ラットン(!)がいるのも興味深いけど、ゲストヴォーカル陣が凄い。マギー・ベル、マイク・パトゥ、ボズ・バレル、ジュリー・ドリスコールって、明らかに主役より派手なメンツだ。他にもストーン・ザ・クロウズのコリン・アレンがパーカッションで、ミック・ウィーヴァーがキーボードで参加してたりもする。そしてCD前半部、Riding on the Crest of a Slumpの方はロジャー・ダルトリーがプロデュース!! ブリティッシュ・ロックの醍醐味、って感じもあるね。
2009.01.10
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「お前クラプトンばっかじゃなくてな」と通りすがりのロマンスグレーが言うので、「じゃあ何聴けって?」問うと「お前去年買ったウルトラヴォックス聴いてないだろう。2月には次が出るぞ」と言われたので、慌てて聴く。脳内キャラの相手をしている場合でも無いような気もするのだが。 聴いていないのは事実なので、Viennaから聴くことにする。アルバムとしてのレビューは以前Soul Deepでやったのだが、あの頃と大きく自分の意識として違うのは、とりあえずAstradyneが好きになった、と言うところだろう。 いや、ベツに昔はつまらないと思っていたワケでも無いのだが、とりあえず当時のレビューには「ウルトラヴォックスのファンはこういう音楽を(当時は)期待したのだろうが、新生UVの魅力はもっと違うところにあるのだ。」と書いている。つまり、これはミッジ加入後の曲としては例外的なものとして捉えていた、と言うことであり、それは勿論、誤りであった。 ウルトラヴォックスはシングルのB面などには盛んにこうしたインスト曲(もっと陰鬱な曲が多いのだが)を収めているのだが、やっぱりアルバムの冒頭と言う位置づけは伊達じゃなく、この曲の完成度は極めて高いのだ。 「テクノ」と言うよりニューウェーヴの音で、16ビート的なグルーヴは無い。にも関わらず、俺はこの曲にデトロイトテクノに近い高揚感を感じる。って言えるほどデトロイトを知らんな。URの、例のあの気分だ。 あと当時書いてなかったことと言えば、このアルバムで結構な位置をミッジのギターが占めている、と言うことだ。鋭角的で、これまた初期NWらしいサウンドのギター。シンセとの親和性の高さが実は結構ポイントだったりするのだが(他のバンドもそういう狙いでこの手の音にしていたと思われる)。コレが結構サウンドの重要な位置を担っているんだよね。New Europeansのカッティングとか、Passing Strangersのリフとか・・・。曲によってはベンドを効かせたシンセみたいな音色でソロをとっていたりして、意図的に境目を曖昧にしていたフシもある。 しかし多くの人が言うように、NWバンドとしてのアイデンティティを保ってたのはここまで、と言う感じはあるな。Rage in Edenは明らかに過渡期で迷いを感じるし、Quartetでは完全にポップに振り切っている。勿論、その振り切った先が最高なのは言うまでも無いのだけどね。
2009.01.09
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う~ん、明らかに時期尚早な「クラプトン祭り」だ。来月半ばくらいからで充分だろうよ、俺。 まあ、フーとかウェラーと違ってエリックに関しては何も知らないからある意味では丁度いいのかもしれない。今のうちに体に一回なじませて、少し飽きて、で、丁度よく飽きた頃に本物を見て楽しむ、と言う企みだ。ライヴ終了後に(フーの時みたく)再度クラプトン祭りになるかは、まあその時だな。 ってなワケであえてハズして、以前買って放置していた モントルー86を見る。 フィル・コリンズ、グレッグ・フェリンゲンズ、ネイサン・イーストというメンツの「一種のオールスターバンド」でのライヴで、80年代臭い音色が耳に痛い(特にフェリンゲンズ)。Crossroadsはドミノズでも演ってたスタイルのスローなアレンジなんだけど、シンセ音(あぁ・・・DX7だぁ)の似合わないコト。ピアノかオルガンで演ってくれよ・・・と若干悲しくもなる。Sheriffはオルガン系でやってるからまだマシだが、でも今度はバンドにレゲエをやろうと言う気が全く無い(笑)。フィル・コリンズのシングルヘッドタムは音色的によく似合ってるんだけどね。 話は反れるけど、結局俺はやっぱりバンドメンバーとしてのエリックが好きで、ソロはドミノズやクリーム、ブラインド・フェイスに比べて一段落ちる扱いなんだけど、それは多分エリック自身も感じてると思われる。「バンドに埋没したい」と言う思いは常に結構持ってるようで、それはバンドに自分以外のスター(的)プレイヤー(シンガー)を加えることが多いところから伺える。で、彼らに花を持たせる局面が非常に多い。それは勿論、マーク・ノップラーやエルトン・ジョンだったり、アルバート・リーだったり、実は結構マーシー・レヴィだったりするワケだ。 で、ここではその役を担うのが(フィルもだけど)フェリンゲンズだったりするのだな。実は俺がこのDVDをわざわざ買ったのは、ライヴヴァージョンのBehind the Maskが聴きたい、と言うところから来ている。ところが、なんとここで同曲を歌うのはフェリンゲンズなのだ。 そもそもエリックがこの曲(勿論YMOの曲で、マイケル・ジャクソンが補作詞したヴァージョン)はもともとフェリンゲンズが演っていたものを、そのアレンジが気に入ったエリックが「俺も」って演ったパターンで、実はヒットしたところまで含めてKnockin' on a Heaven's Doorのパターンをなぞっているので苦笑ものなのだが、そういったところから考えればフェリンゲンズがいるバンドで彼に歌わせない理由はない、と言うところなのだろうが。でも俺はこの曲はエリックのショボいヴォーカルで聴きたいんだよねぇ。 ってーかそういう使い方すんならTearing Us Apartのティナのパート、フェリンゲンズに歌わせろよ・・・なんか中途半端。 あ~・・・なんかグレッグ・フェリンゲンズの悪口が趣旨になってるような気がするなぁ・・・悪い傾向だ(笑)。 まあぶっちゃけ、80年代半ばのエリックだから、そんな積極的に良いワケが無いのですよ(笑)。懐かしさコミで、この時代の空気感をある程度笑いながらじゃないと見れません。あ~、年末年始に従弟&妹と見れば良かったなぁ(笑)。フィルがIn The Air Tonight歌いながら上にあがっていくシーンとか、結構爆笑ものなんだケドなぁ。
2009.01.08
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会社のヤツに「絶対にたどり着かないと思っていた場所」こと、アンプラグドを貰ってしまったのだった。彼曰く「レイラがいいって聞いてたから、すごくいいのを期待して買ったんだけどあんまりグッと来なかった」。そりゃあそうだ。あのショボいヴァージョンでグッと来るほうが不思議だ。彼の感性は正しいと思うのだが、まあせっかくくれると言うのでありがたく頂くことにする。Before You Accuse Meを目当てに、と言うくらいでも充分だろう。 ちなみにずっと前に出たCDかと思ったら去年出たSHMCDだった。新品同様である。まあ、この男はお金持ちなのでこういうものを萎縮せずに頂くことが出来る。 ただ問題は聴こうと言う気が起こるまでに時間がかかりそうだ、と言うコトかな。あと前から思ってたけど(狙いだとしても)この「ビデオから直落とし」っぽいジャケはどうかと思う(レイラのアレンジよりはマシだけど)。 そーいうワケで聴いてるのは先日友達との話題に上ったヴァーヴズ。久しぶりだ。結局「民男入りヴァージョン」には買い替えなかったんだよなぁ。 そーいやぁミーガン・ヴォスは先日書いた「俺の好きなシンガー」の条件に近いものがあるけど、サウンドがあまりにも生グルーヴ満載で、しかもヴォーカルのスタイルももうちょっと「人っぽい」ので「クリッシー・ハインドと同じ箱」に入れることに決定。
2009.01.07
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年末年始に書きためたネタはすべて吐き出した(実は一個公開できないのが残ってるのだがそれは当然公開しないので残っているネタではない)。「今日聴いた」「今聴いてる」ってのが俺の場合実は六日前に聴いてたものだったりするから、信用しちゃダメだぞ皆の衆。 いきなり二日前のことを書く。 本当はコートかブルゾンを買おうと思って下北沢まで行ったんだけど、結局イメージと金額がつり合うのが無くて断念した。今年もあの薄汚い3980円のコートで冬を越しちゃうのかなぁ。まあ、嫌いじゃないからいいんだけどさ。 コートは無いのにレコードは買う。下北ではレコファンとDRAMAが中古200円Off、ユニオンが3枚で10%Offをやっていた。で、こういうタイミングの時に限って、出てるんだよなぁ、エリックさんが。昨日書いたのはDRAMAで買ったJourneyman。 ユニオンにはSHMCDになる前の旧紙ジャケが大量放出されていた。しかも未開封新品が大半。これがなんと1000円。金がある時なら全部買いなのだが、今の経済状態では無理。やむを得ずその中からEC was Hereと、実は持っていなかったブルーズブレイカーズを買う。勿論これに20%offコーナーにあったゼップの海賊盤をつけるのも忘れない(ゼップは合計30%offになるわけだ)。 で、レコファンに行くと今度はフィルモアがあるワケですよ、ドミノズの。ってーかコレが本来の目当てだったんだけどね。頭の中には「服とドミノズ」があったんだ。ユニオンの衝動買いは若干痛かったな。金がないから迷ったんだけど、中古は一期一会。清水の舞台から投身自殺する勢いでレジに持っていく。たかだか2000円で清水も迷惑だろうが。 こんなクラプトン祭りやってて2月までに飽きないか不安だけどな(笑)。あ~、クロスロード箱欲しいな。 あとから調べたら、クロスロード2がEC was Hereの拡大版的な位置づけだと知ってそっちを買うべきだったかとがっかり。まあ、いいかぁ。エロジャケだし。
2009.01.06
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そーかやっぱり共演するか。でも飛び入りだとばかり思ってたがなぁ。まあ、これだけ金になりそうな話で金もうけしない手はねえよな。 それにしてもエリックさん、なんだか異常に公演数が多い上に追加も出てさらにジェフと共演2回って、ソレ売れてるの?ってーかこの不況って言われる中、あの高いチケットが売れまくるってすごい状況じゃないか。しかもアレだよね、Tears In HeavenとかChange The Worldとか演らないって、皆さん解ってんだよね?知らないのかな?演ると思って来てがっかりして帰るのかな?所謂「5代目」エリックはもう引退したんだよ?Laylaも「エリック・クラプトンの」じゃなくて「デレク&ドミノズの」を演るんだよ?大丈夫? ってまあ、にわかエリックファン的な門外漢の俺が心配することじゃないか。 とは言ってもJourneymanからは3曲くらいやるみたいだから、一応380円で入手しておきました。少し高かったな・・・出来れば200円台で欲しかった。まあ、ジョージのRun So Farが入ってるし、懐かしいBad LoveやPretending、Old Loveあたりも(懐メロとして)楽しめそうだから良しとするか。曲あたりのコストは100円切る。 あ、どっちかってーとBefore You Accuse Meが目当てだった筈なんだけどな・・・?
2009.01.05
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今日から仕事だ(朝更新してんじゃねえよ)。 「正月嫌い」を克服しつつあっても今日は昨日の続きで年が変わったところで何か劇的な変化があるとは信じていないのはまあ別に他の人が劇的な変化を信じていると思ってるわけでもないのだけどそういう意味での俺の新年はやはり2008年11月であったとしか言い様が無くここはやっぱりあの横浜アリーナこそが俺の初詣でであったと考えても全く差し支えは無いのではないかとさえ思える。 だからピート、ロジャー、ザック、ピノ、サイモン、ラビットに感謝を。 年末に会った友達の「私は音楽が無かったらどうなっていたか解らない」って発言が異様に頭に残っている。 この人は今まで会った印象では凄く明るい感じのある人なんだけど、そういう雰囲気を持った人が(勿論、俺が内面の深いところを知ってるわけじゃないから思うのだろうけど)そこまで言うってコトは音楽(聴くこと、演ること両方だと思う)の影響で何か内面の変化があったり、何か乗り越えられたり、とか、ともかく「救われた」とか「前進した」みたいな物があったんじゃないかと思う(そこまで聞かなかった気がするんだけど)。 勿論俺だって、長年音楽ファンやっててそういう経験は沢山あるんだけど、特にフーを見てからあと、妙にそういうことを強く感じているような気がする。あの時俺はフーから何か貰ったんじゃないか、っていう気が・・・、不思議なくらい。そういう感覚って信じないほうなんだけどさ。貰った、というより叩き起こされた感じかもな。 Hope I Die Before Get Oldってのはロジャーによると(少なくとも今の解釈では)「年をとる前に死にたい」じゃなくて「老け込む前に死にたい」って意味だという。63~4歳で老け込む気配のないロジャーとピートにはそれを歌う資格があるわけだ。 俺もなんだかんだでもう30代も終盤にさしかかるけど、老け込んでちゃあ「死ね」って意味なんだろうな。たかだか40手前の若造が生意気に年寄りぶってんじゃねえぞ、ってコトか。そうだな、ちょっとくらい発憤したっていいんじゃないか、俺だって。
2009.01.05
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フーの77年キルバーンDVD日本盤はいつ出るんでしょう。 amazonに曲目が載ってるけど、不思議なのがMy Wife / Going Mobileって表記。俺はこの日のブート(画像:Final Stage With Keith)持ってるけど、Going Mobileなんてどこにも入っていない。コレも完全収録のはずだし、メドレー表記なんだからMy Wifeがフルで終わってる時点でDVDの表記は不自然だ。それにこの時のMy WifeはKids Are Alrightのサントラ(映画には未収録)やLong Live Rockの12インチにも入ってるんだから。 そういうワケで推測すると、コレきっとこの曲のエンディングでロジャーがいつもやるアドリブのシャウト、「Keep on Movin'~」ってヤツをGoing Mobileと誤解して記載したんじゃないか。全然似てないんだけど、まあ「いつものアレ」がJoin' TogetherならコレがGoing Mobileだと思うのもまあ、無理が無いと言えないことも無いという気が無きにしもあらず、と言う感じか。 どーせライヴだし、リージョン1表記だけど日本でも見れるらしいし、買っちまおうかなぁ。
2009.01.04
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冬はハードロックかプログレ、またはジャズ、と言うのが基本だけど、ウィドウメイカーを聴いたワリにはあまりそっちモードがこないのでこの際だからウェラーのBBCを少しずつゆっくり聴くことにした。 前回通して聴いた中で一番気に入ったのがディスク3。91、93、96年のライヴを収録しているのだが、面白いのは勿論(って言うのはなんだが)やはり91年と93年だ。 明記されてはいないがおそらく91年の方はポール・ウェラー・ムーヴメント名義で行われたライヴだと思う。バンドも当時出たブリクストン・アカデミーのライヴと同じようなメンツだろう。 選曲はカヴァーとTSCの曲が中心で、新曲はKosmosのみ。ジャムのPity Poor Alfieも演奏されている。TSCの3曲は後のソロライヴでも採り上げられる曲で、ウェラー自身の気に入りっぷりがうかがえる。My Ever Changing MoodsもA Man of Great PromiseもTSC時代と同じアレンジで、キーボードの扱いの大きさが変わった程度。95~6年頃にはもっとアーシーなアレンジで採り上げられる前者がオリジナル通りに演奏されているのが興味深い。前者も2006年他のライヴではもっと骨太になっていた。 対してSpeak Like A Childは2008年のライヴで聴けた「That's Entertainmentそっくり」ヴァージョン。この頃からやってたんだねえ。間奏でItchcoo Parkのフレーズを一瞬歌う。 カヴァー曲はJust Like YesterdayもWork to Doも初出。どちらもアレンジがTSC的で(In Concertに入っているカヴァー群と聴き比べると特に感じる)、この時期は過渡期だったことがよく解る。 93年の方は正式にソロ名義に戻したツアーからで、個人的にはブートでも聴き馴染んだ時期の物だ(この時期のブート2枚持ってる)。メンバーも一新され、ホワイティ、ジャコに加え、カーメル、ヘレン、ジークといったTSCに参加していたメンバーで揃えられた。にもかかわらず、ムーヴメント期より明らかにTSCから離れたサウンドに進化している。 What's Goin' On~Uh-huh Oh Yeahがオープニングが基本。Bull Rush / Magic BusはおそらくシングルSunflowerに入っていたものと同テイク。ジャコのフルート、ジークのパーカッションの影響下、後の時期よりアシッドジャズっぽさが強い演奏なのが特徴。 注目したいのはStudio 150で再演されるHercules。実はこの時点で既にアレンジが完成しているのだ。あのアルバムのセッションで久々にジャコが呼ばれたのはこの辺とも関係がある・・・? 96年のライヴは前半部分で、ディスク4に続くのでまた次の機会に紹介する(いつになるか知らないが)。
2009.01.04
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ほしいな、コレは。いやぁ、この値段ははっきり言ってとても買えないけど、ってーか買ったところでどーするんだ、って世界だけど、う~ん、欲しいな(笑)。ホント、欲しいだけだけど。これに3万円出せる酔狂なヤツと友達になって貸してもらいたい(あ~、割引で3万、定価は4万かぁ・・・さらに無理だな)。 amazonの紹介、およびwikiの記述によると「顔見せぬスタッフ、スティーヴとの掛け合いが」とあるが、スティーヴは顔どころか声も出すことは無く、もっと言えばスティーヴが実在するかどうかさえ曖昧であり、そこが俺は好きだった。 よく考えればホワイティやマリオット、ウィンウッドよりも、最初に好きだった「スティーヴ」なのだなあ、とも思うが。だからなんだという気もするが。 グレアム・カーの吹き替えは黒沢良(他にも二人ほどいたようだが)が行っているが、なぜか俺は広川太一郎か野沢那智だと思い込んでいた。多分あの軽妙(というよりむしろ軽薄)な調子のせいなんだろうな。しかも実はチキチキマシン猛レースのナレーションも広川だと思い込んでいたことがあり、要するに俺は広川/野沢の区別がろくすっぽついていなかったらしい(広川はキザトト君の声を担当している)。 ソレにしても見たいなぁ。まあ、多分ニコ動やYouTubeで簡単に見られそうな気もするんだけどな(調べてないけどな)。
2009.01.03
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友人Tが「牧草食いに行くけど暇か」と言うので高校時代の仲間と牧草を食ってきた。ってーか正確にはTの自宅で鍋をつついていただけなのだが。Mが妻子連れで登場。相変わらずで何より。Fって結婚してたって俺聞いたかなぁ。「2年くらい経ってますよ」と本人は言うのだが。ヤツも間が抜けてるので伝え忘れか、俺が聞いて忘れたかはもはや闇の中である。 年末にグレイトフル・デッドの箱、The Golden Roadの中古が半額以下で売っていたので衝動買いする。「今年最後の大物買いだ~」と思っていて家で開けたら中の各CDのジャケが「お前どうやって保管してたんだよ!」ってくらいのボロさ。破けたりはしてないんだけど、何故か表面が異常にスレている。CDの盤面は大丈夫そうだし、ブックレットとかは奇麗だからまあ、許すか・・・安かったしな。 でも聴いてない。 聴いたのはビリー・プレストン65年のインストカヴァー集。リリースした当時欲しかったけど買いそびれてて、その後Mo.のウチで聴いて凄く格好良くて更に欲しくなったけど後の祭りで、そのまま忘れてたら例のVirgin↓ツタヤのワゴンセールで780円。しかも未開封新品。迷わずゲット。 格好いい~、んだけど、流石倒産直前のVee Jay録音。予算なんか一個も無かったのが忍ばれる恐らくワンテイク録音。明らかに構成間違ってるのにそのまま知らんぷりして曲が進行(オルガンのメロディも1小説くらいでしらばっくれてついて行く)。そういうのを録り直さずにそのまんまレコードにしている豪快っぷり。それでも格好いいんだからたまらない。 って後から調べたら紙ジャケ(しかも俺が買ったのと違う、オリジナルジャケで)が出てるのね・・・すこしがっかり。 他には「少し慣れておこう」ってことでドミノズを出来るだけ毎日聴くようにしている。従弟に訊いたら「クラプトンは461まで聴いとけばいいよ」とのコトなので安心。
2009.01.03
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ビーチボーイズで能天気に年を越したのもつかの間、朝適当にテレビのチャンネルを変えたらアニマックスでガンダムをやっていた。丁度リュウさんが死ぬところ。いきなりディープな年明けである。 一日も従弟が来た。「たまにはギターくらい持ってこいよ」って言ったらアコギ(ってーか、今手元にあるのがそれしかないということで、クラシックギター)をもって現れたので、俺もタンバリン、マラカス、ジャンべ、ボンゴを持ち出し対抗する。 結局半日二人で、居間でジャムセッション。思いつくまま、アコギとパーカッションで演りやすい曲やアコギとパーカッションではとても無理な曲が出鱈目に飛び出す。TSCのMe Ship Came In!とかいきなり弾き出すからな。Behind Blue Eyesの歌詞を俺が全部覚えていたのにも驚いた。 全般にポールの曲が多かったのはやっぱり基本弾き語りで書いてるから演りやすかったんだろう。 夕方、つけっぱなしで音が消してあったテレビのチャンネルを変えていたら今度はTVKでガンダムの映画がやっていた。適当に吹き替えをして遊んでいたら、「サイド6でのアムロと様々な人々(ララァ、父、シャア)との出会い」の一連の流れが、「この辺はおかしな人が多くて嫌だなぁと思っているアムロ」の独白シーンに変わってしまった。だってさぁ、「電波っぽい女」「狂っちゃったお父さん」「変な扮装の男(しかも電波女連れ)」と次々出会うんだぜ。普通うんざりするよな。
2009.01.02
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2009年です。2008年が滑り込みで無理矢理良い年になったのでこの雰囲気を持続して行きたい所存あります。「新年の挨拶風の発言が俺から出るなんて信じられない」と、古くから見てらっしゃる方々は感じるのではないか、とも思いますが、まあ、そういう気分なんだよ!いいじゃねえかたまには。 親戚が来ていて、例年通り従弟と妹とDVDを見たりしていた。従弟がビルボードトップ10の本、しかも79~88年ってヤツを持ってきたので、それを見て盛り上がる。ランキングを見ていると、明らかに「この日絶対見てるよ!」ってのがあるのね(TVKのビルボードトップ40で)。「Walk Of LifeとSpies Like Usが並んでチャートインしてて一位がアレ」とか、そういう記憶がどんどん引きずり出されてくる。 そんな流れで3人でLive AidのDVDを見て、80年代ファッションの面白さを含め盛り上がる。シャーデーとTSCだけが明らかに(ある程度今の目でも理解出来るレベルでの)お洒落だったり、英国勢の方が米国勢よりお洒落(当時の感覚で)だったり、っても比較対象がビーチボーイズってのはあまりにも不公平だが。 ビーチボーイズはカールだけがスーツでキメて(あとはポロシャツかアロハ)いて、「カールだけビーチボーイズじゃないよ!」とか言って笑っていたがやはりあの声は宝であると言うことでは当然意見の一致をみる。そして、気付いたらGood Vibrationで年を越してしまっていた。2009年年越しに1985年夏のビーチボーイズなんて明らかにおかしいよ、と3人で爆笑のうちに本年を迎える。そして間髪入れずにSurfin' USA。妹に至っては「Surfin' USAが新年一曲目なんて今年は絶対いい年に違いない!」と爆笑しながら断言した。 妹曰く「厄年も終わったし」俺は厄年とか一切解らないので、従弟に「厄年っていつ?」と聞くと「ミュージシャンの厄年は27歳だよ」。ちげえねえ。
2009.01.01
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